霊界物語.ネット
~出口王仁三郎 大図書館~
目 次
設 定
閉じる
×
霊界物語
三鏡
大本神諭
伊都能売神諭
出口王仁三郎全集
出口王仁三郎著作集
王仁文庫
惟神の道
幼ながたり
開祖伝
聖師伝
霧の海(第六歌集)
大本七十年史
大本史料集成
神霊界
新聞記事
新月の光
その他
王仁文献考証
検索は「
王仁DB
」で
←
戻る
霊界物語
霊主体従
第1巻(子の巻)
第2巻(丑の巻)
第3巻(寅の巻)
第4巻(卯の巻)
第5巻(辰の巻)
第6巻(巳の巻)
第7巻(午の巻)
第8巻(未の巻)
第9巻(申の巻)
第10巻(酉の巻)
第11巻(戌の巻)
第12巻(亥の巻)
如意宝珠
第13巻(子の巻)
第14巻(丑の巻)
第15巻(寅の巻)
第16巻(卯の巻)
第17巻(辰の巻)
第18巻(巳の巻)
第19巻(午の巻)
第20巻(未の巻)
第21巻(申の巻)
第22巻(酉の巻)
第23巻(戌の巻)
第24巻(亥の巻)
海洋万里
第25巻(子の巻)
第26巻(丑の巻)
第27巻(寅の巻)
第28巻(卯の巻)
第29巻(辰の巻)
第30巻(巳の巻)
第31巻(午の巻)
第32巻(未の巻)
第33巻(申の巻)
第34巻(酉の巻)
第35巻(戌の巻)
第36巻(亥の巻)
舎身活躍
第37巻(子の巻)
第38巻(丑の巻)
第39巻(寅の巻)
第40巻(卯の巻)
第41巻(辰の巻)
第42巻(巳の巻)
第43巻(午の巻)
第44巻(未の巻)
第45巻(申の巻)
第46巻(酉の巻)
第47巻(戌の巻)
第48巻(亥の巻)
真善美愛
第49巻(子の巻)
第50巻(丑の巻)
第51巻(寅の巻)
第52巻(卯の巻)
第53巻(辰の巻)
第54巻(巳の巻)
第55巻(午の巻)
第56巻(未の巻)
第57巻(申の巻)
第58巻(酉の巻)
第59巻(戌の巻)
第60巻(亥の巻)
山河草木
第61巻(子の巻)
第62巻(丑の巻)
第63巻(寅の巻)
第64巻(卯の巻)上
第64巻(卯の巻)下
第65巻(辰の巻)
第66巻(巳の巻)
第67巻(午の巻)
第68巻(未の巻)
第69巻(申の巻)
第70巻(酉の巻)
第71巻(戌の巻)
第72巻(亥の巻)
特別編 入蒙記
天祥地瑞
第73巻(子の巻)
第74巻(丑の巻)
第75巻(寅の巻)
第76巻(卯の巻)
第77巻(辰の巻)
第78巻(巳の巻)
第79巻(午の巻)
第80巻(未の巻)
第81巻(申の巻)
←
戻る
第6巻(巳の巻)
序歌
松葉の塵
総説
第1篇 山陰の雪
01 宇宙太元
〔251〕
02 瀑布の涙
〔252〕
03 頓智奇珍
〔253〕
04 立春到達
〔254〕
05 抔盤狼藉
〔255〕
06 暗雲消散
〔256〕
07 旭光照波
〔257〕
第2篇 常世の波
08 春の海面
〔258〕
09 埠頭の名残
〔259〕
10 四鳥の別れ
〔260〕
11 山中の邂逅
〔261〕
12 起死回生
〔262〕
13 谷間の囁
〔263〕
14 黒竜赤竜
〔264〕
第3篇 大峠
15 大洪水(一)
〔265〕
16 大洪水(二)
〔266〕
17 極仁極徳
〔267〕
18 天の瓊矛
〔268〕
第4篇 立花の小戸
19 祓戸四柱
〔269〕
20 善悪不測
〔270〕
21 真木柱
〔271〕
22 神業無辺
〔272〕
23 諸教同根
〔273〕
24 富士鳴戸
〔274〕
第5篇 一霊四魂
25 金勝要大神
〔275〕
26 体五霊五
〔276〕
27 神生み
〔277〕
28 身変定
〔278〕
29 泣沢女
〔279〕
30 罔象神
〔280〕
第6篇 百舌鳥の囁
31 襤褸の錦
〔281〕
32 瓔珞の河越
〔282〕
33 五大教
〔283〕
34 三大教
〔284〕
35 北光開眼
〔285〕
36 三五教
〔286〕
第7篇 黄金の玉
37 雲掴み
〔287〕
38 黄金の宮
〔288〕
39 石仏の入水
〔289〕
40 琴平橋
〔290〕
41 桶伏山
〔291〕
第8篇 五伴緒神
42 途上の邂逅
〔292〕
43 猫の手
〔293〕
44 俄百姓
〔294〕
45 大歳神
〔295〕
46 若年神
〔296〕
47 二王と観音
〔297〕
48 鈿女命
〔298〕
49 膝栗毛
〔299〕
50 大戸惑
〔300〕
余白歌
このサイトは『霊界物語』を始めとする出口王仁三郎等の著書を無料で公開しています。
(注・出口王仁三郎の全ての著述を収録しているわけではありません。未収録のものも沢山あります)
閉じる
×
この文献を王仁DBで開く
印刷用画面を開く
[?]
