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第8巻(未の巻)
第9巻(申の巻)
第10巻(酉の巻)
第11巻(戌の巻)
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第25巻(子の巻)
第26巻(丑の巻)
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第32巻(未の巻)
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第75巻(寅の巻)
第76巻(卯の巻)
第77巻(辰の巻)
第78巻(巳の巻)
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第72巻(亥の巻)
序文
総説
第1篇 水波洋妖
01 老の高砂
〔1810〕
02 時化の湖
〔1811〕
03 厳の欵乃
〔1812〕
04 銀杏姫
〔1813〕
05 蛸船
〔1814〕
06 夜鷹姫
〔1815〕
07 鰹の網引
〔1816〕
第2篇 杢迂拙婦
08 街宣
〔1817〕
09 欠恋坊
〔1818〕
10 清の歌
〔1819〕
11 問答所
〔1820〕
12 懺悔の生活
〔1821〕
13 捨台演
〔1822〕
14 新宅入
〔1823〕
15 災会
〔1824〕
16 東西奔走
〔1825〕
第3篇 転化退閉
17 六樫問答
〔1826〕
18 法城渡
〔1827〕
19 旧場皈
〔1828〕
20 九官鳥
〔1829〕
21 大会合
〔1830〕
22 妖魅帰
〔1831〕
筑紫潟
余白歌
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> 第1篇 水波洋妖 > 第1章 老の高砂
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第一章
老
(
おい
)
の
高砂
(
たかさご
)
〔一八一〇〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第72巻 山河草木 亥の巻
篇:
第1篇 水波洋妖
よみ(新仮名遣い):
すいはようよう
章:
第1章 老の高砂
よみ(新仮名遣い):
おいのたかさご
通し章番号:
1810
口述日:
1926(大正15)年06月29日(旧05月20日)
口述場所:
天之橋立 掬翠荘
筆録者:
北村隆光
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1929(昭和4)年4月3日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
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:
大雲山の大妖魅、妖幻坊は三五教の総務・杢助に変装し、高姫をたぶらかして一緒に逐電する。
妖幻坊と高姫の恋と欲に迷ったその経緯を伝えるところから、この物語が始まる。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
[×閉じる]
:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
OBC :
rm7201
愛善世界社版:
7頁
八幡書店版:
第12輯 609頁
修補版:
校定版:
7頁
普及版:
2頁
初版:
ページ備考:
001
神
(
かみ
)
の
力
(
ちから
)
のこもりたる
002
如意
(
によい
)
の
宝珠
(
ほつしゆ
)
に
村肝
(
むらきも
)
の
003
心
(
こころ
)
の
綱
(
つな
)
を
奪
(
うば
)
はれて
004
自転倒
