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[278]過去の失敗
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[280]人間と現世
[281]安全な代物
[282]人の面貌
[283]堪忍
[284]信教の自由
[285]信仰に苔が生えた
[286]意志想念の儘なる天地
[287]謝恩の生活
[288]広大無辺の御神徳
[289]宗教団と其教祖
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[297]惟神の心
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[303]地租委譲問題
[304]不戦条約
[305]細矛千足の国
[306]短い言語
[307]言霊奏上について
[308]性慾の問題
[309]秘密
[310]学と神力の力競べ
[311]軍備撤廃問題
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[321]易
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(B)
(N)
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音頭
(
おんど
)
と
言霊
(
ことたま
)
インフォメーション
鏡:
月鏡
題名:
音頭と言霊
よみ:
著者:
出口王仁三郎
神の国掲載号:
1930(昭和5)年08月号
八幡書店版:
67頁
愛善世界社版:
著作集:
第五版:
151頁
第三版:
151頁
全集:
550頁
初版:
126頁
概要:
備考:
タグ:
天地結水火
データ凡例:
初版では「ワヲウヱヰ」の「ヱ」が「エ」になっている(誤字)。
データ最終更新日:
2024-10-21 00:14:55
OBC :
kg353
001
亀岡
(
かめをか
)
地方
(
ちはう
)
の
郷土
(
きやうど
)
芸術
(
げいじゆつ
)
としての
浄瑠璃
(
じやうるり
)
崩
(
くづ
)
しの
音頭
(
おんど
)
は、
002
実際
(
じつさい
)
の
事
(
こと
)
を
云
(
い
)
ふと、
003
この
地方
(
ちはう
)
の
人
(
ひと
)
だけが
本当
(
ほんたう
)
の
言霊
(
ことたま
)
を
発
(
はつ
)
し
得
(
う
)
るので、
004
他国
(
たこく
)
の
人
(
ひと
)
が
何程
(
なにほど
)
稽古
(
けいこ
)
をしても、
005
真似
(
まね
)
は
出来
(
でき
)
るが
真
(
しん
)
の
音律
(
おんりつ
)
に
叶
(
かな
)
ふ
音頭
(
おんど
)
はとれないのである。
006
此
(
この
)
地方
(
ちはう
)
というても、
007
亀岡町
(
かめをかちやう
)
、
008
穴太
(
あなを
)
(
曽我部村
(
そがべむら
)
)、
009
大井
(
おほゐ
)
(
並川村
(
なみかはむら
)
)の
三地点
(
さんちてん
)
を
結
(
むす
)
びつける
三角形
(
さんかくけい
)
線内
(
せんない
)
だけで、
010
この
三角形
(
さんかくけい
)
の
一辺
(
いつぺん
)
は
何
(
いづ
)
れも
三十六丁
(
さんじふろくちやう
)
あつて、
011
山岳
(
さんがく
)
の
有様
(
ありさま
)
から
土地
(
とち
)
の
具合
(
ぐあ
)
ひが
自然
(
しぜん
)
にさういふ
風
(
ふう
)
に
出来
(
でき
)
て
居
(
ゐ
)
る。
012
八木
(
やぎ
)
に
行
(
ゆ
)
くともう
駄目
(
だめ
)
である。
013
この
三地点
(
さんちてん
)
が
三巴
(
みつどもゑ
)
となつて
