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第三章 大根蕪(だいこんかぶら)〔一一九三〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第45巻 舎身活躍 申の巻 篇:第1篇 小北の特使 よみ:こぎたのとくし
章:第3章 大根蕪 よみ:だいこんかぶら 通し章番号:1193
口述日:1922(大正11)年12月11日(旧10月23日) 口述場所: 筆録者:加藤明子 校正日: 校正場所: 初版発行日:1924(大正13)年9月12日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
お寅に引っ張られてウラナイ教にやってきた松彦の前に、魔我彦が現れて、教主蠑螈別の代理だと言って挨拶をなした。
松彦は、お寅が言うように自分の身魂がそれほどウラナイ教にとって尊い神格ならば、教主自身が挨拶に来てもよさそうなものなのに、誠のある扱いをされているようには見えないと言って、去ろうとする。
お寅と魔我彦は松彦を引き留め、蠑螈別に松彦の申し分をよく伝えるからと一同をその場に待たせて奥の間に姿を隠した。
万公は長く待たされて不満を抱き、松彦を尊い神様だと崇めておきながら、入信したら謀反を起こすつもりだろうと、松彦に出立を促した。
五三公は、高姫・黒姫が悪神にうつられて開いたウラナイ教だが、教祖の高姫・黒姫自身が今や立派な三五教の宣伝使となり、自ら愛想をつかした教えに真実がありそうはない、と松彦に意見する。
アク、タク、テクも万公と五三公に同調するが、松彦はいましばし自分のなすがままに任せて見ておいてくれという。
万公たちがウラナイ教を責めるのを聞いていた文助は、万公と言い争いになる。万公は文助をからかい、それにうんざりした文助は、奥へ行って教祖に催促をしてくると姿を隠した。
主な登場人物: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:
愛善世界社版:36頁 八幡書店版:第8輯 266頁 修補版: 校定版:38頁 普及版:17頁 初版: ページ備考:
001艮婆(うしとらば)さまに(さそ)はれて
002末代(まつだい)さまの松彦(まつひこ)
003万公(まんこう)五三公(いそこう)(その)(ほか)
004三人(みたり)(とも)急坂(きふはん)
005(こころ)ならずも(のぼ)りゆく
006川辺(かはべ)(まつ)根本(ねもと)なる
007千引(ちびき)(いは)(つつ)まれし
008秘密(ひみつ)(かぎ)(にぎ)りつつ
009油断(ゆだん)ならじと村肝(むらきも)
010(こころ)(かた)(はら)()
011さあらぬ(てい)(よそほ)ひつ
012(ほそ)階段(きざはし)スタスタと
013(きざ)んで(のぼ)(もん)(まへ)
014(とら)()さまは()()まり
015これこれ(まを)受付(うけつけ)
016文助(ぶんすけ)さまよ末代(まつだい)
017(かみ)生宮(いきみや)(はじ)めとし
018五人(ごにん)のガラクタ(かみ)さまが
019いよいよ此処(ここ)へお()ましだ
020一時(いちじ)(はや)(おく)へいて
021蠑螈別(いもりわけ)教祖(けうそ)さまに
022(はや)取次(とりつぎ)なされませ
023(かみ)(めぐみ)大広木(おほひろき)
024正宗(まさむね)さまや義理天上(ぎりてんじやう)
025()出神(でのかみ)生宮(いきみや)
026(さぞ)満足(まんぞく)なされましよ
027竜宮海(りうぐうかい)乙姫(おとひめ)
028(かか)りたまうた(にく)(みや)
029艮婆(うしとらば)さまの挨拶(あいさつ)
030ここまで(くわ)へて()(ほど)
031グヅグヅしてると(かへ)られちや
032(また)もや(もと)杢阿弥(もくあみ)
033(はや)(はや)くと小声(こごゑ)にて
034(みみ)口寄(くちよ)(ささや)けば
035文助爺(ぶんすけぢ)さまは(かしら)をば
