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明治三十四年旧一月十六日
インフォメーション
種類:
大本神諭
年月日:
1901(明治34)年3月6日(旧1月16日)
神霊界掲載号:
大正8年12月1日号(第99号) 3頁
神霊界八幡書店復刻版:
第5巻 525頁
七巻本:
第7巻 8頁
五巻本:
未調査
三五神諭:
なし
東洋文庫天の巻:
なし
東洋文庫火の巻:
なし
連合会水の巻:
なし
大本史料集成:
未調査
庶民生活史料集成:
なし
概要:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
OBC :
os225
001
艮
(
うしとら
)
の
金神
(
こんじん
)
国武彦命
(
くにたけひこのみこと
)
と
顕現
(
あらは
)
れて、
002
出口
(
でぐち
)
の
手
(
て
)
で
書
(
か
)
き
置
(
を
)
くぞよ。
003
出口
(
でぐち
)
十
年
(
ねん
)
あとから
有
(
あ
)
るに
有
(
あ
)
られん
肉体
(
にくたい
)
で
心配
(
しんぱい
)
を
命
(
さ
)
したぞよ。
004
是
(
これ
)
は
艮
(
うしとら
)
の
金神
(
こんじん
)
が、
005
出口
(
でぐち
)
の
身体
(
からだ
)
は
此
(
こ
)
の
方
(
ほう
)
の
自由
(
じゆう
)
であれど、
006
肉体
(
にくたい
)
では十
年
(
ねん
)
あとには
何
(
なに
)
も
判
(
わか
)
らん、
007
肉体
(
にくたい
)
に
案内
(
あんない
)
も
無
(
な
)
しに
体内
(
たいない
)
に
入
(
い
)
りて、
008
知
(
し
)
らんものに
知
(
し
)
らん
神言
(
こと
)
を
言
(
ゆ
)
はして、
009
出口
(
でぐち
)
は
因縁
(
いんねん
)
ある
身魂
(
みたま
)
であるから、
010
直
(
すぐ
)
能
(
よ
)
く
判
(
わか
)
りて、
011
何
(
なん
)
を
申
(
もう
)
しても
厭
(
いや
)
と
申
(
もう
)
さんと、
012
御用
(
ごよう
)
聞
(
き
)
いて
下
(
くだ
)
さりた
御蔭
(
おかげ
)
によりて、
013
此
(
こ
)
の
方
(
ほう
)
は
物事
(
ものごと
)
上十
(
じょうじう
)
致
(
いた
)
したぞよ。
014
出口
(
でぐち
)
に
申
(
もう
)
してあること、
015
順
(
じゅん
)
に
出
(
で
)
て
来
(
こ
)
がな。
016
出口
(
でぐち
)
が
良
(
よ
)
くなれば
皆
(
みな
)
良
(
よ
)
くなるぞよ。
017
出口
(
でぐち
)
の
良
(
よ
)
くならんさきに、
018
誰
(
たれ
)
に
由
(
よ
)
らず
目的
(
おもわく
)
立
(
たて
)
ても
真実
(
まこと
)
の
応果
(
こと
)
はないぞよ。
019
余
(
あま
)
り
人民
(
じんみん
)
が
疑
(
うたが
)
ひが
永
(
なが
)
き
故
(
ゆえ
)
、
020
反対
(
あちこち
)
に
転倒
(
かえ
)
りたから、
021
助
(
たす
)
かるものは
助
(
たす
)
けて
置
(
お
)
いて、
022
世
(
よ
)
の
立替
(
たてかえ
)
に
着手
(
かか
)
らうと
思
(
おも
)
うたなれど、
023
気
(
き
)
の
毒
(
どく
)
が
速
(
はや
)
くなりて、
024
神
(
かみ
)
が
真実
(
まこと
)
に
激烈
(
はげ
)
しきから、
025
見
(
み
)
て
居