居
(
を
)
つて、
014
其
(
その
)
間
(
あひだ
)
が
生粋
(
きつすゐ
)
の
言霊
(
ことたま
)
の
国
(
くに
)
であつて、
015
又
(
また
)
日本一
(
にほんいち
)
の
佳良
(
かりやう
)
な
米
(
こめ
)
が
出
(
で
)
る
所
(
ところ
)
である。
016
約
(
やく
)
十万石
(
じふまんごく
)
の
米
(
こめ
)
しか
出
(
で
)
ないが、
017
この
米
(
こめ
)
が
池田
(
いけだ
)
伊丹
(
いたみ
)
の
酒
(
さけ
)
の
原料
(
げんれう
)
となるのである。
018
穴太
(
あなを
)
の
里
(
さと
)
は
穴穂
(
あなほ
)
の
里
(
さと
)
と
書
(
か
)
いた、
019
アは
言霊学上
(
げんれいがくじやう
)
、
020
天
(
てん
)
を
意味
(
いみ
)
し、
021
ナは
天位
(
てんゐ
)
にある
人
(
ひと
)
、
022
ホは
秀
(
ほ
)
、
023
霊
(
ほ
)
の
意
(
い
)
であつて、
024
あな
霊
(
ほ
)
の
里
(
さと
)
の
意味
(
いみ
)
である。
025
日
(
ひ
)
の
出
(
で
)
の
神
(
かみ
)
の
生
(
うま
)
れるところである。
026
亀岡
(
かめをか
)
はもと
亀山
(
かめやま
)
といつて
居
(
ゐ
)
たのであるが、
027
カは
輝
(
かがや
)
く、
028
目見
(
まみ
)
える、
029
顕現
(
けんげん
)
等
(
とう
)
の
言霊
(
ことたま
)
、
030
マは
円満
(
ゑんまん
)
具足
(
ぐそく
)
の
意
(
い
)
、
031
大井
(
おほゐ
)
のオは
治
(
おさ
)
まる、
032
ホは
秀
(
ほ
)
、
033
井
(
ゐ
)
は
人
(
ひと
)
の
息
(
いき
)
の
意
(
い
)
、
034
人間
(
にんげん
)
の
言霊
(
げんれい
)
ををさめるの
意
(
い
)
である。
035
かういふ
言霊
(
ことたま
)
の
地
(
ち
)
であるから
其
(
その
)
土地
(
とち
)
に
生
(
せい
)
を
享
(
う
)
けた
人
(
ひと
)
は
自然
(
しぜん
)
に
叶
(
かな
)
ふ
言霊
(
ことたま
)
が
出
(
で
)
るのである。
[#図 天火結水地]
047
天津
(
あまつ
)
祝詞
(
のりと
)
にしても
048
タカアマハラは
共
(
とも
)
に
天位
(
てんゐ
)
に
属
(
ぞく
)
する
故
(
ゆゑ
)
に
高
(
たか
)
く、
049
カミツマリのミは
火位
(
くわゐ
)
にて
一番
(
いちばん
)
低
(
ひく
)
く、
050
ツは
結
(
けつ
)
の
中位
(
ちうゐ
)
に
属
(
ぞく
)
し、
051
マは
又
(
また
)
天位
(
てんゐ
)
にて
高
(
たか
)
く、
052
スは
中位
(
ちうゐ
)
に
属
(
ぞく
)
するが
如
(
ごと
)
くかういふ
風
(
ふう
)
に
自然
(
しぜん
)
に
七十五声
(
しちじふごせい
)
の
高低
(
かうてい
)
が
出来
(
でき
)
て
居
(
ゐ
)
るのでそれに
叶
(
かな
)
ふやうに
称
(
とな
)
ふるを
言霊
(
ことたま
)
に
叶
(
かな
)
つた
謡
(
うた
)
ひ
方
(
かた
)
と
云
(
い
)
ふのである。
053
縦
(
たて
)
の
列
(
れつ
)
も、
054
天
(
てん
)
地
(
ち
)
人
(
じん
)
の
順序
(
じゆんじよ
)
に
配列
(
はいれつ
)
されて
居
(
ゐ
)
るから
其
(
その
)
心持
(
こころもち
)
で
謡
(
うた
)
はなければならぬ、
055
本当
(
ほんたう
)
の
言霊
(
ことたま
)
に
叶