プリント専用のシンプルな画面が開きます。文章の途中から印刷したい場合は、文頭にしたい位置のアンカーをクリックしてから開いて下さい。
[×閉じる]
話者名の追加表示
[?]
セリフの前に話者名が記していない場合、誰がしゃべっているセリフなのか分からなくなってしまう場合があります。底本にはありませんが、話者名を追加して表示します。
[×閉じる]
追加表示する
追加表示しない
【標準】
表示できる章
テキストのタイプ
[?]
ルビを表示させたまま文字列を選択してコピー&ペーストすると、ブラウザによってはルビも一緒にコピーされてしまい、ブログ等に引用するのに手間がかかります。そんな時には「コピー用のテキスト」に変更して下さい。ルビも脚注もない、ベタなテキストが表示され、きれいにコピーできます。
[×閉じる]
通常のテキスト
【標準】
コピー用のテキスト
その他の設定項目を表示する
ここから下を閉じる
文字サイズ
S
【標準】
M
L
フォント
フォント1
【標準】
フォント2
ルビの表示
通常表示
【標準】
括弧の中に表示
表示しない
古いブラウザでうまく表示されない時はこの設定を試してみて下さい
アンカーの表示
[?]
本文中に挿入している3~4桁の数字がアンカーです。原則として句読点ごとに付けており、標準設定では本文の左端に表示させています。クリックするとその位置から表示されます(URLの#の後ろに付ける場合は数字の頭に「a」を付けて下さい)。長いテキストをスクロールさせながら読んでいると、どこまで読んだのか分からなくなってしまう時がありますが、読んでいる位置を知るための目安にして下さい。目障りな場合は「表示しない」設定にして下さい。
[×閉じる]
左側にだけ表示する
【標準】
表示しない
全てのアンカーを表示
宣伝歌
[?]
宣伝歌など七五調の歌は、底本ではたいてい二段組でレイアウトされています。しかしブラウザで読む場合には、二段組だと読みづらいので、標準設定では一段組に変更して(ただし二段目は分かるように一文字下げて)表示しています。お好みよって二段組に変更して下さい。
[×閉じる]
一段組
【標準】
二段組
脚注
[?]
[※]や[#]で括られている文字は当サイトで独自に付けた脚注です。まだ少ししか付いていませんが、目障りな場合は「表示しない」設定に変えて下さい。ただし[#]は重要な注記なので表示を消すことは出来ません。
[×閉じる]
全ての脚注を開く
全ての脚注を閉じる(マーク表示)
【標準】
脚注マークを表示しない
文字の色
背景の色
ルビの色
傍点の色
[?]
底本で傍点(圏点)が付いている文字は、『霊界物語ネット』では太字で表示されますが、その色を変えます。
[×閉じる]
外字1の色
[?]
この設定は現在使われておりません。
[×閉じる]
外字2の色
[?]
