霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第一章 清浄車(しやうじやうぐるま)〔一五二六〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第60巻 真善美愛 亥の巻 篇:第1篇 天仁和楽 よみ:てんじんわらく
章:第1章 第60巻 よみ:しょうじょうぐるま 通し章番号:1526
口述日:1923(大正12)年04月05日(旧02月20日) 口述場所:皆生温泉 浜屋 筆録者:松村真澄 校正日: 校正場所: 初版発行日:1925(大正14)年8月12日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる] 主な登場人物: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:2016-09-04 11:29:55 OBC :rm6001
愛善世界社版: 八幡書店版:第10輯 601頁 修補版: 校定版:9頁 普及版: 初版: ページ備考:
001 東西(とうざい)百里(ひやくり)南北(なんぼく)二百里(にひやくり)002広袤(くわうぼう)二万(にまん)方里(はうり)のキヨメの(うみ)は、003大小(だいせう)十二(じふに)(しま)(うか)べて(かがみ)(ごと)()(かがや)いてゐる。004北方(ほくぱう)雲間(うんかん)にボカされたやうなテルモン(ざん)水鏡(みづかがみ)(のぞ)いてゐる。
005 饅頭笠(まんぢうがさ)(やう)大太陽(だいたいやう)(ひがし)波間(なみま)より(うま)(はじ)め、006五色(ごしき)(くも)階段(かいだん)をチクチクと(のぼ)るにつけて(その)(かたち)(ちひ)さくして()く。007颯々(さつさつ)たる(なつ)(あした)(かぜ)(すず)しく(ひと)(おもて)()で、008()をペタペタと前後(ぜんご)(ゆす)つてゐる長閑(のどか)さ。009数万(すうまん)鳥族(てうぞく)湖上(こじやう)前後左右(ぜんごさいう)翺翔(かうしやう)し、010()()(よろこ)(いは)(こゑ)九天(きうてん)(たつ)するかと(うたが)はるる(ばか)りであつた。011白砂(はくしや)青松(せいしよう)のスマの浜辺(はまべ)には012(やま)(ごと)老若男女(らうにやくなんによ)羅漢姿(らかんすがた)蝟集(ゐしふ)並列(へいれつ)して013(その)(かげ)湖中(こちう)(さか)しまに(うつ)してゐる。
014 伊太彦(いたひこ)(ひき)ゆる二十艘(にじつそう)猩々舟(しやうじやうぶね)015万歳(ばんざい)歓呼(くわんこ)(うち)にチクリチクリと磯辺(いそべ)(むか)つて近附(ちかづ)(きた)る。016磯辺(いそべ)()つた群集(ぐんしふ)鬱金(うこん)鉢巻(はちまき)赤襷(あかだすき)017太鼓(たいこ)や、018摺鉦(すりがね)や、019(ふえ)020(しやう)021篳篥(ひちりき)022羯鼓(かつこ)023月琴(げつきん)(など)()にし024(おも)(おも)ひの妙技(めうぎ)発揮(はつき)して、025伊太彦(いたひこ)一行(いつかう)無事(ぶじ)帰港(きこう)(しゆく)してゐる。
026 淡水(たんすい)湖原(うなばら)気分(きぶん)(わる)(しほ)()もなく、027(かぜ)芳香(はうかう)(おく)り、028無声(むせい)音楽(おんがく)(きこ)えて(ひと)(みみ)(きよ)め、029(てん)(きよ)(うみ)(あを)く、030(つち)(また)(きよ)く、031(てん)(くわ)(すい)()はいと(しづ)かにいと(にぎは)しく、032(じつ)理想(りさう)天国(てんごく)現出(げんしゆつ)せし(ごと)く、033真善美愛(しんぜんびあい)極致(きよくち)(たつ)した。