霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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附録 第二回高熊山参拝紀行歌

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第4巻 霊主体従 卯の巻 篇:後付 よみ(新仮名遣い):
章:附録 第二回高熊山参拝紀行歌 よみ(新仮名遣い):たかくまやまさんぱいきこうか 通し章番号:
口述日:1921(大正10)年12月15日(旧11月17日) 口述場所: 筆録者:出口瑞月 校正日: 校正場所: 初版発行日:1922(大正11)年3月30日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる] 主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる] 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:2017-04-03 02:01:37 OBC :rm049901
愛善世界社版:313頁 八幡書店版:第1輯 修補版: 校定版:311頁 普及版: 初版: ページ備考:「第二回高熊山参拝紀行歌」は、愛世版では第4巻末に収録されている。校定版では第6巻末に収録されており、注意書きとして「旧版では第四巻掲載のものを本巻にかかげさせて頂きました。」と書いてある。
001王仁作
 
002 高熊山参拝者名簿
003   (大正十一年二月五日)
 
004   (一)
005大き正しき(みづのえ)
006(いぬ)の節分祭すみて
007神の出口の道
008慈の代の開け口(出口王仁三郎)
009く正しく渡る
010心も清き(出口直澄)
011大本瑞祥会々長
012湯川貫一始めとし(出口大二)
013神徳高木高熊の
014四十余り八ツの宝座をば(湯川貫一)
015拝して神慮を息めむと
016溶かす信仰の(高木鉄男)
017心も固き益良
018御国に尽す真心は
019天地の神もうべなひて
020留五郎(井上留五郎)
021神と君とに捧げむと
022孕む誠は世の人の
023夢にも知らぬ岩田
024二十五年のしきを(岩田久太郎)
025耐り詰めたる元の
026前の教主の王仁三
027教の花も桜井
028一視同仁神界の(桜井同仁)
029経綸に開く白梅の
030四方に薫るを(松村仙造)
031雲四方に掻別けて
032須弥山にこしを掛け
033天地をりし大本の
034神の稜威は内(外山豊二)
035国々嶋々川に
036豊二あらはれ北の空(原あさ)
037光もつよき天の
038あさぢケ原もいやひろこ(原ひろこ)
039き近きの別ちなく
040世はあし引のふかみ(遠山一仁)
041神人愛の
042祥たき御代となりぬらむ
043は小雲西四ツ
044川を隔つる美の里(東尾吉雄)
045中に々しき竜やかた
046節分祭も相すみて
047じ心の信徒(まめひと)
048さきを争ひステーション(同さき)
049汽車に揺られて勇ましく
050東尾さして進み行く(東尾万寿)
051名さえ芽出度万寿
052瑞祥会の大本部(森良仁)
053神の真良仁
054和知の高橋打ち渡り(高橋常祥)
055磐の松の心もて
056閣に入りにけり
057大井のも名をかへて
058の谷間降り行く(河津雄)
059水勢益々大に
060鳴り響くなる高熊の
061小竹小柴の中分けて
062玖仁小和(さわ)田姫(小竹玖仁彦)
063神の聖跡を慕ひつつ
064磐の松の色も(小沢常吉)
065茂りて高井神の山
066こう間もなく登り行く(高井こう)
067田二とに包まれし
068巌にる一ツ葉の(田二谷繁)
069色青々と威勢よく
070栄え三谷の眺め(三谷良一郎)
071行二百五十人
072祝詞の声も清
073蔓生ふる坂道を
074たいてむ神の子が(藤津暹)
075じ心の神の道
076ひさを没する草原を(同ひさ)
077射るの如く走り
078役員信者が鉄の(矢岸金吉)
079誠の心ぞ雄々しけれ
080れるの山(重松健義)
081(たつしや)の足の進み
082浜端ならぬ池の端(浜端善一)
083男美女の隊は
084の下路々と(森永熊太)
085もつつまずどりゆく
086   (二)
