霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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言華(昭和7年4月号)

インフォメーション
題名:言華 著者:出口王仁三郎
ページ:下巻 62
概要: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:2025-10-18 22:22:22 OBC :B145400c55
神国
千早振(ちはやふ)(もと)御神(みかみ)の開きたる(わが)()(もと)永久(とは)安国(やすくに)
天津神(あまつかみ)国津御神(みかみ)をまつりつつ忠孝(まつた)き元津神国(かみくに)
永久(とこしへ)(たみ)安かれと皇御孫(すめみま)(みこと)()らす()(もと)の国
忠と孝を(のり)(もとゐ)万代(よろづよ)のいしずゑかたき葦原(あしはら)の国
()(もと)(うづ)神国(かみくに)何処(いづこ)にも産土の神(まつ)らぬはなし
天上(てんじやう)より万世一系の皇統の天降(あも)り給ひし()(もと)(たふと)
五倫五常(みち)あきらかに世は安く忠孝(つよ)(おほ)()(もと)(くに)
洋人(からびと)も光は東方よりと待つその神国(かみくに)()(もと)なりけり
東方の光となりて地の上の(やみ)照らすべき国は我国(わがくに)
万代(よろづよ)天津(あまつ)日嗣(ひつぎ)(しろ)()す尊き清き安き神国(かみくに)
細矛(くはしほこ)千足(ちたる)の国や浦安の御名(みな)を負ひたる日本(やまと)神国(かみくに)
山川(やまかは)(きよ)くさやけく人心(ひとごころ)(なほ)(ただ)しき()(もと)の国
()(もと)は愛善の国忠孝(ちうかう)()つて治むる(うづ)の国なり
八百万(やほよろづ)神の守らす日の国はこの地の上の祖国(おやぐに)なりけり
神国(しんこく)と云へど国民(こくみん)ことごとく(かみ)知らぬ国となれる忌忌(ゆゆ)しき
神国(しんこく)縁由(ゆかり)を説けば迷信と鼻であしらふ世となりにけり
天照(あまてらす)皇大神(すめおほかみ)の守ります生きたる国は()(もと)の国
外国(とつくに)(あなど)り受けしことのなき(わが)()(もと)(かみ)守る国
忠勇(ちうゆう)仁義()比類(ひるゐ)なき()(もと)は世界に模範を示す神国(かみくに)
()(もと)は侵略なさず神人(しんじん)の徳を世界に(ほどこ)神国(かみくに)
極東に悠然として万世(よろづよ)を保持して()君子国(くんしこく)日本(にほん)
()(もと)は大地の真秀良場(まほらば)常磐(ときは)なす松のみどりの栄ゆる御国(おんくに)
神代(かみよ)より三種(みくさ)神器(しんき)伝へたる(わが)神国(かみくに)万世(よろづよ)動かじ
天地(あめつち)の恵みあまねき神国(かみくに)()まれし(われ)ぞ何を(なげ)かむ
自給自足の神の御国(みくに)にありながら外国品(ぐわいこくひん)を用ゆる国民(くにたみ)
かむながら神の(をしへ)によらざれば平安無事に治まらぬ国
天津日(あまつひ)御恵(みめぐ)(こと)に深ければ日出(ひい)づる国と昔より云ふ
さしのぼる天津日(あまつひ)のごと隆隆(りうりう)と栄え久しき()(もと)の国
高御座(たかみくら)天地(てんち)と共に動きなきわが()(もと)は神の()る国
四海波(しかいなみ)静かに寄する磯輪垣(しわがき)秀妻(ほづま)の国の(たみ)(さち)なる
外国(とつくに)の人もあがむる富士(ふじ)()(わが)()(もと)(かなめ)なりけり
はてしなき(きみ)御代(みよ)こそ天津日(あまつひ)のあつき守りの恵みなりけり
