霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第一五章 宣直(のりなほ)し〔五一一〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第12巻 霊主体従 亥の巻 篇:第2篇 天岩戸開(二) よみ:あまのいわとびらき(二)
章:第15章 第12巻 よみ:のりなおし 通し章番号:511
口述日:1922(大正11)年03月10日(旧02月12日) 口述場所: 筆録者:松村仙造 校正日: 校正場所: 初版発行日:1922(大正11)年9月30日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
一行は、次に深雪の滝を言向け和そうと進んで行くが、その途上、蚊取別は祝姫に、引き返して今後は夏山彦を補佐するように、と諭した。
祝姫は宣伝の旅に執着を示すが、蚊取別の説得を最後に承諾すると、どこからともなく大火光が現れて、蚊取別・祝姫の姿は消えてしまった。
夫婦、親子、主従となるべき身魂は、もとは一定不変である。しかし世の中の事情で、不相応の身魂同士の婚姻や主従関係ができることがある。それはうまくいかないものである。
蚊取別は、祝姫がそういう間違った相手との婚姻を成さないように、仮の夫婦になって守っていたのであった。
身魂不相応により、最初の相手と死別や離別しなければならなくなったとき、二回目の相手と結婚することができる。しかし、三度目はもうしてはならないのが、神界の不文律である。
残された一同は、蚊取別の神慮・神力に感嘆し、これから大蛇の滝を征服しようとする自分たちの使命の重みに、自らの身を振り返った。そして、実は悪魔は自分の心に潜んでいるのであり、これを追い出してこそ悪魔の征服ができるのだと悟るに到った。
一同は端座して天津祝詞を唱え、宣伝歌を高唱した。言霊の剣を穏やかに使い、心の中の醜の霊を追い出すように、と歌った。
すると暗黒に閉ざされていた天地は夜が明けたように日が輝き、騒然たる瀑布の音は止み、猛獣の叫び声も止まった。
主な登場人物: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日: OBC :rm1215
愛善世界社版:124頁 八幡書店版:第2輯 671頁 修補版: 校定版:130頁 普及版:53頁 初版: ページ備考:
001(みね)(あらし)松風(まつかぜ)(おと)
002高熊山(たかくまやま)(いは)(まへ)
003(れい)より()めし瑞月(ずゐげつ)
004(かみ)使(つかひ)十四夜(いざよひ)
005御空(みそら)(あふ)(なが)むれば
006(ほし)(またた)きやうやうに
007(かす)みて(つき)弥仙山(みせんざん)
008(みね)(うしろ)にかくろひて
009鶏鳴(けいめい)()もなき朝嵐(あさあらし)
010(つめ)たき(かぜ)()かれつつ
011(また)もや(みたま)悠々(いういう)
012(はて)しもあらぬ神界(しんかい)
013(かた)へと(いき)せき(すす)()
014水音(みなおと)(たか)きナイル(がは)
015(はる)(はじめ)()(なが)
016()秋月(あきづき)大瀑布(だいばくふ)
017八岐大蛇(やまたをろち)片割(かたわれ)なる
018(しこ)大蛇(をろち)言向(ことむ)けて
019(この)()(まが)祝姫(はふりひめ)
020蚊取(かとり)(わけ)三光(さんくわう)
021(かみ)使(つか)ひの宣伝使(せんでんし)
022高熊(たかくま)ならぬ高光彦(たかてるひこ)
023(かみ)(みたま)玉光彦(たまてるひこ)
024御稜威(みいづ)(たか)国光彦(くにてるひこ)
025(かぜ)にちらつく行平別(ゆきひらわけ)
026(ここ)六人(むたり)神司(かむづかさ)
027深雪(みゆき)(たき)曲神(まがかみ)
