霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第一九章 仕込杖(しこみづゑ)〔一六二六〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第63巻 山河草木 寅の巻 篇:第5篇 神検霊査 よみ:しんけんれいさ
章:第19章 第63巻 よみ:しこみづえ 通し章番号:1626
口述日:1923(大正12)年05月29日(旧04月14日) 口述場所:天声社 筆録者:北村隆光 校正日: 校正場所: 初版発行日:1926(大正15)年2月3日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる] 主な登場人物: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日: OBC :rm6319
愛善世界社版: 八幡書店版:第11輯 356頁 修補版: 校定版:269頁 普及版:64頁 初版: ページ備考:
001 イク、002サールの両人(りやうにん)003伊太彦(いたひこ)路傍(ろばう)(いし)(こし)(うち)(かけ)0031俯向(うつむ)いてる姿(すがた)()て、004月影(つきかげ)にすかし(なが)ら、
005イク『貴方(あなた)旅人(たびびと)とお見受(みう)(まを)しますが、006一寸(ちよつと)(もの)をお(たづ)(まを)します。007天女(てんによ)のやうな綺麗(きれい)綺麗(きれい)(ひめ)(さま)(いぬ)()れてお(とほ)りになつたのを御覧(ごらん)になりませぬか』
008 伊太彦(いたひこ)はハテ不思議(ふしぎ)(こと)(たづ)ねるものだと(おも)(なが)ら、009二人(ふたり)(かほ)をツラツラ(なが)めて、
010伊太(いた)『イヤさう()(こゑ)(なん)だか()(おぼ)えがあるやうだ。011拙者(せつしや)三五教(あななひけう)宣伝使(せんでんし)012伊太彦(いたひこ)(まを)すもの、013左様(さやう)なお(かた)はお(とほ)(あそ)ばしたのは()(こと)(ござ)らぬ』
014サール『やアお(まへ)伊太彦(いたひこ)さまぢやないか。015清春山(きよはるやま)岩窟(がんくつ)では随分(ずいぶん)(くだ)()いたものだな、016(その)()玉国別(たまくにわけ)さまに()いてハルナの(みやこ)(すす)まれた(はず)だが、017まだ()んな(ところ)迂路(うろ)ついて(ござ)つたのか』
018伊太(いた)『うん、019(きみ)はイク、020サールの両人(りやうにん)だな。021これはこれは(めづ)らしい(ところ)()ふたものだ。022そして(また)初稚姫(はつわかひめ)(さま)(あと)何処(どこ)(まで)(した)うて()(かんが)へかな。023初稚姫(はつわかひめ)(さま)がよくまアお(とも)(ゆる)された(こと)だな』
024サール『(なん)()つてもお(ゆる)しが()いものだから、025強行進軍(きやうかうしんぐん)出掛(でか)け、026()えつ(かく)れつ、027(あと)になり(さき)になり、028ここ(まで)ついて()たのだが、029エルの(みなと)からサツパリお姿(すがた)見失(みうしな)ひ、030(さき)になつてるのか、031(あと)になつてるのか(わか)らぬので心配(しんぱい)してるのだ』
032伊太(いた)『あ、033さうだつたか。034拙者(せつしや)初稚姫(はつわかひめ)(さま)一度(いちど)()つてお(れい)(まを)()いのだが、035あの(かた)神様(かみさま)だから変幻(へんげん)出没(しゆつぼつ)自在(じざい)036何方(どちら)へおいでになつたか皆目(かいもく)(わか)らぬのだ。037まアゆつくり一服(いつぷく)(たま)へ。038まだ(この)阪道(さかみち)随分(ずいぶん)あるさうだから、039(あわて)(ところ)仕方(しかた)がない。040チツとは人間(にんげん)身体(からだ)休養(きうやう)大切(たいせつ)だ。041(やす)んでは(ある)き、042(やす)んでは(ある)きする(はう)が、043身体(からだ)(ため)にも(なに)(ほど)よいか(わか)らないよ』
