霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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高熊山(昭和4年4月号)

インフォメーション
題名:言華 著者:出口王仁三郎
ページ:上巻 97
概要: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:2025-10-18 22:22:22 OBC :B145400c16
穴太(あなを)なる高熊山(たかくまやま)()りしその日より三十二年となりけり
惟神(かむながら)神の使(つかひ)に迎へられ高熊山に道(をさ)めけり
様々(さまざま)(なやみ)()ひて(たま)(ちは)ふ神の大道(おほぢ)をたどりし(われ)(かな)
高熊の山の(いはほ)(その)如く動かざる(さま)祈りける(かな)
何事も神にまかせて高熊のみ(やま)に寒さと戦ひにけり
(なが)らまだ(かぜ)寒き真夜中に高熊山に別け()りし(われ)
(しげ)る高熊山をふみわけて世を救はんと登りけるかな
山道(やまみち)を神の使(つかひ)に導かれ(よる)高熊のいはやに()りけり
楽々(らくらく)とみ(そら)をかける思ひにて神の(つばさ)(いだ)かれし(われ)
(わが)(いへ)を真夜中(ごろ)立出(たちい)でて神のいさをも高熊に()
いすくはし神の(をしへ)は高熊の松()く風と四方(よも)にひろがる
君が為み(くに)の為に真心を(つく)して卅二年()にけり
白雲(しらくも)のおほへる月に照らされて夜半(よは)山路(やまぢ)をたどりける(かな)
千早振(ちはやふる)神の(まもり)の厚ければ夜半(よは)の寒さもさわらざりけり
西山(にしやま)(みね)の尾の()をたどりつつ高熊山の神にまみえし
久方(ひさかた)のみ(そら)も林に包まれて月のかげさへ見えぬいはやど
身をきざむ如き寒さに高熊の宝座(ほうざ)の光に()せし(われ)(かな)
五十鈴川(いすずがは)(きよ)(ながれ)(たましひ)を洗ひて神の大道(おほぢ)(てら)しぬ
里人(りじん)()は高熊山の出修(しゆつしう)狐狸(こり)に化かされたりと笑へり
(みこと)まで神と国とに(ささ)げつつ誠つくして今日(けふ)となりけり
産土の神に守られ高熊のいはやに安く修業せし(かな)
黒雲(くろくも)天地(てんち)を包む世の中を(てら)して守る三五(あななひ)の月
素盞嗚の神の(みたま)に照らされて(やみ)浮世(うきよ)を安く渡れり
月の(せい)地上に(くだ)りうば玉の人の心を照らし給へり
ぬば(たま)(やみ)になれたる人々は月の光に(まなこ)くらみつ
富士の山()花姫(はなひめ)のみ使(つかひ)(われ)導きて高熊に()
村人(むらびと)狐狸(こり)や天狗の仕業(しわざ)ぞと(わが)ありかをば日夜(にちや)訪ねつ
夢の(ごと)誘はれ夢の如くにも帰り()にけり(しづ)伏家(ふせや)
留守の(うち)(わが)たらちねの母君(ははぎみ)は心痛めてさがし給へり
牛室(うしむろ)(あるじ)のかげの消え失せてうはさに花を咲かす村人(むらびと)
遠近(をちこち)の神の教会易者(えきしや)(など)訪ねて心もみし(わが)(はは)
(けがれ)たる御代(みよ)(すくひ)のみ(はしら)とよさし給ひぬ天地(あめつち)の神
せまり来る天地(てんち)の闇を晴らさんと高熊山に苦業せし(かな)
天国をこの地の上に築かんと神のまにまに高熊に()
根の国や底の国なる地の上を清めて天国(みくに)をひらかんとせし
平穏な御代(みよ)にありせば皇神(すめかみ)()を高熊に導かざらまし
(めづ)らしき現幽神(げんいうしん)三界(さんかい)を平面的に見たる(われ)かな
遠近(をちこち)になりひびきけり(わが)姿(すがた)見えざるうはさひろがりてより
霊国の基礎は千引(ちびき)のいはやどの修業によりて固められたり
(えら)まれし天の使(つかひ)の苦しさは根底(ねそこ)の国も及ばざりけり
大本の千代(ちよ)(いしずゑ)固めしもこのいはやどのいさをなりけり
(こずゑ)よりおち来る(つゆ)一雫(ひとしづく)(くち)()りてゆよみがえりけり
曽我部(そがべ)なる穴太の里の玉の井はこの世の中を洗うみづみたま(かな)
常磐木(ときはぎ)(しげ)る高熊(いは)()()して神国(みくに)の旅をせしかな
野天狗(のてんぐ)野狐(のぎつね)野狸(のたぬき)(など)(れい)(こころ)見んとておそひ()にけり
星影(ほしかげ)の見えざる迄にこもりたる木下(こした)の闇に一人()しかな
百島(ももとり)の声さへひたととどまりし夜半(よは)の高熊(さび)しかりけり
(よる)深み薄着の(そで)(しも)おけば手足も凍らんばかり苦しき
労働をいとひて(あに)のなまくらが山子(やまこ)をすると弟(ののし)
奥山(おくやま)に身をしのばせて天地(あめつち)の神は(わが)(たま)きたへ給へり
昭和四・三・一九
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