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皇円(くわうゑん)阿闍梨(あじやり)

インフォメーション

鏡：玉鏡題名：皇円阿闍梨よみ：著者：出口王仁三郎

神の国掲載号：1932（昭和7）年07月号八幡書店版：344頁愛善世界社版：77頁著作集：第五版：192頁第三版：195頁全集：初版：163頁

概要：備考：初版では「皇国阿闍梨」だが「皇円阿闍梨」の誤植だと思われる。天三版、天五版、愛世版、八幡版では「皇円阿闍梨」に直されている。タグ：データ凡例：データ最終更新日： OBC ：kg639

001　その昔(むかし)洛外(らくぐわい)比叡山(ひえいざん)に於(おい)て皇円(くわうゑん)阿闍梨(あじやり)［※「皇円阿闍梨」…平安末期の比叡山の高僧。『扶桑略記』の編纂者と言われる。嘉応元年（1169）桜ケ池（静岡県小笠郡浜岡町）にて入定を遂げる。初版では「皇国阿闍梨」になっているが誤植と思われる。］と法然上人(ほふねんしやうにん)［※「法然上人」…浄土宗祖。1133-1212。比叡山で修行。］とが問答(もんだふ)した結果(けつくわ)、002皇円(くわうゑん)阿闍梨(あじやり)はみろく出現(しゆつげん)の聖代(せいだい)に遇(あ)はむものと思(おも)つたが、003人身(じんしん)にては長命(ちやうめい)がむづかしいからと云(い)つて、004遠州(ゑんしう)桜(さくら)ケ池(いけ)に身(み)を投(とう)じて蛇身(じやしん)と変(へん)じ、005その時期(じき)を待(ま)つたといふ伝説(でんせつ)が残(のこ)つてゐる。006その阿闍梨(あじやり)は既(すで)に今日(こんにち)大本(おほもと)に出現(しゆつげん)してゐる。007お筆先(ふでさき)にも示(しめ)してある通(とほ)りである。

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