霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第四九章 神示(しんじ)宇宙(うちう) その四〔一九九〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第4巻 霊主体従 卯の巻 篇:第9篇 宇宙真相 よみ(新仮名遣い):うちゅうしんそう
章:第49章 神示の宇宙その四 よみ(新仮名遣い):しんじのうちゅう その四 通し章番号:199
口述日:1921(大正10)年12月27日(旧11月29日) 口述場所: 筆録者:外山豊二 校正日: 校正場所: 初版発行日:1922(大正11)年3月30日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
大空の星辰の光は、水火調節や星に含まれている金銀銅鉄などの分量によって違っている。
北斗星は伊邪那岐、伊邪那美の神が泥海の地の世界をかき鳴らした宇宙修理固成の神器である。大空の中北部に位置を占めて、日、地、月の安定を保持している。
大地の中心にある地球の、そのまた中心である中津国・日本に、太陽の光が直射しないのは、太陽と大地の傾斜のせいである。
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる] 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:2024-05-24 12:14:31 OBC :rm0449
愛善世界社版:303頁 八幡書店版:第1輯 477頁 修補版: 校定版:305頁 普及版:138頁 初版: ページ備考:
001瑞月(ずゐげつ)憑虚空(こくうにかかり)002照破万界暗(ばんかいのやみをせうはす)
003とは神示(しんじ)一端(いつたん)である。
004 瑞月王仁(わたし)前述(ぜんじゆつ)(ごと)く、005現代(げんだい)(さか)ンな学説(がくせつ)(すこ)しも拘泥(こうでい)せず、006霊界(れいかい)にあつて見聞(みき)きせるそのままを、007出放題(ではうだい)喋舌(しやべ)(ばか)りである。008(これ)()いては、009満天下(まんてんか)智者(ちしや)学者(がくしや)邪説(じやせつ)怪論(くわいろん)として、010攻撃(こうげき)()()けて()るであろう。
011 大空(たいくう)(かか)無数(むすう)星辰(せいしん)(なか)には、012()光度(くわうど)強弱(きやうじやく)あり、013厚薄(こうはく)ありて、014その色光(しよくくわう)一定(いつてい)して()ないのは、015(けつ)して(ほし)老若(らうにやく)大小(だいせう)()るのではない。016その水火(すゐくわ)調節(てうせつ)分量(ぶんりやう)(およ)(きん)017(ぎん)018(どう)019(てつ)(とう)包含(はうがん)多少(たせう)如何(いかん)()つて種々(しゆじゆ)光色(くわうしよく)(かは)つて()えるまでである。020(みづ)分量(ぶんりやう)(おほ)(とき)白光(はくくわう)(あら)はし、021()分量(ぶんりやう)(おほ)(ほし)赤色(せきしよく)(あら)はす。022(ゆゑ)(ほし)高低(かうてい)位置(ゐち)()つて種々(しゆじゆ)光色(くわうしよく)各自(かくじ)発射(はつしや)して()る。023(ほし)(ひかり)の☆の(ごと)五光射(ごくわうしや)(けい)地球(ちきう)より()えるのは()量分(りやうぶん)(おほ)(ほし)であり、024(ごと)六光射(ろくくわうしや)(けい)()ゆるのは(みづ)量分(りやうぶん)(おほ)(ほし)である。025()()各端(かくたん)に○(てん)()して()るとのごとく(いつ)つの○(てん)となる。026()(てん)(かたど)り、027()(かたど)る。028また(みづ)()各端(かくたん)に○(てん)()して()ると、029(ごと)()つの○(てん)となる。030(ろく)(みづ)(かたど)り、031()(かたど)る。032(ゆゑ)五光射(ごくわうしや)(せい)六光射(ろくくわうしや)(せい)天上(てんじやう)にあつて水火(すゐくわ)包含量(はうがんりやう)多少(たせう)(あら)はして()るのであります。
033 (また)(ほし)太陽(たいやう)(ごと)く、034自動(じどう)傾斜(けいしや)運動(うんどう)()さず、035月球(げつきう)のやうに(ほし)自体(じたい)安定(あんてい)して(ひか)つて()るから、036五光射(ごくわうしや)037六光射(ろくくわうしや)()地球(ちきう)(じやう)から見得(みえ)らるるのである。
038 太陽(たいやう)もまた(ほし)(やう)に、039安定(あんてい)自体(じたい)傾斜(けいしや)運動(うんどう)をせなかつたら、040五光射(ごくわうしや)(たい)()え、041(また)六光射(ろくくわうしや)(たい)()えるのであるが、042その自動(じどう)(てき)傾斜(けいしや)運動(うんどう)(はげ)しきために、043その光射体(くわうしやたい)(まる)()えるのである。044(たと)へば蓄音機(ちくおんき)円盤(ゑんばん)に、045色々(いろいろ)(ぐわ)文字(もじ)()(しる)しておいて、046これを(まは)して()ると、047その色々(いろいろ)(かたち)書画(しよぐわ)(ばん)同様(どうやう)に、048(まる)くなつて()えるやうなものである。