文字がフォントに存在せず、画像を使っている場合がありますが、その画像の周囲の色を変えます。
[×閉じる]
→
表示がおかしくなったらリロードしたり、クッキーを削除してみて下さい。
【新着情報】
10月30~31日に旧サイトから新サイトへの移行作業を行う予定です。
実験用サイト
|
サブスク
霊界物語
>
第6巻
> 第8篇 五伴緒神 > 第48章 鈿女命
<<< 二王と観音
(B)
(N)
膝栗毛 >>>
マーキングパネル
設定パネルで「全てのアンカーを表示」させてアンカーをクリックして下さい。
【引数の設定例】 &mky=a010-a021a034 アンカー010から021と、034を、イエローでマーキング。
第四八章
鈿女命
(
うづめのみこと
)
〔二九八〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第6巻 霊主体従 巳の巻
篇:
第8篇 五伴緒神
よみ(新仮名遣い):
いつとものおのかみ
章:
第48章 鈿女命
よみ(新仮名遣い):
うずめのみこと
通し章番号:
298
口述日:
1922(大正11)年01月24日(旧12月27日)
口述場所:
筆録者:
井上留五郎
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1922(大正11)年5月10日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
[×閉じる]
:
岩彦の怒声に逃げ散った群集は、またもや十字街頭に集まってきて、今度はそこかしこで喧嘩を始めた。元照別の従者らは、喧嘩を制止にかかっている。
そこへ先ほどの美しい女宣伝使が長袖を振りながら、悠々として歌い舞い始めた。その歌は、元照別がウラル彦に臣従したことを厳しく戒める歌であった。岩彦も、拳を固めた大男も、この歌にぐにゃぐにゃとなってしまった。
広道別は、この女宣伝使が出雲姫であることを知った。互いに挨拶を交わしていると、元照別の従者たちが、宣伝使たちを丁重に迎えにやってきた。
群集の祭頭で広道別に殴りかかって強直していた男(熊彦)は、いよいよ改心して宣伝使となった。これは、天岩戸開きで手力男と並んで岩戸を開いた、岩戸別神の前身である。
手力男神のまたの名を豊岩窓神という。岩戸別神のまたの名を櫛岩窓神という。そして出雲姫は、天宇受売命の前身である。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
[×閉じる]
:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
OBC :
rm0648
愛善世界社版:
290頁
八幡書店版:
第1輯 730頁
修補版:
校定版:
291頁
普及版:
121頁
初版:
ページ備考:
001
一旦
(
いつたん
)
逃
(
に
)
げ
散
(
ち
)
つたる
群集
(
ぐんしう
)
は、
002
再
(
ふたた
)
び
十字
(
じふじ
)
街頭
(
がいとう
)
に
潮
(
うしほ
)
のごとく
集
(
あつ
)
まつて
来
(
き
)
た。
003
さうして
互
(
たが
)
ひに
争論
(
そうろん
)
をはじめ、
004
つひには
撲
(
なぐ
)
り
合
(
あ
)
ひ、
005
組打
(
くみうち
)
の
修羅場
(
しゆらぢやう
)
となつた。
006
敵味方
(
てきみかた
)
の
区別
(
くべつ
)
なく、
007
手当
(
てあた
)
り
放題
(
はうだい
)
に、
008
打
(
う
)
つ、
009
蹴
(
け
)
る、
010
撲
(
なぐ
)
る、
011
たちまち
阿鼻
(
あび
)
叫喚
(
けうくわん
)
地獄
(
ぢごく
)
の
巷
(
ちまた
)
と
化
(
くわ
)
し
去
(
さ
)
りにける。
012
例
(
れい
)
の
仁王
(
にわう
)
は
依然
(
いぜん
)
として、
013
十字
(
じふじ
)
街頭
(
がいとう
)
に
硬
(
かた
)
くなり
佇立
(
ちよりつ
)
