霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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言華(昭和7年4月号)

インフォメーション
題名:言華(昭和7年4月号) 著者:出口王仁三郎
ページ:下巻 62
概要: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:2025-10-18 22:22:22 文字数:5728 OBC :B145400c55
神国
千早振(ちはやふ)る元(もと)つ御神(みかみ)の開きたる吾(わが)日(ひ)の本(もと)は永久(とは)の安国(やすくに)
天津神(あまつかみ)国津御神(みかみ)をまつりつつ忠孝全(まつた)き元津神国(かみくに)
永久(とこしへ)に民(たみ)安かれと皇御孫(すめみま)の尊(みこと)の知(し)らす日(ひ)の本(もと)の国
忠と孝を教(のり)の基(もとゐ)に万代(よろづよ)のいしずゑかたき葦原(あしはら)の国
日(ひ)の本(もと)は貴(うづ)の神国(かみくに)何処(いづこ)にも産土の神祀(まつ)らぬはなし
天上(てんじやう)より万世一系の皇統の天降(あも)り給ひし日(ひ)の本(もと)尊(たふと)し
五倫五常道(みち)あきらかに世は安く忠孝強(つよ)き大(おほ)日(ひ)の本(もと)国(くに)
洋人(からびと)も光は東方よりと待つその神国(かみくに)は日(ひ)の本(もと)なりけり
東方の光となりて地の上の闇(やみ)照らすべき国は我国(わがくに)
万代(よろづよ)を天津(あまつ)日嗣(ひつぎ)の知(しろ)し食(め)す尊き清き安き神国(かみくに)
細矛(くはしほこ)千足(ちたる)の国や浦安の御名(みな)を負ひたる日本(やまと)神国(かみくに)
山川(やまかは)も清(きよ)くさやけく人心(ひとごころ)直(なほ)く正(ただ)しき日(ひ)の本(もと)の国
日(ひ)の本(もと)は愛善の国忠孝(ちうかう)を以(も)つて治むる貴(うづ)の国なり
八百万(やほよろづ)神の守らす日の国はこの地の上の祖国(おやぐに)なりけり
神国(しんこく)と云へど国民(こくみん)ことごとく神(かみ)知らぬ国となれる忌忌(ゆゆ)しき
神国(しんこく)の縁由(ゆかり)を説けば迷信と鼻であしらふ世となりにけり
天照(あまてらす)皇大神(すめおほかみ)の守ります生きたる国は日(ひ)の本(もと)の国
外国(とつくに)の侮(あなど)り受けしことのなき吾(わが)日(ひ)の本(もと)は神(かみ)守る国
忠勇(ちうゆう)仁義他(た)に比類(ひるゐ)なき日(ひ)の本(もと)は世界に模範を示す神国(かみくに)
日(ひ)の本(もと)は侵略なさず神人(しんじん)の徳を世界に施(ほどこ)す神国(かみくに)
極東に悠然として万世(よろづよ)を保持して居(ゐ)る君子国(くんしこく)の日本(にほん)
日(ひ)の本(もと)は大地の真秀良場(まほらば)常磐(ときは)なす松のみどりの栄ゆる御国(おんくに)
神代(かみよ)より三種(みくさ)の神器(しんき)伝へたる吾(わが)神国(かみくに)は万世(よろづよ)動かじ
天地(あめつち)の恵みあまねき神国(かみくに)に生(う)まれし吾(われ)ぞ何を歎(なげ)かむ
自給自足の神の御国(みくに)にありながら外国品(ぐわいこくひん)を用ゆる国民(くにたみ)
