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明治三十三年旧十二月十一日

インフォメーション
種類：大本神諭 年月日：1901（明治34）年1月30日（旧12月11日）
神霊界掲載号：大正8年11月15日号（第98号） 16頁 神霊界八幡書店復刻版：第5巻 505頁 七巻本：第6巻 247頁 五巻本：未調査 三五神諭：なし 東洋文庫天の巻：なし 東洋文庫火の巻：なし 連合会水の巻：なし 大本史料集成：未調査 庶民生活史料集成：なし
概要： 備考： タグ： データ凡例： データ最終更新日：2017-06-23 18:56:37 OBC ：os223
001　今(いま)の世(よ)は金輪際(こんりんざい)の悪(あく)人(にん)の世(よ)、002世(よ)を立替(たてかへ)て霊主体従(ぜん)の世(よ)に為(す)るぞよ。
003　他(ほか)の教会(きゃうかい)の教祖(きゃうそ)は夫(そ)れ夫(ぞ)れに苦労(くろう)して開(ひら)いたのであるぞよ。004是(これ)は世(よ)の立替(たてかへ)が有(あ)る故(ゆへ)に、005先(さ)導(き)に神(かみ)からお出(だ)しなされたのであるぞよ。
006　何(ど)の布教師(とりつぎ)も神(かみ)と教祖(きゃうそ)の苦労(くろう)を水(みづ)の泡(あわ)と致(いた)して、007慢心(まんしん)致(いた)し気延(きの)ばし半分(はんぶん)の信心(しんじん)じゃぞよ。
008　其(そ)の信心(しんじん)の仕方(しかた)では誠(まこと)で無(な)いぞよ。
009　皆(みな)布教師(とりつぎ)から改心(かいしん)致(いた)さぬと、010今度(こんど)の世(よ)の立替(たてかへ)は、011大分(だいぶ)厳(きび)しき審判(こと)があるぞよ。
012　此(こ)の大謨(たいもう)な神(かみ)の経綸(しぐみ)を知(し)らずに、013陽気(やうき)信心(しんじん)して居(を)ると、014チト違(ちが)ふ事(こと)が出来(でけ)て来(く)るぞよ。
015　明(あけ)の烏(からす)へ近寄(ちかよ)りて、016綾部(あやべ)の化物(ばけもの)表(あら)はすぞよ。017是(これ)が現(あら)はれたら其様(そん)な陽気(ようき)な信心(しんじん)して居(を)ると、018チト気(き)の毒(どく)な事変(こと)が出来(でけ)るぞよ。
019　太古(もと)の神(かみ)を北(きた)へ押(をし)込(こ)めて置(を)いて、020北(きた)を悪(わる)いと申(もう)したが、021北(きた)が此(この)世(よ)の太初(はじま)りじゃぞよ。022世(よ)を立替(たてかへ)て、023北(きた)を一番(ばん)良(よ)く致(いた)すぞよ。
024　永(なが)らく残念(ざんねん)でありたなれど、025時節(じせつ)到来(まゐ)りて、026此(この)度(たび)は願望(ほんもう)遂(と)げるぞよ。
027　何事(なにごと)も、028誰(たれ)に由(よ)らず時節(じせつ)待(ま)てよ。029時節(じせつ)到来(まゐ)りて、030落(を)ちて居(を)りた神(かみ)、031皆(みな)勇(いさ)んでお出(い)でなさるぞよ。
032　神(かみ)が勇(いさ)めば勇(いさ)む世(よ)になりて、033人民(じんみん)も良(よ)くなるぞよ。
034　善(よ)くなる人民(じんみん)と悪(わる)くなる人民(じんみん)との、035善(よ)し悪(わる)しが判明(わか)る世(よ)の立替(たてかへ)じゃぞよ。
036　宵(よひ)の明星(あけぼし)、037ぐるぐると廻(まわ)りて、038不思議(ふしぎ)を啓示(しら)せども、039気(き)の付(つ)く人民(じんみん)無(な)いぞよ。
040　世界(せかい)の人民(じんみん)、041永(なが)き世(よ)に短(みじ)かき生命(いのち)を保(も)って居(ゐ)て、042我(が)慾(よく)致(いた)して名(な)を汚(けが)すぞよ。
043　此(こ)の暗黒(やみ)の世(よ)に、044世界(せかい)を照(てら)す神人(ひと)なるぞ。045神(かみ)の杖柱(ちから)にする出口(でぐち)。
046　外国人(がいこくじん)改心(かいしん)致(いた)せよ。047日本(にほん)の国(くに)に眼(め)を着(つ)けて、048騒動(そうどう)起(おこ)して、049金銭(かね)の消費(ついゑ)は底(そこ)知(し)れず。
050　日本(にほん)の国(くに)は此度(こんど)神(かみ)が顕現(あらは)れて、051彼処此処(あちらこちら)に王(わう)無(な)くするぞよ。
052　外国(がいこく)の今(いま)の不憫(ふびん)さ。053神(かみ)の規則(きそく)は厳(きび)しきぞ。054是(これ)は戒(いま)しめじゃぞよ。
