霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第一八章 神嘉言(かむよごと)〔一九七四〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第78巻 天祥地瑞 巳の巻 篇:第3篇 葦原新国 よみ:あしはらしんこく
章:第18章 神嘉言 よみ:かむよごと 通し章番号:1974
口述日:1933(昭和8)年12月23日(旧11月7日) 口述場所:大阪分院蒼雲閣 筆録者:加藤明子 校正日: 校正場所: 初版発行日:1934(昭和9)年5月5日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
妖邪の気が鬱積して、ほとんど亡国に瀕していたグロスの島は、朝香比女の神の降臨によって天地清まり、葦原新国と改称してよみがえった。そして国津神を抜擢して神業を司らせることとなった。
グロノス、ゴロスの曲津神たちは生言霊と真火の功によって逃げ失せたので、国土の中心にある忍ヶ丘に宮居を移し、国津神たちを治めることとなった。生きとし生けるものは忍ヶ丘の聖場に集まり来て、新しい国土の成立を寿ぎ祝うこととなった。
葦原比女は、新たに任命した天津神たちを率いて忍ヶ丘に太き宮柱を立てて主の大神を斎き祭り、大御前に潔斎して国の初めの神嘉言を奏し、感謝と喜びの歌を歌った。朝香比女の神は、寿ぎの歌を歌った。
朝香比女の神が寿ぎの歌を歌っているおりしも、鋭敏鳴出(うなりづ)の神が、天空より十曜の神旗をふりかざし、数多の従神を従えて、紫の雲に乗ってこの場に天降った。朝香比女の神はこの光景に驚き、合掌敬拝しつつ鋭敏鳴出の神への感謝と祈願を歌った。
鋭敏鳴出の神は、まず新宮に主の大神へののりごとを上げ、そして葦原比女の神に、新しい国土の誕生への寿ぎ歌を歌った。葦原比女の神は驚きと感謝の歌を歌い、朝香比女、鋭敏鳴出の神の御魂をこの国土に永遠に止めてもらうよう、歌を歌った。
野槌比古を始め、新任の天津神たちは、祝歌を歌った。天津神々は、葦原の国土の新たな甦りに祝辞を述べ、忍ヶ丘の中心地に宮居を移した大神業を謳歌しつつ、おのおの言祝ぎをして国土の前途を祈った。
主な登場人物: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:
愛善世界社版: 八幡書店版:第14輯 113頁 修補版: 校定版:321頁 普及版: 初版: ページ備考:
001 妖邪(えうじや)()鬱積(うつせき)して黒雲(こくうん)天地(てんち)(ふさ)ぎ、002(ほとん)亡国(ばうこく)(ひん)したるグロスの(しま)は、003(てん)(とき)(いた)りて、004高地秀(たかちほ)宮居(みや)より天降(あも)りませる八柱御樋代神(やはしらみひしろがみ)一柱(ひとはしら)なる朝香比女(あさかひめ)(かみ)御降臨(ごかうりん)によりて、005天地(てんち)(きよ)まり、006国内(こくない)一点(いつてん)風塵(ふうぢん)(とど)めざるに(いた)りたれば、007(ここ)にグロスの島国(しまぐに)葦原新国(あしはらしんこく)改称(かいしよう)し、008国津神(くにつかみ)抜擢(ばつてき)して葦原比女(あしはらひめ)(かみ)国津柱(くにつはしら)御側(みそば)(ちか)神業(みわざ)(つかさど)らしめ(たま)(こと)とはなりぬ。