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樹木
(
じゆもく
)
の
育
(
そだ
)
て
方
(
かた
)
インフォメーション
鏡:
月鏡
題名:
樹木の育て方
よみ:
著者:
出口王仁三郎
神の国掲載号:
1929(昭和4)年09月号
八幡書店版:
422頁
愛善世界社版:
著作集:
290頁
第五版:
201頁
第三版:
201頁
全集:
580頁
初版:
168頁
概要:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
OBC :
kg391
001
桜
(
さくら
)
は
切
(
き
)
ると
木
(
き
)
が
痛
(
いた
)
む、
002
だから
手折
(
たを
)
るのである。
003
梅
(
うめ
)
は
切
(
き
)
るとよくなる。
004
俚諺
(
りげん
)
に
桜
(
さくら
)
切
(
き
)
る
阿呆
(
あはう
)
、
005
梅
(
うめ
)
切
(
き
)
らん
阿呆
(
あはう
)
と
言
(
い
)
ふ
言葉
(
ことば
)
がある。
006
檜
(
ひのき
)
は
幹
(
みき
)
の
皮
(
かは
)
をむいてやると
成長
(
せいちやう
)
する、
007
木肌
(
きはだ
)
が
赤
(
あか
)
いから
火
(
ひ
)
の
木
(
き
)
と
云
(
い
)
ふのである。
008
又
(
また
)
此
(
この
)
木
(
き
)
は
摩擦
(
まさつ
)
によつて
火
(
ひ
)
を
発
(
はつ
)
するから
ひの
木
(
き
)
とも
云
(
い
)
ふのであるが、
009
あまり
茂
(
しげ
)
ると
火事
(
くわじ
)
の
起
(
おこ
)
る
憂
(
うれひ
)
がある。
010
上
(
うへ
)
の
荒皮
(
あらかは
)
を
剥
(
は
)
いでおくと、
011
赤
(
あか
)
い
木肌
(
きはだ
)
が
現
(
あら
)
はれて、
012
青葉
(
あをば
)
に
照
(
て
)
り
映
(
は
)
え、
013
中々
(
なかなか
)
美観
(
びくわん
)
を
添
(
そ
)
へるものであるし、
014
又
(
また
)
非常
(
ひじやう
)
に
成長
(
せいちやう
)
を
助
(
たす
)
けるものである。
015
荒皮
(
あらかは
)
を
剥
(
は
)
がずに
放
(
はう
)
つて
置
(
お
)
くと
蟻
(
あり
)
が
巣
(
す
)
を
作
(
つく
)
る
恐
(
おそ
)
れがある。
016
そしてだんだん
木
(
き
)
が
弱
(
よわ
)
つて
来
(
く
)
る。
017
過
(
あやま
)
つて
白肌
(
しろはだ
)
迄
(
まで
)
剥
(
は
)
いだ
様
(
やう
)
な
場合
(
ばあひ
)
にはお
土
(
つち
)
を
塗
(
ぬ
)
りつけて
置
(
お
)
かねばならぬ。
018
檜
(
ひのき
)
は
陽木
(
やうぼく
)
、
019
杉
(
すぎ
)
は
水
(
みづ
)
を
好
(
す
)
く
陰木
(
いんぼく
)
である。
020
月宮殿
(
げつきうでん
)
の
周囲
(
しうゐ
)
に
檜
(
ひのき
)
を
植
(
う
)
ゑたのは、
021
月日
(
つきひ
)
を
揃
(
そろ
)
へると
云
(
い
)
ふ
意味
(
いみ
)
である。
022
又
(
また
)
山桜
(
やまざくら
)
などでも、
023
上皮
(
うはかは
)
を
剥
(
は
)
ぎ、
024
青皮
(
あをかは
)
だけにしておくとどんどん
太
(
ふと
)
る。
025
空気
(
くうき
)
と
太陽
(
たいやう
)
とを
直接
(
ちよくせつ
)
にうけるからである。
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