かむながら神の教(をしへ)によらざれば平安無事に治まらぬ国
天津日(あまつひ)の御恵(みめぐ)み殊(こと)に深ければ日出(ひい)づる国と昔より云ふ
さしのぼる天津日(あまつひ)のごと隆隆(りうりう)と栄え久しき日(ひ)の本(もと)の国
高御座(たかみくら)天地(てんち)と共に動きなきわが日(ひ)の本(もと)は神の守(も)る国
四海波(しかいなみ)静かに寄する磯輪垣(しわがき)の秀妻(ほづま)の国の民(たみ)の幸(さち)なる
外国(とつくに)の人もあがむる富士(ふじ)ケ峰(ね)は我(わが)日(ひ)の本(もと)の要(かなめ)なりけり
はてしなき君(きみ)ケ御代(みよ)こそ天津日(あまつひ)のあつき守りの恵みなりけり
真澄(ます)みたるみ空(そら)の奥の天津(あまつ)国(くに)を地(ち)にうつしたる日(ひ)の本(もと)の国
八洲国(やしまぐに)島のさきざき落ちもなく神を斎(いつ)ける日(ひ)の本(もと)の国
わが生(あ)れし国のほまれを地の上(うへ)に教(をし)へさとすと朝夕(あさゆふ)いそしむ
五十鈴川(いすずがは)清き流れを汲みあげてかわきはてたる魂(たま)をうるほさむ
菊(きく)かをるわが日(ひ)の本(もと)の天皇(すめらぎ)はみろくの神代(かみよ)を永久(とは)に知らさむ
敷島の大和(やまと)言葉は地の上のあらゆる国の司(つかさ)なりけり
宮柱(みやばしら)千木(ちぎ)高(たか)しれる神風(かみかぜ)の伊勢の宮居(みやゐ)は御国(みくに)の鎮(しづ)め
みちみちて満(み)ち足(た)らひたる言霊(ことたま)の幸(さちは)ひたすくる国は日(ひ)の本(もと)
石(いそ)の上(かみ)古(ふる)き神代(かみよ)の姿かな千木(ちぎ)高(たか)しれる伊勢の宮居(みやゐ)は
いさましく戦(いくさ)の庭に立ち出(い)でて命(いのち)惜(をし)まぬ日(ひ)の本(もと)の民(たみ)
産土の神をまつりて忠孝の御教(みのり)をさとす日(ひ)の本(もと)の国
国といふ国多(おほ)けれど日(ひ)の本(もと)の国の心にまさるものなし
⦿(ス)になりてすみきり給ひし主(す)の神の永久(とは)に知らせる日(ひ)の本(もと)の国
剣(つるぎ)太刀(たち)尾張(をはり)の国の大宮(おほみや)に国を守らす御功(みいさを)の神
烏羽玉(うばたま)の闇(やみ)を照らして世を守る大本神(おほもとがみ)は日(ひ)の本(もと)にます
不二(ふじ)ケ峰(ね)の雪の白きは千早振(ちはやふ)る神の心の鏡なるらむ
昔より今に動かぬ日(ひ)の本(もと)の国のいしずゑ常世(とこよ)なるべし
豊(ゆたか)なる秋(あき)の実りも皇神(すめかみ)のよさし給ひし恵みなりけり
浮島(うきしま)と世人(よびと)の称(とな)ふる日(ひ)の本(もと)の国の礎(いしずゑ)千代(ちよ)に動かず
選(えら)まれし身魂(みたま)なるべし日(ひ)の本(もと)の国に生(うま)れし人のことごと
璽(じ)鏡(きやう)剣(けん)三種(みくさ)の神器の伝(つた)はれるわが日(ひ)の本(もと)は神の食(を)す国
政治宗教教育芸術ことごとく神代(かみよ)のままに改めたきもの
天国(てんごく)をこの地の上に来(き)たさんと思ふはわが身の願ひなりけり
根の国の霊魂(みたま)となれる国民(くにたみ)の魂(たま)を神国(みくに)にかへしたくおもふ
日(ひ)の本(もと)の平安無事を祈りつつわれは朝夕(あさゆふ)神の道説(と)く