真澄(ます)みたるみ(そら)の奥の天津(あまつ)(くに)()にうつしたる()(もと)の国
八洲国(やしまぐに)島のさきざき落ちもなく神を(いつ)ける()(もと)の国
わが()れし国のほまれを地の(うへ)(をし)へさとすと朝夕(あさゆふ)いそしむ
五十鈴川(いすずがは)清き流れを汲みあげてかわきはてたる(たま)をうるほさむ
(きく)かをるわが()(もと)天皇(すめらぎ)はみろくの神代(かみよ)永久(とは)に知らさむ
敷島の大和(やまと)言葉は地の上のあらゆる国の(つかさ)なりけり
宮柱(みやばしら)千木(ちぎ)(たか)しれる神風(かみかぜ)の伊勢の宮居(みやゐ)御国(みくに)(しづ)
みちみちて()()らひたる言霊(ことたま)(さちは)ひたすくる国は()(もと)
(いそ)(かみ)(ふる)神代(かみよ)の姿かな千木(ちぎ)(たか)しれる伊勢の宮居(みやゐ)
いさましく(いくさ)の庭に立ち()でて(いのち)(をし)まぬ()(もと)(たみ)
産土の神をまつりて忠孝の御教(みのり)をさとす()(もと)の国
国といふ国(おほ)けれど()(もと)の国の心にまさるものなし
⦿()になりてすみきり給ひし()の神の永久(とは)に知らせる()(もと)の国
(つるぎ)太刀(たち)尾張(をはり)の国の大宮(おほみや)に国を守らす御功(みいさを)の神
烏羽玉(うばたま)(やみ)を照らして世を守る大本神(おほもとがみ)()(もと)にます
不二(ふじ)()の雪の白きは千早振(ちはやふ)る神の心の鏡なるらむ
昔より今に動かぬ()(もと)の国のいしずゑ常世(とこよ)なるべし
(ゆたか)なる(あき)の実りも皇神(すめかみ)のよさし給ひし恵みなりけり
浮島(うきしま)世人(よびと)(とな)ふる()(もと)の国の(いしずゑ)千代(ちよ)に動かず
(えら)まれし身魂(みたま)なるべし()(もと)の国に(うま)れし人のことごと
()(きやう)(けん)三種(みくさ)の神器の(つた)はれるわが()(もと)は神の()す国
政治宗教教育芸術ことごとく神代(かみよ)のままに改めたきもの
天国(てんごく)をこの地の上に()たさんと思ふはわが身の願ひなりけり
根の国の霊魂(みたま)となれる国民(くにたみ)(たま)神国(みくに)にかへしたくおもふ
()(もと)の平安無事を祈りつつわれは朝夕(あさゆふ)神の道()
細矛(くはしほこ)千足(ちたる)の国の芽出度(めでた)さは外国(とつくに)(いくさ)にをかされしことなし
厭離(えんり)穢土(ゑど)(のり)法師(ほつし)(とな)ふれどわが()(もと)(うづ)神国(かみくに)
栄枯(えいこ)盛衰(せいすゐ)(つね)なき世界の国国(くにぐに)に比ぶるものなく栄ゆる神国(かみくに)
大神(おほかみ)の朝な夕なに守らせるわが()(もと)の国は安国(やすくに)
(こころ)(きよ)(なほ)(ただ)しき人人(ひとびと)のゆるされて住む()(もと)の国
(そびら)には()はたてじとて進み行く神の守れる大和(やまと)御軍(みいくさ)
外国(とつくに)(をしへ)神国(みくに)にひろごりて御民(みたみ)のこころ(くも)らひにけり
国国(くにぐに)胞衣(えな)と成り()でし()(もと)は世界に比類なき神の国
百八十(ももやそ)の国はあれども()(もと)にまさりて清き国あらじと思ふ
万代(よろづよ)(いしずゑ)かたき()(もと)はこの地の上の天国(てんごく)なりけり
思ふこと思ふがままになる世なり言霊たすくる()(もと)の国は
()(もと)の国に(うま)れて外国(とつくに)霊魂(みたま)のいつく曲津神(まがつかみ)ども
四方(よも)の国(せま)()るとも何かあらむわが()(もと)は神の()る国
