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明治三十八年旧四月十六日
インフォメーション
種類：
大本神諭
年月日：
1905（明治38）年5月20日（旧4月16日）
神霊界掲載号：
大正6年8月1日号（第50号） 4頁
神霊界八幡書店復刻版：
第1巻 320頁
七巻本：
第1巻 232頁
五巻本：
未調査
三五神諭：
第23章（霊界物語第60巻「三五神諭」の章）
東洋文庫天の巻：
36頁
東洋文庫火の巻：
なし
連合会水の巻：
なし
大本史料集成：
未調査
庶民生活史料集成：
なし
概要：
備考：
タグ：
データ凡例：
データ最終更新日：
2017-07-18 06:52:50
OBC ：
os041
001
艮
(
うしとらの
)
金神
(
こんじん
)
国常立尊
(
くにとこたちのみこと
)
出口
(
でぐち
)
の
守
(
かみ
)
と
現
(
あらは
)
れて、
002
二度目
(
にどめ
)
の
天
(
あま
)
の
岩戸
(
いわと
)
開
(
びら
)
きを
致
(
いた
)
すに
就
(
つい
)
ては、
003
昔
(
むかし
)
の
世
(
よ
)
の
元
(
もと
)
から
拵
(
こし
)
らへてある、
004
因縁
(
いんねん
)
の
身魂
(
みたま
)
を
此
(
この
)
大本
(
おほもと
)
へ
引
(
ひき
)
寄
(
よ
)
して、
005
夫々
(
それぞれ
)
に
御用
(
ごよう
)
を
申
(
もうし
)
付
(
つ
)
けるぞよ。
006
今度
(
こんど
)
の
御用
(
ごよう
)
は
因縁
(
いんねん
)
無
(
な
)
くては
勤
(
つと
)
まらんぞよ。
007
先
(
さき
)
に
成
(
な
)
りたら
金銀
(
きんぎん
)
は
降
(
ふ
)
る
如
(
ごと
)
くに
寄
(
よ
)
りて
来
(
く
)
るから、
008
そうなりたら
我
(
われ
)
も
私
(
わし
)
もと
申
(
もう
)
して
金
(
かね
)
持
(
も
)
って
御用
(
ごよう
)
さして
下
(
くだ
)
されと
申
(
もうし
)
て
出
(
で
)
て
来
(
く
)
るなれど、
009
因縁
(
いんねん
)
なき
身魂
(
みたま
)
には
何程
(
なにほど
)
結構
(
けっこう
)
に
申
(
もう
)
しても
一文
(
いちもん
)
も
使
(
つか
)
ふ
事
(
こと
)
は
出来
(
でき
)
んぞよ。
010
是
(
これ
)
から
先
(
さき
)
になると
金銀
(
きんぎん
)
を
積
(
つ
)
んで、
011
神
(
かみ
)
の
御用
(
ごよう
)
を
致
(
いた
)
さして
欲
(
ほ
)
しいと、
012
頼
(
たの
)
みに
来
(
く
)
るもの
斗
(
ばか
)
りで
在
(
あ
)
れど、
013
一々
(
いちいち
)
神
(
かみ
)
に
伺
(
うかが
)
い
致
(
いた
)
してからで
無
(
な
)
いと、
014
受
(
うけ
)
取
(
と
)
る
事
(
こと
)
は
成
(
な
)
らんぞよ。
015
この
大本
(
おほもと
)
は
金銀
(
きんぎん
)
に
目
(
め
)
を
掛
(
かけ
)
る
事
(
こと
)
は
相成
(
あいな
)
らんから、
016
何程
(
なにほど
)
辛
(
つら
)
くても
今
(
いま
)
の
内
(
うち
)
は
木
(
こ
)
の
葉
(
は
)
なりと、
017
草
(
くさ
)
なりと
食
(
たべ
)
てでも、
018
凌
(
しの
)
ぎて
御用
(
ごよう
)
を
致
(
いた
)
して
居
(
を
)
りて
下
(
くだ
)
さりたら、
019
神
(
かみ
)
が
性念
