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第61巻(子の巻)
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第65巻(辰の巻)
第66巻(巳の巻)
第67巻(午の巻)
第68巻(未の巻)
第69巻(申の巻)
第70巻(酉の巻)
第71巻(戌の巻)
第72巻(亥の巻)
特別編 入蒙記
天祥地瑞
第73巻(子の巻)
第74巻(丑の巻)
第75巻(寅の巻)
第76巻(卯の巻)
第77巻(辰の巻)
第78巻(巳の巻)
第79巻(午の巻)
第80巻(未の巻)
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第2巻(丑の巻)
序
凡例
総説
第1篇 神界の混乱
01 攻防両軍の配置
〔51〕
02 邪神の再来
〔52〕
03 美山彦命の出現
〔53〕
04 真澄の神鏡
〔54〕
05 黒死病の由来
〔55〕
06 モーゼとエリヤ
〔56〕
07 天地の合せ鏡
〔57〕
08 嫉視反目
〔58〕
第2篇 善悪正邪
09 タコマ山の祭典その一
〔59〕
10 タコマ山の祭典その二
〔60〕
11 狸の土舟
〔61〕
12 醜女の活躍
〔62〕
13 蜂の室屋
〔63〕
第3篇 神戦の経過
14 水星の精
〔64〕
15 山幸
〔65〕
16 梟の宵企み
〔66〕
17 佐賀姫の義死
〔67〕
18 反間苦肉の策
〔68〕
19 夢の跡
〔69〕
第4篇 常世の国
20 疑問の艶書
〔70〕
21 常世の国へ
〔71〕
22 言霊別命の奇策
〔72〕
23 竜世姫の奇智
〔73〕
24 藻脱けの殻
〔74〕
25 蒲団の隧道
〔75〕
26 信天翁
〔76〕
27 湖上の木乃伊
〔77〕
第5篇 神の慈愛
28 高白山の戦闘
〔78〕
29 乙女の天使
〔79〕
30 十曜の神旗
〔80〕
31 手痛き握手
〔81〕
32 言霊別命の帰城
〔82〕
33 焼野の雉子
〔83〕
34 義神の参加
〔84〕
35 南高山の神宝
〔85〕
36 高白山上の悲劇
〔86〕
37 長高山の悲劇
〔87〕
38 歓天喜地
〔88〕
第6篇 神霊の祭祀
39 太白星の玉
〔89〕
40 山上の神示
〔90〕
41 十六社の祭典
〔91〕
42 甲冑の起源
〔92〕
43 濡衣
〔93〕
44 魔風恋風
〔94〕
第7篇 天地の大道
45 天地の律法
〔95〕
46 天則違反
〔96〕
47 天使の降臨
〔97〕
48 律法の審議
〔98〕
49 猫の眼の玉
〔99〕
50 鋼鉄の鉾
〔100〕
附録 第一回高熊山参拝紀行歌
余白歌
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総説
インフォメーション
著者:
巻:
篇:
よみ(新仮名遣い):
章:
よみ(新仮名遣い):
通し章番号:
口述日:
口述場所:
筆録者:
校正日:
校正場所:
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概要:
舞台:
あらすじ
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このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
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主な登場人物
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rm020003
愛善世界社版:
八幡書店版:
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出口王仁三郎全集 > 第一巻 皇道編 > 第七篇 高天原 > 第四章 神界の服装
出口王仁三郎全集 > 第一巻 皇道編 > 第七篇 高天原 > 第五章 正神と邪神
001
神界
(
しんかい
)
における
神々
(
かみがみ
)
の
御
(
ご
)
服装
(
ふくさう
)
につき、
002
大略
(
たいりやく
)
を
述
(
の
)
べておく
必要
(
ひつえう
)
があらうと
思
(
おも
)
ふ。
003
一々
(
いちいち
)
神々
(
かみがみ
)
の
御
(
ご
)
服装
(
ふくさう
)
に
関
(
くわん
)
して
口述
(
こうじゆつ
)
するのは
大変
(
たいへん
)
に
手間
(
てま
)
どるから、
004
概括
(
がいくわつ
)
的
(
てき
)
に
述
(
の
)
ぶれば、
005
国治立
(