055　綾部(あやべ)の大本(おほもと)は、056筆先(ふでさき)と歌(うた)で書(か)き置(を)くぞよ。057神(かみ)の規則(きそく)を用(もち)ゐん人(ひと)は、058厳(きび)しき戒(いま)しめあるぞよ。
059　今迄(いままで)の世(よ)とは薩張(さっぱ)り変(かは)りて、060綾部(あやべ)の大本(おほもと)から何(なに)も審査(あらため)致(いた)すから、061心魂(こころ)に曇(くも)りある人(ひと)は面(つら)晒(さら)しに来(き)て呉(く)れなよ。
062　今(いま)は判(わか)らねど、063顕現(あらはれ)たら、064毫末(ちっと)でも曇(くも)りありたら好(よ)い面(つら)を晒(さら)されるぞよ。065未発時(さき)に気(き)を付(つ)けて置(を)くぞよ。
066　金光殿(こんこうどの)の方(ほう)も是迄(これまで)は結構(けっこう)でありたが、067世(よ)の立替(たてかへ)となるから、068是(これ)からは厳(きび)しくなるぞよ。
069　根本(もと)は此方(こちら)も一(ひ)とつの神(かみ)じゃぞよ。
070　今迄(いままで)は蔭(かげ)から守護(しゅご)して、071金光(こんこう)の布教師(とりつぎ)の所作(しょさ)を視(み)て居(を)れば、072全然(まるで)香具師(やし)の大将(たいせう)の所業(しわざ)、073是(これ)から艮(うしとら)の金神(こんじん)が顕現(あらはれ)るから、074審査(あらため)に着手(かか)るぞよ。
075　淘汰選択(そぐりたて)て善良(よ)き者(もの)許(ばか)りに致(いた)して、076神界(しんかい)へ御(お)目(め)に掛(か)ける大本(おほもと)へ、077他(ほか)の教会(きゃうかい)の如(よ)うに思(をも)うて来(く)ると、078薩張(さっぱ)り慮見(れうけん)の違(ちが)ふ事(こと)が出来(でき)るぞよ。
079　此(こ)の大本(おおもと)は張面(ちょうづら)は多勢(おほぜい)無(な)くても、080誠(まこと)の人(ひと)で無(な)いと、081面(つら)晒(さら)しで、082御(ご)神徳(しんとく)貰(もら)ひ所(どころ)で無(な)い、083御神徳(おかげ)落(をと)して、084住所(ところ)でも嗤(わら)われる如(や)うな事(こと)になる、085烈(はげ)しき大本(おほもと)であるぞよ。
086　浮気(うわき)信心(しんじん)やら景場(けいば)信心(しんじん)は、087間(ま)に合(あ)はんぞよ。
088　此(こ)の大本(おほもと)は永(なが)らく此(よ)に落(を)ちて居(を)りた神(かみ)の経綸(しぐみ)であるから、089万劫(まんごう)末代(まつだい)続(つづ)かせねばならぬから、090此(こ)の肉体(にくたい)の有(あ)る神(かみ)が致(いた)すのであるから、091大丈夫(だいぜうぶ)であるぞよ。
092　肉体(にくたい)無(な)くては、093三千世界(せかい)の是(こ)れからの守護(しゅご)は、094何程(なにほど)結構(けっこう)な神様(かみさま)でも、095霊魂(みたま)ばかりありては出来(でけ)んなれど、096艮(うしとら)の金神(こんじん)が世界(よ)を薩張(さっぱ)り審査(あらため)てあれど、097立直(たてなを)しがなかなか骨(ほね)が折(を)れるぞよ。
098　是(これ)でも、099此(こ)の方(ほう)経綸(しぐみ)て有(あ)るから、100松(まつ)の世(よ)に立直(たてなを)すぞよ。
101　此(こ)の仕組(しぐみ)は骨(ほね)が折(を)れたなれど、102モウ出(で)て来(く)るばかりになりたから、103是(これ)からは世界(せかい)の人民(じんみん)を改心(かいしん)さして、104救助(たすけ)たい斗(ばか)りなれど、105世(よ)が迫(せま)りて来(き)たから、106世界(せかい)には大分(だいぶ)気(き)の毒(どく)あれども、107仕(し)様(やう)が無(な)いぞよ。
108　神(かみ)は無(な)きものと世界(せかい)の人民(じんみん)が思(をも)うて居(を)るから、109言(ゆ)うても聴(き)かず、110書(か)いて見(み)せても真実(まこと)に致(いた)さず、111実地(せうまつ)見(み)せてやるより、112モウ致(いた)し方(かた)が無(な)くなりたが、113是(これ)も時節(じせつ)じゃ。114神(かみ)や取次(とりつぎ)を恨(うら)めては下(くだ)さるなよ。
115　斯様(こん)な修祓(こと)があるなら何故(なぜ)知(し)らせなんだと、116未(ま)だ不足(ふそく)申(もう)す人(もの)があるぞよ。
117　十年(ねん)知(し)らしたら、118落度(をちど)あるまい。119不足(ふそく)はなからう。
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