087甲子(きのえね)四月江頭がしら
088も左も知らぬ身の(江頭右門)
089口あけてり行く
090山や経塚を(上原芳登志)
091上るを芳登志神風や
092福井の空を笠に着て(福井又次郎)
093もや進む神の山
094第にき馬の(倉瀬吉稚)
095ながめろしく雄が
096奥山さして夜の道
097いなむ由なき稲川
098いとらけく渡り行く(稲川泰造)
099神のりし蛙岩
100右手にながめて薄原
101山口近くなりければ
102に似合ぬ山(山口恒彦)
103とどろく声をしるべにて
104一視仁博愛の(同安子)
105神のふところ安々(やすやす)
106足を早めて長谷川(長谷川八重子)
107八重津村藤の蔓
108ふみ分け進む間子原(津村藤太郎)
109拓く道芝茂り行く
110神の教えぞたふとけれ
111   (三)
112たれる
113神の御山世を渡す(吾郷勝哉)
114小幡の清く
115流るるの水勢は(橋本瑞孝尼)
116々と響くなり
117由緒も深き宮(垣口長太郎)
118神の出として
119世の元の神の
120珍の言霊(かむほぎ)
121の瑞祥も充ち太郎(大賀亀太郎)
122五六七の御代を松浦
123教の道もいち治郎(松浦治郎助)
124人力車にけられ
125気は弓の遠き道(針谷又一郎)
126谷又谷を越えに
127円満清太祝詞
128き記憶をどりつつ
129めて九郎の味を知り(古田初九郎)
130名さへ目出度亀
131良仁氏東尾氏(岡森常松)
132磐のの心もて
133方ぶりにましく(久勇蔵)
134登りて行く楽しけれ
135花の薫る神の(梅村隆保)
136々昇る朝日影
137(おやじ)の阿(房前市三)
138はよつぽど助と
139くびられたる皮(堤嘉吉)
140安本丹のすてらと
141くも言はれぬ(吉野光俊)
142伜の力
143曽我部穴太の(宮内喜助)
144上田三郎の野呂
145鼻垂らした幼年(青野郁秀)
146小さき心に馥
147包みし神力現はれて
148人にれた神の術
149ねがい金井のえみ深く(金井のえ)
150神の教にしたがひて
151佐伯ませうと山路を(佐伯史夫)
152わけ進む大丈
153宇城も見ずに仰の(宇城信五郎)
154五郎の力試めさむと
155ン百姓の小伜が
156しけこき宅を立て出でて
157い身体運びつつ(土居重夫)
158ふみ別けまつ
159よこもふらず上り行く(石崎米吉)
160心持き高
161山にりなる神の(倉成徳郎)
162ワンパク野々と
163渉るも世の為二(関川為二郎)
164つくさむものと三ツ栗の
165執臣のそのみすえ(中安元務)
166閑坊の喜楽人
167世の太の神をば
168清く尽さにやおか内藤
169いち目散に神の道(内藤いち)
170心も身をも投げ島田
171とくに解かれぬ神の(島田文)
172どうかこう加藤案じつつ
173神の光に照されて(加藤明子)
174心の空もけにけり
175   (四)
176吉野の花の開く時
177時子そよけれ神(吉野時子)
178ぬる春と村肝の
179心も々しくも(徳重敏雄)
180長井夜道の露けて
181つなき身を山の(長井亨二)
182こえて松の木の
183り栄ゆる高(中川繁蔵)
184神山目当てに只一人
185神谷仏を頼りとし(神谷千鶴)
186年の松に巣ぐふ
187神世に早く渡辺(渡辺淳一)
188至粋至の善の道
189と筋に立て通し
190その功績も大久保
191世界響くなり(大久保一蔵)
192   (五)
193国の神
194顕はす道は神と(安徳敬次)
195に尊皇愛国心
196松岡神使の世の中を(松岡均)
197治めて桝掛ひき(なら)
198教の花の道(開徳蔵)
199神の御徳蔵たふとけれ
200山川辺に匂ふ(野崎信行)
201の花のまつりごと
202ひま東の(森山登)
203の尾ノ上に旭影
204るが如き祥瑞の
205五六七の御代は昔より
206例しも内藤歓びつ(内藤正照)
207斯の世を渡る人の
208頭に神の光り
209春の緑の若林
210家支しげき神の国(若林家支(いへかず)
211万世の玉の
212遊ぶ目出度きの御代(亀井巌義)
213の君の知召す
214豊葦原の津国(中森篤正)
215神のまのいや
216世人の行ひしくて
217人跡絶えし山中
218きくの薫りの芳ばしく(山中きく)
219下万民も上窪
220み渡り行く々しさよ(上窪純雄)
221多田何事も百の玖仁
