霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第二三章 義侠(ぎけふ)〔一六七九〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第65巻 山河草木 辰の巻 篇:第4篇 神仙魔境 よみ:しんせんまきょう
章:第23章 義侠 よみ:ぎきょう 通し章番号:1679
口述日:1923(大正12)年07月17日(旧06月4日) 口述場所:祥雲閣 筆録者:加藤明子 校正日: 校正場所: 初版発行日:1926(大正15)年4月14日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる] 主な登場人物: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:
愛善世界社版: 八幡書店版:第11輯 702頁 修補版: 校定版:271頁 普及版:116頁 初版: ページ備考:
001 仙聖郷(せんせいきやう)村人(むらびと)は、002(いま)(まで)土地(とち)財産(ざいさん)全部(ぜんぶ)バータラ()のものとなり、003(いづ)れも悲惨(みじめ)小作人(こさくにん)となり、004仙聖郷(せんせいきやう)()(なが)ら、005(じつ)悲惨(ひさん)生活(せいくわつ)(おく)つて()た。006(ところ)偶然(ぐうぜん)出来事(できごと)より山林(さんりん)田畑(でんぱた)(つく)れるだけ(あた)へられて、007嬉々(きき)として(その)(げふ)(たの)しみ、008(また)未亡人(みばうじん)のスマナーを(かみ)(ごと)くに(うやま)つて()た。009(かふ)(おつ)(へい)三人(さんにん)(をとこ)山林(さんりん)(たきぎ)をからむと()()き、010木蔭(こかげ)(こし)()(おろ)し、011雑談(ざつだん)(ふけ)つて()た。
012(かふ)『オイ、013()(かは)れば(かは)るものぢやないか。014(おれ)(たち)世界(せかい)から(うらや)まれる仙聖郷(せんせいきやう)住民(ぢうみん)であり(なが)ら、015祖父(そふ)(だい)からみじめな小作人(こさくにん)境遇(きやうぐう)(おちい)り、016(はたら)いて(つく)つた(こめ)大部分(だいぶぶん)はバータラ()(をさ)め、017肝腎(かんじん)(こめ)一粒(ひとつぶ)(くち)(はい)らず、018裏作(うらさく)麦類(むぎるゐ)飯米(はんまい)として露命(ろめい)(つな)いで()たが、019今年(ことし)から、020(こめ)(いただ)(こと)出来(でき)るやうになつたのも、021(まつた)神様(かみさま)のおかげだよ。022(これ)でこそ仙聖郷(せんせいきやう)相当(さうたう)生活(くらし)出来(でき)(こと)だらう、023本当(ほんたう)(うれ)しい(こと)だなア。024テーラの悪人(あくにん)(この)(ごろ)すつかり改心(かいしん)するし、025泥棒(どろばう)(まで)があのやうに田畑(たはた)(たがや)すやうになつたのだから、026()(なか)(かは)つたものだなア』
027(おつ)(なん)()ふても天与(てんよ)産物(さんぶつ)独占(どくせん)する(もの)があつた()め、028吾々(われわれ)(くる)しんで()たのだ。029()うなつたら(むら)苦情(くじやう)(おこ)らず、030愛神(あいしん)愛人(あいじん)(みち)完全(くわんぜん)(おこな)はるるであらう。031何程(なにほど)信心(しんじん)せよと()ふても、032今日(けふ)()(めし)()いやうの(こと)では信心(しんじん)出来(でき)ず、033(ひと)何程(なにほど)(こま)つとつても(たす)ける(こと)出来(でき)ず、034(ひと)()つて()るものでも、035(たた)(おと)して()りたいやうに(おも)ふものだが、036かうして平等(べうどう)になつた以上(いじやう)は、037悪事(あくじ)悪念(あくねん)()たれるであらう。038テーラの(やつ)039村中(むらぢう)(にく)まれ(もの)だつたが、040善悪(ぜんあく)不二(ふじ)()ふて、041あの(やつ)彼様(あんな)悪事(あくじ)(たく)みよつたものだから、042吾々(われわれ)はこんな結構(けつこう)()つたのだ。043悪人(あくにん)だつて(にく)めぬよ。044(あく)(へん)じて(ぜん)となり、045(ぜん)(へん)じて(あく)となると()ふのは、046大方(おほかた)こんな(こと)()ふたのだらうよ』