044イク『(ひさ)()りに伊太彦(いたひこ)さまに面会(めんくわい)したのだから、045()此処(ここ)で、046ゆつくりと(はな)して()かうぢやないか』
047サール『(ひさし)()りだと()ふけれど、048スマの関所(せきしよ)でお(まへ)宿屋(やどや)をやつて()(とき)049入口(いりぐち)守衛然(しゆゑいぜん)(ひか)へて()つたぢやないか。050()はば伊太彦(いたひこ)(つかさ)(たち)(すく)ひの(かみ)さまだ』
051イク『成程(なるほど)052あの(とき)伊太彦(いたひこ)(つかさ)()られたのかな。053あまり沢山(たくさん)のバラモン(ぐん)見落(みおと)して()たのだ。054そして初稚姫(はつわかひめ)(さま)(しか)られるものだから、055スマの(さと)一目散(いちもくさん)()()(ひめ)(さま)()ちつつ、056彼方(あなた)此方(こなた)とバラモンの泥棒(どろばう)言向和(ことむけやは)して()たものだから(いま)になつたのだが、057伊太彦(いたひこ)さま、058(これ)から三人(さんにん)一緒(いつしよ)にハルナの(みやこ)()かうぢやないか。059どうしたものか(ひめ)(さま)はハルナへ()かずに、060エルサレム街道(かいだう)(はう)(あし)()けられたものだから、0601()いて()たのだが061一体(いつたい)どうなるのだらうな』
062伊太(いた)神様(かみさま)のなさる(こと)到底(たうてい)吾々(われわれ)には(わか)らないよ。063(わが)()(きみ)玉国別(たまくにわけ)(さま)だとて、064テームス(たうげ)(むか)ふへ(わた)り、065(すぐ)にハルナに()かれる都合(つがふ)だつたが、066いろいろ神様(かみさま)御用(ごよう)出来(でき)たり、067事件(じけん)突発(とつぱつ)して、068何者(なにもの)にか()かるる(やう)此方(こちら)へおいでになつたのだ。069(これ)(なに)かの神様(かみさま)御都合(ごつがふ)だらう。070(しか)(なが)三人(さんにん)一緒(いつしよ)()(こと)到底(たうてい)出来(でき)ない。071宣伝使(せんでんし)一人(ひとり)(きま)つてるさうだから072初稚姫(はつわかひめ)(さま)(とも)をつれないのだ。073それで(わたし)玉国別(たまくにわけ)師匠(ししやう)から074途中(とちう)から、0741突放(つつぱな)されて一人旅(ひとりたび)をやつてゐるが、075一人旅(ひとりたび)(つら)いものの(また)便利(べんり)なものの気楽(きらく)なものだ。076(なに)()()き、077神様(かみさま)命令(めいれい)だから(きみ)()一緒(いつしよ)()(こと)出来(でき)ないわ。078(いづ)れエルサレムで一緒(いつしよ)にお()にかからうぢやないか』
079イク『それでも照国別(てるくにわけ)080治国別(はるくにわけ)081黄金姫(わうごんひめ)(さま)(など)082一人(ひとり)でおいでになつたのでは()からう。083あの方々(かたがた)はどうなるのだ』
084伊太(いた)『それも(なに)御都合(ごつがふ)のある(こと)だらう。085(おれ)(たち)には(わか)らないわ』
086サール『おい、087イク、088そんな(こと)()()野暮(やぼ)だよ。089初稚姫(はつわかひめ)(さま)(ただ)一人(ひとり)おいでになつたのも独立(どくりつ)独歩(どくぽ)090一人前(いちにんまへ)宣伝使(せんでんし)になられたからだ。091黄金姫(わうごんひめ)092清照姫(きよてるひめ)二人(ふたり)()れで()つたのは、093半人前(はんにんまへ)づつの(ふた)(いち)()つたのだよ。094(その)(ほか)宣伝使(せんでんし)(みな)三人(さんにん)()四人(よにん)()れだからまア三分(さんぶん)(いち)095四分(しぶん)(いち)人間(にんげん)(ぐらゐ)なものだ、096アツハヽヽヽ』
097イク『さうすると伊太彦(いたひこ)さまは(えら)いぢやないか。098到頭(たうとう)一人前(いちにんまへ)になられたと()えるわい。099(おれ)(たち)(ふた)(ひとつ)かな』
