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インフォメーション
種類:
大本神諭
年月日:
1918(大正7)年1月5日(旧11月23日)
神霊界掲載号:
大正7年3月1日号(第57号) 1頁(次号に続く)
神霊界八幡書店復刻版:
第2巻 113頁
七巻本:
第3巻 140頁
五巻本:
未調査
三五神諭:
なし
東洋文庫天の巻:
なし
東洋文庫火の巻:
200頁
連合会水の巻:
なし
大本史料集成:
未調査
庶民生活史料集成:
74頁
概要:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
2017-08-16 11:26:54
OBC :
os113
001
至仁至愛大神
(
みろくさま
)
の
御出現
(
おでまし
)
に
成
(
な
)
る
時節
(
じせつ
)
が
参
(
まい
)
りて、
002
明治
(
めいじ
)
廿五
年
(
ねん
)
から
変性男子
(
へんじょうなんし
)
の
身魂
(
みたま
)
に、
003
手
(
て
)
と
口
(
くち
)
とで
知
(
し
)
らさしてありた
事
(
こと
)
が、
004
実地
(
じっち
)
に
出
(
で
)
て
来
(
く
)
るぞよ。
005
今迄
(
いままで
)
良
(
よ
)
き
事
(
こと
)
を
致
(
いた
)
して
来
(
き
)
た
身魂
(
みたま
)
は
良
(
よ
)
き
事
(
こと
)
が
出来
(
でき
)
て
来
(
く
)
るなり、
006
悪
(
わる
)
い
事
(
こと
)
を
致
(
いた
)
した
身魂
(
みたま
)
は
悪
(
わる
)
い
報
(
こと
)
が
出
(
で
)
て
来
(
く
)
るなり、
007
何
(
なに
)
も
彼
(
か
)
も
一度
(
いちど
)
に
現
(
あら
)
はれるぞよ。
008
モー
世
(
よ
)
の
立替
(
たてかへ
)
の
事
(
こと
)
は
知
(
し
)
らせる
事
(
こと
)
が
無
(
な
)
いから、
009
今迄
(
いままで
)
知
(
し
)
らして
在
(
あ
)
りた
事
(
こと
)
の
実地
(
じっち
)
が
世界
(
せかい
)
にあるぞよ。
010
何
(
なに
)
も
彼
(
か
)
も
世界中
(
せかいじゅう
)
の
事
(
こと
)
は
帳面
(
ちょうめん
)
に
附
(
つけ
)
留
(
とめ
)
てある
同様
(
どふやう
)
に、
011
天地
(
てんち
)
の
先祖
(
せんぞ
)
は
何
(
なに
)
一
(
ひと
)
つ
知
(
し
)
らんと
云
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
は
無
(
な
)
いから、
012
底
(
そこ
)
の
判
(
わか
)
らぬ
経綸
(
しぐみ
)
が
致
(
いた
)
してあるぞよ。
013
底
(
そこ
)
の
深
(
ふか
)
いイロハからの
仕組
(
しぐみ
)
で
在
(
あ
)
るから、
014
チットは
言
(
い
)
はれぬ
事
(
こと
)
も
在
(
あ
)
るし、
015
六ケ敷
(
むつかしい
)
経綸
(
しぐみ
)
であるぞよ。
016
言
(
い
)
ふてはならず、
017
言
(
い
)
はいでは
邪魔
(
じゃま
)
の
這入
(
はい
)
る
事
(
こと
)
もあるなり、
018
変性男子
(
へんじょうなんし
)
の
役
(
やく
)
は
是程
(
これほど
)
辛
(
つら
)
いことは
無
(
な
)
いぞよ。
019
貧乏
(
びんぼう
)
動
(
ゆる
)
ぎも
出来
(
でき
)
んと
云
(
い
)
ふのは
男子
(
なんし
)
の
役
(
やく
)
であるぞよ。
020
一寸
(
ちょっと
)
でも
気
(
き
)
を
緩
(
ゆる
)
めたら
真似
(
まね
)
を
為
(
し
)
られるなり、
021
真似
(
まね
)
を
仕
(
し
)
られたら
何遍
(
なんべん
)
でも
跡戻
(
あともど
)
り
斗
(
ばか
)
り
致
(
いた
)
さんならんなり、
022
コンナ
叶
(
かな
)
はん
御用
(
ごよう
)
は
世界
(
せかい
)
に
有
(
あ
)
りは
致
(
いた
)
さんぞよ。
023
御魂
(
みたま
)
は
世界
(
せかい
)
に
沢山
(
たくさん
)
ありても、
024
代理
(
かはり
)
を
為
(
さ
)
せる
身魂
(
みたま
)
は
一
(
ひと
)
つも
無
(
な
)
いので
在
(
あ
)
るぞよ。
025
変生男子
(
へんじょうなんし
)
の
身魂
(
みたま
)
の
御用
(
ごよう
)
は、
026
イロハ
四十八
(
しじゅうはち
)
文字
(
もじ
)
で
世界
(
せかい
)
を
治
(
をさ
)
める
経綸
(
しぐみ
)
の
御用
(
ごよう
)
であるが、
027
向
(
むこ
)
ふの
国
(
くに
)
の
体主霊従
(
あく
)
の
頭
(
かしら
)
と
其
(
その
)
次席
(
つぎ
)
の
身魂
(
みたま
)
が、
028
中々
(
なかなか
)
一通
(
ひととお
)
りの
身魂
(
みたま
)
の
手
(
て
)
に
合
(
あ
)
はんと
云
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
が、
029
初発
(
しょっぱつ
)
から
見抜
(
みぬ
)
いてありて、
030
今
(
いま
)
に
変性男子
(
へんじょうなんし
)
の
身魂
(
みたま
)
に
憂
(
つら
)
い
目
(
め
)
を
為
(
さ
)
して
居
(
を
)
るから、
031
是
(
これ
)
から、
032
日本
(
にほん
)
の
元
(
もと
)
の
経綸
(
しぐみ
)
を
顕
(
あら
)
はして、
033
今
(
いま
)
に
悪
(
わる
)
い
目的
(
もくてき
)
を
立
(
た
)
て
居
(
を
)
る
守護神
(
しゅごじん
)
は、
034
日本
(
にほん
)
と
外国
(
がいこく
)
との
施政方針
(
やりかた
)
を
混
(
ま
)
ぜ
交
(
こ
)
ぜて
行
(
や
)
ろうと
思
(
おも
)
ふて
居
(
を
)
るが、
035
モー
悪
(
あく
)
の
世
(
よ
)
の
終
(
をは
)
りと
成
(
な
)
りたから、
036
悪
(
あく
)
の
霊
(
れい
)
はチットも
利
(
き
)
かぬ
如
(
よ
)
うに
致
(
いた
)
すから、
037
今
(
いま
)
までの
格合
(
かくあ
)
ひには
行
(
い
)
かんぞよ。
038
悪
(
あく
)
の
世
(
よ
)
は
九分九厘
(
くぶくりん
)
でモー
済
(
す
)
みたから、
039
此
(
この
)
先
(
さ
)
きは
天
(
てん
)
のミロク
様
(
さま
)
の、
040
昔
(
むかし
)
の
始
(
はじま
)
りの
元
(
もと
)
の
良
(
よ
)
き
世
(
よ
)
へ
世
(
よ
)
を
戻
(
もど
)
して、
041
何彼
(
なにか
)
の
事
(
こと
)
、
042
末代
(
まつだい
)
の
事
(
こと
)
を
規定
(
きめ
)
るのであるから、
043
何
(
なに
)
に
附
(
つ
)
けても
大望
(
たいもう
)
な
事
(
こと
)
ばかりであるから、
044
人民
(
じんみん
)
では
見当
(
けんとう
)
の
取
(
と
)
れん
事
(
こと
)
であるぞよ。
045
今
(
いま
)
までは
悪神
(
わるがみ
)
の
支配
(
しはい
)
の
世
(
よ
)
でありたから、
046
何事
(
なにごと
)
も
見
(
み
)
て
見
(
み
)
ぬ
振
(
ふり
)
を
為
(
し
)
て
居
(
を
)
りたなれど。
047
全然
(
さっぱり
)
時節
(
じせつ
)
が
廻
(
まわ
)
りて
来
(
き
)
て、
048
延
(
の
)
っ
引
(
ぴ
)
きの
成
(
な
)
らん
事
(
こと
)
になりて
来
(
き
)
たから、
049
何時
(
いつ
)
船
(
ふね
)
が
覆
(
かへ
)
るやら
解
(
わか
)
らんぞよ。
050
天地
(
てんち
)
の
先祖
(
せんぞ
)
はモー
此
(
この
)
上
(
うへ
)
守護神
(
しゅごじん
)
人民
(
じんみん
)
には
充分
(
じゅうぶん
)
気
(
き
)
が
附
(
つ
)
けてあるから、
051
何事
(
なにごと
)
が
世界
(
せかい
)
から
出
(
で
)
て
来
(
き
)
ても、
052
モー
神
(
かみ
)
に
不足
(
ふそく
)
は
在
(
あ
)
るまい。
053
一度
(
いちど
)
に
披
(
ひら
)
いてバタバタと
致
(
いた
)
さねば、
054
何時
(
いつ
)
までも
同
(
おな
)
じ
事
(
こと
)
に
永
(
なご
)
う
掛
(
かか
)
りて
居
(
を
)
りたら、
055
世界中
(
せかいじゅう
)
が
泥海
(
どろうみ
)
に
成
(
な
)
りて、
056
人胤
(
ひとだね
)
も
無
(
な
)
く
成
(
な
)
りて
了
(
しま
)
ふから、
057
神
(
かみ
)
は
日本
(
にほん
)
の
元
(
もと
)
の
経綸
(
しぐみ
)
どほりを
始
(
はじ
)
めるから、
058
一旦
(
いったん
)
は
世界中
(
せかいじゅう
)
の
大混雑
(
だいこんざつ
)
と
成
(
な
)
るぞよ。
059
さう
成
(
な
)
りて
来
(
く
)
る
迄
(
まで
)
に、
060
神
(
かみ
)
の
申
(
もう
)
す
事
(
こと
)
を
信実
(
まこと
)
に
聞
(
き
)
いて、
061
身魂
(
みたま
)
を
研
(
みが
)
く
如
(
よ
)
うに、
062
筆先
(
ふでさき
)
で
日々
(
にちにち
)
知
(
し
)
らして
在
(
あ
)
りたが、
063
今
(
いま
)
の
上
(
うへ
)
の
守護神
(
しゅごじん
)
も
人民
(
じんみん
)
も
一
(
ひと
)
つも
判
(
わか
)
らんから、
064
今
(
いま
)
の
世界
(
せかい
)
の
困難
(
こんなん
)
であるが、
065
今
(
いま
)
でさえ
何
(
ど
)
うする
事
(
こと
)
も
能
(
よ
)
う
致
(
いた
)
さずに、
066
途方
(
とほう
)
に
呉
(
く
)
れて
居
(
を
)
るが、
067
マダマダ
斯
(
こ
)
んな
容易
(
かがやす
)
い
事
(
こと
)
では
無
(
な
)
いが、
068
其
(
その
)
時
(
とき
)
は
吃驚
(
びっくり
)
いたして
腰
(
こし
)
を
抜
(
ぬ
)
かして、
069
頭
(
あたま
)
を
下
(
した
)
にして
走行
(
あるく
)
やうに
成
(
な
)
るぞよ。
070
そこに
成
(
な
)
りたら、
071
四
(
よ
)
ツ
足
(
あし
)
の
守護神
(
しゅごじん
)
の
正体
(
しょうたい
)
が
自
(
をの
)
づと
現
(
あら
)
はれて
来
(
く
)
るが
誠
(
まこと
)
に
気
(
き
)
の
毒
(
どく
)
なもので
在
(
あ
)
るぞよ。
072
茲
(
ここ
)
へ
成
(
な
)
る
迄
(
まで
)
に
改心
(
かいしん
)
を
致
(
いた
)
すやうと
永
(
なが
)
らく
知
(
し
)
らしたなれど、
073
盲目
(
めくら
)
と
聾
(
つんぼ
)
の
守護神
(
しゅごじん
)
人民
(
じんみん
)
は、
074
実地
(
じっち
)
が
来
(
く
)
る
迄
(
まで
)
真実
(
まこと
)
に
致
(
いた
)
さんから、
075
ヂリヂリ
舞
(
まい
)
の
狼狽
(
うろたえ
)
舞
(
まい
)
を
致
(
いた
)
す
事
(
こと
)
が
来
(
き
)
ても
仕様
(
しよう
)
は
無
(
な
)
いぞよ。
076
鬼
(
おに
)
とも
蛇
(
じゃ
)
とも
悪魔
(
あくま
)
とも
譬
(
たと
)
へ
方
(
かた
)
の
無
(
な
)
い、
077
イヤらしい
外国
(
がいこく
)
の
性来
(
しょうらい
)
を、
078
日本
(
にほん
)
の
守護神
(
しゅごじん
)
が
見習
(
みなろ
)
ふて、
079
外国
(
がいこく
)
の
行
(
やり
)
方
(
かた
)
は
良
(
よ
)
いと
申
(
もう
)
して、
080
上
(
かみ
)
も
下
(
しも
)
も
真似
(
まね
)
斗
(
ばか
)
り
致
(
いた
)
して、
081
今
(
いま
)
の
日本
(
にほん
)
の
国
(
くに
)
の
心配
(
しんぱい
)
、
082
外国
(
がいこく
)
の
今
(
いま
)
の
態
(
さま
)
、
083
アレ
丈
(
だ
)
け
畜生
(
ちくしょう
)
の
性来
(
しょうらい
)
が
現
(
あら
)
はれて
来
(
き
)
て
居
(
を
)
りても、
084
未
(
ま
)
だ
眼
(
め
)
が
覚
(
さ
)
めぬか。
085
大将
(
たいしょう
)
までが
下
(
し
)
タに
成
(
な
)
りたり、
086
上
(
うへ
)
に
成
(
な
)
って
見
(
み
)
たり、
087
全然
(
さっぱり
)
日本
(
にほん
)
の
神国
(
しんこく
)
を
畜生
(
ちくしょう
)
の
玩弄物
(
をもちゃ
)
に
為
(
し
)
られて
了
(
しも
)
ふて、
088
天地
(
てんち
)
の
先祖
(
せんぞ
)
も
堪忍
(
かんにん
)
袋
(
ぶくろ
)
が
切
(
き
)
れ
掛
(
か
)
けたぞよ。
089
神
(
かみ
)
の
堪忍
(
かんにん
)
袋
(
ぶくろ
)
が
切
(
き
)
れたら、
090
万古
(
まんご
)
末代
(
まつだい
)
モー
取
(
とり
)
返
(
かへ
)
しが
出来
(
でき
)
んから、
091
奥山
(
おくやま
)
の
紅葉
(
もみじ
)
の
照
(
あ
)
る
内
(
うち
)
に
早
(
はや
)
く
改心
(
かいしん
)
いたして、
092
神
(
かみ
)
の
申
(
もう
)
す
如
(
よ
)
うに
致
(
いた
)
さんと、
093
末代
(
まつだい
)
の
世
(
よ
)
を
持
(
も
)
ちて
行
(
い
)
く
事
(
こと
)
は
到底
(
とうてい
)
六ケ敷
(
むつかしい
)
から、
094
どうしても
改心
(
かいしん
)
が
出来
(
でき
)
ねば、
095
陣
(
じん
)
を
引
(
ひ
)
いて
下
(
し
)
たに
降
(
お
)
りて
扣
(
ひか
)
えて
下
(
くだ
)
され、
096
一人
(
ひとり
)
と
世界中
(
せかいじゅう
)
とには
代
(
か
)
えられんから、
097
一向
(
いっこう
)
気楽
(
きらく
)
にさして
神
(
かみ
)
が
構
(
かも
)
ふてやるから、
098
ドウシテも
神
(
かみ
)
の
国
(
くに
)
の
行
(
おこな
)
いが
出来
(
でき
)
ねば、
099
城
(
しろ
)
明
(
あ
)
け
渡
(
わた
)
しを
為
(
な
)
さるが
良
(
よ
)
かろう。
100
神
(
かみ
)
も
可成
(
なるべく
)
は
昔
(
むかし
)
の
儘
(
まま
)
で
続
(
つづ
)
かして
行
(
い
)
かしたいのが、
101
胸
(
むね
)
に
一溢
(
いっぱい
)
であれど、
102
余
(
あま
)
り
外国人
(
がいこくじん
)
に
惚
(
ほう
)
けて
居
(
を
)
りて、
103
何時
(
いつ
)
までも
神
(
かみ
)
の
教
(
おしへ
)
が
聞
(
き
)
けぬなら、
104
一
(
ひと
)
つの
道
(
みち
)
へ
行
(
い
)
くより
仕様
(
しよう
)
は
在
(
あ
)
るまい。
105
神
(
かみ
)
は
気
(
き
)
を
附
(
つ
)
けた
上
(
うへ
)
にも
気
(
き
)
を
附
(
つ
)
けて
在
(
あ
)
るぞよ。
106
一
(
いち
)
の
番頭
(
ばんとう
)
からして
日本魂
(
やまとだましい
)
が
全然
(
さっぱり
)
消
(
き
)
えて
了
(
しも
)
ふて
居
(
を
)
るから、
107
畜生
(
ちくしょう
)
の
国
(
くに
)
の
尻
(
しり
)
に
附
(
つ
)
いて
頭
(
あたま
)
から
湯気
(
ゆげ
)
を
立
(
た
)
て、
108
頭
(
あたま
)
を
三角
(
さんかく
)
に
成
(
な
)
る
所
(
とこ
)
まで
捻
(
ね
)
ぢ
鉢巻
(
はちまき
)
で
気張
(
きば
)
って
居
(
を
)
れど、
109
肝腎
(
かんじん
)
の
腸
(
はらわた
)
が
抜
(
ぬ
)
けて、
110