(
おのころ
)
島
(
じま
)
を
初
(
はじ
)
めとし
005
世界
(
せかい
)
隈
(
くま
)
なく
駆
(
か
)
けめぐり
006
揚句
(
あげく
)
のはては
外国魂
(
からたま
)
の
007
よるべ
渚
(
なぎさ
)
の
捨小舟
(
すてをぶね
)
008
琵琶
(
びは
)
の
湖水
(
こすい
)
に
浮
(
うか
)
びたる
009
弁天
(
べんてん
)
さまの
床下
(
ゆかした
)
の
010
三角石
(
さんかくいし
)
を
暗
(
やみ
)
の
夜
(
よ
)
の
011
目標
(
しるべ
)
となして
爪先
(
つまさき
)
の
012
血
(
ち
)
のにじむ
迄
(
まで
)
掻
(
か
)
きまはし
013
断念
(
だんねん
)
したる
玉探
(
たまさが
)
し
014
産
(
う
)
みおとしたる
一人子
(
ひとりご
)
の
015
所在
(
ありか
)
をさがす
折
(
をり
)
もあれ
016
淡路
(
あはぢ
)
の
洲本
(
すもと
)
の
東助
(
とうすけ
)
は
017
昔
(
むかし
)
なじみの
恋人
(
こひびと
)
と
018
知
(
し
)
るや
忽
(
たちま
)
ち
恋雲
(
こひぐも
)
に
019
全身
(
ぜんしん
)
くまなく
包
(
つつ
)
まれて
020
又
(
また
)
も
狂態
(
きやうたい
)
演出
(
えんしゆつ
)
し
021
綾
(
あや
)
の
聖地
(
せいち
)
を
追放
(
つゐはう
)
され
022
おためごかしに
再度
(
ふたたび
)
の
023
山
(
やま
)
の
麓
(
ふもと
)
に
建
(
た
)
てられし
024
生田
(
いくた
)
の
森
(
もり
)
の
神館
(
かむやかた
)
025
司
(
つかさ
)
となりて
暫
(
しばら
)
くは
026
いとまめやかに
大神
(
おほかみ
)
に
027
仕
(
つか
)
へ
侍
(
はべ
)
りし
折
(
をり
)
もあれ
028
夜寒
(
よさむ
)
の
冬
(
ふゆ
)
も
早
(
は
)
やあけて
029
若葉
(
わかば
)
のめぐむ
春
(
はる
)
となり
030
再
(
ふたた
)
び
起
(
おこ
)
る
婆
(
ばば
)
勇
(
いさ
)
み
031
恋
(
こひ
)
の
焔
(
ほのほ
)
を
消
(
け
)
しかねて
032
大海原
(
おほうなばら
)
を
打
(
うち
)
渡
(
わた
)
り
033
見
(
み
)
なれぬ
山野
(
やまの
)
を
数越
(
かずこ
)
えて
034
五月
(
いつつき
)
六月
(
むつき
)
草枕
(
くさまくら
)
035
旅
(
たび
)
の
疲
(
つか
)
れも
漸
(
やうや
)
くに
036
甦生
(
よみがへ
)
りたる
斎苑
(
いそ
)
館
(
やかた
)
037
ウブスナ
山
(
やま
)
にかけ
上
(
のぼ
)
り
038
総務
(
そうむ
)
を
勤
(
つと
)
むる
東別
(
あづまわけ
)
039
司
(
つかさ
)
に
面会
(
めんくわい
)
せむものと
040
富楼那
(
ふるな
)
の
弁
(
べん
)
の
舌
(
した
)
の
先
(
さき
)
041
泣
(
な
)
きつ
口説
(
くど
)
きつ
詰寄
(
つめよ
)
れど
042
ビクとも
動
(
うご
)
かぬ
千引岩
(
ちびきいは
)
043
鉄石心
(
てつせきしん
)
の
東助
(
とうすけ
)
を
044
生捕
(
いけど
)
る
由
(
よし
)
もないじやくり
045
恥
(
はぢ
)
を
忍
(
しの
)
びてテクテクと
046
阿修羅
(
あしゆら
)
の
姿
(
すがた
)
凄
(
すさま
)
じく
047
にらみつけたる
斎苑
(
いそ
)
館
(
やかた
)
048
後足
(