くにはるたちの
)
命
(
みこと
)
のごとき
高貴
(
かうき
)
の
神
(
かみ
)
は、
006
たいてい
絹物
(
きぬもの
)
にして、
007
上衣
(
うはぎ
)
は
紫
(
むらさき
)
の
無地
(
むぢ
)
で、
008
下衣
(
したぎ
)
が
純白
(
じゆんぱく
)
で、
009
中
(
なか
)
の
衣服
(
いふく
)
が
紅
(
くれなゐ
)
の
色
(
いろ
)
の
無地
(
むぢ
)
である。
010
国大立
(
くにひろたちの
)
命
(
みこと
)
は
青色
(
あをいろ
)
の
無地
(
むぢ
)
の
上衣
(
うはぎ
)
に、
011
中衣
(
なかぎ
)
は
赤色
(
せきしよく
)
、
012
下衣
(
したぎ
)
は
白色
(
はくしよく
)
の
無地
(
むぢ
)
。
013
稚桜姫
(
わかざくらひめの
)
命
(
みこと
)
は、
014
上衣
(
うはぎ
)
は
水色
(
みづいろ
)
に
種々
(
しゆじゆ
)
の
美
(
うる
)
はしき
模様
(
もやう
)
があり、
015
たいていは
上中下
(
じやうちうげ
)
とも
松
(
まつ
)
や
梅
(
うめ
)
の
模様
(
もやう
)
のついた
十二
(
じふに
)
単衣
(
ひとえ
)
の
御
(
ご
)
服装
(
ふくさう
)
である。
016
天使
(
てんし
)
大八洲彦
(
おほやしまひこの
)
命
(
みこと
)
、
017
大足彦
(
おほだるひこ
)
のごときは、
018
上衣
(
うはぎ
)
は
黒色
(
こくしよく
)
の
無地
(
むぢ
)
に、
019
中衣
(
なかぎ
)
は
赤色
(
せきしよく
)
、
020
下衣
(
したぎ
)
は
白色
(
はくしよく
)
の
無地
(
むぢ
)
の
絹
(
きぬ
)
の
服
(
ふく
)
である。
021
その
他
(
た
)
の
神将
(
しんしやう
)
は
位
(
くらゐ
)
によつて、
022
青
(
あを
)
、
023
赤
(
あか
)
、
024
緋
(
ひ
)
、
025
水色
(
みづいろ
)
、
026
白
(
しろ
)
、
027
黄
(
き
)
、
028
紺
(
こん
)
等
(
とう
)
、
029
いづれも
無地服
(
むぢふく
)
で、
030
絹
(
きぬ
)
、
031
麻
(
あさ
)
、
032
木綿
(
もめん
)
等
(
とう
)
に
区別
(
くべつ
)
されてゐる。
033
冠
(
かむり
)
もいろいろ
形
(
かたち
)
があつて
纓
(
えい
)
の
長短
(
ちやうたん
)
があり、
034
八王
(
やつわう
)
八頭神
(
やつがしらがみ
)
以上
(
いじやう
)
の
神々
(
かみがみ
)
に
用
(
もち
)
ゐられ、
035
それ
以下
(
いか
)
の
神司
(
かみがみ
)
は
烏帽子
(
ゑぼし
)
を
冠
(
かぶ
)
り、
036
直衣
(
ひたたれ
)
、
037
狩衣
(
かりぎぬ
)
。
038
婦神
(
ふしん
)
はたいてい
明衣
(
みやうえ
)
であつて、
039
青
(
あを
)
、
040
赤
(
あか
)
、
041
黄
(
き
)
、
042
白
(
しろ
)
、
043
紫
(
むらさき
)
などの
色
(
いろ
)
を
用
(
もち
)
ゐられ、
044
袴
(
はかま
)
も
色々
(
いろいろ
)
と
五色
(
ごしき
)
に
分
(
わか
)
れてゐる。
045
また
神将
(
しんしやう
)
は
闕腋
(
けつてき
)
に
冠
(
かむり
)
をつけ、
046
残
(
のこ
)
らず
黒色
(
こくしよく
)
の
服
(
ふく
)
である。
047
神卒
(
しんそつ
)
は
一
(
いち
)
の
字
(
じ
)
の
笠
(
かさ
)
を
頭
(
あたま
)
に
戴
(
いただ
)
き、
048
裾
(
すそ
)
を
短
(
みじか
)
くからげ、
049
手首
(
てくび
)
、
050
足首
(
あしくび
)
には
紫
(
むらさき
)
の
紐
(
ひも
)
をもつて
結
(
むす
)
び、
051
実
(
じつ
)
に
凛々
(
りり
)
しき
姿
(
すがた
)
をしてをらるるのである。
052
委
(
くは
)
しく
述
(
の
)
ぶれば
際限
(
さいげん
)
がないが、
053
いま
述
(
の
)
べたのは
国治立
(
くにはるたちの
)
命
(
みこと
)
が
御
(
ご
)
隠退
(
いんたい
)
遊
(
あそ
)
ばす
以前
(
いぜん
)
の
神々
(
かみがみ
)
の
御
(
ご
)
服装
(
ふくさう
)
の
大略
(
たいりやく
)
である。
054
星移
(