細矛(くはしほこ)千足(ちたる)の国の芽出度(めでた)さは外国(とつくに)戦(いくさ)にをかされしことなし
厭離(えんり)穢土(ゑど)と法(のり)の法師(ほつし)は称(とな)ふれどわが日(ひ)の本(もと)は珍(うづ)の神国(かみくに)
栄枯(えいこ)盛衰(せいすゐ)常(つね)なき世界の国国(くにぐに)に比ぶるものなく栄ゆる神国(かみくに)
大神(おほかみ)の朝な夕なに守らせるわが日(ひ)の本(もと)の国は安国(やすくに)
心(こころ)清(きよ)く直(なほ)く正(ただ)しき人人(ひとびと)のゆるされて住む日(ひ)の本(もと)の国
脊(そびら)には矢(や)はたてじとて進み行く神の守れる大和(やまと)御軍(みいくさ)
外国(とつくに)の教(をしへ)神国(みくに)にひろごりて御民(みたみ)のこころ曇(くも)らひにけり
国国(くにぐに)の胞衣(えな)と成り出(い)でし日(ひ)の本(もと)は世界に比類なき神の国
百八十(ももやそ)の国はあれども日(ひ)の本(もと)にまさりて清き国あらじと思ふ
万代(よろづよ)の礎(いしずゑ)かたき日(ひ)の本(もと)はこの地の上の天国(てんごく)なりけり
思ふこと思ふがままになる世なり言霊たすくる日(ひ)の本(もと)の国は
日(ひ)の本(もと)の国に生(うま)れて外国(とつくに)の霊魂(みたま)のいつく曲津神(まがつかみ)ども
四方(よも)の国迫(せま)り来(く)るとも何かあらむわが日(ひ)の本(もと)は神の守(も)る国
常世波(とこよなみ)敷波(しきなみ)寄する磯輪垣(しわがき)の秀妻(ほづま)の国を夢な忘(わす)れそ
高砂(たかさご)の尾上(おのへ)の松に田鶴(たづ)すみて千代を寿(ことほ)ぐ浦安の国
大本
霊(れい)力(りよく)体(たい)三元(さんげん)によりて道を説く宇宙真理の大本の教(のり)
既成宗教に超越し生けるまことの神を説く道
一切の宗教教理に超越し三世(さんせ)をさとす大本の道
肯定しつつ既成宗教改革を叫ぶは何の益(えき)かあらんや
千万(ちよろづ)の悩み苦しみ浴びながら世を開(ひら)きたる大本の教(のり)
玉の緒の命(いのち)死せむと思ふまで万(よろづ)の曲(まが)に襲はれたりけり
何ごとも神の心とあきらめて進展主義をとりし大本
大本は宗教にあらず日(ひ)の本(もと)の国教(こくけう)とすべき運命(うんめい)をもつ
信教は自由なれども国教(こくけう)はわが日(ひ)の本(もと)の特有教(とくいうけう)なり
国境を超越すべき宗教はわが大本をおきて他(た)になし
大本は人のつくりし教(のり)ならず惟神(かむながら)なる神の大道(おほみち)
明(あき)らけき道をとなへて世を照らすわが大本は世の鎮(しづ)めなり
明らかに治まる御代(みよ)の二十五年正月元旦に生(あ)れし大本
大本の開祖は五十七歳で万代(ばんだい)不易(ふえき)の道説(と)き給へり
種種(くさぐさ)のなやみくるしみにあひ乍(なが)らたゆまず道を宣(の)りし御開祖(ごかいそ)
国祖神(こくそしん)かかりて道を宣(の)らせども闇(やみ)の世人(よびと)の耳には入(い)らず
おちぶれし老婆の言(げん)とさげすみて只(ただ)一人(いちにん)も聞くものなかりき
御開祖(ごかいそ)を狂人(きちがひ)として村人は座敷牢(ろうや)をつくり投げ入(い)れにけり
御開祖(ごかいそ)の長女よね子を大槻の鹿造(しかざう)無理にうばひて帰る
鹿造は綾部の町でげじげじのごときらはれし賭博打(ばくちうち)なり
