霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第二〇章 犬嘘(けんきよ)〔一四五〇〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第56巻 真善美愛 未の巻 篇:第4篇 三五開道 よみ:あなないかいどう
章:第20章 第56巻 よみ:けんきょ 通し章番号:1450
口述日:1923(大正12)年03月17日(旧02月1日) 口述場所:竜宮館 筆録者:加藤明子 校正日: 校正場所: 初版発行日:1925(大正14)年5月3日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる] 主な登場人物: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日: OBC :rm5620
愛善世界社版:278頁 八幡書店版:第10輯 250頁 修補版: 校定版:293頁 普及版:134頁 初版: ページ備考:
001 テルモン(ざん)(やかた)をエルが()()してから半時(はんとき)(ばか)()つと各宮町(かくみやまち)住民(ぢゆうみん)が、002礼服(れいふく)(ととの)(あふぎ)をきちんと()(にぎ)玄関口(げんくわんぐち)にチクチクと(あつ)まり(きた)り、
003(たの)もう(たの)もう』
004呶鳴(どな)()てて()る。005小国姫(をくにひめ)何事(なにごと)突発(とつぱつ)せしならむかと玄関口(げんくわんぐち)()()れば町総代(まちさうだい)のパインと()(をとこ)006叮嚀(ていねい)辞儀(じぎ)をしながら、
007パイン『これはこれは奥様(おくさま)(ござ)いますか。008旦那様(だんなさま)(まこと)にお気毒(きのどく)(ござ)いました。009(さぞ)(ちから)(おと)しで(ござ)いませう。010()(とほ)沢山(たくさん)町民(ちやうみん)がお(くやみ)(まゐ)りましたが、011一々(いちいち)御挨拶(ごあいさつ)(いた)すのも御迷惑(ごめいわく)(ぞん)(わたくし)総代(そうだい)()ました。012(うけたま)はれば旦那様(だんなさま)御昇天(ごしようてん)との(こと)御歎(おなげ)きの(ところ)如意宝珠(によいほつしゆ)(たま)(かへ)り、013ワツクス(さま)とお嬢様(ぢやうさま)御婚礼(ごこんれい)調(ととの)ひましたさうで、014(よろこ)(まをし)てよいやら、015(くや)(まをし)てよいやら、016(ぼん)正月(しやうぐわつ)一緒(いつしよ)()たやうに、017(よろこ)びと(かな)しみに()たれて()ます。018何卒(どうぞ)御用(ごよう)があつたら(おほせ)つけ(くだ)さいませ』
019(ひめ)貴方(あなた)町総代(まちそうだい)のパイン(さま)020ようお(いで)(くだ)さいました。021(しか)(たれ)がそんな(こと)(まを)したか()りませぬが、022旦那様(だんなさま)はまだお国替(くにがへ)になつて()ませぬから御安心(ごあんしん)(くだ)さいませ』
023 パインは(おどろ)いて(かほ)(あか)らめ(なが)ら、
024『エエ(なん)仰有(おつしや)いますか、025旦那様(だんなさま)はまだお達者(たつしや)()らつしやいますか、026それは(なに)より結構(けつこう)(ござ)います。027(まこと)申訳(まをしわけ)のない(こと)(まを)して失礼(しつれい)(ござ)いました。028何卒(どうぞ)(ゆる)(くだ)さいませ。029(しか)如意宝珠(によいほつしゆ)(ふたた)びお()(はい)つたと()(こと)事実(じじつ)(ござ)いますか』
030(ひめ)『ハイ有難(ありがた)う、031それは事実(じじつ)(ござ)います。032まあまあこれでこの(やかた)一安心(ひとあんしん)(ござ)います』
033パイン『それは(なに)よりもお目出度(めでた)(こと)(ござ)います。034吾々(われわれ)町民(ちやうみん)一同(いちどう)もこんな(よろこ)ばしい(こと)(ござ)いませぬ。035(つい)ては御家令(ごかれい)御子息様(ごしそくさま)がお嬢様(ぢやうさま)御養子(ごやうし)になられると()(こと)(うけたま)はりましたが、036それは事実(じじつ)(ござ)いますか』
037(ひめ)『そんな(こと)(たれ)にお()きになりましたか、038此方(こちら)にはそんな(うはさ)もして()りませぬが』
