霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第二章 高天原(たかあまはら)〔一八三三〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第73巻 天祥地瑞 子の巻 篇:第1篇 紫微天界 よみ(新仮名遣い):しびてんかい
章:第2章 高天原 よみ(新仮名遣い):たかあまはら 通し章番号:1833
口述日:1933(昭和8)年10月04日(旧08月15日) 口述場所:天恩郷 千歳庵 筆録者:加藤明子 校正日: 校正場所: 初版発行日:1933(昭和8)年11月22日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
宇迦須美の神の活動からオの言霊が生まれた。
オの神格化=大津瑞穂の神
宇迦須美の神が高く昇って天津瑞穂の神を生んだ。
大津瑞穂、天津瑞穂の両神が見合った。
タ=高鉾の神、カ=神鉾の神が生まれた。
高鉾の神が大虚空中を駆け巡り、神鉾の神がカのこと霊の光を輝かせた。
高鉾の神は左回りに旋回し、神鉾の神は右回りに旋回した。これによって、円満晴朗なる宇宙が形作られた。
両神のはたらきは、無限大の円形を形作った。この円形の活動がマの言霊であり、天津真言の大根源はマの言霊から始まった。
高鉾の神(タ)と神鉾の神(カ)が宇宙に現れた形を「タカア」と言い、両神が宇宙を形成した活動が「マ」である。=>「タカアマ」
タカアマの言霊が際限なく虚空に広がって果てしない様がハの言霊=速言男の神となる。
高鉾・神鉾の神は、速言男に大宇宙完成を命じる。速言男の神は右に左にぐるぐると廻り、また鳴り響いて、螺旋形を形作った。=ラの言霊が生まれた。
高鉾・神鉾の神の活動(タカア)、両神による宇宙の形成(マ)、宇宙が果てしなく広がって速言男の神が誕生し(ハ)、速言男の神が螺旋形を形作って宇宙が完成した(ラ)。
タカアマハラの6つの言霊によって、無限絶対の大宇宙が形成された。ついで、無数にある小宇宙が形成された。そして、清く軽いものは霊子の源となり、重く濁ったものは物質の源となった。
ここまできて、ようやく天地の基礎ができた。速言男の神以前は、霊界のみがあったが、タカアマハラの六言霊によって、ようやく天界における物質の素ができた。それから天地ができて分かれるまで、さらに数十代の神々がある。この時代が、「天の世」である。
タカアマハラの六言霊は鳴り鳴りて鳴り止まず、その活用から大虚空に紫微圏というものが現れ、次第に水火を発生して光を放った。その光が一所に凝結して無数の霊線を発射し、大虚空が紫色に輝く、紫微圏層の世を創った。
ついで蒼明圏層、照明圏層、水明圏層が現れ、最後に生成圏層という断層が発生した。これらの圏層の広さ・高さは測ることの到底できないほどである。
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる] 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日: OBC :rm7302
愛善世界社版: 八幡書店版:第13輯 34頁 修補版: 校定版:14頁 普及版: 初版: ページ備考:
001 ここに宇迦須美(うがすみ)(かみ)⦿()(かみ)神言(みこと)もちて、002大虚空(だいこくう)(ちう)活動(くわつどう)(たま)ひ、003(つひ)にオの言霊(ことたま)神格化(しんかくくわ)して大津(おほつ)瑞穂(みづほ)(かみ)()(たま)ひ、004(たか)(のぼ)りて天津(あまつ)瑞穂(みづほ)(かみ)()ませ(たま)ひぬ。005大津(おほつ)瑞穂(みづほ)(かみ)は、006天津(あまつ)瑞穂(みづほ)(かみ)御逢(みあ)ひてタの言霊(ことたま)007高鉾(たかほこ)(かみ)008カの言霊(ことたま)009神鉾(かむほこ)(かみ)()ませ(たま)ひぬ。010高鉾(たかほこ)(かみ)太虚中(たいきよちう)活動(くわつどう)(はじ)(たま)ひ、011(ひがし)西(にし)(みなみ)(きた)に、012乾坤(けんこん)巽艮(そんごん)上下(じやうげ)区別(くべつ)なくターターターター、013タラリタラリ、014トータラリ、015タラリヤリリ、016トータラリとかけ(めぐ)り、017神鉾(かむほこ)(かみ)は、018比古神(ひこがみ)(とも)にカーカーカーカーと言霊(ことたま)(ひかり)かがやき(たま)ひ、019(ここ)にいよいよタカの言霊(ことたま)活動(くわつどう)(はじ)まり、020高鉾(たかほこ)(かみ)左旋(させん)運動(うんどう)開始(かいし)し、021神鉾(かむほこ)(かみ)右旋(うせん)運動(うんどう)開始(かいし)して円満(ゑんまん)清朗(せいらう)なる宇宙(うちう)構造(こうざう)(たま)へり。022(ここ)(おい)両神(りやうしん)活動(はたらき)無限大(むげんだい)円形(ゑんけい)(つく)(たま)へり。023この円形(ゑんけい)活動(くわつどう)言霊(げんれい)()ふ、024天津(あまつ)真言(まこと)大根元(だいこんげん)はこのマの言霊(ことたま)より(はじ)まれり。