常世波(とこよなみ)敷波(しきなみ)寄する磯輪垣(しわがき)秀妻(ほづま)の国を夢な(わす)れそ
高砂(たかさご)尾上(おのへ)の松に田鶴(たづ)すみて千代を寿(ことほ)ぐ浦安の国
大本
(れい)(りよく)(たい)三元(さんげん)によりて道を説く宇宙真理の大本の(のり)
既成宗教に超越し生けるまことの神を説く道
一切の宗教教理に超越し三世(さんせ)をさとす大本の道
肯定しつつ既成宗教改革を叫ぶは何の(えき)かあらんや
千万(ちよろづ)の悩み苦しみ浴びながら世を(ひら)きたる大本の(のり)
玉の緒の(いのち)死せむと思ふまで(よろづ)(まが)に襲はれたりけり
何ごとも神の心とあきらめて進展主義をとりし大本
大本は宗教にあらず()(もと)国教(こくけう)とすべき運命(うんめい)をもつ
信教は自由なれども国教(こくけう)はわが()(もと)特有教(とくいうけう)なり
国境を超越すべき宗教はわが大本をおきて()になし
大本は人のつくりし(のり)ならず惟神(かむながら)なる神の大道(おほみち)
(あき)らけき道をとなへて世を照らすわが大本は世の(しづ)めなり
明らかに治まる御代(みよ)の二十五年正月元旦に()れし大本
大本の開祖は五十七歳で万代(ばんだい)不易(ふえき)の道()き給へり
種種(くさぐさ)のなやみくるしみにあひ(なが)らたゆまず道を()りし御開祖(ごかいそ)
国祖神(こくそしん)かかりて道を()らせども(やみ)世人(よびと)の耳には()らず
おちぶれし老婆の(げん)とさげすみて(ただ)一人(いちにん)も聞くものなかりき
御開祖(ごかいそ)狂人(きちがひ)として村人は座敷牢(ろうや)をつくり投げ()れにけり
御開祖(ごかいそ)の長女よね子を大槻の鹿造(しかざう)無理にうばひて帰る
鹿造は綾部の町でげじげじのごときらはれし賭博打(ばくちうち)なり
因縁をつけては人を困らせる鬼と云はれし大槻鹿造
座敷牢に開祖を()れおき鹿造は家屋敷までうばひ取りたり
くずものを集めて紙を製造し糊口(ここう)(つな)とし道をとかせり
御開祖(ごかいそ)(をつと)豊助(とよすけ)三年(さんねん)ぶり重き(やまひ)にうちふしにけり
政五郎(まさごろう)の名を襲ひたる豊助(とよすけ)の介抱あつき開祖の貞節
長男の竹造(ちから)(あひ)ならず家を立ち()行方(ゆくへ)をくらます
紙をすき繭糸(まゆいと)をくり(くず)を買ひ細き(けむり)を立て給ひたる
神霊は日夜(にちや)開祖をうながして神代(かみよ)になせと()らす(かしこ)
艮の金神なりと言挙(ことあ)げし国祖の神はかかり給へり
無慈悲なる本宮村(ほんぐうむら)人人(ひとびと)はただあなどりてののしるのみなる
大神(おほかみ)神徳(しんとく)あらはれ遠近(をちこち)の人あつまりて(をしへ)をこひけり
金光(こんくわう)の教会ならば金神(こんじん)をみわけるならむと教会を()はす
営業的宗教ならば金光の教会開祖を邪魔者にする
御開祖(ごかいそ)(みづか)ら亀岡教会に大橋(おほはし)教師をおとなひ給へり
教会の教師大橋(おほはし)亀次郎は開祖を利用せんとたくらむ
亀岡に(しば)しゐませる御開祖(ごかいそ)は多数の信徒(しんと)(やまひ)をいやせり
御開祖(ごかいそ)神徳(しんとく)いやちこなるをきき島原(しまばら)教会は食指を動かす
島原(しまばら)の支所長杉田(すぎた)政治郎(まさぢろう)(むね)をふくめて足立(あだち)をつかはす
大神(おほかみ)はいからせ給ひ御開祖(ごかいそ)を綾部に(かへ)して(みち)とき給へり
福知山(ふくちやま)の金光教会青木(あをき)氏は開祖をいざなひ吾家(わがや)に連れ行く
御開祖(ごかいそ)()らせたまひて教会は日に隆盛におもむきにけり
