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004 明治25年旧1月(日不明)
001 (年月日不明)
013 明治25年旧5月5日
006 明治26年(月日不明)
017 明治26年旧7月12日
032 明治27年旧1月3日
236 明治29年旧5月26日
237 明治29年旧8月23日
020 明治29年旧12月2日
190 明治30年(月日不明)
219 明治30年旧11月6日
229 明治31年旧1月3日
261 明治31年旧3月24日
260 明治31年閏3月6日
208 明治31年閏3月27日
209 明治31年旧4月4日
262 明治31年旧4月16日
018 明治31年旧5月5日
158 明治31年旧7月16日
238 明治31年旧8月7日
075 明治31年旧8月27日
076 明治31年旧9月30日
077 明治31年旧11月5日
073 明治31年旧11月30日
078 明治31年旧12月26日
016 明治32年(月日不明)
183 明治32年旧1月(日不明)
079 明治32年旧1月18日
184 明治32年旧2月(日不明)
094 明治32年旧2月3日
095 明治32年旧2月3日
185 明治32年旧3月(日不明)
186 明治32年旧4月(日不明)
081 明治32年旧4月12日
080 明治32年旧4月22日
187 明治32年旧6月(日不明)
082 明治32年旧6月3日
083 明治32年旧6月9日
084 明治32年旧6月10日
087 明治32年旧6月18日
085 明治32年旧6月20日
088 明治32年旧6月23日
188 明治32年旧7月(日不明)
021 明治32年旧7月1日
160 明治32年旧7月1日
086 明治32年旧7月3日
089 明治32年旧7月9日
090 明治32年旧7月29日
189 明治32年旧8月(日不明)
161 明治32年旧9月19日
091 明治32年旧12月17日
092 明治32年旧12月29日
159 明治33年旧1月7日
093 明治33年旧1月15日
096 明治33年旧3月1日
259 明治33年旧4月7日
210 明治33年旧5月20日
008 明治33年旧6月10日
036 明治33年旧7月30日
222 明治33年旧8月4日
180 明治33年旧8月5日
097 明治33年旧8月6日
098 明治33年旧8月6日
181 明治33年旧8月6日
182 明治33年旧8月8日
221 明治33年旧8月8日
118 明治33年旧8月10日
119 明治33年旧8月11日
157 明治33年旧8月13日
220 明治33年旧8月16日
211 明治33年旧8月20日
065 明治33年閏8月1日
067 明治33年閏8月1日
066 明治33年閏8月2日
069 明治33年閏8月2日
068 明治33年閏8月4日
070 明治33年閏8月5日
248 明治33年閏8月23日
099 明治33年旧9月6日
105 明治33年旧9月12日
223 明治33年旧12月11日
124 明治33年旧12月13日
225 明治34年旧1月16日
177 明治34年旧2月24日
037 明治34年旧3月7日
038 明治34年旧6月3日
277 明治34年旧7月15日
071 明治34年旧8月5日
072 明治34年旧8月6日
230 明治34年旧9月1日
226 明治34年旧9月16日
227 明治34年旧9月17日
228 明治34年旧9月18日
179 明治34年旧11月(日不明)
178 明治34年旧11月9日
224 明治34年旧12月3日
204 明治35年旧3月(日不明)
010 明治35年旧3月8日
203 明治35年旧3月8日
011 明治35年旧3月11日
205 明治35年旧3月12日
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126 明治35年旧7月11日
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128 明治35年旧7月16日
129 明治35年旧7月25日
166 明治36年旧1月1日
014 明治36年旧1月3日
167 明治36年旧1月3日
168 明治36年旧1月5日
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176 明治36年旧1月30日
274 明治36年旧2月9日
103 明治36年旧2月29日
030 明治36年旧3月5日
050 明治36年旧4月1日
169 明治36年旧5月1日
172 明治36年旧5月6日
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192 明治36年閏5月23日
193 明治36年閏5月23日
191 明治36年旧6月(日不明)
043 明治36年旧6月4日
164 明治36年旧6月5日
165 明治36年旧6月7日
115 明治36年旧6月8日
252 明治36年旧6月12日
246 明治36年旧6月14日
244 明治36年旧6月15日
251 明治36年旧6月15日
269 明治36年旧6月17日
047 明治36年旧7月13日
270 明治36年旧7月24日
100 明治36年旧8月16日
243 明治36年旧8月22日
249 明治36年旧8月22日
241 明治36年旧8月27日
242 明治36年旧8月30日
271 明治36年旧9月18日
245 明治36年旧10月1日
247 明治36年旧10月1日
240 明治36年旧10月10日
272 明治36年旧10月10日
273 明治36年旧11月4日
048 明治36年旧11月9日
239 明治36年旧11月14日
275 明治36年旧11月19日
267 明治36年旧12月7日
263 明治36年旧12月10日
268 明治36年旧12月10日
266 明治36年旧12月25日
265 明治36年旧12月28日
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264 明治36年旧12月29日
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102 明治37年旧1月11日
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163 明治42年旧10月29日
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002 大正4年旧12月2日
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253 大正5年旧3月14日
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256 大正5年旧5月18日
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003 大正6年旧1月23日
005 大正6年旧2月9日
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206 大正6年閏2月25日
027 大正6年旧3月9日
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155 大正7年旧10月29日
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大正六年旧十一月二十三日
インフォメーション
種類:
大本神諭
年月日:
1918(大正7)年1月5日(旧11月23日)
神霊界掲載号:
大正7年3月1日号(第57号) 1頁(次号に続く)
神霊界八幡書店復刻版:
第2巻 113頁
七巻本:
第3巻 140頁
五巻本:
未調査
三五神諭:
なし
東洋文庫天の巻:
なし
東洋文庫火の巻:
200頁
連合会水の巻:
なし
大本史料集成:
未調査
庶民生活史料集成:
74頁
概要:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
2017-08-16 11:26:54
OBC :
os113
001
至仁至愛大神
(
みろくさま
)
の
御出現
(
おでまし
)
に
成
(
な
)
る
時節
(
じせつ
)
が
参
(
まい
)
りて、
002
明治
(
めいじ
)
廿五
年
(
ねん
)
から
変性男子
(
へんじょうなんし
)
の
身魂
(
みたま
)
に、
003
手
(
て
)
と
口
(
くち
)
とで
知
(
し
)
らさしてありた
事
(
こと
)
が、
004
実地
(
じっち
)
に
出
(
で
)
て
来
(
く
)
るぞよ。
005
今迄
(
いままで
)
良
(
よ
)
き
事
(
こと
)
を
致
(
いた
)
して
来
(
き
)
た
身魂
(
みたま
)
は
良
(
よ
)
き
事
(
こと
)
が
出来
(
でき
)
て
来
(
く
)
るなり、
006
悪
(
わる
)
い
事
(
こと
)
を
致
(
いた
)
した
身魂
(
みたま
)
は
悪
(
わる
)
い
報
(
こと
)
が
出
(
で
)
て
来
(
く
)
るなり、
007
何
(
なに
)
も
彼
(
か
)
も
一度
(
いちど
)
に
現
(
あら
)
はれるぞよ。
008
モー
世
(
よ
)
の
立替
(
たてかへ
)
の
事
(
こと
)
は
知
(
し
)
らせる
事
(
こと
)
が
無
(
な
)
いから、
009
今迄
(
いままで
)
知
(
し
)
らして
在
(
あ
)
りた
事
(
こと
)
の
実地
(
じっち
)
が
世界
(
せかい
)
にあるぞよ。
010
何
(
なに
)
も
彼
(
か
)
も
世界中
(
せかいじゅう
)
の
事
(
こと
)
は
帳面
(
ちょうめん
)
に
附
(
つけ
)
留
(
とめ
)
てある
同様
(
どふやう
)
に、
011
天地
(
てんち
)
の
先祖
(
せんぞ
)
は
何
(
なに
)
一
(
ひと
)
つ
知
(
し
)
らんと
云
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
は
無
(
な
)
いから、
012
底
(
そこ
)
の
判
(
わか
)
らぬ
経綸
(
しぐみ
)
が
致
(
いた
)
してあるぞよ。
013
底
(
そこ
)
の
深
(
ふか
)
いイロハからの
仕組
(
しぐみ
)
で
在
(
あ
)
るから、
014
チットは
言
(
い
)
はれぬ
事
(
こと
)
も
在
(
あ
)
るし、
015
六ケ敷
(
むつかしい
)
経綸
(
しぐみ
)
であるぞよ。
016
言
(
い
)
ふてはならず、
017
言
(
い
)
はいでは
邪魔
(
じゃま
)
の
這入
(
はい
)
る
事
(
こと
)
もあるなり、
018
変性男子
(
へんじょうなんし
)
の
役
(
やく
)
は
是程
(
これほど
)
辛
(
つら
)
いことは
無
(
な
)
いぞよ。
019
貧乏
(
びんぼう
)
動
(
ゆる
)
ぎも
出来
(
でき
)
んと
云
(
い
)
ふのは
男子
(
なんし
)
の
役
(
やく
)
であるぞよ。
020
一寸
(
ちょっと
)
でも
気
(
き
)
を
緩
(
ゆる
)
めたら
真似
(
まね
)
を
為
(
し
)
られるなり、
021
真似
(
まね
)
を
仕
(
し
)
られたら
何遍
(
なんべん
)
でも
跡戻
(
あともど
)
り
斗
(
ばか
)
り
致
(
いた
)
さんならんなり、
022
コンナ
叶
(
かな
)
はん
御用
(
ごよう
)
は
世界
(
せかい
)
に
有
(
あ
)
りは
致
(
いた
)
さんぞよ。
023
御魂
(
みたま
)
は
世界
(
せかい
)
に
沢山
(
たくさん
)
ありても、
024
代理
(
かはり
)
を
為
(
さ
)
せる
身魂
(
みたま
)
は
一
(
ひと
)
つも
無
(
な
)
いので
在
(
あ
)
るぞよ。
025
変生男子
(
へんじょうなんし
)
の
身魂
(
みたま
)
の
御用
(
ごよう
)
は、
026
イロハ
四十八
(
しじゅうはち
)
文字
(
もじ
)
で
世界
(
せかい
)
を
治
(
をさ
)
める
経綸
(
しぐみ
)
の
御用
(
ごよう
)
であるが、
027
向
(
むこ
)
ふの
国
(
くに
)
の
体主霊従
(
あく
)
の
頭
(
かしら
)
と
其
(
その
)
次席
(
つぎ
)
の
身魂
(
みたま
)
が、
028
中々
(
なかなか
)
一通
(
ひととお
)
りの
身魂
(
みたま
)
の
手
(
て
)
に
合
(
あ
)
はんと
云
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
が、
029
初発
(
しょっぱつ
)
から
見抜
(
みぬ
)
いてありて、
030
今
(
いま
)
に
変性男子
(
へんじょうなんし
)
の
身魂
(
みたま
)
に
憂
(
つら
)
い
目
(
め
)
を
為
(
さ
)
して
居
(
を
)
るから、
031
是
(
これ
)
から、
032
日本
(
にほん
)
の
元
(
もと
)
の
経綸
(
しぐみ
)
を
顕
(
あら
)
はして、
033
今
(
いま
)
に
悪
(
わる
)
い
目的
(
もくてき
)
を
立
(
た
)
て
居
(
を
)
る
守護神
(
しゅごじん
)
は、
034
日本
(
にほん
)
と
外国
(
がいこく
)
との
施政方針
(
やりかた
)
を
混
(
ま
)
ぜ
交
(
こ
)
ぜて
行
(
や
)
ろうと
思
(
おも
)
ふて
居
(
を
)
るが、
035
モー
悪
(
あく
)
の
世
(
よ
)
の
終
(
をは
)
りと
成
(
な
)
りたから、
036
悪
(
あく
)
の
霊
(
れい
)
はチットも
利
(
き
)
かぬ
如
(
よ
)
うに
致
(
いた
)
すから、
037
今
(
いま
)
までの
格合
(
かくあ
)
ひには
行
(
い
)
かんぞよ。
038
悪
(
あく
)
の
世
(
よ
)
は
九分九厘
(
くぶくりん
)
でモー
済
(
す
)
みたから、
039
此
(
この
)
先
(
さ
)
きは
天
(
てん
)
のミロク
様
(
さま
)
の、
040
昔
(
むかし
)
の
始
(
はじま
)
りの
元
(
もと
)
の
良
(
よ
)
き
世
(
よ
)
へ
世
(
よ
)
を
戻
(
もど
)
して、
041
何彼
(
なにか
)
の
事
(
こと
)
、
042
末代
(
まつだい
)
の
事
(
こと
)
を
規定
(
きめ
)
るのであるから、
043
何
(
なに
)
に
附
(
つ
)
けても
大望
(
たいもう
)
な
事
(
こと
)
ばかりであるから、
044
人民
(
じんみん
)
では
見当
(
けんとう
)
の
取
(
と
)
れん
事
(
こと
)
であるぞよ。
045
今
(
いま
)
までは
悪神
(
わるがみ
)
の
支配
(
しはい
)
の
世
(
よ
)
でありたから、
046
何事
(
なにごと
)
も
見
(
み
)
て
見
(
み
)
ぬ
振
(
ふり
)
を
為
(
し
)
て
居
(
を
)
りたなれど。
047
全然
(
さっぱり
)
時節
(
じせつ
)
が
廻
(
まわ
)
りて
来
(
き
)
て、
048
延
(
の
)
っ
引
(
ぴ
)
きの
成
(
な
)
らん
事
(
こと
)
になりて
来
(
き
)
たから、
049
何時
(
いつ
)
船
(
ふね
)
が
覆
(
かへ
)
るやら
解
(
わか
)
らんぞよ。
050
天地
(
てんち
)
の
先祖
(
せんぞ
)
はモー
此
(
この
)
上
(
うへ
)
守護神
(
しゅごじん
)
人民
(
じんみん
)
には
充分
(
じゅうぶん
)
気
(
き
)
が
附
(
つ
)
けてあるから、
051
何事
(
なにごと
)
が
世界
(
せかい
)
から
出
(
で
)
て
来
(
き
)
ても、
052
モー
神
(
かみ
)
に
不足
(
ふそく
)
は
在
(
あ
)
るまい。
053
一度
(
いちど
)
に
披
(
ひら
)
いてバタバタと
致
(
いた
)
さねば、
054
何時
(
いつ
)
までも
同
(
おな
)
じ
事
(
こと
)
に
永
(
なご
)
う
掛
(
かか
)
りて
居
(
を
)
りたら、
055
世界中
(
せかいじゅう
)
が
泥海
(
どろうみ
)
に
成
(
な
)
りて、
056
人胤
(
ひとだね
)
も
無
(
な
)
く
成
(
な
)
りて
了
(
しま
)
ふから、
057
神
(
かみ
)
は
日本
(
にほん
)
の
元
(
もと
)
の
経綸
(
しぐみ
)
どほりを
始
(
はじ
)
めるから、
058
一旦
(
いったん
)
は
世界中
(
せかいじゅう
)
の
大混雑
(
だいこんざつ
)
と
成
(
な
)
るぞよ。
059
さう
成
(
な
)
りて
来
(
く
)
る
迄
(
まで
)
に、
060
神
(
かみ
)
の
申
(
もう
)
す
事
(
こと
)
を
信実
(
まこと
)
に
聞
(
き
)
いて、
061
身魂
(
みたま
)
を
研
(
みが
)
く
如
(
よ
)
うに、
062
筆先
(
ふでさき
)
で
日々
(
にちにち
)
知
(
し
)
らして
在
(
あ
)
りたが、
063
今
(
いま
)
の
上
(
うへ
)
の
守護神
(
しゅごじん
)
も
人民
(
じんみん
)
も
一
(
ひと
)
つも
判
(
わか
)
らんから、
064
今
(
いま
)
の
世界
(
せかい
)
の
困難
(
こんなん
)
であるが、
065
今
(
いま
)
でさえ
何
(
ど
)
うする
事
