霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
目 次設 定
設定
印刷用画面を開く [?]プリント専用のシンプルな画面が開きます。文章の途中から印刷したい場合は、文頭にしたい位置のアンカーをクリックしてから開いて下さい。[×閉じる]
話者名の追加表示 [?]セリフの前に話者名が記していない場合、誰がしゃべっているセリフなのか分からなくなってしまう場合があります。底本にはありませんが、話者名を追加して表示します。[×閉じる]
表示できる章
テキストのタイプ [?]ルビを表示させたまま文字列を選択してコピー&ペーストすると、ブラウザによってはルビも一緒にコピーされてしまい、ブログ等に引用するのに手間がかかります。そんな時には「コピー用のテキスト」に変更して下さい。ルビも脚注もない、ベタなテキストが表示され、きれいにコピーできます。[×閉じる]

文字サイズ
フォント

ルビの表示



アンカーの表示 [?]本文中に挿入している3~4桁の数字がアンカーです。原則として句読点ごとに付けており、標準設定では本文の左端に表示させています。クリックするとその位置から表示されます(URLの#の後ろに付ける場合は数字の頭に「a」を付けて下さい)。長いテキストをスクロールさせながら読んでいると、どこまで読んだのか分からなくなってしまう時がありますが、読んでいる位置を知るための目安にして下さい。目障りな場合は「表示しない」設定にして下さい。[×閉じる]


宣伝歌 [?]宣伝歌など七五調の歌は、底本ではたいてい二段組でレイアウトされています。しかしブラウザで読む場合には、二段組だと読みづらいので、標準設定では一段組に変更して(ただし二段目は分かるように一文字下げて)表示しています。お好みよって二段組に変更して下さい。[×閉じる]
脚注 [?][※]や[#]で括られている文字は当サイトで独自に付けた脚注です。まだ少ししか付いていませんが、目障りな場合は「表示しない」設定に変えて下さい。ただし[#]は重要な注記なので表示を消すことは出来ません。[×閉じる]


文字の色
背景の色
ルビの色
傍点の色 [?]底本で傍点(圏点)が付いている文字は、『霊界物語ネット』では太字で表示されますが、その色を変えます。[×閉じる]
外字1の色 [?]この設定は現在使われておりません。[×閉じる]
外字2の色 [?]文字がフォントに存在せず、画像を使っている場合がありますが、その画像の周囲の色を変えます。[×閉じる]

  

表示がおかしくなったらリロードしたり、クッキーを削除してみて下さい。


【新着情報】10月30~31日に旧サイトから新サイトへの移行作業を行う予定です。実験用サイトサブスク
マーキングパネル
設定パネルで「全てのアンカーを表示」させてアンカーをクリックして下さい。

【引数の設定例】 &mky=a010-a021a034  アンカー010から021と、034を、イエローでマーキング。

          

第三〇章 (あま)岩戸(いはと)〔五二六〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第12巻 霊主体従 亥の巻 篇:第4篇 古事記略解 よみ(新仮名遣い):こじきりゃっかい
章:第30章 天の岩戸 よみ(新仮名遣い):あまのいわと 通し章番号:526
口述日: 口述場所: 筆録者:松村真澄、谷村真友[#講演筆録] 校正日: 校正場所: 初版発行日:1922(大正11)年9月30日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
天照大御神はあまりのことに、天の岩戸に籠もってしまったが、これは現代で言えば、主宰の地位を辞職された、ということである。
世の中の統治が崩れて混乱した。そこで貴賎の別なくすべての人々が国家を憂い、集まって議論をした。
そして思兼の神の発案によって、天から下った教えを取り、世を治めるために必要な武具を作り、霊能の反映であり言霊である鏡を作ったのである。
そうして、神占を行って神勅を乞うたのである。その結果、祭典を行って天神地祇を祀らねばならぬ、という結論に決まった。神楽の準備をなされた。
今日の世の中は、ちょうど神楽の獅子舞のように混乱紛糾の極みにいたっていると見ることができる。
天の宇受女命とは、難局に当たって活躍する男勝りの女である。それが飛んだり跳ねたり、国家的大活動をなした、ということである。そこで八百万の神々らは元気付いて、どっと笑った。
信仰ができて神の御心がわかったならば、国家的な大難にも、談笑遊楽のうちに対処することができるようになるのである。
天照大御神の姿が鏡に映ったというのは、鏡は言霊であるから、八百万の神々が言霊によって岩戸を開いた、ということを意味しているのである。一つの大きな言霊を為して、天照大御神をお寄せになった、ということである。
さて、岩戸が開いた後、岩戸を閉めた者を罰しなければならない。しかし岩戸が閉まった原因を作ったのは、本来はほとんど世界中の八百万の神々の責任である。しかし全員を罰するわけにはいかないので、贖い主を立てる必要がある。