しをる。
014
一方
(
いつぱう
)
元照別
(
もとてるわけ
)
の
従者
(
じゆうしや
)
は、
015
声
(
こゑ
)
をかぎりに
制止
(
せいし
)
した。
016
されど
争闘
(
そうとう
)
はますます
激
(
はげ
)
しくなりぬ。
017
このとき
女
(
をんな
)
の
宣伝使
(
せんでんし
)
は、
018
群集
(
ぐんしふ
)
の
中
(
なか
)
に
蓑笠
(
みのかさ
)
を
脱
(
ぬ
)
ぎ
捨
(
す
)
て、
019
花顔
(
くわがん
)
柳腰
(
りうえう
)
あたりに
眼
(
まなこ
)
を
欹
(
そばだ
)
てながら、
020
悠々
(
いういう
)
として
長袖
(
ながそで
)
を
振
(
ふ
)
り、
021
みづから
謡
(
うた
)
ひつつ
舞
(
ま
)
ひはじめける。
022
『
羅馬
(
ローマ
)
の
都
(
みやこ
)
の
十字街
(
じふじがい
)
023
押
(
お
)
し
寄
(
よ
)
せきたる
人
(
ひと
)
の
浪
(
なみ
)
024
心
(
こころ
)
も
暗
(
くら
)
く
身
(
み
)
も
暗
(
くら
)
き
025
常夜
(
とこよ
)
の
暗
(
やみ
)
のウラル
彦
(
ひこ
)
026
ウラルの
姫
(
ひめ
)
の
曲事
(
まがごと
)
に
027
相交
(
あひまじ
)
こりて
村肝
(
むらきも
)
の
028
心
(
こころ
)
も
曇
(
くも
)
る
元暗
(
もとやみ
)
の
029
別
(
わか
)
らぬ
命
(
みこと
)
の
誕生日
(
たんじやうび
)
030
飲
(
の
)
めよ
騒
(
さわ
)
げの
宣伝歌
(
せんでんか
)
031
一寸
(
いつすん
)
先
(
さき
)
は
真
(
しん
)
の
暗
(
やみ
)
032
暗
(
やみ
)
の
夜
(
よさ
)
には
鬼
(
おに
)
が
出
(
で
)
る
033
鬼
(
おに
)
より
恐
(
こは
)
い
仁王
(
にわう
)
さま
034
十字
(
じふじ
)
街頭
(
がいとう
)
に
待
(
ま
)
ち
受
(
う
)
けて
035
元暗別
(
もとやみわけ
)
の
素首
(
そつくび
)
を
036
抜
(
ぬ
)
くか
抜
(
ぬ
)
かぬかそりや
知
(
し
)
らぬ
037
知
(
し
)
らぬが
仏
(
ほとけ
)
の
市人
(
まちびと
)
は
038
元暗別
(
もとやみわけ
)
に
欺
(
だま
)
されて
039
眉毛
(
まゆげ
)
を
読
(
よ
)
まれて
尻
(
しり
)
ぬかれ
040
尻
(
しり
)
の
締
(
しま
)
りはこの
通
(
とほ
)
り
041
渋紙
(
しぶがみ
)
さまが
現
(
あら
)
はれて
042
渋
(
しぶ
)
い
顔
(
かほ
)
して
拳骨
(
げんこつ
)
を
043
固
(
かた
)
めて
御座
(
ござ
)
る
恐
(
おそ
)
ろしさ
044
殿
(
との
)
さま
恐
(
こは
)
いと
強飯
(
こはめし
)
を
045
こはごは
炊
(
た
)
いて
泣面
(
なきづら
)
で
046
おん
目出
(
めで
)
目出
(
めで
)
たい
御
(
お
)
目出
(
めで
)
たい
047
目玉
(
めだま
)
の
出
(
で
)
るよな
苦面
(
くめん
)
して
048
血
(
ち
)
を
吐
(
は
)
く
思
(
おも
)
ひの
時鳥
(
ほととぎす
)
049
ホツと
一息
(
ひといき
)
する
間
(
ま
)
もあらず
050
現
(
あら
)
はれ
出
(
いで
)
たる
荒男
(
あらをとこ
)
051
その
振
(
ふ
)
り
上
(
あ
)
げた
拳骨
(
げんこつ
)
に
052
荒肝
(
あらぎも
)
とられてあら
恐
(
こは
)
い
053
荒肝
(
あらぎも
)
とられてあら
恐
(
こは
)
い
054
恐
(
こは
)
い
恐
(
こは
)
いと
言
(
い
)
ひながら
055
何
(
なに
)
が
恐
(
こは
)
いか
知
(
し