028善言美詞(みやびことば)神言(かみごと)
029()(はら)はむと(すす)()
030(ゆめ)(なか)なる物語(ものがたり)
031行平別(ゆきひらわけ)『サア今度(こんど)深雪(みゆき)(たき)だ。032(みな)さま一緒(いつしよ)前後左右(ぜんごさいう)より言霊(ことたま)(もつ)()(かけ)ませうか、033また秋月(あきづき)(たき)(やう)(わたし)一人(いちにん)一任(いちにん)されては(こま)りますよ』
034蚊取別(かとりわけ)『イヤ、035深雪(みゆき)(たき)一人(ひとり)結構(けつこう)だ。036行平別(ゆきひらわけ)宣伝使(せんでんし)(たの)むでおかう。037祝姫(はふりひめ)さま、038あなたの(とむら)合戦(がつせん)(これ)帳消(ちやうけし)だ。039今後(こんご)夏山彦(なつやまひこ)(おく)さまだから、040今迄(いままで)(やう)天下(てんか)自由自在(じいうじざい)濶歩(くわつぽ)する(こと)出来(でき)ない。041夫唱婦随(ふしやうふずゐ)天則(てんそく)(したが)つて家庭(かてい)(まも)らねばならぬ。042(ひと)一代(いちだい)()末代(まつだい)043夏山彦(なつやまひこ)(おく)さまは、044秋月(あきづき)(たき)悪魔(あくま)退治(たいぢ)()つて悪神(あくがみ)(ため)(くるし)められ、045大失敗(だいしつぱい)(えん)じ、046夏山彦(なつやまひこ)(たす)けられ、047その(なさけ)(ほだ)されて夫婦(ふうふ)になつた、048宣伝使(せんでんし)失敗(しくじ)つた、049有終(いうしう)()(まつた)うする(こと)出来(でき)なかつたと、050末代(まつだい)語草(かたりぐさ)になつては(つま)らないから結婚(けつこん)をされた(あと)ではあれども、051宣伝使(せんでんし)(つと)めを(まつた)うさせたい(ため)に、052秋月(あきづき)(たき)にあなたを()れて()たのだ。053最早(もはや)秋月(あきづき)(たき)征服(せいふく)無事(ぶじ)片付(かたづ)いた以上(いじやう)は、054宣伝使(せんでんし)としての責任(せきにん)も、055完全(くわんぜん)(はた)されたと()ふものだ。056サア(これ)から夏山彦(なつやまひこ)(やかた)(かへ)り、057賢妻良母(けんさいりやうぼ)となつて、058イホの(みやこ)善政(ぜんせい)()(をつと)神業(しんげふ)内助(ないじよ)するのだ。059最早(もはや)宣伝使(せんでんし)(やく)神界(しんかい)より免除(めんぢよ)された。060サアサア(はや)(かへ)りませう』
061祝姫(はふりひめ)折角(せつかく)秋月(あきづき)(たき)(まで)()たのですから、062モウ(わたくし)宣伝使(せんでんし)(ねん)(あき)063花々(はなばな)しく(のこ)りの(たき)魔神(まがみ)征伐(せいばつ)する(まで)()つて(くだ)さいますまいか』
064蚊取別(かとりわけ)『それはいけませぬ、065何事(なにごと)八分(はちぶ)といふ(ところ)()いのだ。066十分(じふぶん)手柄(てがら)をしてやらうと(おも)へば、067(かへつ)失敗(しつぱい)(もと)となる。068たとへ失敗(しつぱい)せずとも、069白瀬川(しらせがは)悪魔(あくま)全部(ぜんぶ)我々(われわれ)征服(せいふく)したのだと()慢心(まんしん)(おこ)るから(その)慢心(まんしん)貴女(あなた)婦徳(ふとく)(きず)つける(もと)となるから、070これで打切(うちきり)にするが(よろ)しい』
071行平別(ゆきひらわけ)『さうだなア、072蚊取別(かとりわけ)仰有(おつしや)(とほ)りだ。073祝姫(はふりひめ)さま、074(この)(かた)()()えても、075普通(あたりまへ)宣伝使(せんでんし)ではない、076天教山(てんけうざん)より(あら)はれたる(たふと)天使(てんし)間違(まちがひ)ない、077天使(てんし)命令(めいれい)だ。078素直(すなほ)にお(きき)なさるが()からう』