罪ある神々は自分を省みず、もったいなくも須佐之男命御一柱に罪を負わせて、根の堅洲国に追放されたのであった。
変性男子の役目は統治であるが、変性女子の役目は、この世が続く限り、罪人のためにどこまでも犠牲になる、ということなのである。
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる] 備考: タグ:御統麻琉(美須麻琉) データ凡例: データ最終更新日:2021-06-12 12:28:55 OBC :rm1230
愛善世界社版:273頁 八幡書店版:第2輯 728頁 修補版: 校定版:289頁 普及版:121頁 初版: ページ備考:
初出[?]この文献の初出または底本となったと思われる文献です。[×閉じる]神霊界 > 大正9年11月11日号(第131号) > 天の岩戸開〔古事記の真解〕
001 今迄(いままで)(こら)へに(こら)へておいでになつた天照(あまてらす)大御神(おほみかみ)は、002(あま)りの(こと)(おどろ)(かつ)(いか)(あそ)ばして(これ)ではもう(たま)らぬといふので、003(あま)岩屋戸(いはやど)()てて直様(すぐさま)その(なか)にお(はい)りになり、004()(かた)(とざ)してお(こも)りになつて(しま)つた。005(これ)(また)形容(けいよう)でありまして、006(ちひ)さく(たとへ)()ますれば、007この東京市(とうきやうし)市長(しちやう)(をさ)めて()る。008(しか)るに到底(たうてい)(わたくし)(ちから)では東京(とうきやう)(をさ)まらない、009仕方(しかた)がないと()つて辞職(じしよく)して(しま)ふ。010市役所(しやくしよ)()()ない(やう)になる。011一国(いつこく)(つい)()へば総理(そうり)大臣(だいじん)(わたくし)(ちから)でこの(くに)(をさ)まらないからと()つて辞職(じしよく)して(しま)ふ。012一国(いつこく)にしても一市(いちし)にしても、013主宰者(しゆさいしや)()らぬでは(ほか)(もの)にはどうする(こと)出来(でき)ないと()(その)(ひと)辞職(じしよく)されて(しま)うたなら(その)(くに)なり(その)()なりはどうでせう。014(つま)(この)只今(ただいま)でいふ辞職(じしよく)といふのが、015(あま)岩屋戸(いはやど)天照(あまてらす)大御神(おほみかみ)がお(こも)りになつたと(おな)(やう)なことであります。
016 『(すなは)高天原(たかあまはら)(みな)(くら)葦原(あしはら)中津国(なかつくに)(ことごと)(くら)し』
017 真暗闇(まつくらやみ)では()うしようにも方針(はうしん)がつかない、018葦原(あしはら)中津国(なかつくに)大政府(だいせいふ)(たほ)れた(ため)(その)所在地(しよざいち)たる高天原(たかあまはら)(はじ)全国(ぜんこく)()()えたる(ごと)くになつて(しま)つた。019(しも)(はう)(もの)では施政(しせい)方針(はうしん)(わか)らない。020どうもかうも()のつけ(やう)がない。
021 『(ここ)(よろづ)(かみ)のおとなひは、022五月蠅(さばへ)なす(みな)()き、023(よろづ)(わざはひ)(ことごと)(おこ)りき』
024 今度(こんど)はもう(ひる)(よる)もない真暗(まつくら)がりぢや。025()うなつて()ると()(なか)はどうなり()くか、026丁度(ちやうど)今日(こんにち)(つい)(かんが)へて()ると面白(おもしろ)い。027政治(せいぢ)勿論(もちろん)教育(けういく)経済(けいざい)も、028内治(ないぢ)外交(ぐわいかう)滅茶(めつちや)苦茶(くちや)である。029一切(いつさい)万事(ばんじ)真暗(まつくら)がりの()になつてゐる。030どこにどうしようにも見当(けんたう)がつかない。031()うなつて()ると、032(これ)(はつ)して()るのは(かく)階級(かいきふ)風俗(ふうぞく)紊乱(びんらん)であります。033不良(ふりやう)人民(じんみん)()窃盗(せつたう)横行(わうかう)し、034強盗(がうたう)(かほ)()す、035神代(かみよ)(おい)ても、036(よろづ)(わざはひ)(すべ)ての(こと)に、037彼方(あちら)にも此方(こちら)にも()(ぐわつ)(はい)(ごと)くに発生(はつせい)して()たのである。038(これ)(あま)岩屋戸(いはやど)(がく)れと(まを)すのでありますけれども、039今日(こんにち)世態(せたい)(かんが)へますと、040(あたか)神代(かみよ)()ける岩屋戸(いはやど)()てられた(とき)(おな)じやうに(おも)はれます。
041 『(これ)(もつ)八百万(やほよろづ)(かみ)
042はどうする(こと)出来(でき)ないから、
043 『(あめ)安河原(やすかはら)神集(かむつど)ひに(つど)ひて』
