霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第八章 自動車(じどうしや)〔一六三七〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第64巻上 山河草木 卯の巻上 篇:第2篇 聖地巡拝 よみ:せいちじゅんぱい
章:第8章 第64巻上 よみ:じどうしゃ 通し章番号:1637
口述日:1923(大正12)年07月11日(旧05月28日) 口述場所: 筆録者:加藤明子 校正日: 校正場所: 初版発行日:1925(大正14)年10月16日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる] 主な登場人物: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日: OBC :rm64a08
愛善世界社版:90頁 八幡書店版:第11輯 410頁 修補版: 校定版:90頁 普及版:62頁 初版: ページ備考:
001 マリヤはその翌早朝(よくさうてう)から(また)もやブラバーサを訪問(はうもん)して、002聖地(せいち)エルサレム市街(しがい)附近(ふきん)案内(あんない)()すべく、003愴惶(さうくわう)として僧院(そうゐん)ホテルへやつて()た。004ブラバーサも聖地(せいち)附近(ふきん)様子(やうす)一応(いちおう)調査(てうさ)しておく必要(ひつえう)もあり、005高砂島(たかさごじま)故国(ここく)へも報告(はうこく)せなくてはならないので、006(この)婦人(ふじん)親切(しんせつ)案内(あんない)(ぶり)非常(ひじやう)感謝(かんしや)誠意(せいい)(もつ)(むか)へたのである。007マリヤもブラバーサの人格(じんかく)には非常(ひじやう)尊敬(そんけい)(ねん)(はら)つて()た。008独身者(どくしんもの)のマリヤに()つては(じつ)にブラバーサこそ唯一(ゆゐいつ)(こころ)(とも)であり(ちから)となりしなり。
009 ブラバーサは今日(けふ)早朝(さうてう)からマリヤに(みちび)かれて、010聖地(せいち)巡覧(じゆんらん)にホテルを()()づる(こと)となつた。011ジヤツフア門外(もんぐわい)から出発(しゆつぱつ)する乗合(のりあひ)自動車(じどうしや)でベツレヘムに往復(わうふく)する(こと)とした。012自動車(じどうしや)土埃(つちほこり)()てながらゲヘンナの(たに)へと(くだ)つて()く。
013 (もと)はエルサレムの()西南(せいなん)にあつて、014(きた)はシオンの(やま)015(みなみ)(をか)(もつ)区画(くくわく)された(ふか)細長(ほそなが)(たに)である。016此処(ここ)(むかし)ユダヤとベニヤミン(ぞく)(さかひ)になつて()て、017ソロモン以後(いご)018ここで(おそ)ろしい(ひと)犠牲(いけにへ)(おこな)はれたが、019その()屍体(したい)()汚穢物(をゑぶつ)(すて)場所(ばしよ)となつて(しま)つたのである。020悪人(あくにん)運命(うんめい)()けて、021『ゲヘンナに()()れらるべし』と()はれて()るのは(すなは)此処(ここ)である。
022 (いそ)がしく馳走(ちそう)しつつ自動車(じどうしや)(たか)みになつた豊饒(ほうぜう)平野(へいや)(よこ)ぎる。023(ふる)橄欖樹(かんらんじゆ)()わつた()小丘(せうきう)である。024道路(だうろ)九十九折(つくもをり)になつて、025緩勾配(くわんこうばい)坂道(さかみち)(のぼ)つて()く。026左手(ひだりて)遠方(ゑんぱう)前景(ぜんけい)ときはだつて(ちが)つた(なが)一列(いちれつ)山脈(さんみやく)()える。027その(ふもと)(ふか)(ところ)に、028竹熊(たけくま)終焉所(しうえんしよ)なる有名(いうめい)死海(しかい)()つて()るのである。