腰
(
こし
)
がフナフナで
在
(
あ
)
るから、
111
斯
(
こ
)
んな
約
(
つま
)
らん
事
(
こと
)
に
成
(
な
)
りて
来
(
き
)
たのを、
112
天地
(
てんち
)
の
御先祖
(
ごせんぞ
)
様
(
さま
)
へ
何
(
な
)
んと
申
(
もう
)
して
申
(
もうし
)
訳
(
わけ
)
が
出来
(
でき
)
るか。
113
日本
(
にほん
)
は
日本
(
にほん
)
で
立
(
たて
)
て、
114
外国
(
がいこく
)
を
助
(
たす
)
けて
遣
(
や
)
らねば
成
(
な
)
らぬ、
115
誠
(
まこと
)
一
(
ひと
)
つを
貫
(
つらぬ
)
く
神国
(
しんこく
)
の
一
(
いち
)
の
番頭
(
ばんとう
)
が、
116
何
(
なに
)
も
解
(
わか
)
らんから、
117
畜生
(
ちくしょう
)
の
尻馬
(
しりうま
)
に
乗
(
の
)
りて、
118
外国
(
がいこく
)
の
守護神
(
しゅごじん
)
の
真似
(
まね
)
斗
(
ばか
)
り
致
(
いた
)
して、
119
終
(
しまい
)
には
外国
(
がいこく
)
の
自由
(
じゆう
)
に
為
(
し
)
られると
言
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
が
判
(
わか
)
らぬか。
120
モー
神
(
かみ
)
は
依然
(
じっと
)
して
居
(
を
)
れん
事
(
こと
)
になりたから、
121
是
(
これ
)
から
表
(
おもて
)
に
成
(
な
)
りて
働
(
はたら
)
くから、
122
構
(
かま
)
ひ
立
(
た
)
てには
来
(
き
)
て
下
(
くだ
)
さるなよ。
123
時節
(
じせつ
)
が
来
(
き
)
たぞよ。
124
時節
(
じせつ
)
と
云
(
い
)
ふものは
結構
(
けっこう
)
なものの、
125
恐
(
こわ
)
いもので
在
(
あ
)
るぞよ。
126
何事
(
なにごと
)
も
此方
(
こちら
)
から
顕
(
あら
)
はさいでも、
127
我身
(
わがみ
)
の
方
(
ほう
)
から
全然
(
さっぱり
)
正体
(
しょうたい
)
を
顕
(
あら
)
はして、
128
何処
(
どこ
)
となく
飛
(
と
)
び
歩行
(
あるい
)
て、
129
見
(
み
)
るのも
厭
(
いや
)
で
在
(
あ
)
るなれど、
130
全部
(
さっぱり
)
顕
(
あら
)
はせに、
131
我
(
われ
)
が
我
(
われ
)
の
姿
(
すがた
)
を
田舎
(
いなか
)
まで
見
(
み
)
せに
歩行
(
あるく
)
のが、
132
顕
(
あら
)
はれるので
在
(
あ
)
るから、
133
時節
(
じせつ
)
ほど
結構
(
けっこう
)
な
恐
(
こわ
)
いものは
無
(
な
)
いと
申
(
もう
)
すので
在
(
あ
)
るぞよ。
134
時節
(
じせつ
)
には
何
(
なに
)
ものも
叶
(
かな
)
はんから、
135
茲
(
ここ
)
へ
成
(
な
)
る
迄
(
まで
)
に
世
(
よ
)
に
出
(
で
)
て
居
(
を
)
れる
方
(
ほう
)
の
守護神
(
しゅごじん
)
、
136
皆
(
みな
)
に
筆先
(
ふでさき
)
で
細々
(
こまごま
)
と
能
(
よ
)
く
解
(
わか
)
るやうに
書
(
か
)
いて
知
(
し
)
らせ、
137
口
(
くち
)
で
言
(
い
)
はして
在
(
あ
)
るぞよ。
138
筆先
(
ふでさき
)
に
出
(
だ
)
した
事
(
こと
)
は
皆
(
みな
)
世界
(
せかい
)
に
在
(
あ
)
るが、
139
慢神
(
まんしん
)
と
誤解
(
とりちがい
)
とがありたら、
140
真実
(
まこと
)
の
御蔭
(
おかげ
)
は
取
(
と
)
れんぞよ。
141
露国
(
ろこく
)
ヘ
昔
(
むかし
)
から
上
(
あが
)
りて
居
(
を
)
りた
悪神
(
わるがみ
)
の
頭
(
かしら
)
が、
142
露国
(
ろこく
)
の
国
(
くに
)
を
六茶九茶
(
むちゃくちゃ
)
に
乱
(
みだ
)
らして
了
(
しも
)
ふて、
143
モ
一
(
ひと
)
つ
向
(
むこ
)
ふの
国
(
くに
)
へ
渡
(
わた
)
りて、
144
外国
(
がいこく
)
の
隅々
(
すみずみ
)
までもワヤに
致
(
いた
)
して、
145
金
(
かね
)
の
費
(
ゐ
)
るのは
底
(
そこ
)
知
(
し
)
れず、
146
人
(
ひと
)
の
命
(
いのち
)
を
取
(
と
)
るのも
底
(
そこ
)
知
(
し
)
れず、
147
行
(
ゆ
)
きも
戻
(
もど
)
りも
出来
(
でき
)
んやうに
致
(
いた
)
して、
148
食物
(
しょくもつ
)
も
無
(
な
)
い
所
(
とこ
)
まで
致
(
いた
)
して、
149
終
(
しまい
)
には
日本
(
にほん
)
の
神国
(
しんこく
)
へ
攻
(
せ
)
めて
来
(
き
)
て、
150
世界
(
せかい
)
を
我
(
われ
)
の
儘
(
まま
)
に
致
(
いた
)
すドエライ
悪
(
わる
)
い
奸計
(
たくみ
)
を
致
(
いた
)
して
居
(
を
)
るが、
151
モー
九分
(
くぶ
)
まで
悪
(
あく
)
の
目的
(
もくてき
)
は
成就
(
じょうじゅ
)
いたした
成
(
な
)
れど、
152
日本
(
にほん
)
の
国
(
くに
)
の
先祖
(
せんぞ
)
の
一厘
(
いちりん
)
の
経綸
(
しぐみ
)
で、
153
手
(
て
)
の
掌
(
ひら
)
を
返
(
かへ
)
して、
154
天下
(
てんか
)
泰平
(
たいへい
)
に
世
(
よ
)
を
治
(
をさ
)
めて、
155
跡
(
あと
)
は
七福神
(
しちふくじん
)
の
楽遊
(
らくあそ
)
びと
致
(
いた
)
して、
156
世界
(
せかい
)
の
人民
(
じんみん
)
を
助
(
たす
)
ける
日本
(
にほん
)
の
元
(
もと
)
からの
経綸
(
しぐみ
)
であれども、
157
今
(
いま
)
の
世界
(
せかい
)
の
守護神
(
しゅごじん
)
人民
(
じんみん
)
の
心
(
こころ
)
では、
158
三分
(
さんぶ
)
も
助
(
たす
)
ける
身魂
(
みたま
)
が
無
(
な
)
いぞよ。
159
誠
(
まこと
)
一
(
ひと
)
つの
天地
(
てんち
)
の
先祖
(
せんぞ
)
は、
160
違
(
ちご
)
ふた
事
(
こと
)
はチットも
申
(
もう
)
さんぞよ。
161
違
(
ちご
)
ふた
事
(
こと
)
を
致
(
いた
)
したら、
162
茲
(
ここ
)
まで
忍耐
(
こばり
)
て
来
(
き
)
た
事
(
こと
)
が
水
(
みず
)
の
泡
(
あわ
)
に
成
(
な
)
るから、
163
皆
(
みな
)
が
揃
(
そろ
)
ふて
今度
(
こんど
)
の
二度目
(
にどめ
)
の
世
(
よ
)
の
立直
(
たてなほ
)
しの
御用
(
ごよう
)
を
勤
(
つと
)
めて
下
(
くだ
)
されよ。
164
今度
(
こんど
)
の
御用
(
ごよう
)
は
何
(
なに
)
に
附
(
つ
)
けても
辛
(
つら
)
い
事
(
こと
)
ばかりであるから、
165
確
(
しっか
)
りと
胴
(
どう
)
を
据
(
す
)
えて
居
(
を
)
らねば
約
(
つま
)
らんぞよ。
166
大本
(
おほもと
)
の
中
(
なか
)
も
日
(
ひ
)
の
出
(
で
)
の
守護
(
しゅご
)
と
成
(
な
)
りて
来
(
く
)
ると、
167
何彼
(
なにか
)
の
事
(
こと
)
が
辛
(
つら
)
くなるぞよ。
168
善
(
よ
)
し
悪
(
あ
)
しが
厳重
(
げんじゅう
)
に
判
(
わか
)
りて
来
(
き
)
て、
169
是迄
(
これまで
)
の
心
(
こころ
)
を
全然
(
さっぱり
)
変
(
か
)
えて
了
(
しま
)
はんと、
170
辛
(
つろ
)
うて
辛抱
(
しんぼう
)
が
出来
(
でき
)
んぞよ。
171
口
(
くち
)
を
閉
(
つま
)
えて、
172
男
(
おとこ
)
も
女
(
おんな
)
も
腹帯
(
はらおび
)
を
緩
(
ゆる
)
まんやうに
確
(
しっか
)
りと
締
(
しめ
)
て
居
(
を
)
らんと、
173
此
(
この
)
先
(
さき
)
は
是迄
(
これまで
)
のやうな
事
(
こと
)
には
行
(
い
)
かんぞよ。
174
斯
(
この
)
世
(
よ
)
の
上
(
うへ
)
へ
上
(
あが
)
りて
居
(
を
)
る
悪
(
あく
)
の
守護神
(
しゅごじん
)
が、
175
皆
(
みな
)
揃
(
そろ
)
ふて
体主霊従
(
あく
)
では
行
(
い
)
かんと
云
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
が、
176
発根
(
ほっごん
)
と
判
(
わか
)
りて
来
(
き
)
て、
177
霊主体従
(
ぜん
)
の
道
(
みち
)
へ
立
(
たち
)
復
(
かえ
)
らんと、
178
世
(
よ
)
が
治
(
をさ
)
まると
云
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
は
致
(
いた
)
さんぞよ。
179
向
(
むこ
)
ふの
国
(
くに
)
はチットも
急
(
せ
)
きは
致
(
いた
)
さんぞよ。
180
我
(
われ
)
の
代
(
よ
)
に
奪
(
と
)
れな
児
(
こ
)
の
代
(
よ
)
に
奪
(
と
)
る、
181
児
(
こ
)
の
代
(
よ
)
に
奪
(
と
)
れな
孫
(
まご
)
の
代
(
よ
)
に
奪
(
と
)
ると
云
(
い
)
ふ、
182
気
(
き
)
の
永
(
なが
)
い
経綸
(
しぐみ
)
であるから、
183
何時
(
いつ
)
に
成
(
な
)
りても
奪
(
と
)
りさえしたら
良
(
よ
)
いと
申
(
もう
)
して、
184
チットも
急
(
いそ
)
ぎも
動
(
うご
)
きも
致
(
いた
)
さんぞよ。
185
日本
(
にほん
)
の
国
(
くに
)
はソンナ
事
(
こと
)
を
致
(
いた
)
して
居
(
を
)
りたら、
186
国家
(
くに
)
が
潰
(
つぶ
)
れて
了
(
しま
)
ふから、
187
日本
(
にほん
)
の
国
(
くに
)
には
天地
(
てんち
)
の
元
(
もと
)
の
生神
(
いきがみ
)
が、
188
一寸
(
ちょっと
)
の
秘密
(
ひみつ
)
が
致
(
いた
)
してあるぞよ。
189
外
(
ほか
)
の
身魂
(
みたま
)
では
出来
(
でき
)
ん、
190
能
(
よ
)
う
為
(
せ
)
ん
経綸
(
しぐみ
)
が
致
(
いた
)
して
在
(
あ
)
るが、
191
実地
(
じっち
)
の
仕組
(
しぐみ
)
は
今
(
いま
)
の
今
(
いま
)
まで
言
(
い
)
いも
為
(
し
)
られも
致
(
いた
)
さん、
192
大事
(
だいじ
)
の
一厘
(
いちりん
)
の
秘密
(
ひみつ
)
で
在
(
あ
)
るから……………、
193
今
(
いま
)
の
世界
(
せかい
)
の
守護神
(
しゅごじん
)
人民
(
じんみん
)
が、
194
外国
(
がいこく
)
の
性来
(
しょうらい
)
に
成
(
な
)
りて
了
(
しも
)
ふて、
195
日本
(
にほん
)
の
神国
(
しんこく
)
と
申
(
もう
)
しても、
196
外国魂
(
がいこくだま
)
に
成
(
な
)
り
切
(
き
)
りた
中
(
なか
)
に、
197
生
(
うま
)
れ
育
(
そだ
)
ちて
居
(
を
)
る
子供
(
こども
)
までが、
198
国家
(
くに
)
の
害
(
がい
)
を
致
(
いた
)
すハイカラの
真似
(
まね
)
ばかりを
為
(
し
)
て
歓
(
よろ
)
こびて
居
(
を
)
る
中
(
なか
)
へ、
199
大事
(
だいじ
)
の
経綸
(
しぐみ
)
を
知
(
し
)
らしたら、
200
良
(
よ
)
い
金
(
かね
)
設
(
もう
)
けが
出来
(
でき
)
ると
申
(
もう
)
して、
201
実地
(
じっち
)
の
世
(
よ
)
の
立直
(
たてなほ
)
しの
大邪魔
(
おほじゃま
)
を
致
(
いた
)
すから、
202
日本
(
にほん
)
の
国
(
くに
)
の
仕組
(
しぐみ
)
は、
203
智慧
(
ちえ
)
や
学力
(
がくりき
)
では
何程
(
なにほど
)
考
(
かんが
)
えても
判
(
わか
)
りはせんぞよ。
204
チト
深
(
ふか
)
い
仕組
(
しぐみ
)
が
致
(
いた
)
して
在
(
あ
)
るぞよ。
205
外国
(
がいこく
)
の
仕組
(
しぐみ
)
は
浅
(
あさ
)
いから、
206
直
(
す
)
ぐに
人
(
ひと
)
の
眼
(
め
)
に
判
(
わか
)
るなれど、
207
日本
(
にほん
)
の
経綸
(
しぐみ
)
は
外国
(
がいこく
)
魂
(
だま
)
では
判
(
わか
)
らんぞよ。
208
何彼
(
なにか
)
の
時節
(
じせつ
)
が
参
(
まい
)
りて
来
(
き
)
たから、
209
始
(
はじま
)
りたら
何
(
なに
)
も
一度
(
いちど
)
に
開
(
ひら
)
けて
来
(
く
)
るから、
210
余程
(
よほど
)
しっかりと
覚悟
(
かくご
)
を
致
(
いた
)
させねば
成
(
な
)
らんから、
211
今
(
いま
)
に
続
(
つづ
)
いて
知
(
し
)
らして
居
(
を
)
るぞよ。
212
疑
(
うたが
)
ひと
我情
(
が
)
と
取
(
とり
)
違
(
ちが
)
いとが
第一
(
いっち
)
恐
(
こわ
)
いぞよ。
213
口
(
くち
)
を
閉
(
つま
)
へて
素直
(
すなを
)
に
致
(
いた
)
すが
何
(
なに
)
よりも
結構
(
けっこう
)
であるぞよ。
214
何事
(
なにごと
)
も
一度
(
いちど
)
にバタバタと
埒
(
らち
)
良
(
よ
)
く
致
(
いた
)
さぬと、
215
永
(
なご
)
う
掛
(
かか
)
りたら
日本
(
にほん
)
も
叶
(
かな
)
はん
事
(
こと
)
が
出来
(
でき
)
るぞよ。
216
外国
(
がいこく
)
の
悪神
(
わるがみ
)
の
頭
(
かしら
)
が
日本
(
にほん
)
へ
攻
(
せめ
)
て
来
(
く
)
る
仕組
(
しぐみ
)
を、
217
昔
(
むかし
)
から
致
(
いた
)
して
居
(
を
)
りたが、
218
モー
攻
(
せめ
)
て
来
(
く
)
るのが
近寄
(
ちかよ
)
りたなれど、
219
日本
(
にほん
)
は
日本
(
にほん
)
で
元
(
もと
)
の
生神
(
いきがみ
)
が
深
(
ふか
)
い
経綸
(
しぐみ
)
を
致
(
いた
)
して
居
(
を
)
るから、
220
日本
(
にほん
)
の
人民
(
じんみん
)
がサッパリ
日本魂
(
やまとだましい
)
に
成
(
な
)
りて
居
(
を
)
らんと、
221
肝腎
(
かんじん
)
の
時
(
とき
)
に
狼狽
(
うろたえ
)
て
胴
(
どう
)
を
失
(
うしな
)
ふぞよ。
222
口先
(
くちさき
)
では
日本魂
(
やまとだましい
)
と
申
(
もう
)
しても、
223
腹
(
はら
)
の
中
(
なか
)
に
誠
(
まこと
)
が
無
(
な
)
いものは
大化物
(
おほばけもの
)
であるから、
224
今度
(
こんど
)
の
立替
(
たてかへ
)
には
化
(
ば
)
け
物
(
もの
)
は
皆
(
みな
)
神
(
かみ
)
が
平
(
たひら
)
げて
了
(
しま
)
ふぞよ。
225
今度
(
こんど
)
の
大戦
(
おほたたか
)
いは
人種
(
じんみん
)
同志
(
どうし
)
の
戦争
(
たたかい
)
で
無
(
な
)
いぞよ。
226
神
(
かみ
)
と
神
(
かみ
)
と、
227
国
(
くに
)
と
国
(
くに
)
との、
228
末代
(
まつだい
)
に
一度
(
いちど
)
より
無
(
な
)
い
大戦
(
おほたたか
)
いであるぞよ。
229
今度
(
こんど
)
の