(
こと
)
も
能
(
よ
)
う
致
(
いた
)
さずに、
066
途方
(
とほう
)
に
呉
(
く
)
れて
居
(
を
)
るが、
067
マダマダ
斯
(
こ
)
んな
容易
(
かがやす
)
い
事
(
こと
)
では
無
(
な
)
いが、
068
其
(
その
)
時
(
とき
)
は
吃驚
(
びっくり
)
いたして
腰
(
こし
)
を
抜
(
ぬ
)
かして、
069
頭
(
あたま
)
を
下
(
した
)
にして
走行
(
あるく
)
やうに
成
(
な
)
るぞよ。
070
そこに
成
(
な
)
りたら、
071
四
(
よ
)
ツ
足
(
あし
)
の
守護神
(
しゅごじん
)
の
正体
(
しょうたい
)
が
自
(
をの
)
づと
現
(
あら
)
はれて
来
(
く
)
るが
誠
(
まこと
)
に
気
(
き
)
の
毒
(
どく
)
なもので
在
(
あ
)
るぞよ。
072
茲
(
ここ
)
へ
成
(
な
)
る
迄
(
まで
)
に
改心
(
かいしん
)
を
致
(
いた
)
すやうと
永
(
なが
)
らく
知
(
し
)
らしたなれど、
073
盲目
(
めくら
)
と
聾
(
つんぼ
)
の
守護神
(
しゅごじん
)
人民
(
じんみん
)
は、
074
実地
(
じっち
)
が
来
(
く
)
る
迄
(
まで
)
真実
(
まこと
)
に
致
(
いた
)
さんから、
075
ヂリヂリ
舞
(
まい
)
の
狼狽
(
うろたえ
)
舞
(
まい
)
を
致
(
いた
)
す
事
(
こと
)
が
来
(
き
)
ても
仕様
(
しよう
)
は
無
(
な
)
いぞよ。
076
鬼
(
おに
)
とも
蛇
(
じゃ
)
とも
悪魔
(
あくま
)
とも
譬
(
たと
)
へ
方
(
かた
)
の
無
(
な
)
い、
077
イヤらしい
外国
(
がいこく
)
の
性来
(
しょうらい
)
を、
078
日本
(
にほん
)
の
守護神
(
しゅごじん
)
が
見習
(
みなろ
)
ふて、
079
外国
(
がいこく
)
の
行
(
やり
)
方
(
かた
)
は
良
(
よ
)
いと
申
(
もう
)
して、
080
上
(
かみ
)
も
下
(
しも
)
も
真似
(
まね
)
斗
(
ばか
)
り
致
(
いた
)
して、
081
今
(
いま
)
の
日本
(
にほん
)
の
国
(
くに
)
の
心配
(
しんぱい
)
、
082
外国
(
がいこく
)
の
今
(
いま
)
の
態
(
さま
)
、
083
アレ
丈
(
だ
)
け
畜生
(
ちくしょう
)
の
性来
(
しょうらい
)
が
現
(
あら
)
はれて
来
(
き
)
て
居
(
を
)
りても、
084
未
(
ま
)
だ
眼
(
め
)
が
覚
(
さ
)
めぬか。
085
大将
(
たいしょう
)
までが
下
(
し
)
タに
成
(
な
)
りたり、
086
上
(
うへ
)
に
成
(
な
)
って
見
(
み
)
たり、
087
全然
(
さっぱり
)
日本
(
にほん
)
の
神国
(
しんこく
)
を
畜生
(
ちくしょう
)
の
玩弄物
(
をもちゃ
)
に
為
(
し
)
られて
了
(
しも
)
ふて、
088
天地
(
てんち
)
の
先祖
(
せんぞ
)
も
堪忍
(
かんにん
)
袋
(
ぶくろ
)
が
切
(
き
)
れ
掛
(
か
)
けたぞよ。
089
神
(
かみ
)
の
堪忍
(
かんにん
)
袋
(
ぶくろ
)
が
切
(
き
)
れたら、
090
万古
(
まんご
)
末代
(
まつだい
)
モー
取
(
とり
)
返
(
かへ
)
しが
出来
(
でき
)
んから、
091
奥山
(
おくやま
)
の
紅葉
(
もみじ
)
の
照
(
あ
)
る
内
(
うち
)
に
早
(
はや
)
く
改心
(
かいしん
)
いたして、
092
神
(
かみ
)
の
申
(
もう
)
す
如
(
よ
)
うに
致
(
いた
)
さんと、
093
末代
(
まつだい
)
の
世
(
よ
)
を
持
(
も
)
ちて
行
(
い
)
く
事
(
こと
)
は
到底
(
とうてい
)
六ケ敷
(
むつかしい
)
から、
094
どうしても
改心
(
かいしん
)
が
出来
(
でき
)
ねば、
095
陣
(
じん
)
を
引
(
ひ
)
いて
下
(
し
)
たに
降
(
お
)
りて
扣
(
ひか
)
えて
下
(
くだ
)
され、
096
一人
(
ひとり
)
と
世界中
(
せかいじゅう
)
とには
代
(
か
)
えられんから、
097
一向
(
いっこう
)
気楽
(
きらく
)
にさして
神
(
かみ
)
が
構
(
かも
)
ふてやるから、
098
ドウシテも
神
(
かみ
)
の
国
(
くに
)
の
行
(
おこな
)
いが
出来
(
でき
)
ねば、
099
城
(
しろ
)
明
(
あ
)
け
渡
(
わた
)
しを
為
(
な
)
さるが
良
(
よ
)
かろう。
100
神
(
かみ
)
も
可成
(
なるべく
)
は
昔
(
むかし
)
の
儘
(
まま
)
で
続
(
つづ
)
かして
行
(
い
)
かしたいのが、
101
胸
(
むね
)
に
一溢
(
いっぱい
)
であれど、
102
余
(
あま
)
り
外国人
(
がいこくじん
)
に
惚
(
ほう
)
けて
居
(
を
)
りて、
103
何時
(
いつ
)
までも
神
(
かみ
)
の
教
(
おしへ
)
が
聞
(
き
)
けぬなら、
104
一
(
ひと
)
つの
道
(
みち
)
へ
行
(
い
)
くより
仕様
(
しよう
)
は
在
(
あ
)
るまい。
105
神
(
かみ
)
は
気
(
き
)
を
附
(
つ
)
けた
上
(
うへ
)
にも
気
(
き
)
を
附
(
つ
)
けて
在
(
あ
)
るぞよ。
106
一
(
いち
)
の
番頭
(
ばんとう
)
からして
日本魂
(
やまとだましい
)
が
全然
(
さっぱり
)
消
(
き
)
えて
了
(
しも
)
ふて
居
(
を
)
るから、
107
畜生
(
ちくしょう
)
の
国
(
くに
)
の
尻
(
しり
)
に
附
(
つ
)
いて
頭
(
あたま
)
から
湯気
(
ゆげ
)
を
立
(
た
)
て、
108
頭
(
あたま
)
を
三角
(
さんかく
)
に
成
(
な
)
る
所
(
とこ
)
まで
捻
(
ね
)
ぢ
鉢巻
(
はちまき
)
で
気張
(
きば
)
って
居
(
を
)
れど、
109
肝腎
(
かんじん
)
の
腸
(
はらわた
)
が
抜
(
ぬ
)
けて、
110
腰
(
こし
)
がフナフナで
在
(
あ
)
るから、
111
斯
(
こ
)
んな
約
(
つま
)
らん
事
(
こと
)
に
成
(
な
)
りて
来
(
き
)
たのを、
112
天地
(
てんち
)
の
御先祖
(
ごせんぞ
)
様
(
さま
)
へ
何
(
な
)
んと
申
(
もう
)
して
申
(
もうし
)
訳
(
わけ
)
が
出来
(
でき
)
るか。
113
日本
(
にほん
)
は
日本
(
にほん
)
で
立
(
たて
)
て、
114
外国
(
がいこく
)
を
助
(
たす
)
けて
遣
(
や
)
らねば
成
(
な
)
らぬ、
115
誠
(
まこと
)
一
(
ひと
)
つを
貫
(
つらぬ
)
く
神国
(
しんこく
)
の
一
(
いち
)
の
番頭
(
ばんとう
)
が、
116
何
(
なに
)
も
解
(
わか
)
らんから、
117
畜生
(
ちくしょう
)
の
尻馬
(
しりうま
)
に
乗
(
の
)
りて、
118
外国
(
がいこく
)
の
守護神
(
しゅごじん
)
の
真似
(
まね
)
斗
(
ばか
)
り
致
(
いた
)
して、
119
終
(
しまい
)
には
外国
(
がいこく
)
の
自由
(
じゆう
)
に
為
(
し
)
られると
言
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
が
判
(
わか
)
らぬか。
120
モー
神
(
かみ
)
は
依然
(
じっと
)
して
居
(
を
)
れん
事
(
こと
)
になりたから、
121
是
(
これ
)
から
表
(
おもて
)
に
成
(
な
)
りて
働
(
はたら
)
くから、
122
構
(
かま
)
ひ
立
(
た
)
てには
来
(
き
)
て
下
(
くだ
)
さるなよ。
123
時節
(
じせつ
)
が
来
(
き
)
たぞよ。
124
時節
(
じせつ
)
と
云
(
い
)
ふものは
結構
(
けっこう
)
なものの、
125
恐
(
こわ
)
いもので
在
(
あ
)
るぞよ。
126
何事
(
なにごと
)
も
此方
(
こちら
)
から
顕
(
あら
)
はさいでも、
127
我身
(
わがみ
)
の
方
(
ほう
)
から
全然
(
さっぱり
)
正体
(
しょうたい
)
を
顕
(
あら
)
はして、
128
何処
(
どこ
)
となく
飛
(
と
)
び
歩行
(
あるい
)
て、
129
見
(
み
)
るのも
厭
(
いや
)
で
在
(
あ
)
るなれど、
130
全部
(
さっぱり
)
顕
(
あら
)
はせに、
131
我
(
われ
)
が
我
(
われ
)
の
姿
(
すがた
)
を
田舎
(
いなか
)
まで
見
(
み
)
せに
歩行
(
あるく
)
のが、
132
顕
(
あら
)
はれるので
在
(
あ
)
るから、
133
時節
(
じせつ
)
ほど
結構
(
けっこう
)
な
恐
(
こわ
)
いものは
無
(
な
)
いと
申
(
もう
)
すので
在
(
あ
)
るぞよ。
134
時節
(
じせつ
)
には
何
(
なに
)
ものも
叶
(
かな
)
はんから、
135
茲
(
ここ
)
へ
成
(
な
)
る
迄
(
まで
)
に
世
(
よ
)
に
出
(
で
)
て
居
(
を
)
れる
方
(
ほう
)
の
守護神
(
しゅごじん
)
、
136
皆
(
みな
)
に
筆先
(
ふでさき
)
で
細々
(
こまごま
)
と
能
(
よ
)
く
解
(
わか
)
るやうに
書
(
か
)
いて
知
(
し
)
らせ、
137
口
(
くち
)
で
言
(
い
)
はして
在
(
あ
)
るぞよ。
138
筆先
(
ふでさき
)
に
出
(
だ
)
した
事
(
こと
)
は
皆
(
みな
)
世界
(
せかい
)
に
在
(
あ
)
るが、
139
慢神
(
まんしん
)
と
誤解
(
とりちがい
)
とがありたら、
140
真実
(
まこと
)
の
御蔭
(
おかげ
)
は
取
(
と
)
れんぞよ。
141
露国
(
ろこく
)
ヘ
昔
(
むかし
)
から
上
(
あが
)
りて
居
(
を
)
りた
悪神
(
わるがみ
)
の
頭
(
かしら
)
が、
142
露国
(
ろこく
)
の
国
(
くに
)
を
六茶九茶
(
むちゃくちゃ
)
に
乱
(
みだ
)
らして
了
(
しも
)
ふて、
143
モ
一
(
ひと
)
つ
向
(
むこ
)
ふの
国
(
くに
)
へ
渡
(
わた
)
りて、
144
外国
(
がいこく
)
の
隅々
(
すみずみ
)
までもワヤに
致
(
いた
)
して、
145
金
(
かね
)
の
費
(
ゐ
)
るのは
底
(
そこ
)
知
(
し
)
れず、
146
人
(
ひと
)
の
命
(
いのち
)
を
取
(
と
)
るのも
底
(
そこ
)
知
(
し
)
れず、
147
行
(
ゆ
)
きも
戻
(
もど
)
りも
出来
(
でき
)
んやうに
致
(
いた
)
して、
148
食物
(
しょくもつ
)
も
無
(
な
)
い
所
(
とこ
)
まで
致
(
いた
)
して、
149
終
(
しまい
)
には
日本
(
にほん
)
の
神国
(
しんこく
)
へ
攻
(
せ
)
めて
来
(
き
)
て、
150
世界
(
せかい
)
を
我
(
われ
)
の
儘
(
まま
)
に
致
(
いた
)
すドエライ
悪
(
わる
)
い
奸計
(
たくみ
)
を
致
(
いた
)
して
居
(
を
)
るが、
151
モー
九分
(
くぶ
)
まで
悪
(
あく
)
の
目的
(
もくてき
)
は
成就
(
じょうじゅ
)
いたした
成
(
な
)
れど、
152
日本
(
にほん
)
の
国
(
くに
)
の
先祖
(
せんぞ
)
の
一厘
(
いちりん
)
の
経綸
(
しぐみ
)
で、
153
手
(
て
)
の
掌
(
ひら
)
を
返
(
かへ
)
して、
154
天下
(
てんか
)
泰平
(
たいへい
)
に
世
(
よ
)
を
治
(
をさ
)
めて、
155
跡
(
あと
)
は
七福神
(
しちふくじん
)
の
楽遊
(
らくあそ
)
びと
致
(
いた
)
して、
156
世界
(
せかい
)
の
人民
(
じんみん
)
を
助
(
たす
)
ける
日本
(
にほん
)
の
元
(
もと
)
からの
経綸
(
しぐみ
)
であれども、
157
今
(
いま
)
の
世界
(
せかい
)
の
守護神
(
しゅごじん
)
人民
(
じんみん
)
の
心
(
こころ
)
では、
158
三分
(
さんぶ
)
も
助
(
たす
)
ける
身魂
(
みたま
)
が
無
(
な
)
いぞよ。
159
誠
(
まこと
)
一
(
ひと
)
つの
天地
(
てんち
)
の
先祖
(
せんぞ
)
は、
160
違
(
ちご
)
ふた
事
(
こと
)
はチットも
申
(
もう
)
さんぞよ。
161
違
(
ちご
)
ふた
事
(
こと
)
を
致
(
いた
)
したら、
162
茲
(
ここ
)
まで
忍耐
(
こばり
)
て
来
(
き
)
た
事
(
こと
)
が
水
(
みず
)
の
泡
(
あわ
)
に
成
(
な
)
るから、
163
皆
(
みな
)
が
揃
(
そろ
)
ふて
今度
(
こんど
)
の
二度目
(
にどめ
)
の
世
(
よ
)
の
立直
(
たてなほ
)
しの
御用
(
ごよう
)
を
勤
(
つと
)
めて
下
(
くだ
)
されよ。
164
今度
(
こんど
)
の
御用
(
ごよう
)
は
何
(
なに
)
に
附
(
つ
)
けても
辛
(
つら
)
い
事
(
こと
)
ばかりであるから、
165
確
(
しっか
)
りと
胴
(
どう
)
を
据
(
す
)
えて
居
(
を
)
らねば
約
(
つま
)
らんぞよ。
166
大本
(
おほもと
)
の
中
(
なか
)
も
日
(
ひ
)
の
出
(
で
)
の
守護
(
しゅご
)
と
成
(
な
)
りて
来
(
く
)
ると、
167
何彼
(
なにか
)
の
事
(
こと
)
が
辛
(
つら
)
くなるぞよ。
168
善
(
よ
)
し
悪
(
あ
)
しが
厳重
(
げんじゅう
)
に
判
(
わか
)
りて
来
(
き
)
て、
169
是迄
(
これまで
)
の
心
(
こころ
)
を
全然
(
さっぱり
)
変
(
か
)
えて
了
(
しま
)
はんと、
170
辛
(
つろ
)
うて
辛抱
(
しんぼう
)
が
出来
(
でき
)
んぞよ。
171
口
(
くち
)
を
閉
(
つま
)
えて、
172
男
(
おとこ
)
も
女
(
おんな
)
も
腹帯
(
はらおび
)
を
緩
(
ゆる
)
まんやうに
確
(
しっか
)
りと
締
(
しめ
)
て
居
(
を
)
らんと、
173
此
(
この
)
先
(
さき
)
は
是迄
(
これまで
)
のやうな
事
(
こと
)
には
行
(
い
)
かんぞよ。
174
斯
(
この
)
世
(
よ
)
の
上
(
うへ
)
へ
上
(
あが
)
りて
居
(
を
)
る
悪
(
あく
)
の
守護神
(
しゅごじん
)
が、
175
皆
(
みな
)
揃
(
そろ
)
ふて
体主霊従
(
あく
)
では
行
(
い
)
かんと
云
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
が、
176
発根
(
ほっごん
)
と
判
(
わか
)
りて
来
(
き
)
て、
177
霊主体従
(
ぜん
)
の
道
(
みち
)
へ
立
(
たち
)
復
(
かえ
)
らんと、
178
世
(
よ
)
が
治
(
をさ
)
まると
云
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
は
致
(
いた
)
さんぞよ。
179
向
(
むこ
)
ふの
国
(
くに
)
はチットも
急
(
せ
)
きは
致
(
いた
)
さんぞよ。
180
我
(
われ
)
の
代
(
よ
)
に
奪
(
と
)
れな
児
(
こ
)
の
代
(
よ
)
に
奪
(
と
)
る、
181
児
(
こ
)
の
代
(
よ
)
に
奪
(
と
)
れな
孫
(
まご
)
の
代
(
よ
)
に
奪
(
と
)
ると
云
(
い
)
ふ、
182
気
(
き
)
の
永
(
なが
)
い
経綸
(
しぐみ
)
であるから、
183
何時
(
いつ
)
に
成
(
な
)
りても
奪
(
と
)
りさえしたら
良
(
よ
)
いと
申
(
もう
)
して、
184
チットも
急
(
いそ
)
ぎも
動
(
うご
)
きも
致
(
いた
)
さんぞよ。
185
日本
(
にほん
)
の
国
(
くに
)
はソンナ
事
(
こと
)
を
致
(
いた
)
して
居
(
を
)
りたら、
186
国家
(
くに
)
が
潰
(
つぶ
)
れて
了
(
しま
)
ふから、
187
日本
(
にほん
)
の
国
(
くに
)
には
天地
(
てんち
)
の
元
(
もと
)
の
生神
(
いきがみ
)
が、
188
一寸
(
ちょっと
)
の
秘密
(
ひみつ
)
が
致
(
いた
)
してあるぞよ。
189
外
(
ほか
)
の
身魂
(
みたま
)
では
出来
(
でき
)
ん、
190
能
(
よ
)
う
為
(
せ
)
ん
経綸
(
しぐみ
)