222麿く治まり開けつつ(多田玖仁麿)
223一視仁神の道
224に強き益良(同義雄)
225胸も木源之
226瑞の御魂のけ神(鈴木源之助)
227古木神代の有様を
228物語りつつ草の(古木民三郎)
229迷を開くツ葉彦
230綾の高天にあらはれて
231音吐々述べ立つる
232宇宙のほ加納空に立ち(加納森市)
233神のま
234義一途の人(森義一)
235度は参れ皇神の
236教の元の修行場(生一正雄)
237道はしく大に
238天下に伝はる麻柱の(同つね)
239教の花はつねならず
240和光塵今の世の
241世の持方を根本より
242じ心の道の友(同清子)
243力協はせてめ行く
244(わざは)ひ多き世の
245雲四方に掻分けて
246誠つくしの神のみよ(中村みよ)
247古きを捨ててしく
248心のに日月の(新海留吉)
249影をめて住
250神の稜威も(有田九皐)
251千年の鶴は九皐
252翼を並べ神の代を
253謳ふときはの松の国
254四方の国を玉の(土井靖都)
255水に清めて靖都
256治むる御代もの空(北村隆光)
257雲ひらく星の影
258る世ぞ来るときく(同きく)
259アヽき加代ぞ
260天津神たち八百万(有田美登)
261国津神たち八百万
262民草けもの虫けらも
263じ恵の露を浴み
264義夫あしきを超越し(同義夫)
265仁慈のきたる
266月日をの大本の(雨森松吉)
267神の館ぞ楽もし()
268え目出度日の本は(坂木義一)
269義一途の神の国
270津桂木のからぬ(湯浅寛康)
271神の御陰は寛康
272聖の御代のいま近藤(近藤国広)
273まつ民の胸の内
274けくのもしく(清田西友)
275西(から)国人も々に
276に坐す神の(井上頼次)
277力を々に
278集り来る神の前
279の齢ののもしく
280斯世のとあれませる(亀田親光)
281神のを道の
282山の奥までいと(辻安英)
283照らす梅花の
284中井しずまるこの教(中井しず)
285同順次に味ひつ
286原山や西山の(同順次郎)
287谷をして合治の
288神の御教を(大西佐六)
289具久渡る国の(はて)
290神をひ世の人を(大谷敬祐)
291け渡して六道の
292にさまよふ人を(辻正一)
293つの善の道
294神のなる人の身を(宮田光由)
295すけらすことの
296四方の国々(つた)遠藤(遠藤鋭郎)
297精新気の神司
298鳴る言霊もかに
299天地に響く勇ましさ
300   (六)
301松樹茂れる神の
302岩窟の前に端坐して(森礼子)
303神に御の祝詞
304桐山に立ち籠めて(桐山綾子)
305に畏き久方の
306高天と田々へつつ(原田益市)
307天のなして
308東や西や北南(西村寿一)
309四方の国人村寿々目
310度に開く言霊の
311花咲き匂ふ千引
312この堅に信徒(岩城達禅)
313の姿勢を取り乍ら
314怪し心の雲を(木村敬子)
315伊吹払ひて天地の
316神をひ真心を
317煉りて仕ふるの子の
318じ思ひは八百よね子(同よね子)
319杵築の宮に神集ひ
320世の悉々を神議り
321議らせ玉ふ神の
322き使命もい佐三つつ(徳重佐三郎)
323(みろく)の神の御使ひ
324武内宿禰の代へ御魂(武内なか)
325なかき月日を送りまし
326小松林と現はれて(同久米代)
327この一の信徒に
328久米ども尽きぬ神の
329その有様をた上倉
330あきらめ諭し玉はんと(上倉あきこ)
331天地ぬる常磐木の
332の大道を教ゑつ(兼松ゑつ)
333伊賀しき稜威もうしとら
334隅にかくれて世を(伊賀とら)
335き昔のと姥
336神代代耐へ忍び(衛藤襄一郎)
337現はれ出でし沢田
338栄昇りにし行く(沢田豊記)
339奇しき神代の物語り
340聞くも嬉しき十四夜(いざよひ)
341空に輝やく月の影
342西山のに舂きて(西尾愛蔵)
343明くれば二月十五日
344(みろく)の教を胎
345の家に帰りたる
346の五日のおしまれぬ(田中しま)
347家に生まれたる
348年も二八の喜三郎(上野豊)
349国姫の教受け
350吾家に帰り(北里利義)
351益を捨ててに勇む
352心とこそは成にけり
353神の御教は
354いよいよくして(大深浩三)
355普く天地にツの魂
356過ぎ西罪の除け(西嶋新一)
357(こころ)らしくつ道