日本
(
にほん
)
と
外国
(
がいこく
)
との
戦
(
たたか
)
いには、
230
男
(
おとこ
)
も
女
(
おんな
)
も
小供
(
こども
)
も
一
(
ひと
)
つの
心
(
こころ
)
に
成
(
な
)
りて、
231
日本
(
にほん
)
の
国
(
くに
)
を
奪
(
と
)
られては
成
(
な
)
らんから、
232
年寄
(
としよ
)
り
迄
(
まで
)
も
日本魂
(
やまとだましい
)
に
立
(
たち
)
復
(
かえ
)
りて、
233
神国
(
しんこく
)
を
守
(
まも
)
らねば、
234
日本
(
にほん
)
の
先祖
(
せんぞ
)
の
大神
(
おほかみ
)
へ
申
(
もうし
)
訳
(
わけ
)
が
立
(
たた
)
んぞよ。
235
今
(
いま
)
の
如
(
よ
)
うな
我
(
わ
)
れさえ
良
(
よ
)
かりたら、
236
人
(
ひと
)
はドウでも
構
(
かま
)
はんと
云
(
い
)
ふ
如
(
よ
)
うな
精神
(
せいしん
)
でありたら、
237
日本
(
にほん
)
の
国
(
くに
)
もエライ
事
(
こと
)
に
成
(
な
)
るぞよ。
238
日本
(
にほん
)
の
霊主体従
(
ひのもと
)
の
結構
(
けっこう
)
な
神国
(
しんこく
)
を、
239
悪神
(
わるがみ
)
の
頭
(
かしら
)
と
四
(
よ
)
ツ
足
(
あし
)
に
茲
(
ここ
)
まで
自由
(
じゆう
)
にしられて、
240
是
(
これ
)
が
悔
(
くや
)
しく
無
(
な
)
いやうな
腰抜
(
こしぬ
)
けが
沢山
(
たくさん
)
あるが、
241
今
(
いま
)
に
日本
(
にほん
)
の
頭
(
あたま
)
の
上
(
うへ
)
にかぶさって
来
(
き
)
て
居
(
を
)
る
大難
(
だいなん
)
を、
242
何
(
な
)
んと
致
(
いた
)
して
打
(
う
)
ち
払
(
はら
)
ふ
心算
(
つもり
)
であるか。
243
先
(
さき
)
の
見
(
み
)
えん
守護神
(
しゅごじん
)
人民
(
じんみん
)
には、
244
神
(
かみ
)
も
往生
(
おうじょう
)
致
(
いた
)
して
居
(
を
)
るぞよ。
245
三千年
(
さんぜんねん
)
余
(
あま
)
りての
経綸
(
しぐみ
)
を
顕
(
あら
)
はして、
246
昔
(
むかし
)
の
元
(
もと
)
の
神
(
かみ
)
の
御血筋
(
おちすじ
)
に
速
(
すみやか
)
に
代
(
か
)
えて
了
(
しも
)
ふて……………。
247
二度目
(
にどめ
)
の
世
(
よ
)
の
立替
(
たてかへ
)
は、
248
現世
(
このよ
)
が
出来
(
でき
)
てから
未
(
ま
)
だ
無
(
な
)
い
大望
(
たいもう
)
な
事
(
こと
)
であるぞよ。
249
分
(
わ
)
けては
言
(
い
)
はれず、
250
言
(
い
)
はな
判
(
わか
)
らず、
251
言
(
い
)
はれはせず、
252
元
(
もと
)
の
悪
(
あく
)
から
速
(
すみやか
)
に
改心
(
かいしん
)
を
致
(
いた
)
して、
253
上
(
うへ
)
へ
上
(
あが
)
りて
居
(
を
)
る
血筋
(
ちすじ
)
も
改心
(
かいしん
)
致
(
いた
)
して、
254
茲
(
ここ
)
までに
元
(
もと
)
の
根本
(
こんぽん
)
の
天
(
てん
)
と
地
(
ち
)
との
先祖
(
せんぞ
)
を
世
(
よ
)
に
落
(
おと
)
した
事
(
こと
)
の、
255
御詫
(
おわび
)
を
致
(
いた
)
さな
成
(
な
)
らん
時節
(
じせつ
)
に
近
(
ちか
)
よりたぞよ。
256
モウ
此
(
この
)
先
(
さき
)
は
霊主体従
(
ひのもと
)
の
経綸
(
しぐみ
)
通
(
どほ
)
りに
致
(
いた
)
して、
257
早
(
はや
)
く
立替
(
たてかへ
)
を
致
(
いた
)
して、
258
後
(
あと
)
の
立直
(
たてなほ
)
しに
掛
(
かか
)
らんと、
259
何
(
な
)
んでも
無
(
な
)
い
事
(
こと
)
に
国
(
くに
)
を
潰
(
つぶ
)
して、
260
脛腰
(
すねこし
)
の
立
(
た
)
つ、
261
間
(
ま
)
に
合
(
あ
)
ふ
人民
(
じんみん
)
を、
262
大根
(
だいこん
)
の
葉房
(
はぶさ
)
を
切
(
き
)
る
如
(
よ
)
うな
惨
(
むご
)
い
事
(
こと
)
を
致
(
いた
)
しても、
263
向
(
むこ
)
ふの
国
(
くに
)
の
何
(
なに
)
一
(
ひと
)
つも
効能
(
こうのう
)
の
有
(
あ
)
る
事
(
こと
)
は
無
(
な
)
いが、
264
是
(
これ
)
も
皆
(
みな
)
悪神
(
わるがみ
)
の
玩弄
(
をもちゃ
)
に
成
(
な
)
りて
居
(
を
)
るのであれど、
265
世界
(
せかい
)
に
気
(
き
)
の
附
(
つ
)
いた
人民
(
じんみん
)
は
一人
(
ひとり
)
も
無
(
な
)
いとは、
266
惨
(
むご
)
い
事
(
こと
)
に
成
(
な
)
りたもので
在
(
あ
)
るぞよ。
267
初発
(
しょっぱつ
)
からの
筆先
(
ふでさき
)
に、
268
今度
(
こんど
)
は
世界
(
せかい
)
が
三分
(
さんぶ
)
になると
毎度
(
まいど
)
申
(
もう
)
して
知
(
し
)
らしてあるが、
269
世界
(
せかい
)
は
三分
(
さんぶ
)
になるぞよ。
270
何
(
な
)
んと
申
(
もう
)
した
所
(
とこ
)
で、
271
日本
(
にほん
)
の
間
(
ま
)
に
合
(
あ
)
ふ
身魂
(
みたま
)
が
無
(
な
)
いやうに
成
(
な
)
りて
居
(
を
)
るから、
272
今迄
(
いままで
)
に
人民
(
じんみん
)
の
思
(
おも
)
ふて
居
(
を
)
りた
事
(
こと
)
が、
273
大間違
(
おほまちが
)
いになりて
来
(
く
)
るぞよ。
274
外国
(
がいこく
)
の
思
(
おも
)
いも
大間違
(
おほまちが
)
いで、
275
大
(
おほ
)
きな
取
(
とり
)
違
(
ちが
)
いを
致
(
いた
)
して
居
(
を
)
るぞよ。
276
中々
(
なかなか
)
一寸
(
ちょっと
)
やそっとの
取
(
とり
)
違
(
ちが
)
いでは
無
(
な
)
いぞよ。
277
日本
(
にほん
)
の
人民
(
じんみん
)
も
外国
(
がいこく
)
の
性霊
(
せうらい
)
に
成
(
な
)
り
切
(
きり
)
て
了
(
しも
)
ふて
居
(
を
)
るから、
278
心
(
こころ
)
の
持
(
も
)
ち
方
(
かた
)
が
天地
(
てんち
)
に
代
(
かわ
)
りて
居
(
を
)
るので、
279
茲
(
ここ
)
までは
向
(
むこ
)
ふの
国
(
くに
)
の……………。
280
天
(
てん
)
と
地
(
ち
)
との
根本
(
こんぽん
)
の
大神
(
おほかみ
)
の
御血統
(
おちすじ
)
だけに、
281
誠
(
まこと
)
と
云
(
い
)
ふ
元
(
もと
)
の
日本魂
(
やまとだましい
)
の
性来
(
しょうらい
)
は
一厘
(
いちりん
)
ほか
無
(
な
)
いから、
282
一輪
(
いちりん
)
の
日本魂
(
やまとだましい
)
で
元
(
もと
)
の
昔
(
むかし
)
へ
世
(
よ
)
を
捻直
(
ねじなお
)
して、
283
ミロク
様
(
さま
)
の
世
(
よ
)
に
致
(
いた
)
す
経綸
(
しぐみ
)
であるから、
284
何
(
なに
)
につけても
大望
(
たいもう
)
な
事
(
こと
)
ばかりであるぞよ。
285
向
(
むこ
)
ふの
国
(
くに
)
の
性来
(
しょうらい
)
が
皆
(
みな
)
体主霊従
(
あく
)
であるから、
286
薩張
(
さっぱ
)
り
立
(
たて
)
分
(
わ
)
けてありたのが、
287
世
(
よ
)
の
末
(
すえ
)
と
成
(
な
)
りて、
288
斯
(
こ
)
んな
見苦
(
みぐる
)
しき、
289
混
(
ま
)
ぜ
交
(
こ
)
ぜの
世
(
よ
)
になりたのであるぞよ。
290
初発
(
しょっぱつ
)
の
世界
(
せかい
)
の
泥海
(
どろうみ
)
の
折
(
おり
)
から、
291
末代
(
まつだい
)
の
巧
(
たく
)
みを
為
(
し
)
て
居
(
を
)
りた
極悪神
(
ごくあくじん
)
の
身上
(
みじょう
)
は、
292
日本
(
にほん
)
の
元
(
もと
)
の
大神
(
おほかみ
)
が
良
(
よ
)
く
知
(
し
)
りて
居
(
を
)
られるから、
293
日本
(
にほん
)
にも
初発
(
しょっぱつ
)
から
深
(
ふか
)
い
経綸
(
しぐみ
)
が
為
(
し
)
てありての、
294
今度
(
こんど
)
の
神
(
かみ
)
と
神
(
かみ
)
との
大戦
(
おほたたかい
)
であるぞよ。
295
外国
(
がいこく
)
の
悪
(
あく
)
の
頭
(
かしら
)
は、
296
何
(
ど
)
うしてなりと
日本
(
にほん
)
へ
上
(
あが
)
る
巧
(
たく
)
みを
為
(
し
)
て
居
(
を
)
るなれど、
297
日本
(
にほん
)
の
国
(
くに
)
へは
上
(
あ
)
げられんから、
298
露国
(
ろこく
)
の
先祖
(
せんぞ
)
と
為
(
し
)
てありたなれど、
299
悪
(
あく
)
の
強
(
つよ
)
い
奸賢
(
わるがしこ
)
い
性来
(
しょうらい
)
であるから、
300
何
(
ど
)
の
様
(
やう
)
に
為
(
し
)
てでも
目的
(
をもわく
)
を
立
(
た
)
てねば、
301
途中
(
とちゅう
)
で
邪魔
(
じゃま
)
を
致
(
いた
)
すと
云
(
い
)
ふ
邪神
(
じゃしん
)
であるから、
302
天地
(
てんち
)
の
根本
(
こんぽん
)
の
大神
(
おほかみ
)
は
茲
(
ここ
)
まで
悔
(
くや
)
しい
残念
(
ざんねん
)
を
堪
(
こば
)
り
詰
(
つめ
)
て、
303
悪神
(
わるがみ
)
の
仕組
(
しぐみ
)
の
九分九厘
(
くぶくりん
)
と
成
(
な
)
るまでの、
304
永
(
なが
)
い
間
(
あいだ
)
の
堪忍
(
かんにん
)
を
致
(
いた
)
して、
305
悪神
(
わるがみ
)
の
頭
(
かしら
)
の
目的
(
をもわく
)
を
立
(
たて
)
さしてをいたが、
306
モー
一
(
ひと
)
つ
目的
(
おもわく
)
を
立
(
たて
)
て
居
(
を
)
るのを、
307
日本
(
にほん
)
の
元
(
もと
)
の
大神
(
おほかみ
)
が
能
(
よ
)
く
知
(
し
)
りて
居
(
を
)
るから、
308
日本
(
にほん
)
の
神国
(
しんこく
)
には、
309
外国
(
がいこく
)
の
御魂
(
みたま
)
の
能
(
よ
)
う
為
(
せ
)
ん
事
(
こと
)
が
仕組
(
しぐ
)
みてあるから、
310
九分九厘
(
くぶくりん
)
迄
(
まで
)
はトントン
拍子
(
びょうし
)
に
出
(
で
)
て
来
(
き
)
たなれど、
311
モウ
悪
(
あく
)
の
経綸
(
しぐみ
)
の
輪止
(
りんど
)
まりが
来
(
き
)
たから、
312
フクロ
鳥
(
どり
)
の
宵企
(
よいだく
)
みと
成
(
な
)
りて、
313
此
(
こ
)
の
先
(
さき
)
では
夜食
(
やしょく
)
に
外
(
はず
)
れて、
314
難
(
むずか
)
しき
顔
(
かお
)
を
致
(
いた
)
さな
成
(
な
)
らん
如
(
よ
)
うに、
315
時節
(
じせつ
)
が
参
(
まい
)
りたぞよ。
316
明治
(
めいじ
)
二十五
年
(
ねん
)
から
知
(
し
)
らして
在
(
あ
)
ることが、
317
皆
(
みな
)
その
通
(
とほ
)
り
出
(
で
)
て
来
(
く
)
るぞよ。
318
寒
(
さむ
)
さ
暑
(
あつ
)
さの
容赦
(
ようしゃ
)
は
無
(
な
)
いと
申
(
もう
)
して
在
(
あ
)
ろうがな。
319
是
(
これ
)
だけの
寒
(
かん
)
じでも、
320
斯
(
こ
)
の
大望
(
たいもう
)
な
事
(
こと
)
がはじまりたら、
321
水
(
みず
)
の
中
(
なか
)
でも
火
(
ひ
)
の
中
(
なか
)
でも、
322
熱
(
あつ
)
い
寒
(
さむ
)
いは
言
(
い
)
ふて
居
(
を
)
れん、
323
大望
(
たいもう
)
な
大戦
(
おほたたか
)
いであるぞよ。
324
斯
(
こ
)
の
世
(
よ
)
が
出来
(
でき
)
てから
未
(
ま
)
だ
無
(
な
)
い、
325
末代
(
まつだい
)
に
一度
(
いちど
)
ほか
為
(
し
)
られん
二度目
(
にどめ
)
の
世
(
よ
)
の
立替
(
たてかへ
)
であるのに、
326
何
(
なに
)
も
判
(
わか
)
らぬ
悪神
(
わるがみ
)
の
仕組
(
しぐみ
)
は、
327
我良
(
われよ
)
しの
強
(
つよ
)
い
者
(
もの
)
勝
(
が
)
ちの
行
(
や
)
り
方
(
かた
)
であるから、
328
我
(
われ
)
の
血筋
(
ちすじ
)
と
親族
(
ひっぽう
)
と
眷属
(
けんぞく
)
とさえが
良
(
よ
)
かりたら、
329
何時
(
いつ
)
迄
(
まで
)
掛
(
か
)
かりて
居
(
を
)
りても、
330
奪
(
と
)
れた
折
(
おり
)
に
奪
(
と
)
りたら
良
(
よ
)
いと
云
(
い
)
う
悪神
(
わるがみ
)
の
仕組
(
しぐみ
)
は、
331
ラクな
行
(
や
)
り
方
(
かた
)
であるぞよ。
332
そんな
仕組
(
しぐみ
)
を
致
(
いた
)
して
居
(
を
)
る
方
(
ほう
)
のいう
如
(
よ
)
うに、
333
相手
(
あいて
)
になりて
居
(
を
)
りたら、
334
此
(
こ
)
の
世
(
よ
)
が
泥海
(
どろうみ
)
と
成
(
な
)
る
事
(
こと
)
が
見
(
み
)
え
透
(
す
)
いて
居
(
を
)
るから、
335
昔
(
むかし
)
の
元
(
もと
)
から
日本
(
にほん
)
の
国
(
くに
)
には、
336
悪神
(
わるがみ
)
の
方
(
ほう
)
からは
見
(
み
)
えも
判
(
わか
)
りも
致
(
いた
)
さず、
337
学力
(
がくりき
)
でも
智慧
(
ちえ
)
でも、
338
外
(
ほか
)
の
身魂
(
みたま
)
では
出来
(
でき
)
ん
経綸
(
しぐみ
)
が
為
(
し
)
てあるから、
339
何
(
ど
)
うしても
悪
(
あく
)
の
身魂
(
みたま
)
に
改心
(
かいしん
)
が
出来
(
でき
)
んなれば、
340
国
(
くに
)
とは
代
(
か
)
えられんから、
341
一輪
(
いちりん
)
の
仕組
(
しぐみ
)
通
(
どほ
)
りに
致
(
いた
)
して、
342
爰
(
ここ
)
迄
(
まで
)
は
堪
(
こば
)
りたなれど、
343
爰
(
ここ
)
に
成
(
な
)
りておりても
判
(
わか
)
らんやうな
悪
(
あく
)
の
頭
(
かしら
)
なら、
344
仕組
(
しぐ
)
みてある
如
(
よ
)
うに
致
(
いた
)
して、
345
バタバタと
処置
(
かた
)
を
付
(
つ
)
けて、
346
後
(
あと
)
の
立直
(
たてなほ
)
しの
用意
(
ようい
)
を
致
(
いた
)
さんと、
347
斯
(
こ
)
の
世
(
よ
)
を
茲
(
ここ
)
迄
(
まで
)
に
自由
(
じゆう
)
自在
(
じざい
)
に
致
(
いた
)
されて、
348
天地
(
てんち
)
の
先祖
(
せんぞ
)
の
威光
(
いこう
)
が
解
(
わか
)
らんから、
349
斯
(
こ
)
の
世
(
よ
)
を
創造
(
こしらえ
)
て、
350
末代
(
まつだい
)
の
世
(
よ
)
を
建
(
た
)
てて
行
(
い
)
かねば
成
(
な
)
らん
天
(
てん
)
と
地
(
ち
)
との
先祖
(
せんぞ
)
が、
351
今
(
いま
)
迄
(
まで
)
は
堪忍
(
こばり
