霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第三五章 一二三世(いちにさんせ)〔三八五〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第8巻 霊主体従 未の巻 篇:第5篇 宇都の国 よみ:うづのくに
章:第35章 第8巻 よみ:いちにさんせ 通し章番号:385
口述日:1922(大正11)年02月10日(旧01月14日) 口述場所: 筆録者:北村隆光 校正日: 校正場所: 初版発行日:1922(大正11)年6月15日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
夏の炎天に険しい坂を登って行き、一同の顔は汗によって蚊ヶ虎の落書きも落ちてしまった。山頂には腰を下ろすのにちょうどよい岩があちこちにあった。
一行は岩に座って休んだ。蚊ヶ虎は、『親子は一世、夫婦は二世、主従は三世』と殊勝なことを言うが、その意味として、おかしな解説を始める。
曰く、親子は一回限り、夫婦は二回まで換えてもよいから二世、主従は三回まで換えられるが、それ以上は換えられないから三世だ、という。
蚊ヶ虎の解説に一同は声を揃えて笑った。
主な登場人物: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日: OBC :rm0835
愛善世界社版:240頁 八幡書店版:第2輯 237頁 修補版: 校定版:244頁 普及版:107頁 初版: ページ備考:
001 樹々(きぎ)(さへづ)百鳥(ももとり)(こゑ)002眠気(ねむたげ)なる油蝉(あぶらぜみ)(こゑ)(おく)られて、003(なつ)炎天(えんてん)(あへ)(あへ)(けは)しき(さか)(のぼ)()く。004(あせ)(たき)(ごと)(なが)れ、005(ゑど)られた(かほ)はメチヤメチヤになつて(あか)(あせ)さへ(なが)るる無状(ぶざま)さ。006一行(いつかう)(あせ)(ぬぐ)(ぬぐ)ひ、007(やうや)くに山頂(さんちやう)(たつ)したり。008山頂(さんちやう)には格好(かくかう)(いは)(ほど)よく散布(さんぷ)されてありぬ。009宣伝使(せんでんし)一行(いつかう)は、010各自(かくじ)(いは)腰打(こしうち)かけ(いき)(やす)めたり。
011蚊々虎(かがとら)『ままになるなら(この)涼風(すずかぜ)を、012(はは)土産(みやげ)にして()たい』
013駒山彦(こまやまひこ)『オイ、014蚊々虎(かがとら)015殊勝(しゆしよう)らしい(こと)()ふね。016「ままになるなら(この)涼風(すずかぜ)(はは)土産(みやげ)にして()たい」随分(ずゐぶん)孝行者(かうかうもの)だなア。017()れほど親孝行(おやかうかう)貴様(きさま)放蕩(はうたう)ばかりやりよつて、018両親(りやうしん)心配(しんぱい)をかけ、019()()うて()(おや)()いが、020()のために()(おや)沢山(たくさん)あるとか()つてな、021ソンナ(やさ)しい(こころ)があるのなら何故(なぜ)(おや)()つたらかして其辺中(そこらじう)迂路(うろ)つき(まは)るのだ。022(くち)(こころ)(おこな)ひと一致(いつち)せぬのは、023神様(かみさま)(たい)してお気障(きざは)りだぞ』
024人間(にんげん)(せい)(ぜん)だ。025(たれ)だつて(おや)(おも)はぬ()があらうか。026浮世(うきよ)(なみ)(ただよ)はされて()むを()ず、027親子(おやこ)四方(しはう)()(わか)れと()悲惨(ひさん)(まく)()りたのだよ。028親子(おやこ)一世(いつせ)029夫婦(ふうふ)二世(にせ)030主従(しゆじゆう)三世(さんせ)()(さう)なからのう』
031 駒山彦(こまやまひこ)は、