034天地(てんち)(あひだ)にも(ひと)(こころ)にも一点(いつてん)(ちり)(とど)めず、035和気(わき)靄々(あいあい)として、036親子(おやこ)(ごと)く、037兄弟(きやうだい)(ごと)く、038夫婦(ふうふ)(ごと)く、039(てき)味方(みかた)一切(いつさい)障壁(しやうへき)(わす)れ、0391(その)(むつ)まじき(こと)040鴛鴦(をし)(つがひ)(ごと)し。041()かる平和(へいわ)天地(てんち)にも(かかは)らず、042猜疑心(さいぎしん)(から)まれたる(こころ)暗鬼(あんき)(たちま)畏怖(ゐふ)驚愕(きやうがく)(あま)り、043バラモン(けう)のヤッコス、044サボールを()つて、045無残(むざん)湖中(こちう)()(とう)ぜしめた。
046 船中(せんちう)人々(ひとびと)陸上(りくじやう)群集(ぐんしふ)も、047猩々隊(しやうじやうたい)(この)光景(くわうけい)()て、048()(つばき)し、049如何(いか)にもして(かれ)()両人(りやうにん)(すく)はむと(おも)至情(しじやう)一度(いちど)勃発(ぼつぱつ)し、050同情(どうじやう)(ねん)(むね)(こが)した。051()かる(ところ)へ、052(かね)()くあらむと、053玉国別(たまくにわけ)(めい)()葦草(あしぐさ)(あひだ)小舟(こぶね)(うか)ばせ()つてゐた真純彦(ますみひこ)054三千彦(みちひこ)はスハこそ一大事(いちだいじ)と、055艪櫂(ろかい)(あやつ)り、056水面(すいめん)飛鳥(ひてう)(ごと)(すべ)つて、057ドブンと()ちた渦巻(うづまき)(うへ)(ふね)(おく)り、058(やうや)くにして二人(ふたり)(すく)(こと)()た。059万一(まんいち)(この)二人(ふたり)(うち)一人(ひとり)たり(とも)060生命(いのち)(うしな)(ごと)不吉事(ふきつじ)あらば、061至善(しぜん)至真(ししん)至美(しび)天地(てんち)瑕瑾(かきん)(いん)062光玉(くわうぎよく)(くも)りのかかりし(ごと)くなるべかりしを、063(こと)なくして()みたるは、064(じつ)平和(へいわ)祥徴(しやうちよう)なりと衆人(しうじん)一度(いちど)歓喜(くわんき)し、065()真純彦(ますみひこ)066三千彦(みちひこ)仁侠(じんけふ)()()つて感賞(かんしやう)した。
067 スマの関守(せきもり)チルテルは、068十数台(じふすうだい)猩々車(しやうじやうぐるま)(つく)り、069種々(いろいろ)(はな)(かざ)りて、070数多(あまた)兵士(へいし)()かせ(なが)ら、071猩々隊(しやうじやうたい)(むか)へむ(ため)072チルテルが先頭(せんとう)()ち、0721磯端(いそばた)()つてゐる。073伊太彦(いたひこ)()第一(だいいち)(ふね)(はな)れて玉国別(たまくにわけ)(まへ)(すす)みより、074歓喜(くわんき)(なみだ)(たた)(なが)ら、075(かた)(その)()(にぎ)二三回(にさんくわい)(ゆす)つた。076玉国別(たまくにわけ)感涙(かんるゐ)(むせ)(なが)ら、077(やや)かすんだ(こゑ)にて、
078玉国別(たまくにわけ)伊太彦(いたひこ)殿(どの)079天晴(あつぱ)れお手柄(てがら)080御苦労(ごくらう)であつた。081予定(よてい)時刻(じこく)先立(さきだ)つて、082無事(ぶじ)(かへ)(こと)()たのは(まつた)(かみ)御恵(みめぐみ)と、083(なんぢ)至誠(しせい)賜物(たまもの)である。084サア(これ)からバーチル(やかた)(かへ)つて種々(いろいろ)(めづ)らしい(はなし)()かして(もら)はう』
085伊太彦(いたひこ)『ハイ有難(ありがた)(ござ)います。086(しか)らばお(とも)(いた)しませう』