036(たて)()()()りながら
037(かは)(なが)れを(さかのぼ)
038やうな(あし)つきトボトボと
039(ふすま)押開(おしあ)(おく)()
040(しろ)姿(すがた)をかくしける
041(しばら)くあつて魔我彦(まがひこ)
042満面(まんめん)(ゑみ)(たた)へつつ
043()もいそいそといで(むか)
044貴方(あなた)末代日(まつだいひ)(わう)
045(てん)大神(おほかみ)生宮(いきみや)
046()くまアお(いで)(くだ)さつた
047正宗(まさむね)さまが(おく)()
048山野河海(さんやかかい)珍肴(ちんかう)
049ポートワインの(びん)(なら)
050にこにこ(がほ)()ちたまふ
051遠慮(ゑんりよ)(けつ)して()りませぬ
052貴方(あなた)(かみ)生宮(いきみや)
053かうなる(うへ)はお(たがひ)
054(てき)味方(みかた)(へだ)てなく
055(はら)(あは)して神業(しんげふ)
056(ちから)(かぎ)(つく)しませう
057(ちひ)さき(へだ)てを(こしら)へて
058ゴテゴテ(あらそ)(とき)でない
059神政(しんせい)成就(じやうじゆ)御時節(ごじせつ)
060いよいよ切迫(せつぱく)した(うへ)
061末代様(まつだいさま)(にく)(みや)
062どうしてもかうしても(この)(やま)
063()つて(もら)はにやなりませぬ
064神素盞嗚(かむすさのを)悪神(あくがみ)
065()てた(をしへ)沈溺(ちんでき)
066(くだ)らぬ(ねつ)()(なが)
067(ひろ)世界(せかい)遠近(をちこち)
068宣伝(せんでん)して()馬鹿者(ばかもの)
069沢山(たくさん)あると()きました
070(うけたま)はれば貴方(あなた)(さま)
071三五教(あななひけう)にお(はい)りと
072()いて一寸(ちよつと)(おどろ)いた
073さはさり(なが)()()けば
074河鹿峠(かじかたうげ)(あに)(さま)
075(めぐ)()うたが(うれ)しさに
076ほんの当座(たうざ)出来心(できごころ)
077三五教(あななひけう)御入信(ごにふしん)
078なさつた(こと)()れた(ゆゑ)
079いよいよこいつは(みやく)がある
080こんな結構(けつこう)肉宮(にくみや)
081ムザムザ(かへ)してはならないと
082正宗(まさむね)さまの肉宮(にくみや)
083(こが)(あそ)ばしお(とら)さまを
084もつて態々(わざわざ)貴方(あなた)をば
085()()めなさつた御無礼(ごぶれい)
086よきに見直(みなほ)聞直(ききなほ)
087()(なほ)しませ魔我彦(まがひこ)
088蠑螈別(いもりわけ)代理(だいり)とし
089(ここ)挨拶(あいさつ)(つかまつ)
090サアサア(はや)遠慮(ゑんりよ)なく
091(おく)(とほ)つて(くだ)さんせ
092神政(しんせい)成就(じやうじゆ)糸口(いとぐち)
093(ひら)けて(きた)小北山(こぎたやま)
094これ(ほど)目出度(めでた)(こと)あらうか
095あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
096(かみ)御前(みまへ)()(まつ)る。
097松彦(まつひこ)朝日(あさひ)()るとも(くも)るとも
098 万公(まんこう)悪魔(あくま)如何(いか)(さけ)ぶとも
099松彦(まつひこ)(つき)()つとも()くるとも
100 万公(まんこう)『つまらぬ(をしへ)()くとても
101松彦(まつひこ)仮令(たとへ)大地(だいち)(しづ)むとも
102 万公(まんこう)()らはぬ吾等(われら)(たましひ)
103松彦(まつひこ)(まこと)(ちから)()(すく)
104 万公(まんこう)(まこと)(こと)(わか)らない
105松彦(まつひこ)(この)()(つく)りし神直日(かむなほひ)
106 万公(まんこう)(この)()(つみ)神直日(かむなほひ)
107松彦(まつひこ)(こころ)(ひろ)大直日(おほなほひ)