079祝姫(はふりひめ)『アヽ仕方(しかた)がありませぬ、080今迄(いままで)山野河海(さんやかかい)跋渉(ばつせふ)し、081種々(いろいろ)苦心(くしん)惨怛(さんたん)たる(つら)()(あぢ)はひ、082また愉快(ゆくわい)(こと)にも()つて()ましたが、083今日(けふ)から最早(もはや)宣伝使(せんでんし)出来(でき)ないかと(おも)へば(なん)だか心残(こころのこ)りがある(やう)です。084矢張(やつぱ)(わたし)(あたたか)家庭(かてい)蟄居(ちつきよ)して安楽(あんらく)(くら)すよりも、085貴神(あなた)(がた)(とも)命懸(いのちがけ)苦労(くらう)をする(はう)が、086何程(なにほど)愉快(ゆくわい)だか(わか)りませぬ。087アヽどうして(をとこ)(うま)れて()なかつただらう』
088蚊取別(かとりわけ)執着心(しふちやくしん)をサラリと()つて、089夏山彦(なつやまひこ)奥様(おくさま)となり、090三五教(あななひけう)(かみ)尊敬(そんけい)し、091(かつ)その(をしへ)管轄下(くわんかつか)人民(じんみん)懇切(こんせつ)()(さと)して神業(しんげふ)(たす)けなさい。092サア(わたくし)(おく)つて()げませう。093()(ふさ)ぎなさい、094途中(とちう)()()けると大変(たいへん)ですから、095蚊取別(かとりわけ)がサア()()けなさいと()(まで)()けてはなりませぬよ』
096祝姫(はふりひめ)『ハイ』
097(こた)へて従順(すなを)瞑目(めいもく)する。098この(とき)何処(どこ)ともなく四辺(あたり)(てら)大火光(だいくわくわう)(あら)はれ()たり、099一行(いつかう)頭上(づじやう)四五回(しごくわい)ブウブウと(おと)()てて循環(じゆんかん)し、100轟然(がうぜん)たる大音響(だいおんきやう)(とも)に、101白煙(はくえん)となつて()()せた。102()れば蚊取別(かとりわけ)103祝姫(はふりひめ)姿(すがた)最早(もはや)この()()えずなりにける。
 
104附言(ふげん)
105 夫婦(ふうふ)となるべき(みたま)106親子(おやこ)となるべき霊魂(みたま)107主従(しうじう)師弟(してい)となるべき身魂(みたま)は、108(もと)より一定不変(いつていふへん)のものである。109(しか)(なが)()(なか)義理(ぎり)とか、110(なん)とか種々(いろいろ)事情(じじやう)(ため)()むを()ず、111不相応(ふさうおう)身魂(みたま)結婚(けつこん)をしたり、112師弟(してい)(やく)(むす)んだりする(こと)がある。113(ただ)(みたま)(みたま)との因縁(いんねん)なき(とき)は、114中途(ちうと)にして(やぶ)れるものである。115蚊取別(かとりわけ)天使(てんし)は、116祝姫(はふりひめ)(みたま)夫婦(ふうふ)(めぐ)()ふまで、117()(ことな)りたる(みたま)結婚(けつこん)をなし、118天分(てんぶん)使命(しめい)中途(ちうと)にして(あやま)たむ(こと)(おそ)れ、119種々(いろいろ)工夫(くふう)()らし、120一旦(いつたん)自分(じぶん)妻神(つまがみ)名付(なづ)け、121時機(じき)()るのを()たせつつあつたのは、122(かみ)大慈(だいじ)大悲(だいひ)御守護(ごしゆご)であつた。