)
て
来
(
き
)
たなれど、
352
余
(
あま
)
りの
事
(
こと
)
で、
353
日本
(
にほん
)
の
霊主体従
(
ひのもと
)
の
一
(
いち
)
と
申
(
もう
)
して
二
(
に
)
の
無
(
な
)
い
国
(
くに
)
を、
354
天竺
(
てんじく
)
や
外国
(
がいこく
)
と
同
(
おな
)
じ
如
(
よ
)
うに
致
(
いた
)
して、
355
自由
(
じゆう
)
に
為
(
し
)
られるとは、
356
時節
(
じせつ
)
とはいい
乍
(
なが
)
ら、
357
爰
(
ここ
)
で
改心
(
かいしん
)
を
致
(
いた
)
せば
又
(
また
)
仕様
(
しよう
)
も
在
(
あ
)
るなれど、
358
余
(
あま
)
りの
事
(
こと
)
で、
359
モウ
堪忍
(
こらえ
)
袋
(
ぶくろ
)
が
切
(
き
)
れるぞよ。
360
悪神
(
わるがみ
)
に
自由
(
じゆう
)
自在
(
じざい
)
にして
了
(
しま
)
われて、
361
天
(
てん
)
の
御三体
(
ごさんたい
)
様
(
さま
)
に
何
(
ど
)
う
申
(
もう
)
し
訳
(
わけ
)
が
出来
(
でき
)
るか。
362
艮
(
うしとら
)
の
金神
(
こんじん
)
を
無
(
な
)
い
神
(
かみ
)
と
致
(
いた
)
してから、
363
恐
(
こわ
)
いものが
無
(
な
)
いやうに
成
(
な
)
りたから、
364
日本
(
にほん
)
の
神国
(
しんこく
)
を
好
(
す
)
きな
如
(
よ
)
うに、
365
我
(
われ
)
の
一力
(
いちりき
)
で
仕放題
(
しほうだい
)
、
366
好
(
す
)
き
寸法
(
すっぽう
)
の
悪力
(
わるぢから
)
がありたら、
367
上
(
うへ
)
へ
上
(
あ
)
がりて
出世
(
しゅっせ
)
が
出来
(
でき
)
て、
368
ラクな
行
(
や
)
り
方
(
かた
)
、
369
我
(
われ
)
の
一力
(
いちりき
)
で
悪
(
わる
)
い
事
(
こと
)
を
為
(
す
)
る
守護神
(
しゅごじん
)
でありたら
出世
(
しゅっせ
)
が
出来
(
でき
)
たのが、
370
頭
(
かしら
)
が
極悪
(
ごくあく
)
でありたから、
371
悪
(
あく
)
の
登
(
のぼ
)
るのは
早
(
はや
)
かりたので
在
(
あ
)
るぞよ。
372
上
(
うへ
)
へ
登
(
のぼ
)
りて、
373
後
(
あと
)
も
前
(
さき
)
も
構
(
かま
)
わずに、
374
頭
(
かしら
)
と
尾
(
を
)
とで
前後
(
ぜんご
)
へ
手
(
て
)
が
廻
(
まわ
)
らずに、
375
上
(
うへ
)
さえ
上
(
あ
)
がれたら
良
(
よ
)
いと
云
(
い
)
ふ
行
(
やり
)
方
(
かた
)
、
376
九分九厘
(
くぶくりん
)
までは
跡
(
あと
)
が
何
(
ど
)
うなろうと
先
(
さき
)
が
何
(
ど
)
う
成
(
な
)
ろうと、
377
行
(
い
)
ける
処
(
とこ
)
まで
胴体
(
どうたい
)
が
無
(
な
)
いから、
378
八
(
や
)
ツ
頭
(
がしら
)
八
(
や
)
ツ
尾
(
を
)
で、
379
肝腎
(
かんじん
)
の
大事
(
だいじ
)
の
真中
(
まんなか
)
が
無
(
な
)
いと、
380
頭
(
あたま
)
と
尾
(
を
)
とでは
肝心
(
かんじん
)
の
事
(
こと
)
が
成就
(
じょうじゅ
)
いたさんぞよ。
381
日本
(
にほん
)
は
世界
(
せかい
)
の
中心
(
まんなか
)
で
在
(
あ
)
るから、
382
肝腎
(
かんじん
)
の
要
(
かな
)
めの
所
(
とこ
)
に
大事
(
だいじ
)
の
経綸
(
しぐみ
)
が
為
(
し
)
てあるから、
383
モウ
微躯
(
びく
)
とも
致
(
いた
)
さねども、
384
人民
(
じんみん
)
の
方
(
ほう
)
は
何事
(
なにごと
)
も
改心
(
かいしん
)
次第
(
しだい
)
であるぞよ。
385
日本
(
にほん
)
の
人民
(
じんみん
)
も
大
(
おほ
)
きな
取
(
とり
)
違
(
ちが
)
いを
致
(
いた
)
して
居
(
を
)
ると、
386
毎度
(
まいど
)
筆先
(
ふでさき
)
で
書
(
かか
)
して
知
(
し
)
らして
在
(
あ
)
るが、
387
其
(
その
)
大間違
(
おほまちが
)
いの
判
(
わか
)
る
時節
(
じせつ
)
が
参
(
まい
)
りて
来
(
き
)
たぞよ。
388
余
(
あま
)
り
一度
(
いちど
)
に
何彼
(
なにか
)
の
事
(
こと
)
が
判
(
わか
)
りて
来
(
き
)
て、
389
逆立
(
さかだ
)
ちに
成
(
な
)
ってヌタクラナ
成
(
な
)
らん
如
(
よ
)
うになりて
来
(
き
)
たぞよ。
390
神
(
かみ
)
が
一度
(
いちど
)
申
(
もう
)
した
事
(
こと
)
は
何事
(
なにごと
)
に
由
(
よ
)
らず
皆
(
みな
)
世界
(
せかい
)
から
出
(
で
)
て
来
(
く
)
るから、
391
一日
(
いちにち
)
も
早
(
はや
)
く
改心
(
かいしん
)
を
致
(
いた
)
すやうに、
392
日々
(
にちにち
)
に
続
(
つづ
)
いて
知
(
し
)
らして
遣
(
や
)
りたなれど、
393
今
(
いま
)
に
誠
(
まこと
)
に
致
(
いた
)
さん
故
(
ゆえ
)
に、
394
何彼
(
なにか
)
の
時節
(
じせつ
)
が
九分九厘
(
くぶくりん
)
となりて
来
(
き
)
て、
395
善
(
ぜん
)
悪
(
あく
)
の
立
(
たて
)
分
(
わ
)
けを
致
(
いた
)
さな
成
(
な
)
らんから、
396
彼方
(
あちら
)
にも
此方
(
こちら
)
にも
足本
(
あしもと
)
にも、
397
何
(
なに
)
から
初
(
はじ
)
まるやら
人民
(
じんみん
)
には
見当
(
けんとう
)
が
取
(
と
)
れん
事
(
こと
)
になるぞよ。
398
四
(
よ
)
ツ
足
(
あし
)
の
覇張
(
はば
)
りた
事
(
こと
)
を
天晴
(
あっぱ
)
れと
露
(
あら
)
はして、
399
末代
(
まつだい
)
の
記録
(
きろく
)
に
残
(
のこ
)
すから、
400
爰
(
ここ
)
へ
成
(
な
)
る
迄
(
まで
)
に
身魂
(
みたま
)
を
磨
(
みが
)
いて
置
(
お
)
けと
申
(
もう
)
して
知
(
し
)
らしたなれど、
401
誠
(
まこと
)
に
致
(
いた
)
して
聞
(
き
)
く
身魂
(
みたま
)
が
無
(
な
)
いから、
402
是
(
これ
)
からは
罪穢
(
めぐり
)
の
在
(
あ
)
る
処
(
とこ
)
には、
403
罪過
(
めぐり
)
だけの
借銭
(
しゃくせん
)
済
(
なし
)
を
致
(
いた
)
さすので
在
(
あ
)
るぞよ。
404
何処
(
どこ
)
も
恨
(
うら
)
める
所
(
とこ
)
は
無
(
な
)
いぞよ。
405
自分
(
われ
)
の
身魂
(
みたま
)
を
恨
(
うら
)
めるより
仕様
(
しよう
)
は
無
(
な
)
いぞよ。
406
今度
(
こんど
)
の
二度目
(
にどめ
)
の
立替
(
たてかへ
)
は
国々
(
くにぐに
)
処々
(
ところどころ
)
、
407
都会
(
ひろみ
)
田舎
(
いなか
)
村々
(
むらむら
)
家々
(
いへいへ
)
に、
408
身魂
(
みたま
)
の
借銭
(
しゃくせん
)
だけの
事
(
こと
)
は
天地
(
てんち
)
の
神
(
かみ
)
から
済
(
な
)
さして
了
(
しま
)
ふから、
409
何処
(
どこ
)
も
恨
(
うら
)
む
事
(
こと
)
は
無
(
な
)
いと
申
(
もう
)
して、
410
明治
(
めいじ
)
廿五
年
(
ねん
)
から
今
(
いま
)
に
続
(
つづ
)
いて
知
(
し
)
らして
在
(
あ
)
るぞよ。
411
知
(
し
)
らして
在
(
あ
)
る
事
(
こと
)
が
良
(
よ
)
い
事
(
こと
)
も
厭
(
いや
)
な
事
(
こと
)
も、
412
みな
一度
(
いちど
)
に
何
(
なに
)
も
出
(
で
)
て
来
(
く
)
るぞよ。
413
そうなりた
折
(
おり
)
には
世界
(
せかい
)
の
人民
(
じんみん
)
は、
414
矢張
(
やはり
)
艮能
(
うしとらの
)
金神
(
こんじん
)
は
悪神
(
わるがみ
)
であると
未
(
ま
)
だ
申
(
もう
)
すぞよと
申
(
もう
)
して
在
(
あ
)
るが、
415
神
(
かみ
)
から
申
(
もう
)
して
在
(
あ
)
る
事
(
こと
)
は
一分
(
いちぶ
)
も
違
(
ちが
)
はずに
皆
(
みな
)
出
(
で
)
て
来
(
く
)
るから、
416
艮
(
うしとら
)
の
金神
(
こんじん
)
が
悪
(
わる
)
い
騒動
(
さわぎ
)
をいたす
如
(
よ
)
うに
思
(
おも
)
ふで
在
(
あ
)
らうなれど、
417
天
(
てん
)
からの
時節
(
じせつ
)
で
何
(
なに
)
も
出
(
で
)
て
来
(
く
)
るのであるから、
418
艮
(
うしとら
)
の
金神
(
こんじん
)
も
何
(
ど
)
う
致
(
いた
)
す
事
(
こと
)
も
出来
(
でき
)
んので
在
(
あ
)
るから、
419
夫
(
そ
)
れ
迄
(
まで
)
に
一人
(
いちにん
)
なりとも
改心
(
かいしん
)
さして
助
(
たす
)
けたいと
思
(
おも
)
ふて、
420
今
(
いま
)
まで
苦労
(
くろう
)
艱難
(
かんなん
)
いたして
知
(
し
)
らしたので
在
(
あ
)
るぞよ。
421
新
(
さら
)
つの
洗
(
あらい
)
替
(
かへ
)
の
世
(
よ
)
になるのであるから、
422
外国
(
がいこく
)
には
厳
(
きび
)
しき
事
(
こと
)
が
在
(
あ
)
るぞよ。
423
此
(
この
)
事
(
こと
)
は
明治
(
めいじ
)
廿七
年
(
ねん
)
の七
月
(
がつ
)
の
差
(
さし
)
入
(
い
)
りの
筆先
(
ふでさき
)
に
書
(
かか
)
してあるぞよ。
424
良
(
よ
)
い
事
(
こと
)
も
厭
(
いや
)
な
事
(
こと
)
も
一度
(
いちど
)
出
(
だ
)
して
在
(
あ
)
る
事
(
こと
)
は、
425
遅
(
おそ
)
し
速
(
はや
)
しは
在
(
あ
)
るなれど、
426
皆
(
みな
)
出
(
で
)
て
来
(
く
)
るぞよ。
427
悪
(
あく
)
の
頭
(
かしら
)
からトコトン
発根
(
ほっごん
)
の
改心
(
かいしん
)
を
致
(
いた
)
さんと、
428
思
(
おも
)
ふて
居
(
を
)
る
事
(
こと
)
に
大間違
(
おほまちがい
)
が、
429
我
(
われ
)
に
皆
(
みな
)
出
(
で
)
て
来
(
く
)
るぞよ。
430
余
(
あま
)
り
我好
(
われよ
)
しの
行
(
やり
)
方
(
かた
)
で
大間違
(
おほまちがい
)
が
顕
(
あら
)
はれて
来
(
き
)
て、
431
腰
(
こし
)
が
抜
(
ぬ
)
けて
了
(
しも
)
ふて、
432
腮
(
あご
)
が
外
(
はづ
)
れて
言
(
もの
)
も
云
(
い
)
へず、
433
足
(
あし
)
が
上
(
うへ
)
になりて
頭
(
かしら
)
が
下
(
し
)
たに
成
(
な
)
りて、
434
手
(
て
)
で
其処
(
そこ
)
ら
傍
(
あた
)
りをヌタクラナ
成
(
な
)
らん
様
(
やう
)
な
事
(
こと
)
が
出
(
で
)
て
来
(
く
)
るぞよと、
435
今年
(
ことし
)
で
二十七年目
(
にじゅうしちねんめ
)
であるが、
436
其
(
その
)
間
(
あいだ
)
昼夜
(
ちゅうや
)
に
知
(
し
)
らして
在
(
あ
)
るぞよ。
437
天地
(
てんち
)
の
生神
(
いきがみ
)
の
先祖
(
せんぞ
)
を
要
(
い
)
らんものじゃ、
438
神
(
かみ
)
は
無
(
な
)
くても
良
(
よ
)
いものじゃと
申
(
もう
)
して
居
(
を
)
りたが…………、
439
悪
(
あく
)
と
四
(
よ
)
ツ
足
(
あし
)
とで
此
(
こ
)
の
世
(
よ
)
の
政治
(
せいじ
)
が
行
(
や
)
れるかと
云
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
を、
440
覚
(
さと
)
るやうに、
441
充分
(
じゅうぶん
)
に
思
(
おも
)
わくを
為
(
さ
)
して、
442
大神
(
おほかみ
)
が
蔭
(
かげ
)
から
見
(
み
)
て
居
(
を
)
れば、
443
未
(
ま
)
だモ
一
(
ひと
)
つ
悪
(
あく
)
を
強
(
つよ
)
くして、
444
斯
(
この
)
世
(
よ
)
を
此
(
この
)
儘
(
まま
)
で
行
(
や
)
りて
行
(
ゆこ
)
うとの
精神
(
せいしん
)
であらうがな。
445
日本
(
にほん
)
の
国
(
くに
)
を
外国
(
がいこく
)
の
悪
(
あく
)
と
四
(
よ
)
ツ
足
(
あし
)
とがモ
一
(
ひと
)
つ
上
(
うへ
)
へ
上
(
あが
)
りて、
446
王
(
わう
)
の
王
(
わう
)
に
成
(
な
)
りて
行
(
いこ
)
うとの
度豪
(
どゑら
)
い
経綸
(
しぐみ
)
を
致
(
いた
)
して
居
(
を
)
らうがな。
447
日本
(
にほん
)
は
神
(
かみ
)
の
国
(
くに
)
、
448
神
(
かみ
)
が
守
(
まも
)
らな
治
(
をさ
)
まらぬ
国
(
くに
)
であるのに、
449
肝腎
(
かんじん
)
の
一
(
いち
)
の
番頭
(
ばんとう
)
二
(
に
)
の
番頭
(
ばんとう
)
から、
450
薩張
(
さっぱ
)
り
外国
(
がいこく
)
魂
(
だま
)
に
成
(
なり
)
切
(
き
)
りて
了
(
しも
)
ふて
居
(
を
)
るから、
451
何時
(
いつ
)
までも
世
(
よ
)
はゴテゴテ
致
(
いた
)
して、
452
治
(
をさま
)
りは
致
(
いた
)
さんぞよ。
453
人民力
(
じんみんりき
)
で
斯
(
この
)
結構
(
けっこう
)
な
神国
(
しんこく
)
の
政治
(
せいじ
)
が
出来
(
でき
)
るなら、
454
モチト
立派
(
りっぱ
)
に
世
(
よ
)
が
立
(
た
)
ちては
行
(
い
)
けさうなものでないか。
455
今
(
いま
)
の
世
(
よ
)
の
持
(
もち
)
方
(
かた
)
は
丸切
(
まるき
)
り
畜生
(
ちくしょう
)
の
行
(
やり
)
方
(
かた
)
で、
456
強
(
つよ
)
いものが
弱
(
よわ
)
いものの
汗油
(
あせあぶら
)
を
絞
(
しぼ
)
りて、
457
其
(
そ
)
の
汗
(
あせ
)
と
油
(
あぶら
)
で
高
(
たか
)
い
処
(
ところ
)
へ
上
(
あが
)
って、
458
舌
(
した
)
をペロリと
出
(
だ
)
して
見下
(
みお
)
ろして
居
(
を
)
るが、
459
夫
(
そ
)
れが
悪魔
(
あくま
)
の
世
(
よ
)
と
申
(
もう
)
すぞよ。
460
是
(
これ
)
だけ
世界
(
せかい
)
に
上下
(
じょうげ
)
懸隔
(
うんぷ
)
が
在
(
あ
)
りては、
461
何時
(
いつ
)
になりても
斯
(
この
)
世
(
よ
)
に
口舌
(
くぜつ
)
の
絶
(
たえ
)
ると
云
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
は
無
(
な
)
いぞよ。
462
外国
(
がいこく
)
の
真似
(
まね
)
斗
(
ばか
)
り
致
(
いた
)
して、
463
是
(
これ
)
が
開
(
ひら
)
けた
世
(
よ
)
の
行
(
やり
)
方
(
かた
)
と
申
(
もう
)
して
居
(
を
)
るが、
464
何処
(
どこ
)
が
開
(
ひら
)
けたのか。