025 高鉾(たかほこ)(かみ)026神鉾(かむほこ)(かみ)027宇宙(うちう)(あらは)(たま)ひし(かたち)をタカアと()ひ、028円満(ゑんまん)宇宙(うちう)形成(けいせい)(たま)ひし活動(くわつどう)をマと()ひ、029このタカアマの言霊(げんれい)030際限(さいげん)なく虚空(こくう)(ひろ)がりて()てなし、031この言霊(げんれい)をハと()速言男(はやことのを)(かみ)()ふ。032両神(りやうしん)速言男(はやことのを)(かみ)言依(ことよ)さし(たま)ひて、033大宇宙(だいうちう)完成(くわんせい)神業(みわざ)(めい)(たま)ふ。034速言男(はやことのを)(かみ)(みぎ)(ひだり)(めぐ)(めぐ)()()りて螺線形(らせんけい)をなし、035ラの言霊(ことたま)()(たま)ふ。036この状態(じやうたい)(しよう)してタカアマハラと()ふなり。037高天原(たかあまはら)六言霊(ろくげんれい)活動(はたらき)によりて無限(むげん)絶対(ぜつたい)大宇宙(だいうちう)形成(けいせい)され、038億兆(おくてう)無数(むすう)小宇宙(せううちう)(つい)形成(けいせい)さるるに(いた)れり。039清軽(せいけい)なるもの、040霊子(れいし)根元(こんげん)をなし、041重濁(ぢうだく)なるものは物質(ぶつしつ)根元(こんげん)をなし、042(ここ)にいよいよ天地(てんち)基礎(きそ)()るに(いた)れり。
043 (いま)速言男(はやことのを)(かみ)以前(いぜん)()宇宙(うちう)なるもの()く、044日月(じつげつ)星辰(せいしん)(ごと)霊的(れいてき)物質(ぶつしつ)(かたち)をとめず、045虚空(こくう)はただ霊界(れいかい)のみ創造(さうざう)され、046物質(ぶつしつ)(てき)分子(ぶんし)微塵(みぢん)だもなかりけるが、047この六言霊(ろくげんれい)活用(くわつよう)によりて、048天界(てんかい)物質(ぶつしつ)(つく)られたるなり。049これより天地(てんち)剖判(ぼうはん)(いた)るまで数十代(すうじふだい)(かみ)あり、050(これ)(あま)()(しよう)(まつ)る。
051 (あま)()霊界(れいかい)のみにして現界(げんかい)(かたち)だにもなく、052(じつ)寂然(じやくねん)たる時代(じだい)なりき。053この高天原(たかあまはら)六言霊(ろくげんれい)()()りて()()まざる活用(くわつよう)によりて、054大虚空(だいこくう)紫微圏(しびけん)なるものあらはれ、055次第(しだい)々々(しだい)水火(すゐくわ)発生(はつせい)して虚空(こくう)(ひかり)(はな)ち、056(その)(ひかり)一所(ひとところ)凝結(ぎようけつ)して無数(むすう)霊線(れいせん)発射(はつしや)し、057大虚空(だいこくう)をして紫色(ししよく)(かがや)紫微圏(しびけん)(そう)()創造(さうざう)(たま)ひぬ。058紫微圏(しびけん)(そう)についで蒼明圏(さうめいけん)(そう)(あらは)れ、059(つぎ)照明圏(せうめいけん)(そう)060(つぎ)水明圏(すゐめいけん)(そう)(あらは)れ、061最後(さいご)成生圏(せいせいけん)(そう)といふ大虚空(だいこくう)断層(だんそう)発生(はつせい)したり。062この(たか)(ひろ)到底(たうてい)(かぞ)ふべき(かぎ)りにあらず、063無限(むげん)絶対(ぜつたい)無始(むし)無終(むしう)(しよう)するより(かた)るべき言葉(ことば)なし。064嗚呼(ああ)惟神(かむながら)(たま)幸倍(ちはへ)坐世(ませ)
065昭和八・一〇・四 旧八・一五 於天恩郷千歳庵 加藤明子謹録)
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10/22【霊界物語ネット】王仁文庫 第六篇 たまの礎(裏の神諭)』をテキスト化しました。
5/8【霊界物語ネット】霊界物語ネットに出口王仁三郎の第六歌集『霧の海』を掲載しました。
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