123(ゆゑ)(ひと)結婚(けつこん)先立(さきだ)ち、124産土(うぶすな)(かみ)認許(にんきよ)()神示(しんじ)(かうむ)つた(うへ)にて結婚(けつこん)せざれば、125地位(ちゐ)財産(ざいさん)名望(めいばう)義理(ぎり)人情(にんじやう)恋愛(れんあい)(とう)体主霊従的(たいしゆれいじうてき)境遇(きやうぐう)支配(しはい)されて、126一生(いつしやう)不愉快(ふゆくわい)なる夫婦(ふうふ)生涯(しやうがい)(おく)(やう)(こと)出来(でき)てはならぬから、127人倫(じんりん)大本(たいほん)たる夫婦(ふうふ)(みち)は、128(かみ)(ゆる)しを()け、129(みだ)りに軽々(かるがる)しく結婚(けつこん)してはならないものである。130(なか)には二度目(にどめ)(つま)131所謂(いはゆる)二世(にせい)(つま)()たねばならぬ(やう)場合(ばあひ)があるが、132これは第一世(だいいつせい)(つま)(れい)()はなかつたり、133(あるひ)()つてゐても肉体(にくたい)(れい)()はずして、134夭死(えうし)したりするものである。135(しか)(なが)愛情(あいじやう)()ひ、136家庭(かてい)切廻(きりまは)しと()ひ、137どうしても第一世(だいいつせい)(つま)(くら)ぶれば、138第二世(だいにせい)(つま)(おと)つて()るものである。139(えう)するに、140二世(にせい)(つま)は、141(つま)といふ()はあつても、142大抵(たいてい)一世(いつせい)(つま)代理(だいり)たるべき(もの)であるからである。143また(なか)には第一世(だいいつせい)(つま)より二世(にせい)(つま)(はう)が、144(なに)かに()けて(まさ)つたのもある。145それは第一世(だいいつせい)(つま)夫婦(ふうふ)(れい)()うて()なかつたので、146第二世(だいにせい)(つま)本当(ほんたう)(れい)()うた夫婦(ふうふ)場合(ばあひ)である。147二回(にくわい)とも(れい)()はぬ夫婦(ふうふ)となり、148中途(ちうと)にしてどちらかが()げ、149第三回目(だいさんくわいめ)(れい)()うた(もの)発見(はつけん)されても、150最早(もはや)三世(さんせい)(つま)()(こと)出来(でき)ないのが、151神界(しんかい)不文律(ふぶんりつ)である。
152 祝姫(はふりひめ)(かか)過失(あやまち)(おちい)らざる(やう)蚊取別(かとりわけ)天使(てんし)は、153今日(こんにち)まで(ひめ)身辺(しんぺん)保護(ほご)すべく夫婦(ふうふ)()()して()たのである。
 
154 蚊取別(かとりわけ)祝姫(はふりひめ)は、155白煙(はくえん)となつて(この)()姿(すがた)(かく)した(あと)四人(よにん)茫然(ばうぜん)として白煙(はくえん)立上(たちあが)(くも)彼方(あなた)()て、156感歎(かんたん)(やや)(ひさ)しうし、
157高光彦(たかてるひこ)『ヤア(いま)まで蚊取別(かとりわけ)宣伝使(せんでんし)(かは)つた(ひと)だと(おも)つて()たが、158神様(かみさま)()ふものは(じつ)何処(どこ)までも行届(ゆきとど)いたものだナア。159(ただ)一人(ひとり)祝姫(はふりひめ)一生(いつしやう)(まも)るべく、160種々(いろいろ)手段(しゆだん)(もつ)操縦(さうじう)された(その)御神業(ごしんげふ)161(ちひ)さい(こと)にも(おほ)きい(こと)にも()のつくものだ。162我々(われわれ)細心(さいしん)注意(ちうい)(はら)つて()(なか)()たねばならぬ。163()して今日(こんにち)(ごと)常暗(とこやみ)()(なか)に、164蚊取別(かとりわけ)(やう)(ひと)目薬(めぐすり)にしたいと(おも)つてもあるものでない。165サア(これ)から我々(われわれ)()らず()らずの慢心(まんしん)(かへり)みて本当(ほんたう)神心(かみごころ)にならねば、166(いつ)つの(たき)曲神(まがかみ)征服(せいふく)どころか(かへつ)征服(せいふく)されて(しま)はねばならぬ。167アー(なん)だか蚊取別(かとりわけ)さまの(かへ)られた(あと)は、168(とり)(かよ)はぬ離島(はなれじま)(ただ)一人(ひとり)()てられた(やう)心持(こころもち)になつて()た』