049 また北斗星(ほくとせい)()ふのは、050北極星(ほくきよくせい)(ちか)(ほし)であつて、051(ぞく)(これ)七剣星(しちけんせい)052(また)破軍星(はぐんせい)(とな)へられてゐる。053この七剣星(しちけんせい)はまた(あま)瓊矛(ぬぼこ)とも()ひ、054伊邪那岐(いざなぎ)(かみ)055伊邪那美(いざなみ)(かみ)(あま)浮橋(うきはし)()つて(ただよ)へる泥海(どろうみ)()世界(せかい)を、056(しほ)古淤呂(こおろ)古淤呂(こおろ)にかき()らしたまひし宇宙(うちう)修理(しうり)固成(こせい)神器(しんき)である。057今日(こんにち)(なほ)我国(わがくに)より()大空(たいくう)中北部(ちうほくぶ)位置(ゐち)()めて、058太古(たいこ)(まま)()059(つち)060(つき)安定(あんてい)保維(ほゐ)して()る。
061 また北斗星(ほくとせい)は、062(ゑん)(ゑが)いて運行(うんかう)しつつある(ごと)地上(ちじやう)より()えて()るが、063(これ)大空(たいくう)傾斜(けいしや)運動(うんどう)と、064大地(だいち)傾斜(けいしや)運動(うんどう)作用(さよう)()つて、065北斗星(ほくとせい)運行(うんかう)する(ごと)()ゆる(ばか)りである。066万一(まんいち)北斗星(ほくとせい)運行(うんかう)する(やう)(こと)があつては、067天地(てんち)大変(たいへん)(きた)すのである。068(しか)()(ほし)は、069地上(ちじやう)より()て、070東天(とうてん)より西天(せいてん)(ぼつ)する(ごと)くに()ゆるに(かかは)らず、071北斗星(ほくとせい)運行(うんかう)軌道(きだう)の、072東西(とうざい)南北(なんぼく)(かしら)()けて、073天界(てんかい)循環(じゆんくわん)するが(ごと)くに()ゆるのは、074その大空(たいくう)中心(ちうしん)と、075大地(だいち)(きた)中心(ちうしん)(くらゐ)して()るため、076()諸星(しよせい)(おな)(やう)()えぬのみである。077(たとへ)ば、078雨傘(あまがさ)(ひろ)げて、079その最高(さいかう)中心部(ちうしんぶ)北極星(ほくきよくせい)(やや)(くだ)つて北斗星(ほくとせい)(ぐわ)(ゑが)き、080その()(かさ)各所(かくしよ)一面(いちめん)に、081(ほし)(ゑが)いて直立(ちよくりつ)しその(かさ)()(にぎ)り、082東南(とうなん)西北(せいほく)傾斜(けいしや)運動(うんどう)をさせて()ると、083北斗星(ほくとせい)(ゑん)(ゑが)いて、084軌道(きだう)(めぐ)(ごと)()え、085(ひろ)(はし)になるほどその(ゑが)いた(ほし)が、086(ひがし)から西(にし)運行(うんかう)するやうに()える。087(これ)()ても、088北斗星(ほくとせい)北極星(ほくきよくせい)中心(ちうしん)として(まる)軌道(きだう)運行(うんかう)するのでない(こと)(わか)るであらう。
089 また太陽(たいやう)光線(くわうせん)直射(ちよくしや)中心(ちうしん)赤道(せきだう)であるが、090大地(だいち)中心(ちうしん)北極(ほくきよく)(すなは)地球(ちきう)である。091大地(だいち)中心(ちうしん)(むか)つて、092大空(たいくう)中心(ちうしん)たる太陽(たいやう)(あは)(かがみ)(ごと)くに位置(ゐち)()めて()るとすれば、093地球(ちきう)中心(ちうしん)たる北部(ほくぶ)中津国(なかつくに)(すなは)()日本(にほん)赤道(せきだう)でならねばならぬと()(ひと)があるが、094それは太陽(たいやう)傾斜(けいしや)運動(うんどう)と、095地球(ちきう)傾斜(けいしや)運動(うんどう)()関係(くわんけい)より、096光線(くわうせん)中心(ちうしん)地球(ちきう)中心(ちうしん)(すなは)北部(ほくぶ)なる(わが)日本(にほん)直射(ちよくしや)せないためである。
097 また赤道(せきだう)(みなみ)()るほど、098北斗星(ほくとせい)北極星(ほくきよくせい)段々(だんだん)(ひく)()え、099(つひ)には()えなく()つて(しま)ふのは、100大空(たいくう)大地(だいち)傾斜(けいしや)程度(ていど)と、101自分(じぶん)()地位(ちゐ)とに関係(くわんけい)するからである。102(これ)雨傘(あまがさ)(うへ)(した)二本(にほん)(あは)して傾斜(けいしや)廻転(くわいてん)をなし(なが)(かんが)へて()ると、103その原因(げんいん)判然(はんぜん)(わか)つて()る。
104大正一〇・一二・二七 旧一一・二九 外山豊二録)
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