霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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言華(昭和4年7月号)

インフォメーション
題名:言華 著者:出口王仁三郎
ページ:上巻 114
概要: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:2025-10-18 22:22:22 OBC :B145400c19
諒解は人生にとり偉大なる信用なれば(こころ)(くば)れよ
艱難(かんなん)の重なる(たび)に自己愛の私欲の念慮(ねんりよ)薄らぎ去るなり
人間の自己の(ちから)知悉(ちしつ)して進退すれば(あやま)つことなし
理想的(ひと)の少なき世の中は不徹底なる宗教に迷ふ
静けさも(かん)()らずば天地(あめつち)の神に通ずる考察力なし
疑ひの(まと)となるべき物事に関係せざれ神を知る身は
群衆は勢ひに乗り諒解の無きまま大事(だいじ)を決議するなり
(われ)以上偉大の人に(まじ)はれば人格とみに向上するなり
世の中に不羈(ふき)独立の身なりせば居宅(きよたく)の如きは不用とぞなる
熱心と熱中心と熱狂は信仰上に大区別あり
久方(ひさかた)天津(あまつ)御神(みかみ)御心(みこころ)にかなふは(まこと)天爵(てんしやく)なりけり
虚勢のみ張りて実質微力(びりよく)なるは(みな)人間の事業なりけり
国政の一部と(いへど)も野心家に任せる時は私利を(むさ)ぼる
私利私欲(ほか)に物なき政治家に左右さる国(わざはひ)なるかな
親密なる朋友(とも)(あいだ)は人の見て(かへ)つて()なる如く思はる
念に念()れし事業の成果こそ天地(てんち)に適する恵みなりけり
(わたくし)の欲望なくば人の世は心(いた)むる(わざはひ)は無し
記憶力(つよ)(よわ)きは敏鈍(びんどん)(ちから)を試めす度衡(どかう)なりけり
日々(にちにち)(おのれ)を責めて世の人を()むるは神の心に(かな)へり
前後(まへうしろ)無きは今日(けふ)()一日(いちにち)と思ひて一事(いちじ)をなほざりにすな
常識は神の誠の道(まな)び得たる智慧より何ものもなし
人生に汗と油のなかりせば四魂(しこん)五情(ごじやう)(あか)き血もなし
神ならぬ人の身なれば十全(じふぜん)(かた)しと知りて直ぐに改め
用の無き人は(きた)らず必ずや裏面(りめん)()りと知りて(まじ)はれ
曲世(まがよ)には(まが)の策略も(とが)無しと唱へて(まが)が世を乱し行く
何事も取り過ぐるより()の人に与え過ぐるぞ過ち(すく)なし
貸主(かしぬし)の忘れたるをば奇貨として返戻(へんれい)せざるは盗人(ぬすびと)なりけり
村肝(むらきも)の人の心の行き()ひは天気の如く(さだ)まりし無し
長上(ちやうじやう)に弁解するは人として難事の中の難事なりけり
篤実(とくじつ)の村には別に法規なし神の友垣(ともがき)法規を知らず
何事も(おの)が心の迷ひより知らず()らずに敵(まね)くなり
世の中に軽挙妄動する罪はいや永久(とこしへ)に消ゆる事なし
世の中に学者賢者と(とな)へられ(しう)愚弄(ぐろう)(めし)を食ふなり
欲望を制し切らずば必ずや死に制せらる世の中と知れ
一切に()らき人々押し()べて(うま)れ乍らに(おのづか)(だい)なり
正しきを貫徹すれば強烈なる邪悪(たちま)ち逃げ()するなり
憂愁(いうしう)に沈む心を押し(ひら)き歓喜の(その)に遊ぶまめ(ひと)
逆境に立つは(おの)れの浅見(せんけん)の罪にこそあれ運命にあらず
惟神(かむながら)かみに()かせば先見の明智(めいち)(おのづか)(そな)はるものなり
先見(せんけん)明智(めいち)無ければ烏羽玉(うばたま)暗世(やみよ)如何(いか)で立つことを得む
千早振(ちはやふる)神より()でし智慧なれば闇路(やみぢ)行くとも(あやま)つこと無し
(うら)(やす)く楽しみ多き世の中を苦しみもがく神知らぬ(まが)
月も日も(きよ)くさやけく照れる世に迷ふは欲の雲あればなり
思ふこと百分一も成らぬ世とくやむは(まが)の叫びなりけり
一善(いちぜん)を為さざりし日は()んとなく心の不快を感ずるものなり
取り()めも無き法螺(ほら)を吹く人間の多き暗世(やみよ)に心ゆるすな
熱心が過ぎて失敗する大も多き世なれば程々(ほどほど)にせよ
反対をさるれば(これ)を応用し進めば(だい)なる勝利とぞなる
不潔なる人の住家(すみか)病神(やみがみ)の鎮座の地点となるぞ由々(ゆゆ)しき
目的と主義の貫徹望みなば先づ実行を第一とせよ
便秘(べんぴつ)心身(しんしん)共に硬塞(かうそく)す流水の(ごと)霊魂(たましひ)を持て
家に(かぜ)山林(さんりん)に火と人に虫(いづ)れも強き仇敵(きうてき)なりけり