032『ヘン、033うまい(こと)()ひやがらア。034(おや)如何(どう)でも()いのか、035夫婦(ふうふ)二世(にせ)なんて、036()んでまで()うと(おも)ひよつて二世(にせ)三世(さんせ)夫婦(めをと)だと(おも)つて()るから(なさけ)ない。037如何(いか)五月姫(さつきひめ)ぢやとてお(まへ)(やう)腰屈(こしまが)りに、038(たれ)心中立(しんぢうだて)をするものかい』
039 蚊々虎(かがとら)
040故郷(ふるさと)(そら)打眺(うちなが)(おも)ふかな、041(くに)(のこ)せし(おや)如何(いか)にと』
042 駒山彦(こまやまひこ)
043『オヤオヤ(また)()たぞ。044(なん)貴様(きさま)045今日(けふ)(かぎ)つて殊勝(しゆしよう)らしい(こと)(なら)(たて)よつて、046一角(ひとかど)詩人(しじん)気取(きど)りになつて「アヽ、047蚊々虎(かがとら)さまはああ()えても(こころ)(そこ)(やさ)しいお(かた)だ。048たとへ(こし)(まが)つてもお(かほ)(くろ)うても、049男前(をとこまへ)はヒヨツトコでも、050チツとくらゐ周章者(あわてもの)でも、051(こころ)(そこ)のドン(ぞこ)には両親(りやうしん)(おも)(やさ)しい(うつく)しい(こころ)(たま)(ひか)つて()る。052アンナ(ひと)夫婦(ふうふ)になつたら(さぞ)(さぞ)053円満(ゑんまん)なホームが(つく)れるであらう。054おなじ(をつと)()つなら、055あの(やう)(やさ)しい(をとこ)夫婦(ふうふ)になつて()たい」などと五月姫(さつきひめ)さまに(おも)はさうと(おも)ひよつて、056貴様(きさま)よツぽど抜目(ぬけめ)のない(やつ)だワイ。057アハヽヽヽ』
058 淤縢山津見(おどやまづみ)は、
059『ヤア感心(かんしん)だ、060人間(にんげん)はさう()くてはならぬ、061(やま)よりも(たか)く、062(うみ)よりも(ふか)父母(ふぼ)(おん)(わす)れる(やつ)人間(にんげん)でない。063(まへ)もまだまだ(くさ)つては()らぬ、064(たの)もしい(をとこ)だよ』
065 駒山彦(こまやまひこ)は、
066『オイ(はな)(たか)うすな、067貴様(きさま)(ぢき)調子(てうし)にのる(をとこ)だから(あま)()せられるとヒツクリ(かへ)されるぞ。068天教(てんけう)(やま)ほど(のぼ)らせておいてスツトコトントン、069スツトコトンと(おと)される(くち)だぞ。070貴様(きさま)071(おや)よりも女房(にようばう)大切(たいせつ)だらう。072親子(おやこ)一世(いつせ)073夫婦(ふうふ)二世(にせ)なぞと()ひよつて、074(これ)ほど大切(だいじ)(おや)よりも「五月姫(さつきひめ)殿(どの)075(まへ)女房(にようばう)になつたらモツトモツト大切(たいせつ)にするぞ」と(とほ)(まは)しにかけよつて、076うまい(なぞ)をかけよるのだ。077本当(ほんたう)巧妙(かうめう)なものだね』
078 蚊々虎(かがとら)はしたり(がほ)にて、
079『オイ、080(こま)081貴様(きさま)わけのわからぬ(やつ)だナ。082(おれ)がいま宣伝(せんでん)してやるから(たふと)御説教(ごせつけう)謹聴(きんちやう)しろよ。083親子(おやこ)一世(いつせ)()(こと)は、084(なに)ほど貴様(きさま)(やう)極道(ごくだう)息子(むすこ)(おや)()かせでも、085(おや)愛想(あいさう)をつかしてモウ(これ)つきり(おや)門口(かどぐち)(また)げる(こと)はならぬ。086七生(しちしやう)までの勘当(かんどう)だと()つた(ところ)で、087矢張(やつぱ)親子(おやこ)親子(おやこ)だ。088(まへ)(わし)勘当(かんどう)するなら勘当(かんどう)するでよい、089(また)(ほか)(おや)()ちますと()つた(ところ)()んで()れた(おや)矢張(やつぱ)(ひと)つだ。090親子(おやこ)一世(いつせ)()(こと)は、091()いても(わら)つても()つても(ころ)んでも一度(いちど)より()いのだ。092それだから親子(おやこ)一世(いつせ)()ふのだ。093()つても()れぬ親子(おやこ)(えん)だよ。094貴様(きさま)(かんが)へは大方(おほかた)(いき)てる(あひだ)親子(おやこ)だが、095()んで仕舞(しま)へば(おや)でも()()でもない、096(あか)他人(たにん)だと()論法(ろんぱふ)だらう。097ソンナ(わけ)(わか)らぬ(こと)宣伝使(せんでんし)(つと)まるか』