青木氏はよき米櫃(こめびつ)御開祖(ごかいそ)をいとねんごろにあつかひにけり
御開祖(ごかいそ)をみる目なければ大神(おほかみ)は青木の(やかた)ゆ帰したまへり
新宮(しんぐう)に帰りたまへば京都より足立(あだち)正信(まさのぶ)(のぼ)(きた)れり
艮の金神様を(あら)はすと足立は言葉たくみに()りけり
御開祖(ごかいそ)は足立の言葉をうべなひて綾部に道を説き給ひけり
(くち)ばかり達者なれども正信(まさのぶ)の心きたなく神にかなはず
四五年の(あひだ)足立の正信(まさのぶ)は神あらはすと云ひつつあざむく
(ひがし)より神柱(かむばしら)()ると大神(おほかみ)筆先(ふでさき)(あらは)し待ち給ひけり
三千世界一度に(ひら)く梅の花とこれ筆先(ふでさき)のはじめなりけり
御開祖(ごかいそ)は足立の(ちから)なきを知りよき神柱(かむばしら)を待たせ給へり
高熊(たかくま)の山にさとりし神柱(かむばしら)をいよいよ神はまねかせにけり
大神(おほかみ)御命(みこと)のままに穴太(あなを)より(われ)は綾部にまゐのぼりたり
御開祖(ごかいそ)はたての道とき(われ)(また)よこの道とき大本を(ひら)
たてよこの御魂(みたま)(つど)ひて(にしき)おるわが大本の道は生きたり
既成宗教の(から)を破りて(あたら)しき光とあれし大本の道
千万(ちよろづ)の悩みをあびて世に広く現はれ()でし大本の道
百千度(ももちたび)悩みの坂をのりこえて広き大道(おほぢ)を宣れる大本
天地(あめつち)の神の心のそのままをわが大本は世に(ひら)くなり
惟神(かむながら)神のまにまに(ひら)けゆく生きたる道は(あや)の大本
経緯(たてよこ)(はた)経綸(しぐみ)厳瑞(げんずゐ)(ふた)はしら(がみ)守る大本
(めず)らしも二人の教祖あらはれて世の大本の道(さか)えたり
()(もと)は云ふも(さら)なり地の上のあらゆる国国(くにぐに)にひらけし大本
厳御霊(いづみたま)(みづ)御霊(みたま)も牢獄に身をつながれて道をひらきし
死神(ししん)死仏(しぶつ)の道を伊吹(いぶ)きに払ひつつ生きたる神の道()く大本
悩み多き世の人人(ひとびと)を救ふべく救ひの御手(みて)をのぶる大本
芸術を基本となして道をとくわが大本は晴れやかなりけり
活機(くわつき)臨臨(りんりん)旭日昇天の如くなり生けるまことの道とく大本
荒波(あらなみ)のいたけり狂ふ(ひと)(じま)に神をいつきし(あや)の大本
現幽(げんいう)(あわ)せてとける大本の道に比すべき宗教はなし
(いにしへ)の知識も(いま)だ気づかざるわが大本は生ける道()
言行心(げんかうしん)一致の(をしへ)は大本をおきて既成宗教になし
地の上の国のことごと大本の誠の道はひろごりてゆく
()(もと)にもし大本の道なくば世人(よびと)の悩み晴るる時なし
既成宗教の列に加へて大本を説かんとするはおろかなりけり
(いにしへ)の神の(をしへ)をそのままに生かして説ける(あや)の大本
不老不死の(みたま)生命(いのち)をさとりつつ死後の世界を(をし)ふる大本
(うづ)もれし神霊ことごと世にあげて神国(みくに)を守る大本の道
愛善の誠ごころを(たて)として活動(つよ)き大本の道
四方(よも)の国(みな)ことごとく大本の道に(したが)ふ世は(ちか)みけり
乱れ行く世を(ただ)さんと日に月にわれ大本の道を宣りけり
常闇(とこやみ)に迷へる世人(よびと)の光明と(あら)はれ()でし生ける大本
久方(ひさかた)の神の(をしへ)をそのままに人意(じんい)加へず(ひら)く大本
二柱(ふたはしら)教祖(なら)びて世の(ひら)くわが大本は世の光なり