047(へい)『テーラの(やつ)048随分(ずいぶん)(おれ)(たち)(いま)(まで)(くる)しめよつたが、049彼奴(あいつ)もこれで一切(いつさい)(つみ)(ほろ)ぼしになるであらう。050仲々(なかなか)()()いた(こと)をやつた。051虎熊山(とらくまやま)泥棒(どろばう)(ひつ)ぱつて()て、052あんな(あら)仕事(しごと)をやり、053(また)泥棒(どろばう)役人(やくにん)仕立(した)てて、054財産(ざいさん)横領(わうりやう)しようとしたのは、055吾々(われわれ)到底(たうてい)(かんが)()かない芸当(げいたう)だ。056泥棒(どろばう)だつて(もと)からの悪人(あくにん)ではないと()えて、057あの(とほ)(あさ)から(ばん)(まで)神妙(しんめう)(はたら)いて()るぢやないか、058(おれ)(たち)も、059(すこ)甲斐性(かひしやう)があつたら、060()(たち)仲間(なかま)(はい)つて()たかも()れないからなア』
061(かふ)『お(まへ)のやうな()(よわ)(をとこ)はまア乞食(こじき)(くらゐ)のものだなア。062(おれ)だつたら屹度(きつと)泥棒(どろばう)親分(おやぶん)(くらゐ)に、063あのままでモウ一二年(いちにねん)()つたなら()るかも(わか)らなかつたよ。064(じつ)(ところ)二三年前(にさんねんぜん)から(かんが)へて()たが、065そんな(こと)をウツカリ相談(さうだん)する(わけ)にも()かず、066一人(ひとり)泥棒(どろばう)心細(こころぼそ)いなり、067()()(いま)(まで)()れて()たのだ。068(しか)(なが)らテーラの(やつ)069三五教(あななひけう)先生(せんせい)(まへ)で、070村人(むらびと)(しもべ)となつて(つく)しますから(ゆる)して(くだ)さい」といつて()(なが)ら、071(この)(ごろ)(すこ)見幕(けんまく)(あら)いぢやないか。072(はな)ピコづかせ(なが)073「お(まへ)(たち)がこんな結構(けつこう)になつたのも(おれ)のお(かげ)だ」と()ふて威張(ゐば)りやがる。074番太(ばんた)のくせに(おれ)(たち)(あたま)をおさへようとするのだから業腹(ごふはら)だ。075(ひと)青年隊(せいねんたい)召集(せうしふ)して、076テーラを(もと)(とほ)番太(ばんた)にこき(おろ)した(はう)慢心(まんしん)せいでよいかも()れないよ』
077(おつ)馬鹿(ばか)()ふな、078四民(しみん)平等(べうどう)とか、079衡平運動(かうへいうんどう)とかが、080(さかん)(おこな)はれて()()(なか)に、081いつ(まで)怪体(けたい)思想(しさう)(とら)へられて()るものぢやない。082テーラは吾々(われわれ)恩人(おんじん)()たやうなものだ。083バータラ()があんな()()つたのも、084(なに)かの因縁(いんねん)だらう、085吾々(われわれ)人民(じんみん)膏血(かうけつ)(しぼ)り、086贅沢三昧(ぜいたくざんまい)(くら)して()(むく)いだ。087仙聖郷(せんせいきやう)三百人(さんびやくにん)(うらみ)凝結(ぎようけつ)してあんな惨事(さんじ)突発(とつぱつ)したのだ。088スマナー(ひめ)(さま)も、089(もと)貧民(ひんみん)(はら)から(うま)れ、090バータラ()(ひろ)ひあげられて奥様(おくさま)になられたのだから、091吾々(われわれ)貧民(ひんみん)味方(みかた)をして(くだ)さつたのだ。092人間(にんげん)()ふものは自分(じぶん)難儀(なんぎ)をして()ねば同情(どうじやう)(おこ)るものではない。093博愛(はくあい)だとか、094同情(どうじやう)だとか()つて()(もの)に、095一人(ひとり)博愛心(はくあいしん)同情心(どうじやうしん)(たも)つて()るものはない。096()(なか)博愛(はくあい)と、097同情(どうじやう)仮面(かめん)(かぶ)りて胡麻(ごま)かす贋君子(にせくんし)098贋聖人(にせせいじん)ばかりだ。099あの比丘尼(びくに)(さま)こそは本当(ほんたう)吾々(われわれ)救世主(きうせいしゆ)(さま)だ』