(
しょうねん
)
を
見届
(
みとどけ
)
た
上
(
うへ
)
では
何事
(
なにごと
)
も
思
(
おも
)
ふやうに、
020
金
(
かね
)
の
心配
(
しんぱい
)
も
致
(
いた
)
さいでも
善
(
よ
)
きやうに
守護
(
しゅご
)
が
致
(
いた
)
してあるぞよ。
021
今
(
いま
)
が
金輪際
(
こんりんざい
)
の
叶
(
かな
)
はん
辛
(
つら
)
いとこで
在
(
あ
)
るから、
022
茲
(
ここ
)
を
一
(
ひと
)
つ
堪
(
こば
)
りて
誠
(
まこと
)
を
立
(
たて
)
抜
(
ぬ
)
きて
下
(
くだ
)
さりたら、
023
神
(
かみ
)
が
是
(
これ
)
で
善
(
よ
)
いと
云
(
い
)
ふやうに
成
(
な
)
りたら、
024
楽
(
らく
)
に
御用
(
ごよう
)
が
出来
(
でき
)
るやうにチャンと
仕組
(
しぐみ
)
てあるから、
025
罪穢
(
めぐり
)
のある
金
(
かね
)
は
神
(
かみ
)
の
御用
(
ごよう
)
には
立
(
た
)
てられんぞよ。
026
いつも
筆先
(
ふでさき
)
で
気
(
き
)
を
附
(
つ
)
けて
在
(
あ
)
るが、
027
此
(
この
)
大本
(
おほもと
)
は
艮
(
うしとらの
)
金神
(
こんじん
)
の
筆先
(
ふでさき
)
で
世
(
よ
)
を
開
(
ひら
)
く
処
(
ところ
)
であるから、
028
余
(
あま
)
り
霊学
(
れいがく
)
斗
(
ばか
)
りに
凝
(
こ
)
ると
筆先
(
ふでさき
)
が
粗略
(
およそ
)
になりて、
029
誠
(
まこと
)
が
却
(
かえ
)
って
解
(
わか
)
らんやうに
成
(
な
)
りて、
030
神
(
かみ
)
の
神慮
(
きかん
)
に
叶
(
かな
)
はんから、
031
筆先
(
ふでさき
)
を
七分
(
しちぶ
)
にして
霊学
(
れいがく
)
を
三分
(
さんぶ
)
で
開
(
ひら
)
いて
下
(
くだ
)
されよ。
032
帰神
(
かんがかり
)
ばかりに
固
(
こ
)
ると
最初
(
はじめ
)
は
人
(
ひと
)
が
珍
(
めず
)
らしがりて
寄
(
よ
)
りて
来
(
く
)
るなれど、
033
余
(
あま
)
り
碌
(
ろく
)
な
神
(
かみ
)
は
出
(
で
)
て
来
(
こ
)
んから、
034
終
(
しまい
)
には
山子師
(
やまし
)
、
035
飯綱使
(
いづなつかい
)
、
036
悪魔使
(
あくまつかい
)
と
言
(
い
)
はれて、
037
一代
(
いちだい
)
思
(
おも
)
はくは
立
(
たた
)
んぞよ。
038
思
(
おも
)
はくが
立
(
たた
)
ん
斗
(
ばか
)
りか、
039
神
(
かみ
)
の
経綸
(
しぐみ
)
を
取
(
とり
)
違
(
ちが
)
い
致
(
いた
)
す
人民
(
じんみん
)
が
出来
(
でき
)
て
来
(
き
)
て、
040
此
(
こ
)
の
誠
(
まこと
)
の
正味
(
せうまつ
)
の
教
(
おしへ
)
をワヤに
致
(
いた
)
すから、
041
永
(
なが
)
らく
変生女子
(
へんじょうにょし
)
に
気
(
き
)
を
附
(
つ
)
けて
知
(
し
)
らしたなれど、
042
今
(
いま
)
に
霊学
(
れいがく
)
が
結構
(
けっこう
)
じゃ、
043
筆先
(
ふでさき
)
ども
何
(
なに
)
に
成
(
な
)
ると
申
(
もう
)
して
一寸
(
ちょっと
)
も
聞
(
きき
)
入
(
い
)
れぬが、
044
どうしても
聞
(