009(ここ)(あたら)しく(よみがへ)りたる葦原(あしはら)国土(くに)はグロノス、010ゴロスの曲津神(まがつかみ)011生言霊(いくことたま)御光(みひかり)真火(まひ)(いさを)()()せければ、012国土(くに)中心(ちうしん)なる忍ケ丘(しのぶがをか)宮居(みや)(うつ)(たま)ひ、013八尋殿(やひろどの)(いそ)見建(みた)(たま)ひて、014国津神(くにつかみ)(うへ)(のぞ)ませ(たま)(こと)とはなりぬ。015十曜(とえう)神旗(しんき)春風(はるかぜ)翩翻(へんぽん)として(ひるがへ)り、016日月(じつげつ)(ひかり)殊更(ことさら)(うる)はしく(てん)(かがや)()()らひ、017四方八方(よもやも)より国津神(くにつかみ)(はじ)めとし禽獣虫魚(きんじうちうぎよ)()きとし()けるものの(かぎ)り、018忍ケ丘(しのぶがをか)聖場(せいぢやう)(あつ)まり(きた)りて、019(あたら)しき国土(くに)成立(せいりつ)寿(ことほ)(いは)(たてまつ)(こと)とはなりぬ。
020 (ここ)葦原比女(あしはらひめ)(かみ)(あらた)言依(ことよ)さし(たま)へる天津神等(あまつかみたち)(ひき)ゐて、021忍ケ丘(しのぶがをか)宮柱太(みやはしらふと)しき()()大神(おほかみ)(いつ)(まつ)(たま)ひ、022大御前(おほみまへ)潔斎(けつさい)して(くに)(はじ)めの神嘉言(かむよごと)(そう)(たま)ひける。023(その)神嘉言(かむよごと)()ふ。
 
024掛巻(かけまく)(あや)(かしこ)忍ケ丘(しのぶがをか)下津岩根(したついはね)大宮柱太(おほみやはしらふと)しき()て、025高天原(たかあまはら)千木高知(ちぎたかし)りて、026(くに)(しづ)めと(しづ)まりたまふ()大神(おほかみ)大御前(おほみまへ)に、027葦原(あしはら)(くに)国津柱(くにつはしら)(つか)へまつる葦原比女(あしはらひめ)(かみ)028(つつし)(ゐやま)(かしこ)(かしこ)みも(まを)す、029抑々(そもそも)これの神国(みくに)は、030(いま)(つち)(わか)く、031国形(くにがた)(さだ)まらず、032曲津見(まがつみ)(しこ)()しき水火(いき)天地(あめつち)(ふさ)がり、033雲霧(くもきり)(ふか)く、034天日(あまつひ)(ひかり)(つち)(とど)かず、035(すべ)ての木草(きぐさ)(はじ)め、036五穀(たなつもの)()(ゆた)(みの)らず、037国津神等(くにつかみたち)(いき)(いのち)(あやふ)からしめ、038これの稚国土(わかぐに)二葉(ふたば)にして枯果(かれは)てむとしけるが(ゆゑ)に、039如何(いか)にもして(かみ)()さしの美国(うましくに)(つく)(かた)めばやと、040(あさ)(ゆふ)なに(こころ)(くだ)血潮(ちしほ)をしぼり(あめ)(あふ)(つち)()して(なげ)かひける(をり)もあれ、041高地秀山(たかちほやま)(うづ)聖所(すがど)宮柱(みやはしら)(すが)しく()てて(つか)へませる朝香(あさか)比女神(ひめがみ)(はし)なくもこの稚国土(わかぐに)天降(あも)りまし、042生言霊(いくことたま)御光(みひかり)真火(まひ)(いさを)曲津見(まがつみ)(しこ)棲処(すみか)()(つく)しまし、043(いま)(また)風塵(かぜちり)(をさ)まりて、044曲津見(まがつみ)(かげ)(あした)御霧(みきり)(ゆふべ)御霧(みきり)朝風夕風(あさかぜゆふかぜ)()(はら)(ごと)()らせ(うしな)(たま)ひければ、045国土(くに)(ひがし)偏在(かたよ)れる桜ケ丘(さくらがをか)宮居(みや)国土(くに)真秀良場(まほらば)なるこれの聖所(すがど)(うつ)し、046()大神(おほかみ)神霊(みたま)永久(とこしへ)(いつ)きまつりて