が
致
(
いた
)
して
在
(
あ
)
るが、
191
実地
(
じっち
)
の
仕組
(
しぐみ
)
は
今
(
いま
)
の
今
(
いま
)
まで
言
(
い
)
いも
為
(
し
)
られも
致
(
いた
)
さん、
192
大事
(
だいじ
)
の
一厘
(
いちりん
)
の
秘密
(
ひみつ
)
で
在
(
あ
)
るから……………、
193
今
(
いま
)
の
世界
(
せかい
)
の
守護神
(
しゅごじん
)
人民
(
じんみん
)
が、
194
外国
(
がいこく
)
の
性来
(
しょうらい
)
に
成
(
な
)
りて
了
(
しも
)
ふて、
195
日本
(
にほん
)
の
神国
(
しんこく
)
と
申
(
もう
)
しても、
196
外国魂
(
がいこくだま
)
に
成
(
な
)
り
切
(
き
)
りた
中
(
なか
)
に、
197
生
(
うま
)
れ
育
(
そだ
)
ちて
居
(
を
)
る
子供
(
こども
)
までが、
198
国家
(
くに
)
の
害
(
がい
)
を
致
(
いた
)
すハイカラの
真似
(
まね
)
ばかりを
為
(
し
)
て
歓
(
よろ
)
こびて
居
(
を
)
る
中
(
なか
)
へ、
199
大事
(
だいじ
)
の
経綸
(
しぐみ
)
を
知
(
し
)
らしたら、
200
良
(
よ
)
い
金
(
かね
)
設
(
もう
)
けが
出来
(
でき
)
ると
申
(
もう
)
して、
201
実地
(
じっち
)
の
世
(
よ
)
の
立直
(
たてなほ
)
しの
大邪魔
(
おほじゃま
)
を
致
(
いた
)
すから、
202
日本
(
にほん
)
の
国
(
くに
)
の
仕組
(
しぐみ
)
は、
203
智慧
(
ちえ
)
や
学力
(
がくりき
)
では
何程
(
なにほど
)
考
(
かんが
)
えても
判
(
わか
)
りはせんぞよ。
204
チト
深
(
ふか
)
い
仕組
(
しぐみ
)
が
致
(
いた
)
して
在
(
あ
)
るぞよ。
205
外国
(
がいこく
)
の
仕組
(
しぐみ
)
は
浅
(
あさ
)
いから、
206
直
(
す
)
ぐに
人
(
ひと
)
の
眼
(
め
)
に
判
(
わか
)
るなれど、
207
日本
(
にほん
)
の
経綸
(
しぐみ
)
は
外国
(
がいこく
)
魂
(
だま
)
では
判
(
わか
)
らんぞよ。
208
何彼
(
なにか
)
の
時節
(
じせつ
)
が
参
(
まい
)
りて
来
(
き
)
たから、
209
始
(
はじま
)
りたら
何
(
なに
)
も
一度
(
いちど
)
に
開
(
ひら
)
けて
来
(
く
)
るから、
210
余程
(
よほど
)
しっかりと
覚悟
(
かくご
)
を
致
(
いた
)
させねば
成
(
な
)
らんから、
211
今
(
いま
)
に
続
(
つづ
)
いて
知
(
し
)
らして
居
(
を
)
るぞよ。
212
疑
(
うたが
)
ひと
我情
(
が
)
と
取
(
とり
)
違
(
ちが
)
いとが
第一
(
いっち
)
恐
(
こわ
)
いぞよ。
213
口
(
くち
)
を
閉
(
つま
)
へて
素直
(
すなを
)
に
致
(
いた
)
すが
何
(
なに
)
よりも
結構
(
けっこう
)
であるぞよ。
214
何事
(
なにごと
)
も
一度
(
いちど
)
にバタバタと
埒
(
らち
)
良
(
よ
)
く
致
(
いた
)
さぬと、
215
永
(
なご
)
う
掛
(
かか
)
りたら
日本
(
にほん
)
も
叶
(
かな
)
はん
事
(
こと
)
が
出来
(
でき
)
るぞよ。
216
外国
(
がいこく
)
の
悪神
(
わるがみ
)
の
頭
(
かしら
)
が
日本
(
にほん
)
へ
攻
(
せめ
)
て
来
(
く
)
る
仕組
(
しぐみ
)
を、
217
昔
(
むかし
)
から
致
(
いた
)
して
居
(
を
)
りたが、
218
モー
攻
(
せめ
)
て
来
(
く
)
るのが
近寄
(
ちかよ
)
りたなれど、
219
日本
(
にほん
)
は
日本
(
にほん
)
で
元
(
もと
)
の
生神
(
いきがみ
)
が
深
(
ふか
)
い
経綸
(
しぐみ
)
を
致
(
いた
)
して
居
(
を
)
るから、
220
日本
(
にほん
)
の
人民
(
じんみん
)
がサッパリ
日本魂
(
やまとだましい
)
に
成
(
な
)
りて
居
(
を
)
らんと、
221
肝腎
(
かんじん
)
の
時
(
とき
)
に
狼狽
(
うろたえ
)
て
胴
(
どう
)
を
失
(
うしな
)
ふぞよ。
222
口先
(
くちさき
)
では
日本魂
(
やまとだましい
)
と
申
(
もう
)
しても、
223
腹
(
はら
)
の
中
(
なか
)
に
誠
(
まこと
)
が
無
(
な
)
いものは
大化物
(
おほばけもの
)
であるから、
224
今度
(
こんど
)
の
立替
(
たてかへ
)
には
化
(
ば
)
け
物
(
もの
)
は
皆
(
みな
)
神
(
かみ
)
が
平
(
たひら
)
げて
了
(
しま
)
ふぞよ。
225
今度
(
こんど
)
の
大戦
(
おほたたか
)
いは
人種
(
じんみん
)
同志
(
どうし
)
の
戦争
(
たたかい
)
で
無
(
な
)
いぞよ。
226
神
(
かみ
)
と
神
(
かみ
)
と、
227
国
(
くに
)
と
国
(
くに
)
との、
228
末代
(
まつだい
)
に
一度
(
いちど
)
より
無
(
な
)
い
大戦
(
おほたたか
)
いであるぞよ。
229
今度
(
こんど
)
の
日本
(
にほん
)
と
外国
(
がいこく
)
との
戦
(
たたか
)
いには、
230
男
(
おとこ
)
も
女
(
おんな
)
も
小供
(
こども
)
も
一
(
ひと
)
つの
心
(
こころ
)
に
成
(
な
)
りて、
231
日本
(
にほん
)
の
国
(
くに
)
を
奪
(
と
)
られては
成
(
な
)
らんから、
232
年寄
(
としよ
)
り
迄
(
まで
)
も
日本魂
(
やまとだましい
)
に
立
(
たち
)
復
(
かえ
)
りて、
233
神国
(
しんこく
)
を
守
(
まも
)
らねば、
234
日本
(
にほん
)
の
先祖
(
せんぞ
)
の
大神
(
おほかみ
)
へ
申
(
もうし
)
訳
(
わけ
)
が
立
(
たた
)
んぞよ。
235
今
(
いま
)
の
如
(
よ
)
うな
我
(
わ
)
れさえ
良
(
よ
)
かりたら、
236
人
(
ひと
)
はドウでも
構
(
かま
)
はんと
云
(
い
)
ふ
如
(
よ
)
うな
精神
(
せいしん
)
でありたら、
237
日本
(
にほん
)
の
国
(
くに
)
もエライ
事
(
こと
)
に
成
(
な
)
るぞよ。
238
日本
(
にほん
)
の
霊主体従
(
ひのもと
)
の
結構
(
けっこう
)
な
神国
(
しんこく
)
を、
239
悪神
(
わるがみ
)
の
頭
(
かしら
)
と
四
(
よ
)
ツ
足
(
あし
)
に
茲
(
ここ
)
まで
自由
(
じゆう
)
にしられて、
240
是
(
これ
)
が
悔
(
くや
)
しく
無
(
な
)
いやうな
腰抜
(
こしぬ
)
けが
沢山
(
たくさん
)
あるが、
241
今
(
いま
)
に
日本
(
にほん
)
の
頭
(
あたま
)
の
上
(
うへ
)
にかぶさって
来
(
き
)
て
居
(
を
)
る
大難
(
だいなん
)
を、
242
何
(
な
)
んと
致
(
いた
)
して
打
(
う
)
ち
払
(
はら
)
ふ
心算
(
つもり
)
であるか。
243
先
(
さき
)
の
見
(
み
)
えん
守護神
(
しゅごじん
)
人民
(
じんみん
)
には、
244
神
(
かみ
)
も
往生
(
おうじょう
)
致
(
いた
)
して
居
(
を
)
るぞよ。
245
三千年
(
さんぜんねん
)
余
(
あま
)
りての
経綸
(
しぐみ
)
を
顕
(
あら
)
はして、
246
昔
(
むかし
)
の
元
(
もと
)
の
神
(
かみ
)
の
御血筋
(
おちすじ
)
に
速
(
すみやか
)
に
代
(
か
)
えて
了
(
しも
)
ふて……………。
247
二度目
(
にどめ
)
の
世
(
よ
)
の
立替
(
たてかへ
)
は、
248
現世
(
このよ
)
が
出来
(
でき
)
てから
未
(
ま
)
だ
無
(
な
)
い
大望
(
たいもう
)
な
事
(
こと
)
であるぞよ。
249
分
(
わ
)
けては
言
(
い
)
はれず、
250
言
(
い
)
はな
判
(
わか
)
らず、
251
言
(
い
)
はれはせず、
252
元
(
もと
)
の
悪
(
あく
)
から
速
(
すみやか
)
に
改心
(
かいしん
)
を
致
(
いた
)
して、
253
上
(
うへ
)
へ
上
(
あが
)
りて
居
(
を
)
る
血筋
(
ちすじ
)
も
改心
(
かいしん
)
致
(
いた
)
して、
254
茲
(
ここ
)
までに
元
(
もと
)
の
根本
(
こんぽん
)
の
天
(
てん
)
と
地
(
ち
)
との
先祖
(
せんぞ
)
を
世
(
よ
)
に
落
(
おと
)
した
事
(
こと
)
の、
255
御詫
(
おわび
)
を
致
(
いた
)
さな
成
(
な
)
らん
時節
(
じせつ
)
に
近
(
ちか
)
よりたぞよ。
256
モウ
此
(
この
)
先
(
さき
)
は
霊主体従
(
ひのもと
)
の
経綸
(
しぐみ
)
通
(
どほ
)
りに
致
(
いた
)
して、
257
早
(
はや
)
く
立替
(
たてかへ
)
を
致
(
いた
)
して、
258
後
(
あと
)
の
立直
(
たてなほ
)
しに
掛
(
かか
)
らんと、
259
何
(
な
)
んでも
無
(
な
)
い
事
(
こと
)
に
国
(
くに
)
を
潰
(
つぶ
)
して、
260
脛腰
(
すねこし
)
の
立
(
た
)
つ、
261
間
(
ま
)
に
合
(
あ
)
ふ
人民
(
じんみん
)
を、
262
大根
(
だいこん
)
の
葉房
(
はぶさ
)
を
切
(
き
)
る
如
(
よ
)
うな
惨
(
むご
)
い
事
(
こと
)
を
致
(
いた
)
しても、
263
向
(
むこ
)
ふの
国
(
くに
)
の
何
(
なに
)
一
(
ひと
)
つも
効能
(
こうのう
)
の
有
(
あ
)
る
事
(
こと
)
は
無
(
な
)
いが、
264
是
(
これ
)
も
皆
(
みな
)
悪神
(
わるがみ
)
の
玩弄
(
をもちゃ
)
に
成
(
な
)
りて
居
(
を
)
るのであれど、
265
世界
(
せかい
)
に
気
(
き
)
の
附
(
つ
)
いた
人民
(
じんみん
)
は
一人
(
ひとり
)
も
無
(
な
)
いとは、
266
惨
(
むご
)
い
事
(
こと
)
に
成
(
な
)
りたもので
在
(
あ
)
るぞよ。
267
初発
(
しょっぱつ
)
からの
筆先
(
ふでさき
)
に、
268
今度
(
こんど
)
は
世界
(
せかい
)
が
三分
(
さんぶ
)
になると
毎度
(
まいど
)
申
(
もう
)
して
知
(
し
)
らしてあるが、
269
世界
(
せかい
)
は
三分
(
さんぶ
)
になるぞよ。
270
何
(
な
)
んと
申
(
もう
)
した
所
(
とこ
)
で、
271
日本
(
にほん
)
の
間
(
ま
)
に
合
(
あ
)
ふ
身魂
(
みたま
)
が
無
(
な
)
いやうに
成
(
な
)
りて
居
(
を
)
るから、
272
今迄
(
いままで
)
に
人民
(
じんみん
)
の
思
(
おも
)
ふて
居
(
を
)
りた
事
(
こと
)
が、
273
大間違
(
おほまちが
)
いになりて
来
(
く
)
るぞよ。
274
外国
(
がいこく
)
の
思
(
おも
)
いも
大間違
(
おほまちが
)
いで、
275
大
(
おほ
)
きな
取
(
とり
)
違
(
ちが
)
いを
致
(
いた
)
して
居
(
を
)
るぞよ。
276
中々
(
なかなか
)
一寸
(
ちょっと
)
やそっとの
取
(
とり
)
違
(
ちが
)
いでは
無
(
な
)
いぞよ。
277
日本
(
にほん
)
の
人民
(
じんみん
)
も
外国
(
がいこく
)
の
性霊
(
せうらい
)
に
成
(
な
)
り
切
(
きり
)
て
了
(
しも
)
ふて
居
(
を
)
るから、
278
心
(
こころ
)
の
持
(
も
)
ち
方
(
かた
)
が
天地
(
てんち
)
に
代
(
かわ
)
りて
居
(
を
)
るので、
279
茲
(
ここ
)
までは
向
(
むこ
)
ふの
国
(
くに
)
の……………。
280
天
(
てん
)
と
地
(
ち
)
との
根本
(
こんぽん
)
の
大神
(
おほかみ
)
の
御血統
(
おちすじ
)
だけに、
281
誠
(
まこと
)
と
云
(
い
)
ふ
元
(
もと
)
の
日本魂
(
やまとだましい
)
の
性来
(
しょうらい
)
は
一厘
(
いちりん
)
ほか
無
(
な
)
いから、
282
一輪
(
いちりん
)
の
日本魂
(
やまとだましい
)
で
元
(
もと
)
の
昔
(
むかし
)
へ
世
(
よ
)
を
捻直
(
ねじなお
)
して、
283
ミロク
様
(
さま
)
の
世
(
よ
)
に
致
(
いた
)
す
経綸
(
しぐみ
)
であるから、
284
何
(
なに
)
につけても
大望
(
たいもう
)
な
事
(
こと
)
ばかりであるぞよ。
285
向
(
むこ
)
ふの
国
(
くに
)
の
性来
(
しょうらい
)
が
皆
(
みな
)
体主霊従
(
あく
)
であるから、
286
薩張
(
さっぱ
)
り
立
(
たて
)
分
(
わ
)
けてありたのが、
287
世
(
よ
)
の
末
(
すえ
)
と
成
(
な
)
りて、
288
斯
(
こ
)
んな
見苦
(
みぐる
)
しき、
289
混
(
ま
)
ぜ
交
(
こ
)
ぜの
世
(
よ
)
になりたのであるぞよ。
290
初発
(
しょっぱつ
)
の
世界
(
せかい
)
の
泥海
(
どろうみ
)
の
折
(
おり
)
から、
291
末代
(
まつだい
)
の
巧
(
たく
)
みを
為
(
し
)
て
居
(
を
)
りた
極悪神
(
ごくあくじん
)
の
身上
(
みじょう
)
は、
292
日本
(
にほん
)
の
元
(
もと
)
の
大神
(
おほかみ
)
が
良
(
よ
)
く
知
(
し
)
りて
居
(
を
)
られるから、
293
日本
(
にほん
)
にも
初発
(
しょっぱつ
)
から
深
(
ふか
)
い
経綸
(
しぐみ
)
が
為
(
し
)
てありての、
294
今度
(
こんど
)
の
神
(
かみ
)
と
神
(
かみ
)
との
大戦
(
おほたたかい
)
であるぞよ。
295
外国
(
がいこく
)
の
悪
(
あく
)
の
頭
(
かしら
)
は、
296
何
(
ど
)
うしてなりと
日本
(
にほん
)
へ
上
(
あが
)
る
巧
(
たく
)
みを
為
(
し
)
て
居
(
を
)
るなれど、
297
日本
(
にほん
)
の
国
(
くに
)
へは
上
(
あ
)
げられんから、
298
露国
(
ろこく
)
の
先祖
(
せんぞ
)
と
為
(
し
)
てありたなれど、
299
悪
(
あく
)
の
強
(
つよ
)
い
奸賢
(
わるがしこ
)
い
性来
(
しょうらい
)
であるから、
300
何
(
ど
)
の
様
(
やう
)
に
為
(
し
)
てでも
目的
(
をもわく
)
を
立
(
た
)
てねば、
301
途中
(
とちゅう
)
で
邪魔
(
じゃま
)
を
致
(
いた
)
すと
云
(
い
)
ふ
邪神
(
じゃしん
)
であるから、
302
天地
(
てんち
)
の
根本
(
こんぽん
)
の
大神
(
おほかみ
)
は
茲
(
ここ
)
まで
悔
(
くや
)
しい
残念
(
ざんねん
)
を
堪
(
こば
)
り
詰
(
つめ
)
て、
303
悪神
(
わるがみ
)
の
仕組
(
しぐみ
)
の
九分九厘
(
くぶくりん
)
と
成
(
な
)
るまでの、
304
永
(
なが
)
い
間
(
あいだ
)
の
堪忍
(
かんにん
)
を
致
(
いた
)
して、
305
悪神
(
わるがみ
)
の
頭
(
かしら
)
の
目的
(
をもわく
)
を
立
(
たて
)
さしてをいたが、
306
モー
一
(
ひと
)
つ
目的
(
おもわく
)
を
立
(
たて
)
て
居
(
を
)
るのを、
307
日本
(
にほん
)
の
元
(
もと
)
の
大神
(
おほかみ
)
が
能
(
よ
)
く
知
(
し
)
りて
居
(
を
)
るから、
308
日本
(
にほん
)
の
神国
(
しんこく
)
には、
309
外国
(
がいこく
)
の
御魂
(
みたま
)
の
能
(
よ
)
う
為
(
せ
)
ん
事
(
こと
)
が
仕組
(
しぐ
)
みてあるから、
310
九分九厘
(
くぶくりん
)
迄
(
まで
)
はトントン
拍子
(
びょうし
)
に
出
(
で
)
て
来
(
き
)
たなれど、
311
モウ
悪
(
あく
)
の
経綸
(
しぐみ
)
の
輪止
(
りんど
)
まりが
来
(
き
)
たから、
312
フクロ
鳥
(
どり
)
の
宵企
(
よいだく
)
みと
成
(
な
)
りて、
313
此
(
こ
)
の
先
(
さき
)
では
夜食
(
やしょく
)
に
外
(
はず
)
れて、
314
難
(
むずか
)
しき
顔
(
かお
)
を
致
(
いた
)
さな
成
(
な
)
らん
如
(
よ
)
