霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
目 次設 定
設定
印刷用画面を開く [?]プリント専用のシンプルな画面が開きます。文章の途中から印刷したい場合は、文頭にしたい位置のアンカーをクリックしてから開いて下さい。[×閉じる]
話者名の追加表示 [?]セリフの前に話者名が記していない場合、誰がしゃべっているセリフなのか分からなくなってしまう場合があります。底本にはありませんが、話者名を追加して表示します。[×閉じる]
表示できる章
テキストのタイプ [?]ルビを表示させたまま文字列を選択してコピー&ペーストすると、ブラウザによってはルビも一緒にコピーされてしまい、ブログ等に引用するのに手間がかかります。そんな時には「コピー用のテキスト」に変更して下さい。ルビも脚注もない、ベタなテキストが表示され、きれいにコピーできます。[×閉じる]

文字サイズ
フォント

ルビの表示



アンカーの表示 [?]本文中に挿入している3~4桁の数字がアンカーです。原則として句読点ごとに付けており、標準設定では本文の左端に表示させています。クリックするとその位置から表示されます(URLの#の後ろに付ける場合は数字の頭に「a」を付けて下さい)。長いテキストをスクロールさせながら読んでいると、どこまで読んだのか分からなくなってしまう時がありますが、読んでいる位置を知るための目安にして下さい。目障りな場合は「表示しない」設定にして下さい。[×閉じる]


宣伝歌 [?]宣伝歌など七五調の歌は、底本ではたいてい二段組でレイアウトされています。しかしブラウザで読む場合には、二段組だと読みづらいので、標準設定では一段組に変更して(ただし二段目は分かるように一文字下げて)表示しています。お好みよって二段組に変更して下さい。[×閉じる]
脚注 [?][※]や[#]で括られている文字は当サイトで独自に付けた脚注です。まだ少ししか付いていませんが、目障りな場合は「表示しない」設定に変えて下さい。ただし[#]は重要な注記なので表示を消すことは出来ません。[×閉じる]


文字の色
背景の色
ルビの色
傍点の色 [?]底本で傍点(圏点)が付いている文字は、『霊界物語ネット』では太字で表示されますが、その色を変えます。[×閉じる]
外字1の色 [?]この設定は現在使われておりません。[×閉じる]
外字2の色 [?]文字がフォントに存在せず、画像を使っている場合がありますが、その画像の周囲の色を変えます。[×閉じる]

  

表示がおかしくなったらリロードしたり、クッキーを削除してみて下さい。


【新着情報】サイトの全面改修に伴いサブスク化します。詳しくはこちらをどうぞ。(2023/12/19)
マーキングパネル
設定パネルで「全てのアンカーを表示」させてアンカーをクリックして下さい。

【引数の設定例】 &mky=a010-a021a034  アンカー010から021と、034を、イエローでマーキング。

          

大本(おほもと)経綸(けいりん)満蒙(まんもう)