108 万公(まんこう)(こま)つた(こと)()(なが)
109松彦(まつひこ)(ただ)何事(なにごと)(ひと)()
110 万公(まんこう)(ただ)(なん)となく調(しら)べむと
111松彦(まつひこ)直日(なほひ)見直(みなほ)聞直(ききなほ)
112 万公(まんこう)(なに)()もあれ(のぼ)()
113松彦(まつひこ)()(あやまち)宣直(のりなほ)
114 万公(まんこう)(みな)山坂(やまさか)()()えて
115松彦(まつひこ)三五教(あななひけう)宣伝使(せんでんし)
116 万公(まんこう)(あぶ)ない(をしへ)宣伝(せんでん)
117松彦(まつひこ)治国別(はるくにわけ)(あと)()うて
118 万公(まんこう)蠑螈(いもり)(わけ)(まね)かれて
119松彦(まつひこ)(やうや)此処(ここ)(のぼ)()
120 万公(まんこう)如何(いか)なる(こと)()らねども
121松彦(まつひこ)末代日(まつだいひ)王天(わうてん)(かみ)
122 万公(まんこう)『なぞと()はれて松彦(まつひこ)
123松彦(まつひこ)(あや)しき(くも)(おほ)はれつ
124 万公(まんこう)様子(やうす)(さぐ)らむものをとて
125松彦(まつひこ)(せわ)しき()をば(かへり)みず
126 万公(まんこう)『お(とら)()さまの(あと)につき
127松彦(まつひこ)(きた)りて()れば文助(ぶんすけ)
128 万公(まんこう)置物然(おきものぜん)(すわ)()
129松彦(まつひこ)『お(とら)()さまは(こゑ)をかけ
130 万公(まんこう)教主(けうしゆ)(みや)逸早(いちはや)
131松彦(まつひこ)報告(はうこく)なされと()()てる
132 万公(まんこう)合点(がてん)()かぬと()つうちに
133松彦(まつひこ)『やつて()たのはお(まへ)さま
134 万公(まんこう)義理天上(ぎりてんじやう)肉宮(にくみや)
135松彦(まつひこ)名乗(なの)るお(まへ)魔我彦(まがひこ)
136 万公(まんこう)道理(だうり)(こし)(まが)つてる
137松彦(まつひこ)丑寅婆(うしとらば)さまの()うたよに
138 万公(まんこう)『この松彦(まつひこ)(てん)(かみ)
139松彦(まつひこ)一番(いちばん)(えら)身魂(みたま)なら
140 万公(まんこう)蠑螈(いもり)(わけ)逸早(いちはや)
141松彦(まつひこ)(むか)ひに()なくちやならうまい
142 万公(まんこう)(なに)秘密(ひみつ)(この)(いへ)
143松彦(まつひこ)(ひそ)んで()るに(ちが)ひない
144 万公(まんこう)『これや()()かと(おく)()
145松彦(まつひこ)(すす)(わけ)には()きませぬ
146 万公(まんこう)(まこと)(こころ)があるならば
147松彦(まつひこ)肝腎要(かんじんかなめ)教祖(けうそ)さま
148 万公(まんこう)蠑螈別(いもりわけ)(わが)(まへ)
149松彦(まつひこ)『お()しになつて御挨拶(ごあいさつ)
150 万公(まんこう)叮嚀(ていねい)になさらにやならうまい
151松彦(まつひこ)『これが第一(だいいち)不思議(ふしぎ)ぞや
152 万公(まんこう)魔我彦(まがひこ)さまよ今一度(いまいちど)
153松彦(まつひこ)(おく)一間(ひとま)()()つて
154 万公(まんこう)(たしか)返答(へんたふ)()いた(うへ)
155松彦(まつひこ)(また)(あらた)めて御挨拶(ごあいさつ)
156 万公(まんこう)得心(とくしん)するよに()うて()
157松彦(まつひこ)『さうでなければ何処(どこ)(まで)
158 万公(まんこう)面会(めんくわい)する(こと)(ことわ)
159松彦(まつひこ)『これからぼつぼつ(かへ)ります
160 万公(まんこう)『これこれ丑寅(うしとら)(ばあ)さま
161松彦(まつひこ)『いかいお世話(せわ)になりました
162 万公(まんこう)『いざいざさらばいざさらば』
163 お寅婆(とらばば)両手(りやうて)(ひろ)げて、
