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明治三十六年旧八月三十日
インフォメーション
種類：
大本神諭
年月日：
1903（明治36）年10月20日（旧8月30日）
神霊界掲載号：
大正8年12月15日号（第100号） 13頁
神霊界八幡書店復刻版：
第5巻 561頁
七巻本：
第7巻 102頁
五巻本：
未調査
三五神諭：
なし
東洋文庫天の巻：
なし
東洋文庫火の巻：
なし
連合会水の巻：
なし
大本史料集成：
未調査
庶民生活史料集成：
なし
概要：
備考：
タグ：
データ凡例：
データ最終更新日：
2017-07-10 21:50:46
OBC ：
os242
001
艮
(
うしとら
)
の
金神
(
こんじん
)
若姫岐美命
(
わかひめぎみのみこと
)
、
002
出口
(
でぐち
)
の
加美
(
かみ
)
が
顕現
(
あらはれ
)
ると、
003
世界
(
せかい
)
が
何彼
(
なにか
)
の
出来事
(
こと
)
が
激
(
はげ
)
しくなるぞよ。
004
明治
(
めいじ
)
二十五
年
(
ねん
)
から
申
(
もう
)
してある
神示
(
こと
)
が、
005
追々
(
をいをい
)
日
(
ひ
)
に
増
(
ま
)
しに
実現
(
で
)
て
来
(
く
)
るぞよ。
006
先繰
(
せんぐ
)
り
鏡
(
かがみ
)
の
出
(
で
)
る
大本
(
おほもと
)
、
007
心
(
こころ
)
に
間違
(
まちがひ
)
ありて、
008
取
(
と
)
り
損
(
ぞこな
)
ひを
為
(
し
)
て
置
(
を
)
いて、
009
実地
(
じっち
)
が
出
(
で
)
て
来
(
く
)
ると、
010
口惜
(
くや
)
しき
事
(
こと
)
がある
由
(
よ
)
って、
011
未然
(
さき
)
に
気
(
き
)
を
付
(
つ
)
けて
置
(
を
)
くぞよ。
012
今度
(
こんど
)
の
神業
(
こと
)
は
太古
(
むかし
)
から
未
(
ま
)
だ
此
(
こ
)
の
世
(
よ
)
に
無
(
な
)
き
神業
(
こと
)
であるから、
013
014
皆
(
みな
)
が
取
(
と
)
り
違
(
ちが
)
ひを
致
(
いた
)
すから、
015
充分
(
よく
)
判
(
わか
)
る
如
(
よ
)
うに、
016
出口
(
でぐち
)
の
手
(
て
)
で、
017
徹底的
(
よく
)
判
(
わか
)
る
如
(
や
)
うに
書
(
か
)
かすのであるから、
018
取
(
と
)
り
様
(
よう
)
が
違
(
ちが
)
ふと、
019
眼
(
め
)
の
前
(
さき
)
に
降
(
ふ
)
りて
来
(
き
)
て
居
(
を
)
る
神理霊徳
(
おかげ
)
が
感得
(
と
)
れん
様
(
やう
)
になるぞよ。
020
神理霊徳
(
おかげ
)
感得
(
と
)
れぬのは
種々様々
(
いろいろ
)
と
心
(
こころ
)
に
間違
(
まちが
)
ひがありて、
021
結構
(
けっこう
)
な
御神徳
(
おかげ
)
を
取
(
と
)
り
外
(
はづ
)
すのざが、
022
人民
(
じんみん
)
と
言
(
い
)
ふ
者
(
もの
)
は、
023
神
(
かみ
)
とは
全然
(
さっぱり
)
反対
(
はんたい
)
であるぞよ。
024
此
(
こ
)
の
方
(
ほう
)
は
心
(
こころ
)
の
清浄
(
きれい
)
な
人民
(
じんみん
)
を
好
(
す
)
くぞよ。
025
余
(
あま
)
り
気
(
き
)
の
穢
(
きた
)
ない
人民
(
じんみん
)
は、
026
良
(
よ
)
い
御神徳
(
おかげ
)
を
能
(
よ
)
う
感得
(
と
)
らんぞよ。
027
是
(
これ
)
からは
表面
(
うわつら
)
を
飾
(
かざ
)
らいでも、
028
腹
(
はら
)
の
中
(
なか
)
の
潔白
(
きれい
)
な
人民
(
じんみん
)
が、
029
御神徳
(
おかげ
)
感得
(
と
)
るのが
速
(
はや
)
いぞよ。
030
醜
(
みぐる
)
しき
人民
(
じんみん
)
の
掃除
(
そうじ
)
致
(
いた
)
すのには、
031
骨
(
ほね
)
が
折
(
を
)
れるぞよ。
032
吾
(
わ
)
れの
身魂
(
みたま
)
が
曇
(
くも
)
りて
居
(
を
)
ると、
033
神
(
かみ
)
とは
物事
(
もの
)
が
全然
(
さっぱり
)
反対
(
はんたい
)
であるから、
034
真実
(
まこと
)
申
(
もう
)
して
遣
(
や
)
ると
悪
(
わる
