霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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言華(昭和6年9月号)

インフォメーション
題名:言華 著者:出口王仁三郎
ページ:上巻 293
概要: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:2025-10-18 22:22:22 OBC :B145400c47
むつかしき世とはなりけり(うへ)(した)重鎖(おもり)となるべき石のなければ
天狗風(てんぐかぜ)にはかに吹きて合羽屋(かつぱや)親爺(おやぢ)(ほり)におちんとぞする
雛段(ひなだん)に虫喰ひ人形置き並べ酔うて狂へる世こそかなしき
田吾作(たごさく)旗持(はたもち)人形が雛段(ひなだん)の上にがんばる世こそさびしき
シグナルのやうな男が雛段の上にがんばる世はくだちたり
ライオンの姿(すがた)地上に消えうせて痩犬(やせいぬ)一つ吠えたけりゐる
骨と皮ばかりになりし痩犬(やせいぬ)の老いたる姿のみじめなるかな
日の本は神のひらきし神の(くに)神の()でずば治まらぬ国
(けだもの)のサツクばかりになりはててまことの人間(すく)なき世なり
霊的に人の心をしらぶれば人らしき者まれなる世なり
かりごもの乱れに乱るる世の中を手をつかねみる(けだもの)のサツクよ
()が思う十(ぶん)一の働きをする人なきに朝夕(あさゆふ)さびしむ
(くち)ばかり達者なれども肝腎の働く手足は糸の(ごと)細き
今の世に()が大本の道なくばこの行く先はあやふかるべし
これと云ふ人間のなき世の中にまことの道を説くは苦しき
私利私欲のみにふけりてわが国の行先(ゆくさき)思はぬけもの多きも
衣食住(いしよくじゆう)これより(ほか)に望みなき(けだもの)のはばる世こそさびしき
恥と云ふことを知らざる今の世は百鬼(ひやつき)昼行(ちうかう)の姿なりけり
自己愛の欲にかられて人の道よこしまに行く(かに)の世の中
骨のなき(たこ)にも似たり今の世は吸ふことばかり考へてゐる
人の(あせ)人の(あぶら)をしぼりつつ生血(いきち)まで吸ふ餓鬼の世の中
レツテルをはがして裸にして見れば骨と皮とのがりがり亡者よ
上も下もがりがり亡者の充ち満ちて神の御国(みくに)は地獄となれり
(やうや)くに秋(ふか)みつつ遠近(をちこち)山野(やまの)にすだく虫の()かなしき
骸骨(がいこつ)草葉(くさば)のかげをぬけ出して風のまにまにうかれ()でたり
骸骨(がいこつ)がかなしき声をしぼりつつ秋野の虫の如くさえづる
中原(ちうげん)の鹿を()んとて牛馬(うしうま)が猫の如くになりて騒ぐも
猫なればまだしもよけれ溝池(どぶいけ)(かはず)となるが関の山なる
天津神(あまつかみ)生ませたまひし神国(かみくに)を守り()べきや(かはず)の身にして
人間と(うま)()でたる尊さを忘れてけものの真似のみぞする
虫けらの如き真似のみするめいかおあしばかりをほしがる(たこ)野郎
(とし)()や虫なく頃となりにけり(かはず)にならんとさわぐこの(あき)
この(あき)真葛(まくづ)(はら)(かはず)なく日比谷(ひびや)(はら)のおたまじやくしと
人間の(くず)ばかり出る府議(ふぎ)候補()をきくさへも(いや)になるなり
人間の(くず)(くず)をば選挙する今年の秋は虫の()しげし
ろくな事一つもなさず云いもせずおさまりかへる糞壺(くそつぼ)(かはず)
(きよ)し虫の()(すが)しこの秋をお玉杓子のさわぎたつるも
溝池(どぶいけ)にそだちしお玉杓子()(かはず)となりて何も出来なく
蛇さへも呑まぬきたなき糞蛙(くそかはず)(ただ)ガヤガヤと鳴くばかりなり
(かね)たたき馬追(うまおひ)松虫(まつむし)鈴虫(すずむし)(こほろぎ)(こゑ)(かはず)にまされる
(むこ)ふみずに日比谷ケ原を飛び()へば人の(かはず)と名づけたりけむ
千早振(ちはやふる)る神の御国(みくに)をけがしゆく(かはず)の言霊いたくにごれり
不景気の(かぜ)吹き(すさ)ぶこの秋を(かはず)にならんと馬鹿(うましか)がさわぐ
馬鹿(うましか)も猫も(ねづみ)犬豚(いぬぶた)(かはず)()まんと血眼(ちまなこ)の秋
宗教をこはたんとして痴人(おそびと)(しこ)痴事(おそごと)するぞゆゆしき
反宗教運動なせる痴人(おそびと)数珠(じゆず)つなぎにされしさみしき(あき)なり
神の()る尊き国の有難さ知らぬ痴人(おそびと)外国(とつくに)をしたふ
外国(とつくに)魔神(まがみ)(をしへ)にあざむかれ男も()づるまねする(をんな)
女学校(じよがくかう)(もん)よりはき出す怪物は女の顔した男のみなり
男にもあらず女に非ずして(たこ)にも似たる大学生かな
日の本の国の名のみは残れども外国人(とつくにびと)やけもののみ住む
(けだもの)のサツクばかりがうようよと神の御国(みくに)朝夕(あさゆふ)けがすも
神言(かみごと)朝夕(あしたゆふべ)(とどろ)ける天恩郷は神の御舎(みあらか)
君が代の千代ことほぎて()が建てし石の宮居(みやゐ)はとこしへなるべし
高台(たかだい)の上にそびゆる一本(ひともと)公孫樹(いてふ)に似たるわがすぐせかな
(昭和六・九・二 於明光殿)
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