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 特別篇 山河草木 入蒙記 篇:附 入蒙余録 よみ(新仮名遣い):
章:大本の経綸と満蒙 よみ(新仮名遣い):おおもとのけいりんとまんもう 通し章番号:
口述日:1925(大正14)年08月15日(旧06月26日) 口述場所: 筆録者:松村真澄 校正日: 校正場所: 初版発行日:1925(大正14)年2月14日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
いよいよ大本は開教四十周年を迎えることになりました。
教祖のお筆先には、三十年で世の切り替えをするが、あまりに乱れがひどいので、それが十年延びた、とあります。そうしてみると、ちょうど今が立替建直しの時期になったと信じます。
満四十周年に、神様からかねてご警告になっていた、シベリヤ線を花道とするということがいよいよ実現して来ました。
この事があることは神様から聞かされておりましたので、蒙古を独立させておこうと、大正元年ころから馬の稽古をし、準備をしていました。
それが大正十三年に年来の意思を決行したのです。ジンギスカンの挙兵から六百六十六年目に、日いずる国から生き神が出て国を救う、という蒙古の予言と符合したために、最初は思いのほか事が進みました。
ところが張作霖の裏切りに会って、危うく銃殺されようというところにまでなりました。当時の人々や信者は、大変な失敗であったと感じたのであります。
今、皇軍が連戦連勝でほぼ東三省を平定したのですが、先の蒙古入りが種まきとなって、時がめぐってきています。というのも、武力で平定したとは言え、結局民衆の心をも服従させるのには、宗教をもって行うしかないからです。
国によって垣根を作っていた、その出雲八重垣を破るのには、人類愛善の精神が必要です。すでに先般、満州へ日出麿を派遣しており、また自身も満州へ行って活動したいと考えております。
先に蒙古入りしたときは、とにかく先鞭をつけて、日本国民に満蒙の意義を意識させておかねばならない、ということでした。
しかし今は、日本国民全体が、鉢巻をして多いに考え、尽くさなければならないときが来ています。世界の戦争が起き、日本は世界を相手に戦わなければならない、という悲壮な覚悟をするときであると思うのであります。
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる] 備考:2024/2/21出口王仁三郎全集第6巻を底本として校正。 タグ:ジンギスカン(成吉斯汗) データ凡例: データ最終更新日:2024-02-21 03:14:39 OBC :rmnm7001
愛善世界社版:355頁 八幡書店版:第14輯 679頁 修補版: 校定版:357頁 普及版: 初版: ページ備考:
001 愈々(いよいよ)大本(おほもと)開教(かいけう)四十(よんじつ)周年(しうねん)(むか)へる(やう)になりました。002教祖(けうそ)(さま)()筆先(ふでさき)には、003三十(さんじふ)(ねん)()のきり()へをすると()てゐますが、004それが(あま)()(みだ)(やう)がひどいので(さら)(じふ)(ねん)()びたといふ(こと)()いてあります。005本年(ほんねん)開教(かいけう)四十(よんじふ)(ねん)相当(さうたう)しますから、006(じふ)(ねん)()いて()ると本年(ほんねん)がまる(さんじふ)(ねん)であるから、007立替(たてかへ)立直(たてなほ)しの時期(じき)になつた(こと)(しん)ずるのであります。