うに、
315
時節
(
じせつ
)
が
参
(
まい
)
りたぞよ。
316
明治
(
めいじ
)
二十五
年
(
ねん
)
から
知
(
し
)
らして
在
(
あ
)
ることが、
317
皆
(
みな
)
その
通
(
とほ
)
り
出
(
で
)
て
来
(
く
)
るぞよ。
318
寒
(
さむ
)
さ
暑
(
あつ
)
さの
容赦
(
ようしゃ
)
は
無
(
な
)
いと
申
(
もう
)
して
在
(
あ
)
ろうがな。
319
是
(
これ
)
だけの
寒
(
かん
)
じでも、
320
斯
(
こ
)
の
大望
(
たいもう
)
な
事
(
こと
)
がはじまりたら、
321
水
(
みず
)
の
中
(
なか
)
でも
火
(
ひ
)
の
中
(
なか
)
でも、
322
熱
(
あつ
)
い
寒
(
さむ
)
いは
言
(
い
)
ふて
居
(
を
)
れん、
323
大望
(
たいもう
)
な
大戦
(
おほたたか
)
いであるぞよ。
324
斯
(
こ
)
の
世
(
よ
)
が
出来
(
でき
)
てから
未
(
ま
)
だ
無
(
な
)
い、
325
末代
(
まつだい
)
に
一度
(
いちど
)
ほか
為
(
し
)
られん
二度目
(
にどめ
)
の
世
(
よ
)
の
立替
(
たてかへ
)
であるのに、
326
何
(
なに
)
も
判
(
わか
)
らぬ
悪神
(
わるがみ
)
の
仕組
(
しぐみ
)
は、
327
我良
(
われよ
)
しの
強
(
つよ
)
い
者
(
もの
)
勝
(
が
)
ちの
行
(
や
)
り
方
(
かた
)
であるから、
328
我
(
われ
)
の
血筋
(
ちすじ
)
と
親族
(
ひっぽう
)
と
眷属
(
けんぞく
)
とさえが
良
(
よ
)
かりたら、
329
何時
(
いつ
)
迄
(
まで
)
掛
(
か
)
かりて
居
(
を
)
りても、
330
奪
(
と
)
れた
折
(
おり
)
に
奪
(
と
)
りたら
良
(
よ
)
いと
云
(
い
)
う
悪神
(
わるがみ
)
の
仕組
(
しぐみ
)
は、
331
ラクな
行
(
や
)
り
方
(
かた
)
であるぞよ。
332
そんな
仕組
(
しぐみ
)
を
致
(
いた
)
して
居
(
を
)
る
方
(
ほう
)
のいう
如
(
よ
)
うに、
333
相手
(
あいて
)
になりて
居
(
を
)
りたら、
334
此
(
こ
)
の
世
(
よ
)
が
泥海
(
どろうみ
)
と
成
(
な
)
る
事
(
こと
)
が
見
(
み
)
え
透
(
す
)
いて
居
(
を
)
るから、
335
昔
(
むかし
)
の
元
(
もと
)
から
日本
(
にほん
)
の
国
(
くに
)
には、
336
悪神
(
わるがみ
)
の
方
(
ほう
)
からは
見
(
み
)
えも
判
(
わか
)
りも
致
(
いた
)
さず、
337
学力
(
がくりき
)
でも
智慧
(
ちえ
)
でも、
338
外
(
ほか
)
の
身魂
(
みたま
)
では
出来
(
でき
)
ん
経綸
(
しぐみ
)
が
為
(
し
)
てあるから、
339
何
(
ど
)
うしても
悪
(
あく
)
の
身魂
(
みたま
)
に
改心
(
かいしん
)
が
出来
(
でき
)
んなれば、
340
国
(
くに
)
とは
代
(
か
)
えられんから、
341
一輪
(
いちりん
)
の
仕組
(
しぐみ
)
通
(
どほ
)
りに
致
(
いた
)
して、
342
爰
(
ここ
)
迄
(
まで
)
は
堪
(
こば
)
りたなれど、
343
爰
(
ここ
)
に
成
(
な
)
りておりても
判
(
わか
)
らんやうな
悪
(
あく
)
の
頭
(
かしら
)
なら、
344
仕組
(
しぐ
)
みてある
如
(
よ
)
うに
致
(
いた
)
して、
345
バタバタと
処置
(
かた
)
を
付
(
つ
)
けて、
346
後
(
あと
)
の
立直
(
たてなほ
)
しの
用意
(
ようい
)
を
致
(
いた
)
さんと、
347
斯
(
こ
)
の
世
(
よ
)
を
茲
(
ここ
)
迄
(
まで
)
に
自由
(
じゆう
)
自在
(
じざい
)
に
致
(
いた
)
されて、
348
天地
(
てんち
)
の
先祖
(
せんぞ
)
の
威光
(
いこう
)
が
解
(
わか
)
らんから、
349
斯
(
こ
)
の
世
(
よ
)
を
創造
(
こしらえ
)
て、
350
末代
(
まつだい
)
の
世
(
よ
)
を
建
(
た
)
てて
行
(
い
)
かねば
成
(
な
)
らん
天
(
てん
)
と
地
(
ち
)
との
先祖
(
せんぞ
)
が、
351
今
(
いま
)
迄
(
まで
)
は
堪忍
(
こばり
)
て
来
(
き
)
たなれど、
352
余
(
あま
)
りの
事
(
こと
)
で、
353
日本
(
にほん
)
の
霊主体従
(
ひのもと
)
の
一
(
いち
)
と
申
(
もう
)
して
二
(
に
)
の
無
(
な
)
い
国
(
くに
)
を、
354
天竺
(
てんじく
)
や
外国
(
がいこく
)
と
同
(
おな
)
じ
如
(
よ
)
うに
致
(
いた
)
して、
355
自由
(
じゆう
)
に
為
(
し
)
られるとは、
356
時節
(
じせつ
)
とはいい
乍
(
なが
)
ら、
357
爰
(
ここ
)
で
改心
(
かいしん
)
を
致
(
いた
)
せば
又
(
また
)
仕様
(
しよう
)
も
在
(
あ
)
るなれど、
358
余
(
あま
)
りの
事
(
こと
)
で、
359
モウ
堪忍
(
こらえ
)
袋
(
ぶくろ
)
が
切
(
き
)
れるぞよ。
360
悪神
(
わるがみ
)
に
自由
(
じゆう
)
自在
(
じざい
)
にして
了
(
しま
)
われて、
361
天
(
てん
)
の
御三体
(
ごさんたい
)
様
(
さま
)
に
何
(
ど
)
う
申
(
もう
)
し
訳
(
わけ
)
が
出来
(
でき
)
るか。
362
艮
(
うしとら
)
の
金神
(
こんじん
)
を
無
(
な
)
い
神
(
かみ
)
と
致
(
いた
)
してから、
363
恐
(
こわ
)
いものが
無
(
な
)
いやうに
成
(
な
)
りたから、
364
日本
(
にほん
)
の
神国
(
しんこく
)
を
好
(
す
)
きな
如
(
よ
)
うに、
365
我
(
われ
)
の
一力
(
いちりき
)
で
仕放題
(
しほうだい
)
、
366
好
(
す
)
き
寸法
(
すっぽう
)
の
悪力
(
わるぢから
)
がありたら、
367
上
(
うへ
)
へ
上
(
あ
)
がりて
出世
(
しゅっせ
)
が
出来
(
でき
)
て、
368
ラクな
行
(
や
)
り
方
(
かた
)
、
369
我
(
われ
)
の
一力
(
いちりき
)
で
悪
(
わる
)
い
事
(
こと
)
を
為
(
す
)
る
守護神
(
しゅごじん
)
でありたら
出世
(
しゅっせ
)
が
出来
(
でき
)
たのが、
370
頭
(
かしら
)
が
極悪
(
ごくあく
)
でありたから、
371
悪
(
あく
)
の
登
(
のぼ
)
るのは
早
(
はや
)
かりたので
在
(
あ
)
るぞよ。
372
上
(
うへ
)
へ
登
(
のぼ
)
りて、
373
後
(
あと
)
も
前
(
さき
)
も
構
(
かま
)
わずに、
374
頭
(
かしら
)
と
尾
(
を
)
とで
前後
(
ぜんご
)
へ
手
(
て
)
が
廻
(
まわ
)
らずに、
375
上
(
うへ
)
さえ
上
(
あ
)
がれたら
良
(
よ
)
いと
云
(
い
)
ふ
行
(
やり
)
方
(
かた
)
、
376
九分九厘
(
くぶくりん
)
までは
跡
(
あと
)
が
何
(
ど
)
うなろうと
先
(
さき
)
が
何
(
ど
)
う
成
(
な
)
ろうと、
377
行
(
い
)
ける
処
(
とこ
)
まで
胴体
(
どうたい
)
が
無
(
な
)
いから、
378
八
(
や
)
ツ
頭
(
がしら
)
八
(
や
)
ツ
尾
(
を
)
で、
379
肝腎
(
かんじん
)
の
大事
(
だいじ
)
の
真中
(
まんなか
)
が
無
(
な
)
いと、
380
頭
(
あたま
)
と
尾
(
を
)
とでは
肝心
(
かんじん
)
の
事
(
こと
)
が
成就
(
じょうじゅ
)
いたさんぞよ。
381
日本
(
にほん
)
は
世界
(
せかい
)
の
中心
(
まんなか
)
で
在
(
あ
)
るから、
382
肝腎
(
かんじん
)
の
要
(
かな
)
めの
所
(
とこ
)
に
大事
(
だいじ
)
の
経綸
(
しぐみ
)
が
為
(
し
)
てあるから、
383
モウ
微躯
(
びく
)
とも
致
(
いた
)
さねども、
384
人民
(
じんみん
)
の
方
(
ほう
)
は
何事
(
なにごと
)
も
改心
(
かいしん
)
次第
(
しだい
)
であるぞよ。
385
日本
(
にほん
)
の
人民
(
じんみん
)
も
大
(
おほ
)
きな
取
(
とり
)
違
(
ちが
)
いを
致
(
いた
)
して
居
(
を
)
ると、
386
毎度
(
まいど
)
筆先
(
ふでさき
)
で
書
(
かか
)
して
知
(
し
)
らして
在
(
あ
)
るが、
387
其
(
その
)
大間違
(
おほまちが
)
いの
判
(
わか
)
る
時節
(
じせつ
)
が
参
(
まい
)
りて
来
(
き
)
たぞよ。
388
余
(
あま
)
り
一度
(
いちど
)
に
何彼
(
なにか
)
の
事
(
こと
)
が
判
(
わか
)
りて
来
(
き
)
て、
389
逆立
(
さかだ
)
ちに
成
(
な
)
ってヌタクラナ
成
(
な
)
らん
如
(
よ
)
うになりて
来
(
き
)
たぞよ。
390
神
(
かみ
)
が
一度
(
いちど
)
申
(
もう
)
した
事
(
こと
)
は
何事
(
なにごと
)
に
由
(
よ
)
らず
皆
(
みな
)
世界
(
せかい
)
から
出
(
で
)
て
来
(
く
)
るから、
391
一日
(
いちにち
)
も
早
(
はや
)
く
改心
(
かいしん
)
を
致
(
いた
)
すやうに、
392
日々
(
にちにち
)
に
続
(
つづ
)
いて
知
(
し
)
らして
遣
(
や
)
りたなれど、
393
今
(
いま
)
に
誠
(
まこと
)
に
致
(
いた
)
さん
故
(
ゆえ
)
に、
394
何彼
(
なにか
)
の
時節
(
じせつ
)
が
九分九厘
(
くぶくりん
)
となりて
来
(
き
)
て、
395
善
(
ぜん
)
悪
(
あく
)
の
立
(
たて
)
分
(
わ
)
けを
致
(
いた
)
さな
成
(
な
)
らんから、
396
彼方
(
あちら
)
にも
此方
(
こちら
)
にも
足本
(
あしもと
)
にも、
397
何
(
なに
)
から
初
(
はじ
)
まるやら
人民
(
じんみん
)
には
見当
(
けんとう
)
が
取
(
と
)
れん
事
(
こと
)
になるぞよ。
398
四
(
よ
)
ツ
足
(
あし
)
の
覇張
(
はば
)
りた
事
(
こと
)
を
天晴
(
あっぱ
)
れと
露
(
あら
)
はして、
399
末代
(
まつだい
)
の
記録
(
きろく
)
に
残
(
のこ
)
すから、
400
爰
(
ここ
)
へ
成
(
な
)
る
迄
(
まで
)
に
身魂
(
みたま
)
を
磨
(
みが
)
いて
置
(
お
)
けと
申
(
もう
)
して
知
(
し
)
らしたなれど、
401
誠
(
まこと
)
に
致
(
いた
)
して
聞
(
き
)
く
身魂
(
みたま
)
が
無
(
な
)
いから、
402
是
(
これ
)
からは
罪穢
(
めぐり
)
の
在
(
あ
)
る
処
(
とこ
)
には、
403
罪過
(
めぐり
)
だけの
借銭
(
しゃくせん
)
済
(
なし
)
を
致
(
いた
)
さすので
在
(
あ
)
るぞよ。
404
何処
(
どこ
)
も
恨
(
うら
)
める
所
(
とこ
)
は
無
(
な
)
いぞよ。
405
自分
(
われ
)
の
身魂
(
みたま
)
を
恨
(
うら
)
めるより
仕様
(
しよう
)
は
無
(
な
)
いぞよ。
406
今度
(
こんど
)
の
二度目
(
にどめ
)
の
立替
(
たてかへ
)
は
国々
(
くにぐに
)
処々
(
ところどころ
)
、
407
都会
(
ひろみ
)
田舎
(
いなか
)
村々
(
むらむら
)
家々
(
いへいへ
)
に、
408
身魂
(
みたま
)
の
借銭
(
しゃくせん
)
だけの
事
(
こと
)
は
天地
(
てんち
)
の
神
(
かみ
)
から
済
(
な
)
さして
了
(
しま
)
ふから、
409
何処
(
どこ
)
も
恨
(
うら
)
む
事
(
こと
)
は
無
(
な
)
いと
申
(
もう
)
して、
410
明治
(
めいじ
)
廿五
年
(
ねん
)
から
今
(
いま
)
に
続
(
つづ
)
いて
知
(
し
)
らして
在
(
あ
)
るぞよ。
411
知
(
し
)
らして
在
(
あ
)
る
事
(
こと
)
が
良
(
よ
)
い
事
(
こと
)
も
厭
(
いや
)
な
事
(
こと
)
も、
412
みな
一度
(
いちど
)
に
何
(
なに
)
も
出
(
で
)
て
来
(
く
)
るぞよ。
413
そうなりた
折
(
おり
)
には
世界
(
せかい
)
の
人民
(
じんみん
)
は、
414
矢張
(
やはり
)
艮能
(
うしとらの
)
金神
(
こんじん
)
は
悪神
(
わるがみ
)
であると
未
(
ま
)
だ
申
(
もう
)
すぞよと
申
(
もう
)
して
在
(
あ
)
るが、
415
神
(
かみ
)
から
申
(
もう
)
して
在
(
あ
)
る
事
(
こと
)
は
一分
(
いちぶ
)
も
違
(
ちが
)
はずに
皆
(
みな
)
出
(
で
)
て
来
(
く
)
るから、
416
艮
(
うしとら
)
の
金神
(
こんじん
)
が
悪
(
わる
)
い
騒動
(
さわぎ
)
をいたす
如
(
よ
)
うに
思
(
おも
)
ふで
在
(
あ
)
らうなれど、
417
天
(
てん
)
からの
時節
(
じせつ
)
で
何
(
なに
)
も
出
(
で
)
て
来
(
く
)
るのであるから、
418
艮
(
うしとら
)
の
金神
(
こんじん
)
も
何
(
ど
)
う
致
(
いた
)
す
事
(
こと
)
も
出来
(
でき
)
んので
在
(
あ
)
るから、
419
夫
(
そ
)
れ
迄
(
まで
)
に
一人
(
いちにん
)
なりとも
改心
(
かいしん
)
さして
助
(
たす
)
けたいと
思
(
おも
)
ふて、
420
今
(
いま
)
まで
苦労
(
くろう
)
艱難
(
かんなん
)
いたして
知
(
し
)
らしたので
在
(
あ
)
るぞよ。
421
新
(
さら
)
つの
洗
(
あらい
)
替
(
かへ
)
の
世
(
よ
)
になるのであるから、
422
外国
(
がいこく
)
には
厳
(
きび
)
しき
事
(
こと
)
が
在
(
あ
)
るぞよ。
423
此
(
この
)
事
(
こと
)
は
明治
(
めいじ
)
廿七
年
(
ねん
)
の七
月
(
がつ
)
の
差
(
さし
)
入
(
い
)
りの
筆先
(
ふでさき
)
に
書
(
かか
)
してあるぞよ。
424
良
(
よ
)
い
事
(
こと
)
も
厭
(
いや
)
な
事
(
こと
)
も
一度
(
いちど
)
出
(
だ
)
して
在
(
あ
)
る
事
(
こと
)
は、
425
遅
(
おそ
)
し
速
(
はや
)
しは
在
(
あ
)
るなれど、
426
皆
(
みな
)
出
(
で
)
て
来
(
く
)
るぞよ。
427
悪
(
あく
)
の
頭
(
かしら
)
からトコトン
発根
(
ほっごん
)
の
改心
(
かいしん
)
を
致
(
いた
)
さんと、
428
思
(
おも
)
ふて
居
(
を
)
る
事
(
こと
)
に
大間違
(
おほまちがい
)
が、
429
我
(
われ
)
に
皆
(
みな
)
出
(
で
)
て
来
(
く
)
るぞよ。
430
余
(
あま
)
り
我好
(
われよ
)
しの
行
(
やり
)
方
(
かた
)
で
大間違
(
おほまちがい
)
が
顕
(
あら
)
はれて
来
(
き
)
て、
431
腰
(
こし
)
が
抜
(
ぬ
)
けて
了
(
しも
)
ふて、
432
腮
(
あご
)
が
外
(
はづ
)
れて
言
(
もの
)
も
云
(
い
)
へず、
433
足
(
あし
)
が
上
(
うへ
)
になりて
頭
(
かしら
)
が
下
(
し
)
たに
成
(
な
)
りて、
434
手
(
て
)
で
其処
(
そこ
)
ら
傍
(
あた
)
りをヌタクラナ
成
(
な
)
らん
様
(
やう
)
な
事
(
こと
)
が
出
(
で
)
て
来
(
く
)
るぞよと、
435
今年
(
ことし
)
で
二十七年目
(
にじゅうしちねんめ
)
であるが、
436
其
(
その
)
間
(
あいだ
)
昼夜
(
ちゅうや
)
に
知
(
し
)
らして
在
(
あ
)
るぞよ。
437
天地
(
てんち
)
の
生神
(
いきがみ
)
の
先祖
(
せんぞ
)
を
要
(
い
)
らんものじゃ、
438
神
(
かみ
)
は
無
(
な
)
くても
良
(
よ
)
いものじゃと
申
(
もう
)
して
居
(
を
)
りたが…………、
439
悪
(
あく
)
と
四
(
よ
)
ツ
足
(
あし
)
とで
此
(
こ
)
の
世
(
よ
)
の
政治
(
せいじ
)
が
行
(
や
)
れるかと
云