044相談(さうだん)をなされた。045(これ)高天原(たかあまはら)(すなは)天上(てんじやう)議場(ぎぢやう)(あつ)まつたのだと()(ひと)もあります。046平等(びやうどう)なる神々(かみがみ)(さま)が、047(もの)(あら)ふ、048(なが)すと()意味(いみ)公平(こうへい)無私(むし)なる土地(とち)(あつ)まつたのであります。049(やす)ということは安全(あんぜん)()ふことで、050この(やす)らかなる地点(ちてん)(すなは)風水火(ふうすゐくわ)なり饑病戦(きびやうせん)なりその()(すべ)ての禍災(くわさい)(ふせ)ぐことの出来(でき)る、051(しか)(なん)()圧迫(あつぱく)(かうむ)ることのない場所(ばしよ)であります。052さうしてこの(きよ)らかな場所(ばしよ)へは、053上下(じやうげ)貴賤(きせん)区別(くべつ)なく(すべ)ての人々(ひとびと)が、054(くに)(うれ)ひ、055国家(こくか)(すく)はなくてはならぬと()ふ、056(きよ)らかな精神(せいしん)(もつ)(あつ)まつて()たのであります。
057 『高御(たかみ)産巣日(むすび)(かみ)御子(みこ)058思兼(おもひかね)(かみ)(おも)はしめて』
059 この思兼(おもひかね)(かみ)今日(こんにち)でいうと枢密院(すうみつゐん)議長(ぎちやう)といふ(やう)役目(やくめ)であります。060一番(いちばん)思慮(しりよ)(ふか)(ひと)061さうして(かみ)(をしへ)()けた(ひと)062この(ひと)(あま)岩屋戸(いはやど)(ひら)天下(てんか)(すく)ふべき方法(はうはふ)(たづ)ねまして、063その結果(けつくわ)
064 『常夜(とこよ)長鳴鳥(ながなきどり)(つど)へて()かしめて』
065 常夜(とこよ)といふのは常闇(とこやみ)()(こと)であります。066(すなは)永遠(ゑいゑん)無窮(むきう)日月(じつげつ)(とも)に、067国事(こくじ)(つい)(うれ)活動(くわつどう)をして()(かみ)068(これ)()(かみ)(たち)(あつ)めて()かせるといふのは各自(めいめい)意見(いけん)()かせると()(こと)である。069その結果(けつくわ)
070 『(あめ)(やす)(かは)河上(かはかみ)(あま)堅石(かたいは)()り、071(あま)金山(かなやま)(かね)()りて、072鍛人(かぬち)073天津(あまつ)麻羅(まら)()ぎて、074伊斯許理度売(いしこりどめ)(みこと)(おほ)せて(かがみ)(つく)らしめ』
075 この(かた)(いは)()るといふことは、076皇化(くわうくわ)万世(ばんせい)(うご)かぬ(いは)(まつ)といふ、077(てん)から(くだ)つた(ところ)(をしへ)()るといふことである。078(あま)金山(かなやま)(かね)()るといふことはどちらもカネである。079鍛人(かぬち)080これは鍛冶屋(かぢや)といふ意味(いみ)でありますけれども、081(すべ)()(をさ)めるに必要(ひつえう)なる道具(だうぐ)082一切(いつさい)武器(ぶき)などを(こしら)へたのであります。083(つぎ)(かがみ)(つく)らしめる。084(かがみ)人物(じんぶつ)反映(はんえい)である。085霊能(れいのう)反映(はんえい)である。086(ゆゑ)歴代(れきだい)天皇(てんのう)(これ)()(まつ)りになつて()る。087(かがみ)皇室(くわうしつ)宝物(ほうもつ)になつて()るのであります。088(かがみ)(かみ)であります。089さうして言霊(ことたま)であります。090言霊(ことたま)七十五(しちじふご)(おん)真澄(ますみ)(かがみ)(まを)します。091三種(さんしゆ)神器(しんき)(ひとつ)八咫(やあた)(かがみ)(まを)すのは(すなは)七十五(しちじふご)(せい)言霊(ことたま)であります。092それから言霊(ことたま)日本人(にほんじん)のは非常(ひじやう)円満(ゑんまん)清朗(せいろう)であるといふのは、093(これ)日本(にほん)(くに)(きん)(とく)があるからであります。094()(なか)(きん)といふものが(おほ)い、095外国(ぐわいこく)(ちが)うて黄金(わうごん)(せい)(おほ)い。096(ゆゑ)日本人(にほんじん)音声(おんせい)(きよ)いのであります。097鳴物(なりもの)でも(きん)(はい)つて()ると()()()ます。098(きん)(おほ)いと()(こと)(ため)(あま)金山(かなやま)(かね)()りてと()()るのであります。099それから伊斯許理度売(いしこりどめの)(みこと)(かがみ)(つく)らしめるとは、100伊斯許理度売(いしこりどめの)(みこと)()発音(はつおん)であつて、101斯許理(しこり)といふのは熱中(ねつちゆう)することで、102一生(いつしやう)懸命(けんめい)(くに)(ため)奔走(ほんそう)する(かみ)103さういふ(かみ)()せて言霊(ことたま)(かがみ)(つく)らせたのであります。104(つぎ)に、
105 『(たま)(つく)らしめ』
106(また)
107 『(あま)香山(かぐやま)真男鹿(さをしか)
