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小三災(せうさんさい)

インフォメーション
鏡:玉鏡 題名:小三災 よみ: 著者:出口王仁三郎
神の国掲載号:1933(昭和8)年07月号 八幡書店版:81頁 愛善世界社版:66頁 著作集: 第五版:125頁 第三版:125頁 全集: 初版:99頁
概要: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日: OBC :kg577
001 末法(まつぽふ)()(おこ)小三災(せうさんさい)()ふのは()002(びやう)003(せん)であるが、004()()ふのは食糧(しよくりやう)欠乏(けつぼう)とのみ()つてはならぬ。005経済上(けいざいじやう)飢饉(ききん)もある。006病気(びやうき)()ふのも、007(たん)(からだ)()むと(かい)するのは(あやま)りである。008思想的(しさうてき)病気(びやうき)此中(このうち)(はい)るので、009皇道(くわうだう)正中(せいちう)(あゆ)むのが健康者(けんかうしや)であつて、010左傾(さけい)だの右傾(うけい)だのと()ふのは思想上(しさうじやう)病人(びやうにん)である。011(とく)(あか)思想(しさう)などは膏肓(かうこう)()つた大病人(だいびやうにん)である。012(いくさ)兵器(へいき)をもつての(いくさ)意味(いみ)だけではない。013政戦(せいせん)014商戦(しやうせん)等々(とうとう)種々(しゆじゆ)ある。015議員(ぎゐん)選挙(せんきよ)(おい)ても、016あの(ひと)是非(ぜひ)()(もら)はねばならぬと選挙人(せんきよにん)(はう)から懇望(こんまう)するのがあたりまへで、017候補(こうほ)名告(なの)りをあげて逐鹿場裡(ちくろくぢやうり)(しのぎ)(けづ)るのは(すなは)戦争(せんさう)である。018名誉(めいよ)餓鬼(がき)019屈従(くつじう)外道(げだう)(とう)によつて()政治(せいぢ)出来(でき)ない。
020 大三災(だいさんさい)(ふう)021(すゐ)022(くわ)については()ふまい。023(ただ)これは人力(じんりよく)如何(いかん)ともする(こと)出来(でき)ない天然(てんねん)現象(げんしやう)である。024一向(ひたすら)神様(かみさま)(いの)つて惨禍(さんくわ)(すこ)しにても(すく)なからむ(こと)(こひねが)はねばならぬ。025(くわ)()ふのは火事(くわじ)だけの(こと)ではない、026大地(だいち)()()地震(ぢしん)(こと)である。
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