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妻(つま)としては

インフォメーション
鏡：玉鏡 題名：妻としては よみ： 著者：出口王仁三郎
神の国掲載号：1933（昭和8）年06月号 八幡書店版：153頁 愛善世界社版：227頁 著作集：71頁 第五版：288頁 第三版：290頁 全集： 初版：246頁
概要： 備考： タグ： データ凡例： データ最終更新日： OBC ：kg734
001　妻(つま)として、002夫(をつと)に他(た)の愛人(あいじん)が出来(でき)ると云(い)ふやうな事(こと)は忍(しの)び難(がた)い苦痛(くつう)であらうが、003かうした出来事(できごと)は決(けつ)して夫(をつと)の本意(ほんい)から発(はつ)するものではない。004一寸(ちよつと)したはづみ、005偶然(ぐうぜん)の出来事(できごと)から起(おこ)る過(あやまち)で、006妻(つま)を捨(す)ててまでと云(い)ふやうな事(こと)を思(おも)つて居(ゐ)る男(をとこ)は一人(ひとり)もない。007一夜妻(いちやづま)と云(い)ふ言語(げんご)に男(をとこ)の心(こころ)は盡(つく)されて居(ゐ)る。008然(しか)るに嫉妬(しつと)深(ぶか)い女房(にようばう)は、009かうした男(をとこ)の心(こころ)を理解(りかい)する事(こと)が出来(でき)ないで、010すぐ真黒(まつくろ)に妬(や)き立(た)てるから騒(さわ)ぎが大(おほ)きくなつて、011夫(をつと)の方(はう)では思(おも)ひもかけぬ結果(けつくわ)の離婚(りこん)問題(もんだい)などを持(も)ちあげるやうになるのだ。012妻(つま)に、013過(あやまち)を過(あやまち)とする寛恕(くわんじよ)の心(こころ)があれば、014それは一家(いつか)を平和(へいわ)に導(みちび)き、015自(みづか)らの一生(いつしやう)を本当(ほんたう)に幸福(かうふく)にする所以(ゆゑん)の道(みち)である。016嫉妬(しつと)深(ぶか)い女(をんな)程(ほど)気(き)の毒(どく)なものはない。017自分(じぶん)で自分(じぶん)を地獄(ぢごく)のどん底(ぞこ)につき落(おと)して居(ゐ)る。
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