き
)
かな
聞
(
き
)
くやうにして、
045
改心
(
かいしん
)
さして
見
(
み
)
せるぞよ。
046
神
(
かみ
)
の
申
(
もう
)
す
事
(
こと
)
を
叛
(
そむ
)
いて
何
(
なん
)
なりと
行
(
や
)
りて
見
(
み
)
よれ、
047
足元
(
あしもと
)
から
鳥
(
とり
)
が
飛
(
たつ
)
やうなビックリが
出
(
で
)
て
来
(
く
)
るぞよ。
048
世間
(
せけん
)
からは
悪
(
わる
)
く
申
(
もう
)
され、
049
神
(
かみ
)
には
気障
(
きざわり
)
と
成
(
な
)
るから、
050
何
(
なに
)
も
成就
(
じょうじゅ
)
いたさずに
大
(
おほ
)
きな
気
(
き
)
の
毒
(
どく
)
が
出来
(
でき
)
るのが、
051
見
(
み
)
え
透
(
す
)
いて
居
(
を
)
るから、
052
其
(
そ
)
れを
見
(
み
)
るのが
憐然
(
かわいさう
)
なから、
053
毎度
(
まいど
)
出口
(
でぐち
)
の
手
(
て
)
で
神
(
かみ
)
が
知
(
し
)
らせば、
054
肉体
(
にくたい
)
で
出口
(
でぐち
)
直
(
なを
)
が
書
(
か
)
くのじゃと
申
(
もう
)
して
御座
(
ござ
)
るが、
055
茲
(
ここ
)
しばらく
見
(
み
)
て
居
(
を
)
りたら
解
(
わか
)
りて
来
(
き
)
て、
056
頭
(
あたま
)
を
逆様
(
さかさま
)
にして
歩行
(
あるか
)
んならん
事
(
こと
)
が
出来
(
しゅったい
)
するぞよ。
057
変生女子
(
へんじょうにょし
)
は
帰神
(
かんがかり
)
で
開
(
ひら
)
きたいのが
病気
(
やまい
)
であるから、
058
一番
(
いちばん
)
にこの
病気
(
やまい
)
を
癒
(
なを
)
してやるぞよ。
059
心
(
こころ
)
から
発根
(
ほっごん
)
と
癒
(
なを
)
せば
宜
(
よ
)
いなれど、
060
如何
(
どう
)
しても
聞
(
き
)
かねば
激
(
はげ
)
しき
事
(
こと
)
をして
見
(
み
)
せて、
061
眼
(
め
)
を
開
(
あ
)
けさしてやるぞよ。
062
狐狸
(
こり
)
野天狗
(
のてんぐ
)
なぞの
霊魂
(
みたま
)
に
弄
(
もてあそ
)
びに
仕
(
し
)
られて、
063
夫
(
そ
)
れで
神国
(
しんこく
)
の
御用
(
ごよう
)
が
出来
(
でき
)
ると
思
(
おも
)
ふのか。
064
夫
(
そ
)
れでも
神国
(
しんこく
)
の
人民
(
じんみん
)
じゃと
思
(
おも
)
ふて
居
(
を
)
るのか。
065
畜生
(
ちくしょう
)
の
容器
(
ゐれもの
)
にしられて
夫
(
そ
)
れを
結構
(
けっこう
)
と
思
(
おも
)
ふのか。
066
神界
(
しんかい
)
の
大罪人
(
だいざいにん
)
と
成
(
な
)
りても
満足
(
まんぞく
)
なのか。
067
訳
(
わけ
)
が
判
(
わか
)
らんと
申
(
もう
)
しても
余
(
あま
)
りであるぞよ。
068
斯
(
こ
)
うは
言
(
い
)
ふものの、
069
女子
(
にょし
)
の
霊魂
(
みたま
)
は
何時
(
いつ
)
も
申
(
もう
)
す
通
(
とほ
)
り、
070
世界
(
せかい
)
一切
(
いっさい
)
の
事
(
こと
)
が
写
(
うつ
)
るのであるから、
071
此
(
この
)
大本
(
おほもと
)
へ
立
(
たち
)
寄
(
よ
)
る
人民
(
じんみん
)