)
つてるか
056
何程
(
なにほど
)
威勢
(
ゐせい
)
が
強
(
つよ
)
くとも
057
心
(
こころ
)
の
暗
(
くら
)
い
元暗別
(
もとやみわけ
)
の
058
醜
(
しこ
)
の
霊
(
みたま
)
や
仁王
(
にわう
)
さま
059
それより
恐
(
こは
)
いは
踵
(
あし
)
の
皮
(
かは
)
060
まだまだ
恐
(
こは
)
いものがある
061
天地
(
てんち
)
を
造
(
つく
)
り
日月
(
じつげつ
)
を
062
造
(
つく
)
つて
此
(
この
)
世
(
よ
)
を
守
(
まも
)
られる
063
神
(
かみ
)
の
律法
(
おきて
)
は
厳
(
きび
)
しいぞ
064
律法
(
おきて
)
を
破
(
やぶ
)
れば
其
(
その
)
日
(
ひ
)
から
065
根底
(
ねそこ
)
の
国
(
くに
)
へと
落
(
おと
)
されて
066
焦熱
(
せうねつ
)
地獄
(
ぢごく
)
や
水地獄
(
みづぢごく
)
067
地獄
(
ぢごく
)
の
釜
(
かま
)
の
焦
(
こげ
)
おこし
068
それも
知
(
し
)
らずに
今
(
いま
)
の
奴
(
やつ
)
069
盲目
(
めくら
)
ばかりが
寄
(
よ
)
り
合
(
あ
)
うて
070
飲
(
の
)
めよ
騒
(
さわ
)
げと
何
(
なん
)
のざま
071
一寸先
(
いつすんさき
)
は
火
(
ひ
)
の
車
(
くるま
)
072
廻
(
めぐ
)
る
因果
(
いんぐわ
)
の
報
(
むく
)
いにて
073
羅馬
(
ローマ
)
の
都
(
みやこ
)
は
眼
(
ま
)
の
当
(
あた
)
り
074
焼
(
や
)
けて
亡
(
ほろ
)
びて
真
(
しん
)
の
暗
(
やみ
)
075
栄華
(
えいぐわ
)
の
後
(
あと
)
には
月
(
つき
)
が
出
(
で
)
る
076
月
(
つき
)
は
月
(
つき
)
ぢやが
息尽
(
いきつ
)
きぢや
077
きよろ
つき
まご
つき
嘘
(
うそ
)
つき
の
078
嘘
(
うそ
)
で
固
(
かた
)
めた
羅馬城
(
ローマじやう
)
079
天津
(
あまつ
)
神
(
かみ
)
より
賜
(
たま
)
ひたる
080
元
(
もと
)
の
心
(
こころ
)
を
研
(
みが
)
き
上
(
あ
)
げ
081
元照別
(
もとてるわけ
)
の
神司
(
かみ
)
となり
082
三五教
(
あななひけふ
)
の
神
(
かみ
)
の
法
(
のり
)
083
耳
(
みみ
)
を
浚
(
さら
)
へて
聴
(
き
)
くがよい
084
お
前
(
まへ
)
の
耳
(
みみ
)
は
木耳
(
きくらげ
)
か
085
海月
(
くらげ
)
の
如
(
ごと
)
く
漂
(
ただよ
)
うた
086
この
人浪
(
ひとなみ
)
を
何
(
ど
)
うするぞ
087
浪
(
なみ
)
打
(
う
)
ち
噪
(
さわ
)
ぐ
胸
(
むね
)
の
中
(
うち
)
088
さぞや
無念
(
むねん
)
であろ
程
(
ほど
)
に
089
慢心
(
まんしん
)
するにも
程
(
ほど
)
がある
090
羅馬
(
ローマ
)
の
都
(
みやこ
)
を
輿
(
こし
)
に
乗
(
の
)
り
091
吾物顔
(
わがものがほ
)
に
練
(
ね
)
り
歩
(
ある
)
く
092
貴様
(
きさま
)
は
脚
(
あし
)
はどうしたか
093
虎
(
とら
)
狼
(
おほかみ
)
や
豺
(
やまいぬ
)
の
094
様
(
やう
)
な
心
(
こころ
)
で
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
が
095
治
(
をさ
)
まる
道理
(
だうり
)
は
荒浪
(
あらなみ
)
の
096
浪
(
なみ
)
に
漂
(
ただよ
)
ふ
民草
(
たみくさ
)
を
097
どうして
救
(
すく
