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第58巻(酉の巻)
第59巻(戌の巻)
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山河草木
第61巻(子の巻)
第62巻(丑の巻)
第63巻(寅の巻)
第64巻(卯の巻)上
第64巻(卯の巻)下
第65巻(辰の巻)
第66巻(巳の巻)
第67巻(午の巻)
第68巻(未の巻)
第69巻(申の巻)
第70巻(酉の巻)
第71巻(戌の巻)
第72巻(亥の巻)
特別編 入蒙記
天祥地瑞
第73巻(子の巻)
第74巻(丑の巻)
第75巻(寅の巻)
第76巻(卯の巻)
第77巻(辰の巻)
第78巻(巳の巻)
第79巻(午の巻)
第80巻(未の巻)
第81巻(申の巻)
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第10巻(酉の巻)
序歌
凡例
総説歌
信天翁(一)
第1篇 千軍万馬
01 常世城門
〔431〕
02 天地暗澹
〔432〕
03 赤玉出現
〔433〕
04 鬼鼻団子
〔434〕
05 狐々怪々
〔435〕
06 額の裏
〔436〕
07 思はぬ光栄
〔437〕
08 善悪不可解
〔438〕
09 尻藍
〔439〕
10 注目国
〔440〕
11 狐火
〔441〕
12 山上瞰下
〔442〕
13 蟹の将軍
〔443〕
14 松風の音
〔444〕
15 言霊別
〔445〕
16 固門開
〔446〕
17 乱れ髪
〔447〕
18 常世馬場
〔448〕
19 替玉
〔449〕
20 還軍
〔450〕
21 桃の実
〔451〕
22 混々怪々
〔452〕
23 神の慈愛
〔453〕
24 言向和
〔454〕
25 木花開
〔455〕
26 貴の御児
〔456〕
第2篇 禊身の段
27 言霊解一
〔457〕
28 言霊解二
〔458〕
29 言霊解三
〔459〕
30 言霊解四
〔460〕
31 言霊解五
〔461〕
第3篇 邪神征服
32 土竜
〔462〕
33 鰤公
〔463〕
34 唐櫃
〔464〕
35 アルタイ窟
〔465〕
36 意想外
〔466〕
37 祝宴
〔467〕
附録 第三回高熊山参拝紀行歌(三)
余白歌
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第一五章
言霊別
(
ことたまわけ
)
〔四四五〕
インフォメーション
著者:
巻:
篇:
よみ(新仮名遣い):
章:
よみ(新仮名遣い):
通し章番号:
口述日:
口述場所:
筆録者:
校正日:
校正場所:
初版発行日:
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
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主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
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備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
OBC :
rm1015
愛善世界社版:
八幡書店版:
修補版:
校定版:
普及版:
初版:
ページ備考:
001
国祖
(
こくそ
)
国治立
(
くにはるたちの
)
命
(
みこと
)
出現
(
しゆつげん
)
されし
太初
(
たいしよ
)
の
世界
(
せかい
)
は、
002
風
(
かぜ
)
清
(
きよ
)
く
澄
(
す
)
み、
003
水
(
みづ
)
清
(
きよ
)
く、
004
空
(
そら
)
青
(
あを
)
く、
005
日月
(
じつげつ
)
曇
(
くもり
)
なく、
006
星
(
ほし
)
を
満天
(
まんてん
)
に
麗
(
うるは
)
しく
輝
(
かがや
)
き、
007
山
(
やま
)
青
(
あを
)
く、
008
神人
(
しんじん
)
は
何
(
いづ