)
く
感得
(
とる
)
ので、
035
真実
(
まこと
)
の
神理霊徳
(
おかげ
)
を
遣
(
や
)
る
人民
(
じんみん
)
が
無
(
な
)
いから、
036
神業
(
もの
)
が
遅
(
をそ
)
くなるのじゃぞよ。
037
此
(
こ
)
の
方
(
ほう
)
が
表面
(
おもて
)
に
天晴
(
すっくり
)
と
顕現
(
あらはれ
)
ると、
038
霊主体従
(
ぜん
)
と
体主霊従
(
あく
)
とが
立別
(
たてわか
)
るから、
039
今
(
いま
)
の
内
(
うち
)
に
身魂
(
みだま
)
を
磨
(
みが
)
いて
置
(
を
)
かんと、
040
大本
(
おほもと
)
に
吾
(
わ
)
れも
私
(
わし
)
もと
申
(
もう
)
して
出
(
で
)
て
来
(
き
)
だすが、
041
磨
(
みが
)
けん
身魂
(
みたま
)
は
這入
(
はい
)
る
事
(
こと
)
が
出来
(
でき
)
んことになるぞよ。
042
綾部
(
あやべ
)
の
大本
(
おほもと
)
は、
043
日参
(
にっさん
)
を
致
(
いた
)
しても、
044
昔
(
むかし
)
から
信心
(
しんじん
)
して
居
(
を
)
りても、
045
道
(
みち
)
の
違
(
ちが
)
ふ
信心
(
しんじん
)
為
(
し
)
て
居
(
を
)
ると、
046
正実神秘
(
まこと
)
の
神言経綸
(
こと
)
を
言
(
い
)
ふて
貰
(
もら
)
へんぞよ。
047
腹
(
はら
)
の
中
(
なか
)
迄
(
まで
)
視貫
(
みぬ
)
いた
其
(
そ
)
の
上
(
うへ
)
で、
048
初発
(
しょっぱつ
)
から
松心
(
まつごころ
)
で、
049
続
(
つづ
)
いて
来
(
き
)
た
人
(
ひと
)
は
結構
(
けっこう
)
なれど、
050
迷
(
まよ
)
い
心
(
ごころ
)
のある
人
(
ひと
)
は、
051
又
(
また
)
夫
(
そ
)
れ
丈
(
だ
)
けの
御神徳
(
おかげ
)
ほかないぞよ。
052
初発
(
しょっぱつ
)
から
変
(
かは
)
らずに、
053
艮
(
うしとら
)
の
金神
(
こんじん
)
一
(
ひ
)
と
筋
(
すじ
)
で
来
(
き
)
た
人
(
ひと
)
は、
054
霊異
(
ちがう
)
た
応果
(
こと
)
があるなり。
055
アチラに
迷
(
まよ
)
ひコチラに
迷
(
まよ
)
ひ、
056
心
(
こころ
)
の
多
(
おほ
)
い
人
(
ひと
)
の、
057
利己主義
(
われよし
)
の
人
(
ひと
)
は、
058
又
(
また
)
夫
(
そ
)
れ
丈
(
だ
)
けの
御神徳
(
おかげ
)
ほか
無
(
な
)
いと
言
(
い
)
ふ
神言
(
こと
)
は、
059
度々
(
たびたび
)
気
(
き
)
が
付
(
つ
)
けてあるのに、
060
聞
(
き
)
かんと
置
(
を
)
いて、
061
仕放題
(
しほうだい
)
に
為
(
し
)
て
置
(
お
)
いて、
062
行
(
ゆ
)
く
道
(
みち
)
が
無
(
な
)
き
如
(
よ
)
うになりたと
申
(
もう
)
して、
063
後
(
あと
)
に
戻
(
もど
)
りて、
064
旧道
(
きうみち
)
の
勉強
(
べんきゃう
)
は、
065
仕放題
(
しほうだい
)
に
為
(
し
)
て
居
(
を
)
りた
人
(
ひと
)
は、
066
綾部
(
あやべ
)
の
大本
(
おほもと
)
のイロハ
四十八文字
(
しじゅうはちもじ
)
の
手習
(
てなら
)
ひは、
067
外国
(
がいこく
)
の
学
(
がく
)
の
勉強
(
べんきゃう
)
とは
辛
(
つら
)
いぞよ。
068
辛
(
つら
)
いと
申
(
もう
)
すのは、
069
イロハの
勉強
(
べんきゃう
)
は、
070
筆先
(
ふでさき
)
通
(
どほ
)
りに、
071
行状
(
おこなひ
)
から
日日
(
にちにち
)
の
処世法
(
やりかた
)
を、
072
筆先
(
ふでさき
)
と
合致
(
あふ
)
やうに、
073
行状
(
おこない
)
を
為
(
し
)
て
貰
(
もら
)
はねばならんから、
074
イロハを
是迄
(
これまで
)
に
軽侮
(
あなどり
)
て
居
(
を
)
りた
人程
(
ひとほど
)
、
075
大本
(
おほもと
)
に
出
(
で
)
て
来
(
く
)
ると
修業
(
しゅげふ
)
が
辛
(
つら
)
くなるぞよ。
076
全然
(
さっぱり
)
世
(
よ
)
が
顛倒
(
かへり
)