、047(くに)御旗(みはた)(さだ)政所(まんどころ)(うつ)して国土生(くにう)み、048神生(かみう)みの神業(みわざ)(こころ)(すが)しく真言(まこと)水火(いき)()らして(つか)へまつらむと(おも)ふが(ゆゑ)に、049朝香比女(あさかひめ)(かみ)天降(あも)(たま)ひしを機会(しほ)に、050今日(けふ)佳辰(よきひ)吉時(よきとき)(あたら)しき国土(くに)()れの御祭(みまつ)りを取行(とりおこな)ひ、051天津神(あまつかみ)八百万(やほよろづ)神等(かみたち)神霊(みたま)()(まつ)りて、052この(くに)山野(やまぬ)()ふる種々(くさぐさ)美味物(うましもの)百足(ももたり)机代(つくゑしろ)()(たら)はして(そな)へまつる有様(ありさま)を、053(たひ)らけく(やす)らけく聞召(きこしめ)相諾(あひうづな)ひたまひて、054これの新国土(にひくに)千代(ちよ)八千代(やちよ)(うご)くことなく(かは)(こと)なく、055五十橿八桑枝(いかしやくはへ)のごとく茂栄(むくさか)(さか)えしめ(たま)()(まも)()(まも)りに(まも)(さきは)(たま)へと、056(かし)こみ(かし)こみも祈願(こひのみ)(まつ)らくと(まを)す。
057天晴(あは)天晴(あは)豊葦原(とよあしはら)(さか)えます
058(かみ)御国(みくに)(うま)れけるはや
059()(かみ)大宮柱(おほみやはしら)太知(ふとし)りて
060(つか)へまつらむ今日(けふ)目出度(めでた)
061群雲(むらくも)天地(あめつち)(ふさ)ぎし島ケ根(しまがね)
062(くま)なく()れて月日(つきひ)はかがよふ
063二十年(はたとせ)(なが)月日(つきひ)(つつ)みてし
064(しこ)黒雲(くろくも)()(わた)りけり
065(ひかり)ある国津神等(くにつかみら)()りあげて
066(くに)(まもり)(かみ)()さしぬ
067()(かみ)(めぐみ)永久(とは)葦原(あしはら)
068(あたら)しき国土(くに)()らさせたまへ
069天津神(あまつかみ)国津神等(くにつかみら)(おの)(おの)
070()けのまにまにならはせたまへ
071久方(ひさかた)(あま)岩戸(いはと)(ひら)けたり
072常世(とこよ)(やみ)()(わた)りつつ
073桜ケ丘(さくらがをか)宮居(みや)をこの()(あたら)しく
074(うつ)して(をさ)めむこの新国土(にひくに)
075葦原(あしはら)国土(くに)中央(なかご)忍ケ丘(しのぶがをか)
076大政所(おほまんどころ)にふさはしきかな
077忍ケ丘(しのぶがをか)常磐ケ丘(ときはがをか)(あらた)めて
078神世(かみよ)のまつり(ひら)かむと(おも)
079万世(よろづよ)(かみ)(たま)ひし燧石(ひうちいし)
080(つた)へて日継(ひつぎ)(しるし)(さだ)めむ
081もろもろの国津神等(くにつかみら)生物(いきもの)
082今日(けふ)のよき()(よみがへ)るかな
083(よろこ)びの(こゑ)天地(てんち)(ひび)かひて
084(ゆる)ぐがごとし葦原(あしはら)国土(くに)
085万世(よろづよ)(ゆる)がぬ国土(くに)(いしずゑ)
086()てし(いさを)天地(てんち)(ゆる)げり
087(よろこ)びの(こゑ)天地(てんち)(ゆる)ぎつつ
088(ゆる)がぬ国土(くに)基礎(きそ)(かた)まりぬ
089朝香比女(あさかひめ)(かみ)神言(みこと)功績(いさをし)
090葦原国土(あしはらくに)(わか)(うま)れし』
091 朝香比女(あさかひめ)(かみ)寿(ことほ)ぎの御歌(みうた)()ませ(たま)ふ。