029 自動車(じどうしや)小高(こだか)(をか)(うへ)()たので、030(まど)から(くび)()して(なが)めると死海(しかい)(おもて)強烈(きやうれつ)太陽(たいやう)(ひかり)()けてキラキラと(かがや)いて()るのが()える。031驢馬(ろば)駱駝(らくだ)()つた田舎人(いなかびと)(むれ)幾組(いくくみ)ともなく(とほ)つて()る。
032 自動車(じどうしや)(をか)(うへ)()めて、033ブラバーサとマリヤの二人(ふたり)四方(よも)景色(けしき)瞰下(かんか)しながら、034沿道(えんだう)色々(いろいろ)伝説(でんせつ)場所(ばしよ)(つい)問答(もんだふ)(はじ)()した。
035『マリヤ(さま)036聖地(せいち)附近(ふきん)色々(いろいろ)歴史(れきし)伝説(でんせつ)()かして(いただ)きたいものですなア』
037『この(をか)(うへ)四方(しはう)見晴(みは)らしながら、038聖地(せいち)案内(あんない)物語(ものがたり)(また)一興(いつきよう)だと(おも)ひます。039(わたし)記憶(きおく)(かぎ)申上(まをしあ)げませう。040伝説(でんせつ)口碑(こうひ)()ふものは随分(ずゐぶん)間違(まちが)つた(こと)(おほ)いものですから、041万一(まんいち)間違(まちが)つて()りましてもそれは(わたし)責任(せきにん)では御座(ござ)いませぬ。042伝説(でんせつ)口碑(こうひ)(わる)いのですから』
043『ハイ承知(しようち)(いた)しました。044何分(なにぶん)宜敷(よろし)くお(ねが)ひいたしませう』
045有名(いうめい)なマヂの(いづみ)から発端(ほつたん)として申上(まをしあ)げます。046マヂの(いづみ)一名(いちめい)マリアの(いづみ)()つて()ます。047その(まへ)()由来(ゆらい)幼児(えうじ)キリストを(はい)すべく、048(ほし)(みちび)きを便(たよ)りに遥々(はるばる)(たづ)ねて()東方(とうはう)博士(はかせ)()(ここ)まで()(その)(ほし)見失(みうしな)ひ、049途方(とはう)()れて()たところ、050この井戸(ゐど)(みづ)()み、051疲労(ひらう)()やさむと立止(たちとど)まつた(とき)に、052案内(あんない)()つた(ほし)(いづみ)(みづ)反映(はんえい)して()るのを見付(みつ)け、053歓喜(くわんき)()たされて彼等(かれら)(ふたた)びこれに(したが)つて(すす)んだのでマヂの(いづみ)(とな)へられたと()ひます。054第二(だいに)()(せい)なる家族(かぞく)がベツレヘムの(みち)(ここ)(いこ)つたと想像(さうざう)される(ところ)から、055マリアの(いづみ)(とな)へられたと(つた)はつて()るので御座(ござ)います。056またこの(をか)(くだ)途中(とちう)右側(みぎがは)小石(こいし)無数(むすう)沢山(たくさん)ゴロ()いて()小豆(こまめ)(はら)御座(ござ)いますが、057伝説(でんせつ)()るとキリストが(ある)(とき)この場所(ばしよ)御通(おとほ)りになると、058一人(ひとり)野良男(のらをとこ)(はた)(はたら)いて()たので、059キリストがお(まへ)(いま)(なに)()いて()るかと()はれたら、060()(をとこ)(まめ)()いて()ながら(いし)()いて()るのだと(こた)へた、061それから(のち)収穫時(しうくわくどき)になつて()(をとこ)(まめ)(かは)りに(いし)ばかりを収穫(しうくわく)しなければ()らなかつたと()(こと)御座(ござ)います』