)
れも
和楽
(
わらく
)
と
歓喜
(
くわんき
)
に
満
(
みた
)
され、
009
山野
(
さんや
)
には
諸々
(
もろもろ
)
の
木
(
こ
)
の
実
(
み
)
、
010
蔓
(
つる
)
の
実
(
み
)
豊熟
(
ほうじゆく
)
し、
011
人草
(
ひとぐさ
)
は
之
(
これ
)
を
自由
(
じいう
)
自在
(
じざい
)
に
取
(
と
)
りて
食
(
くら
)
ひ、
012
富
(
と
)
めるもなく
貧
(
まづ
)
しきもなく、
013
老
(
おい
)
もなく
病
(
やまひ
)
もなく
死
(
し
)
を
知
(
し
)
らず、
014
五風
(
ごふう
)
十雨
(
じふう
)
の
順序
(
じゆんじよ
)
正
(
ただ
)
しく、
015
恰
(
あたか
)
も
黄金
(
わうごん
)
時代
(
じだい
)
、
016
天国
(
てんごく
)
楽園
(
らくゑん
)
の
天地
(
てんち
)
なりき。
017
然
(
しか
)
るに
天足彦
(
あだるひこ
)
、
018
胞場姫
(
えばひめ
)
の
体主
(
たいしゆ
)
霊従
(
れいじう
)
的
(
てき
)
邪念
(
じやねん
)
は、
019
凝
(
こ
)
つて
悪蛇
(
あくじや
)
となり、
020
また
悪鬼
(
あくき
)
悪狐
(
あくこ
)
となり、
021
その
霊魂
(
れいこん
)
地上
(
ちじやう
)
に
横行
(
わうかう
)
濶歩
(
くわつぽ
)
して
茲
(
ここ
)
に
妖邪
(
えうじや
)
の
気
(
き
)
満
(
み
)
ち、
022
貧富
(
ひんぷ
)
の
懸隔
(
けんかく
)
を
生
(
しやう
)
じ、
023
強者
(
きやうしや
)
は
弱者
(
じやくしや
)
を
虐
(
しひた
)
げ、
024
生存
(
せいぞん
)
競争
(
きやうそう
)
激烈
(
げきれつ
)
となり、
025
地上
(
ちじやう
)
は
遂
(
つひ
)
に
修羅
(
しゆら
)
の
巷
(
ちまた
)
と
化
(
くわ
)
したるのみならず、
026
神人
(
しんじん
)
多
(
おほ
)
くその
邪気
(
じやき
)
に
感染
(
かんせん
)
して
利己
(
りこ
)
主義
(
しゆぎ
)
を
専
(
もつぱ
)
らとし、
027
遂
(
つひ
)
には
至仁
(
しじん
)
至愛
(
しあい
)
の
大神
(
おほかみ
)
の
神政
(
しんせい
)
を
壊滅
(
かいめつ
)
せむとするに
至
(
いた
)
りける。
028
地上
(
ちじやう
)
神人
(
しんじん
)
の
邪気
(
じやき
)
は、
029
遂
(
つひ
)
に
世界
(
せかい
)
の
天変
(
てんぺん
)
地妖
(
ちえう
)
を
現出
(
げんしゆつ
)
し、
030
大洪水
(
だいこうずゐ
)
を
起
(
おこ
)
し、
031
一旦
(
いつたん
)
地
(
ち
)
の
世界
(
せかい
)
は
泥海
(
どろうみ
)
と
化
(
くわ
)
し、
032
数箇
(
すうこ
)
の
高山
(
かうざん
)
の
巓
(
いただき
)
を
残
(
のこ
)
すのみ、
033
惨状
(
さんじやう
)
目
(
め
)
も
当
(
あ
)
てられぬ
光景
(
くわうけい
)
とはなりぬ。
034
この
時
(
とき
)
、
035
高皇
(
たかみ
)
産霊
(
むすびの
)
神
(
かみ
)
、
036
神皇
(
かむみ
)
産霊
(
むすびの
)
神
(
かみ
)
、
037
大国治立
(
おほくにはるたちの
)
神
(
かみ
)
は
顕国玉
(
うつしくにたま
)
の
神力
(
しんりき
)
を
活用
(
くわつよう
)
し、
038
天
(
あま
)
の
浮橋
(
うきはし
)
を
現
(
あら
)
はし
給
(
たま
)
ひて
地上
(
ちじやう
)
の
神人
(
しんじん
)
を
戒
(
いまし
)
め、
039
且
(
か
)
つ
一柱
(
ひとはしら
)
も
残
(
のこ
)
さず
神
(
かみ
)
の
綱
(
つな
)
に
救
(
すく