目的の善良なれば方法も至つて軽く遂げ(やす)からむ
昭和四・三・一 於高天閣
綾錦(あやにしき)高天原(たかあまはら)神苑(かみぞの)今日(けふ)(めづ)らしく仏法僧(ぶつぱふそう)きく
神苑(かみぞの)の松の(みどり)のすくすくと稜威(みいづ)の光伸び立ちにけり
さらさらと松吹く風の音にさへ天津祝詞の言の葉(ひび)けり
高天原(きよ)き姿をその(まま)に移して栄ゆる綾の神山(かみやま)
なやましき言の葉しらぬ神苑(かみぞの)家鶏(かけ)の声さへ(さや)かなりけり
晴れ渡る御空(みそら)の色の移るかと思ふ(ばか)りに(しげ)神苑(かみぞの)
(まつ)()()梅の(こずゑ)も青々と若葉の(みどり)(すが)しき(その)かな
(あを)池水(いけみづ)清き神苑(かみぞの)彷徨(さまよ)ひ胸を洗ひけるかな
楽焼(らくやき)(つち)京都より届きしと近侍(きんじ)の便りに聞きし今日かな
若々と本宮山(ほんぐうやま)樹々(きぎ)の枝()に光りたり(つゆ)()えたり
(いにしへ)神代(かみよ)の姿をそのままに綾の高天(たかま)(その)に見るかな
君ケ代の千代の(さかえ)()(まつ)り栄え栄ゆる鶴山(つるやま)の松
四面(しめん)(みな)青垣山(あおがきやま)に包まれてこの鶴山(つるやま)(しづか)なるかな
地の上に(ちり)一つ無き鶴山(つるやま)の神の御庭(みには)の荘厳なるかな
(にぎ)はしく祝詞の声の朝夕(あさゆふ)にどよめき渡る(すが)しき神苑(みその)
久し振り綾の聖地に帰り来て心おきなく(やす)らいけるかな
(みぎ)(ひだり)松の若樹(わかぎ)に囲まれて空(あふ)ぎけり宮居の跡に
いぬる(とし)(わが)(はらわた)をゑぐりたる破殿(はでん)(つち)(おと)よみがへる
倫常(りんじやう)(すた)れ果てたる(やみ)()(てら)して救ふ神の御光(みひかり)
命毛(いのちげ)の筆にするさへ肌に(あは)()ふる心地す昔(しの)べば
浮き沈み七度(ななたび)八度(やたび)百千度(ももちたび)世の荒波を(くぐ)り来しかな
国の御祖(みおや)(いつ)(まつ)りし神殿(しんでん)暫時(しばし)(まが)(すさ)びに任せり
皇神(すめかみ)(うづ)御在舎(みあらか)建つる日の待たれけるかな鶴山(つるやま)の空
鶴山(つるやま)(うづ)風光(ふうくわう)憧憬(あこが)れて日の()るるさへ忘れけるかな
鵺鳥(ぬゑどり)の影も何時(いつ)しか消え去りてほととぎす()鶴山(つるやま)の森
()りしきる五月(さつき)の雨も白雲(しらくも)の空()き渡る山ほととぎす
昔より神の(えら)みし聖場(せいじやう)(われ)言霊の雄たけびを為す
行き()はす空の村雲(なが)むれば世の移り行く(さま)に似しかな
縷々(るる)として尽きざる神諭千万言(せんまんげん)繰り返しつつ(にしき)(はた)織る
現世(うつしよ)の事さへ()かぬ人草(ひとぐさ)御国(みくに)を諭す(わざ)(かた)きも
選まれて神の手代(てだい)の宣伝使四方(よも)()りゆく(てん)の福音
罌粟(けし)(つぶ)の如き小さき罪科(つみとが)(はら)はずあれば根の国を生む
宣伝使(かたち)あるもの目にかけずいや進みつつ天国(てんごく)建てゆく
天国に昇る身魂(みたま)は必ずや月の霊国(れいごく)階段を踏む
()(ごと)の一つ(かな)へば又一つ()(ごと)の湧く浮世(うきよ)なりけり
平然と大震災の(なか)に立ち人を救ひし大本信徒(まめひと)
目に見えぬ神の御姿(みすがた)朝夕(あさゆふ)(をろ)がみ(つか)ふる(われ)となりけり
(えん)の糸に結ばれ(われ)和妙(にぎたへ)の綾の高天(たかま)(にしき)()織る
蓮華台(れんげだい)昇りて見れば月()えて樹々(きぎ)(こずゑ)(つゆ)の玉()
遠国(ゑんごく)の空まで照らす大本の御教(みのり)全地(ぜんち)の光なりけり
鬼の住みし丹波(たんば)の国の山奥に光の神の()づる御代(みよ)かな
()の道の奥処(おくが)に深く分け()りて浦安国(うらやすくに)の鍵を握れり
そむきたる人も追々(おひおひ)大本に蘇生(よみがへ)()る時となりけり
年を()(わが)植ゑ込みし神苑(かみぞの)諸木(もろき)見まがふ(ばか)(しげ)れり
能亞(のあ)の船龍宮館(りうぐうやかた)につなぎおきて誠の人を待つぞ久しき
本宮山(ほんぐうやま)登りて見れば言ひ知れぬ悔しさの湧く神殿(しんでん)(あと)
(もち)()の月円山(まるやま)に輝きて霧の丹波も明け()めにけり
(よる)となく又(ひる)となく大本の神の大道(おほぢ)辿(たど)(われ)かな
路傍(ろばう)(あひ)逢ふ人々も同胞(はらから)となりて(つか)うる神の道かな
怖るべき物は()の世に一つなしされど(まが)れる道は(あや)ふし
昭和四・六・一九 於教主殿
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