は
女子
(
にょし
)
の
行
(
や
)
りかたを
見
(
み
)
て、
072
世界
(
せかい
)
は
斯
(
こ
)
んな
事
(
こと
)
に
成
(
な
)
りて
居
(
を
)
るのかと
改心
(
かいしん
)
を
為
(
す
)
るやうに、
073
神
(
かみ
)
から
女子
(
にょし
)
の
身魂
(
みたま
)
が
拵
(
こし
)
らへて
在
(
あ
)
るのであるから、
074
誤解
(
とりちがい
)
をいたさぬやうに
御蔭
(
おかげ
)
を
取
(
と
)
りて
下
(
くだ
)
されよ。
075
他人
(
ひと
)
が
悪
(
わる
)
い
悪
(
わる
)
いと
思
(
おも
)
ふて
居
(
を
)
ると、
076
全部
(
さっぱり
)
自分
(
われ
)
の
事
(
こと
)
が
鏡
(
かがみ
)
に
写
(
うつ
)
りて
居
(
を
)
るのであるから、
077
他人
(
ひと
)
が
悪
(
わる
)
く
見
(
み
)
えるのは、
078
自己
(
われ
)
に
悪
(
わる
)
い
処
(
ところ
)
や
霊魂
(
みたま
)
に
雲
(
くも
)
が
掛
(
かか
)
りて
居
(
を
)
るからであるから、
079
鏡
(
かがみ
)
を
見
(
み
)
て
自己
(
われ
)
の
身魂
(
みたま
)
から
改心
(
かいしん
)
いたさす
様
(
やう
)
に、
080
此
(
この
)
世
(
よ
)
の
元
(
もと
)
から
変生女子
(
へんじょうにょし
)
の
霊魂
(
みたま
)
がこしらへて
在
(
あ
)
りての、
081
今度
(
こんど
)
の
二度目
(
にどめ
)
の
天
(
あま
)
の
岩戸
(
いわと
)
開
(
びら
)
きであるから、
082
一寸
(
ちょっと
)
やソットには
解
(
わか
)
る
様
(
やう
)
な
浅
(
あさ
)
い
経綸
(
しぐみ
)
で
無
(
な
)
いから、
083
改心
(
かいしん
)
いたして
身魂
(
みたま
)
を
研
(
みが
)
くが
一等
(
いっとう
)
であるぞよ。
084
世
(
よ
)
の
元
(
もと
)
の
誠
(
まこと
)
の
生神
(
いきがみ
)
は、
085
今迄
(
いままで
)
は
物
(
もの
)
は
言
(
い
)
はなんだぞよ。
086
世
(
よ
)
の
替
(
かわ
)
り
目
(
め
)
に
神
(
かみ
)
が
移
(
うつ
)
りて、
087
世界
(
せかい
)
の
事
(
こと
)
を
知
(
し
)
らせねば
成
(
な
)
らぬから、
088
出口
(
でぐち
)
直
(
なを
)
は
因縁
(
いんねん
)
ある
霊魂
(
みたま
)
であるから、
089
憑
(
うつ
)
りて
何事
(
なにごと
)
も
知
(
し
)
らせるぞよ。
090
世
(
よ
)
が
治
(
をさま
)
りたら
神
(
かみ
)
は
何
(
なに
)
も
申
(
もう
)
さんぞよ。
091
狐狸
(
こり
)
や
天狗
(
てんぐ
)
ぐらいは
何時
(
いつ
)
でも
誰
(
だれ
)
［
＊
底本では「誰」に「かまわず」とルビが振ってある。
］
にでも
憑
(
うつ
)
るが、
092
この
金神
(
こんじん
)
は
禰宜
(
ねぎ
)
や
巫子
(
みこ
)
には
憑
(
うつ
)
らんぞよ。
093
何程
(
なにほど
)
神憑
(
かんがかり
)
に
骨
(
ほね
)
を
折
(
を
)
りたとて、
094
誠
(
まこと
)
の
神
(
かみ
)
は
肝腎
(
かんじん
)
の
時
(
とき
)
でないと
憑
(
うつ
)
らんぞよ。
095
何
(
なに
)
も
解
(
わか
)
らん
神
(
かみ
)
が
憑
(
うつ
)
りて