あとあし
)
あげて
砂
(
すな
)
をけり
049
肩肱
(
かたひぢ
)
怒
(
いか
)
らせ
尻
(
しり
)
を
振
(
ふ
)
り
050
己
(
おのれ
)
見
(
み
)
てゐよ
東助
(
とうすけ
)
よ
051
思
(
おも
)
ひこんだる
女丈夫
(
ぢよぢやうぶ
)
の
052
矢竹
(
やたけ
)
の
心
(
こころ
)
は
此
(
この
)
通
(
とほ
)
り
053
岩
(
いは
)
に
矢
(
や
)
の
立
(
た
)
つ
例
(
ためし
)
あり
054
千引
(
ちびき
)
の
岩
(
いは
)
にも
松
(
まつ
)
茂
(
しげ
)
る
055
挺子
(
てこ
)
でも
棒
(
ぼう
)
でも
動
(
うご
)
かない
056
恋
(
こひ
)
の
意地
(
いぢ
)
をば
立
(
た
)
てぬいて
057
居並
(
ゐなら
)
ぶ
数多
(
あまた
)
の
役員
(
やくゐん
)
に
058
泡
(
あわ
)
を
吹
(
ふ
)
かせにやおかないと
059
風
(
かぜ
)
吹
(
ふ
)
き
荒
(
すさ
)
ぶ
阪道
(
さかみち
)
を
060
徳利
(
とつくり
)
コブラをぶらつかせ
061
尻切
(
しりき
)
れ
草履
(
ざうり
)
を
足
(
あし
)
にかけ
062
鼻息
(
はないき
)
荒
(
あら
)
く
口
(
くち
)
ゆがめ
063
眼
(
まなこ
)
を
怒
(
いか
)
らせ
空中
(
くうちう
)
を
064
二
(
ふた
)
つの
肩
(
かた
)
にしやくりつつ
065
地団駄
(
ぢだんだ
)
踏
(
ふ
)
んで
上
(
のぼ
)
り
行
(
ゆ
)
く
066
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
067
御霊
(
みたま
)
幸
(
さきは
)
ひましまして
068
思
(
おも
)
ひつめたる
恋
(
こひ
)
の
意地
(
いぢ
)
069
遂
(
と
)
げさせ
玉
(
たま
)
へと
祈
(
いの
)
りつつ
070
祠
(
ほこら
)
の
森
(
もり
)
に
来
(
き
)
て
見
(
み
)
れば
071
思
(
おも
)
ひがけなき
神
(
かみ
)
の
宮
(
みや
)
072
千木
(
ちぎ
)
高
(
たか
)
知
(
し
)
りて
聳
(
そそ
)
り
立
(
た
)
つ
073
荘厳
(
そうごん
)
無比
(
むひ
)
の
神徳
(
しんとく
)
に
074
呆
(
あき
)
れて
高姫
(
たかひめ
)
言葉
(
ことば
)
なく
075
しばし
佇
(
たたず
)
み
居
(
ゐ
)
たりしが
076
ヤンチヤ
婆
(
ばば
)
の
高姫
(
たかひめ
)
は
077
金毛
(
きんまう
)
九尾
(
きうび
)
と
還元
(
くわんげん
)
し
078
図々
(
づうづう
)
しくも
受付
(
うけつけ
)
に
079
大手
(
おほて
)
をふりつつ
進
(
すす
)
みより
080
声
(
こゑ
)
厳
(
おごそ
)
かに
掛合
(
かけあ
)
へば
081
祠
(
ほこら
)
の
森
(
もり
)
に
仕
(
つか
)
へてゆ
082
まだ
日
(
ひ
)
も
経
(
た
)
たぬ
神司
(
かむづかさ
)
083
斎苑
(
いそ
)
の
館
(
やかた
)
の
御使
(
みつかひ
)
と
084
信
(
しん
)
じて
奥
(
おく
)
へ
通
(
とほ
)
しける
085
高姫
(
たかひめ
)
ここに
尻
(
しり
)
を
据
(
す
)
ゑ
086
斎苑
(
いそ
)
の
館
(
やかた
)
へ
往来
(
ゆきき
)
する
087
信徒
(
まめひと
)
等
(
たち
)
を
引止
(
ひきと
)
めて
088
虱殺
(
しらみごろ
)
しに
吾
(
わが
)