092葦原(あしはら)国土(くに)(いしずゑ)(かた)まりて
093御空(みそら)月日(つきひ)()(わた)りける
094(あめ)(きよ)(つち)(また)(きよ)(うま)れたる
095この新国土(にひくに)永久(とは)(さか)えよ
096遥々(はろばろ)荒野(あらの)(わた)(うみ)()えて
097国土(くに)(かた)めの吉日(よきひ)にあふかな
098(あやまち)直日(なほひ)見直(みなほ)()(なほ)
099(つみ)なる(かみ)(ゆる)したまひぬ
100天津神(あまつかみ)もゆるされここに国津神(くにつかみ)
101なりて永久(とこしへ)(よみがへ)りませり
102国津神(くにつかみ)(きよ)神魂(みたま)()()きて
103()さしたまへる(かみ)(かしこ)
104(あたら)しき国土(くに)(うま)れをことほぎて
105生言霊(いくことたま)(たてまつ)りける』
106 かく(うた)はせ(たま)(をり)しも天津御空(あまつみそら)より十曜(とえう)神旗(しんき)振翳(ふりかざ)し、107数多(あまた)従神(じうしん)をしたがへて(むらさき)(くも)()(この)()天降(あも)(たま)ひしは、108()大神(おほかみ)御使(みつか)(がみ)なる鋭敏鳴出(うなりづ)(かみ)雄姿(ゆうし)(おは)しましける。
109 朝香比女(あさかひめ)(かみ)はこの光景(くわうけい)(おどろ)きたまひ、110合掌(がつしやう)敬拝(けいはい)しつつ御歌(みうた)()ませ(たま)ふ。
111掛巻(かけま)くも(かしこ)鋭敏鳴出(うなりづ)(かみ)
112今日(けふ)吉日(よきひ)天降(あも)りましける
113鋭敏鳴出(うなりづ)(かみ)(いさを)草枕(くさまくら)
114(わが)()(たび)(やす)けかりけり
115曲津見(まがつみ)伊猛(いたけ)(くる)ひしこの(しま)
116(きみ)(いさを)(きよ)まりにける
117曲津見(まがつみ)伊猛(いたけ)(くに)(すす)みゆく
118(わが)(みち)()(まも)らせたまへ
119鋭敏鳴出(うなりづ)(かみ)(たす)けのなかりせば
120(わが)旅立(たびだ)ちに(ひかり)あらまじを』
121 鋭敏鳴出(うなりづ)(かみ)大宮(おほみや)(まへ)(くだ)らせ(たま)ひ、122(うやうや)しく拍手(はくしゆ)しながら、
123掛巻(かけま)くもこれの新宮(にひみや)におはします
124()大神(おほかみ)にのりごと(まを)さむ
125久方(ひさかた)雲路(くもぢ)をわけて神宣(みことのり)
126(かしこ)(われ)はここに()つるも
127(ねが)はくは千代(ちよ)八千代(やちよ)葦原(あしはら)
128国土(くに)(まも)りて(さかえ)あらせよ
129朝香比女(あさかひめ)(かみ)出立(いでた)(まも)らひつ
130目出度(めでた)今日(けふ)(あら)はれにける
131葦原比女(あしはらひめ)(かみ)神言(みこと)(あたら)しき
132国土(くに)(うま)れをことほぎまつるも
133(つち)(わか)国土(くに)(わか)けれど鋭敏鳴出(うなりづ)
134(かみ)非時(ときじく)(まも)りまつらむ
135心安(うらやす)くこの稚国土(わかくに)(ひら)きませ
136(われ)(ちから)()へて(まも)らむ』
137 葦原比女(あしはらひめ)(かみ)驚喜(きやうき)しながら御歌(みうた)()ませ(たま)ふ。
138(おも)ひきやこの新国土(にひくに)鋭敏鳴出(うなりづ)
139(たふと)(かみ)天降(あも)りますとは
140(ちから)なき(われ)にありせば昼夜(ひるよる)