062高砂島(たかさごじま)にも空海(くうかい)事蹟(じせき)(つい)石芋(いしいも)なぞの伝説(でんせつ)もあります。063(すべ)伝説(でんせつ)()ふものは古今東西(ここんとうざい)相似(さうじ)のものの(おほ)いのは不可思議(ふかしぎ)()ふより(ほか)はありませぬ。064(なに)かこの小豆ケ原(こまめがはら)にも神秘的(しんぴてき)意味(いみ)(ふく)まれて()るのかも()れませぬから、065伝説(でんせつ)だと()つて(あま)馬鹿(ばか)にも()りますまい、066アハヽヽヽ。067(とき)にマリアの(いづみ)(うつ)つた(ほし)は、068高砂島(たかさごじま)今日(こんにち)(あら)はれて(たま)()(みづ)(かげ)をうつし、069万民(ばんみん)罪穢(ざいゑ)(あら)(きよ)めて()られます。070(わたくし)はこのマリアの(いづみ)御話(おはなし)()いて(なん)となく崇高(すうかう)偉大(ゐだい)なる(みづ)御魂(みたま)聖主(せいしゆ)(おもかげ)(しの)ばれてなりませぬわ。071一度(いちど)(たま)()(みづ)()()るものは、072(ただ)ちに天国(てんごく)(もん)(すす)()()手蔓(てづる)()()くことが出来(でき)るのです』
073『ウヅンバラチヤンダー聖主(せいしゆ)一日(いちにち)(はや)くこの聖地(せいち)降臨(かうりん)されて、074(れい)清水(しみづ)にかわいた吾々(われわれ)生命(いのち)(つゆ)(めぐ)みを(あた)(たま)()()()ほしく御座(ござ)います』
075『マリヤ(さま)076有名(いうめい)なラケルの(はか)(いづ)れの方面(はうめん)御座(ござ)いますか』
077『ラケルの(はか)ですか。078それはこの道端(みちばた)(ちひ)さい近代的(きんだいてき)建築物(けんちくぶつ)でありますが、079そこにヤコブが愛妻(あいさい)亡骸(なきがら)(はうむ)つたと(つた)へられて()ります。080それよりも(うつく)しい物語(ものがたり)ののこつて()るのはダビデの(いづみ)ですわ』
081『その(うつく)しい物語(ものがたり)拝聴(はいちやう)いたしたいものですなア』
082()(とき)ダビデが敵軍(てきぐん)()(かこ)まれ、083(つか)()てて(かれ)故郷(こきやう)なるベツレヘムの門外(もんぐわい)にある(この)清泉(せいせん)一杯(いつぱい)(みづ)渇望(かつばう)して()まなかつた。084(ところ)忠実(ちうじつ)なる部下(ぶか)一人(ひとり)がダビデのこの泉水(せんすゐ)渇望(かつばう)して()(こと)探知(たんち)して、085(だま)つて一人(ひとり)()かけて非常(ひじやう)なる危険(きけん)(をか)した(のち)086(やうや)(すこ)しばかりの(みづ)()んで(かへ)つて()たのです。087ダビデは部下(ぶか)のものが自分(じぶん)(たい)する真心(まごころ)(あい)から、088種々(しゆじゆ)危険(きけん)()してこの霊水(れいすゐ)()()(かへ)つて()たその辛苦(しんく)(おも)ふて、089その(みづ)をば一介(いつかい)人間(にんげん)()(もの)にするには(あま)勿体(もつたい)ないから神様(かみさま)供物(くもつ)にせむと、090(うやうや)しく(かみ)感謝(かんしや)(ささ)げた(うへ)091大地(だいち)にそそいで(しま)つたと()(つた)へて()ります。092信仰(しんかう)其処(そこ)まで()かないと駄目(だめ)ですなア』
093信仰(しんかう)(ちから)山嶽(さんがく)をも(うつ)すとか(まを)しまして、094()(なか)信仰心(しんかうしん)ほど(つよ)(きよ)()(たふと)いものは()りませぬなア』