ほしうつ
)
り、
055
月
(
つき
)
換
(
かは
)
るにつれ、
056
神界
(
しんかい
)
の
御
(
ご
)
服装
(
ふくさう
)
はおひおひ
変化
(
へんくわ
)
し
来
(
き
)
たり、
057
現界
(
げんかい
)
の
人々
(
ひとびと
)
の
礼装
(
れいさう
)
に
酷似
(
こくじ
)
せる
神服
(
しんぷく
)
を
纒
(
まと
)
はるる
神司
(
かみ
)
も
沢山
(
たくさん
)
に
現
(
あら
)
はれ、
058
神使
(
しんし
)
の
最下
(
さいか
)
たる
八百万
(
やほよろづ
)
の
金神
(
こんじん
)
天狗界
(
てんぐかい
)
にては、
059
今日
(
こんにち
)
流行
(
りうかう
)
の
種々
(
しゆじゆ
)
の
服装
(
ふくさう
)
で
活動
(
くわつどう
)
さるるやうになつてをる。
060
また
邪神界
(
じやしんかい
)
でもおのおの
階級
(
かいきふ
)
に
応
(
おう
)
じて、
061
大神
(
おほかみ
)
と
同一
(
どういつ
)
の
服装
(
ふくさう
)
を
着用
(
ちやくよう
)
して
化
(
ば
)
けてをるので、
062
霊眼
(
れいがん
)
で
見
(
み
)
ても
一見
(
いつけん
)
その
正邪
(
せいじや
)
に
迷
(
まよ
)
ふことがある。
063
ただ
至善
(
しぜん
)
の
神々
(
かみがみ
)
は、
064
その
御
(
ご
)
神体
(
しんたい
)
の
包羅
(
はうら
)
せる
霊衣
(
れいい
)
は
非常
(
ひじやう
)
に
厚
(
あつ
)
くして、
065
かつ
光沢
(
くわうたく
)
強
(
つよ
)
く
眼
(
め
)
を
射
(
い
)
るばかりなるに
反
(
はん
)
し、
066
邪神
(
じやしん
)
はその
霊衣
(
れいい
)
はなはだ
薄
(
うす
)
くして、
067
光沢
(
くわうたく
)
なきをもつて
正邪
(
せいじや
)
を
判別
(
はんべつ
)
するぐらゐである。
068
しかるに
八王
(
やつわう
)
大神
(
だいじん
)
とか、
069
常世姫
(
とこよひめ
)
のごときは、
070
正神界
(
せいしんかい
)
の
神々
(
かみがみ
)
のごとく、
071
霊衣
(
れいい
)
も
比較
(
ひかく
)
的
(
てき
)
に
厚
(
あつ
)
く、
072
また
相当
(
さうたう
)
の
光沢
(
くわうたく
)
を
有
(
いう
)
してをるので、
073
一見
(
いつけん
)
してその
判別
(
はんべつ
)
に
苦
(
くる
)
しむことがある。
074
また
自分
(
じぶん
)
が
幽界
(
いうかい
)
を
探険
(
たんけん
)
した
時
(
とき
)
にも、
075
種々
(
しゆじゆ
)
の
色
(
いろ
)
の
服
(
ふく
)
を
着
(
つ
)
けてゐる
精霊
(
せいれい
)
を
目撃
(
もくげき
)
した。
076
これは
罪
(
つみ
)
の
軽重
(
けいちよう
)
によつて、
077
色
(
いろ
)
が
別
(
わか
)
れてゐるのである。
078
しかし
幽界
(
いうかい
)
にも
亡者
(
まうじや
)
ばかりの
霊魂
(
れいこん
)
がをるのではない。
079
現界
(
げんかい
)
に
立働
(
たちはたら
)
いてゐる
生
(
い
)
きた
人間
(
にんげん
)
の
精霊
(
せいれい
)
も、
080
やはり
幽界
(
いうかい
)
に
霊籍
(
れいせき
)
をおいてをるものがある。
081
これらの
人間
(
にんげん
)
は
現界
(
げんかい
)
においても、
082
幽界
(
いうかい
)
の
苦痛
(
くつう
)
が
影響
(
えいきやう
)
して、
083
日夜
(
にちや
)
悲惨
(
ひさん
)
な
生活
(
せいくわつ
)
を
続
(
つづ
)
けてをるものである。
084
これらの
苦痛
(
くつう
)
を
免
(
まぬが
)
るる
方法
(
はうはふ
)
は、
085
現体
(
げんたい
)
のある
間
(
あひだ
)
に
神
(
かみ
)
を
信仰
(
しんかう
)
し、
086
善事
(
ぜんじ
)
を
行
(
おこな
)
ひ
万民
(
ばんみん
)
を
助
(
たす
)
け、
087
能
(
あた
)
ふかぎりの
社会
(
しやくわい
)
的
(
てき
)
奉仕
(
ほうし
)
を
務
(
つと
)
めて、
088
神
(
かみ
)
の
御恵
(
みめぐみ
)
を
受
(
う
)
け、
089
その
罪
(
つみ
)
を
洗
(
あら
)
ひ
清
(
きよ
)
めておかねばならぬ。