465
肝心
(
かんじん
)
の
開
(
ひら
)
くべき
所
(
とこ
)
は
二重
(
にじゅう
)
三重
(
さんじゅう
)
に
閉
(
ふさ
)
いで
了
(
しも
)
ふて、
466
開
(
ひら
)
いてはならぬ
神国
(
しんこく
)
の
宝
(
たから
)
を
破乱
(
ばら
)
かして
了
(
しも
)
ふて、
467
二進
(
にっち
)
も
三進
(
さっち
)
も
行
(
い
)
かんやうになりて、
468
途中
(
とちゅう
)
の
豪
(
えら
)
い
鼻高
(
はなだか
)
が
毎年
(
まいねん
)
一
(
ひ
)
と
処
(
とこ
)
へ
国々
(
くにぐに
)
から
集
(
よ
)
って
来
(
き
)
て、
469
結構
(
けっこう
)
な
御相談
(
ごそうだん
)
や
争論
(
いさかい
)
を
致
(
いた
)
して
御座
(
ござ
)
るが、
470
下
(
し
)
たの
何
(
なに
)
も
知
(
し
)
らん
人民
(
じんみん
)
は
良
(
よ
)
い
面
(
つら
)
の
皮
(
かわ
)
じゃぞよ。
471
昔
(
むかし
)
からの
暦
(
こよみ
)
を
潰
(
つぶ
)
したり、
472
神
(
かみ
)
の
鎮
(
しず
)
まる
先祖
(
せんぞ
)
代々
(
だいだい
)
からの
御宮
(
おみや
)
を、
473
金
(
かね
)
が
無
(
な
)
いからと
申
(
もう
)
して
潰
(
つぶ
)
したり、
474
神
(
かみ
)
を
相借家
(
あいしゃくや
)
へ
投
(
ほ
)
り
込
(
こ
)
みて
置
(
お
)
いて、
475
人民
(
じんみん
)
は
昔
(
むかし
)
の
王
(
わう
)
も
叶
(
かな
)
はんやうな
家
(
いえ
)
を
建
(
た
)
て、
476
別荘
(
べっそう
)
を
立
(
た
)
て、
477
金
(
かね
)
斗
(
ばか
)
りを
重宝
(
ちょうほう
)
がり、
478
金
(
かね
)
さえ
在
(
あ
)
りたら
神
(
かみ
)
も
糞
(
くそ
)
も
要
(
い
)
るものかと、
479
エライ
慢神
(
まんしん
)
と
取
(
とり
)
違
(
ちが
)
いを
致
(
いた
)
して
居
(
を
)
るが、
480
斯
(
こ
)
んな
六茶
(
むちゃ
)
な、
481
天地
(
てんち
)
を
畏
(
おそ
)
れぬ
外国
(
がいこく
)
魂
(
だま
)
の
畜生
(
ちくしょう
)
の
行
(
やり
)
方
(
かた
)
は、
482
神
(
かみ
)
は
何時
(
いつ
)
までも
許
(
ゆる
)
す
事
(
こと
)
は
出来
(
でき
)
んから、
483
皆
(
みな
)
夫
(
そ
)
れ
夫
(
ぞ
)
れに
覚悟
(
かくご
)
を
為
(
な
)
さるが
良
(
よ
)
かろう。
484
外国
(
がいこく
)
の
四
(
よ
)
ツ
足
(
あし
)
の
真似
(
まね
)
を
致
(
いた
)
して、
485
結構
(
けっこう
)
な
家
(
いえ
)
の
内
(
うち
)
で、
486
牛
(
うし
)
や
馬
(
うま
)
の
肉
(
にく
)
を
煮
(
た
)
いて
喰
(
くっ
)
たり、
487
首
(
くび
)
に
畜生
(
ちくしょう
)
の
皮
(
かわ
)
を
捲
(
ま
)
いたり、
488
畜生
(
ちくしょう
)
の
毛
(
け
)
で
織
(
お
)
った
物
(
もの
)
を
肌
(
はだ
)
に
着
(
つけ
)
たり、
489
それが
薩張
(
さっぱ
)
り
四
(
よ
)
ツ
足
(
あし
)
の
性来
(
しょうらい
)
が
顕
(
あら
)
はれて
居
(
を
)
るのであるぞよ。
490
四
(
よ
)
ツ
足
(
あし
)
の
守護神
(
しゅごじん
)
が
何程
(
なにほど
)
骨
(
ほね
)
を
折
(
をり
)
ても、
491
万古
(
まんご
)
末代
(
まつだい
)
の
世
(
よ
)
を
自由
(
じゆう
)
に
致
(
いた
)
すと
云
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
は、
492
到底
(
とうてい
)
出来
(
でき
)
は
致
(
いた
)
さんから、
493
素直
(
すなほ
)
に
致
(
いた
)
して
改心
(
かいしん
)
をして、
494
神
(
かみ
)
の
申
(
もう
)
すやうの
世
(
よ
)
の
持
(
もち
)
方
(
かた
)
に
致
(
いた
)
せば、
495
此
(
この
)
儘
(
まま
)
で
神
(
かみ
)
が
構
(
かも
)
うて
続
(
つづ
)
かして、
496
尾
(
を
)
を
隠
(
か
)
くしてでも
許
(
ゆる
)
して
遣
(
や
)
るなれど、
497
余
(
あま
)
りしぶたう
頑張
(
がんば
)
りて
居
(
を
)
ると、
498
三千世界
(
さんぜんせかい
)
の
赤耻
(
あかはじ
)
を
掻
(
か
)
く
事
(
こと
)
が
出来
(
でき
)
て
来
(
く
)
るぞよ。
499
日本
(
にほん
)
の
国
(
くに
)
だけでも
是
(
これ
)
だけ
持
(
も
)
て
余
(
あま
)
して
居
(
を
)
りて、
500
他
(
よそ
)
の
国
(
くに
)
の
事
(
こと
)
ども
構
(
かま
)
ひ
立
(
だて
)
する
暇
(
ひま
)
は
有
(
あ
)
りもせむのに、
501
肝腎
(
かんじん
)
の
足元
(
あしもと
)
は
良
(
よ
)
い
加減
(
かげん
)
な
事
(
こと
)
に
致
(
いた
)
してをいて、
502
終
(
しまい
)
には
共倒
(
ともだを
)
れに
成
(
な
)
ると
云
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
に、
503
気
(
き
)
の
附
(
つ
)
かむ
如
(
よ
)
うな
明盲目
(
あきめくら
)
であるから、
504
○○の
国
(
くに
)
は
一日
(
いちにち
)
増
(
ま
)
しに
押
(
おし
)
つまりて
来
(
き
)
て、
505
食物
(
しょくもつ
)
は
段々
(
だんだん
)
と
欠乏
(
ひっぱく
)
になるなり、
506
菜
(
な
)
の
葉
(
は
)
一枚
(
いちまい
)
でも
大切
(
たいせつ
)
な
事
(
こと
)
に
今
(
いま
)
に
成
(
な
)
りて
来
(
く
)
るぞよ。
507
何程
(
なにほど
)
金
(
かね
)
を
貯
(
ため
)
て
歓
(
よろ
)
こんで
居
(
を
)
りても、
508
正可
(
まさか
)
の
時
(
とき
)
には
金銀
(
きんぎん
)
では
生命
(
いのち
)
が
継
(
つな
)
げんぞよ。
509
百万円
(
ひゃくまんえん
)
の
金
(
かね
)
よりも
一握
(
ひとにぎ
)
りのお
米
(
よね
)
[
*
ルビの「よね」は底本通り
]
の
方
(
ほう
)
が
大切
(
たいせつ
)
な
世
(
よ
)
が
廻
(
まわ
)
りて
来
(
き
)
て、
510
明治
(
めいじ
)
二十五
年
(
ねん
)
から
毎度
(
まいど
)
筆先
(
ふでさき
)
で
知
(
し
)
らして
在
(
あ
)
るやうに、
511
田地
(
でんち
)
に
植
(
うえ
)
込
(
こ
)
みて
喜
(
よろ
)
こびて
居
(
を
)
りた、
512
桑
(
くわ
)
迄
(
まで
)
も
掘
(
ほり
)
起
(
おこ
)
さな
成
(
な
)
らん
事
(
こと
)
に
成
(
な
)
りて
来
(
く
)
るが、
513
人民
(
じんみん
)
と
申
(
もう
)
す
者
(
もの
)
は
近慾
(
ちかよく
)
で、
514
近眼
(
ちかめ
)
で、
515
誠
(
まこと
)
の
神
(
かみ
)
の
申
(
もう
)
す
事
(
こと
)
は
判
(
わか
)
らんぞよ。
516
誠
(
まこと
)
に
気
(
き
)
の
毒
(
どく
)
なもので
在
(
あ
)
れども、
517
人民
(
じんみん
)
の
精神
(
せいしん
)
が
薩張
(
さっぱ
)
り
曇
(
くも
)
り
切
(
き
)
りて
居
(
を
)
るから、
518
何
(
なに
)
を
為
(
し
)
て
見
(
み
)
せても、
519
何
(
なに
)
を
聞
(
き
)
かして
遣
(
や
)
りても、
520
神
(
かみ
)
の
申
(
もう
)
す
事
(
こと
)
を
汲
(
く
)
み
取
(
と
)
る
人民
(
じんみん
)
が
無
(
な
)
いが、
521
能
(
よ
)
うも
茲
(
ここ
)
まで
曇
(
くも
)
りたものじゃ。
522
無間
(
むげん
)
の
鐘
(
かね
)
まで
掘
(
ほり
)
上
(
あ
)
げて、
523
今
(
いま
)
じゃ
早
(
はや
)
じゃと
知
(
し
)
らせども、
524
盲目
(
めくら
)
と
聾
(
つんぼ
)
の
今
(
いま
)
の
世界
(
せかい
)
の
人民
(
じんみん
)
は、
525
慾
(
よく
)
斗
(
ばか
)
りに
迷
(
まよ
)
ふて
一寸先
(
いっすんさ
)
きも
見
(
み
)
えず、
526
是
(
これ
)
だけ
天地
(
てんち
)
に
昼夜
(
ちゅうや
)
に
鳴
(
な
)
り
渡
(
わた
)
る
大神
(
おほかみ
)
の
声
(
こえ
)
も
聞
(
きこ
)
えず、
527
鳥
(
とり
)
獣
(
けもの
)
にも
劣
(
おと
)
りたもの
斗
(
ばか
)
り、
528
世
(
よ
)
の
立直
(
たてなほ
)
しを
致
(
いた
)
そうにも
掛
(
かか
)
りかけが
出来
(
でき
)
んぞよ。
529
けれども、
530
綾部
(
あやべ
)
の
大本
(
おほもと
)
には
神
(
かみ
)
が
綱
(
つな
)
を
懸
(
か
)
けて、
531
昔
(
むかし
)
の
其
(
その
)
儘
(
まま
)
の
日本魂
(
やまとだましい
)
を
引
(
ひき
)
寄
(
よ
)
せる
経綸
(
しぐみ
)
が
致
(
いた
)
して
在
(
あ
)
るから
大丈夫
(
だいじょうぶ
)
ではあれど、
532
心
(
こころ
)
はチットも
許
(
ゆる
)
されん
大望
(
たいもう
)
な
所
(
とこ
)
であるぞよ。
533
外国
(
がいこく
)
の
悪神
(
わるがみ
)
が
今
(
いま
)
に
仲直
(
なかなお
)
りを
致
(
いた
)
したら、
534
今度
(
こんど
)
は
腹
(
はら
)
を
合
(
あわ
)
して
一
(
ひと
)
つになりて
攻
(
せ
)
めて
来
(
く
)
るから、
535
日本
(
にほん
)
神国
(
しんこく
)
の
人民
(
じんみん
)
は
判
(
わか
)
りたものから
用意
(
ようい
)
を
致
(
いた
)
して
下
(
くだ
)
されよ。
536
末代
(
まつだい
)
に
一度
(
いちど
)
の
世
(
よ
)
の
立替
(
たてかへ
)
立直
(
たてなほ
)
しであるぞよ。
537
明治
(
めいじ
)
二十五
年
(
ねん
)
から
出口
(
でぐち
)
直
(
なお
)
の
手
(
て
)
を
借
(
か
)
り、
538
口
(
くち
)
を
借
(
か
)
りて
知
(
し
)
らしてありた
事
(
こと
)
の、
539
実地
(
じっち
)
が
出
(
で
)
て
来
(
く
)
る
世
(
よ
)
になりたぞよ。
540
露国
(
ろこく
)
から
始
(
はじま
)
りて、
541
日本
(
にほん
)
と
外国
(
がいこく
)
との
大戦
(
おほたたかい
)
が
在
(
あ
)
ると
申
(
もう
)
したが
時節
(
じせつ
)
が
来
(
き
)
たぞよ。
542
外国
(
がいこく
)
は
終
(
しまい
)
には
一腹
(
ひとはら
)
になりて
来
(
く
)
ると
申
(
もう
)
して
知
(
し
)
らして
在
(
あ
)
ろうがな。
543
この
神
(
かみ
)
一度
(
いちど
)
申
(
もう
)
したら
何時
(
いつ
)
に
成
(
な
)
りても、
544
毛筋
(
けすじ
)
の
横巾
(
よこはば
)
ほども
違
(
ちが
)
いは
致
(
いた
)
さんぞよ。
545
これが
違
(
ちご
)
ふたら
神
(
かみ
)
は
斯
(
この
)
世
(
よ
)
に
居
(
を
)
らんぞよ。
546
外国
(
がいこく
)
の
悪神
(
わるがみ
)
の
頭
(
かしら
)
が、
547
露国
(
ろこく
)
を
無茶苦茶
(
むちゃくちゃ
)
に
致
(
いた
)
して
置
(
お
)
いて、
548
モ
一
(
ひと
)
つ
向
(
むこ
)
ふの
国
(
くに
)
へ
渡
(
わた
)
りて、
549
人民
(
じんみん
)
の
王
(
わう
)
を
自由
(
じゆう
)
に
使
(
つこ
)
ふて、
550
世界中
(
せかいじゅう
)
の
困難
(
こんなん
)
をも
構
(
かま
)
はずに、
551
自国
(
われ
)
さえ
良
(
よ
)
けら
他
(
ひと
)
はドウデも
良
(
よ
)
い、
552
人
(
ひと
)
は
倒
(
たお
)
しても
我
(
われ
)
さえ
立
(
た
)
ちたら
満足
(
まんぞく
)
じゃと
申
(
もう
)
して、
553
悪
(
あく
)
の
頭
(
かしら
)
が
今
(
いま
)
に
日本
(
にほん
)
の
神国
(
しんこく
)
へ
攻
(
せ
)
めて
来
(
く
)
るぞよと
申
(
もう
)
して
知
(
し
)
らしてあるぞよ。
554
日本
(
にほん
)
の
人民
(
じんみん
)
にチットでも
誠
(
まこと
)
がありて、
555
一
(
いち
)
の
番頭
(
ばんとう
)
、
556
二
(
に
)
の
番頭
(
ばんとう
)
の
守護神
(
しゅごじん
)
に
誠
(
まこと
)
一
(
ひと
)
つの
日本魂
(
やまとだましい
)
さえ
在
(
あ
)
りたら、
557
何程
(
なにほど
)
外国
(
がいこく
)
の
学力
(
がくりき
)
でも、
558
人民
(
じんみん
)
が
沢山
(
たくさん
)
在
(
あ
)
りても、
559
金
(
かね
)
が
何程
(
なにほど
)
ありてもビクとも
致
(
いた
)
さねども、
560
今
(
いま
)
の
日本
(
にほん
)
の
持
(
もち
)
方
(
かた
)
は、
561
守護神
(
しゅごじん
)
が
薩張
(
さっぱ
)
り
外国
(
がいこく
)
よりもマダ
一段
(
いちだん
)
身魂
(
みたま
)
が
劣悪
(
をとり
)
て
了
(
しも
)
ふて
居
(
を
)
るから、
562
今
(
いま
)
にキリキリ
舞
(
まい
)
を
致
(
いた
)
さなならぬ
事
(
こと
)
が
出来
(
でき
)
てきて、
563
往
(
ゆ
)
きも
還
(
かえ
)
りも
出来
(
でき
)
ぬ
様
(
やう
)
に
成
(
な
)
るのは、
564
眼
(
め
)
の
前
(
まえ
)
にチラ
付
(
つい
)
て
居
(
を
)
るから、
565
一日
(
いちにち
)
も
早
(
はや
)
く
改心
(
かいしん
)
致
(
いた
)
せよ
身魂
(
みたま
)
を
研
(
みが
)
けよと、
566
腹
(
はら
)
が
立
(
た
)
つ
程
(
ほど
)
クドウ
申
(
もう
)
して
気
(
き
)
が
付
(
つ
)
けてありたぞよ。
567
この
大本
(
おほもと
)
へ
立
(
たち
)
寄
(
よ
)
る
誠
(
まこと
)
の
人
(
ひと
)
は、
568
明治
(
めいじ
)
二十五
年
(
ねん
)
から
昼夜
(
ちゅうや
)
に
出口
(
でぐち
)
直
(
なお
)
に
書
(
かか
)
してある
筆先
(
ふでさき
)
を
調
(
しら
)
べて
下
(
くだ
)
されよ。
569
一分一厘
(
いちぶいちりん
)
間違
(
まちが
)
いは
無
(
な
)
いと
申
(
もう
)
す
事
(
こと
)
が、
570
何程
(
なにほど
)
疑
(
うたが
)
ひの
強
(
きつ
)
ひ
人民
(
じんみん
)
でも
判
(
わか
)
りて
来
(
く
)
るぞよ。
571
それで
改心
(
かいしん
)
の
出来
(
でき
)
ぬやうな
人民
(
じんみん
)
は、
572
気
(
き
)
の
毒
(
どく
)
でも
今度
(
こんど
)
の
二度目
(
にどめ
)
の
世
(
よ
)
の
立替
(
たてかへ
)
には
間曳
(
まび
)
かれて、
573
万古
(
まんご
)
末代
(
まつだい
)
根
(
ね
)
の
国
(
くに
)
、
574
底
(
そこ
)
の
国
(
くに
)
へ
霊魂
(
みたま
)
を
落
(
おと
)
して
了
(
しま
)
ふと