169玉光彦(たまてるひこ)『さうですナ、170各自(めいめい)腹帯(はらおび)()めて(かか)らねばなりませぬ。171(ひと)背水(はいすゐ)(ぢん)()らねば何事(なにごと)成功(せいこう)しませぬ。172勇断果決(ゆうだんくわけつ)173獅子(しし)奮迅(ふんじん)(いきほひ)(もつ)て、174()自分(じぶん)(れい)憑依(ひようい)せる悪魔(あくま)追出(おひだ)し、175清浄(せいじやう)潔白(けつぱく)(れい)になつた(うへ)悪魔(あくま)征服(せいふく)する資格(しかく)(はじめ)出来(でき)るのだ。176大瀑布(だいばくふ)悪魔(あくま)()ると(おも)へば、177(あに)(はか)らむや、178自分(じぶん)(こころ)(おく)白瀬川(しらせがは)大瀑布(だいばくふ)(かか)り、179そこに大蛇(をろち)悪魔(あくま)()ぐうて()るのだ。180身外(しんぐわい)(てき)容易(ようい)征服(せいふく)出来(でき)るが心内(しんない)(てき)退治(たいぢ)出来(でき)(にく)い。181()深雪(みゆき)(たき)悪魔(あくま)突撃(とつげき)するまでに、182各自(めいめい)悪魔(あくま)征服(せいふく)し、183(あるひ)帰順(きじゆん)せしめて(のち)(かか)りませうか』
184高光彦(たかてるひこ)『アーさうだ。185悪魔(あくま)(むか)ふのは、186恰度(ちやうど)(まと)(むか)つて(ゆみ)()(やう)なものだ。187(ゆみ)()(もの)(その)()(ただ)しうして、188一分一厘(いちぶいちりん)隙間(すきま)もなく、189阿吽(あうん)呼吸(いき)()つた(とき)(はじ)めて、190(ゆみ)満月(まんげつ)(ごと)くに引絞(ひきしぼ)り、191(わたくし)(こころ)(くは)へず(あき)()()(かぜ)もなきに、192自然(しぜん)()つるが(ごと)無我(むが)無心(むしん)(きやう)()りて、193自然(しぜん)()(つる)(はな)れる。194さすれば(その)()(まと)中心(ちうしん)(あた)(やう)なものだ。195()(おのれ)(れい)(ただ)しうするのが肝腎(かんじん)だ』
196国光彦(くにてるひこ)(てき)本能寺(ほんのうじ)にあり、197(わが)()(てき)(わが)(こころ)(ひそ)む。198(こころ)(てき)(ほろぼ)せば、199如何(いか)常暗(とこやみ)()(なか)とは()へ、200(われ)()りては悪魔(あくま)大蛇(をろち)もナイル(がは)201(たふと)神代(かみよ)深雪(みゆき)(たき)202速河(はやかは)()(さすら)(なが)す、203神司(かむつかさ)麻柱(あななひ)宣伝使(せんでんし)204深雪(みゆき)(たき)(むか)ふに先立(さきだ)ちて()自己(じこ)(れい)洗濯(せんたく)にかかりませう』
205行平別(ゆきひらわけ)『アヽ、206万寿山(まんじゆざん)御兄弟(ごきやうだい)深刻(しんこく)なるお(はなし)()りて、207(わたくし)(こころ)岩戸(いはと)も、208サラリと(ひら)けました。209アレ御覧(ごらん)なさいませ、210天津御空(あまつみそら)には喜悦(よろこび)太陽(たいやう)晃々(くわうくわう)として(かがや)(はじ)めました。211これ(はた)して(なん)祥瑞(しやうずゐ)でせうか』
212高光彦(たかてるひこ)()(なか)(おに)大蛇(をろち)悪魔(あくま)()るものでない、213ある(やう)()えるのだ。214各自(めいめい)(こころ)(まこと)日月(じつげつ)()(かがや)き、215(かみ)慈愛(じあい)(こころ)(かがみ)(うつ)つたならば、216天地(てんち)清明(せいめい)安養(あんやう)浄土(じやうど)217サアサア(みな)さま、218打揃(うちそろ)うて天津祝詞(あまつのりと)奏上(そうじやう)(いた)しませう』
