霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第二八章 二夫婦(ふたふうふ)〔四九五〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第11巻 霊主体従 戌の巻 篇:第5篇 乾坤清明 よみ(新仮名遣い):けんこんせいめい
章:第28章 二夫婦 よみ(新仮名遣い):ふたふうふ 通し章番号:495
口述日:1922(大正11)年03月04日(旧02月06日) 口述場所: 筆録者:谷村真友 校正日: 校正場所: 初版発行日:1922(大正11)年9月10日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
続いて天之児屋根命が左から、梅ケ香姫が右から廻った。
次に、天之目一箇神と竹野姫が左右から柱を廻って結婚式を終えた。
引き続いて酒宴に移り、神人らは歌を歌って宴席をにぎわせた。
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる] 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:2020-08-11 19:57:42 OBC :rm1128
愛善世界社版:260頁 八幡書店版:第2輯 606頁 修補版: 校定版:265頁 普及版:110頁 初版: ページ備考:
001 天之(あめの)児屋根(こやねの)(みこと)神籬(ひもろぎ)(ひだり)より(めぐ)()ひ、002結婚式(けつこんしき)(うた)(うた)(はじ)むる。
003天之児屋根命(あふ)げば(たか)久方(ひさかた)
004青雲(あをくも)()けて()(ぼし)
005御魂(みたま)(さちは)霊鷲(りやうしう)
006(やま)(あら)はれ大稜威(おほみいづ)
007高彦神(たかひこがみ)(あら)はれて
008黄金山(わうごんざん)()れませる
009埴安彦(はにやすひこ)(ひら)かれし
010三五教(あななひけう)宣伝使(せんでんし)
011四方(よも)国民(くにたみ)(すく)はむと
012駱駝(らくだ)(せな)(またが)りて
013アシの沙漠(さばく)打渡(うちわた)
014(ひろ)河瀬(かはせ)(よこ)ぎりて
015(ゆき)()みさくみ(しも)()
016(あめ)(かぜ)にと(さら)されて
017(うはさ)(たか)きアーメニヤ
018(まが)(たけ)びを(しづ)めむと
019(こころ)(こま)鞭撻(むちう)ちて
020(みち)もいそいそ膝栗毛(ひざくりげ)
021(ゆき)真白(ましろ)(つも)()
022(おもて)(きよ)銀世界(ぎんせかい)
023(なか)(つつ)まる曲津見(まがつみ)
024ウラルの(ひこ)やウラル(ひめ)
025コーカス(ざん)立籠(たてこも)
026(こころ)(たけ)荒鉄(あらがね)
027(つち)(まも)れる三柱(みはしら)
028(かみ)宮居(みやゐ)太知(ふとし)りて
029(この)()(いつは)曲業(まがわざ)
030(いづ)(みづ)との言霊(ことたま)
031(むけ)(やは)さむと(きた)るうち
032ウラルの(ひこ)目付役(めつけやく)
033雲霞(うんか)(ごと)()(きた)
034有無(うむ)()はせず山腹(さんぷく)
035(なな)つの岩窟(いはや)()()まれ
036(こころ)千々(ちぢ)(くだ)きつつ
037(あん)(わづら)折柄(をりから)
038(ねむり)(かみ)(おそ)はれて
039(くら)千尋(ちひろ)(そこ)(ふか)
040(みづ)(たた)へし岩底(いはそこ)
041()ちて(こご)ゆる折柄(をりから)
042かすかに(ひび)言霊(ことたま)
043(ひか)りに(やうや)(ちから)()