(
かな
)
はせうと
思
(
おも
)
へば
六
(
むつ
)
ケ
敷
(
し
)
いものである。
056
以上
(
いじやう
)
の
表
(
へう
)
は
本調子
(
ほんてうし
)
に
相当
(
さうたう
)
するものであつて、
057
トン、
058
ツン、
059
テエン、
060
チンと
響
(
ひび
)
く
従来
(
じうらい
)
の
五十音図
(
ごじふおんづ
)
は
二
(
に
)
上
(
あが
)
り、
061
三
(
さん
)
下
(
くだ
)
りなどに
相当
(
さうたう
)
するもので、
062
チン、
063
ツン、
064
テン、
065
トンとなる。
066
ガギグゲゴバビブベボなどを
濁音
(
だくおん
)
と
云
(
い
)
ふけれど
言霊学上
(
げんれいがくじやう
)
ではあれを
濁音
(
だくおん
)
とは
云
(
い
)
はぬ、
067
重音
(
ぢゆうおん
)
と
云
(
い
)
ふのである、
068
チチ(
父
(
ちち
)
)のチチであるからヂヂ、
069
ハハ(
母
(
はは
)
)のハハであるからババと
云
(
い
)
ふので、
070
父
(
ちち
)
の
父
(
ちち
)
、
071
母
(
はは
)
の
母
(
はは
)
と
重
(
かさ
)
なつて
来
(
く
)
るから
重音
(
ぢゆうおん
)
である。
072
イザナギの
尊
(
みこと
)
イザナミの
尊
(
みこと
)
と
同
(
おな
)
じやうな
字
(
じ
)
を
書
(
か
)
くのは
間違
(
まちが
)
ひで、
073
イザナギの
方
(
はう
)
のイは
天位
(
てんゐ
)
のイで、
074
ノIの
間
(
あひだ
)
は
離
(
はな
)
して
書
(
か
)
きイザナミのイはヤ
行
(
ぎやう
)
人位
(
じんゐ
)
のイであるからつけて
書
(
か
)
くのが
本当
(
ほんたう
)
である。
075
ナは
神
(
かみ
)
、
076
キは
男
(
をとこ
)
、
077
ミは
女
(
をんな
)
であるから、
078
夫婦
(
ふうふ
)
合
(
あは
)
せてキミといふのである。
079
今
(
いま
)
は
誰
(
たれ
)
をでもキミ、
080
キミと
呼
(
よ
)
んで
居
(
ゐ
)
るが
独身者
(
どくしんもの
)
はキミとは
云
(
い
)
へないのである。
081
ノアの
洪水
(
こうずゐ
)
と
云
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
がある、
082
ノは
水
(
みづ
)
の
言霊
(
ことたま
)
、
083
アは
天
(
てん
)
の
言霊
(
ことたま
)
、
084
ノア(
水天
(
すゐてん
)
)は
即
(
すなは
)
ち
水
(
みづ
)
高
(
たか
)
しの
意
(
い
)
であり
又
(
また
)
水
(
みづ
)
余
(
あま
)
ると
云
(
い
)
ふ
意味
(
いみ
)
にてノア
即
(
すなは
)
ち
洪水
(
こうずい
)
である。
085
カシコミ、
086
カシコミも
申
(
まを
)
すと
云
(
い
)
ふがカは
火
(
ひ
)
、
087
シは
水
(
みづ
)
、
088
コは
火
(
ひ
)
、
089
ミは
水
(
みづ
)
の
言霊
(
ことたま
)
であるから、
090
火水
(
くわすゐ
)
、
091
火水
(
くわすゐ
)
、
092
即
(
すなは
)
ちカミ、
093
カミと
云
(
い
)
ふ
意
(
い
)
である。
094
ハニカムと
云
(
い
)
ふのも耻神と
書
(
か
)
いて、
095
神様
(
かみさま
)
に
対
(
たい
)
して
耻
(
は
)
づかしいと
云
(
い
)
ふ
意
(
い
)
である。
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