因縁をつけては人を困らせる鬼と云はれし大槻鹿造
座敷牢に開祖を入(い)れおき鹿造は家屋敷までうばひ取りたり
くずものを集めて紙を製造し糊口(ここう)の綱(つな)とし道をとかせり
御開祖(ごかいそ)の夫(をつと)豊助(とよすけ)は三年(さんねん)ぶり重き病(やまひ)にうちふしにけり
政五郎(まさごろう)の名を襲ひたる豊助(とよすけ)の介抱あつき開祖の貞節
長男の竹造力(ちから)に相(あひ)ならず家を立ち出(い)で行方(ゆくへ)をくらます
紙をすき繭糸(まゆいと)をくり屑(くず)を買ひ細き烟(けむり)を立て給ひたる
神霊は日夜(にちや)開祖をうながして神代(かみよ)になせと宣(の)らす畏(かしこ)さ
艮の金神なりと言挙(ことあ)げし国祖の神はかかり給へり
無慈悲なる本宮村(ほんぐうむら)の人人(ひとびと)はただあなどりてののしるのみなる
大神(おほかみ)の神徳(しんとく)あらはれ遠近(をちこち)の人あつまりて教(をしへ)をこひけり
金光(こんくわう)の教会ならば金神(こんじん)をみわけるならむと教会を訪(と)はす
営業的宗教ならば金光の教会開祖を邪魔者にする
御開祖(ごかいそ)は自(みづか)ら亀岡教会に大橋(おほはし)教師をおとなひ給へり
教会の教師大橋(おほはし)亀次郎は開祖を利用せんとたくらむ
亀岡に暫(しば)しゐませる御開祖(ごかいそ)は多数の信徒(しんと)の病(やまひ)をいやせり
御開祖(ごかいそ)の神徳(しんとく)いやちこなるをきき島原(しまばら)教会は食指を動かす
島原(しまばら)の支所長杉田(すぎた)政治郎(まさぢろう)は旨(むね)をふくめて足立(あだち)をつかはす
大神(おほかみ)はいからせ給ひ御開祖(ごかいそ)を綾部に帰(かへ)して道(みち)とき給へり
福知山(ふくちやま)の金光教会青木(あをき)氏は開祖をいざなひ吾家(わがや)に連れ行く
御開祖(ごかいそ)の入(い)らせたまひて教会は日に隆盛におもむきにけり
青木氏はよき米櫃(こめびつ)と御開祖(ごかいそ)をいとねんごろにあつかひにけり
御開祖(ごかいそ)をみる目なければ大神(おほかみ)は青木の館(やかた)ゆ帰したまへり
新宮(しんぐう)に帰りたまへば京都より足立(あだち)正信(まさのぶ)上(のぼ)り来(きた)れり
艮の金神様を現(あら)はすと足立は言葉たくみに宣(の)りけり
御開祖(ごかいそ)は足立の言葉をうべなひて綾部に道を説き給ひけり
口(くち)ばかり達者なれども正信(まさのぶ)の心きたなく神にかなはず
四五年の間(あひだ)足立の正信(まさのぶ)は神あらはすと云ひつつあざむく
東(ひがし)より神柱(かむばしら)来(く)ると大神(おほかみ)は筆先(ふでさき)現(あらは)し待ち給ひけり
三千世界一度に開(ひら)く梅の花とこれ筆先(ふでさき)のはじめなりけり
御開祖(ごかいそ)は足立の力(ちから)なきを知りよき神柱(かむばしら)を待たせ給へり
高熊(たかくま)の山にさとりし神柱(かむばしら)をいよいよ神はまねかせにけり
大神(おほかみ)の御命(みこと)のままに穴太(あなを)より吾(われ)は綾部にまゐのぼりたり
御開祖(ごかいそ)はたての道とき吾(われ)は又(また)よこの道とき大本を開(ひら)く
たてよこの御魂(みたま)集(つど)ひて錦(にしき)おるわが大本の道は生きたり
既成宗教の殼(から)を破りて新(あたら)しき光とあれし大本の道
千万(ちよろづ)の悩みをあびて世に広く現はれ出(い)でし大本の道