100サール『きまつた(こと)だよ。101二人(ふたり)(ひと)つの(たま)(いただ)いて()るのを()ても(わか)るぢやないか』
102イク『それでも伊太彦(いたひこ)さまは一人(ひとり)でゐ(なが)(たま)がないぢやないか。103そりや(また)どうなるのだ』
104サール『改心(かいしん)出来(でき)たお(かた)(こころ)(たま)(ひか)つてるのだから、105(かたち)(うへ)(たま)必要(ひつえう)ないのだ。106(たま)()つて(ある)かなくちやならぬのは、107ヤツパリ何処(どこ)かに()らぬ(ところ)があるのだ。108夜道(よみち)(こは)いと()つて仕込杖(しこみづゑ)()つて(ある)くやうなものだ。109なア伊太彦(いたひこ)さま、110さうでせう』
111伊太(いた)『さう()かれるとお(はづ)かしい(はなし)だが、112(じつ)(ところ)はスーラヤ(さん)岩窟(がんくつ)()り、113ウバナンダ竜王(りうわう)(たま)(いただ)いて此処(ここ)所持(しよぢ)して()るのだ。114ヤツパリ(わたし)仕込杖(しこみづゑ)(くち)かな』
115サール『ヤア其奴(そいつ)不思議(ふしぎ)だ。116あの八大竜王(はちだいりうわう)(なか)でも117(もつと)険難(けんのん)(ところ)棲居(すまゐ)をしてゐる()(やま)(きこ)えたスーラヤ(さん)()(のぼ)つて118(たま)をとつて()るとは豪気(がうき)なものだ。119そして(その)(たま)(いま)()つて()られるのか。120(ひと)()せて(もら)()いものだな』
121伊太(いた)『ヤア折角(せつかく)だが神器(しんき)(わたくし)する(わけ)には()かぬ。122丁寧(ていねい)(つつ)んで(ふところ)(をさ)めてあるのだから、123エルサレムに()つて言依別(ことよりわけ)神様(かみさま)にお(わた)しする(まで)(をが)(こと)出来(でき)ないのだ。124そしてお(まへ)(たち)()つて()(たま)()ふのは(たれ)から(いただ)いたのだ』
125イク『勿体(もつたい)()くも日出神(ひのでのかみ)から直接(ちよくせつ)拝戴(はいたい)したのだ。126(この)(たま)のお(かげ)沢山(たくさん)泥棒(どろばう)にも出会(であ)ひ、127色々(いろいろ)猛獣(まうじう)原野(げんや)(わた)り、128大河(おほかは)()えて無事(ぶじ)()たのも、129(この)水晶玉(すいしやうだま)御神徳(ごしんとく)だ。130伊太彦(いたひこ)さまが(たま)大切(たいせつ)だと()へば、131此方(こちら)大切(たいせつ)だ。132絶対的(ぜつたいてき)()せる(こと)出来(でき)ませぬわい』
133伊太(いた)『それでは仕方(しかた)がない、134売言葉(うりことば)買言葉(かひことば)だ。135自分(じぶん)(たま)(かく)しておいて、136(ひと)(たま)()せろと()ふのが此方(こちら)誤謬(あやまり)だ。137さアここで(わか)れませう。138エルサレムに()つて(いづ)十日(とをか)二十日(はつか)(わが)()(きみ)御修業(ごしうげふ)(あそ)ばすから、139(その)(あひだ)には一緒(いつしよ)になるであらう。140左様(さやう)なら』
141伊太彦(いたひこ)はスタスタと(くだ)()く。
142 二人(ふたり)伊太彦(いたひこ)言葉(ことば)(したが)(あと)をも()はず、143ゆつくりと路傍(ろばう)(いは)(こし)(うち)()(はなし)(ふけ)つてゐる。