098駒山彦(こまやまひこ)()(なん)でも理屈(りくつ)(こね)(やつ)だな、099夫婦(ふうふ)二世(にせ)とは(なん)のことだい。100(おや)よりも結構(けつこう)だ、101()んでからでも(また)(たがひ)()()をとつて三途(さんづ)(かは)(わた)り、102(はす)(うてな)一蓮托生(いちれんたくしやう)103百味飲食(ひやくみおんじき)夫婦(ふうふ)(むつま)じう(くら)さうと()(むし)()(かんが)へだらう。104さう(うま)くは問屋(とひや)(おろ)すまい。105貴様(きさま)極楽(ごくらく)()つて、106(はす)(うてな)(ちひ)さくなつて夫婦(ふうふ)抱合(だきあ)つて、107チヨコナンと泥池(どろいけ)(なか)(すわ)つて()い。108どうせ(ろく)(こと)はして()らぬ(やつ)だから、109貴様(きさま)金城鉄壁(きんじやうてつぺき)だ、110(まへ)(わし)との(その)(なか)千年(せんねん)万年(まんねん)はまだ(おろか)五十六億七千万年(ごじふろくおくしちせんまんねん)(のち)のミロクの()までも、111(まへ)(わし)()うして()れば(これ)真実(しんじつ)極楽(ごくらく)だ、112ナア五月姫(さつきひめ)さま、113現界(げんかい)()つた(とき)駒山彦(こまやまひこ)意地悪(いぢわる)随分(ずゐぶん)(ひや)かされたものだが、114()うなつちやア、115もう(しめ)たものだ」なぞと得意(とくい)になつてゐると、116娑婆(しやば)(のこ)つて()貴様(きさま)旧悪(きうあく)()つた(やつ)(うはさ)(ひと)つもせぬものでも()い。117(うはさ)をする(たび)(くしやみ)()てその途端(とたん)に、118(はす)(ほそ)(くき)がぐらついて二人(ふたり)(とも)泥池(どろいけ)(なか)へバツサリ、119ブルブルブル土左衛門(どざゑもん)になつて仕舞(しま)ふのだよ。120一旦(いつたん)()んだ(やつ)の、121もう一遍(いつぺん)()んだ(やつ)()(ところ)何処(どこ)にもありはせない。122さうすると(また)娑婆(しやば)(うま)れよつて、123ヒユー、124ドロドロ(うら)めしやーと両手(りやうて)(こし)(あた)りに(した)()けにさげて()()るのが()(おち)だな。125夫婦(ふうふ)二世(にせ)だなぞとソンナ(あて)()(こと)は、126まあ()はぬが()からう』
127蚊々虎(かがとら)『エーイ、128(やかま)しい、129(おれ)のお(かぶ)()つて仕舞(しま)ひよつて、130()うベラベラと(つばめ)親方(おやかた)(やう)(しやべ)(やつ)だナ。131この蚊々虎(かがとら)さまの説教(せつけう)(つつし)んで聴聞(ちやうもん)いたせ。132夫婦(ふうふ)二世(にせ)()(こと)は、133貴様(きさま)(かんが)へてる(やう)意味(いみ)()い。134夫婦(ふうふ)()ふものは(いん)(やう)だ。135()()りてなり(あま)れる(ところ)一処(ひとところ)あり、136()()りてなり()はざる(ところ)一処(ひとところ)あり、137()()()(あま)れる(ところ)我身(わがみ)()()はざる(ところ)に、138さしふたぎて御子(みこ)(うま)んは如何(いか)に」と()(たま)へば「しかよけむ」と応答(まを)(たま)ひきと()(こと)()つてるかい。139夫婦(ふうふ)()ふものは()(はじ)めだ。140(たれ)家庭(かてい)にも夫婦(ふうふ)()ければ、141円満(ゑんまん)なホームは(つく)れないのだ。142さうして()()むのだよ。143(その)()がまた(おや)()むのだ』