044(まなこ)(ひら)(なが)むれば
045(わが)()(うへ)なよ(だけ)
046(ゆき)にたはみし(ごと)くなる
047手弱女(たをやめ)姿(すがた)竹野姫(たけのひめ)
048()言霊(ことたま)(いさ)()
049(ちから)(かぎ)岩壁(がんぺき)
050(つた)ひて(やうや)(ひめ)(まへ)
051(きた)()りしも(かたはら)
052岩壁(がんぺき)(くだ)物音(ものおと)
053(おどろ)見詰(みつ)むる()もあらず
054(あま)頭槌(くぶつち)打振(うちふる)
055(いは)戸割(とわ)りて()(きた)
056(あめ)目一箇(まひとつ)神司(かむづかさ)
057此処(ここ)三人(みたり)(めぐ)()
058宿世(すぐせ)(かた)折柄(をりから)
059(おもて)(きこ)ゆる足音(あしおと)
060(すく)ひの(かみ)曲神(まがかみ)
061様子(やうす)如何(いか)にと()()れば
062(たちま)(ひら)岩戸口(いはとぐち)
063立出(たちい)()ればこは如何(いか)
064(ひら)時世(ときよ)松代姫(まつよひめ)
065(かを)りゆかしき梅ケ香姫(うめがかひめ)
066(うづの)(みこと)宣伝使(せんでんし)
067石凝姥(いしこりどめ)時置師(ときおかし)
068八彦(やつひこ)鴨彦(かもひこ)諸共(もろとも)
069(めぐ)()うたる優曇華(うどんげ)
070(はな)()(はる)(うれ)しさよ
071(こころ)(いさ)()(いさ)
072(うづ)宮居(みやゐ)()()れば
073ウラルの(ひめ)やヤツコスの
074(かみ)(したが)ふビツコスや
075数多(あまた)のクスの(かみ)(まで)
076宴会(うたげ)(むしろ)(にぎは)しく
077(れつ)(みだ)して()(くる)
078(とき)しもあれや松代姫(まつよひめ)
079二人(ふたり)姉妹(おとどひ)(はじ)めとし
080(あま)数歌(かずうた)(うた)ひつつ
081(こゑ)(すず)しき宣伝歌(せんでんか)
082()らせ(たま)へば曲神(まがかみ)
083(たま)()たれて(くも)(かすみ)
084()()(あと)(はる)()
085(はな)()(ごと)心地(ここち)して
086(ここ)三柱(みはしら)大御神(おほみかみ)
087(ことほ)(まつ)れる折柄(をりから)
088(かむ)素盞嗚(すさのを)大神(おほかみ)
089大御言(おほみこと)もて高彦(たかひこ)
090梅ケ香姫(うめがかひめ)(すゑ)(なが)
091(えん)(むす)びの(かみ)(まへ)
092(ひだ)(みぎ)りの順序(ついで)をば
093(ただ)しく(めぐ)()()れば
094(たがひ)(あは)(かほ)(かほ)
095(かみ)(ひと)かは白梅(しらうめ)
096(かを)目出度(めでた)(ひめ)(まへ)
097嗚呼(ああ)(うつく)しきエー少女(をとめ)
098嗚呼(ああ)(うる)はしきエー少女(をとめ)
099()()(なか)千代(ちよ)八千代(やちよ)
100(あめ)(つち)との(むつび)()
101(おもて)(うら)との水火(いき)(あは)
102(かみ)(しづ)まる(にく)(みや)
103(うづ)御子(みこ)をばさわさわに
104湯津玉(ゆつたま)椿(つばき)(しげ)(ごと)
105()(たら)はして天地(あめつち)
106大百姓(おほみたから)()みなさむ
107嗚呼(ああ)エー少女(をとめ)エー少女(をとめ)
108嗚呼(ああ)(うつく)しき(なれ)(かほ)
109嗚呼(ああ)(うつく)しき(なれ)(むね)
110(わか)やぐ(むね)素手(すだ)()きて
111手抱(ただき)(まながり)真玉手(またまで)
112玉手(たまで)差纒(さしま)「纒」は「纏」の異体字股長(ももなが)