)
ひ
給
(
たま
)
ひ、
040
諾冊
(
なぎなみ
)
二神
(
にしん
)
を
地
(
ち
)
の
高天原
(
たかあまはら
)
なる
天教山
(
てんけうざん
)
に
降
(
くだ
)
して、
041
海月
(
くらげ
)
なす
漂
(
ただよ
)
へる
国
(
くに
)
を、
042
天
(
あま
)
の
沼矛
(
ぬほこ
)
を
以
(
もつ
)
て
修理
(
しうり
)
固成
(
こせい
)
せしめ
給
(
たま
)
ひ、
043
国
(
くに
)
生
(
う
)
み
島
(
しま
)
生
(
う
)
み
神
(
かみ
)
を
生
(
う
)
み、
044
再
(
ふたた
)
び
黄金
(
わうごん
)
世界
(
せかい
)
を
地上
(
ちじやう
)
に
樹立
(
じゆりつ
)
せむとし
給
(
たま
)
ひぬ。
045
然
(
しか
)
るに
又
(
また
)
もや
幾多
(
いくた
)
の
年月
(
としつき
)
を
経
(
へ
)
て
地
(
ち
)
の
世界
(
せかい
)
は
悪鬼
(
あくき
)
、
046
悪蛇
(
あくじや
)
、
047
悪狐
(
あくこ
)
その
他
(
た
)
の
妖魅
(
えうみ
)
の
跳梁
(
てうりやう
)
跋扈
(
ばつこ
)
する
暗黒
(
あんこく
)
世界
(
せかい
)
と
化
(
か
)
し、
048
優勝
(
いうしよう
)
劣敗
(
れつぱい
)
、
049
弱肉
(
じやくにく
)
強食
(
きやうしよく
)
の
社会
(
しやくわい
)
を
出現
(
しゆつげん
)
し、
050
大山杙
(
おほやまぐひ
)
、
051
野椎
(
ぬづち
)
、
052
萱野姫
(
かやぬひめ
)
、
053
天
(
あま
)
の
狭土
(
さづち
)
、
054
国
(
くに
)
の
狭土
(
さづち
)
、
055
天
(
あま
)
の
狭霧
(
さぎり
)
、
056
国
(
くに
)
の
狭霧
(
さぎり
)
、
057
天
(
あま
)
の
闇戸
(
くらど
)
、
058
国
(
くに
)
の
闇戸
(
くらど
)
、
059
大戸惑
(
おほとまどひ
)
子
(
ご
)
、
060
大戸惑
(
おほとまどひ
)
女
(
め
)
、
061
鳥
(
とり
)
の
石楠船
(
いはくすふね
)
(
一名
(
いちめい
)
天
(
あま
)
の
鳥船
(
とりふね
)
)、
062
大宜都
(
おほげつ
)
姫
(
ひめ
)
、
063
火
(
ほ
)
の
焼速男
(
やきはやを
)
(
一名
(
いちめい
)
火
(
ほ
)
の
迦々彦
(
かがひこ
)
、
064
火
(
ほ
)
の
迦具土
(
かぐつち
)
)、
065
金山彦
(
かなやまひこ
)
、
066
金山姫
(
かなやまひめ
)
等
(
ら
)
の
諸神
(
しよしん
)
の
荒
(
すさ
)
び
給
(
たま
)
ふ
世
(
よ
)
を
現出
(
げんしゆつ
)
したりける。
067
一旦
(
いつたん
)
天地
(
てんち
)
の
大変動
(
だいへんどう
)
により
新
(
あらた
)
に
建
(
た
)
てられたる
地上
(
ちじやう
)
の
世界
(
せかい
)
は、
068
又
(
また
)
もや
邪神
(
じやしん
)
の
荒
(
あら
)
ぶる
世
(
よ
)
となり、
069
諸善神
(
しよぜんしん
)
は
天
(
てん
)
に
帰
(
かへ
)
り、
070
或
(
あるひ
)
は
地中
(
ちちう
)
に
潜
(
ひそ
)
み、
071
幽界
(
いうかい
)
に
入
(
い
)
りたまひて、
072
陰
(
かげ
)
の
守護
(
しゆご
)
を
遊
(
あそ
)
ばさるる
事
(
こと
)
となりしため、
073
再
(
ふたた
)
び
常世彦
(
とこよひこ
)
、
074
常世姫
(
とこよひめ
)
の
系統
(
けいとう
)
は、
075
ウラル
彦
(
ひこ
)
、
076
ウラル
姫
(
ひめ
)
と
出現
(
しゆつげん
)
し、
077
ウラル
山
(
さん
)
を
中心
(
ちうしん
)
として
割拠
(
かつきよ
