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インフォメーション
種類:
大本神諭
年月日:
1899(明治32)年5月31日(旧4月22日)
神霊界掲載号:
大正6年11月1日号(第53号) 7頁
神霊界八幡書店復刻版:
第1巻 459頁
七巻本:
第3巻 30頁
五巻本:
未調査
三五神諭:
なし
東洋文庫天の巻:
87頁
東洋文庫火の巻:
なし
連合会水の巻:
なし
大本史料集成:
未調査
庶民生活史料集成:
なし
概要:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
OBC :
os080
001
足立
(
あだち
)
殿
(
どの
)
に
任
(
まか
)
して
置
(
お
)
いては、
002
中々
(
なかなか
)
金神
(
こんじん
)
は
表
(
おもて
)
には
成
(
な
)
らんから、
003
此
(
この
)
事
(
こと
)
は
大望
(
たいもう
)
で
在
(
あ
)
るから、
004
誠
(
まこと
)
の
人
(
ひと
)
に
世話
(
せわ
)
だけ
致
(
いた
)
して
貰
(
もら
)
ふのじゃぞよ。
005
兎
(
と
)
ても
一人
(
ひとり
)
や
二人
(
ふたり
)
で、
006
シャチに
成
(
な
)
りても
行
(
い
)
かんぞよ。
007
この
事
(
こと
)
は
神
(
かみ
)
が
仕組
(
しぐみ
)
いたして
在
(
あ
)
る
事
(
こと
)
であるから、
008
其
(
その
)
方
(
ほう
)
へ
行
(
い
)
きて
世話
(
せわ
)
に
成
(
な
)
りたら、
009
心配
(
しんぱい
)
は
致
(
いた
)
さいでも
宜
(
よ
)
いぞよ。
010
此
(
この
)
事
(
こと
)
は
遠国
(
えんごく
)
から
開
(
ひら
)
けると
申
(
もう
)
して
在
(
あ
)
ろうがな。
011
早
(
はよ
)
う
表
(
おもて
)
へ
出
(
で
)
て
守護
(
しゅご
)
をいたさんと、
012
物事
(
ものごと
)
が
遅
(
おそ
)
くなりて、
013
世界
(
せかい
)
の
人民
(
じんみん
)
が
永
(
なご
)
う
苦
(
くる
)
しむぞよ。
014
表
(
おもて
)
に
成
(
な
)
りたら
神
(
かみ
)
激
(
はげ
)
しくなりて、
015
人民
(
じんみん
)
は
善
(
よ
)
くなるぞよ。
016
陰
(
かげ
)
からの
守護
(
しゅご
)
は
神力
(
しんりょく
)
が
薄
(
うす
)
いから、
017
陽
(
をもて
)
になりて
助
(
たす
)
けるぞよ。
018
仕事
(
しごと
)
も
致
(
いた
)
さずの
信心
(
しんじん
)
は、
019
斯
(
この
)
神
(
かみ
)
は
嫌
(
きら
)
ふぞよ。
020
信心
(
しんじん
)
は
業務
(
しごと
)
の
間暇
(
ほそば
)
に
出来
(
でき
)
るぞよ、
021
出口
(
でぐち
)
直
(
なお
)
に
是
(
これ
)
だけの
御用
(
ごよう
)
をさしたが、
022
六年程
(
ろくねんほど
)
は
仕事
(
しごと
)
の
間暇
(
ほそば
)
にさしたぞよ。
023
上田茂頴明治三十二年二月十日、
024
出口開祖に初めて送りたる文
025
(一)
真
(
まこと
)
の
神
(
かみ
)
の
僕
(
しもべ
)
上田茂頴は、
026
丹波国船井郡園部村黒田に在りて、
027
神の御柱なる最も敬愛する処の、
028
出口の開祖に心の文を書き送り奉る。
029
(二) 神の国の、
030
地の上に建てらる可き時は
来
(
きた
)
れり。
031
一日片時も躊躇し玉ふ時にあらず。
032
仰ぎ願はくは尊き開祖よ、
033
幾多の障害を排除して、
034
只管大神の御心に従ろい玉へ。
035
(三) 神の生命は永遠無窮なり、
036
去れど人の生命には限りあり。
037
大神は斯の限りある人の体によりて、
038
天の下に美はしき神の御国を建てさせむと為し玉ふ。
039
(四) 開祖刀自は大神の御宮居にして、
040
また神の力と頼み玉ふ御柱なり。
041
茂頴もまた神に仕へ奉る者なり。
042
故に、
043
御身と我とは互に大神より、
044
直接
(
じきじき
)
の御言葉を聞けり。
045
何を苦しみ玉ひて乎、
046
罪に汚れし人々の言葉に
躊
(
ため
)
らい玉ふや。
047
時は来たれり、
048
為すは今なり。
049
(五)
織機
(
はた
)
は経糸と緯糸とに由りて初めて織り上るなり。
050
車は両つの輪ありて進み行くなり。
051
如何に強く太く美はしく共、
052
一つ柱の何事をか能よ為す事を得んや。
053
大神の御神諭に由りて伺い奉るに、
054
刀自は百日の水行を以て人々の身魂を清め、
055
神国成就の神業に仕え賜ふ。
056
茂頴は鎮魂を以て人々の身魂を清むる事を仕え奉る。
057
仰ぎ願はくは開祖刀自よ、
058
大神より受け玉へる
汝
(
な
)
が身の内の、
059
最
(
い
)
と清く美はしき直日の霊魂に由りて、
060
省み玉はん事を。
061
(六) いと小さき事の為に、
062
最
(
いと
)
大なる神の御業を、
063
誤ち玉ふ事忽れ、
064
人の為に万民を救ふ、
065
神の大道を忽諸になし玉ふ事なかれ。
066
(七) 彼の大道に障れる人々等も救ふ可き道あり、
067
彼等も共に嬉びて、
068
手を携ふるに至る可し。
069
兎角刀自が平素主唱せらるる、
070
敬神尊皇愛国の至誠には、
071
如何なる邪神と雖も妨ぐる事を得ざるべし。
072
(八) 茲に上田の茂頴、
073
天津神の御言以て、
074
布刀麻邇に占へて、
075
瑞能御魂と現はれて、
076
厳能御魂の宿らせ玉へる開祖刀自の御許に、
077
赤心を書き送り待べる。
078
厳の雄猛び邇猛び玉ひて、
079
神国成就之首途に急がせ玉はん事を祈り奉る。
080
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