霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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言華(昭和9年3月号)

インフォメーション
題名:言華 著者:出口王仁三郎
ページ:下巻 336
概要: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:2025-10-18 22:22:22 OBC :B145400c80
政策家は(さは)にあれども真正(しんせい)の政治家の無き日本は(さび)しも
皇国の天皇政治の尊さを知らぬ蛆虫(うぢむし)の騒ぐ御代(みよ)なり
今頃に政党政治の夢を見る政策者(りう)の遅れたるかな
既に既に政党政治の弊害を(わが)国民(こくみん)諒知(りやうち)して居り
一人(いちにん)の政治家のなき我国(わがくに)の前途おもへば淋しかりけり
上下(しやうか)一致(こころ)を一つに固め合ひて非常時日本のなやみを(ひら)けよ
財閥の擁護の(もと)呼吸(こきふ)せる政府の腰は相当のものよ
どこまでも政党政治で進まむと空気のぬけた政策家は云ふ
田舎町(ゐなかまち)の八百屋の店にさらされし南瓜(かぼちや)()うな政策家さびし
日本には(ただ)一人(いちにん)の経済学者(あら)はれずして行き(づま)りたり
土偶(でく)(ばう)いく(たび)首を()ふるとも(わが)皇国の政治は成らず
聖賢(せいけん)()(ひそ)みつつ(いたづ)らに御代(みよ)の乱れを(なげ)くのみなる
政乱家(せいらんか)日比谷(ひびや)(はら)に集まりてガヤガヤさわぐ春は来にけり
我国(わがくに)は一大家族を(しゆ)となせる神の国なりあやまる(なか)
大家族制度の日本の真諦(しんてい)を政乱家()に悟らせ()きかな
廃帝(はいてい)にあらざる支那の皇帝を執政とせし政策家の迂愚(うぐ)
政治家の一人(いちにん)もなき()(もと)下手(へた)な政策ばかりするなり
支那(こく)の皇帝(さま)にしておけば連盟脱退もおこらざりけむ
ハイカラが支那皇帝を執政に擁立したる愚策にあきるる
一寸先(いつすんさき)向ふの見えぬ(かはづ)()が下手な政策ばかりするなり
東京の中心地点にリンチまで(おこな)はる世は(すゑ)なりにけり
赤門(あかもん)(くぐ)れば大半(たましひ)は赤く染まりて世を乱すなり
皇道の真意を知らぬ教授(れん)(うづ)めて見度(みた)く思ふ春なり
国家意識なき宗教は(ことごと)くもとつ御国(みくに)にかへしやるべし
一人(いちにん)の政治家もなく一人(いちにん)の経済学者のなき世は淋し
皇道の根本(こんぽん)本義を知らずして皇国(すめらみくに)の治まるべきやは
久原(くはら)()の皇道経済論を読みてますます(こころ)淋しくなりぬ実業家の久原房之助が書いた『皇道経済論』昭和8年(1933年)刊。久原は王仁三郎と交流があった。
堂堂(だうだう)たる政策家にして(かく)の如しと思へば淋し国の前途は
政党政治ひらけてここに()十年日本(やまと)(みたま)は消え()せにけり
選悪(せんあく)か日比谷ケ原に集まりて亡国的の政錯(せいさく)を練るも
(てん)の時(やうや)く到りて満洲国(まんしうこく)の帝政実現の(ひかり)見えたり
満洲は今後に於ける全世界の鎌倉となる運命を持てり
雁首(がんくび)幾度(いくたび)()ふるも神国(しんこく)は神知らぬ人の知る国にあらず
皇道の真意を知らぬ政乱家(せいらんか)(とき)得顔(えがほ)なる御代(みよ)は淋しき
順天(じゆんてん)安民(あんみん)の時は到りぬ満洲に皇帝立ちて平和は()出せり
(わが)希望やうやく叶ひて満洲に新帝国は(うま)()にけり
(われ)かつて満蒙国に()りたるも今日(こんにち)あるを知りたればなり
政錯家(せいさくか)(かはづ)は日比谷に集まりて(かね)くれくれと鳴き立つるなり
博士(はかせ)を売り校長を売り勲位(くんゐ)売る苦々(にがにが)しき世は()()でにけり
通商条約残らず期限すぎ去りて外国国(とつくにぐに)と交渉なき国よ
連盟を脱退したる我国(わがくに)は自主独立の機運に(むか)へり
外国(ぐわいこく)に追従したる外交の更生すべき昭和の御代(みよ)なり
此の春は(わが)日本(ひのもと)の更生の警鐘(けいしよう)ひびく運に(むか)へり
()(もと)の一大使命を中外(ちうぐわい)に声明すべき時は迫れり
皇道の本義(ほんぎ)人類愛善の大旨(たいし)を声明したき今日(けふ)なり
皇道は大統一を主旨となす日本(にほん)に党派の必要は無し
憲法は広く会議をせよとあれど党を組めとの条章(でうしやう)は無し
政党を造りて自己の名誉欲物質欲を充たさむとせり
国民(くにたみ)は大政党の弊害に(みな)飽き果てて更生(かうせい)望めり
政界を高処(かうしよ)に立ちて見渡せば皇道悟りし政客は無し
政治家の一人(いちにん)も無き我国(わがくに)政錯家(せいさくか)のみうごめき立てり
教育の大本(たいほん)を知らぬ空気ぬけが大学教授の要職()()
次ぎ次ぎに学者の仮面はぎとられ(みぐる)しき(さま)を世に(さら)すなり
財閥は(ちから)限りに政党の存続擁護に心を(こが)せり
法律を何程(こまか)発布(はつぷ)するも運用すべき有魂者(いうこんしや)は無し
何事も規則づくめで治まると思へる役人の愚さを思ふ
第一に日本の(くに)の官公吏はその霊魂(れいこん)改築(かいちく)をせよ
政治工作(くち)には言へど実力の(あひ)(ともな)はぬ下手(へた)大工(だいく)のみ
下手(へた)大工(だいく)が政治工作(とな)へつつ平和の殿堂打ち(こは)すなり
財閥の断末(やうや)(ちか)づきて既成政党に秋波を送りつ
国民(こくみん)の利益を悉皆(しつかい)壟断(ろうだん)して威張りし(やから)の終末近し
宗教は数多(あまた)あれども()(もと)(ちから)と成らむ団体はなし
政事(せいじ)宗教学問(いづ)れも()(もと)国体(こくたい)を破る悪魔なりけり
()(もと)に陸海軍の誠意あればまだ国民(こくみん)(なげ)くに及ばじ
(とり)()(あづま)(のぼ)りて政界の醜き姿見つつ(さび)しむ
一人(いちにん)の誠らしき選良のなき我国(わがくに)(あや)ふかりけり
春さりて日比谷ケ原に群がれる(かはづ)の声は泥を吐くなり
大空(おほぞら)(あを)より()だる(いかづち)(とどろ)く見れば逃げ去る(かはづ)
(はらわた)のなき糞蛙(くそがへる)(どろ)試合に四辺(あたり)の空気は糞臭(ふんしう)(はな)てり
乱れたる世を見捨てずと大神(おほかみ)はこの地の上に神使(しんし)(くだ)せり
経綸(けいりん)の只一つなき為政者のかぢり(つき)主義に国民(くにたみ)飽きたり
いつの日か(すめら)御国(みくに)のおんために活動せむと(とき)待つ人あれ
国民(こくみん)は云ふも更なり世界中の人の驚く時は(きた)らむ
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