090
さて
現界
(
げんかい
)
に
生
(
い
)
きてゐる
人間
(
にんげん
)
の
精霊
(
せいれい
)
を
見
(
み
)
ると、
091
現人
(
げんじん
)
と
同形
(
どうけい
)
の
幽体
(
いうたい
)
を
持
(
も
)
つてゐるが、
092
亡者
(
まうじや
)
の
精霊
(
せいれい
)
に
比
(
くら
)
べると、
093
一見
(
いつけん
)
して
生者
(
せいじや
)
と
亡者
(
まうじや
)
の
精霊
(
せいれい
)
の
区別
(
くべつ
)
が、
094
判然
(
はんぜん
)
とついてくるものである。
095
生者
(
せいじや
)
の
幽体
(
いうたい
)
(
精霊
(
せいれい
)
)は、
096
円
(
まる
)
い
霊衣
(
れいい
)
を
身体
(
しんたい
)
一面
(
いちめん
)
に
被
(
かぶ
)
つてゐるが、
097
亡者
(
まうじや
)
の
幽体
(
いうたい
)
は
頭部
(
とうぶ
)
は
山形
(
やまがた
)
に
尖
(
とが
)
り、
098
三角形
(
さんかくけい
)
の
霊衣
(
れいい
)
を
纒
(
まと
)
うてをる。
099
それも
腰
(
こし
)
から
上
(
うへ
)
のみ
霊衣
(
れいい
)
を
着
(
ちやく
)
し、
100
腰
(
こし
)
以下
(
いか
)
には
霊衣
(
れいい
)
はない。
101
幽霊
(
いうれい
)
には
足
(
あし
)
がないと
俗間
(
ぞくかん
)
にいふのも、
102
この
理
(
り
)
に
基
(
もと
)
づくものである。
103
また
徳
(
とく
)
高
(
たか
)
きものの
精霊
(
せいれい
)
は、
104
その
霊衣
(
れいい
)
きはめて
厚
(
あつ
)
く、
105
大
(
おほ
)
きく、
106
光沢
(
くわうたく
)
強
(
つよ
)
くして
人
(
ひと
)
を
射
(
い
)
るごとく、
107
かつ、
108
よく
人
(
ひと
)
を
統御
(
とうぎよ
)
する
能力
(
のうりよく
)
を
持
(
も
)
つてゐる。
109
現代
(
げんだい
)
はかくの
如
(
ごと
)
き
霊衣
(
れいい
)
の
立派
(
りつぱ
)
な
人間
(
にんげん
)
がすくないので、
110
大人物
(
だいじんぶつ
)
といはるるものができない。
111
現代
(
げんだい
)
の
人間
(
にんげん
)
はおひおひと
霊衣
(
れいい
)
が
薄
(
うす
)
くなり、
112
光沢
(
くわうたく
)
は
放射
(
はうしや
)
することなく、
113
あたかも
邪神界
(
じやしんかい
)
の
精霊
(
せいれい
)
の
着
(
き
)
てをる
霊衣
(
れいい
)
のごとく、
114
少
(
すこ
)
しの
権威
(
けんゐ
)
もないやうになつて
破
(
やぶ
)
れてをる。
115
大病人
(
だいびやうにん
)
などを
見
(
み
)
ると、
116
その
霊衣
(
れいい
)
は
最
(
もつと
)
も
薄
(
うす
)
くなり、
117
頭部
(
とうぶ
)
の
霊衣
(
れいい
)
は、
118
やや
山形
(
やまがた
)
になりかけてをるのも、
119
今
(
いま
)
まで
沢山
(
たくさん
)
に
見
(
み
)
たことがある。
120
いつも
大病人
(
だいびやうにん
)
を
見舞
(
みま
)
ふたびに、
121
その
霊衣
(
れいい
)
の
厚薄
(
こうはく
)
と
円角
(
ゑんかく
)
の
程度
(
ていど
)
によつて
判断
(
はんだん
)
をくだすのであるが、
122
百発
(
ひやくぱつ
)
百中
(
ひやくちゆう
)
である。
123
なにほど
名医
(
めいい
)
が
匙
(
さじ
)
を
投
(
な
)
げた
大病人
(
だいびやうにん
)
でも、
124
その
霊衣
(
れいい
)
を
見
(
み
)
て、
125
厚
(
あつ
)
くかつ
光
(
ひかり
)
が
存
(
そん
)
してをれば、
126
その
病人
(
びやうにん
)
はかならず
全快
(
ぜんくわい
)
するのである。
127
これに
反
(
はん
)
して
天下
(
てんか
)
の
名医
(
めいい
)
や、
128
博士
(
はくし
)
が、
129
生命
(
いのち
)
は
大丈夫
(
だいぢやうぶ
)
だと
断定
(
だんてい
)
した
病人
(
びやうにん
)
でも、
130
その
霊衣
(
れいい
)
がやや
三角形
(
さんかくけい
)
を
呈
(
てい
)
したり、
131
紙
(
かみ
)
のごとく
薄
(
うす
)
くなつてゐたら、
