霊界物語.ネット
~出口王仁三郎 大図書館~
目 次
設 定
閉じる
×
霊界物語
三鏡
大本神諭
伊都能売神諭
出口王仁三郎全集
出口王仁三郎著作集
王仁文庫
惟神の道
幼ながたり
開祖伝
聖師伝
霧の海(第六歌集)
大本七十年史
大本史料集成
神霊界
新聞記事
新月の光
その他
王仁文献考証
検索は「
王仁DB
」で
←
戻る
霊界物語
霊主体従
第1巻(子の巻)
第2巻(丑の巻)
第3巻(寅の巻)
第4巻(卯の巻)
第5巻(辰の巻)
第6巻(巳の巻)
第7巻(午の巻)
第8巻(未の巻)
第9巻(申の巻)
第10巻(酉の巻)
第11巻(戌の巻)
第12巻(亥の巻)
如意宝珠
第13巻(子の巻)
第14巻(丑の巻)
第15巻(寅の巻)
第16巻(卯の巻)
第17巻(辰の巻)
第18巻(巳の巻)
第19巻(午の巻)
第20巻(未の巻)
第21巻(申の巻)
第22巻(酉の巻)
第23巻(戌の巻)
第24巻(亥の巻)
海洋万里
第25巻(子の巻)
第26巻(丑の巻)
第27巻(寅の巻)
第28巻(卯の巻)
第29巻(辰の巻)
第30巻(巳の巻)
第31巻(午の巻)
第32巻(未の巻)
第33巻(申の巻)
第34巻(酉の巻)
第35巻(戌の巻)
第36巻(亥の巻)
舎身活躍
第37巻(子の巻)
第38巻(丑の巻)
第39巻(寅の巻)
第40巻(卯の巻)
第41巻(辰の巻)
第42巻(巳の巻)
第43巻(午の巻)
第44巻(未の巻)
第45巻(申の巻)
第46巻(酉の巻)
第47巻(戌の巻)
第48巻(亥の巻)
真善美愛
第49巻(子の巻)
第50巻(丑の巻)
第51巻(寅の巻)
第52巻(卯の巻)
第53巻(辰の巻)
第54巻(巳の巻)
第55巻(午の巻)
第56巻(未の巻)
第57巻(申の巻)
第58巻(酉の巻)
第59巻(戌の巻)
第60巻(亥の巻)
山河草木
第61巻(子の巻)
第62巻(丑の巻)
第63巻(寅の巻)
第64巻(卯の巻)上
第64巻(卯の巻)下
第65巻(辰の巻)
第66巻(巳の巻)
第67巻(午の巻)
第68巻(未の巻)
第69巻(申の巻)
第70巻(酉の巻)
第71巻(戌の巻)
第72巻(亥の巻)
特別編 入蒙記
天祥地瑞
第73巻(子の巻)
第74巻(丑の巻)
第75巻(寅の巻)
第76巻(卯の巻)
第77巻(辰の巻)
第78巻(巳の巻)
第79巻(午の巻)
第80巻(未の巻)
第81巻(申の巻)
←
戻る
第6巻(巳の巻)
序歌
松葉の塵
総説
第1篇 山陰の雪
01 宇宙太元
〔251〕
02 瀑布の涙
〔252〕
03 頓智奇珍
〔253〕
04 立春到達
〔254〕
05 抔盤狼藉
〔255〕
06 暗雲消散
〔256〕
07 旭光照波
〔257〕
第2篇 常世の波
08 春の海面
〔258〕
09 埠頭の名残
〔259〕
10 四鳥の別れ
〔260〕
11 山中の邂逅
〔261〕
12 起死回生
〔262〕
13 谷間の囁
〔263〕
14 黒竜赤竜
〔264〕
第3篇 大峠
15 大洪水(一)
〔265〕
16 大洪水(二)
〔266〕
17 極仁極徳
〔267〕
18 天の瓊矛
〔268〕
第4篇 立花の小戸
19 祓戸四柱
〔269〕
20 善悪不測
〔270〕
21 真木柱
〔271〕
22 神業無辺
〔272〕
23 諸教同根
〔273〕
24 富士鳴戸
〔274〕
第5篇 一霊四魂
25 金勝要大神
〔275〕
26 体五霊五
〔276〕
27 神生み
〔277〕
28 身変定
〔278〕
29 泣沢女
〔279〕
30 罔象神
〔280〕
