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大本神諭
004 明治25年旧1月(日不明)
001 (年月日不明)
013 明治25年旧5月5日
006 明治26年(月日不明)
017 明治26年旧7月12日
032 明治27年旧1月3日
236 明治29年旧5月26日
237 明治29年旧8月23日
020 明治29年旧12月2日
190 明治30年(月日不明)
219 明治30年旧11月6日
229 明治31年旧1月3日
261 明治31年旧3月24日
260 明治31年閏3月6日
208 明治31年閏3月27日
209 明治31年旧4月4日
262 明治31年旧4月16日
018 明治31年旧5月5日
158 明治31年旧7月16日
238 明治31年旧8月7日
075 明治31年旧8月27日
076 明治31年旧9月30日
077 明治31年旧11月5日
073 明治31年旧11月30日
078 明治31年旧12月26日
016 明治32年(月日不明)
183 明治32年旧1月(日不明)
079 明治32年旧1月18日
184 明治32年旧2月(日不明)
094 明治32年旧2月3日
095 明治32年旧2月3日
185 明治32年旧3月(日不明)
186 明治32年旧4月(日不明)
081 明治32年旧4月12日
080 明治32年旧4月22日
187 明治32年旧6月(日不明)
082 明治32年旧6月3日
083 明治32年旧6月9日
084 明治32年旧6月10日
087 明治32年旧6月18日
085 明治32年旧6月20日
088 明治32年旧6月23日
188 明治32年旧7月(日不明)
021 明治32年旧7月1日
160 明治32年旧7月1日
086 明治32年旧7月3日
089 明治32年旧7月9日
090 明治32年旧7月29日
189 明治32年旧8月(日不明)
161 明治32年旧9月19日
091 明治32年旧12月17日
092 明治32年旧12月29日
159 明治33年旧1月7日
093 明治33年旧1月15日
096 明治33年旧3月1日
259 明治33年旧4月7日
210 明治33年旧5月20日
008 明治33年旧6月10日
036 明治33年旧7月30日
222 明治33年旧8月4日
180 明治33年旧8月5日
097 明治33年旧8月6日
098 明治33年旧8月6日
181 明治33年旧8月6日
182 明治33年旧8月8日
221 明治33年旧8月8日
118 明治33年旧8月10日
119 明治33年旧8月11日
157 明治33年旧8月13日
220 明治33年旧8月16日
211 明治33年旧8月20日
065 明治33年閏8月1日
067 明治33年閏8月1日
066 明治33年閏8月2日
069 明治33年閏8月2日
068 明治33年閏8月4日
070 明治33年閏8月5日
248 明治33年閏8月23日
099 明治33年旧9月6日
105 明治33年旧9月12日
223 明治33年旧12月11日
124 明治33年旧12月13日
225 明治34年旧1月16日
177 明治34年旧2月24日
037 明治34年旧3月7日
038 明治34年旧6月3日
277 明治34年旧7月15日
071 明治34年旧8月5日
072 明治34年旧8月6日
230 明治34年旧9月1日
226 明治34年旧9月16日
227 明治34年旧9月17日
228 明治34年旧9月18日
179 明治34年旧11月(日不明)
178 明治34年旧11月9日
224 明治34年旧12月3日
204 明治35年旧3月(日不明)
010 明治35年旧3月8日
203 明治35年旧3月8日
011 明治35年旧3月11日
205 明治35年旧3月12日
012 明治35年旧3月14日
121 明治35年旧4月3日
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197 明治35年旧6月3日
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200 明治35年旧6月14日
201 明治35年旧6月16日
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028 明治35年旧7月11日
126 明治35年旧7月11日
127 明治35年旧7月12日
029 明治35年旧7月16日
128 明治35年旧7月16日
129 明治35年旧7月25日
166 明治36年旧1月1日
014 明治36年旧1月3日
167 明治36年旧1月3日
168 明治36年旧1月5日
171 明治36年旧1月9日
176 明治36年旧1月30日
274 明治36年旧2月9日
103 明治36年旧2月29日
030 明治36年旧3月5日
050 明治36年旧4月1日
169 明治36年旧5月1日
172 明治36年旧5月6日
170 明治36年旧5月8日
173 明治36年旧5月11日
174 明治36年旧5月18日
175 明治36年旧5月19日
192 明治36年閏5月23日
193 明治36年閏5月23日
191 明治36年旧6月(日不明)
043 明治36年旧6月4日
164 明治36年旧6月5日
165 明治36年旧6月7日
115 明治36年旧6月8日
252 明治36年旧6月12日
246 明治36年旧6月14日
244 明治36年旧6月15日
251 明治36年旧6月15日
269 明治36年旧6月17日
047 明治36年旧7月13日
270 明治36年旧7月24日
100 明治36年旧8月16日
243 明治36年旧8月22日
249 明治36年旧8月22日
241 明治36年旧8月27日
242 明治36年旧8月30日
271 明治36年旧9月18日
245 明治36年旧10月1日
247 明治36年旧10月1日
240 明治36年旧10月10日
272 明治36年旧10月10日
273 明治36年旧11月4日
048 明治36年旧11月9日
239 明治36年旧11月14日
275 明治36年旧11月19日
267 明治36年旧12月7日
263 明治36年旧12月10日
268 明治36年旧12月10日
266 明治36年旧12月25日
265 明治36年旧12月28日
101 明治36年旧12月29日
264 明治36年旧12月29日
039 明治37年旧1月10日
102 明治37年旧1月11日
106 明治37年旧1月11日
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041 明治38年旧4月16日
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142 明治40年旧7月11日
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195 明治41年旧4月24日
136 明治41年旧6月8日
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141 明治41年旧10月15日
140 明治41年旧10月18日
162 明治42年旧10月6日
163 明治42年旧10月29日
153 明治43年旧4月15日
154 明治43年旧4月18日
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151 明治43年旧9月10日