008 (さんじふ)()くと世界(せかい)の『()』といふ()になる。009外国(ぐわいこく)では百年(ひやくねん)(いつ)世紀(せいき)といつて()るが、010日本(につぽん)では(さんじふ)(ねん)(いつ)世紀(せいき)であります。011世界(せかい)の『()』といふ()(じふ)()ツよせたのである。012人間(にんげん)一代(いちだい)といふのは(つま)(さんじふ)(ねん)で、013三十(さんじつ)(さい)世帯(しよたい)()つて六十(ろくじふ)になつて隠居(いんきよ)するといふ(こと)になる。014隠居(いんきよ)する時分(じぶん)には(ほとん)()三十(さんじつ)(さい)になる。015かういふ工合(ぐあひ)人間(にんげん)(いつ)世紀(せいき)といふものは、016文字(もじ)(うへ)から()ても(さんじふ)(ねん)ときまつて()るのであります。
017 本年(ほんねん)壬申(みづのえさる)(とし)であります。018結婚(けつこん)なんかに(つい)てよく迷信家(めいしんか)今年(ことし)(さる)(とし)で『()る』だからいかぬと()ふ。019(しか)しこれは(すべ)ての(わざはい)をみづのえさる──(みづ)(なが)()(とし)であつて非常(ひじやう)結構(けつこう)(とし)である。020仏法(ぶつぽふ)(ほふ)水偏(みづへん)(さる)である。021今年(ことし)壬申(みづのえさる)(とし)であるから、022仏法(ぶつぽふ)がすたれて(かみ)御教(みをしへ)発展(はつてん)すべき(とき)になつたのであります。
023 印度(いんど)言葉(ことば)(ほふ)のことをダルマと()ひますが、024達磨(だるま)さまといふのは、025本来(ほんらい)抽象(ちうしやう)(てき)(ほとけ)であつて、026()(おほ)きく()くのはこの(ほふ)表徴(へうちよう)したものである。027そして無茶(むちや)苦茶(くちや)(おほ)きな()()くのは日月(じつげつ)(たと)へたのである。028これは天地(てんち)日月(じつげつ)(はふ)であるといふ()から達磨(だるま)といふので029ダルマは(すなは)印度(いんど)言葉(ことば)である。030今年(ことし)所謂(いはゆる)ダルマの(とし)であり、031弥勒(みろく)(とし)であるのであります。032この(まん)四十(よんじつ)周年(しうねん)(さい)して、033(かみ)(さま)(かね)()警告(けいこく)になつて()りましたシベリヤ(せん)花道(はなみち)とするといふ(こと)愈々(いよいよ)実現(じつげん)して()たのでありますから、034吾々(われわれ)はジツとして()られない、035日本(につぽん)臣民(しんみん)として袖手(しうしゆ)傍観(ばうくわん)する(こと)出来(でき)ない場合(ばあひ)になつて()たのであります。036()(かく)吾々(われわれ)(あたま)(うへ)()()()ちて()たのであります。037この()()をどうしても(はら)はねばならぬ。038この(こと)あるを(わたし)(かみ)(さま)から始終(しじう)()いて()りましたので、039大正(たいしやう)(ぐわん)(ねん)(ごろ)から(いま)(うち)蒙古(もうこ)日本(につぽん)のものにして()きたい。040蒙古(もうこ)()つて蒙古(もうこ)独立(どくりつ)さして()いたならば041日本(につぽん)仮令(たとへ)外国(ぐわいこく)から経済(けいざい)封鎖(ふうさ)をやられやうが、042(あるひ)外国(ぐわいこく)から()めて()られようが、043自給(じきふ)自足(じそく)044何処(どこ)(まで)日本(につぽん)本国(ほんごく)(たも)(こと)出来(でき)る。045──かういふ(かんが)へをもつて大正(たいしやう)(ぐわん)(ねん)から(うま)稽古(けいこ)をやつたのであります。046本当(ほんたう)にやりかけたのは大正(たいしやう)()(ねん)からでありますが、047何故(なぜ)(うま)稽古(けいこ)(はじ)めたかと()ふと、048(むかし)から支那(しな)では南船(なんせん)北馬(ほくば)(まを)してゐる(とほ)(みなみ)()くには(ふね)でなければならず、049(きた)()くには(うま)でなければならぬので、050蒙古(もうこ)大平原(だいへいげん)()くのにはどうしても馬術(ばじゆつ)()つて()くのが肝腎(かんじん)であると(おも)つたがためであります。