第6篇 百舌鳥の囁
31 襤褸の錦
〔281〕
32 瓔珞の河越
〔282〕
33 五大教
〔283〕
34 三大教
〔284〕
35 北光開眼
〔285〕
36 三五教
〔286〕
第7篇 黄金の玉
37 雲掴み
〔287〕
38 黄金の宮
〔288〕
39 石仏の入水
〔289〕
40 琴平橋
〔290〕
41 桶伏山
〔291〕
第8篇 五伴緒神
42 途上の邂逅
〔292〕
43 猫の手
〔293〕
44 俄百姓
〔294〕
45 大歳神
〔295〕
46 若年神
〔296〕
47 二王と観音
〔297〕
48 鈿女命
〔298〕
49 膝栗毛
〔299〕
50 大戸惑
〔300〕
余白歌
このサイトは『霊界物語』を始めとする出口王仁三郎等の著書を無料で公開しています。
(注・出口王仁三郎の全ての著述を収録しているわけではありません。未収録のものも沢山あります)
閉じる
×
この文献を王仁DBで開く
印刷用画面を開く
[?]
プリント専用のシンプルな画面が開きます。文章の途中から印刷したい場合は、文頭にしたい位置のアンカーをクリックしてから開いて下さい。
[×閉じる]
話者名の追加表示
[?]
セリフの前に話者名が記していない場合、誰がしゃべっているセリフなのか分からなくなってしまう場合があります。底本にはありませんが、話者名を追加して表示します。
[×閉じる]
追加表示する
追加表示しない
【標準】
表示できる章
テキストのタイプ
[?]
ルビを表示させたまま文字列を選択してコピー&ペーストすると、ブラウザによってはルビも一緒にコピーされてしまい、ブログ等に引用するのに手間がかかります。そんな時には「コピー用のテキスト」に変更して下さい。ルビも脚注もない、ベタなテキストが表示され、きれいにコピーできます。
[×閉じる]
通常のテキスト
【標準】
コピー用のテキスト
その他の設定項目を表示する
ここから下を閉じる
文字サイズ
S
【標準】
M
L
フォント
フォント1
【標準】
フォント2
ルビの表示
通常表示
【標準】
括弧の中に表示
表示しない
古いブラウザでうまく表示されない時はこの設定を試してみて下さい
アンカーの表示
[?]
本文中に挿入している3~4桁の数字がアンカーです。原則として句読点ごとに付けており、標準設定では本文の左端に表示させています。クリックするとその位置から表示されます(URLの#の後ろに付ける場合は数字の頭に「a」を付けて下さい)。長いテキストをスクロールさせながら読んでいると、どこまで読んだのか分からなくなってしまう時がありますが、読んでいる位置を知るための目安にして下さい。目障りな場合は「表示しない」設定にして下さい。
[×閉じる]
左側にだけ表示する
【標準】
表示しない
全てのアンカーを表示
宣伝歌
[?]
宣伝歌など七五調の歌は、底本ではたいてい二段組でレイアウトされています。しかしブラウザで読む場合には、二段組だと読みづらいので、標準設定では一段組に変更して(ただし二段目は分かるように一文字下げて)表示しています。お好みよって二段組に変更して下さい。
[×閉じる]
一段組
【標準】
二段組
脚注
[?]
[※]や[#]で括られている文字は当サイトで独自に付けた脚注です。まだ少ししか付いていませんが、目障りな場合は「表示しない」設定に変えて下さい。ただし[#]は重要な注記なので表示を消すことは出来ません。
[×閉じる]
全ての脚注を開く
全ての脚注を閉じる(マーク表示)
【標準】
脚注マークを表示しない
文字の色
背景の色
ルビの色
傍点の色
[?]