113(いだ)きて()ねん(とよ)御酒(みき)
114うまらに委曲(つばら)(きこ)()
115嗚呼(ああ)(うる)はしき(かみ)(みち)
116嗚呼(ああ)(うる)はしき(かみ)御子(みこ)
117阿那爾夜志(あなにやし)(えー)少女(をとめ)
118 梅ケ香姫(うめがかひめ)(また)もや(みぎ)より、119(つき)御柱(みはしら)(なぞら)へたる神籬(ひもろぎ)(まは)(はじ)め、120(うた)()したり。
121梅ケ香姫(あふ)げば(たか)久方(ひさかた)
122高天原(たかあまはら)天使長(てんしちやう)
123桃上彦(ももがみひこ)神司(かむづかさ)
124(すゑ)(むすめ)()れましし
125(わらは)梅ケ香姫(うめがかひめ)(かみ)
126(すぎ)つる(はる)上三日(かみみつか)
127(とし)二八(にはち)(つき)(かほ)
128(はな)姿(すがた)雨風(あめかぜ)
129(さら)しつ(いだ)姉妹(おとどひ)
130松竹梅(まつたけうめ)旅衣(たびごろも)
131聖地(せいち)(あと)()()でて
132エデンの(かは)(わた)らむと
133する(とき)(しこ)里人(さとびと)
134(なや)まされつつある(をり)
135月照彦(つきてるひこ)神霊魂(かむみたま)
136()照彦(てるひこ)(あら)はれて
137松竹梅(まつたけうめ)姉妹(おとどひ)
138(ちち)のまします(うづ)(くに)
139(うづ)(みやこ)(おく)りまし
140親子(おやこ)夫婦(めをと)優曇華(うどんげ)
141(はな)()(はる)(よろこ)びに
142七日(なぬか)七夜(ななよ)(くら)しつつ
143(また)もや親子(おやこ)生別(いきわか)
144高砂島(たかさごじま)遠近(をちこち)
145(をし)(つた)ふる折柄(をりから)
146ハザマの(もり)(さし)かかり
147途方(とはう)()るる折柄(をりから)
148(こころ)目出(めで)たき春山(はるやま)
149(ひこ)(みこと)(たす)けられ
150(ここ)姉妹(おとどひ)(さん)(にん)
151(はし)なく(めぐ)相生(あひおひ)
152松代(まつよ)(ひめ)竹野姫(たけのひめ)
153鬼武彦(おにたけひこ)(すく)はれて
154(ここ)目出度(めでた)()(くに)
155()えて黄泉(よもつ)(しま)()
156黄泉戦(よもついくさ)(たたか)ひに
157大神津見(おほかむづみ)(あら)はれし
158(もも)三人(みたり)(すゑ)()
159()れは梅ケ香姫(うめがかひめ)(かみ)
160金勝要(きんかつかね)大神(おほかみ)
161()さしの(まま)今日(けふ)()
162(つき)御柱(みはしら)(めぐ)りつつ
163(よろこ)(いさ)()()れば
164(ほまれ)(たか)高彦(たかひこ)
165(あめ)児屋根(こやね)神司(かむづかさ)
166天津(あまつ)祝詞(のりと)太祝詞(ふとのりと)
167()らせ(たま)へる(こと)()
168天津(あまつ)国土(くにつち)(ゆる)ぐごと
169(とどろ)(わた)大稜威(おほみいづ)
170雄々(をを)しき(きよ)(かみ)御子(みこ)
171嗚呼(ああ)エー(をとこ)エー(をとこ)
172嗚呼(ああ)(うる)はしき(うづ)御子(みこ)
173(かみ)(みこと)(かしこ)みて
174(いく)(ひさ)しくも(かぎ)りなく
175真玉手(またまで)玉手(たまで)取交(とりかは)
176夫婦(めをと)のちぎり心安(うらやす)
177心安国(うらやすくに)()(ひび)
178()言霊(ことたま)百草(ももぐさ)
179(なび)()すらむ鴛鴦衾(おしふすま)
180()()水火(いき)(すゑ)(なが)
181(かは)らせ(たま)(こと)なかれ
182(かみ)(ちから)真心(まごころ)
