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犠牲(ぎせい)

インフォメーション

鏡：月鏡題名：犠牲よみ：著者：出口王仁三郎

神の国掲載号：1929（昭和4）年02月号八幡書店版：25頁愛善世界社版：著作集：131頁第五版：39頁第三版：39頁全集：474頁初版：19頁

概要：備考：タグ：データ凡例：データ最終更新日： OBC ：kg268

001　既成(きせい)宗教(しうけう)は、002犠牲(ぎせい)と云(い)ふことを推奨(すゐしやう)して最高(さいかう)の道義的(だうぎてき)行為(かうゐ)なりとして居(を)るが、003犠牲(ぎせい)即(すなは)ちイケニヘなるものは、004実(じつ)は正(ただ)しい事(こと)では無(な)いのである。005身(み)を殺(ころ)して仁(じん)を成(な)すなど、006己(おの)れを捨(す)てて人(ひと)を助(たす)くる事(こと)は実際(じつさい)出来(でき)得(う)るものではない。007教育(けういく)勅語(ちよくご)に、008恭倹(きようけん)己(おの)れを持(ぢ)し、009博愛(はくあい)衆(しう)に及(およ)ぼすと宣(の)らせられ給(たま)うてゐる如(ごと)く、010人(ひと)は神(かみ)の子(こ)、011神(かみ)の生宮(いきみや)で、012言(い)ひ換(か)ゆれば人(ひと)は神(かみ)であるから、013神(かみ)を敬(うやま)ふ如(ごと)く人(ひと)を敬(うやま)ひ、014又(また)己(おの)れを敬(うやま)ふのが本当(ほんたう)である。015自分(じぶん)を全(まつた)ふせずして人(ひと)を助(たす)くる事(こと)は出来(でき)ないではないか。016神(かみ)であつても、017犠牲(ぎせい)を喜(よろこ)ぶやうな神(かみ)は正(ただ)しい神(かみ)では無(な)い。018日本(にほん)の神様(かみさま)は決(けつ)して犠牲(ぎせい)を喜(よろこ)ばれない。

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