底本で傍点(圏点)が付いている文字は、『霊界物語ネット』では太字で表示されますが、その色を変えます。
[×閉じる]
外字1の色
[?]
この設定は現在使われておりません。
[×閉じる]
外字2の色
[?]
文字がフォントに存在せず、画像を使っている場合がありますが、その画像の周囲の色を変えます。
[×閉じる]
→
表示がおかしくなったらリロードしたり、クッキーを削除してみて下さい。
【新着情報】
サブスクのお知らせ
霊界物語
>
第6巻
> 第7篇 黄金の玉 > 第38章 黄金の宮
<<< 雲掴み
(B)
(N)
石仏の入水 >>>
マーキングパネル
設定パネルで「全てのアンカーを表示」させてアンカーをクリックして下さい。
【引数の設定例】 &mky=a010-a021a034 アンカー010から021と、034を、イエローでマーキング。
第三八章
黄金
(
こがね
)
の
宮
(
みや
)
〔二八八〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第6巻 霊主体従 巳の巻
篇:
第7篇 黄金の玉
よみ(新仮名遣い):
おうごんのたま
章:
第38章 黄金の宮
よみ(新仮名遣い):
こがねのみや
通し章番号:
288
口述日:
1922(大正11)年01月23日(旧12月26日)
口述場所:
筆録者:
藤原勇造
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1922(大正11)年5月10日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
[×閉じる]
:
雲掴は、青雲山八王神の神澄彦が大洪水の前に、宣伝使となって当山を去って以来、八頭の吾妻彦が神政を司っていたが、ついにウラル彦の勢力の前に心ならずも屈したことを明かした。
そして、国治立命の命によって古来より青雲山に祭っていた黄金の玉を、ウラル彦が取りに来るため、山に道を通しているのだ、と白状した。
また、自分の正体は、吾妻彦の補佐をする雲別という神人である、と名乗った。
ただ、黄金の玉を管理する玉守彦夫婦がアーメニヤへの遷座に大反対しており、吾妻彦はウラル彦との板ばさみとなって苦しんでいることを明かした。
高彦は、自分は黄金山に玉を移すために使わされたのであり、これはすべて伊邪那岐命のご守護があるため、何も心配することはない、と諭した。
高彦は雲掴(雲別)の案内で吾妻別に面会した。そして三五教の教理と、伊邪那岐命の神徳を説き聞かせたところ、吾妻彦は三五教に恭順した。そして、黄金の玉は黄金山に遷座することになった。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
[×閉じる]
:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
2020-04-24 18:12:45
OBC :
rm0638
愛善世界社版:
232頁
八幡書店版:
第1輯 709頁
修補版:
校定版:
232頁
普及版:
97頁
初版:
ページ備考:
001
高彦
(
たかひこの
)
天使
(
かみ
)
は、
002
雲掴
(
くもつかみ
)
の
改心
(
かいしん
)
の
情
(
じやう
)
現
(
あらは
)
れしより、
003
一同
(
いちどう
)
の
霊縛
(
れいばく
)
を、
004
一
(
ひ
)
イ
二
(
ふ
)
ウ
三
(
み
)
ツと
唱
(
とな
)
へながら
解
(
と
)
いた。
005
一同
(
いちどう
)
は
一
(
いち
)
時
(
じ
)
に
身体
(
しんたい
)
の
自由
(
じいう
)
を
得
(
え
)
