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遠大(ゑんだい)なる準備(じゆんび)

インフォメーション
鏡：玉鏡 題名：遠大なる準備 よみ： 著者：出口王仁三郎
神の国掲載号：1934（昭和9）年02月号 八幡書店版：228頁 愛善世界社版：32頁 著作集：148頁 第五版：230頁 第三版：233頁 全集： 初版：197頁
概要： 備考： タグ： データ凡例： データ最終更新日： OBC ：kg675
001　すべてのものは遠大(ゑんだい)なる考(かんが)へのもとに準備(じゆんび)せられなくてはならない。002物事(ものごと)は準備(じゆんび)の時代(じだい)に六十年(ろくじふねん)を要(えう)する。003欅(けやき)は大木(たいぼく)になるものとは云(い)へ、004今年(ことし)種(たね)を蒔(ま)いて来年(らいねん)それを得(う)る訳(わけ)にはいかない。005春(はる)蒔(ま)いた種(たね)は秋(あき)でなくては収穫(しうくわく)を得(え)られない。006だから種(たね)を蒔(ま)く事(こと)を早(はや)くせねばならない。007艮(うしとら)の金神様(こんじんさま)は三千年(さんぜんねん)の経綸(しぐみ)がしてあるから、008出(で)かけたらバタバタと片(かた)を附(つ)けると仰有(おつしや)つて居(ゐ)るが物事(ものごと)は準備(じゆんび)が肝要(かんえう)である。009又(また)考(かんが)へると云(い)ふ事(こと)、010省(かへりみ)ると云(い)ふ事(こと)もトツプを切(き)るまでの仕事(しごと)ぢや。011いよいよやりかけたら飽(あ)くまでそれを断行(だんかう)せねばならない。012出発点(しゆつぱつてん)を離(はな)れてから更(さら)に考(かんが)へなほすなどの事(こと)、013王仁(わたし)は断(だん)じてした事(こと)はない。014王仁(わたし)は十分(じふぶん)案(あん)を練(ね)つて、015いざ出(で)かけたら一歩(いつぽ)も後(あと)へはひかぬ性質(たち)だが、016世(よ)にはよい加減(かげん)に考(かんが)へて、017さて出(で)かけて後(のち)、018あれでも行(ゆ)かぬ、019これでもゆかぬ、020と考(かんが)へたり引込(ひつこ)んだりする人(ひと)が多(おほ)いが、021王仁(わたし)はそんな事(こと)は嫌(いや)だ。
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