108(つの)()つて(うら)なはしめることになつた。109(あま)香山(かぐやま)といふのは鼻成山(はななすやま)()意義(いぎ)で、110神人(しんじん)()かす(やま)(こと)であります。111(この)
112 『(あま)香山(かぐやま)真男鹿(さをしか)(かた)打抜(うちぬ)きに()きて』
113 さうして()ういふことをしたらよいか神勅(しんちよく)()はれたのであります。114(いま)神占(おみくじ)(ほとん)どそんなことはありませぬが、115(むかし)鹿(しか)(ほね)()()いて、116その割目(われめ)吉凶(きちきよう)(うらな)うた。117実際(じつさい)八百万(やほよろづ)(かみ)(あつ)まつて、118種々(しゆじゆ)雑多(ざつた)なことをして(くに)()めにどうしたらよいかと(かんが)へた。119(その)(うち)には(えき)()(かみ)もあつたので御座(ござ)います。120(えき)()方針(はうしん)()めたり、121(その)()いろいろに(かんが)へ、122四方(しはう)八方(はつぱう)から(かんが)へて()つた結果(けつくわ)123そこで(はじ)めて、124岩屋戸(いはやど)(ひら)くに(つい)ては祭典(さいてん)をして天神(てんしん)地祇(ちぎ)(まつ)らなくてはいかぬといふことに(きま)つた。125()づ、
126 『真賢木(まさかき)を、127根抜(ねこぢ)(こじ)て、128上枝(ほつえ)八咫(やさか)勾珠(まがたま)の、129五百津(いほつ)御統麻琉(みすまる)(たま)()()け、130中枝(なかつえ)には、131八咫鏡(やあたかがみ)()りかけ、132下枝(しづえ)に、133(しろ)丹寸手(にぎて)134青丹寸手(あをにぎて)()()でて』
135 つまりこれは今日(こんにち)()神楽(かぐら)であります。136伊勢(いせ)神宮(じんぐう)では(むかし)から十二組(じふにくみ)大神楽(だいかぐら)がありますが、137これは岩屋戸(いはやど)(びら)きの(こと)をお(しめ)しになつて()るのであります。
138 (まへ)にも申上(まをしあ)げましたやうに現代(げんだい)世態(せたい)(かんが)へますると今日(こんにち)所謂(いはゆる)世界(せかい)大神楽(だいかぐら)(そう)しなくてはならぬときであります。139あのお神楽(かぐら)のときに()(まゐ)りまする翁獅子(おきなじし)140あれは(すで)(おほ)きなおそろしい(つら)をした獅子(しし)(かぶ)つて、141(かたな)(くち)にくはへ()()らして()る。142この(かたち)(なん)であるか。143()(きん)144(はな)(あな)(きん)145()(きん)146(しか)(その)(くち)(うご)かして、147本当(ほんたう)(おそ)ろしいやうであるけれど、148真中(まんなか)には(ひと)(はい)つて(あやつ)つて()るばかりか、149(あたま)(はう)こそ立派(りつぱ)だが(うしろ)(はう)には()(なに)もない。150だんだらの(すぢ)のやうなものが(はい)つてゐる(ぬの)()ぎない。151そこにも(ひと)(かく)れて()(まへ)(もの)調子(てうし)(あは)せて(あやつ)つて()る。152これが獅子舞(ししまひ)真相(しんさう)であります。153(ところ)今日(こんにち)世界(せかい)外交術(ぐわいかうじゆつ)(みな)この獅子舞(ししまひ)であります。154表面(へうめん)非常(ひじやう)(おほ)きないはゆる獅子口(ししぐち)()けて、155(いま)にも()みつきさうにして、156(おそ)ろしいやうであるが、157(なか)(はい)つて()ると、158(ひと)獅子(しし)(くち)()けて()うてゐるのである。159ちやうど今日(こんにち)神楽(かぐら)をあげてゐるのである。160それから大神楽(だいかぐら)のときに芸人(げいにん)(まり)()げたり、161(おろ)したりする。162これは(みたま)(あが)(さが)りを(しめ)して()るのである。163また(いつ)(しやく)(ぐらゐ)両端(りやうたん)布切(ぬのぎ)れの()いた(めう)(ぼう)のやうなものを()げたり(おろ)したりする。164これは()(なか)(はしら)が、165(うへ)のものは下敷(したじき)となり(した)のものは(うへ)になりて()く、166(すなは)立替(たてかへ)をするといふことを(しめ)してあるのである。167それから(ぼん)(うへ)(かさ)()一文銭(いちもんせん)(ころ)がせて一生(いつしやう)懸命(けんめい)きりきり(まは)して()る。168これは(なに)をして()るのであるかといふと、169今日(こんにち)()(なか)金融(きんゆう)逼迫(ひつぱく)して、170一文(いちもん)(かね)一生(いつしやう)懸命(けんめい)(はし)(まは)つてゐる。171(せん)(ゑん)財産(ざいさん)でもつて一万(いちまん)(ゑん)二万(にまん)(ゑん)もの仕事(しごと)をしてゐる。172だから一朝(いつてう)経済界(けいざいかい)変調(へんてう)(おこ)るとポツツリ運転(うんてん)(とま)つて(しま)ふ。