095左様(さやう)です、096信仰(しんかう)(ちから)ほど偉大(ゐだい)なものは()りませぬわ。097(わたし)だつて三十(さんじふ)(さか)()(なが)(いま)だセリバシー生活(せいくわつ)(あま)んじて()りますのも、098依然(やつぱり)信仰心(しんかうしん)のためですもの。099ベツレヘムの(まち)(いく)つもの(をか)(うへ)(うつく)しく(くらゐ)して()りますが、100(かれ)世界(せかい)()ける(もつと)(ちひ)さきものとしられて()ります。101(しか)しながら(わたし)(けつ)して(ちひ)さきものとは(おも)ひませぬ。102何故(なぜ)ならば信仰(しんかう)対照物(たいせうぶつ)いな御本尊(ごほんぞん)なるエスキリストを、103イスラエル民族(みんぞく)のみならず世界(せかい)全人類(ぜんじんるい)(すく)ひのために(しゆ)()()しましたからです』
104如何(いか)にも救世主(きうせいしゆ)(あら)はしたこのパレスチナの聖地(せいち)偉大(ゐだい)です。105いな荘厳味(そうごんみ)津々(しんしん)として()くやうです。106再臨(さいりん)のキリストを()した(あや)聖地(せいち)(また)107偉大(ゐだい)()はねばなりませぬわ』
108『この聖地(せいち)には近代的(きんだいてき)教会(けうくわい)やホスピースや僧院(そうゐん)諸所(しよしよ)沢山(たくさん)()つて()りまして、109まだ(ふる)(ふる)いユダヤ人街(じんがい)彼方(あちら)此方(こちら)(のこ)つて()りますので、110(わたし)はそこを通行(つうかう)する(たび)(ごと)にキリストの当時(たうじ)(しの)ぶので御座(ござ)います。111アレ()(とほ)り、112往来(わうらい)真中(まんなか)駱駝(らくだ)呑気(のんき)さうに()そべつて()みなほしをやつて()ます。113サア(これ)から(くるま)()めにして、114徐々(そろそろ)テクル(こと)(いた)しませうか。115自動車(じどうしや)素通(すどほ)りばかり(いた)しましても(あま)有益(いうえき)見学(けんがく)にもなりませぬからなア』
116 ブラバーサは何事(なにごと)一切(いつさい)マリヤに(まか)して()たので、117()ふが(まま)にマリヤの(あと)から()いて()くのであつた。118二人(ふたり)(あと)になり(さき)になりしながら(みち)()くと、119相貌(さうばう)(ひん)()いユダヤ(じん)幾人(いくにん)出逢(であ)ふた。
120 ブラバーサは(こころ)(うち)にて、
121成程(なるほど)イスラエルの(なが)れを()んだユダヤ(じん)何処(どこ)ともなしに気品(きひん)(たか)い、122(をか)(がた)(ところ)がある、123(これ)では(かみ)選民(せんみん)だと()つても(あま)過言(くわごん)では()い。124(わが)()()()高砂(たかさご)(かみ)(くに)から遥々(はるばる)()()たものだが、125(かみ)選民(せんみん)(しよう)するユダヤ(じん)気品(きひん)(たか)(ところ)()て、126(なん)だか(にはか)にユダヤ(じん)崇敬(すうけい)気分(きぶん)(あたま)(もた)げて()さうだ。127そして(かみ)独子(ひとりご)(しよう)するキリストの聖跡(せいせき)(たづ)ねて()自分(じぶん)は、128層一層(そういつそう)神様(かみさま)より重大(ぢうだい)なる使命(しめい)(あた)へられて()るやうだ』
129(こころ)種々(しゆじゆ)感想(かんさう)(いだ)いて()る。