358り附いの垢(柴田元輔)
359神のけに拭はれて
360漸やく佐藤りし神心(佐藤六合雄)
361六合雄思ふ村肝の
362心の中島恒也(中島恒也)
363塵も消え失せ心地
364の真砂の数々を(吉浜芳之助)
365ばしき大神
366けに生れ変りつつ
367神とじくりにけり(同暉)
368   (七)
369佐藤りの道をやかに
370く諾なひし信徒は(佐藤貞吉)
371神の御徳を慕ひつつ
372大島小島に出(小島修吾)
373心も垢も荒波の
374の身魂を清めむと
375嶋のなる神の
376の花匂ふ大(中島卯三郎)
377受けつつ五里の路
378田井て進む正男(日田井正男)
379女も共にまひ鶴の
380狼の面き中(高塚忠俊)
381暗礁危ふく避け乍ら
382勇義烈の才や
383児も交り漕ぎ渡る
384よろこびの涌く如く(小泉清治)
385まる小島沖
386義侠の心富永(富永熊次郎)
387波路なく々に
388島へ島へと行く船も
389波と浪との
390もや潜る(おも)四郎(谷井又四郎)
391鶴丸心に
392教祖の神の隊は(鶴丸忠一)
393心も清く進みけり
394   (八)
395きまつれる津代の
396神の言を々に(斎藤吉次)
397異口音に唱へつつ
398神のまさ道ふみて行く(同まさ)
399堅き心の信徒は
400百のなやみも伊東ひなく(伊東きくよ)
401神声きくよの嬉しさに
402世の野金の神(大野金一)
403と筋をて通ほす
404その真心ぞ神の(田村慶之助)
405至祥限りなり
406けも著るき神の
407りなすいさをしは
408日に夜に月に益太郎(金織益太郎)
409上中下なる三段
410神の御魂ぞはひて(三段崎みち)
411円く治まる神のみち
412世人救はにや岡崎(岡崎よしの)
413花もよしのの芳ばしく
414ながめ吉田の十曜の(吉田紋助)
415けよま森田まへかし
416誠の道も富太郎(森田富太郎)
417の置戸を負ひながら
418世人に心巻も(倉掛徳義)
419畏こき神の(おん)
420仰ぐもき義上(よしかみ)(上園権太郎)
421無限の威並びなく
422充ち太郎なりツの魂
423宝もに人清く
424親しみ睦ぶ至(三沢治平)
425国の中村おだやかに
426進む神治郎(中村徳治郎)
427   (九)
428天原はわけて
429宮柱たかみ(高取太蔵)
430ひ奉る藤みゆき
431ふるき千年の松ケ枝に(斎藤みゆき)
432も巣を組みまれる
433国の稜威も高橋(同鶴治)
434栄えます鏡
435福知田辺の外がこひ(高橋栄二)
436筆のの茂り合ふ
437はひて(田辺林三郎)
438国を之助け船
439命の親の千田五百田(神崎保之助)
440前田つるの波
441りあり見ゆるきの(前田満稲)
442く限りの心は
443の色の秋の野辺(有働続)
444心持ちき正
445教に魂を奥村(真金良人)
446誠一つにむなり
447難波鉄次のいやかたき(奥村晋)
448日本心は万代の
449鑑とこそは知られけり(難波鉄次)
450遠き山道太どりつつ
451そろ開く神の教(亀山道太郎)
452の神山を子の浦
453蔵甲斐より眺むれば(藤田武寿)
454寿ぎ祝ふ白扇の
455末広々と白雲や
456吉田まりて
457字の姿いと(きよ)(吉田時治)
458国の誉れもいち次郎
459根占かなめや孝の(金山善次郎)
460らけき大本の
461教のは天の(根占忠明)
462かきわけ来る神の筆
463固く信次て疑はず(園原信次)
464よしもきも々に
465世はひさ方のいつまでも(芦沢ひさ)
466加部の里に鳴
467神をける藤原(加部(わたる)
468華の夢は朝に
469消えた家系の上田姓(斎藤栄一)
470沖野かもめのいと
471行き交ふごとく作なき(神野長造)
472筆の運びの信司(しんじ)つは
473神人ならば分かるべし(同信司・同かる)
474   (十)
475いかに手荒井兵もの
476勢ひたけく攻め来とも(荒井兵之助)
477神の守にけます
478親の心も暖かに
479小川(こがは)いがりいたはりて
480人の愛にもいや(小川政男)
481国に心を男木村
482大御めぐみぞ尊とけれ(木村伴太郎)
483教のの充ち満てる
484元神の開きたる
485誠の道のばしら
486み仕へけく(牧慎平)
487雲払ふ上林
488まる御代もいと長井(村上林治)
489事は日五郎次々に