道
(
みち
)
へ
089
堕落
(
だらく
)
とさせむと
企
(
たくら
)
みつ
090
教主
(
けうしゆ
)
の
席
(
せき
)
にすましこみ
091
奥殿
(
おくでん
)
深
(
ふか
)
く
鎮
(
しづ
)
まりぬ
092
少時
(
しばらく
)
あつて
受付
(
うけつけ
)
に
093
訪
(
おとな
)
ふ
真人
(
まびと
)
のメモアルは
094
トの
字
(
じ
)
のついた
司
(
つかさ
)
ぞと
095
聞
(
き
)
いて
高姫
(
たかひめ
)
膝
(
ひざ
)
を
打
(
う
)
ち
096
ウブスナ
山
(
やま
)
の
聖場
(
せいぢやう
)
に
097
於
(
お
)
いてトの
字
(
じ
)
のつく
人
(
ひと
)
は
098
東助
(
とうすけ
)
さまに
違
(
ちが
)
ひない
099
人目
(
ひとめ
)
の
関
(
せき
)
を
恥
(
はぢ
)
らいて
100
吾
(
わが
)
身
(
み
)
を
素気
(
すげ
)
なく
扱
(
あつか
)
ひつ
101
心
(
こころ
)
はさうぢやない(
内
(
ない
)
)
証
(
しよう
)
の
102
妻
(
つま
)
に
会
(
あ
)
はむと
河鹿山
(
かじかやま
)
103
けはしき
阪
(
さか
)
を
昇降
(
しようかう
)
し
104
昔馴染
(
むかしなじ
)
みの
高姫
(
たかひめ
)
を
105
慕
(
した
)
うて
厶
(
ござ
)
つたに
違
(
ちが
)
ひない
106
あゝ
有難
(
ありがた
)
い
有難
(
ありがた
)
い
107
女
(
をんな
)
の
髪
(
かみ
)
の
毛
(
け
)
一筋
(
ひとすぢ
)
で
108
大象
(
だいざう
)
さへも
引
(
ひ
)
くと
云
(
い
)
ふ
109
諺
(
ことわざ
)
さへも
有
(
あ
)
るものを
110
年
(
とし
)
はとつても
肉付
(
にくつき
)
の
111
人
(
ひと
)
に
勝
(
すぐ
)
れた
此
(
この
)
体
(
からだ
)
112
吾
(
わが
)
肉体
(
にくたい
)
の
曲線美
(
きよくせんび
)
113
全身
(
ぜんしん
)
つつむ
芳香
(
はうかう
)
を
114
忘
(
わす
)
られ
難
(
がた
)
く
捨
(
す
)
て
難
(
がた
)
く
115
慕
(
した
)
うて
来
(
きた
)
るやもめ
鳥
(
どり
)
116
東助
(
とうすけ
)
さまも
恋
(
こひ
)
の
道
(
みち
)
117
少
(
すこ
)
しは
話
(
はな
)
せる
人
(
ひと
)
だなア
118
こりや
面白
(
おもしろ
)
い
面白
(
おもしろ
)
い
119
人目
(
ひとめ
)
少
(
すく
)
なき
此
(
この
)
館
(
やかた
)
120
思
(
おも
)
ふ
存分
(
ぞんぶん
)
口説
(
くど
)
き
立
(
た
)
て
121
昔
(
むかし
)
の
欠点
(
あら
)
をさらけ
出
(
だ
)
し
122
顔
(
かほ
)
を
紅葉
(
もみぢ
)
に
染
(
そ
)
めてやらう
123
とは
云
(
い
)
ふものの
妾
(
わし
)
だとて
124
年
(
とし
)
はとつても
恋衣
(
こひごろも
)
125
着
(
き
)
せられや
顔
(
かほ
)
が
赤
(
あか
)
くなる
126
赤
(
あか
)
き
誠
(
まこと
)
の
心
(
こころ
)
もて
127
互
(
たがひ
)
に
親切
(
しんせつ
)
尽
(
つく
)
し
合
(
あ
)
ひ
128
老木
(
おいき
)
の
枝
(
えだ
)
も
花盛
(
はなざか
)
り
129
小鳥
(
ことり
)
は
歌
(
うた
)
ひ
蝶
(
てふ
)
は
舞
(
ま
)
ふ
130
喜楽
(
きらく
)
蜻蛉
(