100 ()(はな)(ところ)へ、101泥酔(へべれけ)()ふてやつて()たのは、102(いつ)たん(こは)さに改心(かいしん)したテーラであつた。103テーラは(まる)()をギヨロツと()()し、104(かた)(そび)やかし(なが)ら、105口汚(くちぎたな)く、
106テーラ『オイ、107其処(そこ)()餓鬼(がき)はダダ誰人(だれ)だい。108仙聖郷(せんせいきやう)救世主(きうせいしゆ)テーラ(さま)のお(とほ)りだぞ。109(はや)(ここ)()土下座(どげざ)(いた)さぬか。110貴様(きさま)(たち)此方様(このはうさま)のお(かげ)によつて親類(しんるゐ)財産(ざいさん)()けて(もら)ひ、111何百年(なんびやくねん)()りに地主(ぢぬし)となつたのぢやないか。112(おれ)(ひと)頑張(ぐわんば)らうものなら、113親類(しんるゐ)(この)(はう)の、114(みんな)(もの)になるのだが、115そこは救世主(きうせいしゆ)(さま)だけあつて、116(まへ)たちの(もの)になるやうに(とり)(はか)らつてやつたのだ。117恩知(おんし)らず()118いつも(おれ)番太(ばんた)(あつか)ひにしやがつて、119(ろく)挨拶(あいさつ)もせぬぢやないか』
120(かふ)『これや、121テーラ、122貴様(きさま)(なに)()ふのだ。123不届(ふとど)千万(せんばん)にも虎熊山(とらくまやま)泥棒(どろばう)(はら)(あは)せ、124(おれ)たち青年隊(せいねんたい)騒擾罪(さうぜうざい)引張(ひつぱ)らうとしたでは()いか。125吾々(われわれ)地主(ぢぬし)となつたのは、126先祖(せんぞ)代々(だいだい)恩恵(おんけい)(むく)うて()たのだ。127(おん)()せない。128(ちつ)心得(こころえ)ないと村中(むらぢう)貴様(きさま)(うら)んで()るぞ。129()(なか)(なに)(おそ)ろしいと()つても、130(うらみ)人気(にんき)(ほど)(おそ)ろしいものはないぞ。131(ちつ)心得(こころえ)(さけ)(くら)はぬやうにせねば、132村中(むらぢう)()つて(たか)つて、133(たた)(はら)ひにせられて仕舞(しま)ふぞ。134不心得者(ふこころえもの)()が』
135テーラ『ナヽ(なに)(ぬか)しやがるんだい。136(この)(むら)(おれ)指一本(ゆびいつぽん)でもさへる(やつ)があるかい。137グヅグヅ(ぬか)すと、138(おそ)(なが)らと(うつた)へてやらうか』
139(かふ)『ハヽヽヽ貴様(きさま)(うつた)へる(ところ)は、140虎熊山(とらくまやま)泥棒(どろばう)岩窟(がんくつ)であらう。141()(どく)(なが)虎熊山(とらくまやま)(なかば)以上(いじやう)爆発(ばくはつ)し、142貴様(きさま)親分(おやぶん)友達(ともだち)も、143木端微塵(こつぱみぢん)になつて()るのを()らぬのか。144貴様(きさま)悪行(あくぎやう)村中(むらぢう)連判(れんぱん)(かみ)(とど)けたならば、145それこそ貴様(きさま)は、146どんな運命(うんめい)になるか(わか)らぬのだ。147(いま)(まで)吾々(われわれ)財産(ざいさん)()いので、148(なに)()つても(くわん)()()げて()れなんだが、149もはや、150租税(そぜい)(をさ)める公民(こうみん)となり、151選挙権(せんきよけん)獲得(くわくとく)したのだから、152(くわん)だつて屹度(きつと)少々(せうせう)無理(むり)だつて()()げて()れるのだ。153何程(なにほど)貴様(きさま)威張(ゐば)つても、154大勢(おほぜい)一人(ひとり)とは(かな)はぬから、155()加減(かげん)引込(ひつこ)んだらよからう。156貴様(きさま)偵羅(ていら)もモウ駄目(だめ)だ。157そしてそんな(にく)まれる商売(しやうばい)()めて仕舞(しま)へ』
158テーラ『グヅグヅ(ぬか)すと、159キングレスの親分(おやぶん)貴様(きさま)悪口(わるくち)報告(はうこく)して、160フン(じば)つてやるぞ』