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
を、
440
覚
(
さと
)
るやうに、
441
充分
(
じゅうぶん
)
に
思
(
おも
)
わくを
為
(
さ
)
して、
442
大神
(
おほかみ
)
が
蔭
(
かげ
)
から
見
(
み
)
て
居
(
を
)
れば、
443
未
(
ま
)
だモ
一
(
ひと
)
つ
悪
(
あく
)
を
強
(
つよ
)
くして、
444
斯
(
この
)
世
(
よ
)
を
此
(
この
)
儘
(
まま
)
で
行
(
や
)
りて
行
(
ゆこ
)
うとの
精神
(
せいしん
)
であらうがな。
445
日本
(
にほん
)
の
国
(
くに
)
を
外国
(
がいこく
)
の
悪
(
あく
)
と
四
(
よ
)
ツ
足
(
あし
)
とがモ
一
(
ひと
)
つ
上
(
うへ
)
へ
上
(
あが
)
りて、
446
王
(
わう
)
の
王
(
わう
)
に
成
(
な
)
りて
行
(
いこ
)
うとの
度豪
(
どゑら
)
い
経綸
(
しぐみ
)
を
致
(
いた
)
して
居
(
を
)
らうがな。
447
日本
(
にほん
)
は
神
(
かみ
)
の
国
(
くに
)
、
448
神
(
かみ
)
が
守
(
まも
)
らな
治
(
をさ
)
まらぬ
国
(
くに
)
であるのに、
449
肝腎
(
かんじん
)
の
一
(
いち
)
の
番頭
(
ばんとう
)
二
(
に
)
の
番頭
(
ばんとう
)
から、
450
薩張
(
さっぱ
)
り
外国
(
がいこく
)
魂
(
だま
)
に
成
(
なり
)
切
(
き
)
りて
了
(
しも
)
ふて
居
(
を
)
るから、
451
何時
(
いつ
)
までも
世
(
よ
)
はゴテゴテ
致
(
いた
)
して、
452
治
(
をさま
)
りは
致
(
いた
)
さんぞよ。
453
人民力
(
じんみんりき
)
で
斯
(
この
)
結構
(
けっこう
)
な
神国
(
しんこく
)
の
政治
(
せいじ
)
が
出来
(
でき
)
るなら、
454
モチト
立派
(
りっぱ
)
に
世
(
よ
)
が
立
(
た
)
ちては
行
(
い
)
けさうなものでないか。
455
今
(
いま
)
の
世
(
よ
)
の
持
(
もち
)
方
(
かた
)
は
丸切
(
まるき
)
り
畜生
(
ちくしょう
)
の
行
(
やり
)
方
(
かた
)
で、
456
強
(
つよ
)
いものが
弱
(
よわ
)
いものの
汗油
(
あせあぶら
)
を
絞
(
しぼ
)
りて、
457
其
(
そ
)
の
汗
(
あせ
)
と
油
(
あぶら
)
で
高
(
たか
)
い
処
(
ところ
)
へ
上
(
あが
)
って、
458
舌
(
した
)
をペロリと
出
(
だ
)
して
見下
(
みお
)
ろして
居
(
を
)
るが、
459
夫
(
そ
)
れが
悪魔
(
あくま
)
の
世
(
よ
)
と
申
(
もう
)
すぞよ。
460
是
(
これ
)
だけ
世界
(
せかい
)
に
上下
(
じょうげ
)
懸隔
(
うんぷ
)
が
在
(
あ
)
りては、
461
何時
(
いつ
)
になりても
斯
(
この
)
世
(
よ
)
に
口舌
(
くぜつ
)
の
絶
(
たえ
)
ると
云
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
は
無
(
な
)
いぞよ。
462
外国
(
がいこく
)
の
真似
(
まね
)
斗
(
ばか
)
り
致
(
いた
)
して、
463
是
(
これ
)
が
開
(
ひら
)
けた
世
(
よ
)
の
行
(
やり
)
方
(
かた
)
と
申
(
もう
)
して
居
(
を
)
るが、
464
何処
(
どこ
)
が
開
(
ひら
)
けたのか。
465
肝心
(
かんじん
)
の
開
(
ひら
)
くべき
所
(
とこ
)
は
二重
(
にじゅう
)
三重
(
さんじゅう
)
に
閉
(
ふさ
)
いで
了
(
しも
)
ふて、
466
開
(
ひら
)
いてはならぬ
神国
(
しんこく
)
の
宝
(
たから
)
を
破乱
(
ばら
)
かして
了
(
しも
)
ふて、
467
二進
(
にっち
)
も
三進
(
さっち
)
も
行
(
い
)
かんやうになりて、
468
途中
(
とちゅう
)
の
豪
(
えら
)
い
鼻高
(
はなだか
)
が
毎年
(
まいねん
)
一
(
ひ
)
と
処
(
とこ
)
へ
国々
(
くにぐに
)
から
集
(
よ
)
って
来
(
き
)
て、
469
結構
(
けっこう
)
な
御相談
(
ごそうだん
)
や
争論
(
いさかい
)
を
致
(
いた
)
して
御座
(
ござ
)
るが、
470
下
(
し
)
たの
何
(
なに
)
も
知
(
し
)
らん
人民
(
じんみん
)
は
良
(
よ
)
い
面
(
つら
)
の
皮
(
かわ
)
じゃぞよ。
471
昔
(
むかし
)
からの
暦
(
こよみ
)
を
潰
(
つぶ
)
したり、
472
神
(
かみ
)
の
鎮
(
しず
)
まる
先祖
(
せんぞ
)
代々
(
だいだい
)
からの
御宮
(
おみや
)
を、
473
金
(
かね
)
が
無
(
な
)
いからと
申
(
もう
)
して
潰
(
つぶ
)
したり、
474
神
(
かみ
)
を
相借家
(
あいしゃくや
)
へ
投
(
ほ
)
り
込
(
こ
)
みて
置
(
お
)
いて、
475
人民
(
じんみん
)
は
昔
(
むかし
)
の
王
(
わう
)
も
叶
(
かな
)
はんやうな
家
(
いえ
)
を
建
(
た
)
て、
476
別荘
(
べっそう
)
を
立
(
た
)
て、
477
金
(
かね
)
斗
(
ばか
)
りを
重宝
(
ちょうほう
)
がり、
478
金
(
かね
)
さえ
在
(
あ
)
りたら
神
(
かみ
)
も
糞
(
くそ
)
も
要
(
い
)
るものかと、
479
エライ
慢神
(
まんしん
)
と
取
(
とり
)
違
(
ちが
)
いを
致
(
いた
)
して
居
(
を
)
るが、
480
斯
(
こ
)
んな
六茶
(
むちゃ
)
な、
481
天地
(
てんち
)
を
畏
(
おそ
)
れぬ
外国
(
がいこく
)
魂
(
だま
)
の
畜生
(
ちくしょう
)
の
行
(
やり
)
方
(
かた
)
は、
482
神
(
かみ
)
は
何時
(
いつ
)
までも
許
(
ゆる
)
す
事
(
こと
)
は
出来
(
でき
)
んから、
483
皆
(
みな
)
夫
(
そ
)
れ
夫
(
ぞ
)
れに
覚悟
(
かくご
)
を
為
(
な
)
さるが
良
(
よ
)
かろう。
484
外国
(
がいこく
)
の
四
(
よ
)
ツ
足
(
あし
)
の
真似
(
まね
)
を
致
(
いた
)
して、
485
結構
(
けっこう
)
な
家
(
いえ
)
の
内
(
うち
)
で、
486
牛
(
うし
)
や
馬
(
うま
)
の
肉
(
にく
)
を
煮
(
た
)
いて
喰
(
くっ
)
たり、
487
首
(
くび
)
に
畜生
(
ちくしょう
)
の
皮
(
かわ
)
を
捲
(
ま
)
いたり、
488
畜生
(
ちくしょう
)
の
毛
(
け
)
で
織
(
お
)
った
物
(
もの
)
を
肌
(
はだ
)
に
着
(
つけ
)
たり、
489
それが
薩張
(
さっぱ
)
り
四
(
よ
)
ツ
足
(
あし
)
の
性来
(
しょうらい
)
が
顕
(
あら
)
はれて
居
(
を
)
るのであるぞよ。
490
四
(
よ
)
ツ
足
(
あし
)
の
守護神
(
しゅごじん
)
が
何程
(
なにほど
)
骨
(
ほね
)
を
折
(
をり
)
ても、
491
万古
(
まんご
)
末代
(
まつだい
)
の
世
(
よ
)
を
自由
(
じゆう
)
に
致
(
いた
)
すと
云
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
は、
492
到底
(
とうてい
)
出来
(
でき
)
は
致
(
いた
)
さんから、
493
素直
(
すなほ
)
に
致
(
いた
)
して
改心
(
かいしん
)
をして、
494
神
(
かみ
)
の
申
(
もう
)
すやうの
世
(
よ
)
の
持
(
もち
)
方
(
かた
)
に
致
(
いた
)
せば、
495
此
(
この
)
儘
(
まま
)
で
神
(
かみ
)
が
構
(
かも
)
うて
続
(
つづ
)
かして、
496
尾
(
を
)
を
隠
(
か
)
くしてでも
許
(
ゆる
)
して
遣
(
や
)
るなれど、
497
余
(
あま
)
りしぶたう
頑張
(
がんば
)
りて
居
(
を
)
ると、
498
三千世界
(
さんぜんせかい
)
の
赤耻
(
あかはじ
)
を
掻
(
か
)
く
事
(
こと
)
が
出来
(
でき
)
て
来
(
く
)
るぞよ。
499
日本
(
にほん
)
の
国
(
くに
)
だけでも
是
(
これ
)
だけ
持
(
も
)
て
余
(
あま
)
して
居
(
を
)
りて、
500
他
(
よそ
)
の
国
(
くに
)
の
事
(
こと
)
ども
構
(
かま
)
ひ
立
(
だて
)
する
暇
(
ひま
)
は
有
(
あ
)
りもせむのに、
501
肝腎
(
かんじん
)
の
足元
(
あしもと
)
は
良
(
よ
)
い
加減
(
かげん
)
な
事
(
こと
)
に
致
(
いた
)
してをいて、
502
終
(
しまい
)
には
共倒
(
ともだを
)
れに
成
(
な
)
ると
云
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
に、
503
気
(
き
)
の
附
(
つ
)
かむ
如
(
よ
)
うな
明盲目
(
あきめくら
)
であるから、
504
○○の
国
(
くに
)
は
一日
(
いちにち
)
増
(
ま
)
しに
押
(
おし
)
つまりて
来
(
き
)
て、
505
食物
(
しょくもつ
)
は
段々
(
だんだん
)
と
欠乏
(
ひっぱく
)
になるなり、
506
菜
(
な
)
の
葉
(
は
)
一枚
(
いちまい
)
でも
大切
(
たいせつ
)
な
事
(
こと
)
に
今
(
いま
)
に
成
(
な
)
りて
来
(
く
)
るぞよ。
507
何程
(
なにほど
)
金
(
かね
)
を
貯
(
ため
)
て
歓
(
よろ
)
こんで
居
(
を
)
りても、
508
正可
(
まさか
)
の
時
(
とき
)
には
金銀
(
きんぎん
)
では
生命
(
いのち
)
が
継
(
つな
)
げんぞよ。
509
百万円
(
ひゃくまんえん
)
の
金
(
かね
)
よりも
一握
(
ひとにぎ
)
りのお
米
(
よね
)
の
方
(
ほう
)
が
大切
(
たいせつ
)
な
世
(
よ
)
が
廻
(
まわ
)
りて
来
(
き
)
て、
510
明治
(
めいじ
)
二十五
年
(
ねん
)
から
毎度
(
まいど
)
筆先
(
ふでさき
)
で
知
(
し
)
らして
在
(
あ
)
るやうに、
511
田地
(
でんち
)
に
植
(
うえ
)
込
(
こ
)
みて
喜
(
よろ
)
こびて
居
(
を
)
りた、
512
桑
(
くわ
)
迄
(
まで
)
も
掘
(
ほり
)
起
(
おこ
)
さな
成
(
な
)
らん
事
(
こと
)
に
成
(
な
)
りて
来
(
く
)
るが、
513
人民
(
じんみん
)
と
申
(
もう
)
す
者
(
もの
)
は
近慾
(
ちかよく
)
で、
514
近眼
(
ちかめ
)
で、
515
誠
(
まこと
)
の
神
(
かみ
)
の
申
(
もう
)
す
事
(
こと
)
は
判
(
わか
)
らんぞよ。
516
誠
(
まこと
)
に
気
(
き
)
の
毒
(
どく
)
なもので
在
(
あ
)
れども、
517
人民
(
じんみん
)
の
精神
(
せいしん
)
が
薩張
(
さっぱ
)
り
曇
(
くも
)
り
切
(
き
)
りて
居
(
を
)
るから、
518
何
(
なに
)
を
為
(
し
)
て
見
(
み
)
せても、
519
何
(
なに
)
を
聞
(
き
)
かして
遣
(
や
)
りても、
520
神
(
かみ
)
の
申
(
もう
)
す
事
(
こと
)
を
汲
(
く
)
み
取
(
と
)
る
人民
(
じんみん
)
が
無
(
な
)
いが、
521
能
(
よ
)
うも
茲
(
ここ
)
まで
曇
(
くも
)
りたものじゃ。
522
無間
(
むげん
)
の
鐘
(
かね
)
まで
掘
(
ほり
)
上
(
あ
)
げて、
523
今
(
いま
)
じゃ
早
(
はや
)
じゃと
知
(
し
)
らせども、
524
盲目
(
めくら
)
と
聾
(
つんぼ
)
の
今
(
いま
)
の
世界
(
せかい
)
の
人民
(
じんみん
)
は、
525
慾
(
よく
)
斗
(
ばか
)
りに
迷
(
まよ
)
ふて
一寸先
(
いっすんさ
)
きも
見
(
み
)
えず、
526
是
(
これ
)
だけ
天地
(
てんち
)
に
昼夜
(
ちゅうや
)
に
鳴
(
な
)
り
渡
(
わた
)
る
大神
(
おほかみ
)
の
声
(
こえ
)
も
聞
(
きこ
)
えず、
527
鳥
(
とり
)
獣
(
けもの
)
にも
劣
(
おと
)
りたもの
斗
(
ばか
)
り、
528
世
(
よ
)
の
立直
(
たてなほ
)
しを
致
(
いた
)
そうにも
掛
(
かか
)
りかけが
出来
(
でき
)
んぞよ。
529
けれども、
530
綾部
(
あやべ
)
の
大本
(
おほもと
)
には
神
(
かみ
)
が
綱
(
つな
)
を
懸
(
か
)
けて、
531
昔
(
むかし
)
の
其
(
その
)
儘
(
まま
)
の
日本魂
(
やまとだましい
)
を
引
(
ひき
)
寄
(
よ
)
せる
経綸
(
しぐみ
)
が
致
(
いた
)
して
在
(
あ
)
るから
大丈夫
(
だいじょうぶ
)
ではあれど、
532
心
(
こころ
)
はチットも
許
(
ゆる
)
されん
大望
(
たいもう
)
な
所
(
とこ
)
であるぞよ。
533
外国
(
がいこく
)
の
悪神
(
わるがみ
)
が
今
(
いま
)
に
仲直
(
なかなお
)
りを
致
(
いた
)
したら、
534
今度
(
こんど
)
は
腹
(
はら
)
を
合
(
あわ
)
して
一
(
ひと
)
つになりて
攻
(
せ
)
めて
来
(
く
)
るから、
535
日本
(
にほん
)
神国
(
しんこく
)
の
人民
(
じんみん
)
は
判
(
わか
)
りたものから
用意
(
ようい
)
を
致
(
いた
)
して
下
(
くだ
)
されよ。
536
末代
(
まつだい
)
に
一度
(
いちど
)
の
世
(
よ
)
の
立替
(
たてかへ
)
立直
(
たてなほ
)
しであるぞよ。
537
明治
(
めいじ
)
二十五
年
(
ねん
)
から
出口
(
でぐち
)
直
(
なお
)
の
手
(
て
)
を
借
(
か
)
り、
538
口
(
くち
)
を
借
(
か
)
りて
知
(
し
)
らしてありた
事
(
こと
)
の、
539
実地
(
じっち
)
が
出
(
で
)
て
来
(
く
)
る
世
(
よ
)
になりたぞよ。
540
露国
(
ろこく
)
から
始
(
はじま
)
りて、
541
日本
(
にほん
)
と
外国
(
がいこく
)
との
大戦
(
おほたたかい
)
が
在
(
あ
)
ると
申
(
もう
)
したが
時節
(
じせつ
)
が
来
(
き
)
たぞよ。
542
外国
(
がいこく
)
は
終
(
しまい
)
には
一腹
(
ひとはら
)
になりて
来
(
く
)
ると
申
(
もう
)
して
知
(
し
)
らして
在
(
あ
)
ろうがな。
543
この
神
(
かみ
)
一度
(
いちど
)
申
(
もう
)
したら
何時
(
いつ
)
に
成
(
な
)
りても、
544
毛筋
(
けすじ
)
の
横巾
(
よこはば
)
ほども
違
(
ちが
)
いは
致
(
いた
)
さんぞよ。
545
これが
違
(
ちご
)
ふたら
神
(
かみ
)
は
斯
(
この
)
世
(
よ
)
に
居
(
を
)
らんぞよ。
546
外国
(
がいこく
)
の
悪神
(
わるがみ
)
の
頭
(
かしら
)
が、
547
露国
(
ろこく
)
を
無茶苦茶
(
むちゃくちゃ
)
に
致
(
いた
)
して
置
(
お
)
いて、
548
モ
一
(
ひと
)
つ
向
(
むこ
)
ふの
国
(
くに
)
へ
渡
(
わた
)
りて、
549
人民
(
じんみん
)
の
王
(
わう
)
を
自由
(
じゆう
)
に
使
(
つこ
)
ふて、
550
世界中
(
せかいじゅう
)
の
困難
(
こんなん
)
をも
構
(
かま
)
はずに、
551
自国
(
われ
)
さえ
良
(
よ
)
けら
他
(
ひと
)
はドウデも
良
(
よ
)
い、
552
人
(
ひと
)
は
倒
(
たお
)
しても
我
(
われ
)
さえ
立
(
た
)
ちたら
満足
(
まんぞく
)
じゃと
申
(
もう
)
して、
553
悪
(
あく
)
の
頭
(
かしら
)
が
今
(
いま
)
に
日本
(
にほん
)
の
神国
(
しんこく
)
へ
攻
(
せ
)
めて
来
(
く
)
るぞよと
申
(
もう
)
して
知
(
し
)
らしてあるぞよ。
554
日本
(
にほん
)
の
人民
(
じんみん
)
にチットでも
誠
(
まこと
)
がありて、
555
一
(
いち
)
の
番頭
(
ばんとう
)
、
556
二
(
に
)
の
番頭
(
ばんとう
)
の
守護神
(
しゅごじん
)
に
誠
(
まこと
)
一
(
ひと
)