164『これこれもうし(にく)(みや)
165末代日(まつだいひ)王天(わうてん)(かみ)
166()(みじか)いも(ほど)がある
167悪気(わるぎ)(まは)して(もら)つては
168(おほい)迷惑(めいわく)(いた)します
169正宗(まさむね)さまの肉宮(にくみや)
170貴方(あなた)(けつ)して(そで)にせぬ
171一時(いちじ)(はや)(あら)はれて
172()びつきたいよに(こころ)では
173(おも)うて(ござ)るは()れた(こと)
174さはさり(なが)八百万(やほよろづ)
175(たふと)(かみ)出入(でいり)して
176神酒(みき)(あが)つて(ござ)(ゆゑ)
177どしてもこしても(ひま)()
178短気(たんき)()さずに()(しづ)
179(しばら)()つて(くだ)さんせ
180貴方(あなた)(かほ)(つぶ)すよな
181下手(へた)なる(こと)はさせませぬ
182これこれ()()義理天上(ぎりてんじやう)
183(なに)をグヅグヅして(ござ)
184一時(いちじ)(はや)(おく)へいて
185(なん)とか()とかそこはそれ
186(まへ)智慧(ちゑ)のありたけを
187縦横無尽(じうわうむじん)()(まは)
188蠑螈別(いもりわけ)神様(かみさま)
189○○○○してお()
190それが出来(でき)ぬよな(こと)ならば
191義理天上(ぎりてんじやう)(あや)しいぞ
192()()(かみ)駄目(だめ)ぢやぞえ』
193魔我彦(まがひこ)『お(とら)()さまの()(とほ)
194これから(おく)()()んで
195羽織(はおり)(ひも)ぢやないけれど
196(わたし)(むね)ちやんとある
197一伍一什(いちぶしじふ)()()けて
198蠑螈別(いもりわけ)(まを)しませう
199末代日(まつだいひ)王天(わうてん)(かみ)
200(しばら)()つて(くだ)しやんせ
201失礼(しつれい)します』と()ひながら
202一間(ひとま)をさして()りにける。
203
204()()(ひさ)しき(つる)(くび)
205万公(まんこう)さまは()(いら)
206脱線(だつせん)だらけの言霊(ことたま)
207無性(むしやう)矢鱈(やたら)()(いだ)す。
208万公(まんこう)松彦(まつひこ)さまよ五三公(いそこう)
209アク、テク、タクの三人(さんにん)
210蠑螈別(いもりわけ)()(やつ)
211(たふと)俺等(おれら)一行(いつかう)
212本当(ほんたう)馬鹿(ばか)にするぢやないか
213木枯(こがら)(きつ)寒空(さむぞら)
214()()(ひと)つなき受付(うけつけ)
215()たして()いてグヅグヅと
216(かみ)のお給仕(きふじ)()らねども
217鱈腹(たらふく)(さけ)(くら)()
218ズブロクさんになりよつて
219無我(むが)夢中(むちう)為体(ていたらく)
220夜中(やちう)(ゆめ)安々(やすやす)
221()()やがるに(ちが)ひない
222これこれ(まを)松彦(まつひこ)さま
223(わたし)(はら)()つて()
224(まつ)根下(ねもと)(いは)()
225艮婆(うしとらば)さまの()(ぐさ)
226どうしたものか()()ちぬ
227こんな(ところ)(まよ)()
228眉毛(まゆげ)をよまれ(しり)()
229(ひと)つも()いよに()かれては
230世間(せけん)(たい)して恥晒(はぢさらし)
231治国別(はるくにわけ)先生(せんせい)
232どうして()(わけ)()つものか
233(おれ)をば失敬(しつけい)(ばば)(やつ)
234ブラリ(ひこ)だと()()つた
235松彦(まつひこ)さまはユラリ(ひこ)
236国治立(くにはるたち)(かみ)さまの
237脇立(わきだち)だと(あが)()
238(くち)(さき)にてチヨロまかし
239謀叛(むほん)(おこ)すつもりだらう
240(てこ)にも(ぼう)にも()はぬ(やつ)
241したたかものが()(やま)
242(ひそ)んで()るに(ちが)ひない