161(かふ)『こら、162まだ(むかし)(ゆめ)()()るのか。163キングレスはもはや貴様(きさま)(やう)(もの)相手(あひて)にする(をとこ)ぢやないぞ。164もう(この)(ごろ)吾等(われら)親切(しんせつ)なる友達(ともだち)だ。165(この)(あひだ)()つたら貴様(きさま)(こと)()つて大変(たいへん)(くや)んで()た。166今度(こんど)グヅグヅ()つたら()らして()れ。167懲戒(みせしめ)()めに(あし)(しば)つて沙羅双樹(さらさうじゆ)(えだ)俯向(うつむけ)()るしてやらう。168さうしたら169(ちつ)とは改心(かいしん)をするだらうと()つて()たぞ』
170テーラ『ナヽ(なに)()きやがるんだい。171そんなことに(おどろ)哥兄(あにい)ぢやないぞ。172グヅグヅ(ぬか)すと(かた)(ぱし)から(かさ)(だい)()()ばしてやらうか』
173()ふより(はや)蠑螺(さざえ)(ごと)拳骨(げんこつ)(かた)め、174ブウブウと(かぜ)()つて(なぐ)りつけむと(あば)()した。175三人(さんにん)()(みき)(たて)()り、176(みぎ)(ひだり)へと()(なが)ら、177()(まも)つて()る。178テーラは(いきほひ)(じやう)(いか)(くる)ひ、179三人(さんにん)()ひかけ(まは)す。180(にはか)(あら)はれた(だい)(をとこ)181矢庭(やには)(うしろ)からテーラの首筋(くびすぢ)をグツと(にぎ)り、182(らい)のやうな(こゑ)にて、
183(をとこ)『これや、184(また)しても貴様(きさま)(あば)れるのか。185もう了見(れうけん)はせぬぞ』
186 テーラは(この)(こゑ)(ちぢ)(あが)り、
187テーラ『ハイ、188マヽ(まこと)()みませぬ。189チヨツ、190チヨツ、191チヨツと(さけ)(くら)()つたものだから脱線(だつせん)(いた)しました。192キングレス(さま)193どうぞ(これ)(かぎ)(さけ)(つつし)み、194乱暴(らんばう)(いた)しませぬから、195何卒(どうぞ)(ゆる)して(くだ)さい』
196キングレス『イヤ、197(ゆる)(こと)出来(でき)ぬ。198(いく)()つても貴様(きさま)駄目(だめ)だ。199(あたま)(あな)をあけ、200(さか)さに()()()げ、201ちと()()してやらぬ(こと)には性念(しやうねん)()るまい。202これこれ三人(さんにん)(かた)203もう(わたし)(あら)はれた以上(いじやう)大丈夫(だいぢやうぶ)です。204サア貴方(あなた)(がた)(おも)存分(ぞんぶん)205此奴(こいつ)(なぐ)つてやつて(くだ)さい』
206 三人(さんにん)(よろこ)んで(この)()(はし)(きた)る。
207(かふ)『キングレス(さま)208よう()(くだ)さいました。209(べつ)にこんな(をとこ)(なぐ)つた(ところ)で、210(なん)(かう)もありませぬから、211(くる)しめてやらうとは(おも)ひませぬが、212どうぞ将来(しやうらい)乱暴(らんばう)をせないやうに充分(じゆうぶん)(いまし)めてやつて(くだ)さいませ』
213 キングレスは、
214キング『ハイ、215承知(しようち)(いた)しました。216これやテーラ、217(この)()乱暴(らんばう)(いた)すと(この)(とほ)りだぞ』
218()ふより(はや)(ねこ)(つか)(やう)に、219強力(がうりき)(まか)(つま)()げ、220四五間(しごけん)(むか)ふの田圃(たんぼ)(なか)()りつけた。221テーラは(あし)()ちチガチガし(なが)ら、222四這(よつばひ)になつて()(なか)(よこ)ぎり、223(くも)(かすみ)()げて()く。224(これ)よりテーラは(ねこ)(ごと)くにおとなしくなり、225(また)キングレスは里人(さとびと)から強力(がうりき)(あが)められ、226悪人(あくにん)征服(せいふく)役目(やくめ)となり、227(この)仙聖郷(せんせいきやう)()(はや)されて一生(いつしやう)無事(ぶじ)(おく)つた。228あゝ惟神(かむながら)(たま)幸倍(ちはへ)坐世(ませ)
229大正一二・七・一七 旧六・四 於祥雲閣 加藤明子録)