130聖師様(せいしさま)131聖地(せいち)(おい)第一番(だいいちばん)()るべきものが御座(ござ)います。132それは聖誕(せいたん)場所(ばしよ)()てられたと(しよう)して()る「聖降誕(せいかうたん)寺院(じゐん)」です。133(これ)から(その)寺院(じゐん)拝観(はいくわん)(まゐ)りませう。134現今(げんこん)にては、135ローマ・カトリックやギリシヤ・オルソドツクスやアルメニヤ教会(けうくわい)分有(ぶんいう)になつて()ます。136そして(この)寺院(じゐん)(むかし)にコンスタンチン(てい)建立(こんりふ)されたものだと()ふことです。137その当時(たうじ)金銀(きんぎん)大理石(だいりせき)もモザイツクで贅沢(ぜいたく)(かざ)られて()たさうです。138(いま)ではモザイツクが(すこ)しばかり(のこ)つて()りますが、139(めう)(ひや)やかな荒廃(くわうはい)した(いや)(かん)じを(あた)へます』
140()ひながら、141(やうや)くにして(てら)門前(もんぜん)()いた。
142 (たけ)(ひく)い、143肩先(かたさき)までも(とど)かぬ(やう)長方形(ちやうはうけい)(いし)入口(いりぐち)(くぐ)ると、144コリント(しき)のカピタルを()つた十本(じつぽん)づつ四列(よれつ)円柱(ゑんちう)寺院(じゐん)内部(ないぶ)仕切(しき)つて()て、145質素(しつそ)(やう)だが(なん)となく荘厳(さうごん)(かん)じがする。146このバシリクは(じつ)現在(げんざい)(のこ)つて()るキリスト(けう)建築物(けんちくぶつ)(なか)では(もつと)(ふる)きものだらうと()はれて()るのである。147大神壇(だいしんだん)(した)には聖誕(せいたん)洞窟(どうくつ)があつて、148チヤペルに(つく)られ三十二箇(さんじふにこ)(ちひ)さいランプで薄暗(うすぐら)()らされてゐる。149誕生(たんじやう)地点(ちてん)神壇(しんだん)(した)大理石(だいりせき)()ゑ、150(その)(うへ)(ぎん)浮彫(うきぼり)でキリスト聖誕(せいたん)()()(こと)(しる)されてある。151この地点(ちてん)聖地(せいち)における()(いづ)れの場所(ばしよ)よりもズツと(ふる)くして、152(もつと)信憑(しんぴよう)()ると()ふことである。153何故(なぜ)なればこの場所(ばしよ)紀元前(きげんぜん)四世紀(よんせいき)(ころ)()きて()(せい)ジエロームよりも、154二百年(にひやくねん)以上(いじやう)(まへ)から(すで)にキリスト教徒(けうと)によつて非常(ひじやう)畏敬(ゐけい)されて()たからである。
155 (その)()寺院(じゐん)地下(ちか)には色々(いろいろ)由緒(ゆいしよ)()したチヤペルが散在(さんざい)してゐる。156馬槽(ばさう)のチヤペルもその(ひと)つである。157その馬槽(ばさう)大理石(だいりせき)立派(りつぱ)なものが出来(でき)()るが、158幼児(えうじ)キリストがその(なか)()かれたマヂ礼拝(らいはい)神壇(しんだん)──幼児(えうじ)のチヤペル──その場所(ばしよ)母達(ははたち)(かく)しておいた幼児(えうじ)をヘロデが(ころ)さしめた(せい)ヨセフのチヤペル──その場所(ばしよ)(かれ)がエヂプトに避難(ひなん)せよとの(ゆめ)啓示(けいじ)()けた。159その()(せい)ジエロームの住居(すまゐ)であつた(ところ)(まう)けられたジエロームのチヤペル、160(およ)(いは)(なか)()られたこの聖者(せいじや)(はか)などが黙然(もくねん)として三千年(さんぜんねん)(むかし)物語(ものがた)()るなり。
161大正一二・七・一一 旧五・二八 加藤明子録)
   
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10/26【霊界物語ネット】大本神諭を「年月日順」で並べた時の順序が、一部おかしいものがあったので修正しました。(os176,192,193,191,235 の5つ)