)
し、
078
自
(
みづか
)
ら
盤古
(
ばんこ
)
神王
(
しんわう
)
と
偽称
(
ぎしよう
)
し、
079
大国彦
(
おほくにひこ
)
、
080
大国姫
(
おほくにひめ
)
の
一派
(
いつぱ
)
は
邪神
(
じやしん
)
のためにその
精魂
(
せいこん
)
を
誑惑
(
きやうわく
)
され、
081
ロッキー
山
(
ざん
)
に
立
(
た
)
て
籠
(
こも
)
り、
082
自
(
みづか
)
ら
常世
(
とこよ
)
神王
(
しんわう
)
と
称
(
しよう
)
し、
083
遂
(
つひ
)
には
伊弉冊
(
いざなみの
)
命
(
みこと
)
、
084
日
(
ひ
)
の
出神
(
でのかみ
)
と
僣称
(
せんしよう
)
し、
085
天下
(
てんか
)
の
神政
(
しんせい
)
を
私
(
わたくし
)
せむとする
野望
(
やばう
)
を
懐
(
いだ
)
くに
至
(
いた
)
れり。
086
茲
(
ここ
)
に
伊弉冊
(
いざなみの
)
命
(
みこと
)
は、
087
この
惨状
(
さんじやう
)
を
見
(
み
)
るに
忍
(
しの
)
びず、
088
自
(
みづか
)
ら
邪神
(
じやしん
)
の
根源地
(
こんげんち
)
たる
黄泉
(
よみ
)
の
国
(
くに
)
に
出
(
い
)
でまして
邪神
(
じやしん
)
を
帰順
(
きじゆん
)
せしめ、
089
万一
(
まんいち
)
帰順
(
きじゆん
)
せしむるを
得
(
え
)
ざるまでも、
090
地上
(
ちじやう
)
の
世界
(
せかい
)
に
荒
(
すさ
)
び
疎
(
うと
)
び
来
(
きた
)
らざるやう、
091
牽制
(
けんせい
)
運動
(
うんどう
)
のために、
092
黄泉国
(
よみのくに
)
に
出
(
い
)
でまし、
093
次
(
つい
)
で
海中
(
かいちう
)
の
竜宮城
(
りうぐうじやう
)
に
現
(
あら
)
はれ、
094
種々
(
しゆじゆ
)
の
神策
(
しんさく
)
を
施
(
ほどこ
)
し
給
(
たま
)
ひしが、
095
一切
(
いつさい
)
の
幽政
(
いうせい
)
を
国治立
(
くにはるたちの
)
命
(
みこと
)
、
096
稚桜姫
(
わかざくらひめの
)
命
(
みこと
)
に
委任
(
ゐにん
)
し、
097
海中
(
かいちう
)
の
竜宮
(
りうぐう
)
を
乙米姫
(
おとよねひめの
)
命
(
みこと
)
に
委任
(
ゐにん
)
し、
098
自
(
みづか
)
らロッキー
山
(
ざん
)
に
至
(
いた
)
らむと
言挙
(
ことあげ
)
し
給
(
たま
)
ひて、
099
窃
(
ひそか
)
に
天教山
(
てんけうざん
)
に
帰
(
かへ
)
らせ
給
(
たま
)
ひ、
100
又
(
また
)
もや
地教山
(
ちけうざん
)
に
身
(
み
)
を
忍
(
しの
)
びて、
101
修理
(
しうり
)
固成
(
こせい
)
の
神業
(
しんげふ
)
に
就
(
つ
)
かせ
給
(
たま
)
ひつつありたるなり。
102
天地
(
てんち
)
の
神人
(
しんじん
)
は、
103
此
(
この
)
周到
(
しうたう
)
なる
御
(
ご
)
経綸
(
けいりん
)
を
知
(
し
)
らず、
104
伊弉冊
(
いざなみの
)
命
(
みこと
)
は
黄泉
(
よもつ
)
の
国
(
くに
)
に
下
(
くだ
)
り
給
(
たま
)
ひしものと
固
(
かた
)
く
信
(
しん
)
じ
居
(
ゐ
)
たるに、
105
伊弉冊
(
いざなみの
)
命
(
みこと
)
のロッキー
山
(
ざん
)
に
現
(
あら
)
はれ
給
(
たま
)
ふとの
神勅
(
しんちよく
)
を
聞
(
き
)
くや、
106
得
(
え
)
たり
賢
(
かしこ
)
しとして
元
(
もと
)
の
大自在天
(
だいじざいてん
)
にして
後
(
のち
)
の
常世
(
とこよ
)
神王
(
しんわう
)
となりし
大国彦