051(いち)()金竜(きんりう)052銀竜(ぎんりう)053金剛(こんがう)054千早(ちはや)といふ(うま)四頭(よんとう)()き、055その()(うま)にも()(まは)して馬術(ばじゆつ)稽古(けいこ)して()りましたが、056愈々(いよいよ)大正(たいしやう)(じふ)(ねん)になつてこれから入蒙(にふもう)決行(けつかう)しよう、057節分祭(せつぶんさい)から()かうと(おも)つて()つた(とき)に、058あの十年(じふねん)事件(じけん)突発(とつぱつ)したため、059満州(まんしう)でなくて(ひと)()られぬ(やう)(ところ)一寸(ちよつと)はいつて()たのであります。
060 それから大正(たいしやう)十三(じふさん)(ねん)愈々(いよいよ)年来(ねんらい)素志(そし)決行(けつかう)したのであります。061(ところ)が、062その(とき)恰度(ちやうど)蒙古(もうこ)のタークロンと()(ところ)(えら)喇嘛(ラマ)()つて、063(むかし)成吉斯汗(ジンギスカン)蒙古(もうこ)(へい)()げてから六百(ろくぴやく)六十六(ろくじふろく)年目(ねんめ)064ナランオロスからイホエミトポロハナが()蒙古(もうこ)(たす)ける。065(すなは)ちナランオロス(日出(ひい)づる(くに))から生神(いきがみ)()()蒙古(もうこ)(すく)ふといふ予言(よげん)があつたのであります。066それが恰度(ちやうど)甲子(かうし)(とし)067大正(たいしやう)十三(じふさん)(ねん)六百(ろくぴやく)六十六(ろくじふろく)年目(ねんめ)(あた)つて()つたのであります。068吾々(われわれ)はさういふ(こと)()らなかつたけれども、069恰度(ちやうど)さうなつて()つたのであります。070しかもこの蒙古(もうこ)(すく)(ひと)(とし)五十四(ごじふよん)(さい)()ふのでありましたが、071当時(たうじ)(わたし)五十四(ごじふよん)(さい)であつたからこれも符号(ふがう)したのであります。072その(ほか)色々(いろいろ)(こと)符号(ふがう)した(ため)蒙古人(もうこじん)歓迎(くわんげい)されまして、073(おも)ひの(ほか)にどんどんと(すす)んだのであります。074けれども結局(けつきよく)(ちやう)作霖(さくりん)裏切(うらぎ)(およ)赤軍(せきぐん)との(たたか)ひの(つか)れ、075()佩孚(はいふ)(ぐん)との(たたか)ひによつて携帯(けいたい)した(ところ)食料(しよくれう)弾丸(だんぐわん)もなくなつて(しま)ひ、076()むを()白音太拉(パインタラ)吾々(われわれ)(とら)へられ、077銃殺(じゆうさつ)されむとする(まで)(いた)つたのでありましたが、078その当時(たうじ)には世間(せけん)人々(ひとびと)(およ)大本(おほもと)信者(しんじや)(ひと)大変(たいへん)失敗(しつぱい)をして()(やう)(かん)じて()つた。079その(とき)(わたし)一人(ひとり)大成功(だいせいこう)だと()つて、080自分(じぶん)一人(ひとり)平気(へいき)()りましたので、081(みな)()けをしみが(つよ)いと()つて(わら)つて()つたのであります。082けれどもこれが(ひと)ツの種蒔(たねま)きとなつて恰度(ちやうど)(いま)(とき)がめぐつて()たのであります。
083 (いま)皇軍(くわうぐん)連戦(れんせん)連勝(れんしよう)東三省(とうさんしやう)(ほとん)平定(へいてい)された(やう)(かたち)でありますが、084この東三省(とうさんしやう)民衆(みんしう)(こころ)()()服従(ふくじゆう)して()らぬ。085これをさせるのにはどうしても宗教(しうけう)をもつて()かねばいけないのであります。