173そう()工合(ぐあひ)金融(きんゆう)切迫(せつぱく)してゐると()(こと)(あらは)してゐる。174(つぎ)(つるぎ)(まひ)をやつて()る。175(あたま)()につけて()()になつて一生(いつしやう)懸命(けんめい)にやつてゐる。176これはいはゆる危険(きけん)相互(さうご)(きずつ)(たふ)れると()戦争(せんそう)をして()意味(いみ)である。177それから茶碗(ちやわん)(みづ)をつぎ()(なが)(ほそ)(たけ)(さき)にのせて、178(した)から芸人(げいにん)がキリキリ(まは)して()る。179あの(とほ)(あやふ)い。180茶碗(ちやわん)()ちたらポカンと()れる。181無論(むろん)(みづ)はこぼれる。182(ところ)()ちないのはこのキリキリ(まは)して()(たけ)(ところ)(かなめ)であるからで、183すなはち(かなめ)(にぎ)つて()るからであります。184(かなめ)()ふものは中心(ちうしん)である。185いはゆる(かみ)であるからして()つくり(かへ)らぬ。186(また)おやまの道中(だうちう)()(こと)をやりますが神楽(かぐら)出来(でき)て、187獅子舞(ししまひ)姿(すがた)でおやまの道中(だうちう)をして()真似(まね)をする。188ちやうど今日(こんにち)()(なか)(やう)(をとこ)(あたま)(うへ)(をんな)(あが)つて()るやうな工合(ぐあひ)になつて()る。189それから獅子(しし)後持(あともち)といふのがある。190さうしておやまの道中(だうちう)には(がさ)をさして(めう)獅子舞(ししまひ)(いた)しますが、191今日(こんにち)()(なか)()きましても(をとこ)(した)になり(をんな)(うへ)になつて(これ)使(つか)つてるのと(おな)(こと)でありますが、192またこの獅子舞(ししまひ)達磨(だるま)大師(だいし)真似(まね)をして()せる。193(あし)(した)にして(だい)()になつたり、194逆様(さかさま)にひつくり(かへ)つたりして()せる。195(うへ)になつたり(した)になつたりキリキリ(まひ)をしてゐる。196後持(あともち)(だい)()になつて()せたり逆様(さかさま)になつて()せたりする。197(うへ)のも(だい)()198(なか)のも(だい)()199あとのも(だい)()逆様(さかさま)ぢやと(まを)して一生(いつしやう)懸命(けんめい)やつてゐる。200一方(いつぱう)では大神楽(だいかぐら)親父(おやぢ)()ふのがあつて、201片方(かたはう)芸人(げいにん)真似(まね)をしては邪魔(じやま)をしたり、202いらぬ(くち)(たた)いたりして、203(あたま)をポンと(たた)かれたり、204()かれたりしてお(きやく)さまを(わら)はせる。205(わら)はせる(だけ)ならよいが大変(たいへん)邪魔(じやま)をする。206この親父(おやぢ)(おし)(つんぼ)真似(まね)をして(まひ)もせずに邪魔(じやま)をする。207今日(こんにち)()(なか)にもかう()獅子舞(ししまひ)親父(おやぢ)がゐる。208元老(げんらう)とか(なん)とか()うて、209(わか)屈強(くつきやう)(ざか)りの(もの)一生(いつしやう)懸命(けんめい)芸当(げいたう)をやつてゐる(ところ)口嘴(くちばし)()したり、210邪魔(じやま)をしたりする、211(とき)には(あたま)をポンとやられる。212さうして一番(いちばん)しまひに()(ゑん)なり()(ゑん)なりの(かね)をせしめる、213(げい)をすませて、214親父(おやぢ)はアバババと()うて(かへ)つてしまふ。215このアバババは言霊(ことたま)から(まを)しますと、216(すべ)ての(もの)(をは)り、217大船(おほふね)海上(かいじやう)沈没(ちんぼつ)をした(とき)や、218()いた(くち)(ふさ)がらぬ(やう)(こま)つて失望(しつばう)したとき、219どうもこうも出来(でき)ぬやうな苦境(くきやう)(おちい)つてしまつたと()(とき)表示(へうじ)であります。220()(かく)221今日(こんにち)()(なか)大神楽(だいかぐら)(まは)して()(とき)であります。222神代(かみよ)岩戸(いはと)(びら)きの神楽(かぐら)と、223今日(こんにち)()神楽(かぐら)とは余程(よほど)(かは)つて()りますけれども、224その大精神(だいせいしん)(おい)ては同一(どういつ)であります。
225 神楽舞(かぐらまひ)(とき)囃子(はやし)太鼓(たいこ)()つのは大砲(たいはう)小銃弾(せうじうだん)爆裂弾(ばくれつだん)(ひび)(わた)形容(けいよう)であり(ふえ)()くのはラツパを()()てる形容(けいよう)であり、226銅鉢(どうばち)左右(さいう)()()つてチヤンチヤン()らし()てるのは、227世界(せかい)両方(りやうはう)(わか)れて(たがひ)打合(うちあ)ふといふ(こと)暗示(あんじ)であります。
228 そこで、