つの
日本魂
(
やまとだましい
)
さえ
在
(
あ
)
りたら、
557
何程
(
なにほど
)
外国
(
がいこく
)
の
学力
(
がくりき
)
でも、
558
人民
(
じんみん
)
が
沢山
(
たくさん
)
在
(
あ
)
りても、
559
金
(
かね
)
が
何程
(
なにほど
)
ありてもビクとも
致
(
いた
)
さねども、
560
今
(
いま
)
の
日本
(
にほん
)
の
持
(
もち
)
方
(
かた
)
は、
561
守護神
(
しゅごじん
)
が
薩張
(
さっぱ
)
り
外国
(
がいこく
)
よりもマダ
一段
(
いちだん
)
身魂
(
みたま
)
が
劣悪
(
をとり
)
て
了
(
しも
)
ふて
居
(
を
)
るから、
562
今
(
いま
)
にキリキリ
舞
(
まい
)
を
致
(
いた
)
さなならぬ
事
(
こと
)
が
出来
(
でき
)
てきて、
563
往
(
ゆ
)
きも
還
(
かえ
)
りも
出来
(
でき
)
ぬ
様
(
やう
)
に
成
(
な
)
るのは、
564
眼
(
め
)
の
前
(
まえ
)
にチラ
付
(
つい
)
て
居
(
を
)
るから、
565
一日
(
いちにち
)
も
早
(
はや
)
く
改心
(
かいしん
)
致
(
いた
)
せよ
身魂
(
みたま
)
を
研
(
みが
)
けよと、
566
腹
(
はら
)
が
立
(
た
)
つ
程
(
ほど
)
クドウ
申
(
もう
)
して
気
(
き
)
が
付
(
つ
)
けてありたぞよ。
567
この
大本
(
おほもと
)
へ
立
(
たち
)
寄
(
よ
)
る
誠
(
まこと
)
の
人
(
ひと
)
は、
568
明治
(
めいじ
)
二十五
年
(
ねん
)
から
昼夜
(
ちゅうや
)
に
出口
(
でぐち
)
直
(
なお
)
に
書
(
かか
)
してある
筆先
(
ふでさき
)
を
調
(
しら
)
べて
下
(
くだ
)
されよ。
569
一分一厘
(
いちぶいちりん
)
間違
(
まちが
)
いは
無
(
な
)
いと
申
(
もう
)
す
事
(
こと
)
が、
570
何程
(
なにほど
)
疑
(
うたが
)
ひの
強
(
きつ
)
ひ
人民
(
じんみん
)
でも
判
(
わか
)
りて
来
(
く
)
るぞよ。
571
それで
改心
(
かいしん
)
の
出来
(
でき
)
ぬやうな
人民
(
じんみん
)
は、
572
気
(
き
)
の
毒
(
どく
)
でも
今度
(
こんど
)
の
二度目
(
にどめ
)
の
世
(
よ
)
の
立替
(
たてかへ
)
には
間曳
(
まび
)
かれて、
573
万古
(
まんご
)
末代
(
まつだい
)
根
(
ね
)
の
国
(
くに
)
、
574
底
(
そこ
)
の
国
(
くに
)
へ
霊魂
(
みたま
)
を
落
(
おと
)
して
了
(
しま
)
ふと
云
(
い
)
ふ、
575
神界
(
しんかい
)
の
規則
(
きそく
)
であるぞよ。
576
神
(
かみ
)
は
人民
(
じんみん
)
を
助
(
たす
)
けたさの
永
(
なが
)
い
間
(
あいだ
)
の
此
(
この
)
苦労
(
くろう
)
であるぞよ。
577
兵隊
(
へいたい
)
を
一旦
(
いったん
)
日本
(
にほん
)
へ
引
(
ひき
)
寄
(
よ
)
して、
578
外国
(
がいこく
)
を
地震
(
じしん
)
、
579
雷
(
かみなり
)
、
580
火
(
ひ
)
の
雨
(
あめ
)
降
(
ふら
)
して
絶滅
(
たや
)
さねば、
581
世界
(
せかい
)
は
神国
(
しんこく
)
にならんから、
582
余
(
あま
)
り
何時
(
いつ
)
迄
(
まで
)
も
神
(
かみ
)
の
申
(
もう
)
す
事
(
こと
)
を
聞
(
き
)
かねば、
583
三千年
(
さんぜんねん
)
の
経綸
(
しぐみ
)
通
(
どほ
)
りに
致
(
いた
)
すから、
584
世界
(
せかい
)
に
何事
(
なにごと
)
ありても
神
(
かみ
)
と
出口
(
でぐち
)
を
恨
(
うら
)
めて
呉
(
く
)
れなよ。
585
我
(
わが
)
身魂
(
みたま
)
を
恨
(
うら
)
めるより
仕様
(
しよう
)
は
無
(
な
)
いぞよと
申
(
もう
)
してあろうがな。
586
気
(
き
)
の
毒
(
どく
)
なものでもモウ
神
(
かみ
)
は
一切
(
ひとき
)
りに
致
(
いた
)
さねば、
587
天
(
てん
)
の
御先祖
(
ごせんぞ
)
様
(
さま
)
へ
艮
(
うしとら
)
の
金神
(
こんじん
)
の
申
(
もうし
)
訳
(
わけ
)
が
立
(
た
)
たんぞよ。
588
明治
(
めいじ
)
二十五
年
(
ねん
)
から
天
(
てん
)
の
御先祖
(
ごせんぞ
)
様
(
さま
)
の
御命令
(
ごめいれい
)
を
戴
(
いただ
)
きて、
589
世界
(
せかい
)
の
人民
(
じんみん
)
に
何彼
(
なにか
)
の
事
(
こと
)
を
知
(
し
)
らせども、
590
今
(
いま
)
の
人民
(
じんみん
)
慾
(
よく
)
に
惚
(
ほう
)
けて、
591
我身
(
わがみ
)
の
用意
(
しがく
)
斗
(
ばか
)
り、
592
国
(
くに
)
の
事共
(
ことども
)
おもふ
人民
(
じんみん
)
は、
593
上
(
うへ
)
に
立
(
たっ
)
て
居
(
を
)
る
守護神
(
しゅごじん
)
には
薬
(
くすり
)
にする
程
(
ほど
)
も
無
(
な
)
いから、
594
世
(
よ
)
は
段々
(
だんだん
)
と
押
(
おし
)
詰
(
つま
)
りて
来
(
く
)
る
斗
(
ばか
)
り、
595
今
(
いま
)
に
皆
(
みな
)
の
人民
(
じんみん
)
がキリキリ
舞
(
まい
)
を
致
(
いた
)
して、
596
アフンと
致
(
いた
)
す
事
(
こと
)
が
到来
(
とうらい
)
するぞよ。
597
人民
(
じんみん
)
は
神
(
かみ
)
に
次
(
つい
)
での
霊
(
みたま
)
であるから、
598
チットは
解
(
わか
)
りさうなものなれど、
599
薩張
(
さっぱ
)
り
肝腎
(
かんじん
)
の
霊魂
(
みたま
)
が
外国
(
がいこく
)
の
悪神
(
わるがみ
)
に
自由
(
じゆう
)
自在
(
じざい
)
にしられて、
600
眉毛
(
まゆげ
)
を
読
(
よ
)
まれて
尻
(
しり
)
の
毛
(
け
)
が
一本
(
いっぽん
)
も
無
(
な
)
い
所
(
とこ
)
までワヤに
為
(
し
)
られて
居
(
を
)
りても、
601
マダ
気
(
き
)
が
付
(
つ
)
かずに
悪神
(
わるがみ
)
の
頭
(
かしら
)
にだまされて、
602
我
(
われ
)
と
我手
(
わがて
)
に
苦
(
くる
)
しみ
居
(
を
)
るぞよ。
603
吾妻
(
あずま
)
の
国
(
くに
)
は
一時
(
ひとは
)
れの
実
(
みのり
)
の
致
(
いた
)
さぬ
薄野尾
(
すすきのを
)
、
604
実
(
みの
)
り
致
(
いた
)
さな
国
(
くに
)
は
栄
(
さか
)
えぬ。
605
吾妻
(
あずま
)
の
国
(
くに
)
へ
遙々
(
はるばる
)
と
都
(
みやこ
)
に
致
(
いた
)
す
心悲
(
こころかな
)
しき。
606
唐土
(
とうど
)
の
鳥
(
とり
)
の
渡
(
わた
)
らん
先
(
さ
)
きに、
607
神
(
かみ
)
は
還
(
かえ
)
りて
経綸
(
しぐみ
)
を
致
(
いた
)
せども、
608
聴
(
き
)
く
人民
(
じんみん
)
無
(
な
)
き
故
(
ゆえ
)
に、
609
残念
(
ざんねん
)
なれど
唐土
(
とうど
)
の
鳥
(
とり
)
が
今
(
いま
)
に
日本
(
にほん
)
へ
渡
(
わた
)
りて
来
(
く
)
るぞよ。
610
毒
(
どく
)
を
空
(
そら
)
から
降
(
ふ
)
らして、
611
日本
(
にほん
)
の
人民
(
じんみん
)
を
絶
(
た
)
やす
経綸
(
しぐみ
)
を、
612
昔
(
むかし
)
から
致
(
いた
)
して
居
(
を
)
る
事
(
こと
)
が、
613
能
(
よ
)
く
神
(
かみ
)
には
判
(
わか
)
りて
居
(
を
)
るから、
614
永
(
なが
)
らく
知
(
し
)
らしたので
在
(
あ
)
りたぞよ。
615
早
(
はや
)
く
改心
(
かいしん
)
致
(
いた
)
さぬと
改心
(
かいしん
)
の
間
(
ま
)
が
無
(
な
)
いぞよ。
616
神
(
かみ
)
は
気
(
き
)
を
附
(
つ
)
けた
上
(
うへ
)
にも
気
(
き
)
が
附
(
つ
)
けてあるぞよ。
617
モウ
何彼
(
なにか
)
の
事
(
こと
)
が
一度
(
いちど
)
に
実現
(
なり
)
て
来
(
く
)
るから、
618
斯
(
こ
)
んな
事
(
こと
)
ならモ
一
(
ひと
)
つ
気
(
き
)
を
附
(
つ
)
けて
呉
(
くれ
)
さうなものでありたと、
619
未
(
ま
)
だ
不足
(
ふそく
)
を
申
(
もう
)
す
守護神
(
しゅごじん
)
人民
(
じんみん
)
があるぞよ。
620
何程
(
なにほど
)
不足
(
ふそく
)
を
申
(
もう
)
しても、
621
神
(
かみ
)
が
茲
(
ここ
)
まで
出口
(
でぐち
)
に
苦労
(
くろう
)
さして
気
(
き
)
を
付
(
つ
)
けてあるからは、
622
神
(
かみ
)
にも
宣教者
(
とりつぎ
)
にもヨモヤ
落度
(
をちど
)
はあろまい。
623
不足
(
ふそく
)
があるなら
我身
(
わがみ
)
の
心
(
こころ
)
を
良
(
よ
)
く
考
(
かんが
)
えて
見
(
み
)
て
不足
(
ふそく
)
申
(
もう
)
さんと、
624
スコタンを
喰
(
くら
)
ふぞよ。
625
茲
(
ここ
)
へ
成
(
な
)
る
事
(
こと
)
が
良
(
よ
)
く
判
(
わか
)
りて
居
(
を
)
るから、
626
今年
(
ことし
)
で
知
(
し
)
らしかけてから
二十七年
(
にじゅうしちねん
)
目
(
め
)
であるぞよ。
627
今
(
いま
)
の
人民
(
じんみん
)
も
守護神
(
しゅごじん
)
も
大
(
おほ
)
きな
誤解
(
とりちがい
)
を
致
(
いた
)
して
居
(
を
)
りて、
628
今
(
いま
)
に
成
(
なり
)
てから
他
(
ほか
)
へ
問
(
と
)
ひに
行
(
い
)
く
所
(
とこ
)
は
無
(
な
)
し、
629
何
(
ど
)
う
為様
(
しやう
)
も
無
(
な
)
い
事
(
こと
)
が
近
(
ちこ
)
う
成
(
な
)
りて
来
(
き
)
たぞよ。
630
是
(
これ
)
だけククメルやうに
知
(
し
)
らしてあるのに、
631
未
(
ま
)
だ
判
(
わか
)
らんとは
惨
(
むご
)
い
事
(
こと
)
に
曇
(
くも
)
りたものであるぞよ。
632
神
(
かみ
)
はそれが
出
(
で
)
て
来
(
き
)
た
折
(
おり
)
に
何
(
ど
)
う
為様
(
しよう
)
も
無
(
な
)
い
事
(
こと
)
が
出来
(
でき
)
んやうに、
633
噛
(
か
)
みて
口
(
くち
)
へ
入
(
い
)
れて、
634
飲
(
のみ
)
込
(
こ
)
みたら
良
(
よ
)
いやうに
致
(
いた
)
して、
635
筆先
(
ふでさき
)
で
知
(
し
)
らせ、
636
言葉
(
ことば
)
で
知
(
し
)
らせてあるが、
637
モウ
此
(
この
)
上
(
うへ
)
に
知
(
し
)
らせやうが
無
(
な
)
いぞよ。
638
この
悪
(
あく
)
の
世
(
よ
)
を
天
(
てん
)
と
地
(
ち
)
との
先祖
(
せんぞ
)
の
一
(
ひと
)
つの
誠
(
まこと
)
の
世
(
よ
)
へ
立
(
たち
)
帰
(
かへ
)
らすので
在
(
あ
)
るから、
639
茲
(
ここ
)
までに
申
(
もう
)
して
聞
(
きか
)
したら、
640
何程
(
なにほど
)
悪魔
(
あくま
)
でもチットは
合点
(
がてん
)
が
行
(
い
)
かねば、
641
神
(
かみ
)
と
名
(
な
)
の
付
(
つ
)
いて
居
(
を
)
る
悪神
(
わるがみ
)
も
是
(
これ
)
からは
気
(
き
)
の
毒
(
どく
)
な
事
(
こと
)
になるぞよ。
642
茲
(
ここ
)
まで
誠
(
まこと
)
一
(
ひと
)
つの
天地
(
てんち
)
の
大神
(
おほかみ
)
を、
643
茲
(
ここ
)
までに
能
(
よ
)
うも
苦
(
くる
)
しめたなア。
644
ここ
迄
(
まで
)
に
致
(
いた
)
したら
是
(
これ
)
に
不足
(
ふそく
)
は
有
(
あ
)
りは
致
(
いた
)
すまい。
645
極悪
(
ごくあく
)
と
申
(
もう
)
してもエライゑぐい
身魂
(
みたま
)
であるぞよ。
646
モウ
堪忍
(
かんにん
)
袋
(
ぶくろ
)
の
緒
(
お
)
が
断
(
き
)
れたぞよ。
647
天地
(
てんち
)
の
先祖
(
せんぞ
)
も
茲
(
ここ
)
までの
辛抱
(
しんぼう
)
を、
648
水
(
みず
)
の
泡
(
あわ
)
には
致
(
いた
)
しとも
無
(
な
)
いなれど…………
茲迄
(
ここまで
)
は
国
(
くに
)
を
潰
(
つぶ
)
さぬ
様
(
やう
)
にして、
649
向
(
むこ
)
うの
国
(
くに
)
にモチトらしい
身魂
(
みたま
)
が
在
(
あ
)
りたら、
650
国
(
くに
)
と
国
(
くに
)
とを
立
(
たて
)
分
(
わ
)
けて、
651
国
(
くに
)
の
奪
(
とり
)
合
(
あい
)
と
云
(
い
)
ふやうな
事
(
こと
)
を
致
(
いた
)
さずに、
652
皆
(
みな
)
手
(
て
)
を
引
(
ひき
)
合
(
お
)
ふて
行
(
い
)
きたいは
神
(
かみ
)
の
一心
(
いっしん
)
なれど、
653
余
(
あま
)
り
向
(
むこ
)
ふの
国
(
くに
)
の
身魂
(
みたま
)
の
性来
(
しょうらい
)
では、
654
国
(
くに
)
が
治
(
をさ
)
まると
云
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
の
出来
(
でき
)
ぬ、
655
悪
(
わる
)
い
性来
(
しょうらい
)
であるから、
656
バタバタと
埒
(
らち
)
を
附
(
つ
)
けねば、
657
世界
(
せかい
)
は
何時
(
いつ
)
までも
治
(
をさ
)
まらぬぞよ。
658
向
(
むこ
)
ふの
国
(
くに
)
へ
上
(
あが
)
りて
居
(
を
)
りた
外国
(
がいこく
)
の
悪神
(
わるがみ
)
の
霊魂
(
みたま
)
が、
659
日本
(
にほん
)
の
国
(
くに
)
へ
上
(
あが
)
りて
来
(
き
)
て、
660
四
(
よ
)
ツ
足
(
あし
)
や
豆狸
(
まめだぬき
)
、
661
蛆虫
(
うじむし
)
同様
(
どふやう
)
の
悪
(
わ
)
るシブトウて、
662
日本
(
にほん
)
の
国
(
くに
)
には
使
(
つか
)
いやうが
無
(
な
)
いから、
663
一旦
(
いったん
)
は
世界中
(
せかいじゅう
)
を
洗
(
あら
)
い
替
(
かへ
)
と
致
(
いた
)
さねば、
664
日本
(
にほん
)
の
国
(
くに
)
が
外国
(
がいこく
)
の
性来
(
しょうらい
)
ばかりで、
665
是
(
これ
)
ぞと
曰
(
い
)
ふ
身魂
(
みたま
)
が
無
(
な
)
いから、
666
茲
(
ここ
)
まではドウゾドウゾと
思
(
おも
)
ひ
過
(
す
)
ごして
気
(
き
)
を
揉
(
も
)
みたなれど、
667
到底
(
とうてい
)
助
(
たす
)
ける
方法
(
ほうほう
)
は
今
(
いま
)
に
無
(
な
)
い
所
(
とこ
)
まで
曇
(
くも
)
りて
来
(
き
)
て
居
(
を
)
るぞよ。
668
モチットらしい
身魂
(
みたま
)
がありたら、
669
セメテ
二国
(
にこく
)
程
(
ほど
)
は
残
(
のこ
)
して
遣
(
や
)
りたいと
思
(
おも
)
ふたなれど、
670
余
(
あま
)
りエグイ
身魂
(
みたま
)
斗
(
ばか
)
りであるから、
671
昔
(
むかし
)
からの
天地
(
てんち
)
の
神
(
かみ
)
の
経綸
(
しぐみ
)
どほりに
致
(
いた
)
して、
672
埒良
(
らちよ
)
く
致
(
いた
)
さんと、
673
悪
(
あく
)
が
何時
(
いつ
)
迄
(
まで
)
も
絶
(
た
)
えんぞよ。
674
チット
可成
(
まし
)
な
身魂
(
みたま
)
がありたらと
思
(
おも
)
ふて
延
(
の
)
ばす
程
(
ほど
)
、
675
向
(
むこ
)
ふの
国
(
くに
)
の
極悪
(
ごくあく
)
が
猶
(
な
)
ほ
悪
(
わる
)
くなる
斗
(
ばか
)
りで、
676
モ
一
(
ひ
)
とつ
日本
(
にほん
)
の
国
(
くに
)
を
下
(
し
)
たに
為
(
し
)
どころか、
677
日本