086 (あい)といふ(こと)基督(キリスト)も、087マホメツトも()いて()る。088仏教(ぶつけう)慈悲心(じひしん)()き、089(あるひ)十善(じふぜん)といふ(こと)()いてゐる。090(かく)神道(しんだう)091(かく)仏教(ぶつけう)(みな)(あい)(ぜん)との(ほか)()てゐないのであります。092(しか)今迄(いままで)宗教(しうけう)(くに)によつて(みな)(かき)(つく)つて()る、093出雲(いづも)八重垣(やへがき)(つく)つて()る。094(すなは)猶太(ユダヤ)猶太(ユダヤ)(かみ)095支那(しな)支那(しな)(かみ)といふ(ふう)自分(じぶん)一国(いつこく)(かみ)(さま)にして()る。096この(かき)を、097この出雲(いづも)八重垣(やへがき)(やぶ)るのには、098人類(じんるい)愛善(あいぜん)といふ大風呂敷(おほぶろしき)(あたま)から(かぶ)せて()くのが一番(いちばん)よいのであります。
099 ラテン()()うと『人類(じんるい)愛善(あいぜん)』と()言葉(ことば)は『大本(おほもと)』といふ(こと)になる。100それで『人類(じんるい)愛善(あいぜん)』も『大本(おほもと)』も精神(せいしん)(すこ)しも(ちが)はない。101(しか)(なが)ら『大本(おほもと)』は至粋(しすゐ)至純(しじゆん)なる日本(につぽん)(かみ)(さま)102日本(につぽん)国体(こくたい)闡明(せんめい)する(ところ)のものであり、103人類(じんるゐ)愛善会(あいぜんくわい)』は(かく)思想(しさう)団体(だんたい)(およ)(かく)宗教(しうけう)一切(いつさい)融合(ゆうがふ)統一(とういつ)する(ところ)のもので、104(おな)()であつても(こと)なつた(はたら)きをして()るのであります。105先般(せんぱん)満州(まんしう)日出麿(ひでまる)をやりましたのも、106さういふ精神(せいしん)からであります。107()東三省(とうさんしやう)人心(じんしん)統一(とういつ)する(こと)肝腎(かんじん)である。108あらゆる宗教(しうけう)人類(じんるい)愛善(あいぜん)大風呂敷(おほぶろしき)(つつ)んで(しま)はねばならぬといふ(かんが)へで、109人類(じんるい)愛善旗(あいぜんき)(ひるがへ)して満州(まんしう)天地(てんち)活躍(くわつやく)をして()るのであります。110(わたし)自身(じしん)でも満州(まんしう)()つて活動(くわつどう)したいと(おも)つて()ますが、111それも(あま)(あは)ててもいかぬし落付(おちつ)きすぎて()(いつ)してもいかぬ。112恰度(ちやうど)(ろく)(ぐわつ)時分(じぶん)(かき)()(しぶ)いが113()(ぐわつ)から(じふ)(ぐわつ)(ごろ)になると(じゆく)して美味(おい)しくなつて(かき)()(した)()くと、114(なに)もしないでも(あぢ)のよいのが()ちて()る。115(つま)熟柿(じゆくし)()ちる(まで)()つのが一番(いちばん)賢明(けんめい)なやり(かた)である、116()つても(ただ)ジツとして()るのではない。117それ(まで)(すべ)ての準備(じゆんび)(ととの)へて()かぬと熟柿(じゆくし)(ひろ)へないのであります。
118 それで信者(しんじや)(なか)には『もう()かれさうなものである。119何時(いつ)()かれるか何時(いつ)()かれるか』と(たづ)ねる(ひと)があるが、120さう簡単(かんたん)なものではない、121(おほ)きな仕事(しごと)である。122日本(につぽん)明治(めいぢ)維新(ゐしん)でも当時(たうじ)内地人(ないちじん)三千万(さんぜんまん)であつたが、123矢張(やは)憲法(けんばふ)発布(はつぷ)(まで)には廿三(にじふさん)(ねん)かかつて()るのであります。124(おな)じく不思議(ふしぎ)にも三千万(さんぜんまん)(にん)東三省(とうさんしやう)(ひと)──此処(ここ)にはロシア(じん)()れば支那人(しなじん)()る。