183(つゑ)(はしら)(たの)みつつ
184(かみ)()(しま)()(ひと)()みの
185大神業(おほかむわざ)(つか)ふべし
186(うづ)御業(みわざ)(つか)ふべし
187嗚呼(ああ)(うる)はしき愛男子(えーをのこ)
188嗚呼(ああ)(うる)はしき愛女(えーをみな)
189(はな)(つき)との夫婦(めをと)(づれ)
190(はな)()らざれ幾千代(いくちよ)
191(つき)(まる)かれ何時迄(いつまで)
192花月(はなつき)(はな)()き)(めし)面白(おもしろ)
193(かみ)随意(まに)々々(まに)(さか)えかし
194(かみ)のまにまに(さか)えかし』
195繰返(くりかへ)繰返(くりかへ)(うた)(をは)つて、196首尾(しゆび)()結婚(けつこん)(しき)終了(しうれう)しける。
197 天之(あめの)目一箇(まひとつの)(かみ)(つき)三柱(みはしら)(なか)()き、198竹野姫(たけのひめ)結婚(けつこん)(しき)()()く、199二人(ふたり)左右(さいう)より(めぐ)()ひぬ。200天之(あめの)目一箇(まひとつの)(かみ)(うた)
201天之目一箇神霊鷲山(りやうしうざん)()れませる
202(かみ)(をしへ)白雲(しらくも)
203降居(をりゐ)向伏(むかふ)(その)きはみ
204白雲別(しらくもわけ)(あら)はれて
205三大教(さんだいけう)(ひら)かむと
206(かみ)(つく)りし宣伝歌(せんでんか)
207(うた)ひて(きた)折柄(をりから)
208エデンの(かは)(きし)()
209五大教(ごだいけう)なる宣伝使(せんでんし)
210石凝神(いしこりがみ)(めぐ)()
211(たて)(よこ)との御教(みをしへ)
212(にしき)(はた)()()して
213(みづ)()らさぬ三五(あななひ)
214(かみ)(をしへ)(あらた)めつ
215言霊(ことたま)()れる折柄(をりから)
216(むら)がる(ひと)(なか)よりも
217(たけ)しき(かみ)(あら)はれて
218竹切(たけぎ)()ちて(わが)(まなこ)
219(ほね)(とほ)れと()きにける
220(ひと)つの(まなこ)(うしな)ひし
221(わが)()(さち)(うれ)しみて
222(あめ)(つち)とに(あふ)()
223(めぐ)みを(たた)折柄(をりから)
224またもや(きた)(つぎ)()
225()()(ほど)なく東彦(あづまひこ)
226(かみ)(みこと)(すく)はれて
227(あと)(のこ)りし(ひと)()
228(かみ)(みこと)宣伝使(せんでんし)
229(かむ)素盞嗚(すさのを)大神(おほかみ)
230()さしの(まま)にアルプスの
231(うづ)鋼鉄(くろがね)掘出(ほりだ)して
232両刃(もろは)(つるぎ)()(きた)
233(くに)(まも)りの神実(かむざね)
234(つか)(まつ)りし今日(けふ)(はる)
235(やうや)(こころ)落着(おちつ)きて
236(また)もや(かみ)(おん)(あふ)
237(あかがね)鋼鉄(まがね)アルプスの
238(やま)()でむとする(とき)
239金勝要(きんかつかね)大神(おほかみ)
240(えにし)(いと)(むす)ばれて
241(おも)ひも()けぬ(いも)()
242(ちぎり)(うれ)しき神籬(ひもろぎ)
243(ひだ)(みぎ)りを(あやま)たず
244(めぐ)(きた)りて(いま)此処(ここ)
245(ひと)(すぐ)れて矗々(すくすく)
246背長(せたけ)()びたる竹野姫(たけのひめ)
247(しこ)魔風(まかぜ)をサラサラと
248さばくに(さと)宣伝使(せんでんし)
249(つゆ)(したた)(まなじり)
250(はな)(くちびる)(つき)(まゆ)
251嗚呼(ああ)エー(をみな)エー(をみな)