百千度(ももちたび)悩みの坂をのりこえて広き大道(おほぢ)を宣れる大本
天地(あめつち)の神の心のそのままをわが大本は世に開(ひら)くなり
惟神(かむながら)神のまにまに開(ひら)けゆく生きたる道は綾(あや)の大本
経緯(たてよこ)の機(はた)の経綸(しぐみ)と厳瑞(げんずゐ)の二(ふた)はしら神(がみ)守る大本
珍(めず)らしも二人の教祖あらはれて世の大本の道栄(さか)えたり
日(ひ)の本(もと)は云ふも更(さら)なり地の上のあらゆる国国(くにぐに)にひらけし大本
厳御霊(いづみたま)瑞(みづ)の御霊(みたま)も牢獄に身をつながれて道をひらきし
死神(ししん)死仏(しぶつ)の道を伊吹(いぶ)きに払ひつつ生きたる神の道説(と)く大本
悩み多き世の人人(ひとびと)を救ふべく救ひの御手(みて)をのぶる大本
芸術を基本となして道をとくわが大本は晴れやかなりけり
活機(くわつき)臨臨(りんりん)旭日昇天の如くなり生けるまことの道とく大本
荒波(あらなみ)のいたけり狂ふ一(ひと)つ島(じま)に神をいつきし綾(あや)の大本
現幽(げんいう)を合(あわ)せてとける大本の道に比すべき宗教はなし
古(いにしへ)の知識も未(いま)だ気づかざるわが大本は生ける道宣(の)る
言行心(げんかうしん)一致の教(をしへ)は大本をおきて既成宗教になし
地の上の国のことごと大本の誠の道はひろごりてゆく
日(ひ)の本(もと)にもし大本の道なくば世人(よびと)の悩み晴るる時なし
既成宗教の列に加へて大本を説かんとするはおろかなりけり
古(いにしへ)の神の教(をしへ)をそのままに生かして説ける綾(あや)の大本
不老不死の霊(みたま)の生命(いのち)をさとりつつ死後の世界を教(をし)ふる大本
埋(うづ)もれし神霊ことごと世にあげて神国(みくに)を守る大本の道
愛善の誠ごころを楯(たて)として活動強(つよ)き大本の道
四方(よも)の国皆(みな)ことごとく大本の道に従(したが)ふ世は近(ちか)みけり
乱れ行く世を正(ただ)さんと日に月にわれ大本の道を宣りけり
常闇(とこやみ)に迷へる世人(よびと)の光明と現(あら)はれ出(い)でし生ける大本
久方(ひさかた)の神の教(をしへ)をそのままに人意(じんい)加へず開(ひら)く大本
二柱(ふたはしら)教祖並(なら)びて世の開(ひら)くわが大本は世の光なり
瑞御魂(みづみたま)霊界をとき厳御魂(いづみたま)現界(げんかい)の覚醒をとける大本
世を救ひ国を開(ひら)きて天地(あめつち)の神の力(ちから)をあらはす大本
大本は世界唯一の教(をしへ)なり生命(いのち)のもとをつぶさにさとす
天(あめ)の下(した)四方(よも)の国国隈(くま)もなく愛善の道ひらく大本
世の中の凡(すべ)ての宗教を凌駕(りようが)して栄え果てなき愛善の大本
宣伝使
わが国は云ふも更(さら)なり外国(とつくに)のすみずみまでも大道(おほぢ)宣(の)り行く
大神(おほかみ)の貴(うづ)の御法(みのり)を内外(うちそと)に教へ導く宣伝使かな
あやまたじ汚(けが)さじと日夜(にちや)真心(まごころ)をつくして道をつたへ行くかも
私(わたくし)のこころ交(まじ)へずかむながら誠ひとつを四方(よも)に宣り行く
愛善の誠の光を照らしつつ力(ちから)のかぎり道説(と)く神使(みつかひ)
炎熱(えんねつ)も寒気(かんき)も恐れず一筋(ひとすぢ)に世人(よびと)のために道にいそしむ