云
(
い
)
ふ、
575
神界
(
しんかい
)
の
規則
(
きそく
)
であるぞよ。
576
神
(
かみ
)
は
人民
(
じんみん
)
を
助
(
たす
)
けたさの
永
(
なが
)
い
間
(
あいだ
)
の
此
(
この
)
苦労
(
くろう
)
であるぞよ。
577
兵隊
(
へいたい
)
を
一旦
(
いったん
)
日本
(
にほん
)
へ
引
(
ひき
)
寄
(
よ
)
して、
578
外国
(
がいこく
)
を
地震
(
じしん
)
、
579
雷
(
かみなり
)
、
580
火
(
ひ
)
の
雨
(
あめ
)
降
(
ふら
)
して
絶滅
(
たや
)
さねば、
581
世界
(
せかい
)
は
神国
(
しんこく
)
にならんから、
582
余
(
あま
)
り
何時
(
いつ
)
迄
(
まで
)
も
神
(
かみ
)
の
申
(
もう
)
す
事
(
こと
)
を
聞
(
き
)
かねば、
583
三千年
(
さんぜんねん
)
の
経綸
(
しぐみ
)
通
(
どほ
)
りに
致
(
いた
)
すから、
584
世界
(
せかい
)
に
何事
(
なにごと
)
ありても
神
(
かみ
)
と
出口
(
でぐち
)
を
恨
(
うら
)
めて
呉
(
く
)
れなよ。
585
我
(
わが
)
身魂
(
みたま
)
を
恨
(
うら
)
めるより
仕様
(
しよう
)
は
無
(
な
)
いぞよと
申
(
もう
)
してあろうがな。
586
気
(
き
)
の
毒
(
どく
)
なものでもモウ
神
(
かみ
)
は
一切
(
ひとき
)
りに
致
(
いた
)
さねば、
587
天
(
てん
)
の
御先祖
(
ごせんぞ
)
様
(
さま
)
へ
艮
(
うしとら
)
の
金神
(
こんじん
)
の
申
(
もうし
)
訳
(
わけ
)
が
立
(
た
)
たんぞよ。
588
明治
(
めいじ
)
二十五
年
(
ねん
)
から
天
(
てん
)
の
御先祖
(
ごせんぞ
)
様
(
さま
)
の
御命令
(
ごめいれい
)
を
戴
(
いただ
)
きて、
589
世界
(
せかい
)
の
人民
(
じんみん
)
に
何彼
(
なにか
)
の
事
(
こと
)
を
知
(
し
)
らせども、
590
今
(
いま
)
の
人民
(
じんみん
)
慾
(
よく
)
に
惚
(
ほう
)
けて、
591
我身
(
わがみ
)
の
用意
(
しがく
)
斗
(
ばか
)
り、
592
国
(
くに
)
の
事共
(
ことども
)
おもふ
人民
(
じんみん
)
は、
593
上
(
うへ
)
に
立
(
たっ
)
て
居
(
を
)
る
守護神
(
しゅごじん
)
には
薬
(
くすり
)
にする
程
(
ほど
)
も
無
(
な
)
いから、
594
世
(
よ
)
は
段々
(
だんだん
)
と
押
(
おし
)
詰
(
つま
)
りて
来
(
く
)
る
斗
(
ばか
)
り、
595
今
(
いま
)
に
皆
(
みな
)
の
人民
(
じんみん
)
がキリキリ
舞
(
まい
)
を
致
(
いた
)
して、
596
アフンと
致
(
いた
)
す
事
(
こと
)
が
到来
(
とうらい
)
するぞよ。
597
人民
(
じんみん
)
は
神
(
かみ
)
に
次
(
つい
)
での
霊
(
みたま
)
であるから、
598
チットは
解
(
わか
)
りさうなものなれど、
599
薩張
(
さっぱ
)
り
肝腎
(
かんじん
)
の
霊魂
(
みたま
)
が
外国
(
がいこく
)
の
悪神
(
わるがみ
)
に
自由
(
じゆう
)
自在
(
じざい
)
にしられて、
600
眉毛
(
まゆげ
)
を
読
(
よ
)
まれて
尻
(
しり
)
の
毛
(
け
)
が
一本
(
いっぽん
)
も
無
(
な
)
い
所
(
とこ
)
までワヤに
為
(
し
)
られて
居
(
を
)
りても、
601
マダ
気
(
き
)
が
付
(
つ
)
かずに
悪神
(
わるがみ
)
の
頭
(
かしら
)
にだまされて、
602
我
(
われ
)
と
我手
(
わがて
)
に
苦
(
くる
)
しみ
居
(
を
)
るぞよ。
603
吾妻
(
あずま
)
の
国
(
くに
)
は
一時
(
ひとは
)
れの
実
(
みのり
)
の
致
(
いた
)
さぬ
薄野尾
(
すすきのを
)
、
604
実
(
みの
)
り
致
(
いた
)
さな
国
(
くに
)
は
栄
(
さか
)
えぬ。
605
吾妻
(
あずま
)
の
国
(
くに
)
へ
遙々
(
はるばる
)
と
都
(
みやこ
)
に
致
(
いた
)
す
心悲
(
こころかな
)
しき。
606
唐土
(
とうど
)
の
鳥
(
とり
)
の
渡
(
わた
)
らん
先
(
さ
)
きに、
607
神
(
かみ
)
は
還
(
かえ
)
りて
経綸
(
しぐみ
)
を
致
(
いた
)
せども、
608
聴
(
き
)
く
人民
(
じんみん
)
無
(
な
)
き
故
(
ゆえ
)
に、
609
残念
(
ざんねん
)
なれど
唐土
(
とうど
)
の
鳥
(
とり
)
が
今
(
いま
)
に
日本
(
にほん
)
へ
渡
(
わた
)
りて
来
(
く
)
るぞよ。
610
毒
(
どく
)
を
空
(
そら
)
から
降
(
ふ
)
らして、
611
日本
(
にほん
)
の
人民
(
じんみん
)
を
絶
(
た
)
やす
経綸
(
しぐみ
)
を、
612
昔
(
むかし
)
から
致
(
いた
)
して
居
(
を
)
る
事
(
こと
)
が、
613
能
(
よ
)
く
神
(
かみ
)
には
判
(
わか
)
りて
居
(
を
)
るから、
614
永
(
なが
)
らく
知
(
し
)
らしたので
在
(
あ
)
りたぞよ。
615
早
(
はや
)
く
改心
(
かいしん
)
致
(
いた
)
さぬと
改心
(
かいしん
)
の
間
(
ま
)
が
無
(
な
)
いぞよ。
616
神
(
かみ
)
は
気
(
き
)
を
附
(
つ
)
けた
上
(
うへ
)
にも
気
(
き
)
が
附
(
つ
)
けてあるぞよ。
617
モウ
何彼
(
なにか
)
の
事
(
こと
)
が
一度
(
いちど
)
に
実現
(
なり
)
て
来
(
く
)
るから、
618
斯
(
こ
)
んな
事
(
こと
)
ならモ
一
(
ひと
)
つ
気
(
き
)
を
附
(
つ
)
けて
呉
(
くれ
)
さうなものでありたと、
619
未
(
ま
)
だ
不足
(
ふそく
)
を
申
(
もう
)
す
守護神
(
しゅごじん
)
人民
(
じんみん
)
があるぞよ。
620
何程
(
なにほど
)
不足
(
ふそく
)
を
申
(
もう
)
しても、
621
神
(
かみ
)
が
茲
(
ここ
)
まで
出口
(
でぐち
)
に
苦労
(
くろう
)
さして
気
(
き
)
を
付
(
つ
)
けてあるからは、
622
神
(
かみ
)
にも
宣教者
(
とりつぎ
)
にもヨモヤ
落度
(
をちど
)
はあろまい。
623
不足
(
ふそく
)
があるなら
我身
(
わがみ
)
の
心
(
こころ
)
を
良
(
よ
)
く
考
(
かんが
)
えて
見
(
み
)
て
不足
(
ふそく
)
申
(
もう
)
さんと、
624
スコタンを
喰
(
くら
)
ふぞよ。
625
茲
(
ここ
)
へ
成
(
な
)
る
事
(
こと
)
が
良
(
よ
)
く
判
(
わか
)
りて
居
(
を
)
るから、
626
今年
(
ことし
)
で
知
(
し
)
らしかけてから
二十七年
(
にじゅうしちねん
)
目
(
め
)
であるぞよ。
627
今
(
いま
)
の
人民
(
じんみん
)
も
守護神
(
しゅごじん
)
も
大
(
おほ
)
きな
誤解
(
とりちがい
)
を
致
(
いた
)
して
居
(
を
)
りて、
628
今
(
いま
)
に
成
(
なり
)
てから
他
(
ほか
)
へ
問
(
と
)
ひに
行
(
い
)
く
所
(
とこ
)
は
無
(
な
)
し、
629
何
(
ど
)
う
為様
(
しやう
)
も
無
(
な
)
い
事
(
こと
)
が
近
(
ちこ
)
う
成
(
な
)
りて
来
(
き
)
たぞよ。
630
是
(
これ
)
だけククメルやうに
知
(
し
)
らしてあるのに、
631
未
(
ま
)
だ
判
(
わか
)
らんとは
惨
(
むご
)
い
事
(
こと
)
に
曇
(
くも
)
りたものであるぞよ。
632
神
(
かみ
)
はそれが
出
(
で
)
て
来
(
き
)
た
折
(
おり
)
に
何
(
ど
)
う
為様
(
しよう
)
も
無
(
な
)
い
事
(
こと
)
が
出来
(
でき
)
んやうに、
633
噛
(
か
)
みて
口
(
くち
)
へ
入
(
い
)
れて、
634
飲
(
のみ
)
込
(
こ
)
みたら
良
(
よ
)
いやうに
致
(
いた
)
して、
635
筆先
(
ふでさき
)
で
知
(
し
)
らせ、
636
言葉
(
ことば
)
で
知
(
し
)
らせてあるが、
637
モウ
此
(
この
)
上
(
うへ
)
に
知
(
し
)
らせやうが
無
(
な
)
いぞよ。
638
この
悪
(
あく
)
の
世
(
よ
)
を
天
(
てん
)
と
地
(
ち
)
との
先祖
(
せんぞ
)
の
一
(
ひと
)
つの
誠
(
まこと
)
の
世
(
よ
)
へ
立
(
たち
)
帰
(
かへ
)
らすので
在
(
あ
)
るから、
639
茲
(
ここ
)
までに
申
(
もう
)
して
聞
(
きか
)
したら、
640
何程
(
なにほど
)
悪魔
(
あくま
)
でもチットは
合点
(
がてん
)
が
行
(
い
)
かねば、
641
神
(
かみ
)
と
名
(
な
)
の
付
(
つ
)
いて
居
(
を
)
る
悪神
(
わるがみ
)
も
是
(
これ
)
からは
気
(
き
)
の
毒
(
どく
)
な
事
(
こと
)
になるぞよ。
642
茲
(
ここ
)
まで
誠
(
まこと
)
一
(
ひと
)
つの
天地
(
てんち
)
の
大神
(
おほかみ
)
を、
643
茲
(
ここ
)
までに
能
(
よ
)
うも
苦
(
くる
)
しめたなア。
644
ここ
迄
(
まで
)
に
致
(
いた
)
したら
是
(
これ
)
に
不足
(
ふそく
)
は
有
(
あ
)
りは
致
(
いた
)
すまい。
645
極悪
(
ごくあく
)
と
申
(
もう
)
してもエライゑぐい
身魂
(
みたま
)
であるぞよ。
646
モウ
堪忍
(
かんにん
)
袋
(
ぶくろ
)
の
緒
(
お
)
が
断
(
き
)
れたぞよ。
647
天地
(
てんち
)
の
先祖
(
せんぞ
)
も
茲
(
ここ
)
までの
辛抱
(
しんぼう
)
を、
648
水
(
みず
)
の
泡
(
あわ
)
には
致
(
いた
)
しとも
無
(
な
)
いなれど…………
茲迄
(
ここまで
)
は
国
(
くに
)
を
潰
(
つぶ
)
さぬ
様
(
やう
)
にして、
649
向
(
むこ
)
うの
国
(
くに
)
にモチトらしい
身魂
(
みたま
)
が
在
(
あ
)
りたら、
650
国
(
くに
)
と
国
(
くに
)
とを
立
(
たて
)
分
(
わ
)
けて、
651
国
(
くに
)
の
奪
(
とり
)
合
(
あい
)
と
云
(
い
)
ふやうな
事
(
こと
)
を
致
(
いた
)
さずに、
652
皆
(
みな
)
手
(
て
)
を
引
(
ひき
)
合
(
お
)
ふて
行
(
い
)
きたいは
神
(
かみ
)
の
一心
(
いっしん
)
なれど、
653
余
(
あま
)
り
向
(
むこ
)
ふの
国
(
くに
)
の
身魂
(
みたま
)
の
性来
(
しょうらい
)
では、
654
国
(
くに
)
が
治
(
をさ
)
まると
云
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
の
出来
(
でき
)
ぬ、
655
悪
(
わる
)
い
性来
(
しょうらい
)
であるから、
656
バタバタと
埒
(
らち
)
を
附
(
つ
)
けねば、
657
世界
(
せかい
)
は
何時
(
いつ
)
までも
治
(
をさ
)
まらぬぞよ。
658
向
(
むこ
)
ふの
国
(
くに
)
へ
上
(
あが
)
りて
居
(
を
)
りた
外国
(
がいこく
)
の
悪神
(
わるがみ
)
の
霊魂
(
みたま
)
が、
659
日本
(
にほん
)
の
国
(
くに
)
へ
上
(
あが
)
りて
来
(
き
)
て、
660
四
(
よ
)
ツ
足
(
あし
)
や
豆狸
(
まめだぬき
)
、
661
蛆虫
(
うじむし
)
同様
(
どふやう
)
の
悪
(
わ
)
るシブトウて、
662
日本
(
にほん
)
の
国
(
くに
)
には
使
(
つか
)
いやうが
無
(
な
)
いから、
663
一旦
(
いったん
)
は
世界中
(
せかいじゅう
)
を
洗
(
あら
)
い
替
(
かへ
)
と
致
(
いた
)
さねば、
664
日本
(
にほん
)
の
国
(
くに
)
が
外国
(
がいこく
)
の
性来
(
しょうらい
)
ばかりで、
665
是
(
これ
)
ぞと
曰
(
い
)
ふ
身魂
(
みたま
)
が
無
(
な
)
いから、
666
茲
(
ここ
)
まではドウゾドウゾと
思
(
おも
)
ひ
過
(
す
)
ごして
気
(
き
)
を
揉
(
も
)
みたなれど、
667
到底
(
とうてい
)
助
(
たす
)
ける
方法
(
ほうほう
)
は
今
(
いま
)
に
無
(
な
)
い
所
(
とこ
)
まで
曇
(
くも
)
りて
来
(
き
)
て
居
(
を
)
るぞよ。
668
モチットらしい
身魂
(
みたま
)
がありたら、
669
セメテ
二国
(
にこく
)
程
(
ほど
)
は
残
(
のこ
)
して
遣
(
や
)
りたいと
思
(
おも
)
ふたなれど、
670
余
(
あま
)
りエグイ
身魂
(
みたま
)
斗
(
ばか
)
りであるから、
671
昔
(
むかし
)
からの
天地
(
てんち
)
の
神
(
かみ
)
の
経綸
(
しぐみ
)
どほりに
致
(
いた
)
して、
672
埒良
(
らちよ
)
く
致
(
いた
)
さんと、
673
悪
(
あく
)
が
何時
(
いつ
)
迄
(
まで
)
も
絶
(
た
)
えんぞよ。
674
チット
可成
(
まし
)
な
身魂
(
みたま
)
がありたらと
思
(
おも
)
ふて
延
(
の
)
ばす
程
(
ほど
)
、
675
向
(
むこ
)
ふの
国
(
くに
)
の
極悪
(
ごくあく
)
が
猶
(
な
)
ほ
悪
(
わる
)
くなる
斗
(
ばか
)
りで、
676
モ
一
(
ひ
)
とつ
日本
(
にほん
)
の
国
(
くに
)
を
下
(
し
)
たに
為
(
し
)
どころか、
677
日本
(
にほん
)
の
国
(
くに
)
を
欺
(
だま
)
し
討
(
うち
)
に
致
(
いた
)
して
奪取
(
とり
)
て
了
(
しま
)
ふ、
678
悪
(
わる
)
い
巧
(
たく
)
みを
致
(
いた
)
して
居
(
を
)
るから、
679
霊主体従
(
ひのもと
)
の
経綸
(
しぐみ
)
に
神
(
かみ
)
が
致
(
いた
)
してやらんと、
680
未
(
ま
)
だ
未
(
ま
)
だ
悪
(
わる
)
い
事
(
こと
)
を
仕組
(
しぐみ
)
て
居
(
を
)
るぞよ。
681
日本
(
にほん
)
の
人民
(
じんみん
)
は
薩張
(
さっぱり
)
皆
(
みな
)
揃
(
そろ
)
ふて
大和
(
やまと
)
魂
(
だましい
)
に
成
(
な
)
りて、
682
胴
(
どう
)
を
据
(
す
)
えて、
683
腹帯
(
はらおび
)
を
占
(
しめ
)
て
掛
(
かか
)
らんと、
684
是迄
(
これまで
)
のやうな
心
(
こころ
)
で
居
(
を
)
りたら
国
(
くに
)
が
全然
(
すっくり
)
無
(
な
)
いやうに
成
(
な
)
りて
了
(
しま
)
ふぞよ。
685
茲
(
ここ
)
までに
天地
(
てんち
)
の
御先祖
(
ごせんぞ
)
様
(
さま
)
が
御艱難
(
ごかんなん
)
を
遊
(
あそ
)
ばされた
御苦労
(
ごくろう
)
を、
686
水
(
みず
)
の
泡
(
あわ
)
と
成
(
な
)
るやうな
事
(
こと
)
は
致
(
いた
)
さんぞよ。
687
日本
(
にほん
)
の
人民
(
じんみん
)
が
皆
(
みな
)
揃
(
そろ
)
ふて
御手伝
(
おてつだ
)
いを
致
(
いた
)
さんと、
688
世界
(
せかい
)
の
立替
(
たてかへ
)
の
大峠
(
おほとうげ
)
となりて
来
(
き
)
たから、
689
茲
(
ここ
)
へ
成
(
な
)