141(まも)らせたまへ鋭敏鳴出(うなりづ)(かみ)
142天地(あめつち)雲霧(くもきり)()れて(あたら)しく
143(かみ)御稜威(みいづ)国土(くに)(うま)れし
144朝香比女(あさかひめ)鋭敏鳴出(うなりづ)(かみ)二柱(ふたはしら)
145(いつ)きまつりて永久(とは)(つか)へむ
146二柱(ふたはしら)(かみ)御魂(みたま)永遠(とことは)
147この新国土(にひくに)(とど)めたまはれ
148国津神(くにつかみ)百千万(ももちよろづ)()けるもの
149今日(けふ)吉日(よきひ)(よみがへ)りつつ』
150 野槌比古(ぬづちひこ)(かみ)祝歌(ほぎうた)をうたひ(たま)ふ。
151(かけ)まくも(あや)(たふと)神々(かみがみ)
152(ひかり)()れし葦原(あしはら)国土(くに)
153葦原(あしはら)国土(くに)(わか)けれど()(かみ)
154(めぐ)みに()きていよよ(さか)えむ
155朝香比女(あさかひめ)鋭敏鳴出(うなりづ)(かみ)功績(いさをし)
156(しこ)黒雲(くろくも)()(わた)りける
157桜ケ丘(さくらがをか)宮居(みや)をここに(うつ)しまして
158神国(みくに)()らさす今日(けふ)目出度(めでた)
159国津神(くにつかみ)もろもろここに(あつ)まりて
160国土(くに)基礎(もとゐ)寿(ことほ)(いは)
161(わが)(きみ)(えら)まれわれは今日(けふ)()
162天津御神(あまつみかみ)となりて(つか)へむ
163許々多久(ここたく)(くに)罪穢(つみけが)()(はら)
164(つか)へまつらむ千代(ちよ)八千代(やちよ)
165(はて)しなきこの新国土(にひくに)今日(けふ)よりは
166国津神等(くにつかみら)(とも)(ひら)かむ
167天地(あめつち)水火(いき)(きよ)めて今日(けふ)よりは
168生国原(いくくにはら)神世(みよ)(ひら)かむ
169長年(ながとせ)雲霧(くもきり)ここに()(わた)
170(きみ)(した)しく(つか)へまつるも』
171 高比古(たかひこ)(かみ)祝歌(ほぎうた)()ませ(たま)ふ。
172村肝(むらきも)(こころ)(きよ)()(きよ)
173つつしみ(ゐやま)神国(みくに)(つか)へむ
174朝夕(あさゆふ)生言霊(いくことたま)()りあげて
175国土(くに)(さかえ)(われ)(いの)らむ
176惟神(かむながら)(みそぎ)神事(わざ)(をこた)らず
177天地(てんち)水火(いき)(きよ)()まさむ
178葦原比女(あしはらひめ)(かみ)(かしこ)神宣(みことのり)
179常磐ケ丘(ときはがをか)となりし聖所(すがど)
180常磐ケ丘(ときはがをか)常磐(ときは)宮居(みや)(あさ)(ゆふ)
181生言霊(いくことたま)()りて(つか)へむ
182天界(てんかい)(あい)(ぜん)との(くに)(ゆゑ)
183生言霊(いくことたま)(をこた)るべけむや
184朝香比女(あさかひめ)(かみ)鋭敏鳴出(うなりづ)(かみ)(まも)ります
185葦原比女(あしはらひめ)(かみ)()(やす)けれ
186()(かみ)御水火(みいき)()れし神司(かむづかさ)
187葦原比女(あしはらひめ)(かみ)(ひかり)
188葦原比女(あしはらひめ)(かみ)(ひかり)をつつみたる
189醜雲(しこぐも)()れし今日(けふ)目出度(めでた)
190葦原(あしはら)やいや永久(とこしへ)弥長(いやなが)
191(さか)えましませ(かみ)のまにまに』
192 照比古(てるひこ)(かみ)御歌(みうた)()ませ(たま)ふ。
193三柱(みはしら)大神等(おほかみたち)御功(みいさを)