490大きさきまがつ神(長井吉五郎)
491ひ清むる
492つの御魂の現はれて(小原竹三郎)
493熊山の神の教
494に波もけく(高岸平八)
495渡す百重の游藤田
496神のみいづぞ々しけれ(藤田亀雄)
497白も分かぬ暗の世の
498からとあがめ歓こひて(黒田ひで)
499天津祝詞に曲の霊
500かたく藤岡世は(藤岡澄)
501大山小山かきわけて
502る朝日の影清く(小山昇)
503桧木生ふかげに
504光もと筋の(杉山当一)
505神の御綱につながれて
506藤唯一人(安藤唯夫)
507日本大丈進み行く
508神の恵もからず(浅田正英)
509田正英九日の
510月に照らされ青木(青木久二)
511久二も病まず小杉原
512たか熊さして登りゆく(杉原たか)
513神の林二生ひたてる
514諸の木草に時じくの(林二郎)
515木の実も沢に成岡
516その味はひもうるはしく(成岡銀一郎)
517天すみ切りて
518西へ西へと渡辺(渡辺泰次)
519珍の姿の然と
520に山にかくれ行く(同常吉)
521磐の松の露
522く味はひし木下(木下愛隣)
523至仁至の心もて
524救ふ神の教
525世の根本々と
526れ夫れ御魂にさとし行く(根本保夫)
527横山英二のぼり
528神のめし神の(横山英二)
529へ行く神
530りに勇み々と(定金伝兵衛)
531しき益良雄が
532花もりの岩城(堂前正盛)
533々通ふ太郎次郎
534じ身魂のよしあしを(岩城繁太郎)
535さばく審神者の修行場
536小野が御麻も々と(同よし)
537子と女子の跡たづね
538うさも忘るる神の道(小野田安男)
539小野が御麻の
540がひに進む皇神の(同うさ)
541恵みのに浮びつつ
542神の々しくも(小野田定蔵)
543仕へ奉るぞ楽しけれ(田淵政男)
544   (十一)
545かえ目出度き神の道
546大みたからも々に(佐沢広臣)
547まり茂る瑞穂国
548君ととの中きよく
549能く治まれる矢嶋
550常世の端に伊太郎まで(矢嶋伊太郎)
551()国なる日の
552神の大道にめ行く(山本納吉)
553日嗣の君の大前に
554くも仕ふる山川(山川石太郎)
555草木やにい太郎まで
556固く守らすの松(岩淵久男)
557瀬と変る世の中に
558天の方雲わけて
559神女神の二柱
560山の上原熊もなく(上原熊蔵)
561下もまる西東
562山をめぐらせる(西垣岩太郎)
563下津根に宮柱
564しき建てて浦(安田武平)
565国のからは農と
566世は泰に進みつつ
567神の御前にたなつもの
568横山の如たてまつり(横山辰次郎)
569豊の烟も辰次郎
570潜る清(木下泉三)
571神の恵と三谷口
572千代の基蔵肇めたる(谷口千代蔵)
573瑞穂の魂のその流れ
574長く清けき吉川(同肇)
575世界改の神
576や素性や柄を(吉川良策)
577ほこらず只に道の為
578力雄つくせ(しばらく)(氏家力雄)
579の原のいや
580之助けをあななひて(須釜広之助)
581神の司と成田身は
582磐かきはに世を(成田常衛)
583すけの神の其
584わけて尊き国(田中竹次郎)
585彦の命の神徳は
586外に勝れていち次郎
587黄泉津(よもつ)の坂の坂本
588と悪とを立別ける(坂本善兵衛)
589堅くりつつ
590津実(つみ)みたま(神崎保之助)
591之助け神
592醜の曲津も在原(在原丑太郎)
593言向和はす寅の
594神の御息のいや
595無垢の神守
596天津神の日の神の(神守)
597その霊幸ひて
598義一途の神司(国分義一)
599嶋の国は掛
600畏こき神の御教を(八巻市三郎)
601まづ第とたつと
602神を君とに竭す身は
603その
604津御国醜の名は(名倉清吉)
605必ず寅次とこしへに
606神の誠の道守れ(中野寅次)
607津御国皇神の
608り玉ひし言霊の(中野作朗)
609円満清淀みなく
610言向ける出王仁(北口新平)
611(うら)しくけく
612小幡のの水清き(川村喜助)
613曽我部のに生れたる
614幼名上田の三郎
615神の命毛(いのちげ)
616筆を揮ひて高熊の
617山の因縁あらあらと
618頭を掻いて恥をかき
619下らぬ歌をかき残す。
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