霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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言華(昭和6年8月号)

インフォメーション
題名:言華 著者:出口王仁三郎
ページ:上巻 281
概要: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:2025-10-18 22:22:22 OBC :B145400c46
久方(ひさかた)天津(あまつ)(そら)も地の(うへ)も神がわれらに(たま)ひし楽園
神々のよさしのままに地の上に生きて働く身の(さち)おもふ
おしなべて人は神の子神の宮と宣らせ給ひし神ぞ親しき
不老不死身魂(みたま)生命(いのち)(さちはい)を悟れば楽し神の子われは
世人(よびと)みな罪の子なりとをしへたる(のり)うべなひて(たま)を弱らす
神の子と(うま)れし人は自由自在その大愛(たいあい)にひたるべきもの
大愛(たいあい)の神を忘れて蕃神(からかみ)(しこ)(をしへ)に夢な迷ひそ「蕃」は底本では「審」になっているが誤字だと判断して修正した。
野に山に(ひかり)あまねし天津日(あまつひ)永久(とは)の恵みに栄ゆる民草(たみぐさ)
天はさけ()()るるとも大愛(たいあい)の神に()かるる身魂(みたま)(やす)けし
精霊は人の本体肉体はその精霊の(ころも)なりけり
()(とし)を心にかくることなかれ不老不死なる身魂(みたま)(うま)れて
天地(あめつち)に充ちあふれたる神徳(しんとく)をよそに苦しむ(しこ)のたぶれら
むらきもの心(きよ)けくなりぬればこの天地(あめつち)はわがものなりけり
(てん)高く大地は広しのびのびと心ひろけく朝夕(あさゆふ)働く
四季ともに(あぢ)わひのよき果物を賜ひて人を守らす祖神(おやがみ)
草花(くさばな)一輪(いちりん)をみても天地(あめつち)の神の(ちから)(だい)なるをしる
かみながの亡ぶる世とはなりにけり八万(はちまん)四千(しせん)のそめがみあはれ
()して()ふかみながたちの目をさます時は()にけり反宗(はんしう)運動
亡ぶべきものは自然に亡ぶべし反宗(はんしう)運動なさずともよし
大本をこはたんとしてかみなががみみづくのごと(やみ)にいきまく
宗教にみはなされたるかみながが葬式会社の重役つとむる
生きながら地獄に落ちしかみながのいかで世人(よびと)済度(さいど)()べけむ
餓鬼道を朝夕辿(たど)るかみながのその(たましひ)のねぢけたるかも
朝夕に汗して働くなりはひの中にこもれる宗教の光
かみながの専有物にあらずして人の心に輝く宗教
鶴山(つるやま)は神の御舎(みあらか)花明山(くわめやま)(うづ)(をしへ)出口(でぐち)なるかも
たてよこの神のよさしの綾錦(あやにしき)(はた)のかがやく世とはなりけり
屑糸(くずいと)を集めて綾の(はた)を織る世の大本の神の経綸(けいりん)
神の手にかかれば如何(いか)なる屑魂(くずたま)(にしき)のはたとなるぞかしこき
五月空(さつきぞら)あやめもわかぬ(やみ)の世を泣きて目さます山時鳥(やまほととぎす)
(つも)る冬の夜寒(よさむ)もいとひなくわが穿(うが)ちたる金龍の池
信徒(まめひと)はわれの後方(しりへ)(したが)ひて朝な夕なを掘りし神池(かみいけ)
わが()ゑし神苑(みその)木々(きぎ)(しげ)りたる如く栄えぬ大本の道
神苑(しんえん)を六百六十六(とう)(けもの)おそひて十年(ととせ)()今日(けふ)
さまざまの悩みしひたげ受けながら神の(ちから)にしのぎ()しわれ
襲ひ()(もも)のわざはひやすやすと神の(ちから)にはらひ()しわれ
さまたげをさまたげとせず苦しみを苦しみとせず栄えたるわれ
