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性欲
(
せいよく
)
の
問題
(
もんだい
)
インフォメーション
鏡:
月鏡
題名:
性慾の問題
よみ:
著者:
出口王仁三郎
神の国掲載号:
1929(昭和4)年09月号
八幡書店版:
452頁
愛善世界社版:
著作集:
308頁
第五版:
94頁
第三版:
94頁
全集:
513頁
初版:
73頁
概要:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
OBC :
kg308
001
性欲
(
せいよく
)
には
正淫
(
せいいん
)
と
邪淫
(
じやいん
)
との
別
(
べつ
)
がある。
002
よし
正当
(
せいたう
)
の
婚姻
(
こんいん
)
をした
夫婦
(
ふうふ
)
でも、
003
其
(
その
)
性的
(
せいてき
)
生活
(
せいくわつ
)
が
複雑
(
ふくざつ
)
であつて、
004
天地
(
てんち
)
自然
(
しぜん
)
の
理法
(
りほふ
)
に
違反
(
ゐはん
)
した
性交
(
せいかう
)
を
遂行
(
すゐかう
)
するやうな
事
(
こと
)
があると、
005
逆児
(
さかご
)
などが
出来
(
でき
)
るのであるから、
006
慎
(
つつし
)
まねばならぬ。
007
又
(
また
)
妻
(
つま
)
が
妊娠
(
にんしん
)
した
事
(
こと
)
が
確実
(
かくじつ
)
となつた
暁
(
あかつき
)
には、
008
断然
(
だんぜん
)
性的
(
せいてき
)
関係
(
くわんけい
)
を
止
(
よ
)
さねばならぬ。
009
出産後
(
しゆつさんご
)
七十五日間
(
しちじふごにちかん
)
は
最
(
もつと
)
も
慎
(
つつし
)
むべき
時期
(
じき
)
で、
010
此
(
この
)
期間
(
きかん
)
に
性
(
せい
)
の
交渉
(
かうせふ
)
があると
年子
(
としご
)
が
生
(
うま
)
れる。
011
女
(
をんな
)
の
病気
(
びやうき
)
はさうした
事
(
こと
)
から
起
(
おこ
)
る
場合
(
ばあひ
)
が
多
(
おほ
)
い。
012
私
(
わたし
)
の
母
(
はは
)
はこの
点
(
てん
)
を
非常
(
ひじやう
)
に
厳格
(
げんかく
)
に
守
(
まも
)
つたさうで、
013
先年
(
せんねん
)
食傷
(
しよくしやう
)
で
病気
(
びやうき
)
した
事
(
こと
)
があるきり、
014
若
(
わか
)
い
時
(
とき
)
から
一度
(
いちど
)
も
寝
(
ね
)
た
事
(
こと
)
はない。
015
産
(
さん
)
なんかも
極
(
きは
)
めて
軽
(
かる
)
く、
016
私
(
わたし
)
が
生
(
うま
)
れた
時
(
とき
)
は
夕食中
(
ゆふしよくちう
)
産気
(
さんけ
)
がついたので、
017
母
(
はは
)
は
寝床
(
ねどこ
)
をのべようとするや
否
(
いな
)
やもう
生
(
うま
)
れて
仕舞
(
しま
)
つたさうである。
018
子供
(
こども
)
が
生
(
うま
)
れた
時
(
とき
)
は
誰
(
たれ
)
でも
頭
(
あたま
)
が
長
(
なが
)
いものだから、
019
格好
(
かくかう
)
を
直
(
なほ
)
してやるとよい、
020
丸
(
まる
)
い
頭
(
あたま
)
が
一番
(
いちばん
)
よいのである。
021
生
(
うま
)
れる
時
(
とき
)
親
(
おや
)
の
苦痛
(
くつう
)
も
大
(
おほ
)
きいが、
022
子
(
こ
)
の
苦痛
(
くつう
)
は
一層
(
いつそう
)
大
(
おほ
)
きいのである。
023
性欲
(
せいよく
)
と
云
(
い
)
ふものは
最後
(
さいご
)
まであるもので、
024
人生
(
じんせい
)
の
春
(
はる
)
は
生涯
(
しやうがい
)
つづくものである。
025
さういふみづみづしい
心
(
こころ
)
でなくては、
026
天国
(
てんごく
)
に
入
(
はい
)
る
事
(
こと
)
が
出来
(
でき
)
ない。
027
天国
(
てんごく
)
は
春
(
はる
)
から
夏
(
なつ
)
へつづくのである。
028
人間
(
にんげん
)
は
常
(
つね
)
に
若々
(
わかわか
)
しい
三十
(
さんじふ
)
位
(
ぐらゐ
)
の
想念
(
さうねん
)
でなくてはならぬ。
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