152 明治43年旧9月28日
234 大正元年旧3月8日
060 大正元年旧7月4日
235 大正元年旧7月30日
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253 大正5年旧3月14日
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256 大正5年旧5月18日
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233 大正5年旧9月5日
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003 大正6年旧1月23日
005 大正6年旧2月9日
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206 大正6年閏2月25日
027 大正6年旧3月9日
033 大正6年旧3月12日
034 大正6年旧4月17日
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046 大正6年旧5月6日
144 大正6年旧8月22日
104 大正6年旧9月5日
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112 大正6年旧10月16日
113 大正6年旧11月23日
114 大正7年旧1月12日
148 大正7年旧1月13日
116 大正7年旧1月23日
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155 大正7年旧10月29日
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大正元年旧十月五日
インフォメーション
種類:
大本神諭
年月日:
1912(大正1)年11月13日(旧10月5日)
神霊界掲載号:
大正6年9月1日号(第51号) 11頁
神霊界八幡書店復刻版:
第1巻 375頁
七巻本:
第2巻 104頁
五巻本:
未調査
三五神諭:
なし
東洋文庫天の巻:
なし
東洋文庫火の巻:
85頁
連合会水の巻:
なし
大本史料集成:
未調査
庶民生活史料集成:
34頁
概要:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
2017-07-25 20:05:50
OBC :
os056
001
大国常立尊
(
おほくにたちのみこと
)
変性男子
(
へんじょうなんし
)
の
御魂
(
みたま
)
が、
002
出口
(
でぐち
)
の
守
(
かみ
)
と
顕
(
あら
)
はれて、
003
世界
(
せかい
)
の
守護
(
しゅご
)
致
(
いた
)
すぞよ。
004
世
(
よ
)
の
元
(
もと
)
の
根本
(
こんぽん
)
の
生神
(
いきがみ
)
であるから、
005
此
(
この
)
生神
(
いきがみ
)
が
天晴
(
あっぱれ
)
表
(
おもて
)
に
現
(
あら
)
はれると、
006
何
(
なに
)
も
判
(
わか
)
りて
来
(
く
)
るから、
007
辛
(
つら
)
い
守護神
(
しゅごじん
)
が
出来
(
でき
)
るなれど、
008
此
(
この
)
方
(
ほう
)
が
表
(
おもて
)
になりて
覇張
(
はば
)
るのではないぞよ。
009
斯
(
こ
)
ういふ
世
(
よ
)
に
成
(
な
)
る
事
(
こと
)
を
能
(
よ
)
く
知
(
し
)
りて
居
(
を
)
る、
010
大元
(
おほもと
)
の
先祖
(
せんぞ
)
であるからと
申
(
もう
)
して、
011
覇張
(
はば
)
りたのではなかりたぞよ。
012
天
(
てん
)
と
地
(
ち
)
との
先祖
(
せんぞ
)
の
造
(
つく
)
り
固
(
かた
)
めた
世
(
よ
)
であるから、
013
先祖
(
せんぞ
)
の
元
(
もと
)
の
神
(
かみ
)
でないと、
014
世界中
(
せかいじゅう
)
の
事
(
こと
)
が
判
(
わか
)
りはせんぞよ。
015
外国
(
がいこく
)
の
神
(
かみ
)
では、
016
元
(
もと
)
にこしらへてある
事
(
こと
)
がわからんから、
017
誠
(
まこと
)
の
世
(
よ
)
の
洗濯
(
せんたく
)
はできんから、
018
何遍
(
なんべん
)
でも
世
(
よ
)
が
後
(
あと
)
へ
戻
(
もど
)
りて、
019
斯
(
こ
)
ういふ
困難
(
こんなん
)
な
世
(
よ
)
が
参
(
まい
)
りてきたのぢゃぞよ。
020
今度
(
こんど
)
の
二度目
(
にどめ
)
の
世界
(
せかい
)
の
大立替
(
おほたてか
)
えは、
021
末代
(
まつだい
)
に
一度
(
いちど
)
ほか
無
(
な
)
い、
022
大望
(
たいもう
)
な
世
(
よ
)
の
立替
(
たてかへ
)
であるぞよ。
023
立替
(
たてかへ
)
立別
(
たてわけ
)
なら、
024
何
(
ど
)
うなりと
致
(
いた
)
して、
025
無茶
(
むちゃ
)
で
致
(
いた
)
せばできるなれど、
026
後
(
あと
)
の
修理固成
(
つくねなおし
)
の
大事望
(
たいもう
)
が、
027
中々
(
なかなか
)
骨
(
ほね
)
の
折
(
を
)
れる
事
(
こと
)
であるぞよ。
028
一
(
ひ
)
ト
色
(
いろ
)
や、
029
二
(
ふ
)
タ
色
(
いろ
)
や、
030
三色
(
みいろ
)
や、
031
五色
(
いついろ
)
や、
032
十色
(
といろ
)
でないぞよ。
033
何
(
なに
)
につけても
大望
(
たいもう
)
ばかりであるぞよ。
034
世
(
よ
)
の
立替
(
たてかへ
)
は
何時
(
いつ
)
でも
始
(
はじ
)
めるなれど、
035
後
(
あと
)
の
立直
(
たてなほ
)
しの
御用
(
ごよう
)
致
(
いた
)
す
適材
(
どうぐ
)
が
揃
(
そろ
)
はんと、
036
立替
(
たてかへ
)
した
丈
(
だけ
)
なら
埒
(
らち
)
は
良
(
よ
)
いなれど、
037
立直
(
たてなほ
)
しの
御用
(
ごよう
)
致
(
いた
)
す
守護神
(
しゅごじん
)
も、
038
使
(
つか
)
はれて
居
(
を
)
る
肉体
(
にくたい
)
も、
039
水晶
(
すいしょう
)
の
心
(
こころ
)
に
磨
(
みが
)
けんと、
040
神
(
かみ
)
の
御用
(
ごよう
)
に
間
(
ま
)
に
合
(
あ
)
はんから、
041
斯
(
こ
)
ンなに
六
(
むつ
)
ケ
敷
(
し
)
う
申
(
もう
)
すのであるぞよ。
042
神
(
かみ
)
の
世
(
よ
)
一代
(
いちだい
)
の
中
(
うち
)
には。
043
末流
(
えだ
)
の
神
(
かみ
)
に
何
(
ど
)
ンな
世
(
よ
)
をもたして
見
(
み
)
てあるが、
044
神
(
かみ
)
が
見
(
み
)
て
居
(
を
)
れば、
045
皆
(
みな
)
われよしの
世
(
よ
)
の
持方
(
もちかた
)
ばかりでありたぞよ。
046
天
(
てん
)
と
地
(
ち
)