039パイン『ヤ、040それを()いて町内(ちやうない)(もの)安心(あんしん)(いた)すで(ござ)いませう。041()(まを)すと(なん)(ござ)いますが、042御家令様(ごかれいさま)御子息(ごしそく)町内中(ちやうないぢう)での(にく)まれもの、043根性(こんじやう)(わる)くて、044馬鹿(ばか)で、045極道(ごくだう)で、046(わる)(やつ)友達(ともだち)にして、047町民(ちやうみん)(こま)らせて()仕方(しかた)のないお(かた)ですから、048()しもそんなお(かた)御養子(ごやうし)にでもお(もら)ひにならうものなら、049(いへ)(たちま)(つぶ)れて仕舞(しま)ひ、050宮町(みやまち)氏子(うぢこ)(みんな)051小国別家(をくにわけけ)(そむ)くで(ござ)いませう。052(しか)(なが)(いま)(うけたま)はつてお(いへ)のため、053(じつ)安心(あんしん)(いた)しました。054如何(いか)なる事情(じじやう)(ござ)いましても、055御如才(ごじよさい)(ござ)いますまいが、056義理(ぎり)人情(にんじやう)(から)まれて、057あのやうな(をとこ)御養子(ごやうし)になさる(こと)()めて(いただ)きたう(ござ)います。058(これ)はパイン一人(ひとり)意見(いけん)ではなく、059町内(ちやうない)一般(いつぱん)意見(いけん)(ござ)いますから』
060(ひめ)『ハイ御親切(ごしんせつ)有難(ありがた)(ござ)います。061何卒(どうぞ)町内(ちやうない)御一同様(ごいちどうさま)にも宜敷(よろし)()つて(くだ)さいませ。062(また)(をつと)小国別(をくにわけ)何分(なにぶん)老齢(としより)(こと)(ござ)いますから、063何時(いつ)(へん)()ないとも(わか)りませぬ。064(その)(とき)には何卒(どうぞ)宜敷(よろし)皆様(みなさま)にお(たの)(まを)すと、065(わたし)()ふたと仰有(おつしや)つて(くだ)さいませ』
066パイン『これはこれは失礼(しつれい)(いた)しました。067左様(さやう)ならば(これ)御免(ごめん)(かうむ)ります。068町内(ちやうない)のものが旦那様(だんなさま)がお国替(くにがへ)になつたと()つて各自(めいめい)仕事(しごと)(やす)み、069(また)立花(たてばな)070生花(いけばな)などの用意(ようい)にかかつて()りますから、071(はや)くこの(こと)()らしてやらねばなりませぬから』
072(ひめ)『もしパイン(さま)073(たれ)がそんな(こと)(まを)したので(ござ)いませうねえ、074()しからん(やつ)があるでは(ござ)いませぬか』
075パイン『(げん)にお(うち)受付(うけつけ)をやつてゐるエルさまが大勢(おほぜい)(まへ)でそんな(こと)()つたものですから、076(たちま)町中(まちぢう)(ひろ)がつたので(ござ)います』
077(ひめ)(なん)といふまア、078チヨカ(すけ)だらう。079さうして何処(どこ)()りますかなア』
080パイン『ハイ、081(いま)エルさまは(うし)睾丸(きんたま)()られて綿打屋(わたうちや)座敷(ざしき)(かつ)()まれ、082大熱(だいねつ)()して(わけ)(わか)らぬ(こと)(ばか)()つて()られます。083(しか)(なが)(となり)藪井竹庵(やぶゐちくあん)(ござ)つたものだから診察(しんさつ)して(もら)つた(ところ)084二三日(にさんにち)静養(せいやう)さして()けば(なほ)るだらう、085仮令(たとへ)(ひま)()つても生命(いのち)別条(べつでう)()いからと仰有(おつしや)いました。086エルさまの(こと)吾々(われわれ)がお世話(せわ)(いた)しますから御心配(ごしんぱい)(くだ)さいますな。087それよりも旦那様(だんなさま)()をつけて(くだ)さいませ』
088 ()(はな)(ところ)へ、089黒山(くろやま)(ごと)(とむら)(きやく)(いは)(きやく)(もん)(くぐ)つて()()せて()る。090小国姫(をくにひめ)はパインに(あと)(たの)()き、091(をつと)(そば)(はし)()く。
092 パインは町民(ちやうみん)一同(いちどう)(むか)(おほ)きな(こゑ)()()げて、
093パイン『皆様(みなさま)御親切(ごしんせつ)によくも()(くだ)さいました。094(やかた)奥様(おくさま)のお(たの)みによつて(わたし)代理(だいり)となり御挨拶(ごあいさつ)(いた)します。095旦那様(だんなさま)はまだ御昇天(ごしようてん)(あそ)ばしたのぢや(ござ)いませぬ。096番頭(ばんとう)のエルが御存(ごぞん)じの(とほ)りの慌者(あわてもの)(ござ)いますから、097(あわて)左様(さやう)(こと)(しやべ)つたので(ござ)いませう。098何卒(どうぞ)(みな)(さま)安心(あんしん)して(くだ)さいませ。099さうして(ひと)(よろこ)んで(もら)(こと)如意宝珠(によいほつしゆ)(たま)(ふたた)びお(やかた)(かへ)つた(こと)(ござ)います。100皆様(みなさま)御親切(ごしんせつ)(たう)(やかた)奥様(おくさま)(かは)つてパインが有難(ありがた)感謝(かんしや)(いた)します』
101()(をは)り、
