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第七章 (おも)はぬ光栄(くわうえい)〔四三七〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第10巻 霊主体従 酉の巻 篇:第1篇 千軍万馬 よみ(新仮名遣い):せんぐんばんば
章:第7章 思はぬ光栄 よみ(新仮名遣い):おもわぬこうえい 通し章番号:437
口述日:1922(大正11)年02月21日(旧01月25日) 口述場所: 筆録者:外山豊二 校正日: 校正場所: 初版発行日:1922(大正11)年8月20日
概要: 舞台:常世城 あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
わけのわからない事態がつぎつぎに起こり、中依別は、照彦がいなくなってしまった失態を、門番の固虎、赤熊に着せようとして詰問し始めた。
竹山彦は、照彦を逃がした失態の責任は、中依別が取るべきである、として、中依別に辞職を促した。
蟹彦は竹山彦の審判に喝采し、馬鹿口をたたいて中依別を罵り始めた。竹山彦は蟹彦をたしなめ、罰として門番を罷免し、常世神王の側付きに任命する、とおかしなことを言い出した。
その場はひとまず、蟹彦・赤熊の二人は門番として戻ることになった。すると、間の国から本物の遠山別が、月・雪・花の三人娘を連れて帰って来た。
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる] 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:2020-07-15 19:01:54 OBC :rm1007
愛善世界社版:63頁 八幡書店版:第2輯 413頁 修補版: 校定版:67頁 普及版:29頁 初版: ページ備考:
001ロッキー(ざん)山颪(やまおろし)
002(しの)つく(あめ)百川(ももかは)
003(みなぎ)(あふ)轟々(がうがう)
004西北(にしきた)()して(なが)()
005その水音(みなおと)高野川(たかのがは)
006常世(とこよ)(くに)神人(しんじん)
007(こころ)(さわ)荒波(あらなみ)
008常世(とこよ)神王(しんわう)(はじ)めとし
009(はな)(つぶ)れた鷹取別(たかとりわけ)
010(はげ)しき憂目(うきめ)美山別(みやまわけ)
011立帰(たちかへ)つたるその(あと)
012 中依別(なかよりわけ)門番(もんばん)蟹彦(かにひこ)013赤熊(あかぐま)庭前(ていぜん)呼出(よびだ)し、
014中依別『ヤア、015蟹彦(かにひこ)016赤熊(あかぐま)017その(はう)門番(もんばん)として今日(けふ)不体裁(ふていさい)018照彦(てるひこ)取遁(とりに)がせし(つみ)()つて、019唯今(ただいま)より(ひま)(つか)はす。020(いち)()(はや)くこの()立去(たちさ)れ』
021竹山彦(たけやまひこ)『これはこれは、022中依別(なかよりわけ)殿(どの)()言葉(ことば)とも(おぼ)えぬ。023今日(こんにち)不始末(ふしまつ)は、024些々(ささ)たる門番(もんばん)()(ところ)にあらず。025大切(たいせつ)(たま)取遁(とりに)がせしは、026監督(かんとく)(にん)(あた)らるる貴下(きか)中依別(なかよりわけ)にあらずや。027蟹彦(かにひこ)028赤熊(あかぐま)(ごと)門番(もんばん)(あた)()らさるるは、029吾々(われわれ)として(いち)(ゑん)合点(がてん)ゆかず。030貴下(きか)()良心(りやうしん)あらば責任(せきにん)をもつて(みづか)退職(たいしよく)せられよ』
031蟹彦(かにひこ)『イヤア、032(えら)いえらい、033流石(さすが)竹山彦(たけやまひこ)(おん)大将(たいしやう)034それでこそ人民(じんみん)水上(みなかみ)()ち、035(ひと)(をさ)むる寛仁(くわんじん)大度(たいど)()仁徳(じんとく)036蟹彦(かにひこ)(まこと)(おそ)()る。037ヤアヤア中依別(なかよりわけ)038良心(りやうしん)あらば貴下(きか)()責任(せきにん)(もつ)退職(たいしよく)せられよ』
039竹山彦(たけやまひこ)『コラコラ蟹彦(かにひこ)040門番(もんばん)分際(ぶんざい)として声名(せいめい)(たか)中依別(なかよりわけ)上役(うはやく)(むか)つて無礼(ぶれい)であろうぞよ』