、
006
涙
(
なみだ
)
を
流
(
なが
)
して
各々
(
おのおの
)
柄物
(
えもの
)
を
大地
(
だいち
)
に
投
(
な
)
げ
捨
(
す
)
て、
007
宣伝使
(
せんでんし
)
の
前
(
まへ
)
に
群
(
むら
)
がり
来
(
きた
)
りて
跪
(
ひざまづ
)
きその
無礼
(
ぶれい
)
を
陳謝
(
ちんしや
)
し、
008
雲掴
(
くもつかみ
)
は
涙
(
なみだ
)
片手
(
かたて
)
に
逐一
(
ちくいち
)
その
真相
(
しんさう
)
を
語
(
かた
)
りける。
009
『
当山
(
たうざん
)
は
貴下
(
きか
)
の
知
(
し
)
らるる
如
(
ごと
)
く、
010
古
(
いにしへ
)
より
国治立
(
くにはるたちの
)
命
(
みこと
)
の
命
(
めい
)
によりて
黄金
(
こがね
)
の
玉
(
たま
)
を
祭
(
まつ
)
り、
011
玉守彦
(
たまもりひこ
)
、
012
玉守姫
(
たまもりひめ
)
の
二神
(
にしん
)
が、
013
宮司
(
みやづかさ
)
として
之
(
これ
)
を
保護
(
ほご
)
し
奉
(
たてまつ
)
りて
居
(
を
)
りました。
014
さうして
神澄彦
(
かむすみひこ
)
が
八王神
(
やつわうじん
)
となりて、
015
当山
(
たうざん
)
一帯
(
いつたい
)
の
地
(
ち
)
を
御
(
ご
)
守護
(
しゆご
)
遊
(
あそ
)
ばされ、
016
吾妻彦
(
あづまひこ
)
[
※
校正本では「吾妻別」
]
は
神政
(
しんせい
)
を
管掌
(
くわんしやう
)
されつつあつたのでありましたが、
017
八王神
(
やつわうじん
)
の
神澄彦
(
かむすみひこ
)
様
(
さま
)
は、
018
大洪水
(
だいこうずゐ
)
の
前
(
まへ
)
に、
019
宣伝使
(
せんでんし
)
となつて、
020
聖地
(
せいち
)
ヱルサレムへ
御
(
お
)
出
(
いで
)
になり、
021
それからは
吾妻彦
(
あづまひこ
)
[
※
校正本では「吾妻別」
]
の
独舞台
(
ひとりぶたい
)
となつてをりました。
022
然
(
しか
)
るにこの
度
(
たび
)
、
023
常世彦
(
とこよひこ
)
の
御
(
おん
)
子
(
こ
)
なるウラル
彦
(
ひこ
)
が、
024
アーメニヤの
聖地
(
せいち
)
に
神都
(
しんと
)
を
開
(
ひら
)
かれ、
025
宣伝使
(
せんでんし
)
を
諸方
(
しよはう
)
に
派遣
(
はけん
)
され、
026
先年
(
せんねん
)
その
宣伝使
(
せんでんし
)
たる
鬼掴
(
おにつかみ
)
と
云
(
い
)
ふ
力
(
ちから
)
の
強
(
つよ
)
き
使
(
かみ
)
が、
027
当山
(
たうざん
)
にきたりて
吾妻彦
(
あづまひこ
)
[
※
校正本では「吾妻別」
]
と
談判
(
だんぱん
)
の
末
(
すゑ
)
、
028
つひに
吾妻彦
(
あづまひこ
)
[
※
校正本では「吾妻別」
]
は
鬼掴
(
おにつかみ
)
に
降伏
(
かうふく
)
し、
029
アーメニヤの
神都
(
しんと
)
に
帰順
(
きじゆん
)
された。
030
そこでいよいよアーメニヤの
神都
(
しんと
)
に、
031
黄金
(
こがね
)
の
国魂
(
くにたま
)
を
祭
(
まつ
)
るべく、
032
黄金
(
こがね
)
の
宮
(
みや
)
をアーメニヤに
遷
(
うつ
)
される
事
(
こと
)
となり、
033
やがてウラル
彦
(
ひこ
)
は、
034
