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八岐大蛇(やまたをろち)

インフォメーション
鏡:玉鏡 題名:八岐大蛇 よみ: 著者:出口王仁三郎
神の国掲載号:1932(昭和7)年12月号 八幡書店版:54頁 愛善世界社版:47頁 著作集: 第五版:134頁 第三版:135頁 全集: 初版:108頁
概要: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日: OBC :kg584
001 八岐(やまた)大蛇(をろち)()ふことは、002(その)当時(たうじ)()ける大豪族(だいがうぞく)意味(いみ)であつて、003八人(はちにん)大将株(たいしやうかぶ)()たから八岐(やまた)()ふのぢや。004また大蛇(をろち)()意味(いみ)は、005言霊上(ことたまぢやう)おそろしいの()転訛(てんくわ)したので、006おとろしいとか、007おろちい()ふのも(おな)じことである。008そして()とは、009八人(はちにん)大将株(たいしやうかぶ)引率(いんそつ)されて()多数(たすう)部下(ぶか)意味(いみ)で、010よく沢山(たくさん)(ひと)隊伍(たいご)(つく)つて()くときは、011長蛇(ちやうだ)(ごと)しとか、012長蛇(ちやうだ)(ぢん)(つく)るとか()ふ。013それが人数(にんずう)(おほ)ければ(おほ)いだけ(なが)い。014(ゆゑ)大蛇(をろち)(ごと)くに()える。015(また)(わる)(もの)(おに)(ぢや)かと()ふことがある(やう)に、016(ぢや)文字(もじ)使用(しよう)されて()る。017素盞嗚尊(すさのをのみこと)印度(いんど)のボンベイより(その)八岐大蛇(やまたをろち)018(すなは)大豪族(だいがうぞく)大部隊(だいぶたい)()つかけられて、019長年月(ちやうねんげつ)()られ、020各地(かくち)(おい)(せう)をろち退治(たいぢ)られつつ、021伯耆(ほうき)大山(だいせん)()()んで割拠(かつきよ)して()大豪族(だいがうぞく)(つひ)退治(たいぢ)られた。022(すなは)征討(せいたう)されたのぢや。023(また)日野川(ひのかは)()ふのは()(かは)とも()つて、024退治(たいぢ)した大蛇(をろち)の、025あまりに大部隊(だいぶたい)であつた()め、026川水(かはみづ)()(いろ)()まつたと()ふので()名称(めいしよう)()きた。027尾八尾(をやを)028谿八谷(たにやたに)()ふのは、029その大山(だいせん)地帯(ちたい)に、030広範囲(くわうはんゐ)群居(ぐんきよ)したことを()ふので、031(やま)()にも、032谷々(たにだに)にも、033(いつ)パイになつて()たと()意味(いみ)で、034(その)部下(ぶか)(すう)(おほ)きを表現(へうげん)したものである。
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