041蟹彦(かにひこ)『これはこれは竹山彦(たけやまひこ)(おん)大将(たいしやう)(さま)042中依別(なかよりわけ)常世城(とこよじやう)に、043大勢(おほぜい)上役(うはやく)()します(なか)より(わけ)て、044イヤハヤもう(はなし)にも、045(くひ)にもかからぬ(やつ)でござる。046どうぞ公明(こうめい)正大(せいだい)なる()判断(はんだん)のほど(ねが)(たてまつ)ります』
047竹山彦門番(もんばん)似合(にあ)はぬ面白(おもしろ)いことを(まを)(やつ)048(しか)しながら今迄(いままで)は、049(あたま)()り、050()()り、051喪家(さうか)(いぬ)(ごと)く、052唯々(ゐゐ)諾々(だくだく)として上長(じやうちやう)(あふ)ぎし中依別(なかよりわけ)(たい)し、053(あま)りと()へば(あま)りの現金(げんきん)ではないか』
054蟹彦『ヤア、055(なに)()()(なか)(とき)天下(てんか)(したが)へといふ(こと)があります。056旗色(はたいろ)()(はう)につくのが当世(たうせい)057もはや竹山彦(たけやまひこ)一声(ひとこゑ)にて()ごろ傲慢(がうまん)不遜(ふそん)なる中依別(なかよりわけ)退職(たいしよく)となりしは、058この蟹彦(かにひこ)一人(ひとり)ではござらぬ、059城内(じやうない)一同(いちどう)下役(したやく)(ども)一人(ひとり)(のこ)らず()()つて(よろこ)ぶことと(ぞん)じます。060イヤもう気味(きみ)のよい(こと)で、061(あま)麦飯(むぎめし)……ドツコイ……むぎ(だう)(こと)をいたした(ばつ)で、062あは()つて貴方(あなた)(さま)(いち)()(はや)いねだとか(こめ)だとか()はれたその(とき)面付(つらつき)063()られたざまぢやありませぬわ。064そば()()(わたくし)は、065イヤもううどんでも()()んだ(やう)に、066つるつると(のんど)溜飲(りういん)(さが)りました。067何時迄(いつまで)(おご)(なん)たらは(ひさ)しからずとかや。068(これ)世間(せけん)みせしめ069中々(なかなか)(もつ)よりよつた中依別(なかよりわけ)がらくた役人(やくにん)070(もみ)から(こめ)()つた(あと)粕役人(かすやくにん)071この蟹彦(かにひこ)(ひと)鼻息(はないき)したら十間先(じつけんさき)へペロペロペロと()るやうなざまになりました。072どうぞ竹山彦(たけやまひこ)(おん)大将(たいしやう)073(いち)()(はや)()英断(えいだん)(ねが)ひます。074(わたくし)一人(ひとり)(よろこ)ぶのではなく、075城中(じやうちう)もこれからは(みな)役人(やくにん)(ども)(よろこ)んで(いさ)んで、076寝転(ねころ)んで、077ころこんで、078(すべ)つて()ねて、079尻餅(しりもち)()いて、080(よだれ)をくつて……』
081竹山彦『コラコラ、082止度(とめど)もなく(なに)をべらべら(さへづ)るか。083(ひか)へて()らう』
084蟹彦『ハイハイ、085かにして(くだ)さいませ。086あまり逆上(のぼせ)て、087(かに)一寸(ちよつと)(あわ)()いたのでございます。088(あわ)(つい)(おも)()した。089あは()つたのは中依別(なかよりわけ)090(あは)れなものぢや。091こんな毒性(どくしやう)()()(むかし)がまだよかつたに、092ンポンタンの真黒気(まつくろけ)黒焼(くろやき)()が、093案外(んぐわい)はやく失策(しくじ)つた。094昼行灯(ひるんどん)()ころ(もち)095暗夜(んや)()()ふのは提燈(ちやうちん)096行灯(んどん)()り。097常世(とこよ)(しろ)昼行灯(ひるんどん)は、098イヤもう一寸(ちよつと)御用(ごよう)りますまい。099ヽヽ因縁(んねん)因果(んぐわ)か、100んちき野郎(やらう)陰気(んき)陰鬱(んうつ)なその陰険(んけん)陰謀(んぼう)(たく)んだ因縁(んねん)()つて、101()この(とほ)(ゆめ)にも()らぬ大鉄槌(だいてつつゐ)頭上(づじやう)から痛々()しくも(おろ)され、102これ(まで)位置()をすつかりと返上(へんじやう)し、103何時()にない()けた(かほ)してとしいことだ。104(はや)()して(くだ)さいな。105(にしへ)()悪人(あくにん)(さか)えた(ためし)はない。106(のしし)武者(むしや)中依別(なかよりわけ)107()()(はや)()(かへ)つて隠居(んきよ)でもしたがよからう。108らざる(こと)肝煎(きも)()したその(ばち)で、109()るに()られぬこの()仕儀(しぎ)110曲津(まがつ)容器(れもの)111()真黒(まつくろ)けの黒助(くろすけ)