132
その
病人
(
びやうにん
)
は
必
(
かなら
)
ず
死
(
し
)
んでしまふものである。
133
ゆゑに
神徳
(
しんとく
)
ある
人
(
ひと
)
が
鎮魂
(
ちんこん
)
を
拝授
(
はいじゆ
)
し、
134
大神
(
おほかみ
)
に
謝罪
(
しやざい
)
し、
135
天津
(
あまつ
)
祝詞
(
のりと
)
の
言霊
(
げんれい
)
を
円満
(
ゑんまん
)
清朗
(
せいろう
)
に
奏上
(
そうじやう
)
したならば、
136
たちまちその
霊衣
(
れいい
)
は
厚
(
あつ
)
さを
増
(
ま
)
し、
137
三角形
(
さんかくけい
)
は
円形
(
ゑんけい
)
に
立直
(
たちなほ
)
り、
138
死亡
(
しばう
)
を
免
(
まぬが
)
れるものである。
139
かくして
救
(
すく
)
はれたる
人
(
ひと
)
は、
140
神
(
かみ
)
の
大恩
(
たいおん
)
を
忘
(
わす
)
れたときにおいて、
141
たちまち
霊衣
(
れいい
)
を
神界
(
しんかい
)
より
剥
(
は
)
ぎとられ、
142
ただちに
幽界
(
いうかい
)
に
送
(
おく
)
られるものである。
143
自分
(
じぶん
)
は
数多
(
あまた
)
の
人
(
ひと
)
に
接
(
せつ
)
してより、
144
第一
(
だいいち
)
にこの
霊衣
(
れいい
)
の
厚薄
(
こうはく
)
を
調
(
しら
)
べてみるが、
145
信仰
(
しんかう
)
の
徳
(
とく
)
によつて
漸次
(
ぜんじ
)
にその
厚
(
あつ
)
みを
加
(
くは
)
へ、
146
身体
(
しんたい
)
ますます
強壮
(
きやうさう
)
になつた
人
(
ひと
)
もあり、
147
また
神
(
かみ
)
に
反対
(
はんたい
)
したり、
148
人
(
ひと
)
の
妨害
(
ばうがい
)
をしたりなどして、
149
天授
(
てんじゆ
)
の
霊衣
(
れいい
)
を
薄
(
うす
)
くし、
150
中
(
なか
)
には
円相
(
ゑんさう
)
がやや
山形
(
やまがた
)
に
変化
(
へんくわ
)
しつつある
人
(
ひと
)
も
沢山
(
たくさん
)
実見
(
じつけん
)
した。
151
自分
(
じぶん
)
はさういふ
人
(
ひと
)
にむかつて、
152
色々
(
いろいろ
)
と
親切
(
しんせつ
)
に
信仰
(
しんかう
)
の
道
(
みち
)
を
説
(
と
)
いた。
153
されどそんな
人
(
ひと
)
にかぎつて
神
(
かみ
)
の
道
(
みち
)
を
疑
(
うたが
)
ひ、
154
かへつて
親切
(
しんせつ
)
に
思
(
おも
)
つて
忠告
(
ちゆうこく
)
すると
心
(
こころ
)
をひがまし、
155
逆
(
ぎやく
)
にとつて
大反対
(
だいはんたい
)
をするのが
多
(
おほ
)
いものである。
156
これを
思
(
おも
)
へばどうしても
霊魂
(
みたま
)
の
因縁
(
いんねん
)
性来
(
しやうらい
)
といふものは、
157
如何
(
いかん
)
ともすることが
出来
(
でき
)
ないものとつくづく
思
(
おも
)
ひます。
158
○
159
大国治立
(
おほくにはるたちの
)
尊
(
みこと
)
と
申
(
まを
)
し
上
(
あ
)
げるときは、
160
大宇宙
(
だいうちう
)
一切
(
いつさい
)
を
御
(
ご
)
守護
(
しゆご
)
遊
(
あそ
)
ばすときの
御
(
ご
)
神名
(
しんめい
)
であり、
161
単
(
たん
)
に
国治立
(
くにはるたちの
)
尊
(
みこと
)
と
申
(
まを
)
し
上
(
あ
)
げるときは、
162
大地球
(
だいちきう
)
上
(
じやう
)
の
神霊界
(
しんれいかい
)
を
守護
(
しゆご
)
さるるときの
御
(
ご
)
神名
(
しんめい
)
である。
163
自分
(
じぶん
)
の
口述中
(
こうじゆつちゆう
)
に
二種
(
にしゆ
)
の
名称
(
めいしよう
)
があるのは、
164
この
神理
(
しんり
)
に
基
(
もと
)
づいたものである。
165
また
神
(
かみ
)
様
(
さま
)
が
人間姿
(
にんげんすがた
)
となつて
御
(
ご
)
活動
(
くわつどう
)
になつたその
始
(
はじめ
)
は、
166
国大立
(
くにひろたちの
)
命
(
みこと
)
、
167
稚桜姫
(
わかざくらひめの
)
命
(
みこと
)
が
最初
(
さいしよ
)
であり、