219 四人(よにん)(ここ)端坐(たんざ)し、220天津祝詞(あまつのりと)奏上(そうじやう)(をは)つて宣伝歌(せんでんか)高唱(かうしやう)する。
221(かみ)(おもて)(あら)はれて
222(ぜん)(あく)とを立別(たてわ)ける
223善悪(ぜんあく)不二(ふじ)(かみ)(みち)
224(ぜん)(おも)へば(ぜん)となり
225(あく)(おも)へば(あく)となる
226(した)(つるぎ)切先(きつさき)
227(おに)悪魔(あくま)曲霊(まがつひ)
228(さき)(あらそ)()(きた)
229この()(くも)るも(した)(ため)
230(あらそ)(おこ)るも(した)のため
231(てき)(なや)むも(した)のため
232この()(てら)すも(した)(ため)
233(ひと)(すく)ふも(した)のため
234天国(てんごく)浄土(じやうど)(した)(ため)
235地獄(ぢごく)極楽(ごくらく)(した)のため
236()のことごとは押並(おしな)べて
237(した)(どく)より()()づる
238(した)(おく)には(こころ)あり
239(おに)()づるも(こころ)から
240大蛇(をろち)探女(さぐめ)(こころ)から
241(かみ)(ほとけ)(こころ)から
242(こころ)持様(もちやう)(ただ)(ひと)
243(こころ)(はな)(ひら)くとき
244天地(あめつち)四方(よも)(はな)(ひら)
245(こころ)(こがらし)(すさ)ぶとき
246世界(せかい)(こがらし)()きまくる
247(ひと)(ころ)すも村肝(むらきも)
248(こころ)呼吸(いき)(した)(さき)
249(ひと)(すく)ふも(した)(さき)
250(かみ)となるのも(した)(さき)
251(おに)となるのも(した)(さき)
252(ひと)第一(だいいち)言霊(ことたま)
253(あま)瓊矛(ぬぼこ)(たた)へたる
254(した)(つるぎ)(つつし)みて
255慈愛(じあい)(さや)によく(をさ)
256(みだ)りに()くな(はな)つなよ
257善言美詞(ぜんげんびし)神嘉言(かむよごと)
258使(つか)ふは(した)役目(やくめ)ぞや
259善言美詞(ぜんげんびし)天地(あめつち)
260(しこ)悪魔(あくま)()(はら)
261生言霊(いくことたま)(つるぎ)ぞや
262アヽ惟神(かむながら)々々(かむながら)
263(たま)幸倍(ちはへ)坐世(ませ)言霊(ことたま)
264(した)(つるぎ)(おだや)かに
265使(つか)はせ(たま)天津神(あまつかみ)
266国津神(くにつかみ)たち(もも)(かみ)
267神代(かみよ)(ひら)言霊(ことたま)
268(きよ)御水火(みいき)曲津見(まがつみ)
269(しこ)(みたま)()()せむ
270(この)()(つく)りし神直日(かむなほひ)
271(こころ)(ひろ)大直日(おほなほひ)
272(ただ)何事(なにごと)(ひと)()
273直日(なほひ)見直(みなほ)聞直(ききなほ)
274()(あやま)ちは()(なほ)せ』
275(うた)(をは)るや、276百日(ひやくにち)百夜(ひやくや)暗黒(あんこく)(とざ)されたる天地(てんち)は、277(ここ)豁然(かつぜん)として()()けたる(ごと)く、278()晃々(くわうくわう)として(てん)(かがや)き、279今迄(いままで)騒然(さうぜん)たる瀑布(ばくふ)(ひびき)はピタリと()まり、280(とら)(おほかみ)獅子(しし)大蛇(をろち)(おに)(さけ)びも(またた)(うち)281若葉(わかば)(わた)春風(しゆんぷう)(ひびき)とこそはなりにける。
282大正一一・三・一〇 旧二・一二 松村真澄録)
   
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