との
先祖
(
せんぞ
)
の
神
(
かみ
)
の
心
(
こころ
)
は、
047
今
(
いま
)
に
些
(
ち
)
ッとも
息
(
やす
)
むといふ
事
(
こと
)
は
無
(
な
)
いぞよ。
048
此世
(
このよ
)
ができてくるから、
049
変性男子
(
へんじょうなんし
)
の
御魂
(
みたま
)
と
変性女子
(
へんじょうにょし
)
の
御魂
(
みたま
)
が、
050
産霊
(
こしらへ
)
てありたといふ
事
(
こと
)
が、
051
毎度
(
まいど
)
筆先
(
ふでさき
)
に
書
(
か
)
かしてあらうがナ。
052
此世
(
このよ
)
がきた
折
(
おり
)
には、
053
世界中
(
せかいじゅう
)
の
困難
(
こんなん
)
となりて、
054
何方
(
どちら
)
の
国
(
くに
)
にも、
055
金銭
(
きん
)
の
入用
(
いるの
)
は
程
(
ほど
)
知
(
し
)
れず、
056
金融
(
きん
)
はだんだん
逼迫
(
ひっぱく
)
になるし、
057
何
(
ど
)
う
為様
(
しよう
)
も
無
(
な
)
きやうに、
058
一旦
(
いったん
)
世界中
(
せかいじゅう
)
は
火
(
ひ
)
の
消
(
き
)
えたやうに
成
(
な
)
るから、
059
斯
(
こ
)
うなりた
折
(
おり
)
には、
060
元
(
もと
)
の
其
(
その
)
儘
(
まま
)
の、
061
まことの
神
(
かみ
)
が
現
(
あらは
)
れて、
062
二度目
(
にどめ
)
の
世
(
よ
)
の
立替
(
たてかへ
)
を
致
(
いた
)
さねばならんから、
063
此方
(
このほう
)
が
世
(
よ
)
に
落
(
お
)
とされたのも、
064
御都合
(
ごつごう
)
のことであるぞよ。
065
世
(
よ
)
に
落
(
お
)
とされた
御魂
(
みたま
)
と
共々
(
ともども
)
に、
066
苦労
(
くろう
)
艱難
(
かんなん
)
、
067
口惜
(
くやし
)
き
事
(
こと
)
を
致
(
いた
)
し、
068
耐忍
(
こばり
)
つめてきた
身魂
(
みたま
)
でないことには、
069
今度
(
こんど
)
の
御用
(
ごよう
)
は
出来
(
しゅったい
)
致
(
いた
)
さぬのであるぞよ。
070
大本
(
おほもと
)
へ
入
(
はい
)
りてきて、
071
有難
(
ありがた
)
いばかりでは、
072
今度
(
こんど
)
の
御用
(
ごよう
)
致
(
いた
)
すのは、
073
神
(
かみ
)
の
因縁
(
いんねん
)
性来
(
しょうらい
)
のわかる
身魂
(
みたま
)
でないと、
074
只
(
ただ
)
有難
(
ありがた
)
いばかりでは、
075
結構
(
けっこう
)
な
御用
(
ごよう
)
はできぬぞよ。
076
善
(
よ
)
い
守護神
(
しゅごじん
)
もあれば、
077
悪
(
わ
)
るい
守護神
(
しゅごじん
)
もあるから、
078
其事
(
そのこと
)
がわからんと、
079
悪
(
わ
)
るき
守護神
(
しゅごじん
)
がでてくるから、
080
よく
見
(
み
)
わけぬと、
081
表皮
(
うわつら
)
善
(
よ
)
く
見
(
み
)
せて、
082
悪神
(
わるがみ
)
がでて
来
(
く
)
るから、
083
審神者
(
さにわ
)
が
余程
(
よほど
)
骨
(
ほね
)
が
折
(
を
)
れるぞよ。
084
われの
心
(
こころ
)
が
曇
(
くも
)
りて
居
(
を
)
ると、
085
曇
(
くも
)
りて
居
(
を
)
る
霊魂
(
みたま
)
がわからんぞよ。
086
余程
(
よほど
)
見
(
み
)
わけんと、
087
善
(
よ
)
い
方
(
ほう
)
へは
挙
(
あ
)
げられんぞよ。
088
わかりて
来
(
く
)
る
程
(
ほど
)
、
089
われも
私
(
わし
)
もと
申
(
もう
)
してでて
来
(
く
)
るぞよ。
090
暑
(
あつ
)
さ
凌
(
しの
)
いで
秋
(
あき
)
吹
(
ふ
)
く
風
(
かぜ
)
を
待
(
ま
)
てど、
091
一旦
(
いったん
)
世界
(
せかい
)
は
寂
(
さび
)
しくなるぞよといふことが、
092
筆先
(
ふでさき
)
で
知
(
し
)
らしてあるぞよ。
093
余
(
あ
)
まり
富貴
(
よかり
)
た、
094
仕放題
(
しほうだい
)
に
致
(
いた
)
して
来
(
き
)
た
御魂
(
みたま
)
の
肉体
(
にくたい
)
は、
095
心
(
こころ
)
が
何
(
なん
)
となう
寂
(
さび
)
しうなるから、
096
斯
(
こ
)
うなりた
折
(
おり
)
に、
097
これ
迄
(
まで
)
の
心
(
こころ
)
を
持
(
も
)
ちかへて
居
(
を
)
らんと、
098
難渋
(
なんじゅう
)
なことが
世界
(
せかい
)
からでてくるぞよ。
099
斯
(
こ
)
うなりてくるまでに、
100
身魂
(
みたま
)
に
今迄
(
いままで
)
の
心
(
こころ
)
を
持
(
も
)
ちかへて
居
(
を
)
るやうに、
101
続
(
つづ
)
いて
日々
(
にちにち
)
知
(
し
)
らしてありたが
善
(
よ
)
いことも
悪
(
わる
)
きことも
一度
(
いちど
)
に
出
(
で
)
て
来
(
く
)
るといふことが、
102
毎度
(
まいど
)
変性男子
(
へんじょうなんし
)
の
御魂
(
みたま
)
の
出口直
(
でぐちなお
)
の
手
(
て
)
で
今
(
いま
)
に
知
(
し
)
らしてあるのに、
103
誤解
(
とりちがい
)
を
致
(
いた
)
したり、
104
何
(
なに
)
もわからずに
能
(
よ
)
いことばかりに
眼
(
め
)
を
付
(
つ
)
けて
居
(
を
)
ると、
105
大間違
(
おほまちが
)
いができるから、
106
間違
(
まちがい
)
の
無
(
な
)
いやうに、
107
綾部
(
あやべ
)
の
大本
(
おほもと
)
は、
108
世界
(
せかい
)
の
元
(
もと
)
となる
尊
(
とうと
)
い
所
(
ところ
)
であるから、
109
初発
(
しょぱつ
)
には
皆
(
みな
)
に
行
(
ぎやう
)
がさしてあるなれど、
110
真正
(
まこと
)
の
行
(
ぎょう
)
をさしたら
皆
(
みな
)
逃
(
に
)
げて
去
(
い
)
ぬから、
111
たらして
茲
(
ここ
)
までは
来
(
き
)
たなれど、
112
綾部
(
あやべ
)
の
大本
(
おほもと
)
は、
113
世界
(
せかい
)
の
元
(
もと
)
となるのであるから、
114
何事
(
なにごと
)
も
大難事
(
たいもう
)
であるぞよ。
115
大望
(
たいもう
)
大望
(
たいもう
)
と
申
(
もう
)
すのを、
116
取
(
と
)
り
違
(
ちがい
)
をして
居
(
を
)
る
人
(
ひと
)
がまだ
多数
(
たっぴつ
)
あるぞよ。
117
出口直
(
でぐちなお
)
に
口
(
くち
)
で
言
(
い
)
はした
事
(
こと
)
も、
118
手
(
て
)
で
書
(
か
)
かした
事
(
こと
)
も、
119
毛筋
(
けすじ
)
も
違
(
ちが