252かかる(をみな)(すゑ)(なが)
253(ちぎ)八千代(やちよ)玉椿(たまつばき)
254(うづ)(つるぎ)(きた)ふごと
255身魂(みたま)(きた)(みが)()
256百世(ももよ)千代(ちよ)(かぎ)りなく
257水火(いき)水火(いき)とを(あは)せつつ
258天津(あまつ)御神(みかみ)国津(くにつ)(かみ)
259(かみ)()さしの神業(かむわざ)
260(つか)ふる()こそ(たの)しけれ
261(つか)ふる()こそ(たの)しけれ』
262(うた)(をは)り、263竹野姫(たけのひめ)神籬(ひもろぎ)(みぎ)より(まは)りながら、
264竹野姫桃上彦(ももがみひこ)(うづ)御子(みこ)
265松竹梅(まつたけうめ)()(ぐり)
266(なか)(うま)れし竹野姫(たけのひめ)
267(ちち)行衛(ゆくゑ)(たづ)ねつつ
268(まつ)(うめ)とに(いざな)はれ
269ヨルの(みなと)船出(ふなで)して
270朝日(あさひ)智利(てる)(くに)()
271大蛇(をろち)(ふね)()せられて
272(うづ)(みやこ)(ちち)(まへ)
273(おも)()けなき母神(ははがみ)
274五月(さつき)(ひめ)(めぐ)()
275親子(おやこ)()(にん)相見(あひみ)ての
276言葉(ことば)(こも)鴛鴦(をしどり)
277妹背(いもせ)(ちぎり)(おや)()
278()()(ここ)(たの)しみつ
279(また)もや(この)()伊都能売(いづのめ)
280御祖(みおや)(あと)三柱(みはしら)
281(やかた)()でて遥々(はるばる)
282(あゆ)みも(かる)きカルの(はら)
283ハザマの(くに)()(くに)
284()えて荒浪(あらなみ)打渡(うちわた)
285()出神(でのかみ)()花姫(はなひめ)
286()さしの(まま)黄泉島(よもつじま)
287(もも)実魂(みたま)(あら)はれて
288大神津見(おほかむづみ)(たた)へられ
289黄金山(わうごんざん)(あと)()
290(また)もや(すす)宣伝使(せんでんし)
291(おに)大蛇(をろち)曲津見(まがつみ)
292(いづ)るを(さいは)言向(ことむ)けつ
293(こころ)(いろ)紅葉(もみぢば)
294明志(あかし)(うみ)打渡(うちわた)
295(ゆき)()めども黒野原(くろのはら)
296言霊(ことたま)(ひび)琵琶(びは)(うみ)
297松竹梅(まつたけうめ)()つの(しま)
298(わが)姉妹(おとどひ)振返(ふりかへ)
299見返(みかへ)りながら寒風(さむかぜ)
300()かれて(やうや)うコーカスの
301(ゆき)山路(やまぢ)にかかる(とき)
302顔色(かほいろ)(くろ)牛雲(うしくも)
303捕手(とりて)(むれ)取巻(とりま)かれ
304岩窟(いはや)(なか)()れられて
305()るに()られぬ(かご)(とり)
306時世(ときよ)時節(じせつ)()(うち)
307(おも)ひも()けぬ姉妹(おとどひ)
308石凝姥(いしこりどめ)宣伝使(せんでんし)
309(ちから)(つよ)(とき)さまを
310()れて(この)()(すす)()
311(あま)岩戸(いはと)(ひそ)みたる
312竹野(たけの)(ひめ)(たちま)ちに
313(この)()(あら)はれ北光(きたてる)
314(まなこ)(ひと)つの(かみ)(さま)
315(いま)一柱(ひとはしら)三柱(みはしら)
316(すめ)大神(おほかみ)(まつ)りたる
317コーカス(ざん)(やま)()
318(うつ)しき(くに)(みや)(まへ)
319ウラルの(ひめ)曲事(まがごと)
320伊吹(いぶき)(はら)ひて言霊(ことたま)
321息吹(いぶ)(はな)てば雲霧(くもきり)
322なりて()()可笑(をかし)さよ