(
を
)
りて
下
(
くだ
)
されよ。
026
言
(
ゆ
)
うて
聞
(
き
)
かした
位
(
ぐらい
)
では、
027
今
(
いま
)
の
人民
(
じんみん
)
聞
(
き
)
く
人民
(
じんみん
)
一人
(
いちにん
)
も
無
(
な
)
いから、
028
気
(
き
)
の
毒
(
どく
)
でも
何処
(
どこ
)
から
何事
(
なに
)
が
始
(
はじ
)
まるやら
判
(
わか
)
らんぞよ。
029
オドスと
思
(
をも
)
うて
居
(
を
)
ると、
030
スコタン
喰
(
くら
)
ふ
事
(
こと
)
が
出来
(
でけ
)
るぞよ。
031
厳格
(
きび
)
しくなるぞよ。
032
何程
(
なにほど
)
大事
(
だいじ
)
の
人
(
ひと
)
でも
言
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
聞
(
き
)
かん
人
(
ひと
)
亀鑑
(
かがみ
)
にする
大本
(
もと
)
ざ。
033
厭
(
いや
)
な
事
(
こと
)
は
神
(
かみ
)
でも
言
(
ゆ
)
ひともないなれど、
034
さきに
見
(
み
)
えるから、
035
気
(
き
)
を
附
(
つ
)
けるのざぞよ。
036
是
(
これ
)
腹
(
はら
)
の
立
(
た
)
つ
人
(
ひと
)
御神徳
(
おかげ
)
が
取
(
と
)
れんだけざぞよ。
037
モウ
此処
(
ここ
)
まで
来
(
き
)
たら
大丈夫
(
だいじょうぶ
)
、
038
一同
(
いちど
)
に
開
(
ひら
)
く
梅
(
んめ
)
の
花
(
はな
)
、
039
明
(
あ
)
けの
烏
(
からす
)
に
近寄
(
ちかよ
)
りたぞよ。
040
今
(
いま
)
チト
静
(
しづ
)
まりて。
041
今
(
いま
)
開
(
ひら
)
くよりも、
042
毎日
(
いつも
)
申
(
もう
)
す
如
(
よ
)
うに、
043
今日
(
けふ
)
空腹
(
ひも
)
じい
目
(
め
)
を
致
(
いた
)
さん
如
(
や
)
うにして、
044
心魂
(
こころ
)
の
真霊
(
たま
)
を
研磨
(
みが
)
かんと、
045
思
(
をも
)
うて
居
(
を
)
ることがスコタンになるぞよ。
046
神懸
(
かんがかり
)
はいかんぞよ。
047
腹
(
はら
)
立
(
た
)
つ
御方
(
おんかた
)
あるならば、
048
出口
(
でぐち
)
の
宅
(
たく
)
に
参
(
まゐ
)
りて、
049
何
(
なん
)
なりとも
志望
(
おもわく
)
をはなして、
050
思惑
(
おもわく
)
誰
(
たれ
)
に
由
(
よ
)
らん
一度
(
いちど
)
立
(
た
)
てて
見
(
み
)
るも
善
(
よ
)
いぞよ。
051
モウ
此
(
こ
)
の
方
(
ほう
)
も
人民
(
じんみん
)
様
(
さま
)
にはあやまりた。
052
此
(
こ
)
の
鬼神
(
おにがみ
)
と
言
(
ゆ
)
はれた
神
(
かみ
)
も、
053
今
(
いま
)
の
人民
(
じんみん
)
さんには
閉口
(
へいこう
)
ざぞよ。
054
如何様
(
なんぼ
)
大事
(
だいじ
)
の
人間
(
ひと
)
でも、
055
如斯
(
こんな
)
大望
(
たいもう
)
な
神事
(
こと
)
近寄
(
ちかよ
)
りて
来
(
く
)
るから、
056
人
(
ひと
)
の
一人
(
ひとり
)
や
二人
(
ふたり
)
に
係
(
かか
)
りて
居
(
を
)
りたら、
057
神界
(
しんかい
)
へ
申
(
もう
)
し
訳