168
稚桜姫
(
わかざくらひめの
)
命
(
みこと
)
は
日月
(
じつげつ
)
の
精
(
せい
)
を
吸引
(
きふいん
)
し、
169
国祖
(
こくそ
)
の
神
(
かみ
)
が
気吹
(
いぶき
)
によつて
生
(
うま
)
れたまひ、
170
国大立
(
くにひろたちの
)
命
(
みこと
)
は
月
(
つき
)
の
精
(
せい
)
より
生
(
うま
)
れ
出
(
い
)
でたまうた
人間姿
(
にんげんすがた
)
の
神
(
かみ
)
様
(
さま
)
である。
171
それよりおひおひ
神々
(
かみがみ
)
の
水火
(
いき
)
によりて
生
(
うま
)
れたまひし
神系
(
しんけい
)
と、
172
また
天足彦
(
あだるひこ
)
、
173
胞場姫
(
えばひめ
)
の
人間
(
にんげん
)
の
祖
(
そ
)
より
生
(
うま
)
れいでたる
人間
(
にんげん
)
との、
174
二種
(
にしゆ
)
に
区別
(
くべつ
)
があり、
175
神
(
かみ
)
の
直接
(
ちよくせつ
)
の
水火
(
いき
)
より
生
(
うま
)
れたる
直系
(
ちよくけい
)
の
人間
(
にんげん
)
と、
176
天足彦
(
あだるひこ
)
、
177
胞場姫
(
えばひめ
)
の
系統
(
けいとう
)
より
生
(
うま
)
れいでたる
人間
(
にんげん
)
とは、
178
その
性質
(
せいしつ
)
において
大変
(
たいへん
)
な
相違
(
さうゐ
)
がある。
179
そして
神
(
かみ
)
の
直接
(
ちよくせつ
)
の
水火
(
いき
)
より
生
(
うま
)
れ
出
(
いで
)
たる
人間
(
にんげん
)
は、
180
その
頭髪
(
とうはつ
)
黒
(
くろ
)
くして
漆
(
うるし
)
の
如
(
ごと
)
く、
181
天足彦
(
あだるひこ
)
、
182
胞場姫
(
えばひめ
)
より
生
(
うま
)
れたる
人間
(
にんげん
)
の
子孫
(
しそん
)
は
赤色
(
せきしよく
)
の
頭髪
(
とうはつ
)
を
有
(
ゆう
)
している。
[
※
「そして神の直接の」から「頭髪を有して居る。」まで、校定版・八幡版では削除されている。
]
183
天足彦
(
あだるひこ
)
、
184
胞場姫
(
えばひめ
)
といへども、
185
元
(
もと
)
は
大神
(
おほかみ
)
の
直系
(
ちよくけい
)
より
生
(
うま
)
れたのであれども、
186
世
(
よ
)
の
初発
(
しよはつ
)
にあたり、
187
神命
(
しんめい
)
に
背
(
そむ
)
きたるその
体主
(
たいしゆ
)
霊従
(
れいじゆう
)
の
罪
(
つみ
)
によつて、
188
人間
(
にんげん
)
に
差別
(
さべつ
)
が
自然
(
しぜん
)
にできたのである。
189
されども
何
(
いづ
)
れの
人種
(
じんしゆ
)
も、
190
今日
(
こんにち
)
は
九分
(
くぶ
)
九厘
(
くりん
)
まで、
191
みな
体主
(
たいしゆ
)
霊従
(
れいじゆう
)
、
192
尊体
(
そんたい
)
卑心
(
ひしん
)
の
身魂
(
みたま
)
に
堕落
(
だらく
)
してゐるのであつて、
193
今日
(
こんにち
)
のところ
神界
(
しんかい
)
より
見
(
み
)
たまふときは、
194
甲乙
(
かふおつ
)
を
判別
(
はんべつ
)
なし
難
(
がた
)
く、
195
つひに
人種
(
じんしゆ
)
平等
(
べうどう
)
の
至当
(
したう
)
なるを
叫
(
さけ
)
ばるるに
立
(
たち
)
いたつたのである。
196
○
197
盤古
(
ばんこ
)
大神
(
だいじん
)
塩長彦
(
しほながひこ
)
は
日
(
ひ
)
の
大神
(
おほかみ
)
の
直系
(
ちよくけい
)
にして、
198
太陽界
(
たいやうかい
)
より
降誕
(
かうたん
)
したる
神人
(
かみ
)
である。
199
日
(
ひ
)
の
大神
(
おほかみ
)
の
伊邪那岐
(
いざなぎの
)
命
(
みこと
)
の
御
(
ご
)
油断
(
ゆだん
)
によりて、
200
手
(
て
)
の
俣
(
また
)
より
潜
(
くぐ
)
り
出
(
い
)
で、
201
現今
(
げんこん
)
の
支那
(
しな
)
の
北方
(
ほつぱう
)
に
降
(
くだ
)
りたる
温厚
(
をんこう
)
無比
(
むひ
)
の
正神
(
せいしん
)
である。
202
また
大自在
(
だいじざい
)
天神
(
てんじん
)
大国彦
(