243聖人君子(せいじんくんし)(あやふ)きに
244(ちか)づかないと()(こと)
245貴方(あなた)()つて()(はず)ぢや
246サアサア松彦(まつひこ)(かへ)りませう
247こんな(ところ)馬鹿(ばか)にされ
248どうして(をとこ)()つものか
249アク、テク、タクよ五三公(いそこう)
250(まへ)(なん)(おも)うて()
251意見(いけん)があれば(いま)ここで
252遠慮(ゑんりよ)()らぬ薩張(さつぱり)
253(おれ)にぶちあけて()れぬかい
254(はら)(むし)()がグウグウと
255(おこ)つて(おこ)つて仕様(しやう)()い』
256五三公(いそこう)五三公司(いそこうつかさ)(おも)(こと)
257遠慮会釈(ゑんりよゑしやく)もなきままに
258陳列(ちんれつ)すれば()(とほ)
259(みみ)(さら)へて()くがよい
260小北(こぎた)(やま)(かみ)さまは
261常世(とこよ)(ひめ)(うつ)りたる
262高姫(たかひめ)黒姫(くろひめ)両人(りやうにん)
263(まよ)ひの(くも)(つつ)まれて
264(ひら)いて()いた醜道(しこみち)
265肝腎要(かんじんかなめ)高姫(たかひめ)
266黒姫(くろひめ)さまが改悟(かいご)して
267三五教(あななひけう)降伏(かうふく)
268(いま)立派(りつぱ)神司(かむつかさ)
269見向(みむ)きもやらぬウラナイの
270(をしへ)(しん)じて(なん)になる
271肝腎要(かんじんかなめ)教祖(けうそ)さま
272高姫(たかひめ)さまや黒姫(くろひめ)
273(みづか)愛想(あいさう)()かしたる
274ウラナイ(けう)信実(しんじつ)
275ありそな(こと)()いぢやないか
276これだけ()いても(わか)るだらう
277(おも)へば研究(けんきう)価値(かち)はない
278これこれ(まを)松彦(まつひこ)さま
279(わたし)はもはや(いや)になつた
280(ふか)くはまらぬ(その)(うち)
281ここをば()()りスタスタと
282悪魔(あくま)征途(せいと)(のぼ)りませう
283()るにも()らぬ奴原(やつばら)
284相手(あひて)(いた)して暇潰(ひまつぶ)
285肝腎要(かんじんかなめ)神業(しんげふ)
286(おく)れた(とき)(なん)としよう
287斎苑(いそ)(やかた)神様(かみさま)
288()(わけ)()たぬ(こと)になる
289万公(まんこう)、アク、タク、テクさまよ
290前等(まへら)(なん)(おも)うてるか
291一応(いちおう)意見(いけん)五三公(いそこう)
292()かして()れよ(たの)むぞや』
293アク『天地(あめつち)(かみ)御名(おんな)(かさ)にきて
294()(みだ)しゆく(まが)忌々(ゆゆ)しき。
295義理天上(ぎりてんじやう)()()(かみ)魔我彦(まがひこ)
296(なに)()あてにそんなデマ()ふか。
297松彦(まつひこ)末代(まつだい)(さま)()(わう)
298(てん)(かみ)ぢやと(うま)()りやがる。
299()()はれ気持(きもち)(わる)()いものと
300松彦(まつひこ)さまが(まよ)ひかけたる』
301松彦(まつひこ)(いま)(しば)(わが)なすままに(まか)しおけ
302()しと()しとは(かみ)がさばかむ』
303タク『沢山(たくさん)怪体(けたい)(みや)()(なら)
304怪体(けたい)託宣(たくせん)するぞをかしき。
305タクは(いま)(おも)()かぶる(こと)はなし
306(この)()(はや)くぬけたいばかりぞ』
307テク『テクテクと(きつ)(やま)をば(のぼ)らされ
308きつい(きつね)につままれてける。
309きつく(ひめ)()から(きつね)守護神(しゆごうじん)
310義理(ぎり)天上(てんじやう)もあつたものかい』