229 『(あめ)宇受売(うづめの)(みこと)230(あま)香山(かぐやま)(あま)(ひかげ)を、231手次(たすき)()けて、232(あめ)真析(まさき)(かづら)として、233(あま)香山(かぐやま)小竹葉(ささば)手草(たぐさ)()ひて、234(あま)岩屋戸(いはやど)空槽伏(うけふ)せて』
235 いろいろの()(あたま)につけたり、236(かづら)(たすき)にかけたりして、237岩屋戸(いはやど)(まへ)()つて、238()きたり逆様(さかさま)になつたり、239足拍子(あしびやうし)()つてどんどんどんどんやつた。
240 『()動響(とどろか)し、241神懸(かむがかり)して、242胸乳(むなちち)()()で、243裳紐(もひも)陰上(ほと)()()れき』
244 岩屋戸(いはやど)(ひら)(ため)に、245宇受売(うづめ)(みこと)()きたり、246逆様(さかさま)になつたり、247一生(いつしやう)懸命(けんめい)神懸(かむがか)りをやつた。248神懸(かむがか)りに()いてはここには省略(しやうりやく)する。249これはその(ひと)一人(ひとり)(こと)ではありませぬ。250宇受売(うづめ)()ふのは、251(をんな)(こと)(まを)しますが、252(ぞく)男女(をとこをんな)()はれる(をんな)であつて、253(をとこ)のやうな(つよ)(ひと)をオスメまたはオスシと()ひます。254これは宇受売(うづめ)から(はじ)まつたのである。255(をんな)(をんな)らしくしなければならないので御座(ござ)いますけれども、256(しか)(なが)ら、257(あま)岩屋戸(いはやど)(しま)つたと()(やう)(くに)大事(だいじ)(さい)には、258(をんな)だとて(をんな)らしくして()られない場合(ばあひ)があります。259(をとこ)(をんな)(かみ)(さま)がなされました(やう)一生(いつしやう)懸命(けんめい)になつて国事(こくじ)奔走(ほんそう)せなければならぬ。260(すべ)(をんな)()(もの)(ひと)(こころ)(やはら)げる(ところ)天職(てんしよく)()つて()ります。261(いま)(たれ)(かれ)も、262(みな)(もの)岩戸(いはと)(びら)きの(ため)心配(しんぱい)をしてゐる。263(かほ)をしかめて(かんが)()んでゐるその(さい)に、264宇受売(うづめの)(みこと)265すなはち男勝(をとこまさ)りの(をんな)()()て、266とんだり、267()ねたり、268腹匐(はらば)うたり、269面白(おもしろ)(こと)をして()せたり、270いはゆる国家(こくか)(てき)大活動(だいくわつどう)をした(ため)に、
271 『かれ高天原(たかあまはら)272(ゆす)りて八百万(やほよろづ)(かみ)273(とも)(わら)ひき』
274 一度(いちど)にどつと(わら)つた。275非常(ひじやう)元気(げんき)づいて国家(こくか)一大(いちだい)難局(なんきよく)談笑(だんせう)快楽(くわいらく)(うち)(をさ)めて(しま)つたのであります。276現代(げんだい)(おい)ても(をんな)(かた)活動(くわつどう)して(くだ)されまして岩屋戸(いはやど)(ひら)(やう)にせなければならぬと(ぞん)じます。277(むかし)もさうでありました。
278 『ここに、279天照(あまてらす)大御神(おほみかみ)280(あや)しと(おも)ほして、281(あま)岩屋戸(いはやど)細目(ほそめ)(ひら)きて、282(うち)より()(たま)へるは』
283 岩屋戸(いはやど)(かく)れてゐられました大神(おほかみ)(さま)は、284(いま)(わたくし)岩屋戸(いはやど)(かく)れて(しま)つた以上(いじやう)は、285葦原(あしはら)(なか)(くに)も、286天地(てんち)(とも)真闇(まつくら)になつて、287さぞ神々(かみがみ)(こま)つてゐるであらう、288(おも)ふに何故(なにゆゑ)岩屋戸(いはやど)(そと)で、289太鼓(たいこ)()つ、290(かね)(たた)く、291(ふえ)()く、292どんどん足拍子(あしびやうし)がする、293宇受売(うづめ)(みこと)(うれ)しさうに(さわ)ぐ、294八百万(やほよろづ)(かみ)たちが一緒(いつしよ)になつてどつと(わら)(あそ)ぶ。295(あま)不思議(ふしぎ)(おも)はれて(なか)から(あふ)せになつた。
296 『()(かく)れますに()りて、297(あま)(はら)(おのづか)(くら)く、298葦原(あしはら)中津国(なかつくに)(みな)(くら)けむと(おも)ふを、299何故(などて)(あめの)宇受売(うづめ)(あそ)びし、300(また)八百万(やほよろづ)(かみ)301諸々(もろもろ)(わら)ふぞ』
302 何故(なにゆゑ)そんなにをかしいか。303すると(あめの)宇受売(うづめの)(みこと)が、
304 『()(みこと)(まさ)りて、305(たつと)(かみ)(いま)すが(ゆゑ)に、306歓咲(ゑら)(あそ)ぶと(まを)しき』