102小国別館(をくにわけやかた)万歳(ばんざい)ー』
103三唱(さんしやう)した。104数多(あまた)群集(ぐんしふ)(こゑ)(そろ)へて万歳(ばんざい)三唱(さんしやう)し、105(おのおの)呆気(あつけ)()られ、106ブツブツ小言(こごと)()ひながら拍子(ひやうし)()けた(かほ)をして(かへ)()く。
107 ワツクスは宮町(みやまち)四辻(よつつじ)()つて(さかん)演説(えんぜつ)をやり(はじ)めた。108大勢(おほぜい)(もの)(やかた)からの(かへ)りがけ馬鹿息子(ばかむすこ)(また)もや(なん)だか(しやべ)()したと、109面白半分(おもしろはんぶん)やつて()た。110ワツクスは()()(なが)ら、
111ワツクス『(みな)さま、112テルモン(ざん)(やかた)には大変事(だいへんじ)突発(とつぱつ)(いた)しましたが御存(ごぞん)じですか、113よもやお(わか)りでは(ござ)いますまい。114(うはさ)にもお()きで(ござ)いませうが三五教(あななひけう)三千彦(みちひこ)()悪神(あくがみ)()んで(まゐ)り、115金剛不壊(こんがうふゑ)如意宝珠(によいほつしゆ)(よる)(ひそか)(ぬす)()し、116小国別(をくにわけ)夫婦(ふうふ)(はじ)一族郎党(いちぞくらうたう)不調法(ぶてうはふ)をさせ、117大黒主(おほくろぬし)(さま)命令(めいれい)をもつて(やかた)()ふに(およ)ばず、118宮町(みやまち)一般(いつぱん)人民(じんみん)小国別(をくにわけ)同類(どうるゐ)見做(みな)し、119片端(かたつぱし)から(くび)をチヨン()らすと()(わる)計劃(けいくわく)(いた)して()りますぞ。120そしてその三千彦(みちひこ)()悪者(わるもの)は、121(いま)(やかた)(おほ)きな(つら)をして居据(ゐすは)り、122魔法(まはふ)をもつて小国姫(をくにひめ)をチヨロまかし小国別(をくにわけ)(さま)病気(びやうき)(いた)し、123ジリジリ(よわ)りに(よわ)らせて(いのち)()り、124デビス(ひめ)婿(むこ)にならうとして(わる)(たく)みを(いた)して()りますぞ。125(みな)さま、126テルモン(ざん)のお(やかた)(おも)ひ、127(また)貴方方(あなたがた)自身(じしん)のお(いへ)や、128(からだ)子孫(しそん)をお(おも)ひなさるなら、129これから一同(いちどう)(ちから)(あは)せ、130(やかた)()()せ、131三千彦(みちひこ)()悪人(あくにん)(こら)しめて(くだ)さい、132(いな)(ころ)して(くだ)さい。133一日(いちにち)猶予(いうよ)はして()れませぬぞ。134グヅグヅして()ると貴方方(あなたがた)難儀(なんぎ)になりますぞや。135(さいは)拙者(せつしや)はその三千彦(みちひこ)()(やつ)(かほ)(ぞん)じて()りますから、136(これ)から御案内(ごあんない)(いた)します、137(みな)さま(わたくし)()(こと)御承知(ごしようち)出来(でき)ますなら、138何卒(どうぞ)()いて()(くだ)さい』
139呶鳴(どな)つた。140群集(ぐんしふ)(なか)には全部(ぜんぶ)真実(まこと)(しん)ずるものもあり、141(また)半信半疑(はんしんはんぎ)(もの)もあつた。142(しか)(なが)ら、143バラモン(けう)(やかた)(なか)三五教(あななひけう)(もの)()()ると()(こと)(わか)り、144(にはか)(みな)(おこ)()老爺(ぢぢ)老婆(ばば)子供(こども)も、145脛腰(すねこし)()(やつ)群衆心理(ぐんしうしんり)とやらで(ふたた)(やかた)()つて(かへ)し、146(うしほ)()()するが(ごと)(やかた)表門(おもてもん)にヒシヒシと()めかけた。
147 ワツクスの(くち)から出任(でまか)せの虚構演説(きよこうえんぜつ)によつて(たちま)一同(いちどう)憤慨(ふんがい)し、148(やかた)押寄(おしよ)三千彦(みちひこ)袋叩(ふくろだたき)にした(こと)や、149(その)(ほか)いろいろの面白(おもしろ)物語(ものがたり)(これ)にて()きませぬが、150紙面(しめん)都合(つがふ)によりて後巻(こうくわん)(ゆづ)ります。
151大正一二・三・一七 旧二・一 於竜宮館階上 加藤明子録)
152(昭和一〇・六・一四 王仁校正)
 
153 本日(ほんじつ)()井上(いのうへ)明澄(はるすみ)(くん)五十日祭(ごじふにちさい)()口述者(こうじつしや)参列(さんれつ)す。154明澄(はるすみ)()神霊(しんれい)請求(せいきう)()白扇(はくせん)一本(いつぽん)霊前(れいぜん)(おく)る、155()神霊(しんれい)第一霊国(だいいちれいごく)天使(てんし)として教祖(けうそ)(そば)(ちか)奉仕(ほうし)(たま)へり。
156   大正十二年三月十七日旧二月一日