144『オツト()()て、145脱線(だつせん)するな。146(おや)から()(うま)れると()(こと)はあるが、147()(おや)()むと()(こと)何処(どこ)にあるかい』
148貴様(きさま)149(わか)らぬ(やつ)だな。150(をとこ)(をんな)家庭(かてい)(つく)つたのは(それ)夫婦(ふうふ)だ。151そこへ夫婦(ふうふ)(いき)()つて「オギヤ」と(うま)れたのだ。152(うま)れたのが(すなは)()だ。153()出来(でき)たから(おや)()()がついたのだ。154()()夫婦(ふうふ)(おや)でも、155(なん)でもありやしない。156(この)(くらゐ)道理(だうり)(わか)らないで宣伝使(せんでんし)になれるかい。157さうして不幸(ふかう)にして(をつと)()ぬとか、158女房(にようばう)夭折(えうせつ)するとかやつて()よ。159()出来(でき)てからならまだしもだが、160()()(うち)女房(にようばう)(さき)だたれて仕舞(しま)へば、161天地創造(てんちさうざう)神業(かんわざ)御子生(みこう)みが出来(でき)ぬでは()いか。162人間(にんげん)男女(だんぢよ)(いき)(あは)して、163(てん)(ほし)(かず)ほど(この)()(うへ)(ひと)()(たら)はして、164神様(かみさま)御用(ごよう)(たす)けるのだ。165そこで寡夫(やもを)となつたり寡婦(やもめ)となつたり、166(その)神業(しんげふ)(つと)まらぬから、167第二世(だいにせ)(をつと)なり(つま)(めと)るのだ。168(これ)二世(にせ)(つま)()ふのだい。169貴様(きさま)(やう)(この)()十分(じふぶん)イチヤついて、170(また)幽世(あのよ)()つてからもイチヤつかうと()(やう)狡猾(ずる)(かんが)へとはチト(ちが)ふぞ。171さうして二世(にせ)(つま)が、172(また)もや不幸(ふかう)にして中途(ちうと)()出来(でき)ずに(さき)()んで仕舞(しま)つたら、173(をつと)はもう天命(てんめい)だと(あきら)めるのだ。174三回(さんくわい)(つま)()つと()(こと)は、175神界(しんかい)天則(てんそく)違反(ゐはん)するものだ。176それで(やむ)()ざれば177二人目(ふたりめ)(つま)までは是非(ぜひ)なし178()つて神様(かみさま)御許(おゆる)(くだ)さるのだ。179(それ)夫婦(ふうふ)二世(にせ)()ふのだよ。180あゝあ一人(ひとり)宣伝使(せんでんし)(こしら)(やう)(おも)へば(ほね)()れる(こと)だ、181(かた)(かいな)もメキメキするワイ』
182 淤縢山津見(おどやまづみ)(かん)()り、
183『ヤア、184蚊々虎(かがとら)(えら)(こと)()ふね。185吾々(われわれ)(いま)まで取違(とりちがひ)をしてゐた。186さう()けばさうだ。187正鹿山津見(まさかやまづみ)さま、188如何(いか)にもさうですね。189(なん)でも()(こと)()のつかない(こと)が、190()(なか)には沢山(たくさん)ありますなあ。191三人(さんにん)()れば文殊(もんじゆ)智慧(ちゑ)とやら、192イヤもう()(こと)()かして(もら)ひました。193南無蚊々虎大明神(なむかがとらだいみやうじん)
194 駒山彦(こまやまひこ)は、
195親子(おやこ)一世(いつせ)196夫婦(ふうふ)二世(にせ)197そいつは貴様(きさま)の、198オイ蚊々虎(かがとら)先生(せんせい)懇篤(こんとく)なる、199綿密(めんみつ)なる、200明細(めいさい)なる、201詳細(しやうさい)なる、202正直(しやうぢき)なる……』
203蚊々虎(かがとら)馬鹿(ばか)204(ひと)をヒヨツトくるか、205蚊々虎(かがとら)大明神(だいみやうじん)だぞ』
206『ヒヨツトコ ヒヨツトコ()(やつ)もあれば、207(はし)つて()(やつ)もあるワイ』