)
ひの
無
(
な
)
いことであるぞよ。
120
些
(
ち
)
ッとも
違
(
ちが
)
ひられん
事
(
こと
)
であるから、
121
余
(
あま
)
り
早
(
ほよ
)
うは
言
(
い
)
はれん
事
(
こと
)
であるぞよ。
122
早
(
はよ
)
う
申
(
もう
)
すと
神界
(
しんかい
)
の
都合
(
つごう
)
で、
123
些
(
ち
)
ッと
延
(
の
)
びる
事
(
こと
)
があると、
124
筆先
(
ふでさき
)
が
嘘
(
うそ
)
でありたと
申
(
もう
)
して、
125
御蔭
(
おかげ
)
を
堕
(
おと
)
す
者
(
もの
)
が
出来
(
きで
)
るし、
126
真正
(
まこと
)
の
事
(
こと
)
は
猥
(
みだ
)
りに
人
(
ひと
)
には
言
(
い
)
はぬし、
127
言
(
い
)
はんでお
蔭
(
かげ
)
を
墜
(
お
)
とすし、
128
出口
(
でぐち
)
を
雁尻巻
(
がんじりまき
)
に
致
(
いた
)
して
置
(
お
)
いて、
129
門
(
かど
)
へも
出
(
だ
)
さずに、
130
茲
(
ここ
)
まで
漸
(
よ
)
う
漸
(
よ
)
う
出来
(
しゅったい
)
をさしたぞよ。
131
中々
(
なかなか
)
辛
(
つら
)
い
取次
(
とりつぎ
)
であるぞよ。
132
綾部
(
あやべ
)
の
大本
(
おほもと
)
は、
133
遠国
(
えんごく
)
から
開
(
あ
)
けてくるぞよと
申
(
もう
)
してあらうがナ。
134
何
(
なに
)
も
違
(
ちが
)
はん、
135
遠国
(
えんごく
)
から
早
(
はや
)
く
解
(
わか
)
る
人
(
ひと
)
が
出
(
で
)
て
来
(
く
)
るから、
136
近傍
(
ひぢね
)
の
人
(
ひと
)
が
恥
(
はず
)
かしき
事
(
こと
)
が
出来
(
でき
)
ると
申
(
もう
)
して、
137
筆先
(
ふでさき
)
に
書
(
か
)
いて
知
(
し
)
らしてあらうがな。
138
此
(
この
)
綾部
(
あやべ
)
の
郡長
(
ぐんちょう
)
、
139
警察
(
けいさつ
)
、
140
役場
(
やくば
)
が、
141
世界
(
せかい
)
へ
恥
(
はず
)
かしき
事
(
こと
)
が
出来
(
でき
)
ると
申
(
もう
)
して
知
(
し
)
らしてあるぞよ。
142
余
(
あま
)
り
判
(
わか
)
らんと
恥
(
はず
)
かしくなりて、
143
逃
(
に
)
げて
去
(
いな
)
なならん
様
(
やう
)
になりて
来
(
く
)
るぞよ。
144
何彼
(
なにか
)
の
時節
(
じせつ
)
が
遅
(
おそ
)
くなりて
居
(
を
)
るから、
145
立替
(
たてかへ
)
と、
146
先
(
さ
)
きの
立直
(
たてなほ
)
しの
御用
(
ごよう
)
が
同時
(
いっしょ
)
になりて、
147
良
(
よ
)
き
事
(
こと
)
と
悪
(
わ
)
るき
事
(
こと
)
とが、
148
今
(
いま
)
に
出
(
で
)
て
来
(
く
)
るぞよ。
149
遠国
(
えんごく
)
から
出
(
で
)
て
来
(
く
)
る
鼻高者
(
はなだかさん
)
に、
150
割
(
わ
)
りと
早
(
はや
)
く
改心
(
かいしん
)
が
出来
(
でき
)
て
立直
(
たてなほ
)
しの
御用
(
ごよう
)
が
予想
(
おもわく
)
とは
早
(
はや
)
くなりて、
151
外国
(
がいこく
)
の
方
(
ほう
)
が
改心
(
かいしん
)
が
早
(
はよ
)
うならうも、
152
知
(
し
)
れぬといふことも
知
(
し
)
らしてあるぞよ。
153
立替
(
たてかへ
)
が
大層
(
たいそう
)
延
(
の
)
びて
居
(
を
)
るから、
154
初
(
はじ
)
めから
物事
(
ものごと
)
は
迅
(
はや
)
いといふ
事
(
こと
)
も
知
(
し
)
らしてあるぞよ。
155
近傍
(
ちかく
)
程
(
ほど
)
天理
(
もの
)
が
判
(
わか
)
りて
居
(
を
)
らぬぞよ。
156
遠国
(
えんごく
)
の
人
(
ひと
)
が
一度
(
いちど
)
参
(
まい
)
りて
来
(
き
)
ても、
157
良
(
よ
)
いお
蔭
(
かげ
)
を
取
(
と
)
りて
去
(
い
)
ぬ
人
(
ひと
)
が、
158
向後
(
このさき
)
は
段々
(
だんだん
)
出来
(
でき
)
るぞよ。
159
燈台下
(
とうだいした
)
は
真
(
ま
)
ッ
暗
(
くら
)
がりであるが、
160
神
(
かみ
)
は
困
(
こま
)
るのではない、
161
其
(
その
)
人
(
ひと
)
が
可哀想
(
かわいそう
)
なからと
申
(
もう
)
して、
162
耳
(
みみ
)
にタコの
出来
(
でき
)
る
程
(
ほど
)
知
(
し
)
らしてあるぞよ。
163
斯教
(
このみち
)
は
人
(
ひと
)
を
引
(
ひ
)
ッ
張
(
ぱ
)
りに
行
(
い
)
く
道
(
みち
)
で
無
(
な
)
いなれど、
164
余
(
あま
)
り
今
(
いま
)
の
人民
(
じんみん
)
が
判
(
わか
)
らんので、
165
神
(
かみ
)
が
見
(
み
)
て
居
(
を
)
れんから、
166
取次
(
とりつぎ
)
をこしらへて
引
(
ひ
)
ッ
張
(
ぱ
)
りに
遣
(
や
)
りたなれど、
167
余
(
あま
)
り
出口
(
でぐち
)
を
世
(
よ
)
に
落
(
お
)
としてありて、
168
見当
(
けんとう
)
の
取
(
と
)
れん
御用
(
ごよう
)
がさしてあるから、
169
疑
(
うたが
)
ふのは
尤
(
もっと
)
もであるぞよ。
170
今度
(
こんど
)
の
御用
(
ごよう
)
は、
171
人民
(
じんみん
)
が
何程
(
なにほど
)
寄
(
よ
)
りて
来
(
き
)
たとても、
172
因縁
(
いんねん
)
のある
身魂
(
みたま
)
でないと、
173
大本
(
おほもと
)
の
神秘
(
しょうまつ
)
の
御用
(
ごよう
)
は
出来
(
でき
)
んぞよ。
174
人民力
(
じんみんりき
)
でも、
175
智慧
(
ちえ
)
でも、
176
学
(
がく
)
でも
出来
(
でき
)
ん
大望
(
たいもう
)
な
事
(
こと
)
があるのじゃぞよ。
177
又
(
また
)
人民
(
じんみん
)
で
出来
(
でき
)
ん
御用
(
ごよう
)
は、
178
太初
(
もと
)
の
荒神
(
あらがみ
)
が、
179
実行
(
せうまつ
)
を
致
(
いた
)
すから、
180
この
世
(
よ
)
の
鼻高
(
はなだか
)
が、
181
往生
(
おうじょう
)
致
(
いた
)
して、
182
此世
(
このよ
)
にはゑらい
神
(
かみ
)
があるといふ
事
(
こと
)
を
悟
(
さと
)
るぞよ。
183
又
(
また
)
真正
(
まこと
)
の
鼻高
(
はなだか
)
が
一度
(
いちど
)
にわかりて
来
(
き
)
て、
184
ゑらい
御手伝
(
おてつだい
)
をなさるぞよ。
185
この
世
(
よ
)
が
来
(
く
)
るから、
186
変性男子