とんぼ
)
の
悠々
(
いういう
)
と
131
羽
(
はね
)
を
拡
(
ひろ
)
げて
翔
(
た
)
つ
如
(
ごと
)
く
132
天下
(
てんか
)
に
羽翼
(
うよく
)
を
伸
(
の
)
ばしつつ
133
斎苑
(
いそ
)
の
館
(
やかた
)
に
鼻
(
はな
)
あかし
134
若
(
も
)
しあはよくばウラナイの
135
道
(
みち
)
を
再開
(
さいかい
)
せむものと
136
雄猛
(
をたけ
)
びするぞ
凄
(
すさま
)
じき
137
受付
(
うけつけ
)
イルの
案内
(
あんない
)
で
138
入
(
い
)
り
来
(
く
)
る
男
(
をとこ
)
はあら
不思議
(
ふしぎ
)
139
東助
(
とうすけ
)
ならぬ
時置師
(
ときおかし
)
140
いつも
吾
(
わが
)
身
(
み
)
の
邪魔
(
じやま
)
ひろぐ
141
杢助
(
もくすけ
)
総務
(
そうむ
)
の
姿
(
すがた
)
には
142
流石
(
さすが
)
の
高姫
(
たかひめ
)
ギヨツとして
143
倒
(
たふ
)
れむばかりに
驚
(
おどろ
)
けど
144
副守
(
ふくしゆ
)
の
加勢
(
かせい
)
に
励
(
はげ
)
まされ
145
膝
(
ひざ
)
立
(
た
)
て
直
(
なほ
)
し
襟
(
えり
)
正
(
ただ
)
し
146
太
(
でか
)
いお
尻
(
しり
)
をチント
据
(
す
)
ゑ
147
団栗眼
(
どんぐりまなこ
)
を
細
(
ほそ
)
くして
148
あらむ
限
(
かぎ
)
りの
媚
(
こび
)
呈
(
てい
)
し
149
前歯
(
まへば
)
の
抜
(
ぬ
)
けた
口許
(
くちもと
)
を
150
無理
(
むり
)
にすぼめたスタイルは
151
棚
(
たな
)
の
鼠
(
ねずみ
)
の
餅
(
もち
)
かじる
152
その
口許
(
くちもと
)
にさも
似
(
に
)
たり
153
高姫
(
たかひめ
)
心
(
こころ
)
に
思
(
おも
)
ふやう
154
吾
(
わが
)
目
(
め
)
の
敵
(
かたき
)
杢助
(
もくすけ
)
も
155
木石
(
ぼくせき
)
ならぬ
肉
(
にく
)
の
宮
(
みや
)
156
少
(
すこ
)
しは
情
(
なさけ
)
を
知
(
し
)
るであらう
157
一程
(
いちほど
)
二金
(
にかね
)
三器量
(
さんきりやう
)
158
恋
(
こひ
)
の
規則
(
きそく
)
と
聞
(
き
)
くからは
159
天下
(
てんか
)
に
比類
(
たぐひ
)
なき
程
(
ほど
)
の
160
よき
高姫
(
たかひめ
)
がこの
笑凹
(
ゑくぼ
)
161
鬼
(
おに
)
でも
蛇
(
じや
)
でも
吸
(
す
)
ひ
込
(
こ
)
んで
162
捕虜
(
とりこ
)
にせられぬ
筈
(
はず
)
はない
163
さうぢやさうぢやと
胸
(
むね
)
の
裡
(
うち
)
164
合点
(
がてん
)
々々
(
がてん
)
と
首肯
(
うなづ
)
いて
165
『これこれまうし
時置師
(
ときおかし
)
166
杢助司
(
もくすけつかさ
)
の
総務
(
そうむ
)
さま
167
ようマアお
出
(
で
)
まし
下
(
くだ
)
さつた
168
三羽烏
(
さんばがらす
)
の
一
(
いち
)
人
(
にん
)
と
169
名
(
な
)
を
轟
(
とどろ
)
かすお
前
(
まへ
)
こそ
170
東別
(
あづまのわけ
)
に
比
(
くら
)
ぶれば
171
幾層倍
(
いくそうばい
)
の
英傑
(
えいけつ
)
ぞ
172
何
(
なに
)
しに
御座
(
ござ
)
つたその
訳
(
わけ
)
を
173
つぶさに
知
(
し
)
らして