087 バーチル、088サーベル(ひめ)(うる)はしき山車(だんじり)(かざ)()て、089玉国別(たまくにわけ)090真純彦(ますみひこ)091伊太彦(いたひこ)092三千彦(みちひこ)093デビス(ひめ)搭乗(たふじやう)せしめ、094自分(じぶん)山車(だんじり)前方(ぜんぱう)()ち、095(うた)(うた)(なが)ら、096里人(さとびと)太綱(ふとづな)(もつ)()かせつつ(かへ)りゆく。097十数台(じふすうだい)のチルテルが設備(せつび)した(くるま)には三百三十三(さんびやくさんじふさん)(たい)眷族(けんぞく)搭乗(たふじやう)し、098キヤツ キヤツと歓声(くわんせい)()(なが)ら、099ヂリリヂリリと()かれ()く。100(かね)101太鼓(たいこ)102拍子木(ひやうしぎ)103縦笛(たてぶえ)104横笛(よこぶえ)105羯鼓(かつこ)106月琴(げつきん)(その)(ほか)種々雑多(しゆじゆざつた)音楽(おんがく)(おく)られ、107(おのおの)(うた)(うた)つて賑々(にぎにぎ)しく大道(だいだう)()()く。
108 チルテルは猩々車(しやうじやうぐるま)(さき)()ち、109(こゑ)(すず)しく音頭(おんどう)をとつた。110群衆(ぐんしう)一節(ひとふし)々々(ひとふし)(その)あとをつけ(なが)ら、111()をふり(こし)()り、112狂喜(きやうき)(ごと)(をど)(くる)ふ。
113チルテル『(さけ)のイヅミのアヅモス(さん)
114ヨーイセ、ソーラセ
115パインや(くす)繁茂(はんも)せる
116(こずゑ)(たか)()をつくる
117(とり)(つかさ)禿鷲(はげわし)さまが
118千羽(せんば)万羽(まんば)()()んで
119スマの中空(ちうくう)()(あそ)
120ヨーイセ、ソーラセー
121みみづく、(ふくろ)山鳩(やまばと)
122(また)(こずゑ)()をくんで
123バーチルさまの万歳(ばんざい)
124(いは)ふも目出度(めでた)(なつ)(そら)
125ヨーイセ、ソーラセ
126千歳(ちとせ)(つる)()(あそ)
127八千代(やちよ)(かめ)()(あそ)
128前代未聞(ぜんだいみもん)盛典(せいてん)
129(てき)味方(みかた)(へだ)てなく
130(てん)(くわ)(すい)()(むす)()
131世界(せかい)(ひと)つに相丸(あひまる)
132三五教(あななひけう)やバラモンの
133(かみ)(めぐみ)(つつし)みて
134(おい)(わか)きの(へだ)てなく
135(あふ)(うやま)今日(けふ)(そら)
136ヤートコセー、ヨーイヤナ
137アレワイセー、コレワイセ
138ソーリヤ、ヨーイトセー
139カンカンチキチン カンチキチン
140チキチン チキチン カンチキチン
141ドンドコ ドンドコ ドコドコドン
142ヒユーヒユーヒユーヒユーヒユーヒユーヒユー
143猩々ケ島(しやうじやうがしま)(なが)されし
144三百有余(さんびやくいうよ)眷族(けんぞく)
145(あま)岩戸(いはと)(ひら)かれて
146(まつた)日出(ひので)御代(みよ)となり
147五六七(みろく)(かみ)(まつ)()
148目出(めで)たく(いは)ふスマの(さと)
149(たか)()まひしアヅモスの
150(もと)屋敷(やしき)(たち)(かへ)
151天王(てんわう)(もり)守護神(しゆごじん)
152(ふたた)(つか)ふる()となりぬ
153ヨーイセ、ソーラセ
154かかる目出(めで)たき神代(かみよ)をば
155招来(せうらい)したる神人(しんじん)
156玉国別(たまくにわけ)宣伝使(せんでんし)
157(まこと)(ひと)つの賜物(たまもの)
158バラモン(ぐん)()(つか)
159(あさ)(ゆふ)なに三五(あななひ)
160教司(をしへつかさ)信徒(まめひと)
161()()(たか)()(ひか)らせつ
162(かた)ツぱしから捕縛(ほばく)して
163(くるし)(なや)めし吾々(われわれ)
164転迷開悟(てんめいかいご)(はな)(ひら)
165(いま)(まつた)くバラモンの
166(いくさ)(つかさ)辞職(じしよく)して
167(こころ)(きよ)三五(あななひ)
168(まこと)(みち)(すす)みけり
169あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
