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変性(へんじやう)男子(なんし)、変性(へんじやう)女子(によし)

インフォメーション
鏡：玉鏡 題名：変性男子、変性女子 よみ： 著者：出口王仁三郎
神の国掲載号：1932（昭和7）年05月号 八幡書店版：48頁 愛善世界社版：36頁 著作集： 第五版：149頁 第三版：150頁 全集： 初版：121頁
概要： 備考： タグ： データ凡例： データ最終更新日：2021-12-12 03:29:14 OBC ：kg593
001　仏教(ぶつけう)では女人(によにん)の身(み)をもつては成仏(じやうぶつ)は出来(でき)ぬと云(い)ふので、002変性(へんじやう)男子(なんし)として魂(みたま)を男(をとこ)にして極楽(ごくらく)に救(すく)つてやると云(い)つてゐる。003又(また)変性(へんじやう)女子(によし)と云(い)ふのは男(をとこ)を女(をんな)の魂(みたま)にするので、004仏教(ぶつけう)で云(い)へば大層(たいそう)悪(わる)いことになる。005大本(おほもと)では、006変性(へんじやう)男子(なんし)と云(い)ふのは女体(ぢよたい)男霊(だんれい)のことであり、007変性(へんじやう)女子(によし)と云(い)ふのは男体(だんたい)女霊(ぢよれい)のことである。008かかる人(ひと)は一般(いつぱん)にもある。009その中(うち)特(とく)に代表(だいへう)して開祖(かいそ)を変性(へんじやう)男子(なんし)、010厳(いづ)の御魂(みたま)と云(い)ひ、011王仁(わたし)を変性(へんじやう)女子(によし)、012瑞(みづ)の御魂(みたま)と云(い)つてある。
013　王仁(わたし)は男(をとこ)で性(せい)が女(をんな)であるが、014髪(かみ)の毛(け)が濃(こ)く長(なが)くて多(おほ)く、015髭(ひげ)が少(すく)なく、016身体(からだ)が柔(やはら)かで乳房(ちぶさ)が大(おほ)きいところなど、017肉体(にくたい)までが女(をんな)に似(に)てゐる。018変性(へんじやう)男子(なんし)は心(こころ)の中(うち)は優(やさ)しいが、019外面(がいめん)は恐(こは)いのであり、020変性(へんじやう)女子(によし)はこれに反(はん)して、021表面(へうめん)は優(やさ)しいが内心(ないしん)は厳格(げんかく)である。022人(ひと)を懐(なつ)かしめ又(また)大(おほ)きい仕事(しごと)をするのには男体女霊(だんたいぢよれい)でなくては出来(でき)ない。023変性(へんじやう)男子(なんし)を厳(いづ)の御魂(みたま)と云(い)ひ、024変性(へんじやう)女子(によし)を瑞(みづ)の御魂(みたま)と云(い)ふが、025瑞(みづ)の御魂(みたま)といふのは三五(みいつ)の魂(みたま)といふことである。026つまり伊都能売(いづのめ)の魂(みたま)と云(い)ふのと同(おな)じい［＊「同じい」は底本通り。末尾の「い」は何かの誤字か、あるいは終助詞の「い」か？（「なんだい」「～早くしろい」の「い」と同様）］。027能売(のめ)と云(い)ふのはノは水(みづ)、028メは女(め)の意(い)である。
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