194葦原(あしはら)国土(くに)(いま)(うま)れたり
195グロスの(しま)(あと)なく()えて葦原(あしはら)
196国土(くに)(あたら)しく(うま)れましける
197(あたら)しき国津柱(くにつはしら)比女神(ひめがみ)
198つかへて真言(まこと)(ささ)げまつらむ
199()にありて国津神等(くにつかみら)ををさめつつ
200今日(けふ)吉日(よきひ)()()びしはや
201葦原比女(あしはらひめ)(かみ)御目(おんめ)見出(みいだ)され
202天津神位(あまつみくら)(つか)へまつるも
203国津神(くにつかみ)(こころ)(にご)りて大空(おほぞら)
204(しこ)黒雲(くろくも)()(ふさ)ぎける
205天津神(あまつかみ)国津神等(くにつかみら)(へだ)てなく
206(した)しみあひて国土(くに)(ひら)かばや
207天津神(あまつかみ)国津神等(くにつかみら)(こころ)より
208御空(みそら)黒雲(くろくも)()()ちしかも
209天津神(あまつかみ)国津神等(くにつかみら)村肝(むらきも)
210(こころ)をてらして国土(くに)(さか)えむ』
211 清比古(きよひこ)(かみ)御歌(みうた)()ませ(たま)ふ。
212(あたら)しく()れましにける新国土(にひくに)
213千代(ちよ)(さかえ)寿(ことほ)ぎまつる
214もろもろの国津神等(くにつかみら)(いさ)みたち
215国土(くに)(うま)れをことほぎまつれり
216御功(みいさを)鷹巣(たかし)(やま)(いただき)
217()らして(のぼ)朝日(あさひ)(ひと)しも
218(つき)()(きよ)(かがや)新国土(にひくに)
219この真秀良場(まほらば)神嘉言(かむよごと)()
220(よろこ)びの(こころ)()りて(うた)となり
221言霊(ことたま)となりて()()でにけり』
222 晴比古(はるひこ)(かみ)祝歌(ほぎうた)をうたひ(たま)ふ。
223久方(ひさかた)(そら)月日(つきひ)晴比古(はるひこ)
224(われ)(いは)はむ(あたら)しき国土(くに)
225(あたら)しく(かみ)御稜威(みいづ)(うま)れたる
226国土(くに)(さかえ)(ひさ)しかるらむ
227天地(あめつち)(とも)(はて)なき葦原(あしはら)
228国土(くに)(いしずゑ)(さだ)めし今日(けふ)かも
229(つが)()のいやつぎつぎに葦原(あしはら)
230国土(くに)国魂(くにたま)(しろ)しめすらむ
231やがて(いま)顕津男(あきつを)(かみ)天降(あも)りまして
232国魂神(くにたまがみ)(さづ)けたまはむ』
233 (ここ)天津神々(あまつかみがみ)葦原(あしはら)国土(くに)(あらた)(よみがへ)りたる祝辞(しゆくじ)や、234桜ケ丘(さくらがをか)宮居(みや)忍ケ丘(しのぶがをか)中心地(ちうしんち)(うつ)(たま)ひし大神業(おほみわざ)謳歌(おうか)しながら各自(おのもおのも)言祝(ことほ)ぎたまひ、235新国土(にひくに)前途(ぜんと)(いの)らせ(たま)ひける。236(また)(あらた)国津神(くにつかみ)(つかさ)任命(にんめい)されたる五柱(いつはしら)(かみ)(およ)国津神等(くにつかみたち)()(うた)数限(かずかぎ)りなくあれども、237(あま)(なが)ければ(ここ)省略(しやうりやく)しおく(こと)とせり。
238昭和八・一二・二三 旧一一・七 加藤明子謹録)
 
239本章を口述し初むる折しも
240  皇太子殿下御誕生遊ばさる
241との号外来り、242我国民の魂を蘇らせ歓喜せしめたるぞ畏けれ。