霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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言華(昭和8年3月号)

インフォメーション
題名:言華 著者:出口王仁三郎
ページ:下巻 230
概要: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:2025-10-18 22:22:22 OBC :B145400c68
()りて帰る夕べを人の尾の坂になやみぬ雪解(ゆきげ)の春を
ぐらぐらと空の奥より()る雪をわけつつ進みぬ宣伝の旅
わが思ふ心あかさむ(すべ)もなし雲りきりたる世の人々に
木枯(こがらし)に吹きまくられて山路(やまぢ)行くも神代(かみよ)の春を思へばなりけり
踏みてゆく道の隈手(くまで)(つつが)なく三十余年を越えて()しわれ
百舌(もず)(すずめ)雲雀(ひばり)の群にかこまれて三十余年を道のりにけり
幾度(いくたび)か涙の川をうち渡りなやみの谷を過ぎて()(われ)
醜神(しこがみ)のいたけりくるふ闇の世もむねに朝日のかげを仰ぎつ
いづくよりか神の光のさしそひて吾は悪魔の中をよぎれり
一人のみただ一人のみ奥山の(たき)にかかりし若き日のわれ
わが胸をいためし事の幾度(いくたび)か頑迷愚霊(ぐれい)(まが)を教ふと
秋山の紅葉(もみぢ)の色の(くれない)は世のためつくす()が心はも
夜昼(よるひる)のけじめもわかずかりごもの世をなげきつつ人を教ふる
秋ふかみ神路(かみぢ)の山の紅葉葉(もみぢば)天照(あまて)らす神の御衣(みけし)なるらむ
このままに死なんはをしと千早振(ちはやふ)る神の大道(おほぢ)をふみし()れなり
風さむき冬の夜更(よふ)けを洋燈(やうとう)のもとに神書(みふみ)を書きつづけたり
庭の()椿(つばき)の花の(おと)もなく落つる夕べをはかなむ人の世
幾度(いくたび)か死よりもつらき苦しみを味ひにつつ()れは生きたり
月花(つきはな)も知らず過ぎけり三十年を神の御為(おんため)身を捧げつつ
ひそやかに曲津(まがつ)のおそふ世の中を安けく生きよ神にまかせて
まなかひに()らねば(しこ)八十神(やそがみ)は人の身魂(みたま)をうかがひ()るなり
しめやかにみ(のり)を聞きし夕暮は月の(おもて)もわけて(すが)しき
大空(おほぞら)のひろきがなかに二つなきわが(たましひ)をなげ入れて見たき
ま夜中にまなかひさめてふと思ふ人の住む世のあまりせまきを
朝夕に神の(をしへ)を聞きにつつわが(たましひ)はふくらみにけり
世を思ふ涙はあつしみ恵みを感謝の涙はひとしほあつし
(わざ)終へて家路(いへぢ)に帰る黄昏(たそがれ)をうれしみおもふその日の働き
永久(とこしへ)に動かぬ山の心もて神の大道(おほぢ)に仕へたきかな
蒲公英(たんぽぽ)の花にも宿る天地(あめつち)の神のめぐみを()のあたり見る
もの思ひ日日(ひび)にたえねば天地(あめつち)の神なつかしみ道に従ふ
人を愛し人を恋ふるはかんながら神のたまひし誠の心ぞ
かむながら自然の道をたどるこそ人のふむべき道義なりけり
かびの生えし(ふる)道徳のからをぬぎて()れは自然の道を歩めり
孔孟(こうまう)(をしへ)仏耶(ぶつや)の説法も世に()れられぬ時となりけり
緋衣(ひごろも)を着かざりくさい顔をして聖者をよそほふ世捨人(よすてびと)あはれ
既成宗教(ふる)き道徳()にすたれ真教(しんけう)のなき末世(まつせ)はさびし
今の世に()が大本の道なくば世はたちまちに(やみ)となるべし
世は(くだ)ち人の心はねじけつつ地獄の(さう)日日(ひび)に深めり
つくづくと思へば淋しき世となりぬ内外(うちと)(きこ)ゆる(とき)の声しげし
青山(あをやま)の空にかかれる月光(つきかげ)を鏡と窓辺にわが神書(みふみ)()
雨もよし風もまたよし(いかづち)も人の()守る神のいさをし
千早振(ちはやぶ)る神の大道(おほぢ)をさとりてゆ見る月かげはわけてさやけき
野に山にしたたる(つゆ)(あま)わたる月の鏡の恵みなるべし
()ながらに外国(とつくに)の便り聞き()るもひらけたる世の恵みなりけり
雨の日も風の夕べも知らぬがに三十余年を(みち)説きしわれ
昼夜(ひるよる)をゑらぎて(くら)す人の家は誠の神の(たち)となるべし
足引(あしびき)の山の奥にも月読(つきよみ)の恵みの(つゆ)はうるほひにけり
富士(ふじ)()のみ(そら)()ゆるかげ見つつ()()(もと)稜威(みいづ)をおもふ
現世(うつしよ)をわかれてゆかむ(たましひ)永久(とは)住家(すみか)高天(たかま)の原なり
しんしんと雪()る山を越えにつつ道()りし日の()れ若かりき
心なき舌の(つるぎ)にかこまれて()(こと)問はず道に仕へし
