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惟神の道
序
[1]壬申所感
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[6]青年の意気を持て
[7]世界よ何処へ行く
[8]愛善道の根本義
[9]救世主義
[10]現代と天の岩戸隠れ
[11]世界に範を示せ
[12]天災と人震
[13]世界の大神楽
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[15]自主的精神に基け
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[21]神国と太古の文明
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[28]昭和八年を語る
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[33]非常時の覚悟
[34]日本と満州国
[35]戦争と神意発動
[36]神と皇上の殊恩
[37]軽挙妄動を慎め
[38]精神的訓練の必要
[39]皇道の本義
[40]天神地祇の佑護
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[64]政治の大本
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神剣の発動
インフォメーション
題名:
神剣の発動
著者:
出口王仁三郎
ページ:
135
概要:
備考:
霊界物語第一〇巻第三〇章「言霊解四」の後半部とほぼ同じ
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
OBC :
B123900c043
001
政治宗教教育芸術おしなべて 今は地獄の風景となる
002
現代は世界の隅々まで面白からぬ思想が勃興し、
003
人心日に日に悪化し、
004
暴動や爆弾騒ぎが相次いで起り、
005
天下は実に乱麻の如き状態である。
006
かかる醜穢の国と成り果てたる以上は、
007
どうしても御禊祓の大々的御神業が開始されなくては、
008
到底人間の智力、
009
学力、
010
武力などで治めると云ふことは不可能である。
011
即ち絶対無限の金剛力を具有し玉ふ神剣の発動、
012
即ち神界の大祓行事により、
013
日本国体の崇高至厳を根本的に顕彰して、
014
地上天国を招来すべき時機に立ち至ったのである。
015
現代人の多くは、
016
天災地妖の如きは人間の左右し得るものでないと信じてゐるが、
017
その実、
018
天災地妖と人事とは極めて密接の関係があるのである。
019
故に国家治平の時は天上地上ともに平穏無事であって、
020
上下万民が鼓腹撃壤の
怡楽
(
ゐらく
)
を享くるのが天理である。
021
地上二十億の蒼生は、
022
ことごとく御皇祖の御実体なる大地に蕃殖するもので、
023
万物の霊長とまで称へられ、
024
地上を経営すべき天職をうけ得て成長するのである。
025
しかるにその天職をも知らず、
026
法則をも究めずして、
027
日夜横暴無法なる醜行為を続けつつあるは、
028
実に禽獣と何ら撰ぶ所が無いのである。
029
そもそも宇宙が天之御中主神の御精霊体なる以上は、
030
地上の生民らが横暴無法の行動を為せば霊界もまた乱れざるを得ない次第である。
031
要するに天災地妖の原因結果は、
032
いはゆる天に
唾
(
つばき
)
して自己の顔面に
被
(
かか
)
るのと同一である。
033
人間を始め動物や植物が、
034
天賦の生命を保つ能はずして夭死し或ひは病災病毒のために変死し枯朽する、
035
その根本の原因は天則に違反し矛盾せる国家経綸の結果である。
036
現時の如く天下挙つて人生の天職を忘却し、
037
天賦の衣食を争奪するが為に汲々たるが如きは、
038
実に矛盾背理の極みである。
039
云ふまでもなく、
040
日本は世界を道義的に統一すべき神明の国であつて、
041
決して外国の経綸の如く、
042
征服とか占領とかの無法横暴を為す事は許されぬ神国である。
043
日本は皇典古事記の御遺訓に由り奉りて、
044
国政の大革新を断行し、
045
以て皇道宣揚の基礎を確立し、
046
皇祖天照大神の御神勅を仰ぎ、
047
世界経綸の発展に全力を尽さねばならぬ事は、
048
国祖国常立尊の終始一貫せる御神示である。
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