170(この)()(つく)りし神直日(かむなほひ)
171(こころ)(ひろ)大直日(おほなほひ)
172(ただ)何事(なにごと)(ひと)()
173直日(なほひ)見直(みなほ)聞直(ききなほ)
174(かみ)(めぐみ)(いだ)かれて
175今日(けふ)(いはひ)(つら)なりし
176(その)(よろこ)びは天地(あめつち)
177一度(いちど)()るぐ(ばか)(なり)
178ヨーイセー、ソーラセ
179()けよ()()猩々車(しやうじやうぐるま)
180ドツコイシヨウ ドツコイシヨウ
181(すな)(しき)つめし(この)街道(かいだう)
182(くるま)(わだち)のきしる(おと)
183引手(ひきて)一度(いちど)(うた)(こゑ)
184天国(てんごく)浄土(じやうど)()(うへ)
185(ためし)()らぬ(たの)しさは
186高天原(たかあまはら)天国(てんごく)
187(その)(まま)姿(すがた)をうつしたる
188歓喜(くわんき)(なみ)(ただよ)ひぬ
189ドツコイセー ドツコイセー
190ヤートコセーのヨーイヤナ
191チヤンチヤンチキチン チヤンチキチン
192チキチン チキチン チヤンチキチン
193ドンドコ ドンドコ ドコドコドン
194ヒユーヒユードンドン ヒユードンドン』
195(きよ)めの(うみ)三歳(みとせ)ぶり
196(ただよ)(くら)したアンチーは
197猩々(しやうじやう)(しま)のお(きやく)さま
198(やうや)無事(ぶじ)(むか)()
199スマの磯辺(いそべ)につくや(いな)
200数多(あまた)男女(なんによ)(むか)へられ
201抃舞雀躍(べんぶじやくやく)(たましひ)
202(おき)どこさへも()らぬ()
203歓迎車(くわんげいぐるま)(かぢ)()
204(やかた)(かへ)(うれ)しさよ
205ヨーイセー、ソーラセ
206(みな)さま(そろ)うて()いてくれ
207先方(むかう)()ゆる森蔭(もりかげ)
208バーチルさまの御館(おんやかた)
209(しづ)まり(かへ)つた邸内(ていない)
210今日(けふ)生日(いくひ)足日(たるひ)から
211三百有余(さんびやくいうよ)眷族(けんぞく)
212老木(らうぼく)(しげ)(もり)()
213(こずゑ)(つた)(とび)まはり
214キヤツキヤツキヤツと(にぎは)しく
215宙空(ちうくう)音楽(おんがく)相奏(あひかな)
216イヅミの(くに)隆昌(りうしやう)
217(ことほ)ぎまつる(こと)だらう
218三五教(あななひけう)やバラモンの
219(をしへ)(つかさ)村肝(むらきも)
220(こころ)(ひと)つになし(たま)
221真善美愛(しんぜんびあい)(かみ)(みち)
222完全(うまら)委曲(つばら)()(たま)
223(ひじり)御世(みよ)とはなりにけり
224ヨーイセー、ソーラセ
225(あさひ)()るとも(くも)るとも
226(つき)()(とも)()くる(とも)
227テルモン(ざん)(うみ)となり
228キヨメの(うみ)(やま)となり
229天変地妖(てんぺんちえう)(わざはひ)
230一度(いちど)(おこ)(こと)あるも
231(かみ)(めぐみ)(すく)はれし
232(かみ)(えら)みしスマの(さと)
233千代(ちよ)八千代(やちよ)(うご)かまじ
234(いさ)めよ(いさ)里人(さとびと)
235(かぜ)自然(しぜん)音楽(おんがく)
236宙空(ちうくう)(かな)(もも)()
237()()(こし)()(なが)
238ダンスを(えん)じて吾々(われわれ)
239無事(ぶじ)帰郷(ききやう)(いは)(なり)
240(よろこ)(いさ)惟神(かむながら)
241(かみ)(まか)せて何事(なにごと)
242日々(ひび)業務(げふむ)(つと)めつつ
243バーチルさまを(おや)となし
244(かみ)(つかさ)()となして
245卑屈(ひくつ)猜疑(さいぎ)精神(せいしん)
246科戸(しなど)(かぜ)()(はら)
247速川(はやかは)()(なが)しすて