(
おほくにひこ
)
は、
107
大国姫
(
おほくにひめ
)
その
他
(
た
)
の
部下
(
ぶか
)
と
謀
(
はか
)
り、
108
黄泉島
(
よもつじま
)
を
占領
(
せんりやう
)
して、
109
地上
(
ちじやう
)
の
権利
(
けんり
)
を
掌握
(
しやうあく
)
せむとしたれば、
110
大神
(
おほかみ
)
は
遂
(
つひ
)
に
前代
(
ぜんだい
)
未聞
(
みもん
)
の
黄泉
(
よもつ
)
比良坂
(
ひらさか
)
の
神戦
(
しんせん
)
鬼闘
(
きとう
)
を
開始
(
かいし
)
さるるに
致
(
いた
)
りたるなり。
111
この
戦
(
たたかひ
)
は、
112
善悪
(
ぜんあく
)
正邪
(
せいじや
)
の
諸神人
(
しよしんじん
)
の
勝敗
(
しようはい
)
の
分
(
わか
)
るる
所
(
ところ
)
にして、
113
所謂
(
いはゆる
)
世界
(
せかい
)
の
大峠
(
おほとうげ
)
是
(
これ
)
なり。
114
○
115
この
物語
(
ものがたり
)
に
就
(
つい
)
て
附言
(
ふげん
)
して
置
(
お
)
きたい
事
(
こと
)
は、
116
諾冊
(
なぎなみ
)
二神
(
にしん
)
が
海月
(
くらげ
)
成
(
な
)
す
漂
(
ただよ
)
へる
国
(
くに
)
を
修理
(
しうり
)
固成
(
こせい
)
して、
117
国
(
くに
)
生
(
う
)
み、
118
島
(
しま
)
生
(
う
)
み、
119
神
(
かみ
)
生
(
う
)
み、
120
万
(
よろづ
)
の
物
(
もの
)
に
生命
(
いのち
)
を
与
(
あた
)
へ
給
(
たま
)
ひし
世界
(
せかい
)
以前
(
いぜん
)
に
於
(
お
)
ける
常世城
(
とこよじやう
)
と、
121
以後
(
いご
)
の
常世城
(
とこよじやう
)
の
位置
(
ゐち
)
は
非常
(
ひじやう
)
に
変
(
かは
)
つて
居
(
ゐ
)
る。
122
また
鬼城山
(
きじやうざん
)
その
他
(
た
)
の
神策地
(
しんさくち
)
も
多少
(
たせう
)
の
異動
(
いどう
)
があり、
123
国
(
くに
)
の
形
(
かたち
)
、
124
島
(
しま
)
の
形
(
かたち
)
、
125
河川
(
かせん
)
湖水
(
こすゐ
)
山容
(
さんよう
)
等
(
とう
)
にも
余程
(
よほど
)
の
変化
(
へんか
)
がある
事
(
こと
)
を
考
(
かんが
)
へねばならぬ。
126
一々
(
いちいち
)
詳説
(
しやうせつ
)
すれば
際限
(
さいげん
)
がないから、
127
この
物語
(
ものがたり
)
には
煩
(
はん
)
を
避
(
さ
)
けて
省
(
はぶ
)
いた
所
(
ところ
)
が
沢山
(
たくさん
)
ある。
128
また
第一
(
だいいつ
)
巻
(
くわん
)
、
129
第二
(
だいに
)
巻
(
くわん
)
に
現
(
あら
)
はれた
天
(
あま
)
の
浮橋
(
うきはし
)
以前
(
いぜん
)
の
神
(
かみ
)
が、
130
第二
(
だいに
)
の
世界
(
せかい
)
に
現
(
あら
)
はれて、
131
その
時
(
とき
)
よりは
若
(
わか
)
くなつたり、
132
或
(
あるひ
)
は
一旦
(
いつたん
)
帰幽
(
きいう
)
した
神人
(
しんじん
)
が
神界
(
しんかい
)
に
前
(
まへ
)
の
姿
(
すがた
)
を
現
(
あら
)
はして
活動
(
くわつどう
)
してをるのは、
133
常識
(
じやうしき
)
の
上
(
うへ
)
から
判断
(
はんだん
)
すれば
常
(
つね
)
に
矛盾
(
むじゆん
)
のやうである。
134
また
混乱
(
こんらん
)
無秩序
(
むちつじよ
)
、
135
支離
(
しり
)
滅裂
(
めつれつ
)
の
物語
(
ものがたり
)
と
聞
(
きこ
)
えるのは
寧