りた
折
(
おり
)
には、
690
身体
(
からだ
)
も
霊魂
(
みたま
)
も
清
(
すぐ
)
やかになりて
居
(
を
)
らんと、
691
日本
(
にほん
)
の
国
(
くに
)
の
人民
(
じんみん
)
が、
692
コンナ
見苦
(
みぐる
)
しき
国害
(
がい
)
を
致
(
いた
)
す
外国
(
がいこく
)
の
身魂
(
みたま
)
が、
693
良
(
よ
)
いと
申
(
もう
)
すやうな
事
(
こと
)
になるのが、
694
世
(
よ
)
の
元
(
もと
)
から
能
(
よ
)
く
判
(
わか
)
りて
居
(
を
)
るから、
695
天地
(
てんち
)
の
先祖
(
せんぞ
)
は
茲
(
ここ
)
まで
是
(
これ
)
だけに
気張
(
こばり
)
て、
696
御血筋
(
おちすじ
)
には
充分
(
じゅうぶん
)
の
苦労
(
くろう
)
、
697
艱難
(
かんなん
)
、
698
悔
(
くや
)
しき
事
(
こと
)
を
堪
(
こば
)
り
詰
(
つめ
)
て
来
(
き
)
て
見
(
み
)
て
居
(
を
)
れば、
699
向
(
むこ
)
ふの
国
(
くに
)
の
今
(
いま
)
の
困難
(
こんなん
)
、
700
あれ
程
(
ほど
)
の
惨事
(
こと
)
がありても、
701
何
(
なに
)
も
気
(
き
)
の
付
(
つ
)
く
守護神
(
しゅごじん
)
がチットも
無
(
な
)
いのが、
702
人
(
ひと
)
はドウデも
構
(
かま
)
はぬと
云
(
い
)
ふ
悪神
(
わるがみ
)
の
精神
(
せいしん
)
であるから、
703
何
(
なに
)
も
気
(
き
)
が
附
(
つ
)
かんのであるぞよ。
704
向
(
むこ
)
ふの
身魂
(
みたま
)
が
日本
(
にほん
)
へ
皆
(
みな
)
渡
(
わた
)
りて
来
(
き
)
て
居
(
を
)
るから、
705
日本
(
にほん
)
も
外国
(
がいこく
)
の
身魂
(
みたま
)
に
化
(
な
)
りて、
706
日本
(
にほん
)
の
身魂
(
みたま
)
が
薬
(
くすり
)
に
致
(
いた
)
す
程
(
ほど
)
より
無
(
な
)
いのであるから、
707
利己主義
(
われよし
)
の
行
(
や
)
り
方
(
かた
)
で、
708
モ
一
(
ひ
)
とつ
悪
(
あく
)
を
強
(
つよ
)
くして、
709
日本
(
にほん
)
の
国
(
くに
)
を
平
(
たひら
)
げて、
710
世界中
(
せかいじゅう
)
を
外国
(
がいこく
)
の
世界
(
せかい
)
に
致
(
いた
)
して、
711
王
(
わう
)
の
王
(
わう
)
になりて、
712
末代
(
まつだい
)
続
(
つづ
)
かせる
仕組
(
しぐみ
)
をして
居
(
を
)
るのであるから、
713
日本
(
にほん
)
の
国
(
くに
)
は
男
(
おとこ
)
も
女
(
おんな
)
も
誠
(
まこと
)
一
(
ひ
)
とつの
日本魂
(
やまとだましい
)
の
性来
(
しょうらい
)
に
成
(
な
)
りて
了
(
しも
)
ふて、
714
女
(
おんな
)
の
一心
(
いっしん
)
巌
(
いわ
)
でも
突
(
つき
)
貫
(
ぬ
)
く
精神
(
せいしん
)
で
無
(
な
)
いと、
715
今度
(
こんど
)
の
二度目
(
にどめ
)
の
世
(
よ
)
の
立替
(
たてかへ
)
の
間
(
ま
)
には
合
(
あ
)
はんぞよ。
716
日本
(
にほん
)
の
国
(
くに
)
の
人民
(
じんみん
)
も
外国
(
がいこく
)
の
人民
(
じんみん
)
も、
717
今
(
いま
)
まで
思
(
おも
)
ふて
居
(
を
)
りた
事
(
こと
)
とは、
718
エライ
大
(
おほ
)
きな
間違
(
まちが
)
いが
出来
(
でき
)
るが、
719
同
(
おな
)
じ
如
(
よ
)
うな
事
(
こと
)
に
細々
(
こまごま
)
と、
720
抜目
(
ぬけめ
)
の
無
(
な
)
い
様
(
やう
)
に、
721
取
(
とり
)
違
(
ちが
)
いの
無
(
な
)
いやうに、
722
変性男子
(
へんじょうなんし
)
の
手
(
て
)
で
大国常立尊
(
おほくにとこたちのみこと
)
が、
723
言葉
(
ことば
)
と
手
(
て
)
とで
知
(
し
)
らしてある
事
(
こと
)
は、
724
一
(
ひと
)
つも
違
(
ちが
)
はず
皆
(
みな
)
実現
(
でて
)
来
(
く
)
るぞよ。
725
末代
(
まつだい
)
に
一度
(
いちど
)
より
為
(
し
)
られん
大望
(
たいもう
)
な
世
(
よ
)
の
立替
(
たてかへ
)
であるから、
726
中々
(
なかなか
)
骨
(
ほね
)
の
折
(
をれ
)
る
事
(
こと
)
であれども、
727
神
(
かみ
)
が
蔭
(
かげ
)
から
経綸
(
しぐみ
)
致
(
いた
)
してありての
事
(
こと
)
で
在
(
あ
)
るから、
728
モウ
大丈夫
(
だいじょうぶ
)
であるぞよ。
729
永
(
なが
)
らく
知
(
し
)
らした
事
(
こと
)
を、
730
今
(
いま
)
に
成
(
な
)
って
居
(
を
)
りても
誠
(
まこと
)
に
致
(
いた
)
さず、
731
疑
(
うたご
)
ふて
取
(
とり
)
違
(
ちが
)
いを
為
(
し
)
て
置
(
おい
)
て、
732
悪
(
わる
)
い
鏡
(
かがみ
)
に
成
(
なり
)
ても、
733
何処
(
どこ
)
を
恨
(
うら
)
める
所
(
とこ
)
は
無
(
な
)
いぞよ。
734
外
(
ほか
)
では
判
(
わか
)
らん
事
(
こと
)
の、
735
誰
(
だれ
)
も
出来
(
でき
)
ん
事
(
こと
)
で
在
(
あ
)
るから、
736
是
(
これ
)
だけ
執念
(
くどう
)
申
(
もう
)
して
知
(
し
)
らして
居
(
を
)
るのであるが、
737
今
(
いま
)
の
学
(
がく
)
で
出来
(
でき
)
る
機械
(
きかい
)
が
動
(
うご
)
く
悪
(
あく
)
の
力
(
ちから
)
で、
738
九分九厘
(
くぶくりん
)
までは
行
(
や
)
れるなれど、
739
モ
一厘
(
いちりん
)
と
云
(
い
)
ふ
処
(
とこ
)
になりたら
手
(
て
)
の
掌
(
ひら
)
が
覆
(
かへ
)
るぞよ。
740
何
(
ど
)
うにも
斯
(
こ
)
うにも
仕様
(
しよう
)
の
無
(
な
)
い、
741
悪
(
わる
)
しぶとい
悪力
(
わるぢから
)
なら
何程
(
なにほど
)
でも
出
(
だ
)
すなれど、
742
日本
(
にほん
)
の
国
(
くに
)
の
昔
(
むかし
)
からの
秘密
(
ひみつ
)
の
神力
(
しんりき
)
を
現
(
あら
)
はして、
743
天地
(
てんち
)
の
先祖
(
せんぞ
)
の
経綸
(
しぐみ
)
どほりに
致
(
いた
)
して
了
(
しま
)
はねば、
744
外
(
ほか
)
の
身魂
(
みたま
)
の
手
(
て
)
には
合
(
あ
)
はむから、
745
今度
(
こんど
)
は
神力
(
しんりき
)
で
薩張
(
さっぱ
)
り
平
(
たひら
)
げて
了
(
しま
)
ふぞよ。
746
そうなりた
折
(
おり
)
には
艮
(
うしとら
)
の
金神
(
こんじん
)
は
善
(
ぜん
)
の
神
(
かみ
)
じゃと
申
(
もう
)
して
居
(
を
)
れど、
747
矢張
(
やは
)
り
悪神
(
わるがみ
)
であると
未
(
ま
)
だ
人民
(
じんみん
)
は
申
(
もう
)
すで
在
(
あ
)
ろうなれど、
748
誠
(
まこと
)
の
善
(
ぜん
)
といふ
道
(
みち
)
は
表面
(
うへ
)
から
見
(
み
)
ては
未
(
ま
)
だ
悪
(
あく
)
に
見
(
み
)
えるから、
749
取
(
とり
)
違
(
ちが
)
いを
致
(
いた
)
さぬ
様
(
やう
)
に、
750
身魂
(
みたま
)
を
一時
(
いっとき
)
も
早
(
はや
)
く
研
(
みが
)
くが
結構
(
けっこう
)
であるぞよ。
751
人民
(
じんみん
)
の
眼
(
め
)
に
判
(
わか
)
らん
誠
(
まこと
)
の
善
(
ぜん
)
でないと、
752
是
(
これ
)
だけに
曇
(
くも
)
りた
世界
(
せかい
)
を、
753
善
(
ぜん
)
一
(
ひと
)
つの
道
(
みち
)
に
立替
(
たてかへ
)
る
事
(
こと
)
は
悪
(
あく
)
では
能
(
よ
)
う
致
(
いた
)
さんぞよ。
754
誠
(
まこと
)
の
善
(
ぜん
)
は
一旦
(
いったん
)
は
悪
(
あく
)
に
見
(
み
)
えるぞよと、
755
筆先
(
ふでさき
)
で
毎度
(
まいど
)
知
(
し
)
らして
在
(
あ
)
るから、
756
一度
(
いちど
)
知
(
し
)
らした
事
(
こと
)
は
皆
(
みな
)
出
(
で
)
て
来
(
く
)
るぞよ。
757
一通
(
ひととほ
)
りや
二通
(
ふたとほり
)
の
事
(
こと
)
では
無
(
な
)
いぞよ。
758
今
(
いま
)
の
日本
(
にほん
)
の
人民
(
じんみん
)
は
男
(
おとこ
)
も
女
(
おんな
)
も
外国
(
がいこく
)
の
教
(
おしへ
)
の
方
(
ほう
)
が
良
(
よ
)
いと
申
(
もう
)
して、
759
外国
(
がいこく
)
魂
(
だましい
)
になりて
居
(
を
)
るから、
760
一番
(
いちばん
)
に
取
(
とり
)
損
(
ぞこな
)
いを
致
(
いた
)
して
今
(
いま
)
の
体裁
(
ていさい
)
、
761
取
(
とり
)
返
(
かへ
)
しの
成
(
な
)
らん
事
(
こと
)
が
出来
(
でき
)
て、
762
日本
(
にほん
)
の
今
(
いま
)
の
国会
(
こっかい
)
、
763
何
(
ど
)
う
仕様
(
しよう
)
にも
今
(
いま
)
の
処
(
とこ
)
では
取
(
とり
)
戻
(
もど
)
しの
成
(
な
)
らん
事
(
こと
)
であるぞよ。
764
日本
(
にほん
)
の
霊主体従
(
ひのもと
)
の
身魂
(
みたま
)
と、
765
外国
(
がいこく
)
の
体主霊従
(
から
)
の
身魂
(
みたま
)
との、
766
性来
(
しょうらい
)
と
云
(
い
)
ふものが
能
(
よ
)
く
見
(
み
)
えるのが、
767
是
(
これ
)
が
時節
(
じせつ
)
で
在
(
あ
)
るなれど、
768
大
(
おお
)
きな
取
(
とり
)
違
(
ちが
)
いを
致
(
いた
)
したもので
在
(
あ
)
るぞよ。
769
小
(
ちい
)
さい
間違
(
まちが
)
いで
無
(
な
)
いと
云
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
が、
770
毎度
(
まいど
)
申
(
もう
)
して
在
(
あ
)
ろうがな。
771
モウ
取
(
とり
)
返
(
かえ
)
しの
出来
(
でき
)
ん
事
(
こと
)
であるぞよ。
772
向
(
むこ
)
ふの
国
(
くに
)
の
身魂
(
みたま
)
は、
773
悪
(
わる
)
い
事
(
こと
)
ならドンナ
事
(
こと
)
でも
致
(
いた
)
すエライもので
在
(
あ
)
るぞよ。
774
向
(
むこ
)
ふの
国
(
くに
)
と
和合
(
わごう
)
いたしたら、
775
末代
(
まつだい
)
嬉
(
うれ
)
しいと
云
(
い
)
ふやうな
事
(
こと
)
は
一日
(
いちにち
)
も
無
(
な
)
しに、
776
乱世
(
らんせい
)
斗
(
ばか
)
りが
続
(
つづ
)
くぞよ。
777
悪
(
あく
)
の
精神
(
せいしん
)
斗
(
ばか
)
りで
善
(
ぜん
)
と
云
(
い
)
ふ
性来
(
しょうらい
)
がチットも
無
(
な
)
いから、
778
向
(
むこ
)
ふの
国
(
くに
)
の
仕組
(
しぐみ
)
ではヤレうれしいと
申
(
もう
)
して、
779
人民
(
じんみん
)
の
気
(
き
)
の
休
(
やす
)
まると
云
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
の
無
(
な
)
い、
780
何時
(
いつ
)
になりても
利己主義
(
われよし
)
の、
781
人
(
ひと
)
は
倒
(
こ
)
けやうが
仆
(
たを
)
れやうが、
782
起
(
をこ
)
してやると
云
(
い
)
ふ
様
(
よう
)
な
優
(
やさ
)
しい
身魂
(
みたま
)
は、
783
何時
(
いつ
)
になりても
在
(
あ
)
りはせむから、
784
全部
(
すっくり
)
と
極悪
(
ごくあく
)
の
身魂
(
みたま
)
の
性来
(
しょうらい
)
を
直
(
なお
)
すのには、
785
言
(
い
)
い
聞
(
きか
)
した
位
(
ぐらい
)
に
聞
(
き
)
くやうな、
786
素直
(
すなを
)
な
身魂
(
みたま
)
は
有
(
あ
)
りはせんから、
787
帰幽
(
でなをし
)
をさして
充分
(
じゅうぶん
)
の
行
(
ぎゃう
)
を
命
(
さ
)
せて、
788
新
(
さら
)
つに
致
(
いた
)
さん
事
(
こと
)
には、
789
エグイ
性来
(
しょうらい
)
の
悪
(
あく
)
のカンカンであるから、
790
そう
致
(
いた
)
すより
道
(
みち
)
は
無
(
な
)
いぞよ。
791
今度
(
こんど
)
の
世
(
よ
)
を
立直
(
たてなお
)
したら
途中
(
とちゅう
)
で
又
(
ま
)
た
変
(
かえ
)
るといふ
様
(
よう
)
な、
792
ヤニコイ
経綸
(
しぐみ
)
で
無
(
な
)
いから、
793
今
(
いま
)
助
(
たす
)
けるだけは
助
(
たすけ
)
て
遣
(
や
)
らねば
成
(
な
)
らぬから、
794
シカリたりタラシたり、
795
何時
(
いつ
)
まで
掛
(
かか
)
りて
居
(
お
)
りたとて、
796
到底
(
とうてい
)
今
(
いま
)
の
人民
(
じんみん
)
の
耳
(
みみ
)
へは
這入
(
はい
)
らんから、
797
気
(
き
)
の
毒
(
どく
)
でも
神
(
かみ
)
も
助
(
たす
)
け
様
(
よう
)
が
無
(
な
)
いぞよ。
798
日本
(
にほん
)
の
身魂
(
みたま
)
が
上
(
うえ
)
から
下
(
した
)
まで、
799
外国
(
がいこく
)
の
悪
(
あく
)
の
身魂
(
みたま
)
に、
800
団子
(
だんご
)
廻
(
ま
)
はす
如
(
ごと
)
くに
為
(
し
)
られて
了
(
しも
)
ふて、
801
一寸
(
ちょっと
)
も
先
(
さき
)
の
見
(
み
)
えん
所
(
とこ
)
まで
曇
(
くも
)
らせられて
居
(
お
)
るが、
802
ヨウも
爰
(
ここ
)
までに
為
(
し
)
られたものじゃ。
803
が、
804
無理
(
むり
)
は
無
(
な
)
い。
805
艮
(
うしとら
)
の
金神
(
こんじん
)
を
艮
(
うしとら
)
へ
押
(
おし
)
籠
(
こめ
)
る
下地
(
したじ
)
を
拵
(
こし
)
らえた、
806
悪賢
(
わるかしこ
)
い
守護神
(
しゅごじん
)
であるから、
807
体主霊従
(
あく
)
の
道
(
みち
)
ならドンナ
事
(
こと
)
でも
致
(
いた
)
すなれど、
808
至仁至愛神
(
みろくさま
)
と
地
(
ち
)
の
先祖
(
せんぞ
)
とが
天晴
(
あっぱ
)
れ
表面
(
をもて
)
に
顕
(
あら
)
はれたら、
809
ドンナ
極悪
(
ごくあく
)
でも、
810
火
(
ひ
)
に
水
(
みず
)
を
掛
(
か
)
ける
如
(
ごと
)
く、
811
蛭
(
ひる
)
に
塩
(
しお
)
を
振
(
ふ
)
りた
如
(
ごと
)
くであるから、
812
爰
(
ここ
)
までは
自由自在
(
すきなよう
)
に、
813
我
(
われ
)
ほどのエライものは
無
(
な
)
いやうに
思
(
おも
)
ふて、
814
世
(
よ
)
の
本
(
もと
)
を
創造
(
こしらへ
)
た
天地
(
てんち
)
の
先祖
(
せんぞ