死後の国ありとはかたく信ずれど(をし)まるるものは(いのち)なりけり
国民(こくみん)の心の悩みまつぶさにミカエルたちてはらはせ給はむ
大祥殿(たいしやうでん)(のり)(はなし)聞きにつつ心の光はときめきわたる
白梅(しらうめ)の花をかざして永久(とこしへ)の春を御開祖(みおや)は天に昇りぬ
わが思ふ(のぞみ)はなかばとげねども今日(けふ)生日(いくひ)を楽しみて居り
ひしひしと心に迫る悲しみを(はら)はせたまふいづのめの(のり)
永久(とこしへ)にこの世のものにあらじかし人の生命(いのち)(たま)の故郷よ
神書(かみふみ)座右(ざいう)におきて朝夕を一人つつしむ天国の(たみ)
永久(とこしへ)に月日をうつす瑞御霊(みづみたま)神の心はほがらかなりけり
(とき)をりに()が歌()むも楽しみのためにはあらじ道説かんため
大方(おほかた)の世の人々は相応(さうおう)になげかひもてり神知らずして
法悦の涙にむせぶ()れにしてなげきの涙かはき果てけり
(まこと)てふものは断然なき世かな言の葉草(はぐさ)のいや(しげ)らひて
父母(ちちはは)はからたまの親()の神は()が玉の緒の(いのち)の親なり
これといふ喜び持たぬ()れながら心の神にゑませられゐる
大木(たいぼく)(こずゑ)に宿る百島(ももどり)のやすさ思ひて神にすがらな
わが思ふ心の誠は歌となり言霊となりて世に響くなり
時鳥(ほととぎす)姿を見せずなき渡る声にひそめる開祖(みおや)のなげかひ
地の上の旅を終りてまだ見ざる天津(あまつ)神国(みくに)へゆく人の(たま)
おほけなくも神のみ(くに)のあちこちに蕃神(からかみ)(やかた)のあるは(さび)しも
雑踏の(ちまた)に居ながら淋しきは神の恵みを知らぬ人草(ひとぐさ)
ひたすらに身魂(みたま)を神に任せつつ死後のみくにを作りおかまし
()の神の救世(きうせい)の舟に(うか)びたり誠ある人(つど)(みなと)
たなつものゆたかに実る神国(かみくに)(みづ)(みたま)のよさす天国(てんごく)
喜びの色を(たた)へて(つど)ひ来る人の(さわ)なる地上霊国(れいごく)
()の神のひらき給ひし天国は千代を寿(ことほ)鶴山(つるやま)にあり
()(もと)の生命線にあたらしく満洲国は建てられにけり
(いそ)(かみ)古き日本(やまと)(たましひ)を植ゑつけ照らす満洲の国
皇軍の稜威(みいづ)かがやく唐国(からくに)の野に建てられし満洲の国
夜昼(よるひる)のけじめもわかずおそひ来る(しん)満洲の匪賊(ひぞく)なやまし
旗色(はたいろ)のよきにまつろひ(はた)いろの(わる)きにそむく満洲の(たみ)
満洲の民の心をなごめつつ愛善の旗ひるがへしゆく
何一つ野心をもたぬ()(もと)猜疑(さいぎ)(まなこ)光らす国国(くにぐに)
日本(やまと)(だま)わが神国(しんこく)になかりせば満洲国は(あやふ)かるべし
満洲の国民性(こくみんせい)を調査して時期相応の政事(せいじ)をなすべき
潮泡(しほなは)のこりてなるてふ外国(とつくに)は満洲国に目をみはり()
内外(うちそと)の蒙古に(ちから)(つく)さずば満洲国は(あやふ)かるべし
わが国の約三倍の土地をもつ満洲国の難治(なんぢ)をおもふ
支那ロシヤ蒙古の国に囲まれし満洲国の難治(なんぢ)をおもふ
わが建てし愛善会の精神は国と人との(かき)とるにあり
わが()りし人類愛善の提唱にさやらんものはあらじと思ふ
厳魂(いづみたま)大本ひらきみづみたま人類愛善の道をひらけり
地の上にわが名のくまなく及ぶ時ミカエルみろくはあらはれ給ふ
ひねくれしわが同胞(はらから)は世の(をは)(きた)らんまでは目ざめざるべし
蕃神(からかみ)(しこ)(をしへ)にあざむかれわが国民(こくみん)の心くもれり
千早(ちはや)ぶる神のみ(くに)()(もと)もその内実は蕃神(からかみ)の国
神国(しんこく)の誠の道をさとさむといそしむわれをあざける国民(こくみん)
頑迷なるわが国民(こくみん)もやむを得ず(まなこ)さまさん時は(ちか)めり
四面(しめん)楚歌(そか)(うち)よりエス語を採用し世界に誠の道をひらきし
支那道院紅卍字会と提携し日支(につし)親善のためにつくせし
国国(くにぐに)(をしへ)(つかさ)とあひ計り世界平和の為につくせり
朝夕(あさゆふ)を神の大道(おほぢ)に仕へつつ絵をかき歌()(ひま)もてりけり
「神の国」「真如の光」「明光(めいくわう)」誌われ世のために刷り(はじ)めたり
終日(ひねもす)を流れてつきぬ川の瀬にわがなす(わざ)を思へば(はづか)
人知れず世をなげかひし大本の開祖(みおや)の心をかたじけなみ思ふ
(うら)安く見ゆれどわれは惟神(かむながら)神のみわざにいとまなき身よ
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