(
へんじょうなんし
)
と
変性女子
(
へんじょうにょし
)
の
身魂
(
みたま
)
が
造
(
こしら
)
へて
在
(
あ
)
りての、
187
今度
(
こんど
)
の
二度目
(
にどめ
)
の
立替
(
たてかへ
)
であるから、
188
男子
(
なんし
)
は
筆先
(
ふでさき
)
で
世界
(
せかい
)
の
根本
(
こんぽん
)
の
事
(
こと
)
から、
189
万古末代
(
まんごまつだい
)
残
(
のこ
)
る
世
(
よ
)
の
政策
(
もちかた
)
を
書
(
か
)
かしてあるなり、
190
女子
(
にょし
)
は
世
(
よ
)
に
出
(
で
)
て
居
(
を
)
れる
方
(
ほう
)
の
事
(
こと
)
を、
191
この
世
(
よ
)
は
斯
(
こ
)
ういふ
事
(
こと
)
に
成
(
な
)
りて
居
(
を
)
るといふ
事
(
こと
)
がさしてありて、
192
初発
(
しょぱつ
)
はまるで
敵
(
てき
)
のやうでありたなれど。
193
厭
(
いや
)
ナ
事
(
こと
)
は
皆
(
みな
)
縁類
(
ひっぽう
)
にさして
見
(
み
)
せてあるぞよ。
194
変性男子
(
へんじょうなんし
)
の
規則
(
きそく
)
破
(
やぶ
)
りの
懲戒
(
とがしめ
)
を、
195
天
(
てん
)
から
御赦
(
おゆる
)
しを
戴
(
いただ
)
きた
御蔭
(
おかげ
)
で、
196
二
(
ふた
)
ツに
分
(
わか
)
れて
居
(
を
)
りた
霊魂
(
みたま
)
が
一
(
ひと
)
ツになりて、
197
天晴
(
あっぱれ
)
と
表
(
おもて
)
に
現
(
あらは
)
れて、
198
三千世界
(
さんぜんせかい
)
の
守護
(
しゅご
)
に
懸
(
かか
)
ると、
199
世界
(
せかい
)
は
大分
(
だいぶ
)
騒
(
さわ
)
がしうなるなれど、
200
速
(
はや
)
く
立替
(
たてかへ
)
を
致
(
いた
)
さんと、
201
向後
(
さき
)
の
立直
(
たてなほ
)
しが
遅
(
おそ
)
くなると、
202
世界中
(
せかいじゅう
)
が
困
(
こま
)
る
事
(
こと
)
が
出
(
で
)
て
来
(
く
)
ると、
203
何
(
なに
)
も
知
(
し
)
らぬ
人民
(
じんみん
)
が
可哀想
(
かわいそう
)
ナから、
204
立替
(
たてかへ
)
と
立直
(
たえなおし
)
とが、
205
一所
(
いっしょ
)
になる
事
(
こと
)
も、
206
筆先
(
ふでさき
)
に
今
(
いま
)
まで
何遍
(
なんべん
)
も
知
(
し
)
らしてあるぞよ。
207
変性女子
(
へんじょうにょし
)
のつとめも
変
(
かは
)
りて、
208
坤
(
ひつじさる
)
の
金神
(
こんじん
)
に
納
(
おさ
)
まりて、
209
皆
(
みな
)
和合
(
わごう
)
が
出来
(
でき
)
て
結構
(
けっこう
)
であるぞよ。
210
何
(
なに
)
も
仕組
(
しぐみ
)
通
(
どほ
)
りになりて
来
(
く
)
るぞよ。
211
悪
(
あく
)
の
守護神
(
しゅごじん
)
に
使
(
つか
)
はれて、
212
改心
(
かいしん
)
の
出来
(
でき
)
ぬ
肉体
(
にくたい
)
が、
213
此先
(
このさき
)
は
可哀想
(
かわいそう
)
なれど、
214
茲
(
ここ
)
まで
知
(
し
)
らして
気
(
き
)
がつけてあるのに、
215
今
(
いま
)
に
解
(
わか
)
らん
守護神
(
しゅごじん
)
に、
216
使
(
つか
)
はれて
居
(
を
)
るやうな
肉体
(
にくたい
)
に、
217
言
(
い
)
ひ
聴
(
きか
)
して
居
(
を
)
る
暇
(
ひま
)
がないぞよ。
218
今度
(
こんど
)
の
二度目
(
にどめ
)
の
世
(
よ
)
の
立替
(
たてかへ
)
と
申
(
もう
)
すのは、
219
さッぱり
世
(
よ
)
の
洗
(
あら
)
ひ
替
(
かへ
)
であるから、
220
何
(
なに
)
につけても
大望
(
たいもう
)
であるぞよ。
221
今度
(
こんど
)
の
大望
(
たいもう
)
は、
222
天
(
てん
)
ばかりでも
出来
(
でき
)
ず、
223
地
(
ち
)
だけでも
出来
(
でき
)
ん
事
(
こと
)
であるから、
224
三体
(
さんたい
)
の
大神
(
おほかみ
)
が
地上
(
した
)
へ
降
(
お
)
りて
手伝
(
てつど
)
ふてやらんと、
225
地
(
ち
)
丈
(
だけ
)
では
出来
(
でき
)
んぞよ。
226
国常立尊
(
くにとこたちのみこと
)
の
仕組
(
しぐみ
)
通
(
どほ
)
りに
致
(
いた
)
さねば、
227
外
(
ほか
)
の
守護神
(
しゅごじん
)
が
混
(
ま
)
ぜ
返
(
かへ
)
すと、
228
総
(
すべ
)
ての
事
(
こと
)
が
遅
(
おそ
)
くなりて、
229
世界中
(
せかいじゅう
)
が
困
(
こま
)
るから、
230
向後
(
このさき
)
は
神
(
かみ
)
の
不可
(
ならん
)
といふことを
致
(
いた
)
したら、
231
その
場
(
ば
)
で
懲罰
(
みせしめ
)
を
致
(
いた
)
すぞよ。
232
これからは、
233
此中
(
このなか
)
は
一日
(
いちにち
)
増
(
ま
)
しに
変
(
かは
)
るぞよ。
234
実地
(
じっち
)
を
申
(
もう
)
しても、
235
真実
(
まこと
)
には
致
(
いた
)
さんから、
236
何事
(
なにごと
)
も
遅
(
おそ
)
くなるのじゃぞよ。
237
一度
(
いちど
)
できけば
[
※
「一度で、きけば」ということ。
]
、
238
物
(
もの
)
が
迅
(
はよ
)
うなるなれど、
239
人民
(
じんみん
)
は、
240
自己
(
われ
)
が
身
(
み
)
をせめるのであるぞよ。
241
是
(
これ
)
から
未
(
ま
)
だ
疑
(
うたご
)
ふて、
242
我
(
が
)
を
出
(
だ
)
して、
243
われの
思
(
おも
)
ふやうにする
守護神
(
しゅごじん
)
に、
244
使
(
つか
)
はれて
居
(
を
)
る
肉体
(
にくたい
)
でありたら、
245
じりじり
舞
(
ま
)
ひを
致
(
いた
)
すぞよ。
246
素直
(
すなほ
)
に
致
(
いた
)
す
守護神
(
しゅごじん
)
であるならば、
247
すぐから
楽
(
らく
)
に
生計
(
くれ
)
るなり、
248
ならんといふ
事
(
こと
)
を、
249
聴
(
き
)
かずと
致
(
いた
)
したら、
250
苦
(
くる
)
しみが
出来
(
でき
)
るぞよ。
251
苦
(
くる
)
しみ
度
(
た
)
くば、
252
筆先
(
ふで
)
を
背
(
そむ
)
いて、
253
何
(
なん
)
なりと
致
(
いた
)
して
見
(
み
)
よれ。
254
心
(
こころ
)
の
中
(
なか
)
でジリジリ
舞
(
ま
)
ひを
致
(
いた
)
すぞよ。
255
従来
(
これまで
)
とは、
256
物事
(
ものごと
)
がさッぱり
変
(
かは
)
るから、
257
申
(
もう
)
すやうに