(
むし
)
ろ
当然
(
たうぜん
)
である。
136
しかし、
137
この
物語
(
ものがたり
)
は
総
(
すべ
)
ての
神人
(
しんじん
)
の
霊
(
れい
)
を
主
(
しゆ
)
とし、
138
その
肉体
(
にくたい
)
を
閑却
(
かんきやく
)
したる、
139
いはゆる
霊界
(
れいかい
)
物語
(
ものがたり
)
であつて、
140
霊主
(
れいしゆ
)
体従
(
たいじゆう
)
主義
(
しゆぎ
)
であるから、
141
この
神人
(
しんじん
)
は
何時
(
いつ
)
の
世
(
よ
)
に
帰幽
(
きいう
)
し、
142
また
幾年後
(
いくねんご
)
に
肉体
(
にくたい
)
をもつて
現
(
あら
)
はれ、
143
何々
(
なになに
)
の
活動
(
くわつどう
)
をなし、
144
或
(
あるひ
)
は
善
(
ぜん
)
を
行
(
おこな
)
ひしとか、
145
悪
(
あく
)
を
行
(
おこな
)
ひしとか、
146
何神
(
なにがみ
)
の
体
(
からだ
)
に
宿
(
やど
)
つて
生
(
うま
)
れたりとか
云
(
い
)
ふやうな
詳細
(
しやうさい
)
の
点
(
てん
)
は、
147
際限
(
さいげん
)
がないから
大部分
(
だいぶぶん
)
省
(
はぶ
)
いてある。
148
総
(
すべ
)
て
地上
(
ちじやう
)
の
神人
(
しんじん
)
は、
149
霊
(
れい
)
より
肉
(
にく
)
へ、
150
肉
(
にく
)
より
霊
(
れい
)
へと、
151
明暗
(
めいあん
)
生死
(
せいし
)
、
152
現幽
(
げんいう
)
を
往来
(
わうらい
)
して
神業
(
しんげふ
)
に
従事
(
じうじ
)
するものであるから、
153
太古
(
たいこ
)
の
神人
(
しんじん
)
が
中古
(
ちうこ
)
に
現
(
あら
)
はれ、
154
また
現代
(
げんだい
)
に
現
(
あら
)
はれ、
155
未来
(
みらい
)
に
現
(
あら
)
はれ、
156
若
(
わか
)
がへり
若
(
わか
)
がへりして、
157
永遠
(
ゑいゑん
)
に
霊
(
れい
)
即
(
すなは
)
ち
本
(
ほん
)
守護神
(
しゆごじん
)
、
158
即
(
すなは
)
ち
吾
(
わが
)
本体
(
ほんたい
)
の
生命
(
せいめい
)
を
無限
(
むげん
)
に
持続
(
ぢぞく
)
するものなるが
故
(
ゆゑ
)
に、
159
その
考
(
かんが
)
へを
頭脳
(
づなう
)
に
置
(
お
)
いて
此
(
この
)
物語
(
ものがたり
)
を
読
(
よ
)
まねば、
160
幾多
(
いくた
)
の
疑惑
(
ぎわく
)
や
矛盾
(
むじゆん
)
が
湧
(
わ
)
いて
来
(
く
)
るのは
当然
(
たうぜん
)
である。
161
数千
(
すうせん
)
里
(
り
)
の
山野
(
さんや
)
河海
(
かかい
)
を
一
(
いつ
)
ケ
月
(
げつ
)
或
(
あるひ
)
は
二
(
に
)
ケ
月
(
げつ
)
に
跋渉
(
ばつせふ
)
したり、
162
又
(
また
)
は
一
(
いち
)
日
(
にち
)
の
間
(
あひだ
)
に
跋渉
(
ばつせふ
)
する
事
(
こと
)
がある。
163
千変
(
せんぺん
)
万化
(
ばんくわ
)
、
164
明滅
(
めいめつ
)
不測
(
ふそく
)
の
物語
(
ものがたり
)
も、
165
総
(
すべ
)
て
霊界
(
れいかい
)
の
時間
(
じかん
)
空間
(
くうかん
)
を
超越
(
てうゑつ
)
したる
現幽
(
げんいう
)
一貫
(
いつくわん
)
の
霊的
(
れいてき
)
活動
(
くわつどう
)
を
物質化
(
ぶつしつくわ
)
、
166
具体化
(
ぐたいくわ
)
して
述
(
の
)
べたものである
事
(
こと
)
をも
承知
(
しようち
)
して
貰
(
もら
)
ひたい。
167
また
北極
(