125西洋人(せいやうじん)()れば日本人(につぽんじん)()る、126(また)朝鮮人(てうせんじん)()る。127かういふ(やう)なゴチヤゴチヤの人種(じんしゆ)(あつま)面積(めんせき)(ほとん)東三省(とうさんしやう)だけで日本(につぽん)三倍(さんばい)もありますが、128日本(につぽん)(おな)人種(じんしゆ)129同胞(どうはう)廿(にじふ)(ねん)かかつた、130それに(いま)満蒙(まんもう)統一(とういつ)しようとするのですから、131(かみ)(さま)(とく)によつて(わり)とたやすく出来(でき)るとは(おも)ふのでありますが、132皆様(みなさま)(かんが)へて()られる(やう)容易(ようい)(こと)ではないのであります。133それに(つい)ては(わたし)非常(ひじやう)責任(せきにん)(かん)じて()るのであります。134(こころ)千々(ちぢ)にはやつて()ります。135(こころ)(こま)足掻(あがき)してゐます。136けれどもこの手綱(たづな)()きしめて愈々(いよいよ)といふ(とき)(かんが)へるといふ(こと)(もつと)必要(ひつえう)(こと)でありますから、137落付(おちつ)いて(とき)()るのを()つて()るのであります。
138 今日(けふ)出口(でぐち)澄子(すみこ)誕生祭(たんじやうさい)でもあります。139(また)節分祭(せつぶんさい)でもあります。140この節分(せつぶん)といふ(こと)はこれは(ふゆ)から(はる)にかはるのであるが、141(てん)陽気(やうき)節分(せつぶん)(ふゆ)真中(まんなか)になつてゐるのであります。142節分(せつぶん)がすめば大寒(たいかん)になつて()る。143(みな)節分(せつぶん)()れば(はる)(おも)ふけれども(すこ)しも(あたた)かくならぬ。144(きう)()(ぐわつ)にならぬと、145(うめ)(はな)()かぬ(やう)に、146矢張(やはり)()だこれから(さむ)くなる。147(しか)し、148この(ふゆ)といふものは万物(ばんぶつ)雌伏(しふく)時代(じだい)である。149人間(にんげん)矢張(やは)雌伏(しふく)する時代(じだい)であつて(おほ)いに(かんが)へねばならぬ(とき)である。150軽挙(けいきよ)妄動(まうどう)をつつしんで()着実(ちやくじつ)一年(いちねん)(ぢゆう)(こと)(あるひ)将来(しやうらい)(こと)(かんが)へるのには(いま)(もつと)適当(てきたう)時期(じき)だと(おも)ふのであります。151(わたし)もそれに(なら)つて非常(ひじやう)に──若槻(わかつき)さんぢやないが深甚(しんじん)考慮(かうりよ)(はら)つて()るのであります。152今迄(いままで)若槻(わかつき)さんを(うそ)つき礼次郎(れいじらう)()つて()るものがあつたが、153今度(こんど)犬養(いぬかひ)首相(しゆしやう)修練(しうれん)による心境(しんきやう)変化(へんくわ)()つて()る。154(うそ)()つても心境(しんきやう)変化(へんくわ)()へばすんでゐるといふ(こと)は、155今日(こんにち)日本(につぽん)としては面白(おもしろ)くない(こと)(おも)ひますけれども、156(しか)しさういふ大臣(だいじん)言葉(ことば)(いま)日本(につぽん)国民(こくみん)精神(せいしん)代表(だいへう)して()るのであります。157(しか)吾々(われわれ)(はじ)めから終始(しうし)一貫(いつくわん)何処(どこ)(まで)心境(しんきやう)変化(へんくわ)をせない(やう)貫徹(くわんてつ)したいものであります。