数多
(
あまた
)
の
供人
(
ともびと
)
を
引
(
ひ
)
き
伴
(
つ
)
れ、
035
当山
(
たうざん
)
へその
玉
(
たま
)
を
受取
(
うけと
)
りに
御
(
お
)
出
(
いで
)
になるので、
036
吾々
(
われわれ
)
は
吾妻彦
(
あづまひこ
)
[
※
校正本では「吾妻別」
]
の
厳命
(
げんめい
)
によりて、
037
山道
(
やまみち
)
の
開鑿
(
かいさく
)
に
昼夜
(
ちうや
)
間断
(
かんだん
)
なく
従事
(
じうじ
)
してをりました。
038
しかるに
尊
(
たふと
)
き
貴下
(
あなた
)
の
御
(
お
)
出
(
いで
)
になり、
039
有難
(
ありがた
)
き
神
(
かみ
)
様
(
さま
)
の
教
(
をしへ
)
を
聞
(
き
)
かして
頂
(
いただ
)
きましてより、
040
どうやら
私
(
わたくし
)
らの
心
(
こころ
)
の
中
(
なか
)
に
潜
(
ひそ
)
める
大蛇
(
をろち
)
の
悪霊
(
あくれい
)
も
逃
(
に
)
げ
出
(
だ
)
したやうで
実
(
じつ
)
に
天地
(
てんち
)
開明
(
かいめい
)
の
心持
(
こころもち
)
となり、
041
今迄
(
いままで
)
の
吾々
(
われわれ
)
の
慢心
(
まんしん
)
誤解
(
とりちがひ
)
を
省
(
かへり
)
みれば、
042
実
(
じつ
)
に
耻
(
はづ
)
かしくつて
穴
(
あな
)
でもあらば
這入
(
はい
)
りたいやうな
気
(
き
)
が
致
(
いた
)
します』
043
と
真心
(
まごころ
)
を
面
(
おもて
)
に
現
(
あら
)
はして
述
(
の
)
べたてにける。
044
宣伝使
(
せんでんし
)
は
打
(
う
)
ち
首肯
(
うなづ
)
き、
045
『
汝
(
なんぢ
)
の
詐
(
いつは
)
らざる
告白
(
こくはく
)
によつて、
046
総
(
すべ
)
ての
疑団
(
ぎだん
)
は
氷解
(
ひようかい
)
した。
047
それに
就
(
つ
)
いても
当山
(
たうざん
)
の
守護神
(
しゆごじん
)
吾妻彦
(
あづまひこ
)
[
※
校正本では「吾妻別」
]
は
今
(
いま
)
何処
(
いづこ
)
に
在
(
あ
)
るぞ』
048
との
尋
(
たづ
)
ねに、
049
雲掴
(
くもつかみ
)
は、
050
『ハイ、
051
この
頃
(
ごろ
)
は
黄金
(
こがね
)
の
宮
(
みや
)
の
御
(
ご
)
神体
(
しんたい
)
をアーメニヤに
遷
(
うつ
)
す
準備
(
じゆんび
)
のために、
052
昼夜
(
ちうや
)
断食
(
だんじき
)
の
行
(
ぎやう
)
を
為
(
な
)
して
居
(
を
)
られます。
053
然
(
しか
)
るに
肝腎
(
かんじん
)
の
宮司
(
みやづかさ
)
なる
玉守彦
(
たまもりひこの
)
天使
(
かみ
)
は、
054
この
御
(
お
)
宮
(
みや
)
をアーメニヤに
遷
(
うつ
)
すことは、
055
御
(
ご
)
神慮
(
しんりよ
)
に
適
(
かな
)
はないと
云
(
い
)
つて、
056
大変
(
たいへん
)
に
反対
(
はんたい
)
をされて
居
(
を
)
るさうであります。
057
肝腎
(
かんじん
)
の
御
(
お
)
宮守
(
みやもり
)
が
御
(
ご
)
承知
(
しようち
)
なければ、
058
如何
(
いか
)
に
当山
(
たうざん
)
の
守護職
(
しゆごしよく
)
なる
吾妻彦
(
あづまひこの