)
ふ
元暗
(
もとやみ
)
の
098
別
(
わけ
)
の
判
(
わか
)
らぬ
盲目神
(
めくらがみ
)
099
か
弱
(
よわ
)
き
女人
(
によにん
)
の
吾
(
われ
)
なれど
100
天津
(
あまつ
)
御空
(
みそら
)
の
雲
(
くも
)
別
(
わ
)
けて
101
降
(
くだ
)
り
来
(
きた
)
れる
出雲姫
(
いづもひめ
)
102
出雲
(
いづも
)
の
烏
(
からす
)
が
啼
(
な
)
くやうに
103
うか
うか
聞
(
き
)
くなよ
聾神
(
つんぼがみ
)
104
盲目
(
めくら
)
聾
(
つんぼ
)
の
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
は
105
なにほど
立派
(
りつぱ
)
な
神言
(
かみごと
)
も
106
どれほど
尊
(
たふと
)
い
神
(
かみ
)
さまの
107
声
(
こゑ
)
も
聞
(
き
)
けよまい
御姿
(
みすがた
)
も
108
見
(
み
)
えはしまいが
神
(
かみ
)
様
(
さま
)
に
109
貰
(
もら
)
うた
身魂
(
みたま
)
を
光
(
ひか
)
らして
110
元照別
(
もとてるわけ
)
の
天使
(
かみ
)
となり
111
昔
(
むかし
)
の
心
(
こころ
)
に
立復
(
たちかへ
)
り
112
撞
(
つき
)
の
御柱
(
みはしら
)
大御神
(
おほみかみ
)
113
天
(
あめ
)
の
御柱
(
みはしら
)
大御神
(
おほみかみ
)
114
国
(
くに
)
の
御柱
(
みはしら
)
大神
(
おほかみ
)
の
115
御前
(
みまへ
)
に
詫
(
わ
)
びよ
伏
(
ふ
)
し
拝
(
をが
)
め
116
元
(
もと
)
は
尊
(
たふと
)
き
大神
(
おほかみ
)
の
117
分
(
わ
)
けの
御魂
(
みたま
)
と
生
(
うま
)
れたる
118
元照別
(
もとてるわけ
)
にはあらざるか
119
甲斐
(
かひ
)
ない
浮世
(
うきよ
)
に
永
(
なが
)
らへて
120
吾物顔
(
わがものがほ
)
に
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
を
121
振
(
ふ
)
れ
舞
(
ま
)
ふお
方
(
かた
)
の
気
(
き
)
が
知
(
し
)
れぬ
122
ヤツトコドツコイ、ドツコイシヨ
123
ヨイトサー、ヨイトサ
124
ヨイヨイヨイの
125
ヨイトサツサ』
126
と
節
(
ふし
)
面白
(
おもしろ
)
く、
127
手
(
て
)
つき
怪
(
あや
)
しく
踊
(
をど
)
り
狂
(
くる
)
うた。
128
木綿
(
もめん
)
の
洗濯物
(
せんたくもの
)
に
固糊
(
かたのり
)
を
付
(
つ
)
けた
様
(
やう
)
に、
129
街頭
(
がいとう
)
に
鯱
(
しやち
)
張
(
ば
)
つて
居
(
ゐ
)
た
岩彦
(
いはひこ
)
も、
130
大
(
だい
)
の
男
(
をとこ
)
も、
131
この
歌
(
うた
)
に
とろかされ
て、
132
何時
(
いつ
)
のまにか
菎蒻
(
こんにやく
)
のやうに、
133
ぐにやぐにやになつて
了
(
しま
)
つて
居
(
ゐ
)
た。
134
広道別
(
ひろみちわけの
)
天使
(
かみ
)
は
女
(
をんな
)
宣伝使
(
せんでんし
)
にむかひ、
135
『
貴方
(
あなた
)
は
噂
(
うはさ
)
に
聞
(
き
)
く、
136
出雲姫
(
いづもひめ
)
におはせしか。
137
存
(
ぞん
)
ぜぬこととて、
138
無礼
(
ぶれい
)
の
段
(
だん
)
御
(
お
)
許
(
ゆる
)
しくだされませ』
139
と
慇懃
(
いんぎん
)
に
挨拶
(
あいさつ
)
した。
140
出雲姫
(
いづもひめ
)
は
丁寧
(
ていねい
)
に
挨拶
(