醜神(しこがみ)(しこ)のたくみにほの(ぐら)牢獄(ひとや)の中に投げこまれぬる
肉体の自由は束縛(そくばく)なし()ともわが(たましひ)をしばり()(まが)
ほの(ぐら)牢獄(ひとや)の中にありながらわれあきらけき道を悟りぬ
独房の中にさみしく一人()(あり)一匹になぐさまれける
一匹の(あり)さへ心の(なぐさ)みをわれに(あた)うと思へば(たふと)
未決監につながれし身も更生(かうせい)の希望に生きて楽しみしわれ
独房につながれながら思ひけり世を(うしとら)にいませし神を
あらがねの(つち)を造りし大神(おほかみ)(まが)のたけびにおしこまれ給ひぬ
瀧津瀬(たきつせ)のわが涙にて濁世(にごりよ)を洗うとおもへば楽しかりけり
押しこめし(まが)(にく)しと思はずにわれは祈りぬ曲神(まがかみ)の為に
(にご)りたる世にも光は照るものか雲霧(くもきり)はらひてわれ世に()でぬ
こはたれしわが大本の御教(みをしへ)を神の(ちから)にたてなほしたる
曲神(まがかみ)(ぜん)の仮面をかぶりつつわが大本に()ぐひゐたりき
曲神(まがかみ)の逃げゆくあとにわれひとり神の御書(みふみ)をあらはしにけり
いたづきの身を(よこ)たへて道のため御国(みくに)の為に神書(みふみ)あみたり
血とあぶらしぼるが如き心地してわれは霊界物語あみぬ
玉の緒の生命(いのち)(まと)にあみし神書(ふみ)も神の御国(みくに)を思へばなりけり
宣伝使の中にもいまだこの神書(ふみ)に目を通さざる鼻高(はなだか)もあり
こはたれし()が大本をひらかむとわれ花明山(くわめやま)に道をときたり
花明山(くわめやま)にわれ道とけば(まが)つ神またも四方(よも)より襲ひ(きた)れり
たまちはふ神を(ちから)にま(ごころ)(つゑ)(ひら)きし花明山(くわめやま)法城(はふじやう)
花明山(くわめやま)一本(いつぽん)銀杏(いてふ)のさまに似てわれただ一人(ひとり)道にいそしむ
わが(つく)す誠をやうやく感じけむ(そむ)きたる者つぎつぎしたひ()
絵に歌に三毛作(さんまうさく)に宣伝にレコ一ド破りぬ神の(ちから)
神の道あまねく地上に伝へむとわれはエス語の尖端を切りぬ
信徒(まめひと)(もも)のさまたげおしわけてわがひらきたるエスペラントよ
何事もわが為す(わざ)神業(しんげふ)天地(てんち)とともに栄えはてなし
神国(かみくに)のまことの言葉(つた)へんとロ一マ字研究ひらきそめたり
ロ一マ字の研究会も年を()世人(よびと)に知らるるまでになりたり
(とき)の声()げつつ迫る曲神(まがかみ)をやらひつ霊界物語あみし
国国(くにぐに)にわがあみおきし物語の言霊ひびく世とはなりけり
惟神(かむながら)道ひらかむといとまあれば風刺画などを()きていそしむ
書画をかき歌をつくるも惟神(かむながら)神の大道(おほぢ)のためにぞありける
素盞嗚の神の御言(みこと)をかしこみて文芸雑誌明光(めいくわう)をあむ
敷島の大和心を(つちか)ふもわが国風(くにぶり)の言葉のあやなる
百千(ひやくせん)のなやみの(たに)をうち渡りさまたげの(ふち)泳ぎ()しわれ
六十年(むそとせ)の間一日(ひとひ)も遊びたることさへもなし世のため思ひて
天地(あめつち)の神の御子(おんこ)とあれし身のむなしく(くら)すは罪と思へり
一刻(いつとき)もやすみたまはぬ天地(あめつち)の神にならひてわれはいそしむ
山に野に恵みはみてり人われはこの天地(あめつち)をいかで(なげ)かむ
天地(あめつち)を恨み(のろ)ふは曲神(まがかみ)(しこ)のみたまにならへばなりけり
生きいきつめぐりめぐりて天地(あめつち)(つか)()さへも(とど)まらぬ道
幾万年(いくまんねん)の昔も今も天地(あめつち)の神のはたらき(かは)らせ給はず
人の身は神をはなれて一日(ひとひ)だも世に(さか)ゆべき道なきを知る