致
(
いた
)
さな、
258
その
人
(
にん
)
に
苦
(
くる
)
しみが
出来
(
でき
)
るだけであるぞよ。
259
これ
迄
(
まで
)
の
世
(
よ
)
は、
260
眷属
(
けんぞく
)
が
覇張
(
はば
)
りて、
261
大将
(
たいしょう
)
無
(
な
)
しの
世
(
よ
)
になりて
居
(
い
)
たから、
262
さッぱり
世
(
よ
)
が
上下
(
うえした
)
へ
顛
(
かえ
)
りて、
263
人民
(
じんみん
)
の
致
(
いた
)
すことが
皆
(
みな
)
倒
(
さか
)
さま
斗
(
ばか
)
りで、
264
神
(
かみ
)
の
尊慮
(
きかい
)
に
協
(
かな
)
はぬ
事
(
こと
)
ばかり
外
(
ほか
)
、
265
出来
(
でき
)
て
居
(
を
)
らんぞよ。
266
是迄
(
これまで
)
に
世
(
よ
)
の
立替
(
たてかへ
)
はありたなれど、
267
真正
(
まこと
)
の
世
(
よ
)
の
立替
(
たてかへ
)
は
一度
(
いちど
)
も
出来
(
でき
)
ては
居
(
を
)
らんぞよ。
268
世
(
よ
)
を
何遍
(
なんべん
)
立替
(
たてかへ
)
致
(
いた
)
しても、
269
肝腎
(
かんじん
)
の
大立
(
おほたて
)
直
(
なお
)
しを
致
(
いた
)
さずに、
270
立替
(
たてかへ
)
してあるから
些
(
ち
)
ッと
行
(
い
)
きよると、
271
又
(
また
)
世
(
よ
)
が
後
(
あと
)
へ
戻
(
もど
)
りたなれど、
272
今度
(
こんど
)
の
二度目
(
にどめ
)
の
世
(
よ
)
の
立替
(
たてかへ
)
は、
273
末代
(
まつだい
)
に
一度
(
いちど
)
ほか
無
(
な
)
い
世
(
よ
)
の
立替
(
たてかへ
)
であるから。
274
下拵
(
したごしら
)
へに
隙
(
ひま
)
が
要
(
い
)
りたのである。
275
当座
(
とうざ
)
や
金
(
かね
)
の
立替
(
たてかへ
)
では、
276
早刻
(
すぐ
)
に
後
(
あと
)
へ
戻
(
もど
)
るぞよ。
277
今度
(
こんど
)
の
立替
(
たてかへ
)
を
致
(
いた
)
したら、
278
巌
(
いわ
)
な
松
(
まつ
)
の
世
(
よ
)
になるから、
279
今度
(
こんど
)
の
事
(
こと
)
は
何
(
なん
)
につけても
大望
(
たいもう
)
であるぞよ。
280
立替
(
たてかへ
)
は
埒
(
らち
)
能
(
よ
)
う
致
(
いた
)
した
所
(
ところ
)
で、
281
後
(
あと
)
の
立直
(
たてなほ
)
しが
中々
(
なかなか
)
大望
(
たいもう
)
であるぞよ。
282
立直
(
たてなほ
)
しの
守護
(
しゅご
)
致
(
いた
)
す
守護神
(
しゅごじん
)
は、
283
昔
(
むかし
)
の
元
(
もと
)
の
大和
(
やまと
)
魂
(
だましい
)
の、
284
些
(
ち
)
ッとも
混
(
ま
)
ぜりの
無
(
な
)
い
御魂
(
みたま
)
でないと、
285
向後
(
このさき
)
はズンダラな
守護神
(
しゅごじん
)
は、
286
一
(
ひ
)
と
方
(
かた
)
も
使
(
つか
)
はんから、
287
世
(
よ
)
に
落
(
お
)
ちて
居
(
を
)
りた
荒神
(
あらがみ
)
の
守護神
(
しゅごじん
)
を、
288
大望
(
たいもう
)
な
御用
(
ごよう
)
に
使
(
つか
)
ふぞよ。
289
中々
(
なかなか
)
御苦労
(
ごくろう
)
な
御用
(
ごよう
)
であるから、
290
世
(
よ
)
に
落
(
お
)
ちて
居
(
を
)
れる
守護神
(
しゅごじん
)
でない
事
(
こと
)
には、
291
世
(
よ
)
に
出
(
で
)
て
居
(
を
)
れる
守護神
(
しゅごじん
)
では、
292
出来
(
でき
)
ん
事
(
こと
)
をして
貰
(
もら
)
はな
成
(
な
)
らんから、
293
六
(
むつ
)
ケ
敷
(
しい
)
と
申
(
もう
)
すのであるぞよ。
294
世
(
よ
)
に
出
(
で
)
て
居
(
を
)
れる
身魂
(
みたま
)
は、
295
行
(
ぎゃう
)
といふ
事
(
こと
)
がして
無
(
な
)
いから、
296
真正
(
まこと
)
の
神
(
かみ
)
の
御用
(
ごよう
)
は
出来
(
でき
)
ぬから、
297
それで
上下
(
うえした
)
へ
御用
(
ごよう
)
をかへてあるぞよ。
298
世
(
よ
)
が
悪
(
わ
)
る
開
(
びら
)
けに
開
(
ひら
)
けて、
299
元
(
もと
)
の
先祖
(
せんぞ
)
の
大慈悲
(
おもひ
)
といふ
事
(
こと
)
が、
300
末流
(
えだ
)
の
神
(
かみ
)
に
無
(
な
)
いゆゑに、
301
信実
(
まこと
)
が
些
(
ち
)
ッとも
無
(
な
)
いから、
302
世
(
よ
)
が
悪
(
わ
)
るくなるばかりで、
303
今
(
いま
)
の
難渋
(
なんじゅう
)
であるぞよ。
304
他
(
ひと
)
の
苦労
(
くろう
)
の
結果
(
とく
)
で
世
(
よ
)
を
持
(
も
)
ちて
見
(
み
)
ても、
305
心
(
こころ
)
に
誠
(
まこと
)
の
無
(
な
)
い
守護神
(
しゅごじん
)
ばかりでは、
306
世
(
よ
)
が
持
(
も
)
てさうな
事
(
こと
)
は
無
(
な
)
いぞよ。
307
此方
(
このほう
)
が
世
(
よ
)
に
落
(
おと
)
されて、
308
此
(
この
)
世
(
よ
)
に
無
(
な
)
い
神
(
かみ
)
に
強
(
し
)
いられて
居
(
を
)
りても、
309
世界
(
このよ
)
の
根本
(
こんぽん
)
から、
310
この
世
(
よ
)
を
蔭
(
かげ
)
から
構
(
かも
)
ふて
居
(
を
)
りて、
311
仕組
(
しぐみ
)
がしてあるので、
312
仕組
(
しぐみ
)
通
(
どお
)
りに
何彼
(
なにか
)
の
事
(
こと
)
が、
313
世界
(
せかい
)
から
出
(
で
)
て
来
(
く
)
るばかりになりて
居
(
を
)
りても、
314
守護神
(
しゅごじん
)
に、
315
今
(
いま
)
に
判
(
わか
)
らんやうな
事
(
こと
)
では、
316
真正
(
まこと
)
の
神
(
かみ
)
とは
申
(
もう
)
されんぞよ。
317
前後
(
あとさき
)
の
事
(
こと
)
が
見
(
み
)
え
透
(
す
)
いて、
318
暑
(
あつ
)
さ
寒
(
さむ
)
さは
構
(
かまい
)
もいたさずに、
319
夜分
(
やぶん
)
に
足
(
あし
)
を
伸
(
のば
)
して
寝
(
ね
)
るといふ
事
(
こと
)
も
致
(
いた
)
さずに、
320
世界
(
せかい
)
を
潰
(
つぶ
)
してはならんから、
321
昔
(
むかし
)
からまだ
楽
(
らく
)
といふ
事
(
こと
)
はなしに、
322
引
(
ひき
)
続
(
つづ
)
いて
世界
(
せかい
)
の
守護
(
しゅご
)
して
居
(
を
)