112竹山彦『アハヽヽヽ、113よう貴様(きさま)(あわ)()(やつ)だ。114よしよし、115中依別(なかよりわけ)唯今(ただいま)(かぎ)常世城(とこよじやう)規則(きそく)(てら)し、116退職(たいしよく)(めい)ずる。117(つい)てはその部下(ぶか)蟹彦(かにひこ)(つみ)同然(どうぜん)
118蟹彦『モシモシ、119そりやちつと(ちが)ひは(いた)しませぬか。120オイ赤熊(あかぐま)121(おれ)()(はら)(ばこ)となつたら貴様(きさま)同然(どうぜん)だぞ』
122赤熊(あかぐま)『チヨツ、123(なに)(ぬか)しよるのだ、124受売(うけうり)ばつかりしよつて、125偽物(にせもの)()つたつて買手(かひて)がないぞ。126ヽヽ()(わる)貴様(きさま)だ。127()きのとれぬ(おん)(あふ)せ、128(いた)さず(はや)(かへ)れ。129常世城(とこよじやう)鉄門(かなど)はこの(はう)一人(ひとり)大丈夫(だいぢやうぶ)だ。130貴様(きさま)のやうな(あわ)()野郎(やらう)がけつかると、131(おれ)までが、132しまひにはいね()はれて、133そば(づゑ)()はねばならぬ。134エヽヽきび(わる)い。135(はや)(かへ)るがよからうぞよ』
136蟹彦(かにひこ)『オイ、137そんな()さうなことを(まを)すと、138もう()うなつては友達(ともだち)でもない、139(あか)他人(たにん)だ。140ヽヽ遠慮(んりよ)会釈(しやく)があるものか。141貴様(きさま)(はらわた)()つてらい()()はしてやるのだ。142(いま)まで()さうな面構(つらがまへ)をして()つたが、143もう(かな)ふまい。144高野川(たかのがは)にでも()()げて()んで(しま)へ』
145竹山彦(たけやまひこ)『コラコラ両人(りやうにん)146此処(ここ)(なん)心得(こころえ)()る、147勿体(もつたい)なくも常世城(こよじやう)常暗(こやみ)()城内(じやうない)だ。148面黒(おもくろ)(こと)(ほざ)かずに(はや)(きつね)()()げて、149コンコン今後(こんご)はきつと(つつし)みます、150クワイクワイ改心(かいしん)改良(かいりやう)(つかまつ)ると四這(よつんばひ)になつて(あやま)れ。151(しか)らば竹山彦(たけやまひこ)(しば)らくの猶予(いうよ)(あた)へる。152その(あひだ)によつく(むね)()()てて去就(きよしう)(けつ)するがよからう。153不届(ふとど)きな(やつ)154門番(もんばん)免職(めんしよく)さして中依別(なかよりわけ)後釜(あとがま)()ゑてやらうか。155常世(とこよ)神王(しんわう)()側附(そばづき)(いた)してやらうか』
156蟹彦(かにひこ)『あゝモシモシ、157竹山彦(たけやまひこ)(おん)大将(たいしやう)158ソヽヽそれは本当(ほんたう)でございますか。159(しか)られて(うへ)(やく)になると()ふことは、160()つから()つから(かぶら)から(わけ)(わか)りませぬ。161今後(こんご)はもつともつと不都合(ふつがふ)(いた)してドツサリ(しか)らるることですな。162(わたくし)今日(けふ)より中依別(なかよりわけ)163ヤア、164有難(ありがた)いありがたい、165(ゆめ)牡丹餅(ぼたもち)()つたやうだ』
166赤熊(あかぐま)『コラコラ、167貴様(きさま)改心(かいしん)(いた)さぬと今後(こんご)(ゆる)さぬぞ。168中依別(なかよりわけ)後釜(あとがま)赤熊(あかぐま)(めい)ずるぞよ』
169蟹彦『ナヽヽ(なに)(ぬか)しやがる。170自分(じぶん)のことを自分(じぶん)(めい)ずる(やつ)何処(どこ)にあるか。171コン畜生(ちくしやう)172貴様(きさま)(きつね)(つま)まれてそんなうさ(ごと)(ほざ)きやがるのだな。173(おれ)一言(ひとこと)()つたつて、174さうきつう()にもつて、175コンコン(ぬか)すに(およ)ばぬではないか』
176竹山彦(たけやまひこ)矢釜敷(やかまし)いワイ。177ぐづぐづ(ぬか)すと常世(とこよ)神王(しんわう)()脇立(わきだち)にして(しま)ふぞ。178中依別(なかよりわけ)(あと)(やく)仰付(おほせつ)けるぞ』
179蟹彦(かにひこ)『ナンダか(きつね)(つま)まれたやうだな。180()んな結構(けつこう)なやうな、181怪体(けつたい)なやうな、182こんがらがつた、183混沌(こんとん)としたことが(また)()にあらうか』