323(むね)(おも)ひも()(わた)
324此処(ここ)三柱(みはしら)大神(おほかみ)
325御霊(みたま)(つか)(まつ)(とき)
326(うづ)神実(かむざね)(つく)りたる
327両刃(もろは)(つるぎ)夜昼(よるひる)
328(きた)へに(きた)へし北光(きたてる)
329目一箇(まひとつ)(がみ)功績(いさをし)
330(こころ)(そら)(なん)となく
331三千(さんぜん)(ねん)(もも)(はな)
332一度(いちど)(ひら)きし(おも)ひして
333かかる目出(めで)たき彦神(ひこがみ)
334一目(ひとめ)()たやと(おも)(うち)
335一目(ひとめ)(かみ)(あら)はれぬ
336()れぞ()()北光(きたてる)
337(かみ)(みこと)()きし(とき)
338一目(ひとめ)()るより村肝(むらきも)
339かかる男神(をがみ)(すゑ)(なが)
340(ちぎり)(むす)()とならば
341たとへ()(くに)(そこ)(くに)
342魔神(まがみ)(たけ)唐野尾(からのを)
343(なに)(もの)かはクス野原(のはら)
344(あら)はれ()でし(ひと)()
345大化物(おほばけもの)姿(すがた)より
346千重(ちへ)八千重(やちへ)(まさ)りたる
347姿(すがた)(すぐ)れし男振(をことぶ)
348仮令(たとへ)(まなこ)(ひと)つでも
349人目(ひとめ)()れぬ(たま)()
350数多(あまた)(たも)たせ(たま)ふなる
351(きた)へに(きた)へし北光(きたてる)
352(つるぎ)御魂(みたま)都牟刈(つむがり)
353四方(よも)醜草(しこくさ)()(はら)
354(かみ)姿(すがた)雄々(をを)しけれ
355嗚呼(ああ)エー男子(をのこ)エー(をのこ)
356(なが)めも()きじ醜人(しこびと)
357竹野(たけの)(ひめ)(たけ)(さき)
358グサリと()いた()(ひか)
359(ひか)(かがや)北光彦(きたてるひこ)
360竹野(たけの)(ひめ)附添(つきそ)うて
361(なれ)(みこと)神業(かむわざ)
362側目(わきめ)()らず(たす)くべし
363目出(めで)目出(めで)たの(ひと)()
364北光彦(きたてるひこ)神司(かむづかさ)
365(あめ)目一箇(まひとつ)(かみ)(さま)
366竹野(たけの)(ひめ)起臥(おきふ)しに
367()()(つま)()()りて
368(こころ)(たけ)有丈(ありだけ)
369(きみ)御前(みまへ)(ささ)ぐべし
370嗚呼(ああ)エー男子(をのこ)エー男子(をのこ)
371嗚呼(ああ)エー(をみな)エー(をみな)
372男女(をのこをみな)(むつ)()
373竹野林(たけのはやし)何時迄(いつまで)
374(さか)目出度(めでた)(まつ)御代(みよ)
375五六七(みろく)()(まで)(かは)らざれ
376五六七(みろく)()(まで)(かは)らざれ』
377(うた)(をさ)め、378三組(みくみ)結婚式(けつこんしき)目出度(めでた)終結(しうけつ)()げける。379(あと)酒宴(しゆえん)(うつ)り、380陪席(ばいせき)神々(かみがみ)面白(おもしろ)(うた)()み、381(この)結婚(けつこん)(にぎは)しにける。
382大正一一・三・四 旧二・六 谷村真友録)

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10/22【霊界物語ネット】王仁文庫 第六篇 たまの礎(裏の神諭)』をテキスト化しました。
5/8【霊界物語ネット】霊界物語ネットに出口王仁三郎の第六歌集『霧の海』を掲載しました。
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