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池辺の鶴（昭和10年1月号）
インフォメーション
題名：
言華
著者：
出口王仁三郎
ページ：
下巻 351
概要：
備考：
タグ：
データ凡例：
データ最終更新日：
2025-10-18 22:22:22
OBC ：
B145400c85
朝津日
(
あさつひ
)
は
波間
(
なみま
)
にうかび
真鶴
(
まなづる
)
は池のみぎはに君が代を歌ふ
君が代の千代田のほりのみぎは
辺
(
べ
)
に遊べる鶴の声はさへたり
池の
辺
(
へ
)
に何をあさるか
真鶴
(
まなづる
)
は雪の
朝
(
あした
)
をたたすみて居り
ほそ長き
清
(
きよ
)
きすがたを
水底
(
みなそこ
)
にうつして遊べる池の
辺
(
へ
)
の鶴
神そのの池の
汀
(
みぎは
)
に遊べるはいしすゑかたき
黒金
(
くろがね
)
の鶴
大空
(
おほぞら
)
につばさを打てる
真鶴
(
まなづる
)
のかげ池の
面
(
も
)
に
清
(
きよ
)
くうつれる
朝津日
(
あさつひ
)
は
波間
(
なみま
)
にうかび
真鶴
(
まなづる
)
は池のみぎはに
羽
(
は
)
ばたきして居り
神そのの池のそこひのうろくづも
浮
(
うか
)
び
上
(
あが
)
らむまなつるの声に
池の
辺
(
へ
)
の松の
梢
(
こずゑ
)
にしとやかにたたすむ鶴のかげはさやけし
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