生きいきて生きの限りを天地(あめつち)の道にいそしめ神の御子(みこ)たち
進みすすみゑらぎ喜び(たましひ)を清めて一つの神に(つか)へむ
天地(あめつち)(めぐみ)(つゆ)に神の子と(うま)れたる身をうれしみいそしむ
大君(おほぎみ)御言(みこと)かしこみ国のため(つか)(まつ)らん御民(おんたみ)われは
宣伝使()のため道をひらかむと海の内外(うちと)聖画展(せいぐわてん)ひらけり
わが()きし絵はまづけれど(たましひ)のこもれるためか人の集ひ()
海の内外(うちと)島の八十島(やそしま)浦浦(うらうら)にひらきゆくかも聖画展覧(せいぐわてんらん)
われ(うた)ひ大衆(をど)音頭節(おんどぶし)レコードに()れて国国(くにぐに)ひろむる
既成宗教の(から)を破りて大衆と唄ひつ踊りつ道(つた)へゆく
惟神(かむながら)誠の道は大衆の心に(かよ)真道(まみち)なりけり
大前(おほまへ)にぬかづくいとまもなきまでに神の大道(おほぢ)にわれはいそしむ
九十()の短歌結社に歌おくるも敷島の道ひらかむためなり
言霊の(さち)はう国に()れし身は()(こと)()のみな歌となるも
現代の所謂(いはゆる)歌人の詠みし歌は舌のもつれる調(しらべ)の多きも
すくすくとたやすく歌は詠むべきをひねくれたるかな現代の歌調(かてう)
首ひねり頭をひねり語をひねり作りたる歌はひねくれてをり
現代の所謂(いはゆる)歌人の詠む歌は内容(とぼ)しく調(しらべ)まづきも
おだやかに世を治むるは敷島の歌の調(しらべ)にまさるものなし
天地(あめつち)の神の心をやはらぐる歌こそ御国(みくに)(はな)なりにける
醜嵐(しこあらし)高麗(こま)大野(おほの)に吹きあれて唐人(からびと)の声かしましき夏なり
われかつて世に伝へたる言挙(ことあげ)の誠となりて(あらは)れにけり
天津神(あまつかみ)国津(くにつ)御神(みかみ)のつくらししこの地の上は徳にをさまる
徳育を忘れて智育におぼれたる報いは地上の乱れとなりけり
たまちはふ神の心は垂乳根(たらちね)の親の心と一つなりけり
国民(くにたみ)の安き枕も日の御子(みこ)の尊き稜威(みいづ)の恵みなりける
天地(あめつち)の神を知らざる物識(ものし)りの御魂(みたま)行末(ゆくすゑ)(あはれ)まれける
神は世に無きものなりと(さか)しげに物識人(ものしりびと)世迷言(よまひごと)()るも
一疋(いつぴき)の虫の研究に一生を(つひや)す学者の神知るべきやは
五官もて(きは)めも得ざる大宇宙(つく)りし神をいかで知るべき
無神論反宗教論(はんしうけうろん)に没頭し(たましひ)殺す人を(あはれ)
更生の(とき)()にけりいざさらばわれ(わか)やぎて御国(みくに)(つく)さむ
大本の神苑(みその)(つど)信徒(まめひと)の心の色にこの世そめたき
京都市の宗教博(しうけうはく)に参加して既成宗旨(しうし)にわれ勝ちにけり
宗教の本山(ほんざん)多き京都市に()でて勝ちたる大本聖団(せいだん)
大本の時代を(くわく)する宗博(しうはく)にわれ信徒(まめひと)とともに勝ちたる
大本の一大転機の宗教博を記念のための更生館かな
千早振(ちはやふる)神の大道(おほぢ)をあゆみしゆ()まず(たゆ)まず三十四(ねん)過ぎぬ34年とは明治31年(1898年)高熊山修業からこの歌を詠んだ昭和6年(1931年)までの足掛け年数だと思われる。
(かへり)みれば三十(ねん)はわが為に修行時代の半生なりけり30年とは明治31年(1898年)高熊山修業から昭和3年(1928年)みろく大祭までの満年数か?
天地(あめつち)の神の功勲(いさを)を伝へんと三十四(ねん)辛酸(しんさん)なめたる
(昭和六、七、一六 於高天閣)
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