あいさつ
)
を
返
(
かへ
)
す
折
(
をり
)
しも、
141
礼服
(
れいふく
)
を
着用
(
ちやくよう
)
したる
四五
(
しご
)
の
役人
(
やくにん
)
らしき
者
(
もの
)
、
142
前
(
まへ
)
に
現
(
あら
)
はれ
丁寧
(
ていねい
)
に
辞儀
(
じぎ
)
をしながら、
143
役人
(
やくにん
)
『
私
(
わたくし
)
は
羅馬
(
ローマ
)
の
城
(
しろ
)
に
仕
(
つか
)
へまつる
端下役
(
はしたやく
)
であります。
144
今
(
いま
)
城主
(
じやうしゆ
)
の
命令
(
めいれい
)
により
参
(
まゐ
)
りました。
145
どうかこの
駕籠
(
かご
)
に
乗
(
の
)
つて
羅馬城
(
ローマじやう
)
へ
御
(
ご
)
出張
(
しゆつちやう
)
を
願
(
ねが
)
ひたい』
146
と
頼
(
たの
)
み
入
(
い
)
つた。
147
元照別
(
もとてるわけの
)
天使
(
かみ
)
の
輿
(
こし
)
は
何故
(
なにゆゑ
)
か、
148
後
(
あと
)
へ
一目散
(
いちもくさん
)
に
引返
(
ひきかへ
)
して
了
(
しま
)
つた。
149
この
群集
(
ぐんしふ
)
の
中
(
なか
)
から
現
(
あら
)
はれ、
150
十字
(
じふじ
)
街頭
(
がいとう
)
に
拳
(
こぶし
)
を
固
(
かた
)
め、
151
口
(
くち
)
を
開
(
あ
)
いたなり
強直
(
きやうちよく
)
してゐた
大
(
だい
)
の
男
(
をとこ
)
は、
152
いよいよ
改心
(
かいしん
)
して
宣伝使
(
せんでんし
)
となり、
153
天
(
あま
)
の
岩戸
(
いはと
)
の
前
(
まへ
)
において
手力男
(
たぢからをの
)
命
(
みこと
)
と
相並
(
あひなら
)
び、
154
岩戸
(
いはと
)
を
開
(
ひら
)
いた
岩戸別
(
いはとわけの
)
神
(
かみ
)
の
前身
(
ぜんしん
)
である。
155
手力男
(
たぢからをの
)
神
(
かみ
)
の
又
(
また
)
の
名
(
な
)
を、
156
豊岩窓
(
とよいはまどの
)
神
(
かみ
)
といひ、
157
岩戸別
(
いはとわけの
)
神
(
かみ
)
の
又
(
また
)
の
名
(
な
)
を、
158
櫛岩窓
(
くしいはまどの
)
神
(
かみ
)
と
云
(
い
)
ふのである。
159
さうして
今
(
いま
)
現
(
あら
)
はれた
出雲姫
(
いづもひめ
)
は、
160
岩戸
(
いはと
)
の
前
(
まへ
)
に
俳優
(
わざをぎ
)
をなし、
161
神々
(
かみがみ
)
の
顎
(
あご
)
を
解
(
と
)
いた
滑稽
(
こつけい
)
洒落
(
しやらく
)
の
天
(
あめの
)
宇受売
(
うづめの
)
命
(
みこと
)
の
前身
(
ぜんしん
)
である。
162
(
大正一一・一・二四
旧大正一〇・一二・二七
井上留五郎
録)
Δこのページの一番上に戻るΔ
<<< 二王と観音
(B)
(N)
膝栗毛 >>>
霊界物語
>
第6巻
> 第8篇 五伴緒神 > 第48章 鈿女命
Tweet
絶賛発売中『超訳霊界物語2/出口王仁三郎の「身魂磨き」実践書/一人旅するスサノオの宣伝使たち』
オニド関連サイト
最新更新情報
10/22
【霊界物語ネット】
『
王仁文庫 第六篇 たまの礎(裏の神諭)
』をテキスト化しました。
9/18
【
飯塚弘明.com
】
飯塚弘明著『
PTC2 出口王仁三郎の霊界物語で透見する世界現象 T之巻
』発刊!
5/8
【霊界物語ネット】
霊界物語ネットに出口王仁三郎の
第六歌集『霧の海』
を掲載しました。
このページに誤字・脱字や表示乱れなどを見つけたら教えて下さい。
返信が必要な場合はメールでお送り下さい。【
メールアドレス
】
【48 鈿女命|第6巻(巳の巻)|霊界物語/rm0648】
合言葉「みろく」を入力して下さい→