)
を
下
(
し
)
たへ
見降
(
みおろ
)
して、
815
王
(
おう
)
は
十善
(
じゅうぜん
)
、
816
神
(
かみ
)
は
九善
(
くぜん
)
と
致
(
いた
)
して、
817
日本
(
にほん
)
の○○○○
一段下
(
いちだんした
)
に
見
(
み
)
て、
818
大神
(
おおかみ
)
を
斯
(
この
)
世
(
よ
)
において
遣
(
や
)
ると
申
(
もう
)
して、
819
人民
(
じんみん
)
の○より
一段下
(
いちだんした
)
へおろして、
820
外国人
(
がいこくじん
)
を
上
(
うえ
)
へ
上
(
あ
)
げて
敬
(
うや
)
まうて、
821
外国
(
がいこく
)
ほど
結構
(
けっこう
)
な
国
(
くに
)
は
無
(
な
)
いやうに
思
(
おも
)
ふて、
822
大
(
おお
)
きな
取
(
とり
)
違
(
ちが
)
いを
致
(
いた
)
して
居
(
お
)
りたが
今
(
いま
)
の
様
(
ざま
)
、
823
この
先
(
さき
)
は
日本
(
にほん
)
の
霊主体従国
(
ひのもと
)
を、
824
斯
(
こ
)
んな
見苦
(
みぐる
)
しき
事
(
こと
)
に
致
(
いた
)
して、
825
天地
(
てんち
)
の
大神
(
おおかみ
)
をドウ
致
(
いた
)
すのか、
826
ドウ
云
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
に
仕組
(
しぐみ
)
て
居
(
お
)
るか。
827
日本
(
にほん
)
の
国
(
くに
)
は
何国
(
どこ
)
へも
与
(
や
)
る
事
(
こと
)
はならむぞよ。
828
日本
(
にほん
)
の
国
(
くに
)
は
一
(
いち
)
と
申
(
もうし
)
て
二
(
に
)
の
無
(
な
)
い
大事
(
だいじ
)
の
神国
(
しんこく
)
であるから、
829
外国
(
がいこく
)
へ
与
(
や
)
る
事
(
こと
)
は
致
(
いた
)
さんぞよ。
830
今
(
いま
)
の
日本
(
にほん
)
の
人民
(
じんみん
)
は、
831
男子
(
おとこ
)
も
女子
(
おんな
)
も
皆
(
みな
)
外国
(
がいこく
)
の
方
(
ほう
)
が
良
(
よ
)
く
見
(
み
)
えるから、
832
外国
(
がいこく
)
の
真似
(
まね
)
ばかりを
致
(
いた
)
して、
833
開
(
ひら
)
けた
人間
(
にんげん
)
の
様
(
よう
)
に
有頂天
(
うちょうてん
)
になって
迷
(
まよ
)
ふて
居
(
お
)
るが、
834
外国
(
がいこく
)
の
仕組
(
しぐみ
)
て
居
(
お
)
る
悪
(
わる
)
い
巧
(
たく
)
みは
解
(
わか
)
ろまい。
835
薩張
(
さっぱり
)
畜生
(
ちくしょう
)
の
国
(
くに
)
の
性来
(
しょうらい
)
に
移
(
うつ
)
りて
了
(
しも
)
ふて、
836
此
(
この
)
先
(
さき
)
はドウ
致
(
いた
)
す
積
(
つも
)
りである
乎
(
か
)
。
837
四
(
よ
)
ツ
足
(
あし
)
に
自由自在
(
じゆうじざい
)
に、
838
好
(
す
)
き
寸法
(
すっぽう
)
に
為
(
さ
)
れて
居
(
お
)
る
事
(
こと
)
が
気
(
き
)
が
附
(
つ
)
いて
居
(
お
)
るか。
839
また
斯
(
この
)
世
(
よ
)
の
本
(
もと
)
はドウして
出来
(
でき
)
たと
云
(
い
)
ふ
思遣
(
をもいやり
)
のある
守護神
(
しゅごじん
)
は
在
(
あ
)
るまいがな。
840
ドウ
云
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
で
斯
(
この
)
世
(
よ
)
が
爰
(
ここ
)
まで
立
(
た
)
ちて
来
(
き
)
たと
云
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
の
解
(
わか
)
るものは、
841
守護神
(
しゅごじん
)
にも
人民
(
じんみん
)
にも
有
(
あり
)
は
致
(
いた
)
すまいがな。
842
四
(
よ
)
ツ
足
(
あし
)
の
身魂
(
みたま
)
を
上
(
うえ
)
に
致
(
いた
)
して、
843
実地
(
じっち
)
の
斯
(
この
)
世
(
よ
)
の
本
(
もと
)
の
神
(
かみ
)
を
下
(
し
)
たに
致
(
いた
)
して
居
(
お
)
りて、
844
ドウして
斯
(
この
)
世
(
よ
)
が
立
(
た
)
って
行
(
い
)
くと
思
(
おも
)
ふか。
845
大間違
(
おおまちがい
)
も
程
(
ほど
)
があるぞよ。
846
外国
(
がいこく
)
の
悪
(
あく
)
の
頭
(
かしら
)
の
身魂
(
みたま
)
が、
847
此
(
こ
)
の
乱
(
みだ
)
れた
悪
(
あく
)
の
行
(
や
)
り
方
(
かた
)
で、
848
モ
一段上
(
いちだんうえ
)
へ
上
(
あが
)
る
仕組
(
しぐみ
)
をして
居
(
お
)
るが、
849
日本
(
にほん
)
の○に
解
(
わか
)
りて
居
(
お
)
るか、
850
中々
(
なかなか
)
に
解
(
わか
)
りは
致
(
いた
)
すまい。
851
○と
成
(
な
)
ると
眼
(
め
)
で
見
(
み
)
ずとも、
852
心
(
こころ
)
で
何彼
(
なにか
)
の
事
(
こと
)
が
見
(
み
)
え
透
(
す
)
いて
居
(
お
)
らぬと、
853
是迄
(
これまで
)
のやうな
事
(
こと
)
では、
854
○○
立
(
た
)
つ
人
(
ひと
)
が
番頭
(
ばんとう
)
に
自由
(
じゆう
)
に
仕
(
し
)
られるやうな
事
(
こと
)
では、
855
何時
(
いつ
)
までも
治
(
おさ
)
まらんから、
856
此
(
この
)
先
(
さき
)
は
薩張
(
さっぱ
)
り
今迄
(
いままで
)
のやり
方
(
かた
)
を
替
(
か
)
えて
了
(
しま
)
ふぞよ。
857
○○が
今迄
(
いままで
)
のやうな
嬢
(
じょう
)
や
坊
(
ぼう
)
では
行
(
い
)
かんから、
858
行
(
や
)
り
方
(
かた
)
、
859
法律
(
ほうりつ
)
を
全然
(
さっぱり
)
変
(
か
)
えて
了
(
しま
)
ふぞよ。
860
○○が
嬢
(
じょう
)
や
坊
(
ぼう
)
では、
861
斯
(
こ
)
う
云
(
い
)
ふ
世
(
よ
)
になりたら、
862
ドウ
仕様
(
しよう
)
にも
方法
(
ほうほう
)
が
無
(
な
)
い
事
(
こと
)
に
成
(
な
)
りて
来
(
く
)
るのは、
863
世
(
よ
)
の
元
(
もと
)
から
見
(
み
)
え
透
(
す
)
いて
居
(
お
)
るから、
864
日本
(
にほん
)
の
霊主国
(
ひのもと
)
には
誰
(
だれ
)
にも
出来
(
でき
)
ぬ
一寸
(
ちょっと
)
の
神秘
(
ひみつ
)
が
致
(
いた
)
して
在
(
あ
)
るから、
865
神界
(
しんかい
)
の
秘密
(
ひみつ
)
通
(
どお
)
りに
致
(
いた
)
して
埒
(
らち
)
良
(
よ
)
くいたさんと、
866
斯
(
こ
)
んな
約
(
つま
)
らん
事
(
こと
)
は
無
(
な
)
いぞよ。
867
向
(
むこ
)
ふの
国
(
くに
)
の
仕組
(
しぐみ
)
は
能
(
よ
)
く
解
(
わか
)
りて
居
(
お
)
るなれど、
868
解
(
わか
)
るべき
所
(
とこ
)
へ
解
(
わか
)
らんので、
869
神
(
かみ
)
も
助
(
たす
)
けやうが
無
(
な
)
いぞよ。
870
向
(
むこ
)
ふの
国
(
くに
)
の
守護神
(
しゅごじん
)
にザラザラと、
871
永
(
なご
)
う
引
(
ひっ
)
張
(
ぱ
)
りて
良
(
よ
)
い
玩弄物
(
もちやそび
)
に
為
(
し
)
られた
上
(
うえ
)
に、
872
モ
一
(
ひ
)
とつエライ
仕組
(
しぐみ
)
をいたして
居
(
お
)
るぞよ。
873
是迄
(
これまで
)
の
世
(
よ
)
は
肝腎
(
かんじん
)
の
大地
(
をつち
)
の
上
(
うえ
)
の
先祖
(
せんぞ
)
を
無
(
な
)
い
神
(
かみ
)
として
居
(
お
)
りて、
874
四
(
よ
)
ツ
足
(
あし
)
の
憑
(
かか
)
り
切
(
き
)
った
日本
(
にほん
)
の
人民
(
じんみん
)
は、
875
今
(
いま
)
では
向
(
むこ
)
ふの
国
(
くに
)
の
悪神
(
わるがみ
)
の
自由
(
じゆう
)
に、
876
ドナイでもなるから、
877
モ
一
(
ひと
)
つ
十分
(
じゅうぶん
)
にお
玩弄
(
もちゃ
)
にいたして
置
(
お
)
いて、
878
モ
一
(
ひと
)
つ
上
(
うえ
)
へ
上
(
あが
)
りて
王
(
おう
)
の
王
(
おう
)
になる
経綸
(
しぐみ
)
を
致
(
いた
)
して
居
(
お
)
るぞよ。
879
人
(
ひと
)
は
何
(
ど
)
うでも
我
(
われ
)
さえ
良
(
よ
)
けりゃ
良
(
よ
)
いと
云
(
い
)
ふやうな、
880
極悪
(
ごくあく
)
の
経綸
(
しぐみ
)
は
厭
(
や
)
らしい
仕組
(
しぐみ
)
をして
居
(
お
)
るぞよ。
881
向
(
むこ
)
ふの
国
(
くに
)
の
性来
(
しょうらい
)
は、
882
言
(
い
)
い
聞
(
き
)
かして
開
(
き
)
くやうな
優
(
やさ
)
しい
身魂
(
みたま
)
は
無
(
な
)
いから、
883
○○○○
茲
(
ここ
)
へ
成
(
な
)
りて
来
(
く
)
る
事
(
こと
)
は、
884
世
(
よ
)
の
本
(
もと
)
から
能
(
よ
)
く
解
(
わか
)
りて
居
(
お
)
るから、
885
日本
(
にほん
)
の
国
(
くに
)
には
昔
(
むかし
)
から、
886
天地
(
てんち
)
の
先祖
(
せんぞ
)
が
深
(
ふか
)
い
経綸
(
しぐみ
)
を
致
(
いた
)
して
在
(
あ
)
るから、
887
何事
(
なにごと
)
も
今度
(
こんど
)
は
実現
(
あらはれ
)
て
来
(
く
)
るぞよ。
888
今
(
いま
)
に
成
(
な
)
りてから
経綸
(
しぐみ
)
を
変
(
か
)
えると
云
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
はならん、
889
大本
(
おほもと
)
の
経綸
(
しぐみ
)
通
(
どお
)
りに、
890
何事
(
なにごと
)
も
一度
(
いちど
)
に
出
(
で
)
て
来
(
く
)
るぞよ。
891
今度
(
こんど
)
の
洗
(
あら
)
い
替
(
か
)
へは
三千世界
(
さんぜんせかい
)
の
大洗濯
(
おおせんたく
)
であるから、
892
何程
(
なにほど
)
かいてありても
書
(
か
)
いて
在
(
あ
)
るだけの
事
(
こと
)
は
致
(
いた
)
して
了
(
しま
)
はねば、
893
天地
(
てんち
)
から
何事
(
なにごと
)
も
無
(
な
)
しに
済
(
すま
)
すと
云
(
い
)
ふことは、
894
今度
(
こんど
)
は
借銭
(
しゃくせん
)
済
(
なし
)
をせずに
堪忍
(
こらへる
)
事
(
こと
)
は
出来
(
でき
)
んから、
895
明治
(
めいじ
)
二十五
年
(
ねん
)
から
同
(
おな
)
じ
如
(
よ
)
うな
事
(
こと
)
を、
896
能
(
よ
)
く
人民
(
じんみん
)
守護神
(
しゅごじん
)
に
解
(
わか
)
るやうに
書
(
か
)
いて
気
(
き
)
が
附
(
つ
)
けてあるぞよ。
897
一度
(
いちど
)
申
(
もう
)
した
事
(
こと
)
は
違
(
ちが
)
はん
筆先
(
ふでさき
)
であるから、
898
途中
(
とちゅう
)
に
変
(
かわ
)
りは
致
(
いた
)
さんぞよ。
899
何事
(
なにごと
)
も
昔
(
むかし
)
から
霊魂
(
みたま
)
の
所作柄
(
しょさがら
)
を、
900
一々
(
いちいち
)
帳面
(
ちょうめん
)
に
付
(
つ
)
け
留
(
とめ
)
てある
同様
(
どうよう
)
であるから、
901
借銭
(
しゃくせん
)
を
済
(
な
)
して
了
(
しま
)
はんと、
902
赦
(
ゆる
)
して
遣
(
や
)
ると
云
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
は
出来
(
でき
)
んので
在
(
あ
)
るから、
903
此
(
この
)
世
(
よ
)
のエンマと
申
(
もう
)
す
活神
(
いきがみ
)
であるから、
904
血筋
(
ちすじ
)
引方
(
ひっぽう
)
は
尚
(
な
)
ほ
酷
(
ひど
)
いぞよ。
905
厭
(
いや
)
な
事
(
こと
)
は
引方
(
ひっぽう
)
にさせて
在
(
あ
)
るぞよ。
906
何事
(
なにごと
)
も
大本
(
おほもと
)
の
変性男子
(
へんじょうなんし
)
の
筆先
(
ふでさき
)
で、
907
天地
(
てんち
)
の
大神
(
おおかみ
)
が
時節
(
じせつ
)
時節
(
じせつ
)
の
事
(
こと
)
を
先
(
さ
)
きに
書
(
かか
)
して
置
(
お
)
きなさると、
908
其
(
その
)
通
(
とお
)
りが
来
(
く
)
るのであるから、
909
善
(
よ
)
き
事
(
こと
)
も
悪
(
わる
)
き
事
(
こと
)
も
皆
(
みな
)
出
(
で
)
て
来
(
く
)
るから、
910
其
(
その
)
覚悟
(
かくご
)
を
致
(
いた
)
さねば
成
(
な
)
らぬぞよ。
911
支那
(
から
)
から
昔
(
むかし
)
攻
(
せ
)
めて
来
(
き
)
た
折
(
おり
)
には、
912
夫
(
そ
)
れでも
見
(
み
)
せしめの
為
(
ため
)
に
三人
(
さんにん
)
だけは
還
(
かえ
)
してやりたなれど、
913
今度
(
こんど
)
外国
(
がいこく
)
が
同腹
(
ひとはら
)
になりて
攻
(
せ
)
めて
来
(
き
)
た
折
(
おり
)
には、
914
只
(
ただ
)
の
一人
(
ひとり
)
も
還
(
かえ
)
してはやらんぞよ。
915
日本
(
にほん
)
へ
外国
(
がいこく
)
の
兵隊
(
へいたい
)
を
一旦
(
いったん
)
皆
(
みな
)
引
(
ひき
)
寄
(
よ
)
して、
916
其
(
その
)
後
(
あと
)
で
地震
(
じしん
)
、
917
雷
(
かみなり
)
、
918
火
(
ひ
)
の
雨
(
あめ
)
降
(
ふ
)
らして、
919
外国
(
がいこく
)
を
往生
(
おうじょう
)
いたさす
経綸
(
しぐみ
)
であるぞよ。
920
日本
(
にほん
)
も
霊魂
(
みたま
)
の
悪
(
わる
)
い
人気
(
にんき
)
の
良
(
よ
)
くない
所
(
とこ
)
には、
921
何
(
なに
)
が
在
(
あ
)
るとも
判
(
わか
)
らんから、
922
神
(
かみ
)
の
申
(
もう
)
す
中
(
うち
)
に
一時
(
いちじ
)
も
早
(
はや
)
く
改心
(
かいしん
)
を
致
(
いた
)
さんと、
923
取
(
とり
)
返
(
かえ
)
しのならん
事
(
こと
)
が
出来
(
しゅったい
)
いたして、
924
ヂリヂリ
舞
(
まい
)
を
致
(
いた
)
さな
成
(
な
)
らんと
申
(
もう
)
して、
925
二十七年
(
にじゅうしちねん
)
の
間
(
あいだ
)
知
(
し
)
らして
在
(
あ
)
りたが、
926
其
(
その
)
知
(
し
)
らした
実地
(
じっち
)
が
出
(
で
)
て
来
(
く
)
るのが
近寄
(
ちかよ
)
りて
来
(
き
)
たぞよ。
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【大正6年旧11月23日|大本神諭|/os113】
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