るぞよ。
323
ズンダラな
守護神
(
しゅごじん
)
は、
324
利己主義
(
われよし
)
で、
325
他
(
ひと
)
は
何
(
ど
)
うでも、
326
自己
(
われ
)
さへ
善
(
よ
)
けら
善
(
よ
)
いで、
327
糊口
(
くちすぎ
)
に
致
(
いた
)
して
来
(
き
)
た
守護神
(
しゅごじん
)
は、
328
後向
(
このさき
)
が
大変
(
たいへん
)
に
辛
(
つろ
)
うなりて
来
(
く
)
るなり、
329
辛
(
つら
)
かりた
守護神
(
しゅごじん
)
は、
330
神
(
かみ
)
のお
蔭
(
かげ
)
が
現
(
あら
)
はれるぞよ。
331
これからは
天
(
てん
)
と
地
(
ち
)
との
先祖
(
せんぞ
)
が、
332
何
(
なに
)
にも
指図
(
さしず
)
を
致
(
いた
)
すから、
333
今迄
(
いままで
)
の
世
(
よ
)
の
持方
(
もちかた
)
とは、
334
天地
(
てんち
)
の
変動
(
かはり
)
になるぞよ。
335
斯
(
こ
)
ういふ
醜
(
みぐる
)
しき
世
(
よ
)
になりたのは、
336
従来
(
これまで
)
の
世
(
よ
)
は、
337
上
(
かみ
)
ばかりで、
338
下
(
しも
)
の
無
(
な
)
い
世
(
よ
)
になりて
居
(
を
)
りた
故
(
ゆえ
)
に、
339
下
(
しも
)
の
政治
(
せいじ
)
が
出来
(
でき
)
て
居
(
を
)
らんから、
340
地
(
ち
)
の
世界
(
せかい
)
に
大将
(
たいしょう
)
が
無
(
な
)
かりたから、
341
地
(
ち
)
の
世界
(
せかい
)
を
働
(
はたら
)
く
守護神
(
しゅごじん
)
が、
342
怖
(
こわ
)
いもの
無
(
な
)
しになりて、
343
利己主義
(
われよし
)
の
強
(
つよ
)
い
者
(
もの
)
勝
(
が
)
ちとなりて
居
(
を
)
るから、
344
何
(
なに
)
も
判
(
わか
)
らん
畜生界
(
ちくしょうかい
)
であるぞよ。
345
日本
(
にほん
)
の
国
(
くに
)
は
佛
(
ぶつ
)
や
学
(
がく
)
では
不可
(
いか
)
ン
国
(
くに
)
であるのに、
346
佛
(
ぶつ
)
と
学
(
がく
)
で
日本
(
にほん
)
の
国
(
くに
)
の
人民
(
じんみん
)
の
精神
(
せいしん
)
を、
347
さッぱり
盲目
(
めくら
)
聾者
(
つんぼ
)
に
致
(
いた
)
して
仕舞
(
しも
)
ふて、
348
今
(
いま
)
では
全然
(
まるきり
)
四足
(
よつあし
)
の
守護
(
しゅご
)
となりて、
349
神
(
かみ
)
はこの
世
(
よ
)
にあるものかと
申
(
もう
)
して、
350
学
(
がく
)
さへありたら、
351
此世
(
このよ
)
は
何
(
ど
)
ンな
出世
(
しゅっせ
)
もできると
申
(
もう
)
して、
352
結構
(
けっこう
)
な
日本
(
にほん
)
の
国
(
くに
)
を、
353
斯
(
こ
)
のやうな
醜
(
みぐる
)
しき
国
(
くに
)
にして
仕舞
(
しも
)
ふて、
354
実地
(
じっち
)
の
神
(
かみ
)
の
眼
(
め
)
からは、
355
眼
(
め
)
を
開
(
あ
)
けて
見
(
み
)
られんやうになりてきたぞよ。
356
今
(
いま
)
の
日本
(
にほん
)
は
小
(
ちい
)
さい
国
(
くに
)
ではあれど、
357
世界
(
せかい
)
の
結構
(
けっこう
)
な
国
(
くに
)
であるから、
358
外国
(
がいこく
)
へ
与
(
や
)
ることはできん
神
(
かみ
)
の
国
(
くに
)
であるのに、
359
肝腎
(
かんじん
)
の
大和
(
やまと
)
魂
(
だましい
)
は、
360
外国
(
がいこく
)
魂
(
だましい
)
になりて
了
(
しも
)
ふたのが、
361
九分
(
くぶ
)
あるぞよ。
362
竜宮
(
りゅうぐう
)
の
乙姫殿
(
おとひめどの
)
の
御宝
(
おたから
)
は、
363
末代
(
まつだい
)
世
(
よ
)
の
元
(
もと
)
の
本
(
もと
)
の
宮
(
みや
)
へ
納
(
おさ
)
まる
世
(
よ
)
が
循
(
めぐ
)
りて
来
(
き
)
たぞよ。
364
斯
(
こ
)
うなるにつけては、
365
上
(
うへ
)
は
上
(
うへ
)
の
行
(
ぎゃう
)
、
366
下
(
した
)
は
下
(
した
)
相応
(
そうおう
)
の
行
(
おこな
)
ひを
致
(
いた
)
して
区別
(
くべつ
)
を
立
(
た
)
て、
367
何
(
なに
)
かの
規則
(
きそく
)
を
決
(
き
)
めるぞよ。
368
規則
(
きそく
)
通
(
どお
)
りにいたさねば、
369
向後
(
これから
)
の
世
(
よ
)
は
厳
(
きび
)
しくなるぞよ。
370
これまでとは
天地
(
てんち
)
の
違
(
ちが
)
ひに
変
(
かは
)
るぞよ、
371
真正
(
まこと
)
の
身魂
(
みたま
)
が
揃
(
そろ
)
ふたなれば、
372
如何
(
どない
)
にいたしてもビクともいたさねど、
373
神界
(
かみ
)
では
直
(
ぢき
)
のつぎつぎ、
374
一
(
いち
)
の
番頭
(
ばんどう
)
、
375
二
(
に
)
の
番頭
(
ばんとう
)
から
改心
(
かいしん
)
させるぞよ。
376
大本
(
ここ
)
では、
377
一
(
いち
)
の
番頭
(
ばんとう
)
二
(
に
)
の
番頭
(
ばんとう
)
は
役員
(
やくいん
)
であるぞよ。
378
何程
(
なにほど
)
元
(
もと
)
が
艱難
(
かんなん
)
をいたして、
379
天地
(
てんち
)
の
御先祖
(
ごせんぞ
)
を
世
(
よ
)
にださうと
思
(
おも
)
ふても、
380
皆
(
みな
)
の
心
(
こころ
)
が
揃
(
そろ
)
はぬと、
381
中々
(
なかなか
)
大望
(
たいもう
)
な
御用
(
ごよう
)
であるから、
382
自己
(
われ
)
が
早
(
はや
)
く
出世
(
しゅっせ
)
したいやうな
事
(
こと
)
では、
383
事物
(
ものごと
)
が
成就
(
じょうじゅ
)
致
(
いた
)
さんぞよ。
384
大望
(
たいもう
)
であるから、
385
誰
(
だれ
)
にも
解
(
わか
)
らん
仕組
(
しぐみ
)
が
致
(
いた
)
してあるから、
386
仕上
(
しあが
)
らんと
実地
(
まこと
)
の
事
(
こと
)
が
判
(
わか
)
らんぞよ。
387
役員
(
やくいん
)
は
従来
(
これまで
)
のやうな
卑劣
(
いやし
)
い
心
(
こころ
)
を
棄
(
す
)
てて
了
(
しも
)
ふて、
388
生新
(
さらつ
)
の
心
(
こころ
)
を
持直
(
もちなお
)
して、
389
何
(
なに
)
も
神
(
かみ
)
に
任
(
まか
)
して
居
(
を
)
りたなれば、
390
事物
(
ものごと
)
が
迅
(
はや
)
くなりて、
391
善
(
よ
)
くなるなれど、
392
自己
(
われ
)
の
利巧
(
りこう