(
にほん
)
の
国
(
くに
)
を
欺
(
だま
)
し
討
(
うち
)
に
致
(
いた
)
して
奪取
(
とり
)
て
了
(
しま
)
ふ、
678
悪
(
わる
)
い
巧
(
たく
)
みを
致
(
いた
)
して
居
(
を
)
るから、
679
霊主体従
(
ひのもと
)
の
経綸
(
しぐみ
)
に
神
(
かみ
)
が
致
(
いた
)
してやらんと、
680
未
(
ま
)
だ
未
(
ま
)
だ
悪
(
わる
)
い
事
(
こと
)
を
仕組
(
しぐみ
)
て
居
(
を
)
るぞよ。
681
日本
(
にほん
)
の
人民
(
じんみん
)
は
薩張
(
さっぱり
)
皆
(
みな
)
揃
(
そろ
)
ふて
大和
(
やまと
)
魂
(
だましい
)
に
成
(
な
)
りて、
682
胴
(
どう
)
を
据
(
す
)
えて、
683
腹帯
(
はらおび
)
を
占
(
しめ
)
て
掛
(
かか
)
らんと、
684
是迄
(
これまで
)
のやうな
心
(
こころ
)
で
居
(
を
)
りたら
国
(
くに
)
が
全然
(
すっくり
)
無
(
な
)
いやうに
成
(
な
)
りて
了
(
しま
)
ふぞよ。
685
茲
(
ここ
)
までに
天地
(
てんち
)
の
御先祖
(
ごせんぞ
)
様
(
さま
)
が
御艱難
(
ごかんなん
)
を
遊
(
あそ
)
ばされた
御苦労
(
ごくろう
)
を、
686
水
(
みず
)
の
泡
(
あわ
)
と
成
(
な
)
るやうな
事
(
こと
)
は
致
(
いた
)
さんぞよ。
687
日本
(
にほん
)
の
人民
(
じんみん
)
が
皆
(
みな
)
揃
(
そろ
)
ふて
御手伝
(
おてつだ
)
いを
致
(
いた
)
さんと、
688
世界
(
せかい
)
の
立替
(
たてかへ
)
の
大峠
(
おほとうげ
)
となりて
来
(
き
)
たから、
689
茲
(
ここ
)
へ
成
(
な
)
りた
折
(
おり
)
には、
690
身体
(
からだ
)
も
霊魂
(
みたま
)
も
清
(
すぐ
)
やかになりて
居
(
を
)
らんと、
691
日本
(
にほん
)
の
国
(
くに
)
の
人民
(
じんみん
)
が、
692
コンナ
見苦
(
みぐる
)
しき
国害
(
がい
)
を
致
(
いた
)
す
外国
(
がいこく
)
の
身魂
(
みたま
)
が、
693
良
(
よ
)
いと
申
(
もう
)
すやうな
事
(
こと
)
になるのが、
694
世
(
よ
)
の
元
(
もと
)
から
能
(
よ
)
く
判
(
わか
)
りて
居
(
を
)
るから、
695
天地
(
てんち
)
の
先祖
(
せんぞ
)
は
茲
(
ここ
)
まで
是
(
これ
)
だけに
気張
(
こばり
)
て、
696
御血筋
(
おちすじ
)
には
充分
(
じゅうぶん
)
の
苦労
(
くろう
)
、
697
艱難
(
かんなん
)
、
698
悔
(
くや
)
しき
事
(
こと
)
を
堪
(
こば
)
り
詰
(
つめ
)
て
来
(
き
)
て
見
(
み
)
て
居
(
を
)
れば、
699
向
(
むこ
)
ふの
国
(
くに
)
の
今
(
いま
)
の
困難
(
こんなん
)
、
700
あれ
程
(
ほど
)
の
惨事
(
こと
)
がありても、
701
何
(
なに
)
も
気
(
き
)
の
付
(
つ
)
く
守護神
(
しゅごじん
)
がチットも
無
(
な
)
いのが、
702
人
(
ひと
)
はドウデも
構
(
かま
)
はぬと
云
(
い
)
ふ
悪神
(
わるがみ
)
の
精神
(
せいしん
)
であるから、
703
何
(
なに
)
も
気
(
き
)
が
附
(
つ
)
かんのであるぞよ。
704
向
(
むこ
)
ふの
身魂
(
みたま
)
が
日本
(
にほん
)
へ
皆
(
みな
)
渡
(
わた
)
りて
来
(
き
)
て
居
(
を
)
るから、
705
日本
(
にほん
)
も
外国
(
がいこく
)
の
身魂
(
みたま
)
に
化
(
な
)
りて、
706
日本
(
にほん
)
の
身魂
(
みたま
)
が
薬
(
くすり
)
に
致
(
いた
)
す
程
(
ほど
)
より
無
(
な
)
いのであるから、
707
利己主義
(
われよし
)
の
行
(
や
)
り
方
(
かた
)
で、
708
モ
一
(
ひ
)
とつ
悪
(
あく
)
を
強
(
つよ
)
くして、
709
日本
(
にほん
)
の
国
(
くに
)
を
平
(
たひら
)
げて、
710
世界中
(
せかいじゅう
)
を
外国
(
がいこく
)
の
世界
(
せかい
)
に
致
(
いた
)
して、
711
王
(
わう
)
の
王
(
わう
)
になりて、
712
末代
(
まつだい
)
続
(
つづ
)
かせる
仕組
(
しぐみ
)
をして
居
(
を
)
るのであるから、
713
日本
(
にほん
)
の
国
(
くに
)
は
男
(
おとこ
)
も
女
(
おんな
)
も
誠
(
まこと
)
一
(
ひ
)
とつの
日本魂
(
やまとだましい
)
の
性来
(
しょうらい
)
に
成
(
な
)
りて
了
(
しも
)
ふて、
714
女
(
おんな
)
の
一心
(
いっしん
)
巌
(
いわ
)
でも
突
(
つき
)
貫
(
ぬ
)
く
精神
(
せいしん
)
で
無
(
な
)
いと、
715
今度
(
こんど
)
の
二度目
(
にどめ
)
の
世
(
よ
)
の
立替
(
たてかへ
)
の
間
(
ま
)
には
合
(
あ
)
はんぞよ。
716
日本
(
にほん
)
の
国
(
くに
)
の
人民
(
じんみん
)
も
外国
(
がいこく
)
の
人民
(
じんみん
)
も、
717
今
(
いま
)
まで
思
(
おも
)
ふて
居
(
を
)
りた
事
(
こと
)
とは、
718
エライ
大
(
おほ
)
きな
間違
(
まちが
)
いが
出来
(
でき
)
るが、
719
同
(
おな
)
じ
如
(
よ
)
うな
事
(
こと
)
に
細々
(
こまごま
)
と、
720
抜目
(
ぬけめ
)
の
無
(
な
)
い
様
(
やう
)
に、
721
取
(
とり
)
違
(
ちが
)
いの
無
(
な
)
いやうに、
722
変性男子
(
へんじょうなんし
)
の
手
(
て
)
で
大国常立尊
(
おほくにとこたちのみこと
)
が、
723
言葉
(
ことば
)
と
手
(
て
)
とで
知
(
し
)
らしてある
事
(
こと
)
は、
724
一
(
ひと
)
つも
違
(
ちが
)
はず
皆
(
みな
)
実現
(
でて
)
来
(
く
)
るぞよ。
725
末代
(
まつだい
)
に
一度
(
いちど
)
より
為
(
し
)
られん
大望
(
たいもう
)
な
世
(
よ
)
の
立替
(
たてかへ
)
であるから、
726
中々
(
なかなか
)
骨
(
ほね
)
の
折
(
をれ
)
る
事
(
こと
)
であれども、
727
神
(
かみ
)
が
蔭
(
かげ
)
から
経綸
(
しぐみ
)
致
(
いた
)
してありての
事
(
こと
)
で
在
(
あ
)
るから、
728
モウ
大丈夫
(
だいじょうぶ
)
であるぞよ。
729
永
(
なが
)
らく
知
(
し
)
らした
事
(
こと
)
を、
730
今
(
いま
)
に
成
(
な
)
って
居
(
を
)
りても
誠
(
まこと
)
に
致
(
いた
)
さず、
731
疑
(
うたご
)
ふて
取
(
とり
)
違
(
ちが
)
いを
為
(
し
)
て
置
(
おい
)
て、
732
悪
(
わる
)
い
鏡
(
かがみ
)
に
成
(
なり
)
ても、
733
何処
(
どこ
)
を
恨
(
うら
)
める
所
(
とこ
)
は
無
(
な
)
いぞよ。
734
外
(
ほか
)
では
判
(
わか
)
らん
事
(
こと
)
の、
735
誰
(
だれ
)
も
出来
(
でき
)
ん
事
(
こと
)
で
在
(
あ
)
るから、
736
是
(
これ
)
だけ
執念
(
くどう
)
申
(
もう
)
して
知
(
し
)
らして
居
(
を
)
るのであるが、
737
今
(
いま
)
の
学
(
がく
)
で
出来
(
でき
)
る
機械
(
きかい
)
が
動
(
うご
)
く
悪
(
あく
)
の
力
(
ちから
)
で、
738
九分九厘
(
くぶくりん
)
までは
行
(
や
)
れるなれど、
739
モ
一厘
(
いちりん
)
と
云
(
い
)
ふ
処
(
とこ
)
になりたら
手
(
て
)
の
掌
(
ひら
)
が
覆
(
かへ
)
るぞよ。
740
何
(
ど
)
うにも
斯
(
こ
)
うにも
仕様
(
しよう
)
の
無
(
な
)
い、
741
悪
(
わる
)
しぶとい
悪力
(
わるぢから
)
なら
何程
(
なにほど
)
でも
出
(
だ
)
すなれど、
742
日本
(
にほん
)
の
国
(
くに
)
の
昔
(
むかし
)
からの
秘密
(
ひみつ
)
の
神力
(
しんりき
)
を
現
(
あら
)
はして、
743
天地
(
てんち
)
の
先祖
(
せんぞ
)
の
経綸
(
しぐみ
)
どほりに
致
(
いた
)
して
了
(
しま
)
はねば、
744
外
(
ほか
)
の
身魂
(
みたま
)
の
手
(
て
)
には
合
(
あ
)
はむから、
745
今度
(
こんど
)
は
神力
(
しんりき
)
で
薩張
(
さっぱ
)
り
平
(
たひら
)
げて
了
(
しま
)
ふぞよ。
746
そうなりた
折
(
おり
)
には
艮
(
うしとら
)
の
金神
(
こんじん
)
は
善
(
ぜん
)
の
神
(
かみ
)
じゃと
申
(
もう
)
して
居
(
を
)
れど、
747
矢張
(
やは
)
り
悪神
(
わるがみ
)
であると
未
(
ま
)
だ
人民
(
じんみん
)
は
申
(
もう
)
すで
在
(
あ
)
ろうなれど、
748
誠
(
まこと
)
の
善
(
ぜん
)
といふ
道
(
みち
)
は
表面
(
うへ
)
から
見
(
み
)
ては
未
(
ま
)
だ
悪
(
あく
)
に
見
(
み
)
えるから、
749
取
(
とり
)
違
(
ちが
)
いを
致
(
いた
)
さぬ
様
(
やう
)
に、
750
身魂
(
みたま
)
を
一時
(
いっとき
)
も
早
(
はや
)
く
研
(
みが
)
くが
結構
(
けっこう
)
であるぞよ。
751
人民
(
じんみん
)
の
眼
(
め
)
に
判
(
わか
)
らん
誠
(
まこと
)
の
善
(
ぜん
)
でないと、
752
是
(
これ
)
だけに
曇
(
くも
)
りた
世界
(
せかい
)
を、
753
善
(
ぜん
)
一
(
ひと
)
つの
道
(
みち
)
に
立替
(
たてかへ
)
る
事
(
こと
)
は
悪
(
あく
)
では
能
(
よ
)
う
致
(
いた
)
さんぞよ。
754
誠
(
まこと
)
の
善
(
ぜん
)
は
一旦
(
いったん
)
は
悪
(
あく
)
に
見
(
み
)
えるぞよと、
755
筆先
(
ふでさき
)
で
毎度
(
まいど
)
知
(
し
)
らして
在
(
あ
)
るから、
756
一度
(
いちど
)
知
(
し
)
らした
事
(
こと
)
は
皆
(
みな
)
出
(
で
)
て
来
(
く
)
るぞよ。
757
一通
(
ひととほ
)
りや
二通
(
ふたとほり
)
の
事
(
こと
)
では
無
(
な
)
いぞよ。
758
今
(
いま
)
の
日本
(
にほん
)
の
人民
(
じんみん
)
は
男
(
おとこ
)
も
女
(
おんな
)
も
外国
(
がいこく
)
の
教
(
おしへ
)
の
方
(
ほう
)
が
良
(
よ
)
いと
申
(
もう
)
して、
759
外国
(
がいこく
)
魂
(
だましい
)
になりて
居
(
を
)
るから、
760
一番
(
いちばん
)
に
取
(
とり
)
損
(
ぞこな
)
いを
致
(
いた
)
して
今
(
いま
)
の
体裁
(
ていさい
)
、
761
取
(
とり
)
返
(
かへ
)
しの
成
(
な
)
らん
事
(
こと
)
が
出来
(
でき
)
て、
762
日本
(
にほん
)
の
今
(
いま
)
の
国会
(
こっかい
)
、
763
何
(
ど
)
う
仕様
(
しよう
)
にも
今
(
いま
)
の
処
(
とこ
)
では
取
(
とり
)
戻
(
もど
)
しの
成
(
な
)
らん
事
(
こと
)
であるぞよ。
764
日本
(
にほん
)
の
霊主体従
(
ひのもと
)
の
身魂
(
みたま
)
と、
765
外国
(
がいこく
)
の
体主霊従
(
から
)
の
身魂
(
みたま
)
との、
766
性来
(
しょうらい
)
と
云
(
い
)
ふものが
能
(
よ
)
く
見
(
み
)
えるのが、
767
是
(
これ
)
が
時節
(
じせつ
)
で
在
(
あ
)
るなれど、
768
大
(
おお
)
きな
取
(
とり
)
違
(
ちが
)
いを
致
(
いた
)
したもので
在
(
あ
)
るぞよ。
769
小
(
ちい
)
さい
間違
(
まちが
)
いで
無
(
な
)
いと
云
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
が、
770
毎度
(
まいど
)
申
(
もう
)
して
在
(
あ
)
ろうがな。
771
モウ
取
(
とり
)
返
(
かえ
)
しの
出来
(
でき
)
ん
事
(
こと
)
であるぞよ。
772
向
(
むこ
)
ふの
国
(
くに
)
の
身魂
(
みたま
)
は、
773
悪
(
わる
)
い
事
(
こと
)
ならドンナ
事
(
こと
)
でも
致
(
いた
)
すエライもので
在
(
あ
)
るぞよ。
774
向
(
むこ
)
ふの
国
(
くに
)
と
和合
(
わごう
)
いたしたら、
775
末代
(
まつだい
)
嬉
(
うれ
)
しいと
云
(
い
)
ふやうな
事
(
こと
)
は
一日
(
いちにち
)
も
無
(
な
)
しに、
776
乱世
(
らんせい
)
斗
(
ばか
)
りが
続
(
つづ
)
くぞよ。
777
悪
(
あく
)
の
精神
(
せいしん
)
斗
(
ばか
)
りで
善
(
ぜん
)
と
云
(
い
)
ふ
性来
(
しょうらい
)
がチットも
無
(
な
)
いから、
778
向
(
むこ
)
ふの
国
(
くに
)
の
仕組
(
しぐみ
)
ではヤレうれしいと
申
(
もう
)
して、
779
人民
(
じんみん
)
の
気
(
き
)
の
休
(
やす
)
まると
云
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
の
無
(
な
)
い、
780
何時
(
いつ
)
になりても
利己主義
(
われよし
)
の、
781
人
(
ひと
)
は
倒
(
こ
)
けやうが
仆
(
たを
)
れやうが、
782
起
(
をこ
)
してやると
云
(
い
)
ふ
様
(
よう
)
な
優
(
やさ
)
しい
身魂
(
みたま
)
は、
783
何時
(
いつ
)
になりても
在
(
あ
)
りはせむから、
784
全部
(
すっくり
)
と
極悪
(
ごくあく
)
の
身魂
(
みたま
)
の
性来
(
しょうらい
)
を
直
(
なお
)
すのには、
785
言
(
い
)
い
聞
(
きか
)
した
位
(
ぐらい
)
に
聞
(
き
)
くやうな、
786
素直
(
すなを
)
な
身魂
(
みたま
)
は
有
(
あ
)
りはせんから、
787
帰幽
(
でなをし
)
をさして
充分
(
じゅうぶん
)
の
行
(
ぎゃう
)
を
命
(
さ
)
せて、
788
新
(
さら
)
つに
致
(
いた
)
さん
事
(
こと
)
には、
789
エグイ
性来
(
しょうらい
)
の
悪
(
あく
)
のカンカンであるから、
790
そう
致
(
いた
)
すより
道
(
みち
)
は
無
(
な
)
いぞよ。
791
今度
(
こんど
)
の
世
(
よ
)
を
立直
(
たてなお
)
したら
途中
(
とちゅう
)
で
又
(
ま
)
た
変
(
かえ
)
るといふ
様
(
よう
)
な、
792
ヤニコイ
経綸
(
しぐみ
)
で
無
(
な
)
いから、
793
今
(
いま
)
助
(
たす
)
けるだけは
助
(
たすけ
)
て
遣
(
や
)
らねば
成
(
な
)
らぬから、
794
シカリたりタラシたり、
795
何時
(
いつ
)
まで
掛
(
かか
)
りて
居
(
お
)
りたとて、
796
到底
(
とうてい
)
今
(
いま
)
の
人民
(
じんみん
)
の
耳
(
みみ
)
へは
這入
(
はい
)
らんから、
797
気
(
き
)
の
毒
(
どく
)
でも
神
(
かみ
)
も
助
(
たす
)
け
様
(
よう
)
が
無
(
な
)
いぞよ。
798
日本
(
にほん
)
の
身魂
(
みたま
)
が
上
(
うえ
)
から
下
(
した
)
まで、
799
外国
(
がいこく
)
の
悪
(
あく
)
の
身魂
(
みたま
)
に、
800
団子
(
だんご
)
廻
(
ま
)
はす
如
(
ごと
)
くに
為
(
し
)
られて
了
(
しも
)
ふて、
801
一寸
(
ちょっと
)
も
先
(
さき
)
の
見
(
み
)
えん
所
(
とこ
)
まで
曇
(
くも
)
らせられて
居
(
お
)
るが、
802
ヨウも
爰
(
ここ
)
までに
為
(
し
)
られたものじゃ。
803
が、
804
無理
(
むり
)
は
無
(
な
)
い。
805
艮
(
うしとら
)
の
金神
(
こんじん
)
を
艮
(
うしとら
)
へ
押
(
おし
)
籠
(
こめ
)
る
下地
(
したじ