158 かう()つて()りましても、159時期(じき)変化(へんくわ)によつて、160(つま)心境(しんきやう)変化(へんくわ)ではなく時期(じき)変化(へんくわ)によつて(さん)(ぐわつ)()()すか、161()(ぐわつ)()()すか、162それとも本年(ほんねん)(ぢゆう)()()さないかも()れませぬ。163そこをよく(かんが)へて(もら)はぬと、164もどかしがつて(もら)うと(こま)ります。165今度(こんど)(こと)重大(ぢゆうだい)であるから沈黙(ちんもく)(まも)つて()る。166よい加減(かげん)(こと)であつたならば、167とうに(さわ)いで()つたのである。168この(まへ)蒙古(もうこ)()つた(とき)今度(こんど)(ちが)ふ。169あの(とき)()(かく)先鞭(せんべん)をつけて()きたい、170成功(せいかう)するせぬは(べつ)として、171日本(につぽん)国民(こくみん)満蒙(まんもう)といふ(こと)(いま)(うち)力強(ちからづよ)意識(いしき)させておかねば日本(につぽん)(ほろ)びると(おも)つたのであります。172この(てん)満蒙(まんもう)問題(もんだい)先鞭(せんべん)をつけた(こと)非常(ひじやう)効力(かうりよく)があつたのであります。
173 蒙古人(もうこじん)はかういふ(こと)()つて()174黒蛇(くろへび)世界中(せかいぢゆう)取巻(とりま)くその(とき)愈々(いよいよ)()立替(たてかへ)があつて弥勒仏(マイダレポロハナ)(あらは)蒙古(もうこ)(くに)(すく)はれる。175その(とき)禽獣(きんじう)草木(さうもく)人語(じんご)(さへづ)る』と。176今日(こんにち)()(なか)()(くさ)──民草(たみぐさ)()へばこれは人間(にんげん)(こと)であります。177()(くさ)がものを()ふ、178所謂(いはゆる)普選(ふせん)になつて蛙切(かはずき)りでも、179田子作(たごさく)でも、180議員(ぎゐん)とかなんとかいふものになつて、181ものを()(とき)になつて()る。182黒蛇(くろへび)といふ(こと)鉄道(てつだう)といふ(なぞ)で、183(すで)にシベリヤ(せん)出来(でき)蒙古(もうこ)()()いて(しま)つてゐる。184かういふ予言(よげん)があり、185(しか)(はじ)めて(わたし)()つた(とき)六百(ろくぴやく)六十六(ろくじふろく)年目(ねんめ)(あた)つてゐた。186六百(ろくぴやく)六十六(ろくじふろく)(けだもの)といふ(こと)がありますが、187六六六(ろくろくろく)といふ(こと)非常(ひじやう)意義(いぎ)のある(こと)であります。188六六六(ろくろくろく)はミロクであるから──(いへ)()てるのにも天地(てんち)上下(じやうげ)(そろ)はないと駄目(だめ)である。189その(とき)から本年(ほんねん)恰度(ちやうど)(はち)(ねん)になつて()ります。190六百(ろくぴやく)六十六(ろくじふろく)(ねん)──六百(ろくぴやく)七十四(しちじふよ)(ねん)になつて()る。191吾々(われわれ)大本(おほもと)信者(しんじや)()ふに(およ)ばず、192日本(につぽん)国民(こくみん)全体(ぜんたい)鉢巻(はちまき)をして(おほ)いに(かんが)へ、193(おほ)いに(つく)さねばならぬ(とき)()たのでありますから、194吾々(われわれ)世界(せかい)戦争(せんそう)(おこ)る、195(あるひ)日本(につぽん)世界(せかい)相手(あひて)(たたか)はねばならぬといふ悲壮(ひさう)なる覚悟(かくご)(えう)する(とき)だと(おも)ふのであります。
196(昭和七、二、四、みろく殿に於ける講演──三月号神の国誌)

王仁三郎が著した「大作」がこれ1冊でわかる!
飯塚弘明・他著『あらすじで読む霊界物語』(文芸社文庫)
絶賛発売中!

目で読むのに疲れたら耳で聴こう!
霊界物語の朗読 ユーチューブに順次アップ中!
霊界物語の音読まとめサイト
オニド関連サイト最新更新情報
10/22【霊界物語ネット】王仁文庫 第六篇 たまの礎(裏の神諭)』をテキスト化しました。
5/8【霊界物語ネット】霊界物語ネットに出口王仁三郎の第六歌集『霧の海』を掲載しました。
このページに誤字・脱字や表示乱れなどを見つけたら教えて下さい。
返信が必要な場合はメールでお送り下さい。【メールアドレス
合言葉「みろく」を入力して下さい→