下
(
くだ
)
され』と
174
しなだれかかる
嫌
(
いや
)
らしさ
175
杢助
(
もくすけ
)
総務
(
そうむ
)
に
変装
(
へんさう
)
した
176
大雲山
(
たいうんざん
)
の
大妖魅
(
だいえうみ
)
177
妖幻坊
(
えうげんばう
)
は
面
(
つら
)
を
上
(
あ
)
げ
178
鼻
(
はな
)
動
(
うご
)
めかし
鷹揚
(
おうやう
)
に
179
赤
(
あか
)
き
口
(
くち
)
をば
開
(
ひら
)
きつつ
180
ダミ
声
(
ごゑ
)
絞
(
しぼ
)
りケラケラと
181
館
(
やかた
)
も
揺
(
ゆる
)
ぐ
高笑
(
たかわら
)
ひ
182
『これこれ
高
(
たか
)
チヤン
生宮
(
いきみや
)
さま
183
日出
(
ひのでの
)
神
(
かみ
)
の
肉
(
にく
)
の
宮
(
みや
)
184
お
前
(
まへ
)
の
強
(
つよ
)
い
恋
(
こひ
)
の
意地
(
いぢ
)
185
側
(
そば
)
に
見
(
み
)
る
目
(
め
)
も
羨
(
うらや
)
ましと
186
後
(
あと
)
を
慕
(
した
)
うて
来
(
き
)
たわいな
187
東助
(
とうすけ
)
さまには
済
(
す
)
まないが
188
人
(
ひと
)
の
前
(
まへ
)
とは
云
(
い
)
ひ
乍
(
なが
)
ら
189
一旦
(
いつたん
)
捨
(
す
)
てた
恋
(
こひ
)
の
花
(
はな
)
190
拾
(
ひろ
)
うて
見
(
み
)
るも
人助
(
ひとだす
)
け
191
恋
(
こひ
)
の
奥
(
おく
)
の
手
(
て
)
と
勇
(
いさ
)
み
立
(
た
)
ち
192
一
(
ひと
)
つ
相談
(
さうだん
)
せむものと
193
きつい
山阪
(
やまさか
)
乗
(
の
)
り
越
(
こ
)
えて
194
出
(
で
)
て
来
(
き
)
た
可愛
(
かあい
)
い
男
(
をとこ
)
ぞや』と
195
祠
(
ほこら
)
の
森
(
もり
)
の
聖場
(
せいぢやう
)
で
196
交渉
(
かうせう
)
談判
(
だんぱん
)
開始
(
かいし
)
して
197
『
二世
(
にせ
)
や
三世
(
さんせ
)
はまだ
愚
(
おろ
)
か
198
五百生
(
ごひやくしやう
)
迄
(
まで
)
契
(
ちぎり
)
をば
199
ここで
確
(
しつか
)
り
結
(
むす
)
び
昆布
(
こぶ
)
200
寝
(
ね
)
てはするめの
老夫婦
(
らうふうふ
)
201
二人
(
ふたり
)
の
誉
(
ほまれ
)
も
高砂
(
たかさご
)
や
202
お
前
(
まへ
)
の
持
(
も
)
つた
浦舟
(
うらぶね
)
に
203
真帆
(
まほ
)
や
片帆
(
かたほ
)
をかかげつつ
204
浪
(
なみ
)
の
淡路
(
あはぢ
)
の
島影
(
しまかげ
)
に
205
漂
(
ただよ
)
ひ
舟
(
ふね
)
を
割
(
わ
)
りし
如
(
ごと
)
206
玉
(
たま
)
の
御舟
(
みふね
)
を
漕
(
こ
)
ぎ
出
(
だ
)
して
207
心
(
こころ
)
も
安
(
やす
)
く
住
(
すみ
)
の
江
(
え
)
の
208
月
(
つき
)
と
花
(
はな
)
との
夫婦仲
(
ふうふなか
)
209
面白
(
おもしろ
)
可笑
(
をか
)
しく
暮
(
くら
)
さうか』
210
云
(
い
)
へば
高姫
(
たかひめ
)
喉
(
のど
)
鳴
(
な
)
らし
211
好
(
よ
)
い
鴨鳥
(
かもどり
)
を
捉
(
つかま
)
へた
212
チンチンカモカモ
酒祝
(
さかいは
)
ひ
213
杢助
(
もくすけ
)
さまの
銚子
(
てうし