184竹山彦(なに)はともあれ、185両人(りやうにん)(もと)(ごと)赤門(あかもん)退(さが)つて門番(もんばん)(いた)せ。186()つて沙汰(さた)(いた)す』
187 二人(ふたり)は、
188赤熊、蟹彦『ハイハイ、189しやちこばりました。190しやつちけのうございます』
191()ひながら、192(もと)門番(もんばん)(たま)(しよ)()()ちぬやうな面構(つらがまへ)をして(かへ)()く。193門外(もんぐわい)にはかに(さわ)がしく、194人馬(じんば)物音(ものおと)()()(ごと)(きこ)(きた)る。
195蟹彦(かにひこ)『オイオイ(また)だ。196照彦(てるひこ)(やつ)197蒸返(むしかへ)しに()やがつたのだらう。198(えら)(いきほひ)だ。199今度(こんど)沢山(たくさん)手下(てした)()れて()るらしい。200(ひと)貴様(きさま)(おれ)と、201とつときの智慧(ちゑ)(ちから)()()して、202照彦(てるひこ)をふん(じば)つて神王(しんわう)(さま)(まへ)()()したら、203()褒美(ほうび)(いただ)けようも()れぬぞよ』
204赤熊(あかぐま)『オケオケ、205そんなことしたら何時迄(いつまで)門番(もんばん)だ。206貴様(きさま)門番(もんばん)適当(てきたう)(やつ)だ。207貴様(きさま)(かぎ)ると一口(ひとくち)()はれたが最後(さいご)208門附(もんつき)になつて一代(いちだい)(うか)()はありはしないぞ。209こんな失敗(しつぱい)があつた()(かげ)で、210中依別(なかよりわけ)()(どく)だが、211吾々(われわれ)常世(とこよ)神王(しんわう)()側附(そばづき)212一段(いちだん)(さが)つた(ところ)中依別(なかよりわけ)後釜(あとがま)だ。213傘屋(かさや)丁稚(でつち)ぢやないが、214(ほね)()つて(しか)られるより()しだ。215貴様(きさま)(わり)とは()()かぬ(やつ)ぢや。216とつくりと思案(しあん)をしたがよからうぞ』
217 この(とき)門外(もんぐわい)より(こゑ)(たか)く、
218遠山別『ヤアヤア遠山別(とほやまわけ)219(つき)220(ゆき)221(はな)召伴(めしつ)立帰(たちかへ)つたり。222(いち)()(はや)くこの(もん)(ひら)け』
223(よば)はる(こゑ)両人(りやうにん)
224赤熊、蟹彦(なに)(なん)だか一寸(ちよつと)(きこ)えはしない。225()()けだとか、226遠山(とほやま)あけだとか、227(なん)(こと)だい、228(とほ)(むかし)(おれ)(みみ)遠山別(とほやまわけ)になつて(しま)つた』
229 (もん)(たた)き、
230遠山別()けよあけよ』
231(さけ)(こゑ)232ますます(はげ)しくなり(きた)る。
233蟹彦(かにひこ)豆腐屋(とうふや)でも遠山(とほやま)でも、234左官(さくわん)でも(かま)ふものかい。235この(もん)()けて(たま)らうかい。236この(はう)勿体(もつたい)なくも常世(とこよ)神王(しんわう)()脇立(わきだち)だ。237中依別(なかよりわけ)後継(あとつ)ぎだ。238遠山(とほやま)(なん)だ、239豆腐(とうふ)のやうな(こし)しよつて(えら)さうに()ふない。240()(やく)(ちが)ふぞ。241仕損(しぞこな)ふな』
242 中門(なかもん)(はう)より、243馬鹿(ばか)役人(やくにん)粕熊(かすぐま)()(きた)り、
244粕熊『ヤア、245ギヤアイ、246(あか)よ、247(かに)よ、248竹山(たけやま)さまが赤蟹(あかがに)にちよつと()いて仰有(おつしや)るぞ』
249二人(ふたり)(赤熊、蟹彦)赤蟹(あかがに)なんて莫迦(ばか)にしやがる。250まるで(ふた)(いち)だ。251オイ粕熊(かすぐま)(かす)野郎(やらう)252そら(なに)(ぬか)す。253常世(とこよ)神王(しんわう)()脇立(わきだち)(さま)(むか)つて、254一寸(ちよつと)()いだの赤蟹(あかがに)だのと、255貴様(きさま)(きつね)にでも(つま)まれよつたな』
256 (をり)しも六時(むつどき)(はう)ずる常世城(とこよじやう)(かね)()は、257コーンコーンコーン、258コンコンコンと(ひび)(わた)る。
259大正一一・二・二一 旧一・二五 外山豊二録)
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