)
命
(
みこと
)
[
※
校正本では「吾妻別命」
]
も、
059
どうする
事
(
こと
)
も
出来
(
でき
)
ず、
060
さりとて
一旦
(
いつたん
)
ウラル
彦
(
ひこ
)
に
約束
(
やくそく
)
なされた
以上
(
いじやう
)
は、
061
これを
履行
(
りこう
)
せなくてはならず、
062
万々一
(
まんまんいち
)
今
(
いま
)
となつて
違背
(
ゐはい
)
される
様
(
やう
)
な
事
(
こと
)
があるとすれば、
063
当山
(
たうざん
)
はウラル
彦
(
ひこ
)
のために
焼
(
や
)
き
亡
(
ほろ
)
ぼされるは
火
(
ひ
)
を
睹
(
み
)
るより
明
(
あきら
)
かなりと
云
(
い
)
ふので、
064
玉守彦
(
たまもりひこの
)
天使
(
かみ
)
様
(
さま
)
の
御
(
ご
)
承知
(
しようち
)
が
行
(
ゆ
)
く
様
(
やう
)
にと、
065
一方
(
いつぱう
)
に
準備
(
じゆんび
)
すると
共
(
とも
)
に、
066
一方
(
いつぱう
)
は
断食
(
だんじき
)
の
行
(
ぎやう
)
をせられて
居
(
を
)
るのであります。
067
私
(
わたくし
)
は
実
(
じつ
)
は
雲掴
(
くもつかみ
)
と
申
(
まを
)
して、
068
賤
(
いや
)
しき
人夫
(
にんぷ
)
の
頭領
(
とうりやう
)
を
致
(
いた
)
してをりますが、
069
実際
(
じつさい
)
は
吾妻彦
(
あづまひこ
)
[
※
校正本では「吾妻別」
]
の
補佐
(
ほさ
)
の
神司
(
かみ
)
で、
070
雲別
(
くもわけ
)
と
申
(
まを
)
す
者
(
もの
)
であります。
071
それゆえ
当山
(
たうざん
)
の
事
(
こと
)
ならば、
072
何事
(
なにごと
)
も
詳
(
くは
)
しく
存
(
ぞん
)
じて
居
(
を
)
りますが、
073
今日
(
こんにち
)
のところ
吾妻彦
(
あづまひこ
)
[
※
校正本では「吾妻別」
]
は
実
(
じつ
)
に
板挟
(
いたばさ
)
みとなりて、
074
苦
(
くる
)
しみ
悶
(
もだ
)
えて
居
(
を
)
られます。
075
誠
(
まこと
)
に
見
(
み
)
るも
御
(
お
)
気
(
き
)
の
毒
(
どく
)
の
至
(
いた
)
りであります』
076
と
顔色
(
がんしよく
)
を
曇
(
くも
)
らせ、
077
吐息
(
といき
)
を
吐
(
は
)
きつつ
述
(
の
)
べ
立
(
た
)
つる。
078
高彦
(
たかひこの
)
天使
(
かみ
)
は、
079
雲別
(
くもわけ
)
に
向
(
むか
)
つて、
080
『
御
(
ご
)
心配
(
しんぱい
)
はいりませぬ、
081
当山
(
たうざん
)
の
禍
(
わざはひ
)
を
救
(
すく
)
ふは、
082
唯
(
ただ
)
天津
(
あまつ
)
祝詞
(
のりと
)
と
言霊
(
ことたま
)
の
力
(
ちから
)
と、
083
宣伝歌
(
せんでんか
)
の
功徳
(
くどく
)
のみであります。
084
また
黄金
(
こがね
)
の
宮
(
みや
)
は
決
(
けつ
)
してアーメニヤには
遷
(
うつ
)
りませぬ。
085
これは
黄金山
(
わうごんざん
)
に
遷
(
うつ
)
せば
宜
(
よろ
)
しい。
086
黄金山
(
わうごんざん
)
には
仁慈
(
じんじ
)
無限
(
むげん
)
の
神
(
かみ
)
様
(
さま
)
が
現
(
あら
)
はれて、
087