ほくきよく
)
に
夏
(
なつ
)
の
太陽
(
たいやう
)
が
出
(
で
)
たり、
168
赤道
(
せきだう
)
直下
(
ちよくか
)
に
降雪
(
かうせつ
)
を
見
(
み
)
たり、
169
種々
(
しゆじゆ
)
の
奇怪
(
きくわい
)
な
物語
(
ものがたり
)
がある。
170
口述者
(
こうじゆつしや
)
に
於
(
お
)
いても、
171
今日
(
こんにち
)
の
知識
(
ちしき
)
より
考
(
かんが
)
へて
不可解
(
ふかかい
)
である。
172
されど
永遠
(
ゑいゑん
)
無窮
(
むきう
)
に
熱帯
(
ねつたい
)
は
熱帯
(
ねつたい
)
、
173
寒帯
(
かんたい
)
は
寒帯
(
かんたい
)
の
侭
(
まま
)
、
174
何時
(
いつ
)
までも
一定
(
いつてい
)
不変
(
ふへん
)
たる
事
(
こと
)
を
得
(
え
)
ない。
175
此
(
この
)
宇宙
(
うちう
)
は
死物
(
しぶつ
)
ではない
限
(
かぎ
)
り、
176
気候
(
きこう
)
に
於
(
おい
)
て
位置
(
ゐち
)
に
於
(
おい
)
て
変動
(
へんどう
)
するも、
177
幾
(
いく
)
十億万
(
じふおくまん
)
年
(
ねん
)
の
間
(
あひだ
)
の
事
(
こと
)
であるから、
178
強
(
あなが
)
ち
否定
(
ひてい
)
する
訳
(
わけ
)
にも
行
(
ゆ
)
くまいと
思
(
おも
)
ふ。
179
故
(
ゆゑ
)
に
読者
(
どくしや
)
の
本書
(
ほんしよ
)
を
肯定
(
こうてい
)
するも、
180
否定
(
ひてい
)
するも、
181
口述者
(
こうじゆつしや
)
に
於
(
おい
)
ては
何
(
なん
)
の
感
(
かん
)
じもしないのである。
182
至大
(
しだい
)
無外
(
むぐわい
)
、
183
至小
(
しせう
)
無内
(
むない
)
、
184
若無
(
じやくむ
)
所在
(
しよざい
)
、
185
若無
(
じやくむ
)
不所在
(
ふしよざい
)
、
186
無明暗
(
むめいあん
)
、
187
無大小
(
むだいせう
)
、
188
無広狭
(
むくわうけふ
)
、
189
無遠近
(
むゑんきん
)
、
190
過去
(
くわこ
)
と
現在
(
げんざい
)
、
191
未来
(
みらい
)
とを
問
(
と
)
はず
時間
(
じかん
)
空間
(
くうかん
)
を
超越
(
てうゑつ
)
し、
192
人界
(
じんかい
)
を
脱出
(
だつしゆつ
)
し、
193
大宇宙
(
だいうちう
)
の
中心
(
ちうしん
)
に
立
(
た
)
つて、
194
神霊界
(
しんれいかい
)
の
物語
(
ものがたり
)
を
口述
(
こうじゆつ
)
したものである。
195
されど
口述者
(
こうじゆつしや
)
は、
196
決
(
けつ
)
して
自己
(
じこ
)
の
臆測
(
おくそく
)
や
推考力
(
すゐかうりよく
)
によつたものでない。
197
幽斎
(
いうさい
)
修業
(
しうげふ
)
の
際
(
さい
)
、
198
見聞
(
けんぶん
)
したる
其
(
その
)
侭
(
まま
)
の
物語
(
ものがたり
)
であつて、
199
要
(
えう
)
するに
七日
(
なぬか
)
七夜
(
ななよ
)
の
霊夢
(
れいむ
)
を
並
(
なら
)
べたものである。
200
併
(
しか
)
しながら
私
(
わたくし
)
としては
些
(
すこ
)
しも
疑
(
うたが
)
うて
居
(
を
)
るのではない。
201
また
不確実
(
ふかくじつ
)
の
物語
(
ものがたり
)
とも
思
(
おも
)
うて
居
(
ゐ
)
ない
事
(
こと
)
を
告白
(
こくはく
)
して
置
(
お
)
きます。
202
(
大正一一・二・二三
旧一・二七
加藤明子
録)
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