人生の本義を知らぬ今の世はなやみの雲の晴るるひまなし
人生のなやみを救ふ光明は三世貫通のかみの御をしへ
不景気の風吹きまくり生活におびゆる人のあるは悲しき
貧乏線以下にうごめくはらからの悩み思へば夜も寝られざり
天地の一切衆生を救はんと思ふ心に吾れいとまなき
天地を神旨のままに開かんと思へば醜のあだ雲さやる
十重廿重百重の雲もなにかあらん月日の神の吾をまもらば
千万年歴史の末に生れたるわれ神つ代の道しるべすも
尊王と敬神愛国教へ行く道は日本のかなめなりけり
尊王と敬神あつき大本をののしりにけり醜の世人は
年月をかさねて四方に開けゆく吾が大本は救世の教なり
長閑なる春の弥生の心地かな神に朝夕つかへ行く身は
百伝ふ横さのかにの道を行く人の多き世ゆゆしきろかも
大本の教の蘊奥も知らずして言議ゆとはおろかなるかも
野に山に神のめぐみは満足ふ人よ誠の鍬持ちて掘れ
八洲国何処の果てをたづぬとも現幽神を説く教はなし
目に見えぬ神の教にまつろひし人の行ひ人の目につく