て
居
(
を
)
りた
故
(
ゆえ
)
に、
077
経綸法
(
やりかた
)
が
違
(
ちが
)
うて
居
(
を
)
るのを、
078
全然
(
さっぱり
)
綾部
(
あやべ
)
の
大本
(
おほもと
)
から、
079
革正
(
なを
)
さなならん
大本
(
おほもと
)
であるぞよ。
080
八十
(
はちじゅう
)
の
手習
(
てなら
)
ひと
申
(
もう
)
すのは、
081
今度
(
こんど
)
世
(
よ
)
が
変
(
かわ
)
ると
神代
(
むかし
)
に
戻
(
もど
)
るから、
082
何
(
なに
)
も
譬喩
(
たとへ
)
が
出
(
だ
)
してあるぞよ。
083
六十
(
ろくじゅう
)
になりてからでも、
084
八十
(
はちじゅう
)
になりてからでも、
085
イロハから
手習
(
てなら
)
ひを
致
(
いた
)
さなならん
世
(
よ
)
が
参
(
まゐ
)
るから。
086
明治
(
めいじ
)
廿五
年
(
ねん
)
から
出口
(
でぐち
)
の
手
(
て
)
で
知
(
し
)
らして
居
(
を
)
るのに、
087
今
(
いま
)
疑惑
(
うたがひ
)
ある
人
(
ひと
)
、
088
気
(
き
)
の
毒
(
どく
)
なものざ。
089
疑
(
うた
)
がふて
居
(
を
)
る
人民
(
じんみん
)
程
(
ほど
)
、
090
今度
(
こんど
)
は
苦
(
くる
)
しむぞよ。
091
苦
(
くる
)
しむのを
見
(
み
)
るのが
神
(
かみ
)
は
辛
(
つら
)
いから、
092
煩
(
くど
)
う
気
(
き
)
が
付
(
つ
)
けてあれども、
093
今
(
いま
)
に
判
(
わか
)
らん
人民
(
じんみん
)
斗
(
ばか
)
り、
094
可愛相
(
かあいさう
)
でも
是非
(
ぜひ
)
無
(
な
)
きこと。
095
言
(
い
)
ふて
遣
(
や
)
りても
真実
(
まこと
)
に
致
(
いた
)
さんし、
096
書
(
か
)
いて
見
(
み
)
せても
見
(
み
)
えず、
097
盲目
(
めくら
)
聾者
(
つんぼ
)
の
世
(
よ
)
になりて
仕舞
(
しま
)
うて
居
(
を
)
るので。
098
神理霊徳
(
おかげ
)
の
戴
(
いただ
)
かせ
方
(
よう
)
が
無
(
な
)
いぞよ。
099
何時
(
いつ
)
迄
(
まで
)
大本
(
おほもと
)
に
初発
(
しょっぱつ
)
から
来
(
き
)
て、
100
長年月
(
ながい
)
修行
(
しゅげう
)
して
来
(
き
)
たとか、
101
私
(
わたくし
)
は
古参
(
ふるい
)
信者
(
しんじゃ
)
だとか
申
(
もう
)
して、
102
エラソウに
言
(
い
)
ふて
居
(
を
)
る
人民
(
じんみん
)
程
(
ほど
)
、
103
真実
(
まこと
)
が
判
(
わか
)
りて
居
(
を
)
らんのざぞよ。
104
大本
(
おほもと
)
の
信仰
(
しんじん
)
の
仕様
(
しやう
)
は、
105
判
(
わか
)
る
人程
(
ひとほど
)
口数
(
くちかず
)
静
(
しづ
)
かなぞよ。
106
吾
(
わ
)
れに
信仰
(
しんこう
)
出来
(
でき
)
て
居
(
を
)
ると
思
(
をも
)
ふて
出
(
で
)
て
来
(
く
)
る
人
(
ひと
)
、
107
夫
(
そ
)
れが
途中
(
とちう
)
の
鼻高
(
はなだか
)
ざ。
108
鼻
(
はな
)
を
捻
(
ね
)
じ
折
(
を
)
りて
仕舞
(
しま
)
うて
遣
(
や
)
るぞよ。
109
厭
(
いや
)
な
人
(
ひと
)
は
来
(
こ
)
んと
置
(
を
)
いて
下
(
くだ
)
されよ。
110
却
(
かへ
)
って
神
(
かみ
)
の
邪魔
(
じゃま
)
になるぞよ。
111
何卒
(
どうぞ
)
して
改心
(
かいしん
)
をさして、
112
又
(
また
)
夫
(
そ
)
れ
夫
(
ぞ
)
れの
御用
(
こと
)
さしてと
思
(
をも
)
ふても、
113
邪魔
(
じゃま
)
になる
人民
(
じんみん
)
、
114
寄
(
よ
)
り
附
(
つ
)
かれん
如
(
よ
)
うになるが、
115
御詫
(
おわび
)
を
致
(
いた
)
すが
良
(
よ
)
いぞよ。
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> 明治36年旧8月30日
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