307 (なん)でもその(くに)大国難(だいこくなん)出来(でき)たときは()なの顔色(がんしよく)(かは)るものである。308筆先(ふでさき)にも『信仰(しんかう)がないと正勝(まさか)のときには大方(おほかた)顔色(かほいろ)(つち)のやうになるぞよ』とあります。309信仰(しんかう)出来(でき)神諭(しんゆ)精神(せいしん)(わか)(かみ)御心(みこころ)(かな)へばやれ()たそれ()たと、310(いさ)むで大国難(だいこくなん)談笑(だんせう)遊楽(いうらく)(あひだ)処理(しより)する(こと)出来(でき)るのである。311(わたくし)永年間(ながねんかん)()神諭(しんゆ)(はい)し、312かつ()神意(しんい)(すこ)(ばか)了解(れうかい)さして(いただ)いただけでも、313心中(しんちう)平素(へいそ)(やす)(たの)しき(おも)ひに()ち、314如何(いか)なる難事(なんじ)出会(しゆつくわい)しても左迄(さまで)難事(なんじ)とも(おも)はず、315何事(なにごと)(かみ)思召(おぼしめし)(しん)じて、316人力(じんりよく)のあらむ(かぎ)りを安々(やすやす)(つく)さして(いただ)いて()ります。317(すべ)事業(じげふ)大事業(だいじげふ)だとか、318大難事(だいなんじ)だとか(おも)ふやうでは、319回天(くわいてん)神業(しんげふ)(つと)まらない。320三千(さんぜん)世界(せかい)立替(たてかへ)立直(たてなほ)しに(たい)しても()れが完成(くわんせい)浄瑠璃(じやうるり)一切(ひとき)稽古(けいこ)する(くらゐ)により(おも)つて()らないのですから、321(じつ)平気(へいき)平左(へいざ)日夜(にちや)神業(しんげふ)面白(おもしろ)(たの)しく奉仕(ほうし)して()ります。322()()工合(ぐあひ)に、323(すべ)ての(かみ)(さま)信仰(しんかう)(もと)に、324(よろこ)(いさ)んで元気(げんき)よく活動(くわつどう)されたのであります。325それで何故(なにゆゑ)326諸々(もろもろ)(わら)ふぞとお(たづ)ねになつた。327そこで、328あなたに(まさ)つた(えら)(かみ)(さま)がおいでになつたから(よろこ)(いさ)んで()りますと(こた)へられた。
329 すでにその(まへ)(あめ)児屋根(こやねの)(みこと)330これは祭祀(さいし)のことを(つかさど)つた(かみ)(さま)331(のち)には中臣(なかとみ)となつて国政(こくせい)料理(れうり)した藤原家(ふぢはらけ)先祖(せんぞ)であります。332この(かみ)(さま)がその(とき)天神(てんしん)地祇(ちぎ)にお(そな)へをしたり、333太玉(ふとたまの)(みこと)太玉串(ふとたまぐし)(たてまつ)つて神勅(しんちよく)()け、334一方(いつぱう)(うらなひ)(みち)によつて、335万事(ばんじ)万端(ばんたん)336ちやんと手筈(てはづ)(ととの)つてあつたので御座(ござ)います。337(ところ)(あん)(ごと)天照(あまてらす)大御神(おほみかみ)(さま)は、
338 『(いよいよ)(あや)しと(おも)ほして』
339 そつと細目(ほそめ)()をお()けになつた。340するとそれがパツと(かがみ)(うつ)つたので、
341 『(あめ)手力男(たぢからをの)(かみ)342(その)()()りて()()しまつりき』
343 (その)(あひだ)布刀玉(ふとたまの)(みこと)注連縄(しめなは)をその(あと)()(わた)して、344此処(ここ)より(うち)にはもうお(はい)(くだ)さいますなと(まを)した。345これで天地(てんち)照明(せうめい)になつた。346この(かがみ)天照(あまてらす)大御神(おほみかみ)御姿(みすがた)(うつ)つたとありますのは、347つまりは言霊(げんれい)御座(ござ)います。348八咫(やあた)(かがみ)(いま)器物(きぶつ)にして(まつ)られて天照(あまてらす)大御神(おほみかみ)()神体(しんたい)でありますが、349太古(たいこ)七十五(しちじふご)(せい)言霊(ことたま)であります。350各々(めいめい)七十五(しちじふご)(せい)(そろ)へて()た。351すなはち八百万(やほよろづ)(まこと)(かみ)たちがよつて()言霊(ことたま)()げたから岩屋戸(いはやど)()いたのであります。352天津(あまつ)(かみ)(れい)をこめたる言霊(ことたま)によつて(ふたた)天上(てんじやう)天下(てんか)(あきら)かになつたのであります。353(けつ)して(かがみ)(うつ)つたから自分(じぶん)でのこのこ()()ましになつたと()ふやうな(わけ)ではありませぬ。354つまり献饌(けんせん)祝詞(のりと)()げて鎮魂(ちんこん)帰神(きしん)霊法(れいはふ)合致(がつち)して、355(ひと)つの(おほ)きな言霊(ことたま)()して天照(あまてらす)大御神(おほみかみ)を、356見事(みごと)言霊(ことたま)にお()せになつたのであります。357それから注連縄(しめなは)358これは七五三(しめなは)()きます。359その(とほ)り、360この言霊(ことたま)()ふものは(すべ)七五三(しちごさん)(なみ)()つて()くものであります。361さうして注連縄(しめなは)()(わた)してもう一辺(いつぺん)岩屋戸(いはやど)(ひら)いた以上(いじやう)は、362(ふたた)(これ)(ふさ)がらぬやうにと申上(まをしあ)げた。