248清浄無垢(しやうじやうむく)(たま)となり
249(なが)天与(てんよ)御恵(みめぐみ)
250(あふ)ぎまつらむ()となりぬ
251()けよ()()御車(みくるま)
252(この)太綱(ふとづな)()れるまで
253ヨイトコセー ヨイトコセー』
254 (あらた)開鑿(かいさく)された(ひろ)街道(かいだう)白砂(しらすな)()きつめた(うへ)255(やうや)くにしてアヅモス(さん)南麓(なんろく)256バーチルが宏大(くわうだい)なる屋敷(やしき)()して、257歓喜(くわんき)(うち)()いた。258これより一同(いちどう)邸園(ていゑん)(むしろ)()き、259(いはひ)(さけ)舌鼓(したつづみ)()ち、260歓喜(くわんき)(つく)(こと)となつた。
261 バーチル、262サーベル(ひめ)一同(いちどう)(うやうや)しく(れい)()べ、263玉国別(たまくにわけ)一行(いつかう)(および)チルテルの一行(いつかう)(みちび)いて、264(おく)(ひろ)客間(きやくま)招待(せうたい)した。265三百有余(さんびやくいうよ)猩々(しやうじやう)(なん)会釈(ゑしやく)もなく、266(くるま)より(さき)(あらそ)うて(とび)()り、267バーチルの(あと)(したが)ひ、268(ところ)()(まで)うごなはつて、269(おく)()(ふさ)いで(しま)つた。
270玉国別(たまくにわけ)『バーチルの(きみ)(うれ)しくおぼすらむ
271数多(あまた)御子(みこ)()のあたりみて』
272バーチル『三歳(みとせ)ぶり()()(ごと)()でゐたる
273(ましら)(かほ)()るぞ(うれ)しき』
274サーベル(ひめ)()みの()のいや()(つき)(さか)えしも
275(みな)天地(あめつち)(めぐみ)なりけり
276(もの)()はぬ()()なれども(たましひ)
277()れに(かよ)ひぬ()事々(ことごと)は』
278チルテル『(とり)(けもの)虫族(むしけら)(まで)(すく)うてふ
279(かみ)(めぐみ)有難(ありがた)くぞ(おも)ふ』
280真純彦(ますみひこ)大空(おほぞら)大海原(おほうなばら)もすみ(わた)
281(しま)(そだ)ちし身魂(みたま)ぞきよき』
282伊太彦(いたひこ)『かく(ばか)(たの)しき(こと)があらむとは
283()れさへ(ゆめ)(さと)らざりけり』
284三千彦(みちひこ)天地(あめつち)(めぐみ)四方(よも)三千彦(みちひこ)
285(みづ)()らさぬ今日(けふ)(よろこ)び』
286デビス(ひめ)()れも(また)(かみ)御業(みわざ)()へし(うへ)
287御子(みこ)数々(かずかず)()まむとぞ(おも)ふ』
288伊太彦(いたひこ)三千(さんぜん)(もの)()はぬ()()(なら)
289(よろこ)(むね)三千彦(みちひこ)となれ』
290三千彦(みちひこ)三千(さんぜん)五千(ごせん)御子(みこ)(なん)のその
291百千万(ももちよろづ)教御子(をしへみこ)()む』
292アンチー『アヅモスの(やま)()まへる百鳥(ももどり)
293(をしへ)御子(みこ)(かず)()らなむ』
294アキス『()れとても玉国別(たまくにわけ)御子(みこ)となりぬ
295(めぐみ)(ちち)(ふく)みし()なれば』
296カール『さる(むかし)(さる)三匹(さんびき)()んで()
297アヅモス(やま)使(つかひ)とぞなる』
298テク『(その)子孫(しそん)(しげ)(さか)えて三百(さんびやく)
299(うづ)(ましら)御子(みこ)となりける』
300カンナ『惟神(かむながら)(ひと)(たね)をば()()いて
301青人草(あをひとぐさ)(そだ)(たま)ひぬ。
302(くさ)()(はな)(さき)みのる()(なか)
303(われ)のみ一人(ひとり)(はな)なかるらむ』
304ヘール『初花(はつはな)(つゆ)(くちびる)()はむとて
305(おどろ)かされぬ(うづ)白狐(びやくこ)に』
306チルナ(ひめ)()くとても容易(ようい)にチルナ初花(はつはな)