参
(
まい
)
りて、
096
知
(
し
)
った
顔
(
かお
)
をいたして
種々
(
いろいろ
)
と
口走
(
くちばし
)
りて、
097
肝腎
(
かんじん
)
の
仕組
(
しぐみ
)
も
解
(
わか
)
らずに
世
(
よ
)
の
立替
(
たてかへ
)
の
邪魔
(
じゃま
)
をいたすから、
098
一寸
(
ちょっと
)
の
油断
(
ゆだん
)
も
出来
(
でき
)
んから、
099
余程
(
よほど
)
審神者
(
さにわ
)
が
確固
(
しっかり
)
いたさんと
大
(
おほ
)
きな
不首尾
(
ふしゅび
)
が
出来
(
しゅったい
)
するから、
100
厭
(
いや
)
がられても
世界中
(
せかいじゅう
)
が
大事
(
だいじ
)
であるから、
101
不調法
(
ぶちょうほう
)
の
無
(
な
)
いやうに
気
(
き
)
を
附
(
つ
)
けてやるのを、
102
野蛮
(
やばん
)
神
(
がみ
)
が
何
(
なに
)
を
吐
(
ぬか
)
す
位
(
ぐらい
)
により
取
(
と
)
りて
呉
(
く
)
れんから、
103
誠
(
まこと
)
に
神
(
かみ
)
も
出口
(
でぐち
)
直
(
なを
)
も
苦労
(
くろう
)
をいたすぞよ。
104
神憑
(
かんがかり
)
で
何
(
なに
)
も
彼
(
か
)
も
世界中
(
せかいじゅう
)
の
事
(
こと
)
が、
105
解
(
わか
)
るやうに
思
(
おも
)
ふて
居
(
を
)
ると、
106
全然
(
さっぱり
)
了見
(
りょうけん
)
が
違
(
ちが
)
ふぞよ。
107
神
(
かみ
)
の
申
(
もう
)
す
中
(
うち
)
に
聞
(
き
)
いて
置
(
お
)
かんと、
108
世間
(
せけん
)
へ
顔出
(
かおだ
)
しが
出来
(
でき
)
んやうな、
109
恥
(
はず
)
かしき
事
(
こと
)
が
出来
(
しゅったい
)
いたすぞよ。
110
この
神
(
かみ
)
一言
(
ひとこと
)
申
(
もう
)
したら
何時
(
いつ
)
になりても、
111
一分一厘
(
いちぶいちりん
)
間違
(
まちが
)
いはないぞよ。
112
髪
(
かみ
)
の
毛
(
け
)
一本程
(
いっぽんほど
)
でも
間違
(
まちが
)
ふやうな
事
(
こと
)
では、
113
三千年
(
さんぜんねん
)
かかりて
仕組
(
しぐ
)
んだ
事
(
こと
)
が
水
(
みず
)
の
泡
(
あわ
)
に
成
(
な
)
るから、
114
そんな
下手
(
へた
)
な
経綸
(
しぐみ
)
は
世
(
よ
)
の
元
(
もと
)
から、
115
元
(
もと
)
の
生神
(
いきがみ
)
は
致
(
いた
)
して
無
(
な
)
いから、
116
素直
(
すなを
)
に
神
(
かみ
)
の
申
(
もう
)
す
事
(
こと
)
を
聞
(
きい
)
て
下
(
くだ
)
されよ。
117
世界
(
せかい
)
の
神
(
かみ
)
、
118
仏事
(
ぶつじ
)
、
119
人民
(
じんみん
)
を
助
(
たす
)
けたさの
永
(
なが
)
らくの
神
(
かみ
)
は
苦労
(
くろう
)
であるぞよ。
120
誰
(
たれ
)
に
因
(
よ
)
らず
慢神
(
まんしん
)
と
誤解
(
とりちがい
)
が
大
(
おほ
)
怪我
(
けが
)
の
元
(
もと
)
と
成
(
な
)
るぞよ。
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神諭
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