)
で
致
(
いた
)
そうと
思
(
おも
)
ふて
致
(
いた
)
したら、
393
初発
(
しょぱつ
)
は
善
(
よ
)
いやうでも、
394
仕組
(
しぐみ
)
が
違
(
ちが
)
ふから、
395
又
(
また
)
物
(
もの
)
が
延
(
の
)
びるから、
396
さうなると
又
(
また
)
嘘
(
うそ
)
であると
申
(
もう
)
して、
397
神
(
かみ
)
の
名
(
な
)
を
悪
(
わる
)
うするばかりであるぞよ。
398
心
(
こころ
)
に
誠
(
まこと
)
のある
人民
(
じんみん
)
でないと、
399
今度
(
こんど
)
の
仕組
(
しぐみ
)
は
判
(
わか
)
らんぞよ。
400
役員
(
やくいん
)
は
筆先
(
ふでさき
)
を
見詰
(
みつ
)
めて
充分
(
じゅうぶん
)
に
了得
(
のみこみ
)
て
居
(
を
)
りて、
401
何
(
ど
)
ンな
事
(
こと
)
を
問
(
と
)
はれても、
402
弁解
(
べんかい
)
が
出来
(
でき
)
るやうになりて
居
(
を
)
らんと、
403
善
(
よ
)
い
加減
(
かげん
)
なお
噺
(
はなし
)
を
致
(
いた
)
して、
404
人
(
ひと
)
を
寄
(
よ
)
したら
良
(
よ
)
いのではないぞよ。
405
行
(
ぎゃう
)
に
出
(
で
)
る
者
(
もの
)
は
結構
(
けっこう
)
ではあるが、
406
解
(
わか
)
らん
者
(
もの
)
が
元
(
もと
)
の
神
(
かみ
)
のお
話
(
はなし
)
は、
407
一
(
ひ
)
と
通
(
とお
)
りの
行
(
ぎゃう
)
して
居
(
を
)
りては、
408
真正
(
まこと
)
の
事
(
こと
)
が
判
(
わか
)
らんから、
409
誰
(
だれ
)
も
大本
(
おほもと
)
へ
参
(
まい
)
りて、
410
身魂
(
みたま
)
を
磨
(
みが
)
いた
其上
(
そのうへ
)
で、
411
御用
(
ごよう
)
致
(
いた
)
すが
結構
(
けっこう
)
であるぞよ。
412
身魂
(
みたま
)
に
因縁
(
いんねん
)
ありて、
413
何所
(
どこ
)
までも
誠
(
まこと
)
を
貫
(
つらぬ
)
く
心
(
こころ
)
の
固
(
かた
)
まりた、
414
寝
(
ね
)
るのも
忘
(
わ
)
れる
位
(
くらゐ
)
の
熱心
(
ねつしん
)
でないと、
415
根本
(
こんぽん
)
のお
話
(
はなし
)
は
出来
(
でき
)
にくいぞよ。
416
綾部
(
あやべ
)
の
大本
(
おほもと
)
の
御用
(
ごよう
)
するのは
初発
(
しょぱつ
)
から
松
(
まつ
)
の
心
(
こころ
)
で、
417
迷
(
まよ
)
ひ
心
(
ごころ
)
の
無
(
な
)
い
身魂
(
みたま
)
でないと、
418
何
(
ど
)
ンな
事
(
こと
)
して
居
(
を
)
りても、
419
お
話
(
はなし
)
さえすれば
良
(
よ
)
いのではないぞよ。
420
一
(
ひ
)
と
通
(
とお
)
りの
改心
(
かいしん
)
では、
421
天地
(
てんち
)
の
教
(
おしえ
)
は、
422
人
(
ひと
)
に
説
(
と
)
く
事
(
こと
)
は
六
(
むつ
)
ケ
敷
(
しい
)
ぞよ。
423
中々
(
なかなか
)
人
(
ひと
)
は
聴
(
き
)
いては
呉
(
く
)
れんぞよ。
424
真実
(
しゃうまつ
)
の
神
(
かみ
)
の
教
(
おしへ
)
致
(
いた
)
さうと
思
(
おも
)
ふたら、
425
これまでの
様
(
やう
)
な
事
(
こと
)
をして
居
(
を
)
りては、
426
真正
(
まこと
)
の
教
(
おしへ
)
は
出来
(
でき
)
んぞよ。
427
昔
(
むかし
)
から
無
(
な
)
い
事
(
こと
)
が
出来
(
でき
)
ると
申
(
もう
)
してあらうがな。
428
斯
(
こ
)
ンな
事
(
こと
)
が
来
(
き
)
て
居
(
を
)
りても、
429
側
(
そば
)
に
居
(
を
)
りて
能
(
よ
)
う
解
(
と
)
けんやうな
役員
(
やくいん
)
ばかりであるから、
430
改心
(
かいしん
)
致
(
いた
)
して、
431
身魂
(
みたま
)
を
磨
(
みが
)
けと
申
(
もう
)
すのであるぞよ。
432
斯
(
こ
)
ンな
結構
(
けっこう
)
な
事
(
こと
)
をして
見
(
み
)
せても、
433
見
(
み
)
えも
聴
(
き
)
こえもせぬ
暗
(
くら
)
がりの
惨
(
むご
)
い
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
であるから、
434
向後
(
このさき
)
は
神力
(
しんりき
)
を
劇
(
はげ
)
しく
現
(
あら
)
はして、
435
改心
(
かいしん
)
さして
見
(
み
)
せるぞよ。
436
筆先
(
ふでさき
)
が
皆
(
みな
)
実現
(
でてき
)
て、
437
天
(
てん
)
の
御三体
(
ごさんたい
)
の
大神
(
おほかみ
)
の
御守護
(
ごしゅご
)
が
在
(
あ
)
り
出
(
だ
)
して、
438
天地
(
てんち
)
が
揃
(
そろ
)
ふたから、
439
世
(
よ
)
に
落
(
お
)
ちて
居
(
を
)
れた
活神
(
いきがみ
)
の
守護
(
しゅご
)
となると、
440
余
(
あま
)
り
神力
(
しんりき
)
が
高
(
たこ
)
うて、
441
今
(
いま
)
の
人民
(
じんみん
)
に
守護
(
しゅご
)
して
居
(
を
)
れる
守護神
(
しゅごじん
)
に、
442
判
(
わか
)
らん
事
(
こと
)
ばかりで、
443
大変
(
たいへん
)
慮
(
おもひ
)
が
違
(
ちご
)
ふて
来
(
き
)
て、
444
其辺
(
そこら
)
あたりが
光
(
ひか
)
り
渡
(
わた
)
りて、
445
盲者
(
めくら
)
が
眼
(
め
)
が
開
(
ひら
)
き、
446
聾者
(
つんぼ
)
が
耳
(
みみ
)
が
聴
(
きこ
)
へるなれど、
447
光
(
ひかり
)
渡
(
わた
)
り、
448
鳴
(
な
)
り
渡
(
わた
)
るばかりで、
449
狼狽
(
うろたへ
)
て、
450
ヂリヂリ
舞
(
まい
)
を
致
(
いた
)
すぞよと
申
(
もう
)
して、
451
筆先
(
ふでさき
)
で
知
(
し
)
らしてあるぞよ。
452
世界
(
せかい
)
の
事
(
こと
)
を
仕組
(
しぐ
)
むには、
453
夜昼
(
よるひる
)
暑
(
あつ
)
い
寒
(
さむ
)
いの
厭
(
いとい
)
のある
様
(
やう
)
な
身魂
(
みたま
)
では、
454
この
世
(
よ
)
は、
455
末代
(
まつだい
)
の
世
(
よ
)
は、
456
もてんぞよ。
457
一
(
ひ
)
と
通
(
とお
)
りの
身魂
(
みたま
)
が
何程
(
なにほど
)
寄
(
よ
)
りてやりても、
458
世
(
よ
)
はもてんぞよ。
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