307(かを)りを千代(ちよ)(えだ)にとどめて。
308チルテルの(わが)()(きみ)惟神(かむながら)
309目覚(めざ)(たま)ひし今日(けふ)(うれ)しさ』
310ワックス『テルモンの(かみ)(やかた)(おひ)()され
311今日(けふ)(うれ)しき(はる)()(かな)
312ヘルマン『うたかたの(ゆめ)()()(わが)(つみ)
313(みな)皇神(すめかみ)(ひかり)なりけり』
314エキス『五百笞(いほむち)大勢(おほぜ)(まへ)(くは)へられ
315(しり)おちつきし今日(けふ)(よろこ)び』
316エル『ミカエルの(うづ)(つかさ)(あら)はれて
317(もも)罪科(つみとが)(はら)(たま)ひぬ』
318ハール『(なさけ)ある(かみ)(つかさ)(うたが)ひて
319(うみ)()ちたる(ひと)もありけり』
320ヤッコス『(わが)(つみ)(ふか)きを(おも)(うか)べては
321()にやすやすと(なが)らへぬべき。
322さり(なが)(めぐみ)(ふか)神司(かむづかさ)
323(うか)ばせ(たま)ひぬ(いのち)(たす)けて』
324サボール『(なさけ)ある(かみ)(つかさ)(こと)()
325(いま)(おそ)れの(ゆめ)()めけり』
326サーベル(ひめ)()(まご)(なれ)(これ)より(かど)()
327神酒(みき)(ひた)れよ(こころ)ゆく(まで)
328伊太彦(いたひこ)猩々(しやうじやう)御子(みこ)(かは)りて(もの)(まう)さむ
329(わが)たらちねの(ふか)御恵(みめぐ)み。
330今日(けふ)よりはアヅモス(さん)(たち)(かへ)
331(むかし)のままに神仕(かみづか)へせむ。
332(この)(やかた)木々(きぎ)(しげ)みの(ふか)ければ
333千代(ちよ)棲処(すみか)になさむとぞ(おも)ふ。
334(ひと)()(たたみ)(うへ)(さわ)(ども)
335(われ)(こずゑ)によりて(さわ)がむ。
336夜着(よぎ)(ひと)(はし)一本(いつぽん)()りませぬ
337木々(きぎ)()()()りて(くら)へば。
338折々(をりをり)酒倉(さかぐら)(ひら)きなみなみと
339神酒(みき)(あた)へよ(もも)御子(みこ)()に』
340バーチル『(われ)(いま)(にはか)御子(みこ)()たりけり
341(つま)御腹(みはら)をからざる御子(みこ)を』
342サーベル(ひめ)身体(からたま)はよし()らずとも()身魂(みたま)
343(われ)(むつ)びて(うま)(たま)ひぬ』
344バーチル『バーチルと猩々彦(しやうじやうひこ)和合(わがふ)して
345()みし()なれば他人(ひと)()でなし』
346玉国別(たまくにわけ)『いざさらばこれの宴会(うたげ)()りあげて
347(かみ)宮居(みやゐ)(すす)(まう)でむ』
348テク『バーチルの(いへ)をば(まも)るテク(つかさ)
349(したが)()かむ(きみ)背後(しりへ)に』
350 (これ)より玉国別(たまくにわけ)一同(いちどう)(とも)に、351アヅモス(さん)彼方(あなた)此方(こなた)谷間(たにあひ)跋渉(ばつせう)し、352大峡(おほがひ)小峡(をがひ)()数多(あまた)杣人(そまびと)伐採(ばつさい)せしめ、353手斧(てをの)(おと)(いさ)ましく(みや)普請(ふしん)木作(きづく)りに着手(ちやくしゆ)する(こと)となつた。354数多(あまた)里人(さとびと)(はじ)め、355チルテルの部下(ぶか)(ならび)猩々隊(しやうじやうたい)昼夜(ちうや)(べつ)なく(よろこ)(いさ)んで、356()()り、357(あるひ)(はこ)び、358(あるひ)(けづ)り、359()(つか)れも(うち)(わす)れて宮普請(みやぶしん)奉仕(ほうし)する(こと)となつた。
360大正一二・四・五 旧二・二〇 於皆生温泉浜屋 松村真澄録)
   
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