)
を
拵
(
こし
)
らえた、
806
悪賢
(
わるかしこ
)
い
守護神
(
しゅごじん
)
であるから、
807
体主霊従
(
あく
)
の
道
(
みち
)
ならドンナ
事
(
こと
)
でも
致
(
いた
)
すなれど、
808
至仁至愛神
(
みろくさま
)
と
地
(
ち
)
の
先祖
(
せんぞ
)
とが
天晴
(
あっぱ
)
れ
表面
(
をもて
)
に
顕
(
あら
)
はれたら、
809
ドンナ
極悪
(
ごくあく
)
でも、
810
火
(
ひ
)
に
水
(
みず
)
を
掛
(
か
)
ける
如
(
ごと
)
く、
811
蛭
(
ひる
)
に
塩
(
しお
)
を
振
(
ふ
)
りた
如
(
ごと
)
くであるから、
812
爰
(
ここ
)
までは
自由自在
(
すきなよう
)
に、
813
我
(
われ
)
ほどのエライものは
無
(
な
)
いやうに
思
(
おも
)
ふて、
814
世
(
よ
)
の
本
(
もと
)
を
創造
(
こしらへ
)
た
天地
(
てんち
)
の
先祖
(
せんぞ
)
を
下
(
し
)
たへ
見降
(
みおろ
)
して、
815
王
(
おう
)
は
十善
(
じゅうぜん
)
、
816
神
(
かみ
)
は
九善
(
くぜん
)
と
致
(
いた
)
して、
817
日本
(
にほん
)
の○○○○
一段下
(
いちだんした
)
に
見
(
み
)
て、
818
大神
(
おおかみ
)
を
斯
(
この
)
世
(
よ
)
において
遣
(
や
)
ると
申
(
もう
)
して、
819
人民
(
じんみん
)
の○より
一段下
(
いちだんした
)
へおろして、
820
外国人
(
がいこくじん
)
を
上
(
うえ
)
へ
上
(
あ
)
げて
敬
(
うや
)
まうて、
821
外国
(
がいこく
)
ほど
結構
(
けっこう
)
な
国
(
くに
)
は
無
(
な
)
いやうに
思
(
おも
)
ふて、
822
大
(
おお
)
きな
取
(
とり
)
違
(
ちが
)
いを
致
(
いた
)
して
居
(
お
)
りたが
今
(
いま
)
の
様
(
ざま
)
、
823
この
先
(
さき
)
は
日本
(
にほん
)
の
霊主体従国
(
ひのもと
)
を、
824
斯
(
こ
)
んな
見苦
(
みぐる
)
しき
事
(
こと
)
に
致
(
いた
)
して、
825
天地
(
てんち
)
の
大神
(
おおかみ
)
をドウ
致
(
いた
)
すのか、
826
ドウ
云
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
に
仕組
(
しぐみ
)
て
居
(
お
)
るか。
827
日本
(
にほん
)
の
国
(
くに
)
は
何国
(
どこ
)
へも
与
(
や
)
る
事
(
こと
)
はならむぞよ。
828
日本
(
にほん
)
の
国
(
くに
)
は
一
(
いち
)
と
申
(
もうし
)
て
二
(
に
)
の
無
(
な
)
い
大事
(
だいじ
)
の
神国
(
しんこく
)
であるから、
829
外国
(
がいこく
)
へ
与
(
や
)
る
事
(
こと
)
は
致
(
いた
)
さんぞよ。
830
今
(
いま
)
の
日本
(
にほん
)
の
人民
(
じんみん
)
は、
831
男子
(
おとこ
)
も
女子
(
おんな
)
も
皆
(
みな
)
外国
(
がいこく
)
の
方
(
ほう
)
が
良
(
よ
)
く
見
(
み
)
えるから、
832
外国
(
がいこく
)
の
真似
(
まね
)
ばかりを
致
(
いた
)
して、
833
開
(
ひら
)
けた
人間
(
にんげん
)
の
様
(
よう
)
に
有頂天
(
うちょうてん
)
になって
迷
(
まよ
)
ふて
居
(
お
)
るが、
834
外国
(
がいこく
)
の
仕組
(
しぐみ
)
て
居
(
お
)
る
悪
(
わる
)
い
巧
(
たく
)
みは
解
(
わか
)
ろまい。
835
薩張
(
さっぱり
)
畜生
(
ちくしょう
)
の
国
(
くに
)
の
性来
(
しょうらい
)
に
移
(
うつ
)
りて
了
(
しも
)
ふて、
836
此
(
この
)
先
(
さき
)
はドウ
致
(
いた
)
す
積
(
つも
)
りである
乎
(
か
)
。
837
四
(
よ
)
ツ
足
(
あし
)
に
自由自在
(
じゆうじざい
)
に、
838
好
(
す
)
き
寸法
(
すっぽう
)
に
為
(
さ
)
れて
居
(
お
)
る
事
(
こと
)
が
気
(
き
)
が
附
(
つ
)
いて
居
(
お
)
るか。
839
また
斯
(
この
)
世
(
よ
)
の
本
(
もと
)
はドウして
出来
(
でき
)
たと
云
(
い
)
ふ
思遣
(
をもいやり
)
のある
守護神
(
しゅごじん
)
は
在
(
あ
)
るまいがな。
840
ドウ
云
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
で
斯
(
この
)
世
(
よ
)
が
爰
(
ここ
)
まで
立
(
た
)
ちて
来
(
き
)
たと
云
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
の
解
(
わか
)
るものは、
841
守護神
(
しゅごじん
)
にも
人民
(
じんみん
)
にも
有
(
あり
)
は
致
(
いた
)
すまいがな。
842
四
(
よ
)
ツ
足
(
あし
)
の
身魂
(
みたま
)
を
上
(
うえ
)
に
致
(
いた
)
して、
843
実地
(
じっち
)
の
斯
(
この
)
世
(
よ
)
の
本
(
もと
)
の
神
(
かみ
)
を
下
(
し
)
たに
致
(
いた
)
して
居
(
お
)
りて、
844
ドウして
斯
(
この
)
世
(
よ
)
が
立
(
た
)
って
行
(
い
)
くと
思
(
おも
)
ふか。
845
大間違
(
おおまちがい
)
も
程
(
ほど
)
があるぞよ。
846
外国
(
がいこく
)
の
悪
(
あく
)
の
頭
(
かしら
)
の
身魂
(
みたま
)
が、
847
此
(
こ
)
の
乱
(
みだ
)
れた
悪
(
あく
)
の
行
(
や
)
り
方
(
かた
)
で、
848
モ
一段上
(
いちだんうえ
)
へ
上
(
あが
)
る
仕組
(
しぐみ
)
をして
居
(
お
)
るが、
849
日本
(
にほん
)
の○に
解
(
わか
)
りて
居
(
お
)
るか、
850
中々
(
なかなか
)
に
解
(
わか
)
りは
致
(
いた
)
すまい。
851
○と
成
(
な
)
ると
眼
(
め
)
で
見
(
み
)
ずとも、
852
心
(
こころ
)
で
何彼
(
なにか
)
の
事
(
こと
)
が
見
(
み
)
え
透
(
す
)
いて
居
(
お
)
らぬと、
853
是迄
(
これまで
)
のやうな
事
(
こと
)
では、
854
○○
立
(
た
)
つ
人
(
ひと
)
が
番頭
(
ばんとう
)
に
自由
(
じゆう
)
に
仕
(
し
)
られるやうな
事
(
こと
)
では、
855
何時
(
いつ
)
までも
治
(
おさ
)
まらんから、
856
此
(
この
)
先
(
さき
)
は
薩張
(
さっぱ
)
り
今迄
(
いままで
)
のやり
方
(
かた
)
を
替
(
か
)
えて
了
(
しま
)
ふぞよ。
857
○○が
今迄
(
いままで
)
のやうな
嬢
(
じょう
)
や
坊
(
ぼう
)
では
行
(
い
)
かんから、
858
行
(
や
)
り
方
(
かた
)
、
859
法律
(
ほうりつ
)
を
全然
(
さっぱり
)
変
(
か
)
えて
了
(
しま
)
ふぞよ。
860
○○が
嬢
(
じょう
)
や
坊
(
ぼう
)
では、
861
斯
(
こ
)
う
云
(
い
)
ふ
世
(
よ
)
になりたら、
862
ドウ
仕様
(
しよう
)
にも
方法
(
ほうほう
)
が
無
(
な
)
い
事
(
こと
)
に
成
(
な
)
りて
来
(
く
)
るのは、
863
世
(
よ
)
の
元
(
もと
)
から
見
(
み
)
え
透
(
す
)
いて
居
(
お
)
るから、
864
日本
(
にほん
)
の
霊主国
(
ひのもと
)
には
誰
(
だれ
)
にも
出来
(
でき
)
ぬ
一寸
(
ちょっと
)
の
神秘
(
ひみつ
)
が
致
(
いた
)
して
在
(
あ
)
るから、
865
神界
(
しんかい
)
の
秘密
(
ひみつ
)
通
(
どお
)
りに
致
(
いた
)
して
埒
(
らち
)
良
(
よ
)
くいたさんと、
866
斯
(
こ
)
んな
約
(
つま
)
らん
事
(
こと
)
は
無
(
な
)
いぞよ。
867
向
(
むこ
)
ふの
国
(
くに
)
の
仕組
(
しぐみ
)
は
能
(
よ
)
く
解
(
わか
)
りて
居
(
お
)
るなれど、
868
解
(
わか
)
るべき
所
(
とこ
)
へ
解
(
わか
)
らんので、
869
神
(
かみ
)
も
助
(
たす
)
けやうが
無
(
な
)
いぞよ。
870
向
(
むこ
)
ふの
国
(
くに
)
の
守護神
(
しゅごじん
)
にザラザラと、
871
永
(
なご
)
う
引
(
ひっ
)
張
(
ぱ
)
りて
良
(
よ
)
い
玩弄物
(
もちやそび
)
に
為
(
し
)
られた
上
(
うえ
)
に、
872
モ
一
(
ひ
)
とつエライ
仕組
(
しぐみ
)
をいたして
居
(
お
)
るぞよ。
873
是迄
(
これまで
)
の
世
(
よ
)
は
肝腎
(
かんじん
)
の
大地
(
をつち
)
の
上
(
うえ
)
の
先祖
(
せんぞ
)
を
無
(
な
)
い
神
(
かみ
)
として
居
(
お
)
りて、
874
四
(
よ
)
ツ
足
(
あし
)
の
憑
(
かか
)
り
切
(
き
)
った
日本
(
にほん
)
の
人民
(
じんみん
)
は、
875
今
(
いま
)
では
向
(
むこ
)
ふの
国
(
くに
)
の
悪神
(
わるがみ
)
の
自由
(
じゆう
)
に、
876
ドナイでもなるから、
877
モ
一
(
ひと
)
つ
十分
(
じゅうぶん
)
にお
玩弄
(
もちゃ
)
にいたして
置
(
お
)
いて、
878
モ
一
(
ひと
)
つ
上
(
うえ
)
へ
上
(
あが
)
りて
王
(
おう
)
の
王
(
おう
)
になる
経綸
(
しぐみ
)
を
致
(
いた
)
して
居
(
お
)
るぞよ。
879
人
(
ひと
)
は
何
(
ど
)
うでも
我
(
われ
)
さえ
良
(
よ
)
けりゃ
良
(
よ
)
いと
云
(
い
)
ふやうな、
880
極悪
(
ごくあく
)
の
経綸
(
しぐみ
)
は
厭
(
や
)
らしい
仕組
(
しぐみ
)
をして
居
(
お
)
るぞよ。
881
向
(
むこ
)
ふの
国
(
くに
)
の
性来
(
しょうらい
)
は、
882
言
(
い
)
い
聞
(
き
)
かして
開
(
き
)
くやうな
優
(
やさ
)
しい
身魂
(
みたま
)
は
無
(
な
)
いから、
883
○○○○
茲
(
ここ
)
へ
成
(
な
)
りて
来
(
く
)
る
事
(
こと
)
は、
884
世
(
よ
)
の
本
(
もと
)
から
能
(
よ
)
く
解
(
わか
)
りて
居
(
お
)
るから、
885
日本
(
にほん
)
の
国
(
くに
)
には
昔
(
むかし
)
から、
886
天地
(
てんち
)
の
先祖
(
せんぞ
)
が
深
(
ふか
)
い
経綸
(
しぐみ
)
を
致
(
いた
)
して
在
(
あ
)
るから、
887
何事
(
なにごと
)
も
今度
(
こんど
)
は
実現
(
あらはれ
)
て
来
(
く
)
るぞよ。
888
今
(
いま
)
に
成
(
な
)
りてから
経綸
(
しぐみ
)
を
変
(
か
)
えると
云
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
はならん、
889
大本
(
おほもと
)
の
経綸
(
しぐみ
)
通
(
どお
)
りに、
890
何事
(
なにごと
)
も
一度
(
いちど
)
に
出
(
で
)
て
来
(
く
)
るぞよ。
891
今度
(
こんど
)
の
洗
(
あら
)
い
替
(
か
)
へは
三千世界
(
さんぜんせかい
)
の
大洗濯
(
おおせんたく
)
であるから、
892
何程
(
なにほど
)
かいてありても
書
(
か
)
いて
在
(
あ
)
るだけの
事
(
こと
)
は
致
(
いた
)
して
了
(
しま
)
はねば、
893
天地
(
てんち
)
から
何事
(
なにごと
)
も
無
(
な
)
しに
済
(
すま
)
すと
云
(
い
)
ふことは、
894
今度
(
こんど
)
は
借銭
(
しゃくせん
)
済
(
なし
)
をせずに
堪忍
(
こらへる
)
事
(
こと
)
は
出来
(
でき
)
んから、
895
明治
(
めいじ
)
二十五
年
(
ねん
)
から
同
(
おな
)
じ
如
(
よ
)
うな
事
(
こと
)
を、
896
能
(
よ
)
く
人民
(
じんみん
)
守護神
(
しゅごじん
)
に
解
(
わか
)
るやうに
書
(
か
)
いて
気
(
き
)
が
附
(
つ
)
けてあるぞよ。
897
一度
(
いちど
)
申
(
もう
)
した
事
(
こと
)
は
違
(
ちが
)
はん
筆先
(
ふでさき
)
であるから、
898
途中
(
とちゅう
)
に
変
(
かわ
)
りは
致
(
いた
)
さんぞよ。
899
何事
(
なにごと
)
も
昔
(
むかし
)
から
霊魂
(
みたま
)
の
所作柄
(
しょさがら
)
を、
900
一々
(
いちいち
)
帳面
(
ちょうめん
)
に
付
(
つ
)
け
留
(
とめ
)
てある
同様
(
どうよう
)
であるから、
901
借銭
(
しゃくせん
)
を
済
(
な
)
して
了
(
しま
)
はんと、
902
赦
(
ゆる
)
して
遣
(
や
)
ると
云
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
は
出来
(
でき
)
んので
在
(
あ
)
るから、
903
此
(
この
)
世
(
よ
)
のエンマと
申
(
もう
)
す
活神
(
いきがみ
)
であるから、
904
血筋
(
ちすじ
)
引方
(
ひっぽう
)
は
尚
(
な
)
ほ
酷
(
ひど
)
いぞよ。
905
厭
(
いや
)
な
事
(
こと
)
は
引方
(
ひっぽう
)
にさせて
在
(
あ
)
るぞよ。
906
何事
(
なにごと
)
も
大本
(
おほもと
)
の
変性男子
(
へんじょうなんし
)
の
筆先
(
ふでさき
)
で、
907
天地
(
てんち
)
の
大神
(
おおかみ
)
が
時節
(
じせつ
)
時節
(
じせつ
)
の
事
(
こと
)
を
先
(
さ
)
きに
書
(
かか
)
して
置
(
お
)
きなさると、
908
其
(
その
)
通
(
とお
)
りが
来
(
く
)
るのであるから、
909
善
(
よ
)
き
事
(
こと
)
も
悪
(
わる
)
き
事
(
こと
)
も
皆
(
みな
)
出
(
で
)
て
来
(
く
)
るから、
910
其
(
その
)
覚悟
(
かくご
)
を
致
(
いた
)
さねば
成
(
な
)
らぬぞよ。
911
支那
(
から
)
から
昔
(
むかし
)
攻
(
せ
)
めて
来
(
き
)
た
折
(
おり
)
には、
912
夫
(
そ
)
れでも
見
(
み
)
せしめの
為
(
ため
)
に
三人
(
さんにん
)
だけは
還
(
かえ
)
してやりたなれど、
913
今度
(
こんど
)
外国
(
がいこく
)
が
同腹
(
ひとはら
)
になりて
攻
(
せ
)
めて
来
(
き
)
た
折
(
おり
)
には、
914
只
(
ただ
)
の
一人
(
ひとり
)
も
還
(
かえ
)
してはやらんぞよ。
915
日本
(
にほん
)
へ
外国
(
がいこく
)
の
兵隊
(
へいたい
)
を
一旦
(
いったん
)
皆
(
みな
)
引
(
ひき
)
寄
(
よ
)
して、
916
其
(
その
)
後
(
あと
)
で
地震
(
じしん
)
、
917
雷
(
かみなり
)
、
918
火
(
ひ
)
の
雨
(
あめ
)
降
(
ふ
)
らして、
919
外国
(
がいこく
)
を
往生
(
おうじょう
)
いたさす
経綸
(
しぐみ
)
であるぞよ。
920
日本
(
にほん
)
も
霊魂
(
みたま
)
の
悪
(
わる
)
い
人気
(
にんき
)
の
良
(
よ
)
くない
所
(
とこ
)
には、
921
何
(
なに
)
が
在
(
あ
)
るとも
判
(
わか
)
らんから、
922
神
(
かみ
)
の
申
(
もう
)
す
中
(
うち
)
に
一時
(
いちじ
)
も
早
(
はや
)
く
改心
(
かいしん
)
を
致
(
いた
)
さんと、
923
取
(
とり
)
返
(
かえ
)
しのならん
事
(
こと
)
が
出来
(
しゅったい
)
いたして、
924
ヂリヂリ
舞
(
まい
)
を
致
(
いた
)
さな
成
(
な
)
らんと
申
(
もう
)
して、
925
二十七年
(
にじゅうしちねん
)
の
間
(
あいだ
)
知
(
し
)
らして
在
(
あ
)
りたが、
926
其
(
その
)
知
(
し
)
らした
実地
(
じっち
)
が
出
(
で
)
て
来
(
く
)
るのが
近寄
(
ちかよ
)
りて
来
(
き
)
たぞよ。
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