363 『かれ、364天照(あまてらす)大御神(おほみかみ)365()()せる(とき)に、366高天原(たかあまはら)葦原(あしはら)中津国(なかつくに)(おのづか)()(あか)りき』
367 言霊(ことたま)(かがみ)天照(あまてらす)大御神(おほみかみ)()姿(すがた)(うつ)つて、368(すべ)ての災禍(さいくわ)はなくなり、369(いよいよ)本当(ほんたう)のみろくの()岩屋戸(いはやど)()いたのであります。370そこで岩屋戸(いはやど)(びら)きが立派(りつぱ)(をは)つて、371天地(てんち)照明(せうめい)372万神(ばんしん)(おのづか)(たの)しむやうになつたけれども、373今度(こんど)岩屋戸(いはやど)()めさせた発頭人(ほつとうにん)をどうかしなければならぬ。374(てん)賞罰(しやうばつ)(あきら)かにすとは此処(ここ)御座(ござ)います。375岩屋戸(いはやど)()めたものは(さん)(にん)()(にん)ではない、376(ほとん)世界(せかい)全体(ぜんたい)神々(かみがみ)()めるやうにしたのである。377岩屋戸(いはやど)(ひら)いたときに、378(これ)(ばつ)しないでは(かみ)(ほふ)(さか)らふのである。379(しか)(つみ)するとすれば(すべ)ての(もの)(つみ)しなければならぬ。380(すべ)てのものを(ばつ)するとすれば、381世界(せかい)(つぶ)れて(しま)ふ。382そこで(ひと)つの贖罪者(とくざいしや)()てねばならぬ。383(すべ)てのものの発頭人(ほつとうにん)である、384贖主(あがなひぬし)である。385仏教(ぶつけう)でも基督教(キリストけう)でも()()ふので御座(ござ)いますが、386とにかく()(すべ)ての(つみ)ある(かみ)自分(じぶん)()不善(ふぜん)なりし行動(かうどう)(かへり)みず、387勿体(もつたい)なくも大神(おほかみ)(うづ)御子(みこ)なる建速(たけはや)須佐之男(すさのをの)(みこと)()一柱(ひとはしら)(つみ)()はして、388(ひげ)()り、389手足(てあし)(つめ)をも()()りて()堅洲国(かたすのくに)()退()けたのであります。390(えう)するに大本(おほもと)(をしへ)変性(へんじやう)男子(なんし)変性(へんじやう)女子(によし)との(とく)()くのであります。391変性(へんじやう)男子(なんし)役目(やくめ)()ふものは(すべ)()(なか)(をさ)まつたならば(あま)六ケ敷(むつかし)(よう)()い、392統治(とうぢ)さへ(あそ)ばしたら()いのであります。393(これ)(はん)して変性(へんじやう)女子(によし)(やく)はこの()(つづ)(かぎ)罪人(ざいにん)()めに何処(どこ)までも犠牲(ぎせい)になる(ところ)(やく)をせねばならぬので御座(ござ)います。394岩屋戸(いはやど)(びら)きに(つい)てはこれからさきに(まを)()げますと(なほ)いろいろのことがありますけれども、395今日(けふ)はまづ岩屋戸(いはやど)(ひら)いて結末(けつまつ)がついた(ところ)まで申上(まをしあ)げておきます。
396大正九・一〇・一五 講演筆録)
397大正一一・三・七 旧二・九再録 高熊山御入山二十五年記念日 松村真澄 谷村真友録)
398(昭和九・一二・九 王仁校正)
絶賛発売中『超訳霊界物語2/出口王仁三郎の「身魂磨き」実践書/一人旅するスサノオの宣伝使たち』
逆リンク(このページにリンクが張られているページ)
オニド関連サイト最新更新情報
10/22【霊界物語ネット】王仁文庫 第六篇 たまの礎(裏の神諭)』をテキスト化しました。
5/8【霊界物語ネット】霊界物語ネットに出口王仁三郎の第六歌集『霧の海』を掲載しました。
このページに誤字・脱字や表示乱れなどを見つけたら教えて下さい。
返信が必要な場合はメールでお送り下さい。【メールアドレス
合言葉「みろく」を入力して下さい→  
霊界物語ネットは飯塚弘明が運営しています。【メールアドレス】 / 動作に不具合や誤字脱字等を発見されましたら是非お知らせ下さるようお願い申し上げます。 / 本サイトに掲載されている霊界物語等の著作物の電子データは飯塚弘明ほか、多数の方々の協力によって作られました。(スペシャルサンクス) / 本サイトの著作権(デザイン、プログラム、凡例等)は飯塚弘明にあります。出口王仁三郎の著作物(霊界物語等)の著作権は保護期間が過ぎていますのでご自由にお使いいただいて構いません。ただし一部分を引用するのではなく、本サイト掲載の大部分を利用して電子書籍等に転用する場合には、必ず出典と連絡先を記して下さい。→「本サイト掲載文献の利用について」 / 出口王仁三郎の著作物は明治~昭和初期に書かれたものです。現代においては差別的と見なされる言葉や表現もありますが、当時の時代背景を鑑みてそのままにしてあります。 / プライバシーポリシー
(C) 2007-2024 Iizuka Hiroaki