おほくにひこ
)
は、
203
天王星
(
てんわうせい
)
より
地上
(
ちじやう
)
に
降臨
(
かうりん
)
したる
豪勇
(
がうゆう
)
の
神人
(
かみ
)
である。
204
いづれもみな
善神界
(
ぜんしんかい
)
の
尊
(
たふと
)
き
神人
(
かみ
)
であつたが、
205
地上
(
ちじやう
)
に
永住
(
えいぢゆう
)
されて
永
(
なが
)
き
歳月
(
さいげつ
)
を
経過
(
けいくわ
)
するにしたがひ、
206
天足彦
(
あだるひこ
)
、
207
胞場姫
(
えばひめ
)
の
天命
(
てんめい
)
に
背反
(
はいはん
)
せる
結果
(
けつくわ
)
、
208
体主
(
たいしゆ
)
霊従
(
れいじゆう
)
の
妖気
(
えうき
)
地上
(
ちじやう
)
に
充満
(
じゆうまん
)
し、
209
つひにはその
妖気
(
えうき
)
邪霊
(
じやれい
)
の
悪竜
(
あくりゆう
)
、
210
悪狐
(
あくこ
)
、
211
邪鬼
(
じやき
)
のために、
212
いつとなく
憑依
(
ひようい
)
されたまひて、
213
悪神
(
あくがみ
)
の
行動
(
かうどう
)
を
自然
(
しぜん
)
に
採
(
と
)
りたまふこととなつた。
214
それより
地上
(
ちじやう
)
の
世界
(
せかい
)
は
混濁
(
こんだく
)
し、
215
汚穢
(
をえ
)
の
気
(
き
)
みなぎり、
216
悪鬼
(
あくき
)
羅刹
(
らせつ
)
の
跋扈
(
ばつこ
)
跳梁
(
てうりやう
)
をたくましうする
俗悪
(
ぞくあく
)
世界
(
せかい
)
と
化
(
くわ
)
してしまつた。
217
八王
(
やつわう
)
大神
(
だいじん
)
常世彦
(
とこよひこ
)
は、
218
盤古
(
ばんこ
)
大神
(
だいじん
)
の
水火
(
いき
)
より
出生
(
しゆつしやう
)
したる
神
(
かみ
)
にして、
219
常世
(
とこよ
)
の
国
(
くに
)
に
霊魂
(
れいこん
)
を
留
(
とど
)
め、
220
常世姫
(
とこよひめ
)
は
稚桜姫
(
わかざくらひめの
)
命
(
みこと
)
の
娘
(
むすめ
)
にして、
221
八王
(
やつわう
)
大神
(
だいじん
)
の
妃
(
きさき
)
となり、
222
八王
(
やつわう
)
大神
(
だいじん
)
の
霊
(
れい
)
に
感合
(
かんがふ
)
し、
223
つひには
八王
(
やつわう
)
大神
(
だいじん
)
以上
(
いじやう
)
の
悪辣
(
あくらつ
)
なる
手段
(
しゆだん
)
を
用
(
もち
)
ゐ、
224
世界
(
せかい
)
を
我意
(
がい
)
のままに
統轄
(
とうかつ
)
せむとし、
225
車輪
(
しやりん
)
の
暴動
(
ばうどう
)
を
継続
(
けいぞく
)
しつつ、
226
その
霊
(
れい
)
はなほ
現代
(
げんだい
)
にいたるも
常世
(
とこよ
)
の
国
(
くに
)
にとどまつて、
227
体主
(
たいしゆ
)
霊従
(
れいじゆう
)
的
(
てき
)
世界
(
せかい
)
経綸
(
けいりん
)
の
策
(
さく
)
を
計画
(
けいくわく
)
してをる。
228
ゆゑに
常世姫
(
とこよひめ
)
の
霊
(
れい
)
の
憑依
(
ひようい
)
せる
国
(
くに
)
の
守護神
(
しゆごじん
)
は、
229
今
(
いま
)
になほその
意志
(
いし
)
を
実行
(
じつかう
)
せむと
企
(
くはだ
)
ててをる。
230
八王
(
やつわう
)
大神
(
だいじん
)
常世彦
(
とこよひこ
)
には
天足彦
(
あだるひこ
)
、
231
胞場姫
(
えばひめ
)
の
霊
(
れい
)
より
生
(
うま
)
れたる
八頭
(
やつがしら
)
八尾
(
やつを
)
の
大蛇
(
おろち
)
が
憑依
(
ひようい
)
してこれを
守護
(
しゆご
)
し、
232
常世姫
(
とこよひめ
)
には
金毛
(
きんまう
)
九尾
(
きゆうび
)
白面
(
はくめん
)
の
悪狐
(
あくこ
)
憑依
(
ひようい
)
してこれを
守護
(
しゆご
)
し、
233
大自在天
(
だいじざいてん
)
には、
234
六面
(
ろくめん
)
八臂
(
はつぴ
)
の
邪気
(
じやき
)
憑依
(
ひようい
)
してこれを
守護
(
しゆご
)
し、
235
ここに
艮
(
うしとら
)
の
金神
(
こんじん
)
国治立
(
くにはるたちの
)
命
(
みこと
)
の
神系
(
しんけい
)
と
盤古