144イク『おい、145サール、146伊太彦(いたひこ)松彦(まつひこ)(とら)へられ、147清春山(きよはるやま)岩窟(がんくつ)にやつて()(とき)随分(ずいぶん)面白(おもしろ)(やつ)だつた。148滑稽(こつけい)諧謔(かいぎやく)(くち)()いて()ると()人気男(にんきをとこ)が、149あれ()けの神格者(しんかくしや)にならうとは予期(よき)しなかつた。150(なん)人間(にんげん)()ふものは(かは)れば(かは)るものぢやないか。151吾々(われわれ)二人(ふたり)初稚姫(はつわかひめ)(さま)のお(とも)(ゆる)されず、152日蔭者(ひかげもの)となつて、153()春情(さかり)のついた牡犬(をいぬ)牝犬(めいぬ)(さが)すやうに(あと)(かぎ)つけてやつて()たものの154公然(こうぜん)とお()にかかる(わけ)にも()かず、155ハルナの(みやこ)()つてから、156不届(ふとど)きな(やつ)だ、157(なに)しに()た」と(しか)られでもしたら、158それこそ百日(ひやくにち)説法(せつぽふ)()(ひと)つにもならない。159(なん)とか立場(たちば)(あきら)かにせなくては、160()(ただ)しからざるは()たず」とか()つて、161マゴマゴして()ると其処辺(そこら)四辺(あたり)(やつ)泥棒(どろぼう)(あつか)ひをされて、162(その)(うへ)163虻蜂(あぶはち)とらずになつては(つま)らぬぢやないか』
164サール『(なに)165神様(かみさま)心次第(こころしだい)御利益(ごりやく)(くだ)さるのだから、166吾々(われわれ)真心(まごころ)(ひめ)(さま)(とほ)らぬ道理(だうり)何処(どこ)にあらう。167(ひめ)(さま)千里(せんり)(むか)ふの(こと)でも御承知(ごしようち)だから、168自分(じぶん)()()うして()いて()るのも御承知(ごしようち)だ。169(これ)(だま)つて()られるのは170表面(うはべ)(なん)とも()はれないが、171(じつ)()いて()いと()はぬ(ばか)りだ。172そんな取越苦労(とりこしくらう)はするな。173さア()かうぢやないか』
174イク『(みち)()(いこ)二人(ふたり)(しり)あげて
175またもや(さき)()かうぞとする』
176サール『(この)()をばサールの(われ)何処(どこ)()
177蓮花(はちすばな)()くハルナの(みやこ)へ。
178(いま)(さき)一人(ひとり)伊太彦(いたひこ)宣伝使(せんでんし)
179()げるやうにして(たま)(かか)()く』
180イク『泥棒(どろばう)のやうな(かほ)した吾々(われわれ)
181(おそ)れて()げた伊太彦(いたひこ)(つかさ)
182サール『馬鹿(ばか)()ふな(この)()(なか)()(やつ)
183(みな)泥棒(どろばう)未製品(みせいひん)なる』
184イク『バラモンの(いくさ)(きみ)(したが)ひて
185泥棒(どろぼう)(かせ)ぎし吾等(われら)二人(ふたり)よ』
186サール『そんな(こと)(ゆめ)にも()ふて()れるなよ
187吾等(われら)最早(もはや)(かみ)生宮(いきみや)
188泥濘(ぬかるみ)(どろ)(なか)より蓮花(はちすばな)
189()()づる(ためし)あるを()らずや』
190イク『蓮花(はちすばな)如何(いか)(きよ)けく(にほ)ふとも
191()りては(どろ)埋草(うめぐさ)となる。
192一度(ひとたび)(ほこら)(まへ)()()ちし
193(はちす)なれども(いま)(せん)なし。
194(かみ)(みち)()(たび)(ごと)村肝(むらきも)
195(こころ)(あか)(ふか)きをぞ()る。
196(わが)(むね)にさやる黒雲(くろくも)()(はら)
197()らさせ(たま)(みづ)(ひかり)に。
198伊太彦(いたひこ)(かみ)(つかさ)規範(のり)として
199(たま)(みが)かまし(みち)(あゆ)みつつ』
200 二人(ふたり)半時(はんとき)ばかり()つて201(また)もや宣伝歌(せんでんか)(うた)(なが)足拍子(あしびやうし)をとり(くだ)()く。
202(つき)(くに)にて()(たか)
203(もも)(はな)()(にほ)ふなる
204ハルセイ(ざん)大峠(おほたうげ)
205三日三夜(みつかみよさ)をてくついて
206(やうや)くここに()()れば
207(おも)ひも()らぬ三五(あななひ)
208伊太彦(いたひこ)(つかさ)(みち)()
209(たび)(つか)れを(やす)めつつ
210(ねむ)らせ(たま)不思議(ふしぎ)さよ
211(おも)へば(おも)へば(はづ)かしや
212高春山(たかはるやま)岩窟(がんくつ)