311文助(ぶんすけ)最前(さいぜん)から黙言(だま)つて此処(ここ)()いて()れば、312(まへ)さま(たち)大変(たいへん)にこのウラナイ(けう)本山(ほんざん)(うたが)ひ、313ゴテゴテと小言(こごと)仰有(おつしや)るやうだが、314そんな(こと)仰有(おつしや)ると神罰(しんばつ)(あた)りますぞや。315(ただ)何事(なにごと)神様(かみさま)にお(まか)せなされ、316自分(じぶん)着物(きもの)襟裏(えりうら)についた(しらみ)さへ(ひね)(つく)されない()()ながら、317広大無辺(くわうだいむへん)御神力(ごしんりき)(かれ)(これ)()ふといふ(こと)がありますか。318障子(しやうじ)一枚(いちまい)(そと)()えぬと()人間(にんげん)分際(ぶんざい)()ながら、319大広木正宗様(おほひろきまさむねさま)のお()てなされた(をしへ)(なに)ゴテゴテと()ひなさる、320ちと(たしなみ)なされたら()からう、321ほんに(あは)れな(ひと)(たち)だなア』
322万公(まんこう)(いも)(かぶら)大根(だいこん)(くちなは)(まつ)()
323文助(ぶんすけ)さまにかきまはされにけり。
324(いも)南瓜(かぼちや)茄子(なすび)のやうな(つら)をして
325(かぶら)大根(だいこん)()くぞをかしき。
326文助(ぶんすけ)屁理屈(へりくつ)(ばか)(なら)()
327ばば()(ごし)(にら)みけるかな』
328文助(ぶんすけ)『これこれ(わか)(しう)329(かぶら)大根(だいこん)()いたとて(へび)()いたとて(おほ)きなお世話(せわ)さまだ。330()つといて(くだ)され、331前達(まへたち)のやうな糸瓜(へちま)かす(わか)つたものかい。332瓢箪(へうたん)から(こま)()る、333徳利(とくり)から(さけ)()る。334(はや)改心(かいしん)をなさらぬと、335()きも(もど)りもならぬやうな大根(だいこん)なん(せま)つて()ますぞや。336(うそ)(ばか)りツグネ(いも)して、337(やま)(いも)ばかりして()るのだらう。338本当(ほんたう)に、339(いも)もよい芋助(いもすけ)だなア。340()つつぱりにもならぬやうな小理屈(こりくつ)(ばか)(さへづ)つて、341(なん)(こと)だいな』
342万公(まんこう)『お(ぢい)さま、343(まこと)失礼(しつれい)(こと)(まをし)ました』
344文助(ぶんすけ)失礼(しつれい)だと()(こと)(わか)つたかな、345(わか)ればよい、346神様(かみさま)(なん)でも見直(みなほ)聞直(ききなほ)宣直(のりなほ)(あそ)ばすのだから、347これからは心得(こころえ)なされよ。348(わし)()()えぬと(おも)うて馬鹿(ばか)にして()なさるが、349()()えぬ()あきもあり、350()()える(めくら)もある()(なか)だから、351(あま)左兵衛治(さひやうゑぢ)をなさると、352()(かへ)しのならぬ(こと)出来(でき)ますぞえ』
353万公(まんこう)『こんな魔窟(まくつ)へやつて()て、354身魂(みたま)(くも)らされては()(かへ)しがつきませぬわい。355ウフヽヽヽ』
356文助(ぶんすけ)『エヽ仕方(しかた)()(をとこ)だ。357こんな没分暁漢(わからずや)相手(あひて)になつて()つたら竜神(りうじん)さまが一枚(いちまい)()けぬやうになつてしまふ。358(たこ)さまに(たの)まれた(かぶら)がもちつと仕上(しあが)らぬから、359どれ、360(おく)()つて(しづ)かな(ところ)一筆(ひとふで)(ふる)つて()ませう、361これこれ末代日(まつだいひ)王天(わうてん)大神様(おほかみさま)362(しばら)()つて()(くだ)さいませ。363これから教祖様(けうそさま)御催促(ごさいそく)して()ますから』
364万公(まんこう)(かぶら)先生(せんせい)365左様(さやう)なら』
366文助(ぶんすけ)『エヽ仕方(しかた)()いわい、367仕方(しかた)()ケレマタだなア』
368(つぶや)きながら(おく)()姿(すがた)(かく)した。
369大正一一・一二・一一 旧一〇・二三 加藤明子録)