(
わけ
)
の
無
(
な
)
き
事
(
こと
)
が
出来
(
でけ
)
るから、
058
十
年
(
ねん
)
気
(
き
)
を
附
(
つ
)
けさして
有
(
あ
)
るから、
059
神
(
かみ
)
出口
(
でぐち
)
に、
060
是
(
これ
)
に
落度
(
おちど
)
はあるまい、
061
何処
(
どこ
)
へも
不足
(
ふそく
)
言
(
ゆ
)
うて
行
(
ゆ
)
く
所
(
とこ
)
無
(
な
)
いぞよ。
062
字
(
じ
)
が
悪
(
わる
)
くて
開
(
ひら
)
けん
如
(
よ
)
うな
事
(
こと
)
なら、
063
開
(
ひら
)
かんと
置
(
お
)
いて
下
(
くだ
)
されよ。
064
此点
(
ここ
)
は
態
(
わざ
)
とざ。
065
出口
(
でぐち
)
は
筆
(
ふで
)
でも
三銭
(
さんせん
)
の
筆
(
ふで
)
一本
(
いっぽん
)
買
(
か
)
はして、
066
墨六銭
(
すみろくせん
)
で
一挺
(
いってう
)
買
(
か
)
はした
丈
(
だ
)
けざぞよ。
067
紙
(
かみ
)
はお
供
(
そな
)
への
紙
(
かみ
)
、
068
よくせきで
無
(
な
)
いと
紙
(
かみ
)
も
買
(
か
)
はして
無
(
な
)
いぞよ。
069
斯
(
こ
)
の
御道
(
おんみち
)
は
利口
(
りこう
)
出
(
だ
)
したら、
070
腹
(
はら
)
立
(
た
)
つ
程
(
ほど
)
、
071
毎度
(
まいど
)
申
(
もう
)
すが、
072
速
(
はやく
)
功名
(
てがら
)
致
(
いた
)
したい
如
(
よ
)
うな
心
(
こころ
)
ある
人
(
ひと
)
は、
073
真実
(
まこと
)
の
神心
(
きかい
)
に
協
(
かな
)
はんぞよ。
074
其様
(
そん
)
な
小
(
ちい
)
さい
経綸
(
しぐみ
)
と
思
(
おも
)
うて
居
(
を
)
ると、
075
慮見
(
りょうけん
)
違
(
ちが
)
ふと、
076
出口
(
でぐち
)
が
気
(
き
)
苦労
(
ぐろう
)
致
(
いた
)
すと、
077
此
(
こ
)
の
方
(
ほう
)
の
気障
(
きざわ
)
りとなるから、
078
斯
(
この
)
様
(
よう
)
に
申
(
もう
)
すと、
079
肉体心
(
にくたい
)
で
出口
(
でぐち
)
が
書
(
か
)
く
如
(
よ
)
うに、
080
判
(
わか
)
らん
人
(
ひと
)
は
思
(
をも
)
ふであらうなれど、
081
此
(
こ
)
の
出口
(
でぐち
)
は
此
(
この
)
方
(
ほう
)
より
前
(
さき
)
に
出口
(
でぐち
)
が
申
(
もう
)
す
事
(
こと
)
が
度々
(
たびたび
)
あるぞよ。
082
艮
(
うしとら
)
の
金神
(
こんじん
)
も
出口
(
でぐち
)
にはあやまりた
事
(
こと
)
があるぞよ。
083
神
(
かみ
)
の
力
(
ちから
)
の
取次
(
とりつぎ
)
、
084
此
(
こ
)
の
真人
(
ひと
)
、
085
怒
(
おこ
)
らしたらチトも
思
(
をも
)
ふ
如
(
や
)
うに
行
(
ゆ
)
かんぞよ。
086
偉
(
えら
)
い
慢心
(
まんしん
)
なげななれど、
087
チト
気
(
き
)
を
附
(
つ
)
けて
置
(
お
)
くが、
088
今
(
いま
)
此様
(
こん
)
な
神言
(
こと
)
書
(
か
)
かすと、
089
お
笑
(
わら
)
ひ
草
(
ぐさ
)
になるであらうなれど、
090
此
(
こ
)