天地(あめつち)の法(のり)のまにまに伝へ行かむ直(なほ)く正(ただ)しき心抱(いだ)きて
宣伝の旅にしたてば野も山も草木(くさき)もゑらぎ寄り来(く)る大道(おほみち)
天国は愛と善との世界なり地上に愛善の誠をほどこせ
惟神(かむながら)神にならひて道の為め世の為ひらく神のいさをし
五十鈴川(いすずがは)清き流れに禊(みそぎ)して霊(たま)を清めし宣伝使のむれ
内外(うちそと)のけじめもわかず宣伝使わが大本の道を宣りゆく
地の上のあらむ限りは大本の誠の種(たね)をまくばりゆかむ
栄へゆくわが大本の功績(いさをし)も皆(みな)宣伝の力(ちから)なりけり
天声社印刷工場の職工も皆(みな)宣伝の用を勤むる
一枚の愛善新聞売るさへも神のみわざのたすけなりけり
からくにの果て迄道(みち)を伝へゆくわが大本の宣伝使かな
玉の緒(を)の命(いのち)を的(まと)にブラジルの荒野(くわうや)に道をひらく御使(みつかい)
死刑迄(まで)宣告されてブラジルの荒野(くわうや)に道を宣りし人かな
千万(ちよろづ)の悩み苦しみものとせず進みてゆかむ宣伝の旅
大道(おほみち)を宣伝せむと幾度(いくたび)かわれは悩みの坂を越えたり
猜疑心(さいぎしん)深き日本の宗教家にわれ幾度(いくたび)か悩まされたる
うからやから友垣(ともがき)までもわが道にさやりし事の幾度(いくたび)なりしよ
大神(おほかみ)の高き稜威(みいづ)に護(まも)られて安く大道(おほぢ)をひらき来(き)にけり
道の為(ため)世の為(ため)われは一日(いちにち)の余裕なかりし三十年(みそとせ)の間(ま)を
春の花秋(あき)の紅葉(もみぢ)をよそにして世の為道(みち)の為にいそしむ
つとむべき業(わざ)沢(さわ)あれど愛善の教(のり)をひらくにまされるはなし
山青く河水(かはみづ)清しゆくとして恵みならざる宣伝の旅
曲神(まがかみ)を山の尾毎(ごと)に追ひ散らし川の瀬毎(ごと)に退(やら)ふ宣伝
葦原(あしはら)の中津御国(みくに)を包みたる黒雲(くろくも)祓へ神の伊吹(いぶき)に
言霊の天照(あまて)る国ぞ宣伝使汝(なれ)は言霊軍(ことたまいくさ)の師(きみ)なる
神軍(しんぐん)の喇叭(らつぱ)吹きたて一切に進む言霊軍(ことたまいくさ)いさまし
地の上のすべての人の魂(たましひ)を御国(みくに)に救はむ宣伝使われ
久方(ひさかた)の天津(あまつ)御神(みかみ)の御心(みこころ)を普(あまね)く人に諭(さと)しゆかばや
世を歎(なげ)き国を思ひて朝夕(あさゆふ)にわれ大神(おほかみ)の道を宣りゆく
東方の光を普(あまね)く地の上に輝かすべき宣伝使かな
東方の光と現(あ)れし救世主綾(あや)の聖地に光の道説(と)く
村肝(むらきも)の心朗(ほが)らに明(あきら)かに道に仕(つか)ふる人の幸(さち)なる
天地(あめつち)の神のよさしの宣伝使この天職をなほざりにせず
凡人(ぼんじん)の夢にも知らぬ楽しみと苦しみを持つ宣伝使かな
大神の道伝(つあ)へんと幾度(いくたび)も世人(よびと)の誹(そしり)あまんじて来(き)し
凡俗(ぼんぞく)の罵詈(ばり)嘲笑(てうせう)に耳かさず神の大道(おほぢ)をいや進みゆかむ
地の上のあらゆる人に嘲(あざけ)られ堪(た)へ忍びたる宣伝使われ
神と倶(とも)に働く道の宣伝使身魂(みたま)にそはる愛善の光
天界の天使(エンゼル)こそは地の上の宣伝使の如(ごと)道を説くなり