(
ばんこ
)
大神
(
だいじん
)
の
系統
(
けいとう
)
と、
236
大自在天
(
だいじざいてん
)
の
系統
(
けいとう
)
とが、
237
地上
(
ちじやう
)
の
霊界
(
れいかい
)
において
三
(
み
)
つ
巴
(
どもゑ
)
になつて
大活劇
(
だいくわつげき
)
を
演
(
えん
)
ぜらるるといふ
霊界
(
れいかい
)
の
珍
(
めづら
)
しき
物語
(
ものがたり
)
である。
238
自分
(
じぶん
)
はここまで
口述
(
こうじゆつ
)
したとき、
239
何心
(
なにごころ
)
なくかたはらに
散乱
(
さんらん
)
せる
大正
(
たいしよう
)
日日
(
にちにち
)
新聞
(
しんぶん
)
に
眼
(
め
)
をそそぐと、
240
今日
(
こんにち
)
はあたかも
大正
(
たいしやう
)
十
(
じふ
)
年
(
ねん
)
陰暦
(
いんれき
)
十
(
じふ
)
月
(
ぐわつ
)
十日
(
とをか
)
午前
(
ごぜん
)
十
(
じふ
)
時
(
じ
)
であることに
気
(
き
)
がついた。
241
霊界
(
れいかい
)
物語
(
ものがたり
)
第二
(
だいに
)
巻
(
くわん
)
の
口述
(
こうじゆつ
)
ををはつた
今日
(
けふ
)
の
吉日
(
きちじつ
)
は、
242
松雲閣
(
しよううんかく
)
において
御
(
ご
)
三体
(
さんたい
)
の
大神
(
おほかみ
)
様
(
さま
)
を
始
(
はじ
)
めて
新
(
あたら
)
しき
神床
(
かむどこ
)
に
鎮祭
(
ちんさい
)
することとなつてゐた。
243
これも
何
(
なに
)
かの
神界
(
しんかい
)
の
御
(
ご
)
経綸
(
けいりん
)
の
一端
(
いつたん
)
と
思
(
おも
)
へば
思
(
おも
)
へぬこともない。
244
ついでに
第三
(
だいさん
)
巻
(
くわん
)
には、
245
盤古
(
ばんこ
)
大神
(
だいじん
)
(
塩長彦
(
しほながひこ
)
)、
246
大自在天
(
だいじざいてん
)
(
大国彦
(
おほくにひこ
)
)、
247
艮
(
うしとら
)
能
(
の
)
金神
(
こんじん
)
(
国治立
(
くにはるたちの
)
命
(
みこと
)
)
三神系
(
さんしんけい
)
の
紛糾
(
ふんきう
)
的
(
てき
)
経緯
(
けいゐ
)
の
大略
(
たいりやく
)
を
述
(
の
)
べ、
248
国祖
(
こくそ
)
の
御
(
ご
)
隠退
(
いんたい
)
までの
世界
(
せかい
)
の
状況
(
じやうきやう
)
、
249
神々
(
かみがみ
)
の
驚天
(
きやうてん
)
動地
(
どうち
)
の
大活動
(
だいくわつどう
)
を
略述
(
りやくじゆつ
)
する
考
(
かんが
)
へであります。
250
読者
(
どくしや
)
諸氏
(
しよし
)
の
幸
(
さいはひ
)
に
御
(
ご
)
熟読
(
じゆくどく
)
あつて、
251
それが
霊界
(
れいかい
)
探求
(
たんきう
)
の
一端
(
いつたん
)
ともならば、
252
口述者
(
こうじゆつしや
)
の
目的
(
もくてき
)
は
達
(
たつ
)
せらるる
次第
(
しだい
)
であります。
253
アゝ
惟神
(
かむながら
)
霊
(
たま
)
幸倍
(
ちはへ
)
坐世
(
ませ
)
254
大正
(
たいしやう
)
十
(
じふ
)
年
(
ねん
)
旧
(
きう
)
十
(
じふ
)
月
(
ぐわつ
)
十日
(
とをか
)
午前
(
ごぜん
)
十
(
じふ
)
時
(
じ
)
十分
(
じつぷん
)
255
於松雲閣 口述者識
256
(註)
本巻
(
ほんくわん
)
において、
257
国治立
(
くにはるたちの
)
命
(
みこと
)
、
258
豊国姫
(
とよくにひめの
)
命
(
みこと
)
、
259
国大立
(
くにひろたちの
)
命
(
みこと
)
、
260
稚桜姫
(
わかざくらひめの
)
命
(
みこと
)
、
261
木花姫
(
このはなひめの
)
命
(
みこと
)
とあるは、
262
神界
(
しんかい
)
の
命
(
めい
)
により
仮称
(
かしよう
)
したものであります。
263
しかし
真
(
しん
)
の
御
(
ご
)
神名
(
しんめい
)
は
読
(
よ
)
んで
見
(
み
)
れば
自然
(
しぜん
)
に
判明
(
はんめい
)
することと
思
(
おも
)
ひます。
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