の
神
(
かみ
)
は
何
(
なに
)
も
未然
(
さき
)
に
知
(
し
)
らす
艮
(
うしとら
)
の
金神
(
こんじん
)
ざぞよ。
091
出口
(
でぐち
)
の
手
(
て
)
で
神
(
かみ
)
が
書
(
か
)
くのざぞよ。
092
此様
(
こん
)
な
字
(
じ
)
ほか
書
(
か
)
けん
人
(
ひと
)
が、
093
何
(
なに
)
申
(
もう
)
しても
疑
(
うた
)
がふ
筈
(
はづ
)
なれど、
094
速
(
はや
)
く
気
(
き
)
が
附
(
つ
)
いて、
095
此様
(
こん
)
な
字
(
じ
)
の
腹
(
はら
)
に
入
(
い
)
りた
人
(
ひと
)
結構
(
けっこう
)
であるぞよ。
096
海潮
(
かいちょう
)
の
霊学
(
れいがく
)
も
皆
(
みな
)
仕組
(
しぐみ
)
であれども、
097
海潮
(
かいちょう
)
は
参
(
まい
)
りた
折
(
をり
)
から
霊学
(
れいがく
)
で
開
(
ひら
)
きたいのは
当然
(
もっとも
)
ざ、
098
志望
(
こころざ
)
して
居
(
を
)
れども
霊学
(
れいがく
)
で
開
(
ひら
)
いたら、
099
飯綱
(
ゐづな
)
ざ
山師
(
やまこ
)
ざと
申
(
もう
)
されて、
100
貴方
(
そなた
)
一代
(
いちだい
)
悪
(
わる
)
く
言
(
い
)
はれて、
101
目的
(
おもわく
)
は
立
(
た
)
たんぞよ。
102
霊
(
れい
)
学
(
がく
)
で
引
(
ひ
)
き
寄
(
よ
)
して
此
(
こ
)
の
方
(
ほう
)
の
取次
(
とりつぎ
)
に
致
(
いた
)
す
仕組
(
しぐみ
)
ざぞよ。
103
六分
(
ろくぶ
)
は
改心
(
かいしん
)
出来
(
でけ
)
たが、
104
性来
(
しょうらい
)
と
言
(
ゆ
)
ふものは
人
(
ひと
)
が
来
(
く
)
ると
持病
(
じびょう
)
が
差
(
さ
)
し
出
(
で
)
る。
105
開
(
ひら
)
きに
行
(
ゆ
)
くと
心配
(
しんぱい
)
、
106
気
(
き
)
苦労
(
ぐろう
)
出来
(
でき
)
て、
107
神
(
かみ
)
の
名
(
な
)
が
悪
(
わる
)
くなる
丈
(
だけ
)
ざが
海潮
(
かいちょう
)
。
108
中間
(
なか
)
に
立
(
た
)
ちた
取次
(
とりつぎ
)
、
109
御苦労
(
ごくらう
)
な
役
(
やく
)
ざ。
110
速
(
はや
)
く
御
(
お
)
神徳
(
かげ
)
を
貰
(
もら
)
はうと
思
(
をも
)
ふと、
111
海潮
(
かいちょう
)
にも
心配
(
しんぱい
)
さし、
112
又
(
また
)
出口
(
でぐち
)
が
気苦労
(
くろう
)
致
(
いた
)
すと
皆
(
みな
)
御
(
お
)
神徳
(
かげ
)
が
遅延
(
おそ
)
くなるぞよ。
113
是
(
これ
)
から
立派
(
りっぱ
)
な
事
(
こと
)
致
(
いた
)
さうと
思
(
をも
)
うたら、
114
誰
(
だれ
)
に
由
(
よ
)
らん、
115
甚大
(
えら
)
い
心配
(
しんぱい
)
出来
(
でき
)
るぞよ。
116
疑
(
うたが
)
ふなら
行
(
や
)
りて
見
(
み
)
るが
善
(
よ
)
からう。
117
申
(
もう
)
した
神言
(
こと
)
皆
(
みな
)
実現
(
で
)
て
来
(
く
)
るぞよ。
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