208(こま)つた(やつ)だなア、209主従(しゆじゆう)三世(さんせ)だ。210今日(けふ)から貴様(きさま)蚊々虎(かがとら)家来(けらい)()いぞ』
211家来(けらい)()いもあつたものかい、212(たれ)貴様(きさま)家来(けらい)になつたのだ。213ソンナ法螺(ほら)()かずに主従(しゆじゆう)三世(さんせ)因縁(いんねん)()かして(くだ)さらぬかイ』
214蚊々虎(かがとら)(くだ)さらぬかなら、215()うてやらう。216(ひと)(もの)(をし)へて(もら)(とき)には矢張(やつぱ)謙遜(へりくだ)るものだ。217からだ(とく)をつけて(もら)ふのだからな。218オホン、219主従(しゆじゆう)三世(さんせ)()(こと)は、220(たと)へて()へば(この)蚊々虎(かがとら)さまは、221もとは此処(ここ)にござる淤縢山津見様(おどやまづみさま)醜国別(しこくにわけ)()うて(わる)(こと)(ばか)りやつて()(とき)(おれ)家来(けらい)であつた。222(しか)しコンナ主人(しゆじん)(つか)へて()つては行末(ゆくすゑ)(おそ)ろしいと(おも)つたものだから、223如何(どう)かして(ひま)()れて()らうと(おも)うたのだ。224さうした(ところ)がネツカラ()主人(しゆじん)()つからぬのだ。225(さが)してゐる矢先(やさき)()出神(でのかみ)()立派(りつぱ)宣伝使(せんでんし)(あら)はれたのだ。226それで此方(こな)さまは、227第二世(だいにせ)御主人(ごしゆじん)()出神(でのかみ)にお(つか)(まを)して()るのだ。228さうして淤縢山(おどやま)さまは、229蚊々虎(かがとら)々々々(かがとら)()つて家来(けらい)(あつか)ひをされても、230(おれ)(こころ)五文(ごもん)五文(ごもん)だ。231その(かは)一旦(いつたん)主人(しゆじん)ときめた()出神(でのかみ)(まへ)()つた(くらゐ)なら、232ドンナ(もの)だい。233(しん)(せつ)()(まも)り、234万一(まんいち)()出神(でのかみ)(さま)(おれ)見当(けんたう)(ちが)ひで悪神(あくがみ)であつたと()がついた(とき)は、235(その)(とき)こそ弊履(へいり)()つるが(ごと)くに主人(しゆじん)(ひま)()るのだ。236さうして(また)適当(てきたう)主人(しゆじん)(さが)して、237それに(つか)へるのだ。238それを三世(さんせ)主従(しゆじゆう)()ふのだよ。239三代目(さんだいめ)主人(しゆじん)醜国別(しこくにわけ)よりも、240もつともつと(わる)(やつ)でも、241もう()へる(こと)出来(でき)ない。242そこになつたら、243アヽ惟神(かむながら)だ、244因縁(いんねん)だと度胸(どきよう)()ゑて、245一代(いちだい)主人(しゆじん)(あふ)ぐのだ。246三回(さんくわい)まで主人(しゆじん)()へ、247師匠(ししやう)()へるのは、248()むを()ない場合(ばあひ)神様(かみさま)(ゆる)して(くだ)さるが、249(それ)以上(いじやう)所謂(いはゆる)天則違反(てんそくゐはん)だ。250主従(しゆじゆう)四世(よんせ)()(こと)はならぬから「主従(しゆじゆう)三度(さんど)まで()へても()むを()ず」と()神様(かみさま)限度(げんど)をお()めになつて()るのだよ。251どうだ、252(こま)253(おれ)()んでくくめるやうな御説教(ごせつけう)が、254(はらわた)にしみこみたか、255シユジユと(おと)がして()()むだらう。256賛成(さんせい)したか、257それで主従(しゆじゆう)三世(さんせ)だよ』
258 一同(いちどう)(こゑ)(そろ)へて、
259『アハヽヽヽ、260オホヽヽヽ』
261大正一一・二・一〇 旧一・一四 北村隆光録)
   
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