)
から
214
さす
玉
(
たま
)
の
露
(
つゆ
)
ドツサリと
215
玉
(
たま
)
の
盃
(
さかづき
)
に
満
(
み
)
たしつつ
216
夜舟
(
よぶね
)
遊
(
あそ
)
びをせむものと
217
契
(
ちぎ
)
りも
深
(
ふか
)
き
秋茄子
(
あきなすび
)
218
種
(
たね
)
なし
話
(
ばなし
)
に
夜
(
よ
)
を
明
(
あ
)
かす
219
かかる
処
(
ところ
)
へ
宣伝使
(
せんでんし
)
220
初稚姫
(
はつわかひめ
)
が
現
(
あら
)
はれて
221
高姫
(
たかひめ
)
さまの
醜態
(
しうたい
)
を
222
見
(
み
)
て
見
(
み
)
ぬふりをなし
乍
(
なが
)
ら
223
駒
(
こま
)
を
停
(
とど
)
めて
稍
(
やや
)
暫
(
しば
)
し
224
祠
(
ほこら
)
の
森
(
もり
)
の
曲津見
(
まがつみ
)
を
225
払
(
はら
)
はむものとスマートに
226
旨
(
むね
)
を
含
(
ふく
)
ませ
床下
(
ゆかした
)
に
227
忍
(
しの
)
ばせおきて
妖幻坊
(
えうげんばう
)
228
高姫司
(
たかひめつかさ
)
を
神
(
かみ
)
の
在
(
ま
)
す
229
高天
(
たかま
)
の
原
(
はら
)
に
救
(
すく
)
はむと
230
心
(
こころ
)
も
千々
(
ちぢ
)
に
砕
(
くだ
)
かせつ
231
とどまり
玉
(
たま
)
ふ
折
(
をり
)
もあれ
232
妖幻坊
(
えうげんばう
)
は
逸早
(
いちはや
)
く
233
高姫
(
たかひめ
)
引
(
ひき
)
連
(
つ
)
れ
雲霞
(
くもかすみ
)
234
何処
(
いづく
)
ともなく
逃
(
に
)
げ
失
(
う
)
せぬ
235
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
236
神
(
かみ
)
の
恵
(
めぐ
)
みに
照
(
てら
)
されて
237
醜
(
しこ
)
の
高姫
(
たかひめ
)
行衛
(
ゆくゑ
)
をば
238
完全
(
うまら
)
に
委曲
(
つばら
)
に
明
(
あか
)
し
行
(
ゆ
)
く
239
神
(
かみ
)
の
出口
(
でぐち
)
の
瑞月
(
ずゐげつ
)
が
240
日本
(
にほん
)
三景
(
さんけい
)
の一と
聞
(
き
)
く
241
風光
(
ふうくわう
)
明媚
(
めいび
)
老松
(
おいまつ
)
の
242
白砂
(
はくしや
)
の
浜
(
はま
)
にそそり
建
(
た
)
つ
243
天
(
あま
)
の
橋立
(
はしだて
)
背
(
せな
)
に
負
(
お
)
ひ
244
なかや
旅宿
(
りよしゆく
)
の
別館
(
べつくわん
)
に
245
口述台
(
こうじゆつだい
)
の
舟
(
ふね
)
に
乗
(
の
)
り
246
心
(
こころ
)
も
清
(
きよ
)
くいさぎよく
247
妖幻坊
(
えうげんばう
)
や
高姫
(
たかひめ
)
の
248
恋
(
こひ
)
と
欲
(
よく
)
とに
迷
(
まよ
)
ひたる
249
その
経緯
(
いきさつ
)
を
詳細
(
まつぶさ
)
に
250
伝
(
つた
)
へ
行
(
ゆ
)
くこそ
床
(
ゆか
)
しけれ
251
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
252
御霊
(
みたま
)
幸
(
さちは
)
へましませよ。
253
(
大正一五・六・二九
旧五・二〇
於天之橋立 掬翠荘
北村隆光
録)
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