213伊太彦(いたひこ)(つかさ)諸共(もろとも)
214(さけ)()()はし(ゆめ)()
215()ふて(くら)せし吾々(われわれ)
216(こころ)(こま)()(なほ)
217(ほこら)(もり)(たむろ)して
218(うづ)宮居(みやゐ)神業(かむわざ)
219(つか)へまつりし(うれ)しさよ
220初稚姫(はつわかひめ)御後(みあと)をば
221(した)ひてここ(まで)()()れば
222(ひめ)姿(すがた)雲霞(くもかすみ)
223行衛(ゆくゑ)(わか)らぬ(たび)(そら)
224大空(おほぞら)(わた)(つき)()れば
225(くも)御舟(みふね)()らせつつ
226西(にし)西(にし)へと(すす)みます
227ハルナの(みやこ)(ひめ)(さま)
228(すす)ませ(たま)ふと()きつれど
229(つき)御後(みあと)(したが)ひて
230一旦(いつたん)(うづ)のエルサレム
231(すす)ませ(たま)ふが天地(あめつち)
232(まこと)(みち)(かな)ふのか
233(おも)へば(おも)へば神様(かみさま)
234(あそ)ばす(こと)吾々(われわれ)
235(くも)りきつたる(たましひ)
236(はか)()らるる(こと)でない
237(ただ)何事(なにごと)惟神(かむながら)
238(まこと)(みち)一筋(ひとすぢ)
239()(とこ)までも()つて()
240(かみ)吾等(われら)(とも)にあり
241(ひと)(かみ)()(かみ)(みや)
242いかでか(まが)(おそ)はむと
243(をし)(たま)ひし御宣言(みことのり)
244(うなじ)()けて逸早(いちはや)
245水晶(すいしやう)(たま)(まも)りつつ
246伊太彦(いたひこ)(つかさ)(あと)()
247いざや(すす)まむエルサレム
248(まも)らせ(たま)天地(あめつち)
249皇大神(すめおほかみ)御前(おんまへ)
250(つつし)(いの)(たてまつ)
251朝日(あさひ)()るとも(くも)るとも
252(つき)()つとも()くるとも
253仮令(たとへ)大地(だいち)(しづ)むとも
254(まこと)(みち)()(すく)
255(まこと)(ひと)つの三五(あななひ)
256(みち)()(われ)惟神(かむながら)
257(つき)御神(みかみ)(あと)()ふて
258(かみ)(あつ)まるエルサレム
259黄金(こがね)(はな)()(かみ)(やま)
260黄金山(わうごんざん)参上(まゐのぼ)
261橄欖(かんらん)樹下(じゆか)(いき)(やす)
262(かみ)(めぐみ)涼風(すずかぜ)
263(こころ)(ちり)(はら)ふべし
264(すす)めや(すす)めいざ(すす)
265勝利(しようり)(みやこ)(ちか)づきぬ
266(ふか)(めぐみ)にヨルダンの
267(かは)(なが)れに御禊(みそぎ)して
268(うま)赤子(あかご)となり(かは)
269初稚姫(はつわかひめ)御許(みゆる)しを
270()けて(たふと)神司(かむつかさ)
271(さか)えに()てる御顔(おんかほ)
272()(をが)みつつツクヅクと
273エデンの(かは)(ふね)()
274フサの入江(いりえ)()()して
275(なん)のなやみも(なみ)(うへ)
276ハルナの(みやこ)(すす)むべし
277(いさ)めよ(いさ)めよ よく(いさ)
278(かみ)吾等(われら)(とも)にあり
279あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
280御霊(みたま)恩頼(ふゆ)(たま)へかし』
281 かく(うた)(なが)ら、282イク、283サールの両人(りやうにん)はハルセイ(ざん)西阪(にしざか)(いきほひ)()んで(くだ)()く。
284大正一二・五・二九 旧四・一四 於天声社楼上 北村隆光録)
   
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10/26【霊界物語ネット】大本神諭を「年月日順」で並べた時の順序が、一部おかしいものがあったので修正しました。(os176,192,193,191,235 の5つ)