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惟神の道
序
[1]壬申所感
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[7]世界よ何処へ行く
[8]愛善道の根本義
[9]救世主義
[10]現代と天の岩戸隠れ
[11]世界に範を示せ
[12]天災と人震
[13]世界の大神楽
[14]社会の改善と国民性
[15]自主的精神に基け
[16]神人の心
[17]永遠の生命
[18]神国に報ずるの覚悟
[19]敬神と愛国
[20]日本国民の本性に復れ
[21]神国と太古の文明
[22]言霊の活用
[23]真の宗教
[24]天地神明の恩恵
[25]挙国更生
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[27]惟神の真理
[28]昭和八年を語る
[29]学者の態度
[30]善悪の標準
[31]信教の自由
[32]国防について
[33]非常時の覚悟
[34]日本と満州国
[35]戦争と神意発動
[36]神と皇上の殊恩
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[38]精神的訓練の必要
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汚穢物を取除け
インフォメーション
題名:
汚穢物を取除け
著者:
出口王仁三郎
ページ:
271
概要:
備考:
出典不明
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
OBC :
B123900c084
001
既成政党の力では最早今日の行き詰りを徹底的に打開する事は困難であり、
002
かつ無理である事は何人もうなづくところであらう。
003
国家が一団となつて全能力を発揮し得る強力なる政治でなくては駄目である。
004
強力なる国家の生れるには国民社会観の一変による正しき日本観の徹底である。
005
新しき時代に適応したる皇道精神は国民の国体の再認識によらねばならぬ。
006
この目的を達成せむとするには、
007
どうしても国家の汚穢物を取り除かなくてはならぬ。
008
これ余が昭和神聖会を創立して天下に獅子吼する所以である。
009
要するに皇道政治、
010
皇道経済の実施によって一般社会の汚穢物を取り除き、
011
これを浄化し、
012
神聖化するにある。
013
余が皇道経済、
014
皇道政治を主唱する所以は実にここにあるのである。
015
元来皇道経済といふのは皇国本来の経済であって何も六ケ敷いものではない。
016
一言にして云へば、
017
今日行はれてゐる金銀為本の経済を御稜威為本の経済に改むればよいのである。
018
しかして現在の日本を徹底的に建直すのに約一千億円の金が要ると思ふが、
019
これは皇道経済によれば直ちに解決することであって、
020
これによって、
021
強大なる国防の充実と、
022
農民や商工業者その他すべての苦しんでゐる人たちを救ふことが出来るのである。
023
これはやり方一つ、
024
政治機構一つで今日からでも着手することが出来るのである。
025
皇道は天下一家即ち大家族制実現の大精神である。
026
この大精神を世界に拡充し成就し、
027
一切に恵みの雨を降らして大和楽の地上天国を建設すべきものである。
028
これが皇国日本の大使命であると共に日本国民の天賦的使命でなくてはならないのである。
029
しかしてこの大使命を遂行するには、
030
どうしても皇道政治、
031
皇道経済の実施にまたねばならぬのである。
032
然るに今日の為政階級の人たちはこの一大使命を少しも意識しないが故に、
033
神聖なる皇国を滅亡に導かむとするのである。
034
青年も起て、
035
婦女子も老人も一斉に立ち上れ。
036
しかして神聖皇道運動の趣旨を了得し、
037
国家百年の為に活動し、
038
神聖無比なる祖国日本をして、
039
本然の姿に立ち帰らしめねばならぬ焦眉の時期たる事を忘れてはならぬのである。
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