立派
(
りつぱ
)
な
教
(
をしへ
)
を
立
(
た
)
てられて
居
(
を
)
りますから、
088
一
(
いち
)
時
(
じ
)
もはやく
之
(
これ
)
を
黄金山
(
わうごんざん
)
に
遷
(
うつ
)
し
奉
(
たてまつ
)
り、
089
高天原
(
たかあまはら
)
に
坐
(
ま
)
します
神
(
かむ
)
伊邪那岐
(
いざなぎの
)
命
(
みこと
)
の
御
(
ご
)
神政
(
しんせい
)
御
(
ご
)
守護
(
しゆご
)
の
御魂
(
みたま
)
とすべきものであります。
090
それゆゑ
吾々
(
われわれ
)
は
当山
(
たうざん
)
に
宣伝使
(
せんでんし
)
となつて
参
(
まゐ
)
りしなり』
091
と、
092
初
(
はじ
)
めて
自分
(
じぶん
)
の
使命
(
しめい
)
を
物語
(
ものがた
)
りける。
093
この
高彦
(
たかひこの
)
天使
(
かみ
)
は、
094
後
(
あと
)
に
天照
(
あまてらす
)
大御神
(
おほみかみ
)
様
(
さま
)
が
岩戸隠
(
いはとがく
)
れを
遊
(
あそ
)
ばした
時
(
とき
)
、
095
岩屋戸
(
いはやど
)
の
前
(
まへ
)
で
天津
(
あまつ
)
祝詞
(
のりと
)
を
奏上
(
そうじやう
)
し
玉
(
たま
)
ひし
天
(
あめの
)
児屋根
(
こやねの
)
命
(
みこと
)
の
前身
(
ぜんしん
)
なり。
096
是
(
これ
)
より
雲別
(
くもわけ
)
の
案内
(
あんない
)
にて
山頂
(
さんちやう
)
に
登
(
のぼ
)
り、
097
吾妻彦
(
あづまひこ
)
[
※
校正本では「吾妻別」
]
、
098
玉守彦
(
たまもりひこの
)
天使
(
かみ
)
に
面会
(
めんくわい
)
し、
099
三五教
(
あななひけう
)
の
教理
(
けうり
)
や
伊邪那岐
(
いざなぎ
)
の
大神
(
おほかみ
)
の
御
(
ご
)
神徳
(
しんとく
)
を
詳細
(
しやうさい
)
に
説
(
と
)
き
示
(
しめ
)
し、
100
つひに
吾妻彦
(
あづまひこ
)
[
※
校正本では「吾妻別」
]
は、
101
伊邪那岐
(
いざなぎの
)
命
(
みこと
)
に
帰順
(
きじゆん
)
し
忠誠
(
ちうせい
)
を
擢
(
ぬき
)
ンでたりける。
102
而
(
しか
)
して
黄金
(
こがね
)
の
宮
(
みや
)
は、
103
玉
(
たま
)
と
共
(
とも
)
にヱルサレムの
聖地
(
せいち
)
に
遷座
(
せんざ
)
さるる
事
(
こと
)
となりにける。
104
(
大正一一・一・二三
旧大正一〇・一二・二六
藤原勇造
録)
Δこのページの一番上に戻るΔ
<<< 雲掴み
(B)
(N)
石仏の入水 >>>
霊界物語
>
第6巻
> 第7篇 黄金の玉 > 第38章 黄金の宮
Tweet
文芸社文庫『あらすじで読む霊界物語』絶賛発売中!
オニド関連サイト
最新更新情報
10/22
【霊界物語ネット】
『
王仁文庫 第六篇 たまの礎(裏の神諭)
』をテキスト化しました。
9/18
【
飯塚弘明.com
】
飯塚弘明著『
PTC2 出口王仁三郎の霊界物語で透見する世界現象 T之巻
』発刊!
5/8
【霊界物語ネット】
霊界物語ネットに出口王仁三郎の
第六歌集『霧の海』
を掲載しました。
このページに誤字・脱字や表示乱れなどを見つけたら教えて下さい。
返信が必要な場合はメールでお送り下さい。【
メールアドレス
】
【38 黄金の宮|第6巻(巳の巻)|霊界物語/rm0638】
合言葉「みろく」を入力して下さい→