瑞御魂(みづみたま)霊界をとき厳御魂(いづみたま)現界(げんかい)の覚醒をとける大本
世を救ひ国を(ひら)きて天地(あめつち)の神の(ちから)をあらはす大本
大本は世界唯一の(をしへ)なり生命(いのち)のもとをつぶさにさとす
(あめ)(した)四方(よも)の国国(くま)もなく愛善の道ひらく大本
世の中の(すべ)ての宗教を凌駕(りようが)して栄え果てなき愛善の大本
宣伝使
わが国は云ふも(さら)なり外国(とつくに)のすみずみまでも大道(おほぢ)()り行く
大神(おほかみ)(うづ)御法(みのり)内外(うちそと)に教へ導く宣伝使かな
あやまたじ(けが)さじと日夜(にちや)真心(まごころ)をつくして道をつたへ行くかも
(わたくし)のこころ(まじ)へずかむながら誠ひとつを四方(よも)に宣り行く
愛善の誠の光を照らしつつ(ちから)のかぎり道()神使(みつかひ)
炎熱(えんねつ)寒気(かんき)も恐れず一筋(ひとすぢ)世人(よびと)のために道にいそしむ
天地(あめつち)(のり)のまにまに伝へ行かむ(なほ)(ただ)しき心(いだ)きて
宣伝の旅にしたてば野も山も草木(くさき)もゑらぎ寄り()大道(おほみち)
天国は愛と善との世界なり地上に愛善の誠をほどこせ
惟神(かむながら)神にならひて道の為め世の為ひらく神のいさをし
五十鈴川(いすずがは)清き流れに(みそぎ)して(たま)を清めし宣伝使のむれ
内外(うちそと)のけじめもわかず宣伝使わが大本の道を宣りゆく
地の上のあらむ限りは大本の誠の(たね)をまくばりゆかむ
栄へゆくわが大本の功績(いさをし)(みな)宣伝の(ちから)なりけり
天声社印刷工場の職工も(みな)宣伝の用を勤むる
一枚の愛善新聞売るさへも神のみわざのたすけなりけり
からくにの果て迄(みち)を伝へゆくわが大本の宣伝使かな
玉の()(いのち)(まと)にブラジルの荒野(くわうや)に道をひらく御使(みつかい)
死刑(まで)宣告されてブラジルの荒野(くわうや)に道を宣りし人かな
千万(ちよろづ)の悩み苦しみものとせず進みてゆかむ宣伝の旅
大道(おほみち)を宣伝せむと幾度(いくたび)かわれは悩みの坂を越えたり
猜疑心(さいぎしん)深き日本の宗教家にわれ幾度(いくたび)か悩まされたる
うからやから友垣(ともがき)までもわが道にさやりし事の幾度(いくたび)なりしよ
大神(おほかみ)の高き稜威(みいづ)(まも)られて安く大道(おほぢ)をひらき()にけり
道の(ため)世の(ため)われは一日(いちにち)の余裕なかりし三十年(みそとせ)()
春の花(あき)紅葉(もみぢ)をよそにして世の為(みち)の為にいそしむ
つとむべき(わざ)(さわ)あれど愛善の(のり)をひらくにまされるはなし
山青く河水(かはみづ)清しゆくとして恵みならざる宣伝の旅
曲神(まがかみ)を山の尾(ごと)に追ひ散らし川の瀬(ごと)退(やら)ふ宣伝
葦原(あしはら)の中津御国(みくに)を包みたる黒雲(くろくも)祓へ神の伊吹(いぶき)
言霊の天照(あまて)る国ぞ宣伝使(なれ)言霊軍(ことたまいくさ)(きみ)なる
神軍(しんぐん)喇叭(らつぱ)吹きたて一切に進む言霊軍(ことたまいくさ)いさまし
地の上のすべての人の(たましひ)御国(みくに)に救はむ宣伝使われ
久方(ひさかた)天津(あまつ)御神(みかみ)御心(みこころ)(あまね)く人に(さと)しゆかばや
世を(なげ)き国を思ひて朝夕(あさゆふ)にわれ大神(おほかみ)の道を宣りゆく
東方の光を(あまね)く地の上に輝かすべき宣伝使かな
東方の光と()れし救世主(あや)の聖地に光の道()
村肝(むらきも)の心(ほが)らに(あきら)かに道に(つか)ふる人の(さち)なる
天地(あめつち)の神のよさしの宣伝使この天職をなほざりにせず