霊国に入(い)れば地上の宣伝使神(かみ)の力(ちから)のエンゼルとなる
言行心(げんかうしん)一致せざれば地の上の宣伝使のわざつとまらざるべし
永遠(えいゑん)の生命(いのち)保ちて現幽(げんいう)にいさををたつる宣伝使かな
宣伝使待(ま)つ声高(たか)し刈菰(かりごも)の乱れたる世の彼方(あなた)此方(こなた)ゆ
天地(あめつち)の神にかなひし宣伝使は人の心を支配するなり
大神の御教(みのり)を直接世(よ)に伝(つた)ふ誠の神子(みこ)を宣伝使といふ
布教師は大本(おほもと)に無し惟神(かむながら)神の心を伝ふのみなり
御心(みこころ)のままに伝ふるそれ故に宣伝使といふ大本の道
凡俗(ぼんぞく)の百(もも)のそしりを耳にせず神の御声(みこゑ)に進め神の子
よき事を妨(さまた)げんとする曲津神(まがつかみ)を心平(たひら)に言向(ことむ)け和(やわ)せ
愛善の心輝(かがや)く神子(みこ)なれば人のそしりもにくしと思はず
愛善の心みつれば仇人(あだびと)も一入(ひとしほ)愛(めぐ)しくなるものぞかし
せめ来(きた)る仇(あだ)をにくまず愛善の道に言向け和せ神の子
外国(とつくに)の果てにいそしむ宣伝使の労苦思(おも)ひて神に感謝す
千重(ちへ)の波(なみ)ふみて渡りし宣伝使の身を安かれと祈る朝夕(あさゆふ)
国防
人類愛善の誠にもゆるわれにして国防問題夢(ゆめ)にも忘れず
満蒙の天地(てんち)に働く神軍の幸(さち)多かれと朝夕(あさゆふ)祈るも
忽諸(こつしよ)に附すべからざる上海(シヤンハイ)の事変に心を注げ信徒(まめひと)
航空の軍(いくさ)を完備し細矛(くはしほこ)千足(ちたる)の国の誉(ほまれ)を照(て)らせよ
海陸(かいりく)の軍備は更(さら)なりみ空(そら)ゆく飛行機の完備を専一(せんいつ)と思ふ
愛善会会員一同空軍(くうぐん)の完備に力(ちから)の限りを竭(つく)せ
漸(やうや)くに五十余(よ)万枚の愛善紙(あいぜんし)刷(す)り出(いだ)したり誠のちからに
新聞の利益を割(さ)きて皇軍に捧(ささ)げて国の恩に報いむ
玉の緒の命(いのち)惜しまぬ武士(もののふ)の花と匂へる爆弾三勇士
愛善の世界を開(ひら)く神策は曲(まが)の軍(いくさ)を和(なご)むるにあり
曲神(まがかみ)の頭上に砲火の洗礼を施(ほどこ)さざれば世は治まらず
大(おほい)ない愛善心(あいぜんしん)はわが国に迫る曲軍(まいくさ)討(う)ち払ふにあり
愛善の意義を誤り国家てふ大事(だいじ)のものを忘るる勿(なか)れ
世界愛と国家愛とを区別して進むは誠の大道(おほぢ)なりけり
世界的人類愛善のわれにして国家のための戦ひを讃美す
世界中戦争なきやうつとむるは人類愛善の主旨なりにけり
然(さ)りながら国に緩急(くわんきふ)ある時は戦(いくさ)の庭に立つを讃美す
細矛(くはしほこ)手足(ちたる)の国の忠勇(ちうゆう)と武勲(ぶくん)を照らす時は来(き)にけり
満洲も心ゆるせず南洋も油断の出来ぬ現今のわが国
高砂(たかさご)の島根を窺(うかが)ふ魔軍(まいくさ)の胆(きも)冷(ひ)やしたき壬申(じんしん)の春[※昭和7年(1932年)が壬申(みずのえさる)。]
久方(ひさかた)の天津(あまつ)み空を轟(とどろ)かせ飛び来(く)る敵の軍(いくさ)恐れず
(昭和七、三、一七 於更生館)
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