凡人(ぼんじん)の夢にも知らぬ楽しみと苦しみを持つ宣伝使かな
大神の道(つあ)へんと幾度(いくたび)世人(よびと)(そしり)あまんじて()
凡俗(ぼんぞく)罵詈(ばり)嘲笑(てうせう)に耳かさず神の大道(おほぢ)をいや進みゆかむ
地の上のあらゆる人に(あざけ)られ()へ忍びたる宣伝使われ
神と(とも)に働く道の宣伝使身魂(みたま)にそはる愛善の光
天界の天使(エンゼル)こそは地の上の宣伝使の(ごと)道を説くなり
霊国に()れば地上の宣伝使(かみ)(ちから)のエンゼルとなる
言行心(げんかうしん)一致せざれば地の上の宣伝使のわざつとまらざるべし
永遠(えいゑん)生命(いのち)保ちて現幽(げんいう)にいさををたつる宣伝使かな
宣伝使()つ声(たか)刈菰(かりごも)の乱れたる世の彼方(あなた)此方(こなた)
天地(あめつち)の神にかなひし宣伝使は人の心を支配するなり
大神の御教(みのり)を直接()(つた)ふ誠の神子(みこ)を宣伝使といふ
布教師は大本(おほもと)に無し惟神(かむながら)神の心を伝ふのみなり
御心(みこころ)のままに伝ふるそれ故に宣伝使といふ大本の道
凡俗(ぼんぞく)(もも)のそしりを耳にせず神の御声(みこゑ)に進め神の子
よき事を(さまた)げんとする曲津神(まがつかみ)を心(たひら)言向(ことむ)(やわ)
愛善の心(かがや)神子(みこ)なれば人のそしりもにくしと思はず
愛善の心みつれば仇人(あだびと)一入(ひとしほ)(めぐ)しくなるものぞかし
せめ(きた)(あだ)をにくまず愛善の道に言向け和せ神の子
外国(とつくに)の果てにいそしむ宣伝使の労苦(おも)ひて神に感謝す
千重(ちへ)(なみ)ふみて渡りし宣伝使の身を安かれと祈る朝夕(あさゆふ)
国防
人類愛善の誠にもゆるわれにして国防問題(ゆめ)にも忘れず
満蒙の天地(てんち)に働く神軍の(さち)多かれと朝夕(あさゆふ)祈るも
忽諸(こつしよ)に附すべからざる上海(シヤンハイ)の事変に心を注げ信徒(まめひと)
航空の(いくさ)を完備し細矛(くはしほこ)千足(ちたる)の国の(ほまれ)()らせよ
海陸(かいりく)の軍備は(さら)なりみ(そら)ゆく飛行機の完備を専一(せんいつ)と思ふ
愛善会会員一同空軍(くうぐん)の完備に(ちから)の限りを(つく)
(やうや)くに五十()万枚の愛善紙(あいぜんし)()(いだ)したり誠のちからに
新聞の利益を()きて皇軍に(ささ)げて国の恩に報いむ
玉の緒の(いのち)惜しまぬ武士(もののふ)の花と匂へる爆弾三勇士
愛善の世界を(ひら)く神策は(まが)(いくさ)(なご)むるにあり
曲神(まがかみ)の頭上に砲火の洗礼を(ほどこ)さざれば世は治まらず
(おほい)ない愛善心(あいぜんしん)はわが国に迫る曲軍(まいくさ)()ち払ふにあり
愛善の意義を誤り国家てふ大事(だいじ)のものを忘るる(なか)
世界愛と国家愛とを区別して進むは誠の大道(おほぢ)なりけり
世界的人類愛善のわれにして国家のための戦ひを讃美す
世界中戦争なきやうつとむるは人類愛善の主旨なりにけり
()りながら国に緩急(くわんきふ)ある時は(いくさ)の庭に立つを讃美す
細矛(くはしほこ)手足(ちたる)の国の忠勇(ちうゆう)武勲(ぶくん)を照らす時は()にけり
満洲も心ゆるせず南洋も油断の出来ぬ現今のわが国
高砂(たかさご)の島根を(うかが)魔軍(まいくさ)(きも)()やしたき壬申(じんしん)の春昭和7年(1932年)が壬申(みずのえさる)。
久方(ひさかた)天津(あまつ)み空を(とどろ)かせ飛び()る敵の(いくさ)恐れず
(昭和七、三、一七 於更生館)
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